JP4345854B2 - A/d変換回路 - Google Patents

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Description

本発明は、パルス信号を遅延させて出力する遅延ユニットを複数段縦続接続してなるパルス遅延回路を用いてアナログ入力信号の電圧レベルを数値データに変換するTAD方式のA/D変換回路に関する。
従来より、全ての部分がデジタル回路により構成されたTAD方式のA/D変換回路が各種提案されている。
その一つとして、アナログ入力信号の電圧レベルに応じた遅延量でパルス信号を遅延させて出力する遅延ユニットを、複数段縦続接続してなるパルス遅延回路を用いて構成され、パルス遅延回路内でのパル信号の位置に基づいて、予め設定された測定時間の間にパルス信号が通過した遅延ユニットの段数に対応する数値データを、A/D変換データとして出力するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、このTAD方式のA/D変換回路において、A/D変換データを高分解能化することが求められており、その一つの方法として、遅延ユニットを高速化することなく、遅延ユニット1段以下の分解能を得るA/D変換回路が知られている。
このA/D変換回路101は、図21に示すように、パルス遅延回路102の出力をラッチして数値データに変換する符号化回路103をn個設け、これらn個の符号化回路103を、遅延ユニットの1段分の遅延量をTdとして、Td/nずつ遅延量(位相)が異なるn個のサンプリングクロックCK1〜CKnにより動作させ、更に、各符号化回路103にて得られた数値データをラッチ回路109でラッチしたものを、加算回路110にて加算し、その加算結果をA/D変換データとするものである(例えば、特許文献2参照。)。
特開平5−259907号公報 特開2004−7385号公報
ところで、加算回路110は、一般に、図22に示すように、二つの数値データを加算する加算器ADDと、加算器ADDでの加算結果をラッチするラッチ回路LTとからなる単位ユニットを、p段(但し、p=[log2 n];[x]は、xの小数点以下を切り上げた値を示す)のバイナリツリー構造を有するように階層的に接続することによって構成されている。
なお、全ての単位ユニット(特にラッチ回路LT)は、同じシステムクロックCKSに従って動作するように構成されているため、加算回路110は、図23に示すように、各階層毎に1クロックを費やして計算を実行することになり、加算結果を得るまでに、システムクロックCKSのp周期分を費やすことになる。なお、図23では符号化回路103が4個(即ち、n=4,p=2)である場合を示す
従って、従来のA/D変換回路101では、符号化回路103の数を増やしてA/D変換データDTの精度を向上させるほど、加算回路110での演算に要する時間、ひいてはA/D変換結果を得るまでに要する時間が増大してしまうという問題があった。
つまり、高精度なA/D変換データが得られる従来のA/D変換回路101を、サーボ制御のように、A/D変換データを速やかにフィードバックさせる必要のあるアプリケーションに適用することができないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、遅延ユニットの出力を異なった複数のタイミングでラッチすることで高分解能化を図るTAD方式のA/D変換回路において、A/D変換時間を短縮し、更には、回路面積を削減することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた発明である請求項1に記載のA/D変換回路は、アナログ入力信号の電圧レベルに応じた遅延量でパルス信号を遅延させる遅延ユニットをm(mは2以上の整数)段縦続接続してなるパルス遅延回路を備え、そのパルス遅延回路の出力に基づいて、符号化回路が、アナログ入力信号の電圧レベルをA/D変換する、いわゆるTAD方式のA/D変換回路からなる。
そして、符号化回路は、遅延ユニットの出力毎に設けられ、遅延ユニット1段分の遅延量をTdとして、Td/n(nは2以上の整数)ずつ異なるn種類のタイミングで、前記遅延ユニットの出力をそれぞれラッチするm個のデータ保持回路、及び各データ保持回路がn個ずつラッチしたデータを、パルス信号の伝送に従って信号レベルが変化する順番に並べてなるm×nビットのデータを保持データとして、その保持データをパルス遅延回路内でのパルス信号の位置に対応した数値データに一括して変換するパルスセレクト&エンコーダからなる。
このように構成された本発明のA/D変換回路によれば、パルス遅延回路の出力を異なったm種類のタイミングでラッチしたデータを用いてA/D変換データを得るようにされているため、A/D変換データの分解能を、遅延ユニットの段数以下にすることができる。
しかも、本発明のA/D変換回路では、パルス遅延回路の出力を異なるn種類のタイミングでラッチしたデータを、各タイミング毎に得られるn個のデータとして扱うのではなく、単一の保持データとして扱い、これを一括して数値データに変換している。
従って、本発明のA/D変換回路によれば、従来装置のような加算回路を必要としないため、A/D変換に要する時間を大幅に削減することができ、その結果、サーボ制御等のようなA/D変換データを速やかにフィードバックさせる必要のあるアプリケーションにも問題なく適用することができる。
また、本発明のA/D変換回路によれば、遅延ユニット1段分の遅延量がA/D変換データの分解能に直結するため、CMOSプロセスの微細化が進むことにより、特別な工夫をしなくても、A/D変換データの分解能を向上させることができる。
また、符号化回路を連続的に使用する場合、符号化回路が出力する数値化データを正規化(具体的には、前回の数値化データとの差分を算出)する必要がある。つまり、符号化回路を複数備える従来装置では、その符号化回路のそれぞれについて、数値化データの正規化回路が必要となるが、本発明のA/D変換回路によれば、この正規化回路を一つだけ備えればよいため、回路規模を大幅に削減することができる。
次に、請求項2に記載のA/D変換回路では、上述のパルス遅延回路と符号化回路とからなるコア部を複数備え、加算部が、コア部のそれぞれが出力する数値データを加算し、その加算結果をA/D変換データとして出力する。
つまり、コア部が請求項1に記載のA/D変換回路と同様の構成をしており、これを複数個並列に動作させて、その結果を単純加算することでA/D変換データを得ている。
