JPS5944305B2 - N−t−ブチルホルムアミドの製造法 - Google Patents

N−t−ブチルホルムアミドの製造法

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JPS5944305B2
JPS5944305B2 JP57127343A JP12734382A JPS5944305B2 JP S5944305 B2 JPS5944305 B2 JP S5944305B2 JP 57127343 A JP57127343 A JP 57127343A JP 12734382 A JP12734382 A JP 12734382A JP S5944305 B2 JPS5944305 B2 JP S5944305B2
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isobutylene
acid
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tbf
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繁夫 和気
真佐三 別府
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はイソブチレンと水又は/及びを−ブタノールを
酸触媒の存在下に青酸と反応せしめ高収率でN−をブチ
ルホルムアミド(以下、TBFと略称する。
)を製造する方法に関する。周知のごとく、TBFは有
機ゴム薬品や農薬等の原材料であるを−ブチルアミンを
製造するに有用な中間体である。
従来、TBFの製造法としては、硫酸/イソブチレン(
又はを−ブタノール)のモル比が1〜2及び青酸/イソ
ブチレン(又はを−ブタノール)のモル比が0.8〜1
の条件下に20〜60℃で反応せしめてTBFの硫酸付
加物を製造後、アンモニア水あるいは背比ソーダ等のア
ルカリで中和し。
TBFを分離する方法〔USP2、773、097やJ
、Amer、Chern、SOC、、口、4048(1
948)〕や、50〜250℃で1〜20重量%の酸の
水溶液の存在下に青酸/イソブチレンのモル比が1の条
件下において50〜250℃で反応せしめてTBFを得
る方法(USP2、457、660)等が知られている
しかしながら、これらの公知の方法について検討したと
ころ、例えば硫酸をイソブチレンやを一ブタノールに対
し1〜2倍モル用いる方法ではTBFを分離するのに多
量のアルカリを必要とする上に、その中和廃水の処理の
問題があり、また1〜20重量%の酸の水溶液を触媒と
して用いる方法はUSP2、457、660の実施例に
も述べられているようにTBFの収率は10モル%にも
満たない結果であり、工業的製法としては極めて不満足
なものであると言える。
従つて、本発明の目的は前記のごとき従来技術の問題点
に鑑み、TBFを収率よく得ることにある。
本発明者らは本発明の目的を達成すべく鋭意検討の結果
首尾よく本発明を完成するに至つたものである。
即ち本発明はイソブチレンと水又は/及びを一ブタノー
ルを酸触媒の存在下に青酸と反応させてN−を−ブチル
ホルムアミドを製造する方法において、イソブチレン又
は/及びを−ブタノールに対する酸触媒の酸のモル比が
0.05〜0.8、且つイソブチレン又は/及びブタノ
ールに対する青酸のモル比が1.5〜10の条件下で反
応を行うことを特徴とするN−t−ブチルホ′レムアミ
ドの製造法。
以下6本発明について更に詳細に説明する。
本発明の反応温度は50〜120℃であり、就中60〜
90℃が好ましい。反応温度が120℃を越えると生成
したTBFがt−ブチルアミン更にイソブチレンにまで
分解し、生成するt−ブチルアミン又はアンモニアで触
媒である酸が被毒される為,TBFの収率が低下する傾
向がある。逆に反応温度が50℃に満たない場合には反
応速度が小さくなり反応に長時間を要し好ましくない。
本発明の反応圧力は反応原料及び反応生成物の反応温度
における自圧以上あればよく、特に制限はない。自圧以
上に加圧する際、窒素等の反応に不活註なガスを用いて
も差しつかえない。本発明において使用される酸触媒と
しては硫酸、塩化アルミ、リン酸,塩酸、ヘテロポリ酸
もしくはp−ト′レエンスルホン酸等の無機酸又は有機
スルホン酸が用いられるが.この中では反応収率および
経済曲より硫酸が特に好ましい。
本発明において使用される酸触媒の使用量はイソブチレ
ンあるいは/およびt−ブタノールに対して0.05〜
0.8倍モル用いることが必要であり0.1〜0.5倍
モ′レが特に好ましい。
