JPH1054887A - 時間測定装置 - Google Patents

時間測定装置

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JPH1054887A
JPH1054887A JP8211733A JP21173396A JPH1054887A JP H1054887 A JPH1054887 A JP H1054887A JP 8211733 A JP8211733 A JP 8211733A JP 21173396 A JP21173396 A JP 21173396A JP H1054887 A JPH1054887 A JP H1054887A
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    • G04HOROLOGY
    • G04FTIME-INTERVAL MEASURING
    • G04F10/00Apparatus for measuring unknown time intervals by electric means

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化が可能で、しかも高精度な測定
が可能な時間測定装置を提供する。 【解決手段】 半導体チップ上において、パルス周回回
路4からの遅延信号DY0〜DYfをラッチする遅延信
号保持回路11,21の回路領域では、チャネルCH1
の遅延信号保持回路11を構成するDFF回路F10〜
F1fと、チャネルCH2の遅延信号保持回路12を構
成するDFF回路F20〜F2fとが、交互に且つ一列
に配置され、同じ遅延信号DYj(i=0〜9,a〜
f)をラッチするDFF回路F1j,F2jが互いに隣
接するようにされている。これによりパルス周回回路4
と各遅延信号保持回路11,12との距離は等しくな
り、配線長の相違による遅延のばらつきのない遅延信号
DY0〜DYfが、各チャネルに供給されるため、各チ
ャネル間で均一な測定を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遅延素子の遅延時
間を分解能として微少な時間間隔を測定可能な時間測定
装置に関し、特に半導体集積回路化された時間測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゲート遅延時間を分解能とし
て、2つの信号の位相差(即ち時間間隔)を検出する装
置として、例えば特開平3−220814号公報や特開
平5−37378号公報には、複数の遅延素子をリング
状に連結してなるパルス周回回路を、任意のタイミング
で入力される第1パルスにより起動してパルス信号を周
回させると共に、その周回数をカウンタ回路にてカウン
トし、この第1パルスとは任意の位相差をもって入力さ
れる第2パルスの入力タイミングにて、パルス周回回路
を周回するパルス信号の周回位置とカウンタ回路にカウ
ントされた周回数を特定し、その周回位置と周回数とに
基づき、第1及び第2パルス間の位相差(即ち時間差)
を検出しデジタルデータに符号化するパルス位相差符号
化回路が開示されている。即ち、これらの回路は、一つ
の位相差だけを符号化する単一の測定チャネルを有する
ように構成されたものである。
【0003】そして、これらの回路に基づいて、同時に
複数の位相差を符号化することが可能な、複数の測定チ
ャネルを有する装置を構成しようとした場合、これら1
つの測定チャネルを有する回路を単純に複数個並べたの
では回路規模が増大し、延いては半導体集積化した半導
体チップ上でのレイアウト面積が増大するという問題が
あった。
【0004】これに対して、「A CMOS Multichannel IC
for Pulse Timing Mesurements with 1-mV Sensitivit
y」 (IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS,VOL.30,
NO.12,DECEMBER 1995 ,1339頁〜1348頁)には、パルス
周回回路を内蔵したPLL回路を一つだけ備え、このP
LL回路に内蔵されたパルス周回回路の出力信号をラッ
チして処理する信号処理部を3つ設けてなる3つの測定
チャネルを有する装置が、該装置を半導体集積化した際
の半導体チップ上でのレイアウトと共に開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置で
は、半導体チップ上において、3つの信号処理部がPL
L回路に対して非対称な位置に配置されており、PLL
回路から各信号処理部までパルス周回回路の出力信号を
供給する信号線の配線長が、夫々で大きく異なっている
ため、PLL回路から各信号処理部に入力される信号間
に時間差が生じてしまい、その結果、信号処理部にてラ
ッチされる信号、更には同じ信号処理部内でも信号の各
ビット毎に、時間的なばらつきが生じてしまい、高精度
な測定を行うことができないという問題があった。
【0006】上記問題を解決するためになされた請求項
1ないし請求項16に記載の発明は、装置の小型化が可
能で、しかも高精度な測定が可能な時間測定装置を提供
することを目的とする。また、請求項17に記載の発明
は、特に、パルス周回回路での周回回数をカウントする
カウンタ回路を設けた時間測定装置において、該カウン
タ回路を含めて測定値の上位ビットを求める回路部分の
動作確認を容易にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の請求項1に記載の時間測定装置で
は、開始信号が入力されると、信号遅延手段が、複数の
遅延素子を直列に連結した信号遅延線上にて、パルス信
号を順次遅延させながら伝送する。
【0008】その後、入力ラインから終了信号が入力さ
れると、遅延信号保持手段が、各遅延素子の出力信号を
保持し、該保持した出力信号に基づいたデジタルデータ
を発生する。この遅延信号保持手段からのデジタルデー
タは、開始信号が入力されてから終了信号が入力される
までの時間間隔を測定した測定値として出力ラインに出
力される。
【0009】なお、終了信号を入力するための入力ライ
ンが複数設けられ、この入力ライン毎に遅延信号保持手
段及び出力ラインが設けられており、各遅延信号保持手
段は、夫々異なる終了信号に従って互いに独立に動作し
て、測定値を夫々の出力ラインに出力する。
【0010】そして、本発明は、このような時間測定装
置を、半導体集積回路として構成するものであり、信号
遅延手段の遅延素子を1列に配置すると共に、各遅延信
号保持手段の第1ラッチ素子を、同じ遅延素子に対応す
るものが互いに隣接し、且つ遅延素子の配列方向に沿っ
て一列に並ぶように配置したことを特徴とする。
【0011】つまり、各遅延信号保持手段は、いずれも
第1ラッチ素子を櫛歯状に配列することにより構成され
ており、同じ遅延信号保持手段を構成する第1ラッチ素