従って、本発明のA/D変換回路によれば、請求項1に記載のA/D変換回路より更に高分解能なA/D変換データを簡易な構成によって得ることができる。
ところで、本発明のA/D変換回路において、データ保持回路は、請求項3に記載のように、Td/nずつタイミングが異なるn種類のクロックを生成するクロック生成手段を備え、同一の遅延ユニットの出力をラッチするn個のラッチ回路は、それぞれがクロック生成手段が生成するn種類のクロックのいずれかによって遅延ユニットの出力をラッチするように構成されていてもよい。
また、本発明のA/D変換回路において、データ保持回路は、請求項4に記載のように、Td/nずつ遅延量が異なるm種類の遅延回路を備え、同一の遅延ユニットの出力をラッチするn個のラッチ回路は、それぞれがn種類の遅延回路のいずれかを介して遅延ユニットの出力を入力し、且つ、全てのラッチ回路は、同一クロックのタイミングで遅延ユニットの出力をラッチするように構成されていてもよい。
つまり、前者(請求項3)の場合、ラッチ回路を動作させるクロックのタイミングをずらすことで、また、後者(請求項4)の場合、遅延ユニットの出力を遅延回路で遅延させてラッチ回路に入力することによって、n種類の異なるタイミングを実現している。
なお、遅延回路は、具体的には、例えば請求項5に記載のように、入力信号を反転させて出力するインバータにより構成し、そのインバータが信号を反転させる閾値レベルを異ならせることによって異なる遅延量が実現されるように構成すればよい。
ところで、パルスセレクト&エンコーダにて正しくA/D変換データに変換されるためには、保持データは、パルス位置に対応する二つのビット間でのみ、パルス信号が既に通過済みであることを表す通過レベルと、パルス信号が未通過であることを表す未通過レベルとが隣接し合っている必要がある。
しかし、遅延ユニットの出力のラッチに関わる回路が有する閾値のバラツキやノイズによるビット誤りによって、保持データ中に、通過レベルと未通過レベルとが隣接し合っている箇所が複数存在する可能性がある。
この場合、単にA/D変換データが誤ったものとなるだけでなく、エンコーダの回路構成によっては、エンコーダを構成する回路素子に大きな電流(短絡電流)が流れて消費電力が増大したり、その回路素子が破壊されてしまったりする可能性があった。
そこで、本発明のA/D変換回路には、請求項6に記載のように、データ保持回路と前記パルスセレクト&エンコーダとの間に、保持データ中のビット誤りを補正する保持データ補正回路を設けることが望ましい。
この保持データ補正回路は、具体的には、請求項7に記載のように、保持データ中の一つのビットを着目ビットとして、その着目ビットに対して1ビットを空けて隣接する隣々接ビットが、いずれもパルス信号が通過済であることを示す通過レベルである場合には、着目ビットも通過レベルに設定し、隣々接ビットがいずれもパルス信号が未通過であることを示す未通過レベルである場合には、着目ビットも未通過レベルに設定する第1補正回路と、第1補正回路から出力される補正された保持データ中の一つのビットを着目ビットとして、その着目ビットに隣接する隣接ビットがいずれも通過レベルである場合には、着目ビットも通過レベルに設定し、隣接ビットがいずれも未通過レベルである場合には、着目ビットも未通過レベルに設定する第2補正回路とにより構成されたものを用いることができる。
但し、保持データ補正回路は、必ずしも第1補正回路を設ける必要はなく、請求項8に記載のように、第2補正回路だけで構成されていてもよい。
つまり、正常な保持データであれば、未通過レベルが連続しているビット領域の中に、通過レベルとなるビットが孤立して存在することはあり得ないため、そのようなビットを誤りであるとして検出し補正しているのである。但し、第1補正回路では、ビット誤りが2ビット連続している場合にも補正可能に構成されたものであり、第2補正回路では、ビット誤りが1ビットだけである場合のみ補正可能に構成されたものである。
次に、請求項9に記載のA/D変換回路は、アナログ入力信号の電圧レベルに応じた遅延量でパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段縦続接続してなるパルス遅延回路を備えると共に、そのパルス遅延回路を構成する遅延ユニットの各出力をラッチし、そのラッチした出力を、パルス遅延回路内でのパルス信号の位置に対応した数値データに変換する符号化回路をn(n=2p ,pは正整数)個備えている。
そして、加算回路が、各符号化回路が出力する数値データを加算し、その加算結果をA/D変換データとして出力する、いわゆるTAD方式のA/D変換回路からなる。
そして、加算回路は、二つの数値データを加算する加算器及びその加算器の出力をラッチするラッチ回路からなる単位ユニットを、p段のバイナリツリー構造を有するように接続してなる演算部と、遅延ユニット1段分の遅延量未満に設定された規定遅延量ずつ異なるp種類の加算クロックを生成する加算クロック生成部とからなり、加算クロック生成部で生成された加算クロックを、遅延量の少ないものほど前段の単位ユニットに供給して、その単位ユニットを構成するラッチ回路を動作させる。
このように構成された本発明のA/D変換回路によれば、演算部を構成する各段の単位ユニットを、1クロックずつ異なるタイミングで動作させる従来装置と比較して、加算回路での処理に要する時間を大幅に短縮することができる。
なお、規定遅延量は、請求項10に記載のように、加算器のクリティカルパスでの遅延量以上に設定されている必要がある。
また、請求項11に記載のように、上述の請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のA/D変換回路において、パルス遅延回路として、縦続接続された前記遅延ユニットをリング状に接続してなるリング遅延回路を用いると共に、リング遅延回路でのパルス信号の周回数を計測する周回数カウンタを備え、符号化回路は、リング遅延回路の出力及び周回数カウンタの出力をいずれもラッチし、そのラッチした出力を、数値データに変換するように構成してもよい。
このように構成された本発明のA/D変換回路によれば、パルス遅延回路の段数、ひいてはその回路面積を大幅に削減することができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明が適用されたA/D変換回路1の構成を示すブロック図である。
<全体構成>
