JP5559142B2 - 位相測定装置、および周波数測定装置 - Google Patents

位相測定装置、および周波数測定装置 Download PDF

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Description

この発明は、二つの被測定対象信号の位相差を測定する位相測定装置、被測定対象信号の周波数を測定する周波数測定装置に関するものである。
現在、時間や周波数の計測には、時間や周波数の値を電気信号に変換して計測する方法が多く用いられている。このような電気的な計測では、計測の基準となるクロック信号を用いて、当該クロック信号の1周期分の個数を検出することで、計測対象となる時間を算出している。ところが、計測時間を高精度にするには、クロック信号の波長を短くすれば良いのであるが、生成できるクロック信号の波長にも現実的な限界がある。このため、クロック信号の1周期分に満たない端数部分を如何に計測するかが、高精度化に対して非常に有効である。このため、例えば非特許文献1では、コンデンサを利用して端数部分を電圧値に変換し、計測を行っている。
「時間:時間,周波数の測定技術」,片野 和也,山口 雄二,計測と制御 第44巻 第10号 2005年10月号
しかしながら、上述の非特許文献1の方法では、時間電圧変換回路やADC回路(アナログデジタル変換回路)等のアナログ回路が必須の構成となる。したがって、アナログ回路であるがために生じやすいノイズ、オフセット、および温度変動等の誤差が計測結果に含まれやすくなってしまう。また、各種のアナログ回路を必要とするので、小型化や低コスト化が難しくなる。
したがって、本発明の目的は、デジタル回路を用いて時間すなわち二つの信号の位相差を高精度に計測できる位相測定装置を実現することにある。また、本発明の別の目的は、位相測定装置と同様の回路構成により被対象信号の周波数を高精度に計測できる周波数測定装置を実現することにある。さらに、本発明の目的は、上述の位相測定装置を用いることで、高精度な基準信号を発生できる基準信号発生装置や該基準信号発生装置の異常を検出する異常検出装置を実現することにある。
この発明の位相測定装置は、バッファ遅延量測定回路、位相差測定回路、および位相差演算部を備える。
バッファ遅延量測定回路は複数のバッファを備える。複数のバッファのそれぞれには、測位演算より算出されるリファレンス信号に同期したクロック信号が一定の遅延時間によりそれぞれ異なるタイミングで入力されるとともに、該クロック信号よりも低周波数のサンプリング基準信号が同時に入力される。各バッファは、該サンプリング基準信号の遷移タイミングでのクロック信号のレベルに応じた状態データをそれぞれに発生する。バッファ遅延量測定回路は、これらの状態データ群からなる遅延測定用データを出力する。
位相差測定回路は、第1部分位相差測定回路と第2部分位相差測定回路とを備える。第1部分位相差測定回路は、バッファ遅延量測定回路と同様に複数のバッファを備える。複数のバッファのそれぞれには、測定対象となる位相差を生じる第1被測定対象信号と第2被測定対象信号の内の第1被測定対象信号が入力されるとともに、遅延量による互いに異なるタイミングのクロック信号が入力される。各バッファは、第1被測定対象信号の遷移タイミングでのクロック信号のレベルに応じた状態データをそれぞれに発生する。第1部分位相差測定回路は、該複数のバッファからの状態データ群からなる第1位相差測定用データを出力する。
第2部分位相差測定回路は、バッファ遅延量測定回路と同様に複数のバッファを備える。複数のバッファのそれぞれには、測定対象となる位相差を生じる第2被測定対象信号が入力されるとともに、遅延量による互いに異なるタイミングのクロック信号が入力される。各バッファは、第2被測定対象信号の遷移タイミングでのクロック信号のレベルに応じた状態データをそれぞれに発生する。第2部分位相差測定回路は、該複数のバッファからの状態データ群からなる第2位相差測定用データを出力する。
位相演算部は、遅延測定用データに基づいて各バッファ間の遅延量を算出し、第1位相差測定用データおよび第2位相差測定用データのクロック信号の遷移タイミングに対する差分値と遅延量とに基づいて位相差を算出する。
この構成では、複数のバッファを備えた所謂TDC(Time to Digital Converter)を用いて位相差の測定を行う。