子の間に、他の遅延信号保持手段を構成する第1ラッチ
素子が配置され、その結果、各遅延信号保持手段は、互
いに重なり合うように配置されている。
【0012】このように、本発明の時間測定装置によれ
ば、同じ遅延素子に対応する各遅延信号保持手段の第1
ラッチ素子が、互いに隣接するように配置されているの
で、これら第1ラッチ素子と、これに対応する遅延素子
とを結ぶ信号線の配線長をほぼ均等にすることができ
る。
【0013】その結果、第1ラッチ素子にてラッチされ
る遅延素子の出力信号が、異なる遅延信号保持手段間で
ばらつく(時間差を有する)ことがなく、高精度かつ安
定した測定を行うことができる。次に、請求項2に記載
の発明は、請求項1に記載の時間測定装置において、信
号遅延手段を構成する単一の遅延素子の回路領域と、該
遅延素子に対応して互いに隣接するように配置された第
1ラッチ素子の合計回路領域とで、該遅延素子の配列方
向の幅を等しい大きさに形成したことを特徴とする。
【0014】つまり、遅延素子と第1ラッチ素子とを結
ぶ信号線の配線長が、同じ遅延信号保持手段を構成する
各遅延素子に対応するものは、全て均等となるようにさ
れている。従って、本発明の時間測定装置によれば、第
1ラッチ素子にてラッチされる遅延素子の出力信号が、
同じ遅延信号保持手段を構成する第1ラッチ素子間でば
らつくことがなく、高精度かつ安定した測定を行うこと
ができる。
【0015】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の時間測定装置において、遅延信
号保持手段の各第1ラッチ素子の回路領域内に、該回路
領域を横切るように、他の第1ラッチ素子に上記終了信
号を供給するための信号線を配線したことを特徴とす
る。
【0016】このように構成された本発明の時間測定装
置によれば、同じ遅延信号保持手段を構成する各第1ラ
ッチ素子に終了信号を供給するための信号線を、隣接す
る他の遅延信号保持手段を構成する第1ラッチ素子の回
路領域を迂回することなく、最短距離で配線することが
できるため、同じ終了信号が入力される各第1ラッチ素
子を、時間差なく動作させることができ、高精度かつ安
定した測定を行うことができる。
【0017】なお、半導体チップは、通常、多層構造を
しているため、第1ラッチ素子の回路領域を横切るよう
に、該素子とは関係のない信号線を配線することが可能
であることは、言うまでもないことである。次に、請求
項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれ
かに記載の時間測定装置において、遅延信号保持手段を
半数ずつ、信号遅延手段の回路領域を中心軸として軸対
称に配置したことを特徴とする。
【0018】このように構成された本発明の時間測定装
置によれば、より多くの遅延信号保持手段を、信号遅延
手段との間を結ぶ信号線の配線長を等しくした状態で配
置することができ、延いては、上述のように高精度かつ
安定した測定が可能な測定チャネルを簡単に増加させる
ことができる。
【0019】次に、請求項5に記載の発明は、請求項1
ないし請求項4のいずれかに記載の時間測定装置におい
て、入力ライン間及び入力ラインと他の信号線との間
に、電位を接地電位に固定した固定電位ラインを設けた
ことを特徴とする。このように構成された本発明の時間
測定装置によれば、入力ラインにより伝送される終了信
号間の干渉、及び他の信号線により伝送される各種信号
との間の干渉を防止して、これら信号の干渉による誤動
作を確実に防止することができるため、装置の信頼性を
向上させることができると共に、干渉のおそれがないた
め、入力ライン同士、及び入力ラインと他の信号線との
間をより接近させて配置することができ、回路規模を小
型化できる。
【0020】次に、請求項6に記載の発明では、請求項
1ないし請求項5のいずれかに記載の時間測定装置にお
いて、更に、位置データ発生手段が、遅延信号保持手段
毎に設けられており、この位置データ発生手段は、遅延
信号保持手段からの出力信号に基づき、信号遅延線内で
の上記パルス信号の伝送位置を検出し、該伝送位置に応
じたデジタルデータを発生して出力ラインに供給する。
【0021】そして、本発明では、このような時間測定
装置において、位置データ発生手段と信号遅延手段との
間に、遅延信号保持手段を配置したことを特徴とする。
従って、本発明の時間測定装置によれば、信号遅延手段
から遅延信号保持手段へ、更に遅延信号保持手段から位
置データ発生手段への信号の流れが一方向となり、各手
段を結ぶ信号線の配線が無駄に屈曲されることがなく、
最短距離で配線することができるため、各手段の動作を
安定したものとすることができると共に、配線に要する
領域が削減されるため、回路規模を小型化できる。
【0022】次に、請求項7に記載の発明では、請求項
1ないし請求項6に記載の時間測定装置において、信号
遅延手段が、信号遅延線がループ状に連結してなるパル
ス周回回路からなり、更にカウンタ回路及び周回数保持
手段を備えている。そして、開始信号の入力によりパル
ス周回回路が起動されると、このパルス周回回路内をパ
ルス信号が周回し、その周回数をカウンタ回路がカウン
トする。
【0023】その後、終了信号が入力されると、上述の
ように遅延信号保持手段が各遅延素子の出力信号を保持
すると共に、カウンタ回路の出力の各桁に夫々対応して
設けられた複数の第2ラッチ素子からなる周回数保持手
段が、カウンタ回路のカウント結果を保持する。
【0024】その結果、出力ラインからは、同じ終了信
号によって動作する遅延信号保持手段からの出力に基づ
いたデジタルデータを下位ビット、周回数保持手段から
のデジタルデータを上位ビットとする複数ビットのデジ
タルデータが測定値として出力される。
【0025】そして、本発明では、このような時間測定
装置において、カウンタ回路の各桁の出力を生成する基
本素子を1列に配置すると共に、各周回数保持手段の第
2ラッチ素子を、同じ基本素子に対応するものが互いに
隣接し、且つ配列方向に沿って一列に並ぶように配置し
たことを特徴とする。
【0026】つまり、各周回数保持手段は、いずれも第
2ラッチ素子を櫛歯状に配列することにより構成されて
おり、同じ周回数保持手段を構成する第2ラッチ素子の
間に、他の周回数保持手段を構成する第2ラッチ素子が
配置され、その結果、各周回数保持手段は、互いに重な
り合うように配置されている。
【0027】このように、本発明の時間測定装置によれ
ば、同じ基本素子に対応する各周回数保持手段の第2ラ
ッチ素子が、互いに隣接するように配置されているの
で、これら第2ラッチ素子と、これに対応する基本素子
とを結ぶ信号線の配線長をほぼ均等にすることができ
る。
【0028】その結果、第2ラッチ素子にてラッチされ
る基本素子の出力信号(カウンタ回路のカウント値)
が、各周回数保持手段間でばらつく(時間差を有する)
ことがなく、高精度かつ安定した測定を行うことができ
る。次に、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の