図1に示すように、A/D変換回路1は、パルス信号PAを遅延させて出力する遅延ユニットDUをm(mは2以上の整数,但し本実施形態では2の累乗)段縦続接続することにより構成されたパルス遅延回路2と、基準クロックCKSに従って動作し、パルス遅延回路2を構成する各遅延ユニットDUの出力D1〜Dmから、パルス遅延回路2を伝搬するパルス信号PAの位置に対応した値を有するA/D変換データDTを生成する符号化回路3とからなる。
<パルス遅延回路>
パルス遅延回路2を構成する各遅延ユニットDUは、インバータ等からなるゲート回路により構成され、各遅延ユニットDUには、A/D変換の対象となるアナログ入力信号(電圧信号)Vinが駆動電圧として印加されている。
なお、各遅延ユニットDUの遅延時間Tdは、アナログ入力信号Vinの信号レベル(電圧レベル)に応じて変化し、アナログ入力信号Vinの信号レベルが高いほど短くなる。
<符号化回路>
符号化回路3は、基準クロックCKSから単位時間ΔT=Td/n(nは2以上の整数)ずつタイミングが異なるn個のサンプリングクロックCK1〜CKnを発生させるクロック発生回路4と、パルス遅延回路2を構成する遅延ユニットDUのそれぞれに対応して設けられ、各遅延ユニットDUの出力Di(i=1,2,…m)を、クロック発生回路4が発生させたn個のサンプリングクロックCK1〜CKnを用いてそれぞれラッチすることでnビットのデータを保持するm個のデータ保持回路5とを備えている。
また、符号化回路3は、m個のデータ保持回路5に保持された合計m×nビットのデータを、パルス信号PAの伝送に従って信号レベルが変化するのが早い順に並べたものを保持データQとして入力し、その保持データQに基づいて、パルス遅延回路内2でのパルス信号PAの位置に対応した値を表す数値データを生成するパルスセレクタ&エンコーダ6と、基準クロックCKSの1周期毎に、パルスセレクタ&エンコーダ6が出力する数値データをラッチするラッチ回路7と、パルスセレクタ&エンコーダ6が出力する数値データからラッチ回路7にラッチされた数値データを減算する減算器と8を備えている。
つまり、符号化回路3は、基準クロックCKSの周期毎に、減算器8での減算結果(即ち、基準クロックCKSの1周期の間にパルス信号PAがパルス遅延回路2上を移動した移動量に対応する数値データ)をA/D変換データDTとして出力するように構成されている。
<クロック発生回路>
クロック発生回路4は、遅延量が単位時間ΔTずつ異なるn個の遅延回路により構成され、これらn個の遅延回路によって基準クロックCKSを遅延させることによって、サンプリングクロックCK1〜CKnを生成する。
但し、図2に示すように、サンプリングクロックCKnに対して、サンプリングクロックCKn−1〜CK1は、それぞれ単位時間ΔTの整数倍の時間(1×ΔT,2×ΔT,…,(n−1)×ΔT)だけ遅延したものとなるように設定されている。
なお、クロック発生回路4を構成する遅延回路は、例えば、遅延ユニットDUがn個のゲート回路で構成されている場合には、遅延ユニットDUを構成するゲート回路と同じゲート回路を用い、そのゲート回路の接続段数が1段ずつ異なるようにして、n種類の遅延量を実現すればよい。
また、遅延回路は、例えば、遅延ユニットDUが単一のインバータで構成されている場合には、信号を反転させる閾値を互いに異ならせたn種類のインバータによって、n種類の遅延量を実現すればよい(例えば、特開2004−357030号の図4,5参照)。
但し、いずれの場合も、遅延回路を構成するインバータの駆動電圧として、アナログ入力信号Vinを印加する必要がある。
<データ保持回路>
データ保持回路5は、図3に示すように、遅延ユニットDUの出力DiをサンプリングクロックCK1〜CKnのいずれかによりラッチするn個のフリップフロップ回路Fi1〜Finにより構成されている。以下では、遅延ユニットDUの出力Diを、サンプリングクロックCKj(j=1,2,…,n)でラッチしたデータをQijで表すものとする。
ここで図4は、データ保持回路5の動作を表す説明図である。但し、説明をわかりやすくするため、サンプリングクロックの数nを4個としている。そして、説明図は、遅延ユニットDUの最初の4段の出力D1〜D4の変化と、サンプリングクロックCK1〜CK4による遅延ユニットDUの出力D1〜D4のラッチタイミングを示している。
図4に示すように、サンプリングクロックCK1〜CK4のうち、遅延ユニットDUのラッチタイミングは、サンプリングクロックCK1が最も遅く、サンプリングクロックCK4が最も早い。そして、図示されている例では、出力D1についてのラッチデータQ11〜Q14は、いずれも既にパルスが通過したことを表す通過レベル(ハイレベル)となる。また、出力D2についてのラッチデータQ21〜Q24のうち、ラッチデータQ21〜Q23が通過レベルとなり、ラッチデータQ24のみがパルスが未通過であることを表す未通過レベル(ロウレベル)となる。また、出力D3,D4についてのラッチデータQ31〜Q34,Q41〜Q44は、いずれも未通過レベルとなる。このときの、データ保持回路5を構成する各フリップフロップ回路Fijの状態(ラッチデータQijの値)を図5に示す。但し、図5に示す回路構成はm=4,n=4として簡略化したものである。
そして、これらラッチデータを、信号レベルの変化が検出できる順番、即ち、Q11,Q12,…Q1n,Q21,Q22,…,Qmnの順に並べたものを保持データQ(図5の場合はQ={1111111000000000}となる)として、パルスセレクタ&エンコーダ6に供給するように構成されている。つまり保持データQは、パルス信号PAに対応するビット境界より先頭側のビットは全て通過レベル(本実施形態ではハイレベル)となり、そのビット境界より末尾側のビットは全て未通過レベル(本実施形態ではロウレベル)となるようにされている。
なお、以下では、保持データQの各ビットをQ0 ,Q1 ,Q2 ,…,Qm×n-1 で表すものとする。
<パルスセレクタ&エンコーダ>
パルスセレクタ&エンコーダ6は、図6に示すように、保持データQのビット列の中から、隣合うビットで信号レベルが互いに異なっている位置、即ち、パルスの先頭に対応する位置を選択するパルスセレクタ部6aと、パルスセレクタ部6aでの選択結果に従って、符号化を行うエンコーダ部6bとからなる。