バッファ遅延量測定回路は、複数のバッファ(フリップフロップ)を備える一つのTDCを備え、TDCの各バッファに対して同じクロック信号をそれぞれ一定の遅延量(時間差)をもって順次与えていく。ここで、クロック信号は、GPSの1PPSのような高精度なリファレンス信号に同期しているので、クロック信号から求められる遅延量も、リファレンス信号の精度と同様に高精度になる。これとともに、バッファ遅延量測定回路では、各バッファに対して周期の長いサンプリング基準信号を同時に与える。各バッファには、サンプリング基準信号の遷移のタイミングにおいて、クロック信号がHiレベルとなるバッファと、Lowレベルとなるバッファとが存在し、レベルに応じた例えば「1」もしくは「0」の状態データを出力する。ここで、この「1」、「0」の状態データ列からなる遅延測定用データにおける、隣り合う「1」から「0」への状態データの遷移タイミング間に存在する状態データ数(図2参照)は、バッファの遅延量とクロック信号の周波数(周期)に依存する。
位相差測定回路は、第1部分位相差測定回路と第2部分位相差測定回路のそれぞれに一つのTDCを備え、各TDCの各バッファには、バッファ遅延測定回路と同じクロック信号が与えられる。ここでも、クロック信号は、GPSの1PPSのような高精度なリファレンス信号に同期しているので、クロック信号から求められる遅延量も、リファレンス信号の精度と同様に高精度になる。また、第1部分位相差測定回路には第1被測定対象信号が入力され、第2部分位相差測定回路には第2被測定対象信号が入力される。ここで、第1部分位相差測定回路では、上述のバッファ遅延測定回路と同様の原理により、第1被測定対象信号の遷移タイミングにおける各バッファの状態データが異なり、これら状態データ群からなる第1位相差測定用データが出力される。また、第2部分位相差測定回路でも、同様の原理により、第2被測定対象信号の遷移タイミングにおける各バッファの状態データが異なり、これら状態データ群からなる第2位相差測定用データが出力される。これら第1位相差測定用データおよび第2位相差測定用データの特定の遷移タイミング(図4の状態データが「1」から「0」に遷移するタイミング)までの状態データ数は、クロック信号の遷移タイミングと第1被対象測定信号もしくは第2被測定対象信号の遷移タイミングとの時間差に依存する。
位相差演算部では、第1位相差測定用データおよび第2位相差測定用データの特定の遷移タイミングまでの状態データ数に対して遅延測定用データから得られるバッファ間の遅延量を与える(乗算する)ことで、クロック信号の遷移タイミングと第1被対象測定信号もしくは第2被測定対象信号の遷移タイミングとの時間差が得られる。このように時間差が得られることで、正確なバッファ間の遅延量が得られ、高精度な位相差測定が可能になる。
また、この発明の位相測定装置の位相差測定回路は、クロック信号の1周期単位の個数を測定する開始タイミングと終了タイミングとを第1測定被対象信号と第2測定被対象信号によって与えることで、位相差に含まれるクロック信号の1周期単位の個数を算出する第3部分位相差測定回路を備える。位相差演算部は、クロック信号の1周期単位の個数に応じた時間長をも含んで位相差の算出を行う。
この構成では、位相差がクロック信号の1周期分以上であって、この1周期をカウント可能な時間長である場合に、全てをバッファの遅延量のみで測定せずとも、クロック信号の1周期分を分解能として位相差の一部を算出することができる。そして、クロック信号の1周期に満たない端数部分を上述のTDCのバッファ間の遅延量を用いた方法で算出する。これにより、上述のようなクロック信号の1周期よりも長い位相差であった場合に、各TDCのバッファ数を少なくすることができる。
また、この発明の周波数測定装置は、上述のバッファ遅延測定回路、周波数測定回路、および周波数演算部を備える。バッファ遅延測定回路は、上述と同じ構成からなり、遅延測定用データを出力する。周波数測定回路は、複数のバッファを備える。周波数測定回路の各バッファには、第3被測定対象信号が一定の遅延時間によりそれぞれ異なるタイミングで入力されるとともに、該第3被測定対象信号よりも低周波数のサンプリング基準信号が同時に入力される。各バッファは、サンプリング基準信号の遷移タイミングでの第3被測定対象信号のレベルに応じた状態データを発生し、周波数測定回路は、これら状態データ群からなる周波数測定用データを出力する。周波数演算部は、遅延測定用データに基づいて各バッファ間の遅延量を算出するとともに、該遅延量を利用して周波数測定用データに基づく第3被測定対象信号の周波数または周期を算出する。