時間測定装置において、カウンタ回路を構成する単一の
基本素子の回路領域と、該基本素子に対応して互いに隣
接するように配置された上記第2ラッチ素子の合計回路
領域とで、該基本素子の配列方向の幅を等しい大きさに
形成したことを特徴とする。
【0029】つまり、基本素子と第2ラッチ素子とを結
ぶ信号線の配線長が、同じ周回数保持手段を構成する各
基本素子に対応するものは全て均等となるようにされて
いる。従って、本発明の時間測定装置によれば、第2ラ
ッチ素子にてラッチされる基本素子の出力信号が、同じ
周回数保持手段を構成する第2ラッチ素子間でばらつく
ことがなく、より高精度かつ安定した測定を行うことが
できる。
【0030】次に、請求項9に記載の発明は、請求項7
または請求項8のいずれかに記載の時間測定装置におい
て、周回数保持手段の第2ラッチ素子の回路領域内に、
該回路領域を横切るように、他の第2ラッチ素子に上記
終了信号を供給するための信号線を配線したことを特徴
とする。
【0031】このように構成された本発明の時間測定装
置によれば、同じ周回数保持手段を構成する各第2ラッ
チ素子に終了信号を供給するための信号線を、隣接する
他の遅延信号保持手段を構成する第2ラッチ素子の回路
領域を迂回することなく、最短距離で配線することがで
きるため、同じ終了信号が入力される各第2ラッチ素子
を、時間差なく動作させることができ、高精度かつ安定
した測定を行うことができる。
【0032】次に、請求項10に記載の発明は、請求項
7ないし請求項9のいずれかに記載の時間測定装置にお
いて、周回数保持手段を半数ずつ、カウント回路の回路
領域を中心軸として軸対称に配置したことを特徴とす
る。このように構成された本発明の時間測定装置によれ
ば、より多くの周回数保持手段を、カウンタ回路との間
を結ぶ信号線の配線長を等しくした状態で配置すること
ができ、延いては、上述のように高精度かつ安定した測
定が可能な測定チャネルを簡単に増加させることができ
る。
【0033】次に、請求項11に記載の発明は、請求項
7ないし請求項10のいずれかに記載の時間測定装置に
おいて、信号遅延手段を構成する遅延素子の配列方向の
延長線上に、該遅延素子の配列方向とカウント回路を構
成する基本素子の配列方向とを一致させてカウンタ回路
を配置したことを特徴とする。
【0034】従って、本発明の時間測定装置によれば、
信号遅延手段からの周回数カウント用のクロックを供給
するための信号線を、カウンタ回路に最短距離で接続す
ることができ、カウンタ回路を、信号遅延手段から出力
される周回数カウント用のクロックに対して追従性よく
動作させることができる。
【0035】次に、請求項12に記載の発明は、請求項
7ないし請求項11のいずれかに記載の時間測定装置に
おいて、信号遅延手段及び遅延信号保持手段を下位ビッ
ト部、カウント手段及び周回数保持手段を上位ビット部
とし、入力ラインを、下位ビット部と上位ビット部とに
挟まれた領域に配線したことを特徴とする。
【0036】このように構成された本発明の時間測定装
置によれば、入力ラインの配線長を、遅延信号保持手段
への配線と周回数保持手段への配線とでほぼ等しくする
ことができ、その結果、遅延信号保持手段及び周回数保
持手段に均等なタイミングで終了信号を供給できるた
め、安定した測定を行うことができる。
【0037】次に、請求項13に記載の発明は、請求項
12に記載の時間測定装置において、入力ラインを、上
位ビット部及び下位ビット部に挟まれた回路領域に、該
上位ビット部及び下位ビット部の回路領域と対向しない
両端部から、夫々半数ずつ入力するように配線したこと
を特徴とする。
【0038】このように構成された本発明の時間測定装
置によれば、特に、請求項4や請求項9に記載のよう
に、遅延信号保持手段及び周回数保持手段を、信号遅延
手段及びカウンタ回路の回路領域を中心軸として軸対称
に配置した場合に、遅延信号保持手段や周回数保持手段
が配置された位置に近い側の端部から、これらに対応す
る終了信号を入力するように入力ラインを配置すること
により、入力ラインを最短距離で配線することができ
る。
【0039】次に、請求項14に記載の発明は、請求項
7ないし請求項13のいずれかに記載の時間測定装置に
おいて、遅延信号保持手段と周回数保持手段とで夫々個
別に、終了信号の駆動能力を向上させるための第1バッ
ファ回路を設けたことを特徴とする。
【0040】このように構成された本発明の時間測定装
置によれば、各第1バッファ回路での遅延時間を適宜調
整することにより、遅延信号保持手段及び周回数保持手
段に、終了信号が入力されるタイミングを個別に調整す
ることができるため、実質的に同時のタイミングにて遅
延信号保持手段と周回数保持手段とを動作させることが
でき、安定した測定を行うことができる。
【0041】即ち、カウンタ回路が信号遅延手段からの
周回数カウント用のクロックに従って動作するため、周
回数保持手段に供給されるカウンタ回路の出力は、遅延
信号保持手段に供給される信号遅延手段の出力に比べて
遅延する。このため、遅延信号保持手段と周回数保持手
段とに同時に終了信号を入力して、これらを同時に動作
させると、周回数保持手段は、実質的には遅延信号保持
手段より早いタイミングで動作することになり、周回数
カウント用のクロックによって変化する前の誤った値を
保持する可能性がある。しかし、本発明によれば、個別
に設けられた第1バッファ回路の遅延時間を適宜調整す
ることができるため、これら各手段を実質的に同時のタ
イミングにて動作させることができるのである。
【0042】次に、請求項15に記載の発明は、請求項
7ないし請求項14のいずれかに記載の時間測定装置に
おいて、カウンタ回路の基本素子毎に、周回数保持手段
への出力信号の駆動能力を向上させる第2バッファ回路
を設けたことを特徴とする。従って、本発明の時間測定
装置によれば、周回数保持手段が多数設けられ、各基本
素子に対応して多くの第2ラッチ回路が接続されても、
立ち上がり及び立ち下がり時間の短い高速な信号を各第
2ラッチ回路に供給することができ、信号のなまりによ
る遅延によって周回数保持手段からの出力がばらつくこ
とがなく、安定した測定を行うことができる。
【0043】次に、請求項16に記載の発明は、請求項
7ないし請求項15のいずれかに記載の時間測定装置に
おいて、周回数保持手段が、第1及び第2保持手段,遅
延回路,選択回路からなり、周回数保持手段に終了信号
が入力されると、第1保持回路が、この終了信号に従っ
て直ちにカウンタ回路の出力を保持し、第2保持回路
が、遅延回路により遅延された終了信号に従って遅れた
タイミングにてカウンタ回路の出力を保持し、選択回路
が、当該周回数保持手段と同じ終了信号にて動作する遅
延信号保持手段の出力から特定されるパルス信号の周回
位置に基づき、第1保持回路或は第2保持回路のいずれ
か一方の出力を選択し、当該周回数保持手段の出力とす
るように構成されている。
【0044】そして、本発明では、このような時間測定