パルスセレクタ部6aは、保持データQの隣接する二つのビットの値をそれぞれの入力とするm×(n−1)個の排他的論理和回路XORと、先頭ビットQ0 の値、及び各排他的論理和回路XORの出力(以下、非反転出力ともいう)を反転させた反転出力を生成するm×n個の反転回路NOTとからなる。そして、先頭ビットQ0 の反転出力を位置出力P0 、保持データQの第kビットQk と第k+1ビットQk+1 (但し、k=1,2,…,m×n−1)を入力とする排他的論理和回路XORの非反転出力及び反転出力を位置出力Pk (但し、位置出力Pm×n-1 は反転出力のみ)とするように構成されている。
つまり、位置出力P0 は、保持データQの先頭ビットQ0 の値が未通過レベル(ロウレベル)であればアクティブ(反転出力:ハイレベル)となり、先頭ビットQ0 の値が通過レベル(ハイレベル)であれば非アクティブ(反転出力:ロウレベル)となる。また、位置出力Pk は、隣接ビットQk ,Qk+1 が互いに異なる場合にアクティブ(非反転出力:ハイレベル,反転出力:ロウレベル)となり、隣接ビットQk ,Qk+1 が互いに同じである場合に非アクティブ(非反転出力:ロウレベル,反転出力:ハイレベル)となる。
一方、エンコーダ部6bは、デコードされた値を出力するp(=[log2 (m×n);但し[x]は、xの小数点以下を切り上げた値を表す)本の出力線LOと、位置出力P0 〜Pm×n-1 毎に設けられ、位置出力Pk (但し、k=0,1,…,m×n−1)が非アクティブの時には出力線LOをハイインピーダンスに保ち、位置出力Pk がアクティブの時には出力線LOの信号レベルが値kを2進数で表したものとなるように接続されたp個のトランジスタからなるスイッチング回路SC0 〜SCm×n-1 とからなる。
つまり、パルスセレクタ&エンコーダ6では、パルスセレクタ部6aが、保持データQを構成するビット列から隣接するビット間の信号レベル(通過レベル/未通過レベル)が異なるビット境界を抽出し、そのビット境界に対応する一つの位置出力Pk のみをアクティブとし、そのアクティブにされた位置出力Pk に従って、エンコーダ部6bが、位置出力Pk に対応した数値データ(kを2進数で表したもの)を生成する。
<効果>
以上説明したようにA/D変換回路1では、パルス遅延回路2を構成する各遅延ユニットDUの出力D1〜Dmを、単位時間ΔT(=Td/n)ずつタイミングが異なったサンプリングクロックCK1〜CKnでそれぞれラッチし、そのラッチにより得られるm×n個のラッチデータを用いてA/D変換データDTを得るようにされているため、A/D変換データDTの分解能を、遅延ユニットDUの1段分の遅延時間に相当する電圧以下にすることができる。
また、A/D変換回路1では、ラッチデータQ11〜Qmnを、従来装置のように各タイミング毎に得られるn個のmビットデータとして扱うのではなく、単一のm×nビットデータ(保持データQ)として扱っている。これにより、遅延時間がTdであるm個の遅延ユニットDUで構成されたパルス遅延回路2を使用しているにも関わらず、遅延時間がTd/nであるm×n個の遅延ユニットDUで構成されたパルス遅延回路と同等の保持データQが、パルスセレクタ&エンコーダ6に供給され、しかも、パルスセレクタ&エンコーダ6では、この保持データQを一括して数値データに変換される。
従って、A/D変換回路1によれば、従来装置のような加算回路110を必要とすることなくA/D変換データDTを得ることができるため、A/D変換に要する時間を大幅に削減することができ、その結果、サーボ制御等のようなA/D変換データを速やかにフィードバックさせる必要のあるアプリケーションにも問題なく適用することができる。
更に、A/D変換回路1では、パルスセレクタ&エンコーダ6の出力を正規化するための構成(ラッチ回路7,減算器8)を一つだけ備えていればよいため、そのような構成を、サンプリングタイミング毎に得られるデータ数と同じ数だけ必要とする従来装置と比較して、装置規模を更に削減することができる。
また、A/D変換回路1は、遅延ユニットDUでの遅延時間TdがA/D変換データDTの分解能に直結するため、CMOSプロセスの微細化に伴って遅延ユニットDUの遅延量が低下すると、特別な工夫を加えなくても、A/D変換データの分解能が向上する。その結果、A/D変換回路1によれば、将来的に更なる性能の向上を見込むことができる。
なお、本実施形態では、パルス遅延回路2を構成する遅延ユニットDUとして、パルス信号PAを単に遅延させるものを用いたが、代わりに、パルス信号PAを遅延させ且つ信号レベルを反転させる、いわゆるインバータを用いてもよい。
この場合、保持データQは、隣接するビット間で信号レベルが同じである箇所がパルス信号PAの位置に対応し、それ以外では信号レベルが異なったものとなるため、パルスセレクタ部6aは、図7に示すように、排他的論理和回路XOR回路の代わりに排他的否定論理和回路XNORを用いると共に、先頭ビットQ0を反転させる反転回路NOTを省略して構成すればよい。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。
図8は、第2実施形態のA/D変換回路10の全体構成を示すブロック図である。
なお、A/D変換回路10は、第1実施形態のA/D変換回路1とは、符号化回路30の構成が一部異なるだけであるため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、以下では、構成の相違する部分を中心に説明する。
<符号化回路>
図8に示すように、符号化回路30は、第1実施形態の符号化回路3と比較すると、クロック発生回路4が省略され、データ保持回路5の代わりに、各遅延ユニットDUの出力Di(i=1,2,…m)を、基準クロックCKSを用いて、単位時間ΔT(=Td/n)ずつ異なるn種類のタイミングでそれぞれラッチすることでnビットのデータを保持するデータ保持回路50が設けられている以外は、符号化回路3と全く同様に構成されている。
<データ保持回路>
図9は、データ保持回路50の詳細な構成を示す回路図である。
図9に示すように、データ保持回路50は、それぞれ単位時間ΔTの整数倍の時間(1×ΔT,2×ΔT,…,(n−1)×ΔT)だけ遅延ユニットDUの出力Diを遅延させるn個の遅延回路DL1〜DLnと、遅延回路DL1〜DLnの出力を、サンプリングクロック(基準クロック)CKSによりそれぞれラッチするn個のフリップフロップ回路Fi1〜Finにより構成されている。以下では、遅延ユニットDUの出力Diを、サンプリングクロックCKj(j=1,2,…,n)でラッチしたデータをQijで表すものとする。
なお、遅延回路DL1〜DLnは、具体的には、信号を反転させる閾値を互いに異ならせたn種類のインバータによって、n種類の遅延量を実現するように構成すればよい(例えば、特開2004−357030の図4,5参照)。