この構成では、上述の位相差(時間差)に代えて、被測定対象信号の周波数および周期を算出する。バッファ遅延測定回路は、上述の位相差測定装置と同じであり、バッファの遅延量とクロック信号の周波数(周期)に依存する状態データ列からなる遅延測定用データを出力する。
周波数測定回路は、バッファ遅延回路と同じ一つのTDCを備える回路であり、クロック信号に代えて、被測定対象信号に対して前記遅延量を与えて、各バッファへ入力する。これにより、出力される周波数測定用データの状態データ列は、被測定対象信号の周波数(周期)に依存する。
周波数演算部は、周波数測定用データの遷移タイミング間の状態データ数に対して、遅延測定用データから得られる遅延量を与える(乗算する)ことで、被測定対象信号の一周期を検出することができ、この一周期により周波数を得ることができる。この際、クロック信号の周期よりも短い遅延量が分解能となることで、高精度な周期および周波数の測定が可能となる。
また、この発明の周波数測定装置は、測定回路と周波数演算部とを備える。測定回路は、複数のバッファを備える。各バッファには、測位演算より算出されるリファレンス信号に同期したクロック信号もしくは第3被測定対象信号のいずれか一方が一定の遅延時間によりそれぞれ異なるタイミングで入力されるとともに、クロック信号および第3被測定対象信号よりも低周波数のサンプリング基準信号が同時に入力される。測位回路は、該サンプリング基準信号の遷移タイミングでのクロック信号のレベルに応じた状態データ群からなる遅延測定用データを出力する。一方、測位回路は、サンプリング基準信号の遷移タイミングでの第3被測定対象信号のレベルに応じた状態データ群からなる周波数測定用データを出力する。周波数演算部は、遅延測定用データに基づいて各バッファ間の遅延量を算出する。周波数演算部は、周波数測定用データと遅延量とに基づいて第3被測定対象信号の周波数または周期を算出する。
この構成では、上述のバッファ遅延測定回路と周波数測定回路とが同じ構造であり、入力される信号が、クロック信号か被測定対象信号かの違いがあるだけのものであることに着目し、クロック信号を入力すれば遅延測定用データを出力し、被測定対象信号を入力すれば周波数測定用データを出力する測定回路を備える。これにより、必要とするTDC数が一つになり、回路規模がより簡素化される。
この発明によれば、アナログ回路を用いることなくデジタル処理のみで、高精度な位相測定や周波数測定を行う測定装置を実現することができる。
第1の実施形態の位相測定装置および当該位相測定装置に各種の信号を与える各装置の主要構成を示すブロック図である。 位相測定装置1のバッファ遅延測定回路110の主要構成を示すブロック図、および、バッファ遅延測定回路110の測定原理を示すタイミングチャートである。 位相差測定回路120の回路構成を示すブロック図である。 位相差測定原理を示すタイミングチャートである。 第2の周波数測定装置および当該周波数測定装置に各種の信号を与える各装置の主要構成を示すブロック図、および周波数測定装置の他の構成例を示す図である。
本発明の第1の実施形態に係る位相測定装置について図を参照して説明する。
図1は本実施形態の位相測定装置および当該位相測定装置に各種の信号を与える各装置の主要構成を示すブロック図である。なお、以下の説明では、GPSを用いた例を示すが、他のGNSSを用いてもよく、さらには、外部装置から位相測定装置1および基準信号発生装置3に対してサンプリング基準信号やリファレンス信号を与える構成であってもよい。
まず、本実施形態の位相測定装置1を含む位相測定システムの各装置について概略的に説明する。
GPS受信機2は、RF処理部21、ベースバンド処理部22、TCXO(水晶発振器)23を備える。TCXO23は、復調用のGPSリファレンス信号Ref(GPS)を生成し、RF処理部21、ベースバンド処理部22に与えるとともに、分周器40へ与える。RF処理部21は、GPSアンテナ20に接続されており、GPS測位用信号を受信する。RF処理部21は、GPSリファレンス信号Ref(GPS)を用いて、受信信号をダウンコンバートしてベースバンド処理部22へ与える。ベースバンド処理部22は、ベースバンド信号を復調して測位演算を行うとともに、本発明のリファレンス信号に相当する1PPS(Re)を生成して、基準信号発生装置3へ与える。