装置において、第1保持回路及び遅延回路に終了信号を
入力するための信号線が、互いに直結されていることを
特徴とする。従って、本発明の時間測定装置によれば、
第2保持回路に入力する終了信号のタイミングを精度よ
く設定することができる。
【0045】即ち、第2保持回路の動作タイミングは、
第1保持回路の動作タイミングを基準として設定する必
要があるが、例えば請求項14に記載のように、第1バ
ッファ回路が設けられている場合、遅延回路の入力を第
1バッファ回路の入力側に接続すると、第1バッファ回
路の温度特性等によって第1バッファ回路での遅延時間
が変動するため、第2保持回路での正しい動作タイミン
グを得ることができなくなる。これに対して、本発明で
は、第1保持回路の入力と遅延回路の入力とを直結して
いるので、常に第1保持回路の動作タイミングを基準と
した第2保持回路での正しい動作タイミングを得ること
ができるのである。
【0046】次に、請求項17に記載の発明は、請求項
7ないし請求項16のいずれかに記載の時間測定装置に
おいて、信号遅延手段が出力する周回数カウント用の信
号、及び外部から入力されるクロック信号のいずれか
を、択一的にカウンタ回路に入力するクロック選択手段
を備えたことを特徴とする。
【0047】このように構成された本発明の時間測定装
置によれば、カウンタ回路及び周回数保持手段を、外部
からのクロック信号によって、信号遅延手段とは独立に
動作させることが可能なため、カウンタ回路及び周回数
保持手段の動作確認を、簡単かつ速やかに行うことがで
きる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、測定開始信号PAが入力されてか
ら、各測定終了信号PB1〜PB4が入力されるまでの
時間間隔を測定する実施例の時間測定装置2の全体構成
を表す回路構成図である。
【0049】図1に示すように、本実施例の時間測定装
置2は、測定開始信号PAにより起動され、パルス信号
を周回させる信号遅延手段としてのパルス周回回路4
と、パルス周回回路4内でパルス信号が周回する毎に出
力される周回信号をカウントクロックCKとする9ビッ
トのカウンタ回路6と、パルス周回回路4からパルス信
号の周回位置に応じて出力される遅延信号DY0〜DY
9,DYa〜DYf(以下、単にDY0〜DYfとす
る)、及びカウンタ回路6から出力されるカウント値C
O1〜CO9に基づき、測定開始信号PAと各測定終了
信号PBi(i=1〜4)との位相差(時間間隔)を1
3ビットのデジタルデータに符号化し測定値DAiとし
て出力する4つの信号処理部8a〜8dとにより構成さ
れている。なお、以下の説明では、信号処理部8a〜8
dのことを、夫々チャネルCH1〜CH4とも呼ぶ。
【0050】このうち、パルス周回回路4は、2入力の
否定論理積回路NAND0と14個のインバータINV
1〜INV9,INVa〜INVeと2入力の否定論理
積回路NANDfと、からなる合計16個の反転回路を
順次リング状に連結することにより構成されている。
【0051】そして、否定論理積回路NAND0の否定
論理積回路NANDfに接続されていない側の入力端子
には、寄生容量を軽減するためのバッファ回路BF0を
介して外部から測定開始信号PAが入力され、更に否定
論理積回路NANDfのインバータINVeに接続され
ない側の入力端子には、インバータINV9の出力信号
が入力されている。
【0052】このように構成されたパルス周回回路4で
は、例えば特開平6−216721号公報にその動作が
詳述されているので、ここでは詳しい説明を省略する
が、測定開始信号PAがLow レベルの場合、各反転回路
は反転動作を行うことがなく、最終段の反転回路(即
ち、否定論理積回路NANDf)からHighレベルが出力
され、一方、測定開始信号PAがHighレベルの場合、各
反転回路が反転動作を行うことにより、最終段の反転回
路から反転回路16個分の遅延を1周期としたクロック
信号が出力される。
【0053】この反転回路の最終段(否定論理積回路N
ANDf)の出力信号は、2入力の論理積回路AND及
び信号の駆動能力を向上させるためのバッファ回路BF
cを介して、カウントクロックCKとしてカウンタ回路
6に入力されている。なお、論理積回路ANDの否定論
理積回路NANDfに接続されていない側の入力端子に
は、外部クロックTCKが入力されている。つまり、論
理積回路ANDは、外部クロックTCKがHighレベルに
されている時にはパルス周回回路4からの出力を、また
測定開始信号PAがLow レベルにされパルス周回回路4
からの出力がHighレベルにされている時には外部クロッ
クTCKを、カウントクロックCKとしてカウンタ回路
6に供給する。
【0054】そして、カウンタ回路6は、カウントクロ
ックCKの入力に応じて各桁の値が一斉に変化する周知
の同期式カウンタからなり、カウントクロックCKの立
上がりエッジにてカウントを行う。また、カウンタ回路
6のカウント値CO1〜CO9を取り出すための9本の
信号線には、信号の駆動能力を向上させるためのバッフ
ァ回路BF1〜BF9が夫々接続されている。
【0055】次に、信号処理部8aは、各反転回路の出
力DY0〜DYfを測定終了信号PB1の立上がりタイ
ミングで夫々ラッチするDFF回路F10〜F19,F
1a〜F1f(以下、単にF10〜F1fとする)から
なる遅延信号保持回路11と、各DFF回路F10〜F
1fからの出力信号に基づき、パルス周回回路4を周回
するパルス信号の周回位置を特定し、該特定された周回
位置に対応する信号線のみをHighレベルとする論理回路
12と、論理回路12からの出力に応じて4ビットの二
進数デジタルデータに符号化するエンコーダ13とを備
えている。
【0056】また、信号処理部8aは、バッファ回路B
F1〜BF9を介して入力されるカウンタ回路6のカウ
ント値CO1〜CO9を、測定終了信号PB1の立上が
りタイミングでラッチする第1ラッチ回路15aと、測
定終了信号PB1をパルス周回回路4にてパルス信号が
半周する時間だけ遅延させる遅延線14と、遅延線14
にて遅延された遅延信号の立上がりタイミングでカウン
タ回路6のカウント値CO1〜CO9をラッチする第2
ラッチ回路15bと、エンコーダ13からの出力の最上
位ビットMSBに基づき、MSB=0ならば第1ラッチ
回路15aの出力を、MSB=1ならば第2ラッチ回路
15bの出力を選択して出力するセレクタ16と、エン
コーダ13及びセレクタ16からの合計13ビットの出
力を、測定終了信号PB1の立上がりタイミングで保持
し、保持した値を測定値DA1として出力するレジスタ
17とを備えている。
【0057】なお、第1ラッチ回路15a及び第2ラッ
チ回路15bを総称して周回数保持回路15という。そ
して、第1及び第2ラッチ回路15a,15bは、夫々
9個のDFF回路L10a〜L18a,L10b〜L1
8b(図4参照)により構成されている。
【0058】また、測定終了信号PB1は、バッファ回
路BF11を介して遅延信号保持回路11の各DFF回