つまり、データ保持回路50は、サンプリングクロックCK1〜CKnによってラッチタイミングをずらす代わりに、各フリップフロップ回路Fi1〜Finに供給される遅延ユニットDUの出力Diの方を遅延させることで、データ保持回路5と同様の作用が得られるように構成されている。
<効果>
従って、A/D変換回路10によれば、A/D変換回路1と同様の作用効果を得ることができる。
[第3実施形態]
次に第3実施形態について説明する。
図10は、第3実施形態のA/D変換回路11の全体構成を示すブロック図である。
なお、A/D変換回路11は、第1実施形態のA/D変換回路1とは、符号化回路31の構成が一部異なるだけであるため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、以下では、構成の相違する部分を中心に説明する。
<符号化回路>
図10に示すように、符号化回路31は、第1実施形態の符号化回路3と比較すると、m個のデータ保持回路5とパルスセレクタ&エンコーダ6との間に、保持データ補正回路9が挿入され、保持データ補正回路9が、データ保持回路5から供給される保持データQを補正することで生成される補正データSをパルスセレクタ&エンコーダ6に供給するように構成されている以外は、符号化回路3と全く同様に構成されている。
<保持データ補正回路>
保持データ補正回路9は、データ保持回路5から供給される保持データQを補正する第1補正回路9aと、第1補正回路9aで補正された補正データRを更に補正する第2補正回路9bとからなり、この第2補正回路9bで補正された補正データSをパルスセレクタ&エンコーダ6に供給するように構成されている。
ここで、図11は第1補正回路9aの回路図、図12は第2補正回路9bの回路図である。但し、いずれの図においても、(a)〜(c)が第1補正回路9a又は第2補正回路9bを構成する補正単位ユニットを示す回路図、(d)が第1補正回路9a又は第2補正回路9bの全体構成を示す回路図である。
まず、第1補正回路9aの補正単位ユニットは、図11(a)に示すように、保持データQの各ビット毎に設けられ、補正処理の対象となる対象ビットQk に対して1ビット間を置いた両側に隣接する二つのビット(以下、隣々接ビットという)Qk-2 ,Qk+2 を入力とする論理和回路ORと、論理和回路ORの出力及び対象ビットQk を入力とする論理積回路ANDとからなり、論理積回路ANDの出力を補正ビットRk として出力するように構成されている。
このように構成された第1補正回路9aの補正単位ユニットでは、対象ビットQk が未通過レベル(ロウレベル)である場合、及び対象ビットQk が通過レベル(ハイレベル)であり且つ隣々接ビットQk-2 ,Qk+2 の少なくとも一方が通過レベルである場合には、対象ビットQk と同じ信号レベルを有する補正ビットRk を出力し、対象ビットQk が通過レベルであり且つ隣々接ビットQk-2 ,Qk+2 のいずれもが未通過レベルである場合にのみ、対象ビットQk とは異なる信号レベルを有する(即ち、未通過レベルに補正された)補正ビットRk を出力する。
但し、先頭側の隣々接ビットQk-2 が存在しないビットQ0 ,Q1 の補正単位ユニットは、図11(b)に示すように、対象ビットQk 及び末尾側の隣々接ビットQk+2 を入力とする論理和回路ORの出力を補正ビットRk とし、また、末尾側の隣々接ビットQk+2 が存在しないビットQmn-2 ,Qmn-1 の補正単位ユニットは、図11(c)に示すように、対象ビットQk 及び先頭側の隣々接ビットQk-2 を入力とする論理積回路ANDの出力を補正ビットRk として出力するように構成されている。
一方、第2補正回路9bの補正単位ユニットは、図12(a)に示すように、補正データRの各ビット毎に設けられ、補正処理の対象となる対象ビットRk に対して両側に隣接する二つのビット(以下、隣接ビットという)Rk-1 ,Rk+1 を入力とする論理和回路ORと、論理和回路ORの出力及び対象ビットRk を入力とする論理積回路ANDとからなり、論理積回路ANDの出力を補正ビットSk として出力するように構成されている。
このように構成された第2補正回路9bの補正単位ユニットでは、対象ビットRk が未通過レベル(ロウレベル)である場合、及び対象ビットRk が通過レベル(ハイレベル)であり且つ隣接ビットRk-1 ,Rk+1 の少なくとも一方が通過レベルである場合には、対象ビットRk と同じ信号レベルを有する補正ビットSk 出力し、対象ビットRk が通過レベルであり且つ隣接ビットRk-1 ,Rk+1 がいずれも未通過レベルである場合にのみ、対象ビットRk とは異なる信号レベルを有する(即ち、未通過レベルに補正された)補正ビットSk を出力する。
但し、先頭側の隣接ビットRk-1 が存在しない先頭ビットR0 の補正単位ユニットは、図12(b)に示すように、対象ビットRk 及び末尾側の隣接ビットRk+1 を入力とする論理和回路ORの出力を補正ビットSk とし、また、末尾側の隣接ビットRk+1 が存在しない末尾ビットRmn-1 の補正単位ユニットは、図12(c)に示すように、対象ビットRk 及び先頭側の隣接ビットQk-1 を入力とする論理積回路ANDの出力を補正ビットSk として出力するように構成されている。
このように構成された保持データ補正回路9では、例えば、保持データQが‘…1110111000…’である場合、第1補正回路9aが出力する補正データRは‘…1110101000…’となり、更に、第2補正回路9bが出力する補正データSは‘…1110000000…’となる。つまり、最初に現れた‘0:未通過レベル’以降に現れる‘1:通過レベル’が全て‘0:未通過レベル’に補正されることになる。
<効果>
以上説明したように、A/D変換回路11では、保持データ補正回路9により保持データQを補正することにより、通過レベルとなるビットと未通過レベルとなるビットとの境界が一つだけ存在するように補正された補正データSをパルスセレクタ&エンコーダ6に供給するようにされている。
従って、A/D変換回路11によれば、パルスセレクタ部6aにより複数の位置出力Pk がアクティブとなって、エンコーダ部6bが誤動作してしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態では、保持データ補正回路9を第1補正回路9aと第2補正回路9bとで構成したが、保持データのビット誤りが連続して発生する可能性が極めて低い場合には、保持データ補正回路9を第2補正回路9bのみで構成してもよい。