基準信号発生装置3は、位相比較器31、ループフィルタ32、VCO(電圧制御発振器)33、逓倍器34、分周器35を備える。位相比較器31は、GPS受信機2からの1PPS(Re)と分周器35からの本発明の同期用信号に相当する1PPS(Lo)との位相差を検出して、当該位相差に基づく電圧レベルの位相差信号を生成して出力する。ループフィルタ32は、ローパスフィルタ等により構成され、位相差信号の電圧レベルを時間軸上で平均化することで、駆動電圧信号を生成してVCO33へ出力する。VCO33は、駆動電圧信号に基づいた周波数(例えば10MHz)の基準信号Soutを生成し、外部出力するとともに、逓倍器34へ与える。逓倍器34は、基準信号Soutを逓倍することで、例えば100MHz程度のクロック信号CLKを生成する。分周器35は、クロック信号を分周して、1PPS(Lo)を生成して、位相比較器31へ与える。このような構成を用いることで、基準信号発生装置3から出力される基準信号Soutやクロック信号CLKはGPS受信機2からの1PPS(Re)に高精度に同期した信号となる。なお、逓倍器34は、VCO33で生成される基準信号Soutの周波数に応じて省略することも可能である。
位相測定装置1は、デジタル測定部11、位相差演算部12を備える。デジタル測定部11は、バッファ遅延測定回路110および位相差測定回路120を備える。
バッファ遅延測定回路110には、基準信号発生装置3からのクロック信号CLKと、GPS受信機2のGPSリファレンス信号Ref(GPS)を分周器40で分周してなるサンプリング基準信号SCLとが入力される。ここで、サンプリング基準信号SCLは、クロック信号に対して、十分に長周期(低周波数)の信号からなる。詳細は後述するが、バッファ遅延測定回路110は、TDCを備え、クロック信号CLKとサンプリング基準信号SCLとを用いて、TDCの各バッファに与えるクロック信号間の遅延量τBを測定するための遅延測定用データDsを生成して、位相差演算部12へ与える。
位相差測定回路120には、クロック信号CLKと、測定対象となる位相差を生じる第1被測定対象信号SS(A)および第2被測定対象信号SS(B)とが入力される。バッファ遅延測定回路110と同様に詳細は後述するが、位相差測定回路120は、第1被測定対象信号SS(A)と第2被測定対象信号SS(B)との位相差におけるクロック信号の周期を分解能とする量を示す粗位相量データDtを生成する。また、位相差測定回路120は、第1被測定対象信号SS(A)と第2被測定対象信号SS(B)とのそれぞれに対してTDCを一つ割り当てた構造を有し、クロック信号CLKと第1被測定対象信号SS(A)もしくは第2被測定対象信号SS(B)とを用いて、粗位相量データDtでは表せないクロック信号の周期より短い端数位相差を表す位相差測定用データDs(A),Ds(B)を生成して、位相差演算部12へ出力する。
位相差演算部12は、プロセッサにより構成され、遅延測定用データDsからバッファ間の遅延量τBを算出する。位相差演算部12は、クロック信号の周期と粗位相量データDtとに基づいて粗位相差を算出するとともに、算出した遅延量τBと位相差測定用データDs(A),Ds(B)とに基づいて端数位相差を算出する。そして、位相差演算部12は、これら粗位相差Dtおよび端数位相差から第1被測定対象信号SS(A)と第2被測定対象信号SS(B)との位相差を算出する。
次に、位相測定装置1の構成及び原理について、より具体的に説明する。
まず、バッファ間の遅延量τBの検出について説明する。
図2(A)は位相測定装置1のバッファ遅延測定回路110の主要構成を示すブロック図であり、図2(B)はバッファ遅延測定回路110の測定原理を示すタイミングチャートである。