路F10〜F1fに入力されると共に、バッファ回路B
F12を介して第1ラッチ回路15a及び遅延線14に
入力されるように構成されている。またエンコーダ13
の出力は、夫々バッファ回路BF13〜BF16を介し
てレジスタ17に入力されるように構成されている。こ
れらバッファ回路BF11〜BF16は、信号の駆動能
力を向上させるため(BF11〜BF12)、及び信号
線の寄生容量を低減させるため(BF13〜BF16)
に設けられたものである。
【0059】更に、バッファ回路BF12は、バッファ
回路BF11での遅延時間と、論理積回路AND及びバ
ッファ回路BFcでの遅延時間とを合計した遅延時間を
有するように設定されている。また、遅延線14は、こ
れらと同様のバッファ回路を多数直列接続することによ
り構成されている。
【0060】次に、信号処理部8b〜8dについては、
信号処理部8aと全く同じ構成をしているので説明を省
略する。但し、以下の説明において、各信号処理部8a
〜8dの内部構成には、測定終了信号PBi(i=1〜
4)に対応させて、遅延信号保持回路i1、DFF回路
Fi0〜Fif、論理回路i2、エンコーダi3、遅延
線i4、周回数保持回路i5、セレクタi6、レジスタ
i7、バッファ回路BFi1〜BFi6の符号を付して
いる。
【0061】以上のように構成された時間測定装置2に
おいては、外部クロックTCKをHighレベルに保持し
て、測定開始信号PAを立ち上げると、パルス周回回路
4がパルス信号の周回動作を開始し、パルス信号PAが
Highレベルである間パルス信号を周回させ、その周回数
をカウンタ回路6がカウントする。
【0062】そして、例えば測定終了信号PB1を立ち
上げると、遅延信号保持回路11の各DFF回路F10
〜F1fが、パルス周回回路4の各反転回路の出力をラ
ッチすると共に、第1ラッチ回路15aがカウンタ回路
6のカウント値CO1〜CO9をラッチし、その後、パ
ルス信号の周回時間の半分の時間が経過後に、第2ラッ
チ回路15bが、再度カウンタ回路6のカウント値CO
1〜CO9をラッチする。
【0063】すると、論理回路12が遅延信号保持回路
11の出力に基づき、パルス信号の周回位置を特定し、
エンコーダ13が、論理回路12にて特定された周回位
置に対応した4ビットの二進数デジタルデータを生成し
てレジスタ17に入力し、一方、セレクタ16は、エン
コーダ13の出力の最上位ビットMSBの値に従って、
第1ラッチ回路15a或は第2ラッチ回路15bに保持
された各9ビットのカウント値のいずれか一方をレジス
タ17に入力する。
【0064】そして、レジスタ17は、次の測定終了信
号PB1が入力された時に、エンコーダ13及びセレク
タ16からの合計13ビットの出力を保持して、測定値
DA1として出力する。なお、第1ラッチ回路15a及
び第2ラッチ回路15bにて、周回時間の半分の時間だ
けタイミングをずらして、カウンタ回路6のカウント値
を夫々ラッチし、エンコーダ13のEDの最上位ビット
MSBに基づきセレクタ16にて、いずれか一方の出力
を選択するようにしているのは、カウンタ回路6のカウ
ント値を、その信号レベルが確定した状態で確実に取り
込むためである。
【0065】以上のように本実施例の時間測定装置2に
おいては、信号処理部8a〜8d(チャネルCH1〜C
H4)が4つ並列に設けられ、各測定終了信号PBi
(i=1〜4)及び測定値DAiは、夫々個別の信号線
にて各信号処理部8a〜8dに入出力されるように構成
されている。
【0066】従って、本実施例の時間測定装置2によれ
ば、測定終了信号PBiが、互いに極めて接近した時間
に互いに重なり合うように発生したとしても、測定終了
信号PBi同士が互いに干渉し合って、複数の測定終了
信号PBiが一つの信号として認識されてしまうような
ことがなく、また、その測定値DAiも夫々個別の信号
線にて出力されるため、先に発生した測定終了信号PB
iの測定値DAiが、後で発生した測定終了信号PBi
の測定値DAiに書き換えられてしまうこともなく、そ
の結果、各測定終了信号PBi毎の測定を確実に行うこ
とができる。
【0067】また、本実施例の時間測定装置2によれ
ば、カウンタ回路6のカウント値を、測定終了信号PB
iのタイミングでラッチすると共に、周回時間の半分の
時間だけ遅延させたタイミングで別途ラッチし、パルス
信号の周回位置に応じて、カウンタ回路6のカウント値
の信号レベルが確定している時にラッチされたものを選
択し、これをパルス信号の周回数を表すデータとして使
用するようにされているので、信頼性の高い測定値DA
iを得ることができる。
【0068】更に、本実施例の時間測定装置2において
は、カウンタクロックCKとして、パルス周回回路4か
らのクロック信号、又は外部クロックTCKのいずれか
を選択できるようにされており、外部クロックTCKを
選択すれば、カウンタ回路6及び上位ビット部を、パル
ス周回回路4から切り離して動作させることが可能なよ
うにされている。
【0069】従って、本実施例の時間測定装置2によれ
ば、カウンタ回路6及び上位ビット部の動作確認を容易
かつ速やかに行うことができる。また、本実施例の時間
測定装置2においては、測定終了信号PBiは、遅延信
号保持回路i1、周回数保持回路i5へ夫々個別のバッ
ファ回路BFi1,BFi2を介して供給され、しか
も、周回数保持回路i5側のバッファ回路BFi2は、
遅延信号保持回路i1側のバッファ回路BFi1に比べ
て、そのバッファ回路BFi2内での遅延時間が、パル
ス周回回路4からカウンタ回路6にカウンタクロックC
Kを供給する信号線に挿入された論理積回路AND及び
バッファ回路BFcでの遅延分だけ、大きくなるように
設定されている。
【0070】従って、本実施例の時間測定装置2によれ
ば、カウンタ回路6から周回数保持回路i5への入力信
号は、パルス周回回路4から遅延信号保持回路i1への
入力信号に比べて遅延があるにも関わらず、遅延信号保
持回路i1と周回数保持回路i5とを実質的に同時に動
作させることができ、装置の信頼性を向上させることが
できる。
【0071】ところで、上述した本実施例の時間測定装
置2は、半導体集積回路として半導体チップ上に一体に
形成されている。ここで、図2は、半導体チップ上にお
ける時間測定装置2の各部に対応する回路領域の配置
と、各回路領域間の接続状態とを表すブロック図であ
り、図3は、実際の配置状態を表す説明図である。
【0072】図2に示すように、まず、パルス周回回路
4は、半導体チップの中央部に、反転回路を1列に並べ
た状態で配置されている。以下、説明の便宜を図るた
め、反転回路の配列方向、即ちパルス周回回路4の回路
領域の長手方向を横軸方向、これに直交する方向を縦軸
方向とする。
【0073】そして、パルス周回回路4の縦軸方向に沿
った一方の側には、チャネルCH1,2の遅延信号保持
回路11,21、チャネルCH1,2の論理回路12,
22、チャネルCH2のエンコーダ23、チャネルCH
1のエンコーダ13(以下、総称してチャネルCH1,