また、本実施形態では、第1実施形態のA/D変換回路1に保持データ補正回路9を挿入した場合について説明したが、第2実施形態のA/D変換回路10や、後述する他のA/D変換回路に適用してもよい。
[第4実施形態]
次に第4実施形態について説明する。
<全体構成>
図13は、第4実施形態のA/D変換回路12の全体構成を示すブロック図である。
図13に示すように、A/D変換回路12は、第1実施形態のものと同様に構成されたパルス遅延回路2及びクロック発生回路4と、クロック発生回路4が発生させたサンプリングクロックCK1〜CKnのいずれかに従って、それぞれがパルス遅延回路2の出力をラッチして数値データに変換するn個の符号化回路32と、各符号化回路32の出力を、基準クロックCKSのタイミングでそれぞれラッチするn個のラッチ回路90と、各ラッチ回路90の出力DT1〜DTnを加算した結果をA/D変換データDTとして出力する加算回路91と、加算回路91を動作させるp(=[log2 n],但し、[x]はxの小数点以下を切り上げた値)種類のクロックを発生させる加算クロック発生回路92とを備えている。
つまり、パルス遅延回路2の出力を単位時間ΔTずつタイミングがずれたサンプリングクロックCK1〜CKnによって、それぞれサンプリングし、そのサンプリングしたデータをそれぞれ数値データに変換し、その数値データを加算することで、分解能がΔTのA/D変換データDTを得るように構成されている。
<符号化回路>
符号化回路32は、パルス遅延回路2を構成するm個の遅延ユニットDUの出力D1〜Dmを、サンプリングクロックCKj(j=1,2,…,n)のタイミングで同時にラッチするデータ保持回路50と、データ保持回路50がラッチしたデータを、パルス遅延回路2内でのパルス信号PAの位置に対応した数値データに変換するパルスセレクタ&エンコーダ60と、パルスセレクタ&エンコーダ60の出力を基準クロックCKSのタイミングでラッチするラッチ回路70と、パルスセレクタ&エンコーダ60の出力から、ラッチ回路70に保持されている1サイクル前の出力を減算する減算器80とからなる。
なお、パルスセレクタ&エンコーダ60,ラッチ回路70,減算器80は、処理するデータのビット数が異なる以外は、第1実施形態のパルスセレクタ&エンコーダ6,ラッチ回路7,減算器8と同様に構成されたものである。
<加算回路>
図14は、加算回路91の構成を示すブロック図である。
図14に示すように、加算回路91は、二つのデータを加算する加算器ADD、及び加算器ADDの結果をラッチするラッチ回路LTからなる加算単位ユニットを、p段のバイナリツリー構造となるように接続してなる周知の構造を有するものである。
但し、ラッチ回路LTは、バイナリツリー構造の各段毎に、タイミングの異なる加算クロックCKD_1〜CKD_pによって動作するように構成されている。
<加算クロック発生回路>
図15は、加算クロック発生回路92の構成を示す回路図である。
図15に示すように、加算クロック発生回路92は、p個の加算クロック用遅延ユニットDCを用いて構成され、基準クロックCKSを入力として、それぞれi(i=1,2,…,p)段の加算クロック用遅延ユニットDCを通過したものが加算クロックCKD_iとなるように構成されている。
但し、加算クロック用遅延ユニットDCでの遅延時間は、加算回路91を構成する加算器ADDのクリティカルパスを通過するのに要する時間より大きく設定され、通常、基準クロックCKSの1周期より短く設定されている。具体的に、加算クロック用遅延ユニットDCは、例えば、上記クリティカルパスを形成するゲート数より1〜5個程度多くのゲートGを縦続接続することで構成されている。
<効果>
このように構成されたA/D変換回路12では、図16に示すように、加算回路91を構成する各段の加算処理が、基準クロックCKSの1クロックを要することなく、必要最小限の時間で処理されるため、加算回路91での処理時間を従来装置と比較して大幅に削減される。
その結果、A/D変換回路12によれば、A/D変換データDTを高分解能化するために、複数の符号化回路32で数値化されたデータを加算する構成を採用しているにも関わらず、サーボ制御のように、A/D変換データを速やかにフィードバックさせる必要のあるアプリケーションに適用することができる。
[第5実施形態]
次に第5実施形態について説明する。
図17は、第5実施形態のA/D変換回路13の構成を示すブロック図である。
なお、A/D変換回路13は、第1実施形態のA/D変換回路13とは、一部構成が異なるだけであるため、同じ構成については同一符号を付して説明を省略し、構成の相違する部分を中心に説明する。
<全体構成>
図17に示すように、A/D変換回路13は、パルス信号PAを遅延させ且つ信号レベルを反転させて出力する遅延ユニットDUを、m(mは2の累乗)段縦続接続し且つリング状に接続してなるパルス遅延回路20と、パルス遅延回路20におけるパルス信号PAの周回数をカウントする周回数カウンタ25と、パルス遅延回路20を構成する各遅延ユニットDUの出力、及び周回数カウンタ25の出力に基づいて、遅延ユニットDUの駆動電圧として印加されるアナログ入力信号Vinの信号レベルに応じたA/D変換データDTを生成する符号化回路33とを備えている。
なお、パルス遅延回路20を構成する初段の遅延ユニットDUは、一方の入力端子を起動用端子とする論理積回路によって構成されている。そして、初段の遅延ユニットDUの起動用端子とは異なるもう一つの入力端子と、最終段の遅延ユニットDUの出力端子とを接続することでリング状に構成されている。
また、パルス遅延回路20は、図示しないが、パルス遅延回路20内にパルス信号PAが存在しない時に、最終段の遅延ユニットDUの出力端子に接続された入力端子の信号レベルをハイレベルに保持するように構成されている。このようなパルス遅延回路20の具体的な構成は、例えば、特開平6−216721号に詳述されているため、ここではその詳細についての説明を省略する。
<符号化回路>
符号化回路33は、第1実施形態のものと同様に構成されたクロック発生回路4,データ保持回路5,ラッチ回路7,減算器8を備えていると共に、周回数カウンタ25の出力をラッチするラッチ回路55と、データ保持回路5からの保持データQ、及びラッチ回路55にて保持された上位保持データとに基づいて、パルス信号PAの移動量を数値化するパルスセレクタ&エンコーダ63とを備えている。
<パルスセレクタ&エンコーダ>
図18は、パルスセレクタ&エンコーダ63の構成を示す回路図である。