バッファ遅延測定回路110は、TDCによって構成され、所定段数からなる複数のバッファ回路111(1)〜111(P)を備える。各バッファ回路111(1)〜111(P)は、それぞれにD入力端子、CLK入力端子、Q出力端子を備える。各バッファ回路111(1)〜111(P)のQ出力端子は、データバス(Data Bus)に接続し、該データバスは位相差演算部12へ接続される。各バッファ回路111(1)〜111(P)のCLK入力端子には、サンプリング基準信号SCLが入力される。各バッファ回路111(1)〜111(P)のD入力端子には、それぞれ基準信号発生装置3からのクロック信号CLKに基づくクロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)が入力される。具体的には、バッファ回路111(1)に入力されるクロック信号CLK(0)は、基準信号発生装置3からのクロック信号CLKそのものであり、バッファ回路111(2)に入力されるクロック信号CLK(1)はクロック信号CLKを遅延器112(1)で遅延量τBだけ遅延した信号である。さらに、図示しないバッファ回路111(3)に入力されるクロック信号CLK(2)はクロック信号CLK(1)を遅延器112(2)で遅延量τBだけさらに遅延した信号である。このように、各バッファ回路111(1)〜111(P)に対しては、それぞれが順次遅延量τBだけの遅延間隔を有するクロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)が入力される。
クロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)のそれぞれとサンプリング基準信号SCLとが各バッファ回路111(1)〜111(P)へ入力されている状態で、サンプリング基準信号SCLのレベル遷移が生じると、各バッファ回路111(1)〜111(P)は、レベル遷移タイミング(図2(B)におけるサンプリング基準信号SCLが「0」から「1」に遷移するタイミング)での各クロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)のレベルをラッチして「1」もしくは「0」の状態データを出力する。例えば、図2(B)の例であれば、バッファ回路111(1)は、サンプリング基準信号SCLのレベル遷移タイミングで、クロック信号CLK(0)が「1」レベルであるので、「1」の状態データを出力する。同様に、バッファ回路111(2),111(3)も「1」の状態データを出力する。また、バッファ回路111(4)は、サンプリング基準信号SCLのレベル遷移タイミングで、クロック信号CLK(3)が「0」レベルであるので「0」の状態データを出力する。このように、バッファ回路111(1)〜111(P)から出力される「1」または「0」からなる状態データ群は、バッファ回路111(1)側をMSBとしバッファ回路111(P)側をLSBとする遅延測定用データDs(図2(B)参照)として、位相差演算部12へ出力される。
ここで、遅延測定用データDsの特定方向への状態遷移タイミング(例えば状態データが「1」から「0」へ遷移するタイミング)間に含まれる状態データ数NBは、クロック信号CLKの周波数fと、上述のバッファ回路間に与える遅延量τBによって決定され、NB・τB=1/f の関係となる。ここで、クロック信号CLKはGPS受信機2からの1PPS(Re)に同期して、長期安定性が1×10-12台であるので、クロック信号CLKも同様の高精度となる。したがって、状態データ数NBを測定することで、τB=1/(NB・f)の式から遅延量τBを高精度に算出することができる。
さらに、位相差演算部12は、遅延測定用データDsからの状態データ数NBを複数回分取得して、(1)式に示すように平均化することで、より高精度な遅延量τBを算出することができる。
Figure 0005559142
なお、本説明では平均化処理を行ったが、最小二乗法やデジタルフィルタを用いてもよい。
次に、被測定対象信号SS(A)と被測定対象信号SS(B)との位相差の検出について説明する。
図3は位相差測定回路120の回路構成を示すブロック図であり、図4は位相差測定原理を示すタイミングチャートである。
位相差測定回路120は、カウンタ回路121、カウンタラッチ回路122、第1部分位相差測定回路123、第2部分位相差測定回路124を備える。ここで、カウンタ回路121およびカウンタラッチ回路122からなる組み合わせ回路が、本発明の第3位相差測定回路に相当する。