2の下位ビット部という)が順番に配置され、他方の側
には、パルス周回回路4の回路領域を軸として軸対称と
なるように、チャネルCH3,4の遅延信号保持回路3
1,41、チャネルCH3,4の論理回路32,42、
チャネルCH3のエンコーダ33、チャネルCH4のエ
ンコーダ43(以下、総称してチャネルCH3,4の下
位ビット部という)が順番に配置されている。
【0074】また、パルス周回回路4を横軸方向に延長
した位置には、カウント値の各桁を生成する基本素子と
してのフリップフロップ回路が横軸方向に沿って並ぶよ
うにカウンタ回路6が配置されている。そして、カウン
タ回路6の縦軸方向に沿った一方の側には、チャネルC
H1,CH2の周回数保持回路15,25、及びチャネ
ルCH1,CH2のセレクタ16,26(以下、総称し
てチャネルCH1,2の上位ビット部という)が配置さ
れ、他方の側には、カウンタ回路6の回路領域を軸とし
て軸対称となるように、チャネルCH3,CH4の周回
数保持回路35,45、及びチャネルCH3,CH4の
セレクタ36,46(以下、総称してチャネルCH3,
4の上位ビット部という)が配置されている。
【0075】なお、下位ビット部を構成する各部の回路
領域は、いずれもパルス周回回路4の回路領域と、横軸
方向に沿った幅がほぼ等しくなるように形成されてお
り、同様に、上位ビット部を構成する各部の回路領域
は、いずれもカウンタ回路6の回路領域と、横軸方向に
沿った幅がほぼ等しくなるように形成されている。
【0076】また、チャネルCH1,2の下位ビット部
及び上位ビット部の縦軸方向の更に外側には、チャネル
CH1,2のレジスタ17,27が配置され、チャネル
CH3,4の下位ビット部及び上位ビット部の縦軸方向
の更に外側には、チャネルCH3,4のレジスタ37,
47が配置されている。なお、チャネルCH1,2のレ
ジスタ17,27が、チャネルCH3,4のレジスタ3
7,47に比べて回路領域が広いのは、チャネルCH2
〜4のレジスタ27,37,47が、1回分の測定値D
A2〜4を保持できるように構成され、チャネルCH1
のレジスタ17のみが2回分の測定値DA1を保持でき
るように構成されているからである。
【0077】更に、チャネルCH1,2の下位ビット部
と上位ビット部との間には、後述するチャネルCH1,
2のバッファ部9aが配置され、チャネルCH3,4の
下位ビット部と上位ビット部との間には、チャネルCH
3,4のバッファ部9bが配置されている。また、パル
ス周回回路4とカウンタ回路6との間には、論理積回路
ANDとバッファ回路BFcとからなるバッファ部9c
が配置されている。
【0078】ここで、図4は、チャネルCH1,2の遅
延信号保持回路11,21、周回数保持回路15,2
5、セレクタ16,26、バッファ部9aの詳細を表す
説明図である。図4に示すように、まず、バッファ部9
aは、測定開始信号PA、及び測定終了信号PB1,P
B2を伝送する信号線と、バッファ回路BF0,BF1
1,BF12,BF21,BF22と、遅延線14,2
4とを含んでいる。そして、測定開始信号PA、及び測
定終了信号PB1,PB2を伝送する信号線は、レジス
タ17,27が配置された側からバッファ部9aに入る
ように配線され、各信号線の間には、電位を接地電位に
固定したシールド線GLが配線されている。
【0079】次に、遅延信号保持回路11,21の回路
領域では、チャネルCH1の遅延信号保持回路11を構
成するDFF回路F10〜F1fと、チャネルCH2の
遅延信号保持回路12を構成するDFF回路F20〜F
2fとが、交互に且つ一列に配置され、即ち、パルス周
回回路4の同じ反転回路からの出力をラッチするDFF
回路F1j,F2j(j=0〜f)が、互いに隣接する
ように配置されている。
【0080】また、単一の反転回路の回路領域と、同じ
反転回路からの出力をラッチする一対のDFF回路F1
j,F2jの回路領域とは、横軸方向に沿った幅が等し
くなるように形成されており、その結果、パルス周回回
路4全体の回路領域と、遅延信号保持回路11,21全
体の回路領域とで、横軸方向に沿った幅が等しくなるよ
うにされている。
【0081】そして、DFF回路F1jの回路領域内に
は、DFF回路F1jの動作を制御する測定終了信号P
B1を供給するための信号線の他、DFF回路F1jの
動作とは関係のない測定終了信号PB2を供給するため
の信号線及びシールド線GLも横軸方向に沿って横切る
ように配線されており、同様に、DFF回路F2jの回
路領域には、DFF回路F2jの動作を制御する測定終
了信号PB2を供給するための信号線の他、DFF回路
F2jの動作とは関係のない測定終了信号PB1を供給
するための信号線及びシールド線GLも横軸方向に沿っ
て直線的に最短距離で横切るように配線されている。
【0082】なお、本実施例の時間測定装置2が形成さ
れる半導体チップは、多層構造をしており、信号線を立
体的に交差させることが可能であるため、上述のような
配線が可能となるのである。次に、周回数保持回路1
5,25の回路領域では、チャネルCH1の第1ラッチ
回路15aを構成するDFF回路L10a〜L18a
と、第2ラッチ回路15bを構成するDFF回路L10
b〜L18bと、チャネルCH2の第1ラッチ回路25
aを構成するDFF回路L20a〜L28aと、第2ラ
ッチ回路25bを構成するDFF回路L20b〜L28
bとが、1つずつ順番に且つ一列に配置され、即ち、カ
ウンタ回路6の同じ桁のカウント値をラッチするDFF
回路L1ka,L1kb,L2ka,L2kb(k=0
〜8)が、互いに隣接するように配置されている。
【0083】また、カウンタ回路6のカウント値の一つ
の桁を生成するフリップフロップ回路の回路領域と、同
じ桁のカウント値をラッチする4つのDFF回路L1k
a,L1kb,L2ka,L2kbの合計回路領域と
は、横軸方向に沿った幅が等しくなるように形成されて
おり、その結果、カウンタ回路6全体の回路領域と、周
回数保持回路15,25全体の回路領域とで、横軸方向
に沿った幅が等しくなるようにされている。
【0084】そして、周回数保持回路15,25の回路
領域には、測定終了信号PB1,PB2を伝送する信号
線、測定終了信号PB1,PB2の遅延信号を伝送する
信号線、及びシールド線GLが配線されるが、各DFF
回路Lika,Likbの回路領域内には、そのDFF
回路Lika,Likbの動作を制御する信号を伝送す
る信号線の他、そのDFF回路Lika,Likbの動
作とは関係のない信号を伝送する信号線及びシールド線
GLも横軸方向に沿って直線的に最短距離で横切るよう
に配線されている。
【0085】次に、セレクタ16,26は、エンコーダ
13の出力の最上位ビットMSBに従って、DFF回路
L1ka,L1kbの出力のいずれか一方を選択して出
力する9個のスイッチS1kと、エンコーダ23の出力
の最上位ビットMSBに従って、DFF回路L2ka,
L2kbの出力のいずれか一方を選択して出力する9個
のスイッチS2kとにより構成されている。そして、一