酸の使用量がこの範囲より少ない場合にはイソブチレン
あるいはt−ブタノールの転化率が低くなり,逆に又こ
の範囲より多い場合には反応上特に不都合はないが.中
和処理及び廃水処理の費用がかかりすぎ、経済囲が悪く
なるので好ましくない。本発明において使用する青酸は
イソブチレンあるいは/およびt−ブタノールに対して
1.5〜10倍モル存在することが必要であり.2〜4
倍モルが特に好ましい。
青酸の使用量がこの範囲より少ない場合、イソブチレン
の重合等の副反応が多くなり.TBFの選択率が悪くな
る。逆にまた,青酸の使用量がこの範囲より多い場合に
は反応上特に不都合はないが経済囲が悪くなるので好ま
しくない。本発明の方法において用いられる過剰量の青
酸は反応?、大部分が未反応で残つている為,それらは
回収凌リサイクル使用が可能である。イソブチレンを原
料として本発明の方法を実施する場合,理論上はイソブ
チレンに対して当モルの水を必要とする。本発明の方法
において用いる水の量に(1特に制限(1ないが使用す
るイソブチレンに対して0.8〜1.5倍モルの水を用
いることが好ましい。イソブチレンに対する水の使用量
が0.8倍モルに満たない場合(1.反応の選択率はよ
いが、イソブチレンの転イ騨が悪くなる為に好ましくな
い。逆に又水の使用量が1.5倍モルを越える場合は触
媒である酸の濃度が低くなりすぎる為.反応の進行が遅
くなるばかりでなく.生成したTBFの加水分解反応が
おこる為好ましくない。又t−ブタノールを原料として
用いる場合は特に水を添加する必要はないが, t−ブ
タノールに対して0.5倍モル以下の水が存在しても不
都合はない。0.5倍モル以上の水を加えた場合は反応
の進行が遅くなるばかりでなく生成したTBFの加水分
解反応がおこる為好ましくない。
本発明の方法におけるような酸曲条件下では原料である
イソブチレンとt−ブタノールは平衡関係にあるため、
原料としてイソブチレンと水を用いる事とt−ブタノー
ルを用いる事は等価であり.これらの混合物を原料とし
て用いることももちろん可能である。
本発明の方法によつて得られるTBFは反応?触媒であ
る酸を中和した後、分液あるいは抽出等の通常の方法に
よつて取出す事が可能である。又TBFを更に加水分解
反応に供してt−ブチルアミンを得ようとする場合はT
BFを一旦単離後、苛曲ソーダのようなアルカリによる
加水分解反応に供する事もできるし、TBFを単離する
ことなく本発明の方法によつて得られる反応液に苛曲ソ
ーダのようなアルカリを添加して加水分解反応を行う事
も可能である。本発明の方法によつて得られる反応系に
残存している青酸等の低沸点物質(は反応後.脱ガス等
の通常の方法により留去した矛、上記の処理を行うこと
が好ましいO本発明における反応は回分式あるいは連続
式のいずれを用いても目的を達成することができる。
以上、述べたごとく本発明の方法で反応を行なうことに
より,N−t−ブナルホルムアミドが高収率で得られか
つ大巾に中和に必要なア′レカリ量の削減かつ廃水の大
巾の削減ができるので本発明方法1瀘工業的に非常に有
用である。以下.本発明を実施例によつて更に詳細に説
明するが、本発明11これら実施例により何ら制限され
るものではない。
なお.実施例中に示した%は特記しない限りモ′レ%で
ある。
実bイUfクリ 1 111のガラスオートクレーブに98重量%硫酸609
(0,6モル)、水549(3モル)青酸2439(9
モル)及びイソブチレン1689(3モル)を仕込み,
攪拌しながら80℃で2時間反応させた。
この反応液に残存している青酸を留去した後.反応液を
苛曲ソーダで中和し、中和後有機層をガスクロ分析した
。TBF(12889(2.85モル)得られ.収率は
イソブチレン基準で95%であつた。実施例 2 水549(3モル)とイソブチレン1689(3モル)
の代わりにt−ブタノール2229(3モル)を用いた
他は実施例1と同様に行なつた。
TBFは,291f!(2.88モル)得られ収率はt
−ブタノールベースで96%であつた。実施例 398
重量%硫酸609(0.6モル)の代わりにp−トルエ
ンスルホン酸103.29(0,6モル)を用いた他は
.実施例1と同様に行なつた。
′113Fは2739(2.7モル)得られ.収率はイ
ソブチレン・ベースで90%であつた。実施例 4 98重量%硫酸を609(0,6モル)の代わりに20
9(0.2モル)にした他は実施例1と同様に行なつた
TBFは2429(2.4モル)得られ収率はイソブチ
レンベースで80%であつた。比較列 198重量%硫
酸609(0,6モル)の代わりに69(0,06モル
)用いた他は、実施列1と同様に行なつた。
TBFは1189(1.17モル)得られ,収率はイソ