カウンタ回路121には、クロック信号CLK、第1被測定対象信号SS(A)および第2被測定対象信号SS(B)が入力される。カウンタ回路121は、第1被測定対象信号SS(A)の遷移タイミングをスタートフラグとし、第2被測定対象信号SS(B)の遷移タイミングをクリアフラグとして、スタートフラグからクリアフラグまでのカウント値Dcを取得して、カウンタラッチ回路122へ出力する。カウンタ回路121は、カウンタラッチ回路122への出力後、カウント値をクリアする。例えば、図4の例のように、クロック信号CLK(CLK(0))のタイミングt(n0)とタイミングt(n1)との間で第1被測定対象信号SS(A)の遷移タイミングが生じ、タイミングt(n2)とタイミングt(n3)との間で第2被測定対象信号SS(B)の遷移タイミングが生じた場合、タイミングt(n0)からタイミングt(n1)までを1周期とする一つのクロック信号に対してはDc=0が出力され、タイミングt(n1)からタイミングt(n2)までを1周期とする一つのクロック信号に対してはDc=1が出力され、タイミングt(n2)からタイミングt(n3)までを1周期とする一つのクロック信号に対してはDc=0が出力される。
カウンタラッチ回路122には、カウント値Dcと第2被測定対象信号SS(B)とが入力される。カウンタラッチ回路122は、カウンタ回路121入力からされるカウント値Dcを第2被測定対象信号SS(B)の遷移タイミングを検出するまでラッチして、当該遷移タイミングを検出した時点で、ラッチしたカウント値Dtを位相差演算部12へ出力する。
第1部分位相差測定回路123および第2部分位相差測定回路124は、TDCによって構成され、同じバッファ回路数によって構成される。
第1部分位相差測定回路123は、複数段からなるバッファ回路1231(1)〜1231(P)を備える。各バッファ回路1231(1)〜1231(P)は、それぞれにD入力端子、CLK入力端子、Q出力端子を備える。各バッファ回路1231(1)〜1231(P)のQ出力端子は、データバス(Data Bus)に接続し、該データバスは位相差演算部12へ接続される。各バッファ回路1231(1)〜1231(P)のCLK入力端子には、第1被測定対象信号SS(A)が入力される。各バッファ回路1231(1)〜1231(P)のD入力端子には、バッファ遅延測定回路110と同様に、それぞれ基準信号発生装置3からのクロック信号CLKに基づくクロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)が入力される。具体的には、バッファ回路1231(1)に入力されるクロック信号CLK(0)は、基準信号発生装置3からのクロック信号CLKそのものであり、バッファ回路1231(2)に入力されるクロック信号CLK(1)はクロック信号CLKを遅延器1232(1)で遅延量τBだけ遅延した信号である。さらに、図示しないバッファ回路1231(3)に入力されるクロック信号CLK(2)はクロック信号CLK(1)を遅延器1232(2)で遅延量τBだけさらに遅延した信号である。このように、各バッファ回路1231(1)〜1231(P)に対しては、それぞれが遅延量τBの遅延間隔からなるクロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)が入力される。
クロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)のそれぞれと第1被測定対象信号SS(A)とが各バッファ回路1231(1)〜1231(P)へ入力されている状態で、第1被測定対象信号SS(A)のレベル遷移が生じると、各バッファ回路1231(1)〜1231(P)は、レベル遷移タイミング(図4における第1被測定対象信号SS(A)が「0」から「1」に遷移するタイミング)での各クロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)のレベルをラッチして「1」もしくは「0」の状態データを出力する。例えば、図4の例であれば、バッファ回路1231(1)は、第1被測定対象信号SS(A)のレベル遷移タイミングで、クロック信号CLK(0)が「1」レベルであるので、「1」の状態データを出力する。同様に、バッファ回路1231(2),1231(3),1231(4)も「1」の状態データを出力する。また、バッファ回路1231(5)は、第1被測定対象信号SS(A)のレベル遷移タイミングで、クロック信号CLK(4)が「0」レベルであるので「0」の状態データを出力する。このように、バッファ回路1231(1)〜1231(P)から出力される「1」または「0」からなる状態データ群は、バッファ回路1231(1)側をMSBとしバッファ回路1231(P)側をLSBとする第1位相差測定用データDs(A)(図4参照)として、位相差演算部12へ出力される。