対のDFF回路Lika,Likbの回路領域と、これ
に対応するスイッチSikの回路領域とは、互いに対向
するように配置され、また、横軸方向に沿った幅が等し
くなるように形成されており、その結果、セレクタ1
6,26全体の回路領域と、周回数保持回路15,25
全体の回路領域とで、横軸方向に沿った幅が等しくなる
ように形成されている。
【0086】ここで、チャネルCH3,4側の回路領域
は、外部クロックTCKを供給するための信号線が存在
しない点と、バッファ部9bに測定開始信号PAの信号
線及びバッファ回路BF0が存在しない点とが異なるだ
けで、他の部分については、チャネルCH1,2側の回
路領域と全く同様な配置がなされている。
【0087】以上のように回路領域の配置がなされた本
実施例の時間測定装置2によれば、パルス周回回路4を
構成する単一の反転回路の回路領域と、該反転回路に対
応する各一対のDFF回路F1j,F2jの回路領域と
で横軸方向に沿った幅が等しくなるように形成され、反
転回路と対応するDFF回路とが互いに対向するように
配置されているので、同じ遅延信号保持回路i1を構成
するDFF回路Fi0〜Fif間で、各反転回路と該反
転回路に夫々対応するDFF回路Fi0〜Fifとを結
ぶ信号線の配線長を全て均等にできる。
【0088】また、パルス周回回路4の同じ反転回路か
らの出力をラッチするDFF回路F1j,F2jが、互
いに隣接するように配置されているので、これらチャネ
ルの異なるDFF回路F1j,F2j(F3j,F4
j)間でも、これらに対応する反転回路との間を結ぶ信
号線の配線長を均等にできる。
【0089】同様に、カウンタ回路6のカウント値CO
1〜CO9の各桁を生成するフリップフロップ回路と、
周回数保持回路i5を構成するDFF回路Lika,L
ikb(総称してLikとする)とは、パルス周回回路
4の反転回路と遅延信号保持回路i1のDFF回路Fi
jとの関係と同様な関係を有するように配置されている
ので、同じ周回数保持回路i5を構成するDFF回路L
i0〜Li8間で、各フリップフロップ回路との間を結
ぶ信号線の配線長を均等にできると共に、チャネルの異
なるDFF回路L1k,L2k(L3k,L4k)間で
も、これらに対応するフリップフロップ回路との間を結
ぶ信号線の配線長を均等にできる。
【0090】更に、下位ビットデータを生成するパルス
周回回路4、遅延信号保持回路11,21(31,4
1)、論理回路12,22(32,42)、エンコーダ
13,23(33,43)、及び上位ビットデータを生
成するカウンタ回路6、周回数保持回路15,25(3
5,45)、セレクタ16,26(36,46)は、い
ずれも一列に並ぶように配置されているので、一列に配
置された回路領域間を結ぶ各信号線の配線長を短く且つ
均等にできる。
【0091】また更に、チャネルCH1,2に対応する
回路領域とチャネルCH3,4に対応する回路領域と
が、パルス周回回路4及びカウンタ回路6の回路領域を
軸として軸対称に配置されているので、チャネルCH
1,2での各種信号線の配線長と、チャネルCH3,4
での各種信号線の配線長とを均等にできる。
【0092】このように、本実施例の時間測定装置2に
おいては、当該装置を構成する各回路領域は、各回路領
域を結ぶ各種信号線の配線長が短く且つ均等になるよう
な配置にされていると共に、測定終了信号PBiを伝送
する信号線は、遅延信号保持回路i1及び周回数保持回
路i5までの各配線長がほぼ等しくなるように配線さ
れ、しかもこれら回路i1,i5を構成するDFF回路
への配線長が最短距離となるように配線されている。
【0093】従って、本実施例の時間測定装置2によれ
ば、各種信号線の配線に要する領域が必要最小限に抑え
られるため、回路規模、延いては半導体チップのチップ
面積を小型化できると共に、均等な配線長の信号線を介
して各チャネル間、各ビット間でばらつきのない、均等
なタイミングの遅延信号DY0〜DYfやカウント値C
O1〜CO9が、遅延信号保持回路i1や周回数保持回
路i5に入力され、これら信号をラッチする各DFF回
路には、均等なタイミングの測定終了信号PBiが供給
されるため、高精度かつ安定した測定を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の時間測定装置2の全体構成を表す回
路構成図である。
【図2】 実施例の時間測定装置2の各部の半導体チッ
プ上での配置及び接続状態を表すブロック図である。
【図3】 実施例の時間測定装置2の半導体チップ上で
の実際の配置を表す説明図である。
【図4】 チャネルCH1,CH2の要部における回路
の配置を表す説明図である。
【符号の説明】
2…時間測定装置 4…パルス周回回路 6…
カウンタ回路 8a〜8d…信号処理部 9a〜9c…バッファ部 11,21,31,41…遅延信号保持回路 12,22,32,42…論理回路 13,23,33,43…エンコーダ 14,24,34,44…遅延線 15,25,35,45…周回数保持回路 16,26,36,46…セレクタ 17,27,37,47…レジスタ 15a,25a…第1ラッチ回路 15b,25b…
第2ラッチ回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の遅延素子を直列に連結した信号遅
    延線を有し、開始信号の入力により起動され、パルス信
    号を上記信号遅延線上で順次遅延させながら伝送する信
    号遅延手段と、 所定の終了信号が夫々個別に入力される複数の入力ライ
    ンと、 該入力ライン毎に設けられ、上記各遅延素子に夫々対応
    する複数の第1ラッチ素子を有し、上記入力ラインに入
    力される終了信号に応じて、上記各遅延素子の出力信号
    を保持する遅延信号保持手段と、 上記入力ライン毎に設けられ、該入力ラインに入力され
    る終了信号に応じて上記遅延信号保持手段が保持した値
    に基づいたデジタルデータを測定値として出力する出力
    ラインと、 を備え、半導体集積回路として構成される時間測定装置
    において、 上記信号遅延手段の遅延素子を1列に配置すると共に、 上記各遅延信号保持手段の第1ラッチ素子を、同じ遅延
    素子に対応するものが互いに隣接し、且つ上記遅延素子
    の配列方向に沿って一列に並ぶように配置したことを特
    徴とする時間測定装置。
  2. 【請求項2】 上記信号遅延手段を構成する単一の遅延
    素子の回路領域と、該遅延素子に対応して互いに隣接す
    るように配置された上記第1ラッチ素子の合計回路領域
    とで、該遅延素子の配列方向の幅を等しい大きさに形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の時間測定装置。
  3. 【請求項3】 上記遅延信号保持手段の各第1ラッチ素
    子の回路領域内に、該回路領域を横切るように、他の第
    1ラッチ素子に上記終了信号を供給するための信号線を