図18に示すように、パルスセレクタ&エンコーダ63は、パルスセレクタ部63aとエンコーダ部63bとからなる。
このうち、パルスセレクタ部63aは、遅延ユニットDUが信号レベルを反転させるもタイプであるため、図7に示した、第1実施形態の変形例のパルスセレクタ部6aと同様に、排他的論理和回路XORの代わりに排他的否定論理和回路XNORが用いられている。また、パルス信号PAが周回することから、位置出力P0には、データQ0,Qmn−1を入力とする排他的否定論理和回路XNORの出力が用いられている。
一方、エンコーダ部63bは、第1実施形態のエンコーダ部6bと同様に構成されている。
そして、パルスセレクタ&エンコーダ63は、エンコーダ部63bの出力を下位ビット、ラッチ回路55の出力を上位ビットとするデータを、ラッチ回路7及び減算器8に供給するように構成されている。
<効果>
以上説明したように、A/D変換回路13では、周回数カウンタ25を設けたことにより、A/D変換の精度を低下させることなく、パルス遅延回路20を構成する遅延ユニットDUの接続段数を大幅に削減することができ、これに伴って、符号化回路33の回路規模も削減されるため、当該装置を小型に構成することができる。
なお、本実施形態では、遅延ユニットDUの段数mを2の累乗としているため、周回数カウンタ25の出力をラッチ回路55にてラッチした値を、そのまま上位ビットとして用いることができるが、遅延ユニットDUの段数mが2の累乗以外である場合は、パルスセレクタ&エンコーダ63にて、その段数に応じた補正を行って、エンコーダ部63bの出力と加算したものを出力するように構成する必要がある。
また、本実施形態のA/D変換回路13に、第2実施形態にて示したデータ保持回路50や、第3実施形態に示した保持データ補正回路9を適用してもよいし、逆に、第1〜第4実施形態のA/D変換回路1,11,12を、周回数カウンタ25を用いて構成してもよい。
また、本実施形態のA/D変換回路13に保持データ補正回路9を適用した場合、対象ビットQ0 ,Q1 の隣々接ビットQk-2 を、Qmn-2,Qmn-1とし、対象ビットQmn-2,Qmn-1の隣々接ビットQk+2 を、Q0 ,Q1 とすればよく、従って、第1補正回路9aは、図11(a)に示す補正単位ユニットのみを用いて構成すればよい。同様に、対象ビットQ0 の隣接ビットQk-1 を、Qmn-1とし、対象ビットQmn-1の隣接ビットQk+1 を、Q0 とすればよく、従って、第2補正回路9bは、図12(a)に示す補正単位ユニットのみを用いて構成すればよい。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明する。
<構成>
図19は、第6実施形態のA/D変換回路14の全体構成を示すブロック図である。
図19に示すように、A/D変換回路14は、第1実施形態のものと同様に構成されたパルス遅延回路2,符号化回路3、及び符号化回路3の出力をラッチするラッチ回路(図示せず)からなる複数のコア部23と、第4実施形態のものと同様に構成され、各コア部23の各出力を加算して、加算結果をA/D変換データDTとして出力する加算回路91、第4実施形態のものと同様に構成され、基準クロックCKSから加算回路91を動作させる加算クロックを発生させる加算クロック発生回路92とを備えている。
<効果>
このように構成されたA/D変換回路14によれば、各コア部23が第1実施形態のA/D変換回路1と同様に構成されているだけでなく、複数のコア部23からの出力を加算したものをA/D変換データDTとしているため、より分解能の高いA/D変換データを得ることができる。
本実施形態では、コア部23として、第1実施形態のA/D変換回路1を用いたが、代わりに、第2,第3,第5実施形態のA/D変換回路10,11,13を用いてもよい。
[他の実施形態]
以上本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、パルスセレクタ部6a,63aを、排他的論理和回路XOR又は排他的否定論理和回路XNORと、反転回路NOTとにより構成したが、図20(a)で示す回路を、図20(b)に示さす反転回路NOTと否定論理積回路NANDとにより構成してもよい。
第1実施形態のA/D変換回路の構成を示すブロック図。 クロック発生回路が発生させるサンプリングクロックを示すタイミング図。 データ保持回路の構成を示す回路図。 データ保持回路の動作を示す説明図。 図4に例示した状態においてデータ保持回路を構成する各フリップフロップ回路が保持したデータを示す説明図。 パルスセレクタ&エンコーダの詳細な構成を示す回路図。 パルスセレクタ&エンコーダの変形例を示す回路図。 第2実施形態のA/D変換回路の構成を示すブロック図。 データ保持回路の構成を示す回路図。 第3実施形態のA/D変換回路の構成を示すブロック図。 第1補正回路の詳細な構成を示す回路図。 第2補正回路の詳細な構成を示す回路図。 第4実施形態のA/D変換回路の構成を示すブロック図。 加算回路の構成を示すブロック図。 加算クロック発生回路の構成を示す回路図。 加算回路での動作を示すタイミング図。 第5実施形態のA/D変換回路の構成を示すブロック図。 パルスセレクタ&エンコーダの詳細な構成を示す回路図。 第6実施形態のA/D変換回路の構成を示すブロック図。 パルスセレクト部を構成する回路の変形例を示す回路図。 従来装置(A/D変換回路)の構成を示すブロック図。 従来装置における加算回路の構成を示すブロック図。 従来装置における加算回路での動作を示すタイミング図。
符号の説明
1,10〜14…A/D変換回路 20…パルス遅延回路 3,30〜33…符号化回路 4…クロック発生回路 5,50…データ保持回路 6,60,63…パルスセレクタ&エンコーダ 6a,63a…パルスセレクタ部 6b,63b…エンコーダ部 7,55,70,90…ラッチ回路 8,80…減算器 9…保持データ補正回路 9a…第1補正回路 9b…第2補正回路 23…コア部 25…周回数カウンタ 91…加算回路 92…加算クロック発生回路 DL1〜DLn…遅延回路 DU…遅延ユニット DC…加算クロック用遅延ユニット SC0〜SCmn-1…スイッチング回路

Claims (11)

  1. アナログ入力信号の電圧レベルに応じた遅延量でパルス信号を遅延させる遅延ユニットをm(mは2以上の整数)段縦続接続してなるパルス遅延回路と、