ブチレンベースで39%であつた。
実施例 5 98重量%硫酸609(0,6モル)の代わりに210
9(2.1モル)用いた他は.実施列1と同様に行なつ
た。
TBFは2879(2.84モル)得られ,収率はイソ
ブチレン基準で95%であつた。実施例 6 青酸2439(9モル)の代わりに,1229(4.5
モル)用いた他は実施例1と同様に行なつた0TBFは
1929(1.9モル)得られ,収率はイイソブチレン
ベースで63%であつた。
比較例 2 青酸2439(9モル)の代わりに、819(3モル)
用いた他は実施例1と同様に行なつた。
TBFは819(0、8モル)得られ.収率はイソブチ
レンベースで27%であつた。実施例 7 青酸2439(9モル)の代わりに3159(15モル
)用いた他は実施例1と同様に行なつた0TBFは29
19(2.88モル)得られ.収率(1イソブチ1ノン
基準で96%であつた。
実施例 8青酸2439(9モル)の代わりに504g
(24モル)用いた他は実施例1と同様に行なつた0T
BF(ゴ2939(2.9モル)得られ,収率はイソブ
チレン基準で97(fl)であつた。
実施例 9水549(3モル)の代わりに729(4モ
ル)用いた他は.実施列1と同様に行なつた。
TBFは2129(2.1モル)得られ,収率はイソブ
チレンベースで70%であつた。
比較例 3 水549(3モル)の代わりに,1089(6モル)用
いた他は実施例1と同様に行なつた。
TBF(1919(0,9モル)得られ、収率はイソブ
チレンベースで30%であつた。実施列 10 反応温度80℃の代わりに60℃で行なつた他は実施例
1と同様に行なつた。
TBFlコ2429(2,4モル)得られ,収率はイソ
ブチレンベースで80%であつた。
実施例 11 反応温度80℃の代わりに100℃で行なつた他(1、
実施例1と同様に行なつた。
TBF(1,2459(2.43モル)得られ収率はイ
ソブチレン基準で81%であつた。
比較列 4 反応温度80℃の代わりに130℃で行なつた他(26
実施例1と同様に行なつた。
TBFは106f!( 1.05モル)得られ,収率 はイソブチレンベースで35%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イソブチレンと水又は/及びt−ブタノールを酸触
    媒の存在下に青酸と反応させてN−t−ブチルホルムア
    ミドを製造する方法において、イソブチレン又は/及び
    t−ブタノールに対する酸のモル比が0.05〜0.8
    、且つイソブチレン又は/及びt−ブタノールに対する
    青酸のモル比が1.5〜10の条件下で反応を行うこと
    を特徴とするN−t−ブチルホルムアミドの製造法。 2 反応温度が50〜120℃好ましくは60〜90℃
    である特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 酸が硫酸、リン酸、p−トルエンスルホン酸である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP57127343A 1982-07-20 1982-07-20 N−t−ブチルホルムアミドの製造法 Expired JPS5944305B2 (ja)

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DE8383304177T DE3368603D1 (en) 1982-07-20 1983-07-19 Production of n-t-alkylamides from t-olefins or t-alcohols
CA000432735A CA1244051A (en) 1982-07-20 1983-07-19 Process for producing n-t-alkylamides

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2509308B2 (ja) * 1988-08-22 1996-06-19 新王子製紙株式会社 靴の構造

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JPS6233048A (ja) * 1985-08-03 1987-02-13 Nippon Steel Corp 連続鋳造法
JPH0710428B2 (ja) * 1990-03-29 1995-02-08 新日本製鐵株式会社 連続鋳造法
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