    配線したことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の時間測定装置。
  4. 【請求項4】 上記遅延信号保持手段を半数ずつ、上記
    信号遅延手段の回路領域を中心軸として軸対称に配置し
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載の時間測定装置。
  5. 【請求項5】 上記入力ライン間及び該入力ラインと他
    の信号線との間に、電位を接地電位に固定した固定電位
    ラインを設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれかに記載の時間測定装置。
  6. 【請求項6】 上記遅延信号保持手段毎に、該遅延信号
    保持手段からの出力信号に基づき、上記信号遅延線内で
    の上記パルス信号の伝送位置を検出し、該伝送位置に応
    じたデジタルデータを発生して出力ラインに供給する位
    置データ発生手段を備え、 上記遅延信号保持手段を、上記信号遅延手段と上記位置
    データ発生手段との間に配置したことを特徴とする請求
    項1ないし請求項5のいずれかに記載の時間測定装置。
  7. 【請求項7】 上記信号遅延手段は、上記信号遅延線が
    ループ状に連結され、開始信号の入力により起動される
    と、パルス信号を周回させるパルス周回回路からなり、
    更に、 該パルス周回回路での上記パルス信号の周回数をカウン
    トし、デジタルデータとして出力するカウンタ回路と、 上記入力ライン毎に設けられ、上記カウンタ回路の出力
    の各桁に夫々対応する複数の第2ラッチ素子を有し、上
    記入力ラインに入力される終了信号に応じて、上記カウ
    ンタ回路の出力を夫々保持する周回数保持手段と、 を備え、上記出力ラインは、同じ終了信号にて動作する
    上記遅延信号保持手段からの出力に基づいたデジタルデ
    ータを下位ビット、上記周回数保持手段からのデジタル
    データを上位ビットとする複数ビットのデジタルデータ
    を測定値として出力する請求項1ないし請求項6のいず
    れかに記載の時間測定装置において、 上記カウンタ回路の各桁の出力を生成する基本素子を1
    列に配置すると共に、 上記各周回数保持手段の第2ラッチ素子を、同じ基本素
    子に対応するものが互いに隣接し、且つ配列方向に沿っ
    て一列に並ぶように配置したことを特徴とする時間測定
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の時間測定装置におい
    て、 上記カウンタ回路を構成する単一の基本素子の回路領域
    と、該基本素子に対応して互いに隣接するように配置さ
    れた上記第2ラッチ素子の合計回路領域とで、該基本素
    子の配列方向の幅を等しい大きさに形成したことを特徴
    とする時間測定装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の時間測
    定装置において、 上記周回数保持手段の第2ラッチ素子の回路領域内に、
    該回路領域を横切るように、他の第2ラッチ素子に上記
    終了信号を供給するための信号線を配線したことを特徴
    とする時間測定装置。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9のいずれかに
    記載の時間測定装置において、 上記周回数保持手段を半数ずつ、上記カウント回路の回
    路領域を中心軸として軸対称に配置したことを特徴とす
    る時間測定装置。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし請求項10のいずれか
    に記載の時間測定装置において、 上記信号遅延手段を構成する遅延素子の配列方向の延長
    線上に、該遅延素子の配列方向と上記カウント回路を構
    成する基本素子の配列方向とを一致させて上記カウンタ
    回路を配置したことを特徴とする時間測定装置。
  12. 【請求項12】 請求項7ないし請求項11のいずれか
    に記載の時間測定装置において、 上記信号遅延手段及び上記遅延信号保持手段を下位ビッ
    ト部、カウント手段及び周回数保持手段を上位ビット部
    とし、 上記入力ラインを、上記下位ビット部と上位ビット部と
    に挟まれた領域に配線したことを特徴とする時間測定装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の時間測定装置にお
    いて、 上記入力ラインを、上記上位ビット部及び下位ビット部
    に挟まれた回路領域に、該上位ビット部及び下位ビット
    部の回路領域と対向しない両端部から、夫々半数ずつ入
    力するように配線したことを特徴とする時間測定装置。
  14. 【請求項14】 請求項7ないし請求項13のいずれか
    に記載の時間測定装置において、 上記遅延信号保持手段と上記周回数保持手段とで夫々個
    別に、上記終了信号の駆動能力を向上させる第1バッフ
    ァ回路を設けたことを特徴とする時間測定装置。
  15. 【請求項15】 請求項7ないし請求項14のいずれか
    に記載の時間測定装置において、 上記カウンタ回路の基本素子毎に、上記周回数保持手段
    への出力信号の駆動能力を向上させる第2バッファ回路
    を設けたことを特徴とする時間測定装置。
  16. 【請求項16】 上記周回数保持手段が、 上記終了信号にて上記カウンタ回路の出力を保持する第
    1保持回路と、 上記パルス信号が上記パルス周回回路を略半周する時間
    だけ上記終了信号を遅延させる遅延回路と、 該遅延回路にて遅延された終了信号にて上記カウンタ回
    路の出力を保持する第2保持回路と、 当該周回数保持手段と同じ終了信号にて動作する上記遅
    延信号保持手段の出力から特定される上記パルス信号の
    周回位置に基づき、上記第1保持回路或は第2保持回路
    のいずれか一方の出力を選択する選択回路と、 を備えた、請求項7ないし請求項15のいずれかに記載
    の時間測定装置において、 上記第1保持回路に上記終了信号を入力するための信号
    線及び上記遅延回路に上記終了信号を入力するための信
    号線は、互いに直結されていることを特徴とする時間測
    定装置。
  17. 【請求項17】 請求項7ないし請求項16のいずれか
    に記載の時間測定装置において、 上記信号遅延手段が出力する周回数カウント用の信号、
    及び外部から入力されるクロック信号のいずれかを、択
    一的に上記カウンタ回路に入力するクロック選択手段を
    備えたことを特徴とする時間測定装置。
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