    前記遅延ユニットの出力毎に設けられ、前記遅延ユニット1段分の遅延量をTdとして、Td/n(nは2以上の整数)ずつ異なるn種類のタイミングで、前記遅延ユニットの出力をそれぞれラッチするm個のデータ保持回路、及び前記各データ保持回路がn個ずつラッチしたデータを、前記パルス信号の伝送に従って信号レベルが変化する順番に並べてなるm×nビットのデータを保持データとして、該保持データを前記パルス遅延回路内での前記パルス信号の位置に対応した数値データに一括して変換するパルスセレクト&エンコーダからなる符号化回路と、
    を備えることを特徴とするA/D変換回路。
  2. アナログ入力信号の電圧レベルに応じた遅延量でパルス信号を遅延させる遅延ユニットをm(mは2以上の整数)段縦続接続してなるパルス遅延回路と、前記遅延ユニットの出力毎に設けられ、前記遅延ユニット1段分の遅延量をTdとして、Td/n(nは2以上の整数)ずつ異なるn種類のタイミングで、前記遅延ユニットの出力をそれぞれラッチするm個のデータ保持回路、及び前記各データ保持回路がn個ずつラッチしたデータを、前記パルス信号の伝送に従って信号レベルが変化する順番に並べてなるm×nビットのデータを保持データとして、該保持データを前記パルス遅延回路内での前記パルス信号の位置に対応した数値データに一括して変換するパルスセレクト&エンコーダからなる符号化回路とを備えた複数のコア部と、
    前記コア部のそれぞれが出力する数値データを加算し、その加算結果をA/D変換データとして出力する加算部と、
    を備えることを特徴とするA/D変換回路。
  3. 前記データ保持回路は、
    Td/nずつタイミングが異なるn種類のクロックを生成するクロック生成手段を備え、
    同一の前記遅延ユニットの出力をラッチするn個のラッチ回路は、それぞれが前記クロック生成手段が生成するn種類のクロックのいずれかによって前記遅延ユニットの出力をラッチすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のA/D変換回路。
  4. 前記データ保持回路は、
    Td/nずつ遅延量が異なるn種類の遅延回路を備え、
    同一の前記遅延ユニットの出力をラッチするn個のラッチ回路は、それぞれがn種類の前記遅延回路のいずれかを介して前記遅延ユニットの出力を入力し、且つ、全ての前記ラッチ回路は、同一クロックのタイミングで前記遅延ユニットの出力をラッチすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のA/D変換回路。
  5. 前記遅延回路は入力信号を反転させて出力するインバータからなり、前記遅延量は、前記インバータの閾値レベルを異ならせることによって設定されていることを特徴とする請求項4に記載のA/D変換回路。
  6. 前記データ保持回路と前記パルスセレクト&エンコーダとの間に、前記保持データ中のビット誤りを補正する保持データ補正回路を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のA/D変換回路。
  7. 前記保持データ補正回路は、
    前記保持データ中の一つのビットを着目ビットとして、該着目ビットに対して1ビットを空けて隣接する隣々接ビットが、いずれも前記パルス信号が通過済であることを示す通過レベルである場合には、前記着目ビットも前記通過レベルに設定し、前記隣々接ビットがいずれも前記パルス信号が未通過であることを示す未通過レベルである場合には、前記着目ビットも前記未通過レベルに設定する第1補正回路と、
    前記第1補正回路から出力される補正された保持データ中の一つのビットを着目ビットとして、該着目ビットに隣接する隣接ビットがいずれも前記通過レベルである場合には、前記着目ビットも前記通過レベルに設定し、前記隣接ビットがいずれも前記未通過レベルである場合には、前記着目ビットも前記未通過レベルに設定する第2補正回路と、
    からなることを特徴とする請求項6に記載のA/D変換回路。
  8. 前記保持データ補正回路は、
    前記保持データ中の一つのビットを着目ビットとして、該着目ビットに隣接する隣接ビットがいずれも前記パルス信号が通過済であることを示す通過レベルである場合には、前記着目ビットも前記通過レベルに設定し、前記隣接ビットがいずれも前記パルス信号が未通過であることを示す未通過レベルである場合には、前記着目ビットも未通過レベルに設定する第2補正回路からなることを特徴とする請求項6に記載のA/D変換回路。
  9. アナログ入力信号の電圧レベルに応じた遅延量でパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段縦続接続してなるパルス遅延回路と、
    前記パルス遅延回路を構成する前記遅延ユニットの各出力をラッチし、そのラッチした出力を、前記パルス遅延回路内での前記パルス信号の位置に対応した数値データに変換するn(n=2p ,pは正整数)個の符号化回路と、
    前記符号化回路が出力する数値データを加算し、その加算結果をA/D変換データとして出力する加算回路と、
    を備えたA/D変換回路において、
    前記加算回路は、
    二つの数値データを加算する加算器及び該加算器の出力をラッチするラッチ回路からなる単位ユニットを、p段のバイナリツリー構造を有するように接続してなる演算部と、
    前記遅延ユニット1段分の遅延量未満に設定された規定遅延量ずつ異なるp種類の加算クロックを生成する加算クロック生成部と、
    からなり、前記加算クロック生成部で生成された前記加算クロックを、遅延量の少ないものほど前段に位置する前記単位ユニットに供給して、該単位ユニットを構成するラッチ回路を動作させることを特徴とするA/D変換回路。
  10. 前記規定遅延量は、前記加算器のクリティカルパスでの遅延量以上に設定されていることを特徴とする請求項9に記載のA/D変換回路。
  11. 前記パルス遅延回路として、縦続接続された前記遅延ユニットをリング状に接続してなるリング遅延回路を用いると共に、
    前記リング遅延回路での前記パルス信号の周回数を計測する周回数カウンタを備え、
    前記符号化回路は、前記リング遅延回路の出力及び前記周回数カウンタの出力をいずれもラッチし、そのラッチした出力を、前記数値データに変換することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のA/D変換回路。
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