第2部分位相差測定回路124は、複数段からなるバッファ回路1241(1)〜1241(P)を備える。各バッファ回路1241(1)〜1241(P)は、それぞれにD入力端子、CLK入力端子、Q出力端子を備える。各バッファ回路1241(1)〜1241(P)のQ出力端子は、データバス(Data Bus)に接続し、該データバスは位相差演算部12へ接続される。各バッファ回路1241(1)〜1241(P)のCLK入力端子には、第2被測定対象信号SS(B)が入力される。各バッファ回路1241(1)〜1241(P)のD入力端子には、バッファ遅延測定回路110と同様に、それぞれ基準信号発生装置3からのクロック信号CLKに基づくクロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)が入力される。具体的には、バッファ回路1241(1)に入力されるクロック信号CLK(0)は、基準信号発生装置3からのクロック信号CLKそのものであり、バッファ回路1241(2)に入力されるクロック信号CLK(1)はクロック信号CLKを遅延器1242(1)で所定遅延量τBだけ遅延した信号である。さらに、図示しないバッファ回路1241(3)に入力されるクロック信号CLK(2)はクロック信号CLK(1)を遅延器1242(2)で遅延量τBだけさらに遅延した信号である。このように、各バッファ回路1241(1)〜1241(P)に対しては、それぞれが遅延量τBの遅延間隔からなるクロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)が入力される。
クロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)のそれぞれと第2被測定対象信号SS(B)とが各バッファ回路1241(1)〜1241(P)へ入力されている状態で、第2被測定対象信号SS(B)のレベル遷移が生じると、各バッファ回路1241(1)〜1241(P)は、レベル遷移タイミング(図4における第2被測定対象信号SS(B)が「0」から「1」に遷移するタイミング)での各クロック信号CLK(0)〜CLK(P−1)のレベルをラッチして「1」もしくは「0」の状態データを出力する。例えば、図4の例であれば、バッファ回路1241(1)は、第2被測定対象信号SS(B)のレベル遷移タイミングで、クロック信号CLK(0)が「0」レベルであるので、「0」の状態データを出力する。同様に、バッファ回路1241(2),1241(3)も「0」の状態データを出力する。また、バッファ回路1241(4)は、第2被測定対象信号SS(B)のレベル遷移タイミングで、クロック信号CLK(3)が「1」レベルであるので「1」の状態データを出力する。このように、バッファ回路1241(1)〜1241(P)から出力される「1」または「0」からなる状態データ群は、バッファ回路1241(1)側をMSBとしバッファ回路1241(P)側をLSBとする第2位相差測定用データDs(B)(図4参照)として、位相差演算部12へ出力される。
ここで、第1位相差測定用データDs(A)における最初の状態データから「1」から「0」へ状態データが遷移するタイミングまでの状態データ数NB(A)は、第1被測定対象信号SS(A)の遷移タイミングの直前におけるクロック信号CLK(CLK(0))のスタートタイミングから第1被測定対象信号SS(A)の遷移タイミングまでの経過時間と、バッファ回路間の遅延量τBによって決定される。したがって、第1被測定対象信号SS(A)の遷移タイミングまでの経過時間(図4のΔts)は、NB(A)・τBで算出することができる。
同様に、第2位相差測定用データDs(B)における最初の状態データから「1」から「0」への遷移タイミングの状態データまでの状態データ数NB(B)は、第2被測定対象信号SS(B)の遷移タイミングの直前におけるクロック信号CLK(CLK(0))のスタートタイミングから第2被測定対象信号SS(B)の遷移タイミングまでの経過時間と、バッファ回路間の遅延量τBによって決定される。したがって、第2被測定対象信号SS(B)の遷移タイミングまでの経過時間(図4のΔt3)は、NB(B)・τBで算出することができる。
位相差演算部12は、個数データ列Dtに基づいて、クロック信号CLKの1周期(Δtclk)を分解能とする粗位相差Δt1を算出する。例えば、図4の例であれば、粗位相差Δt1は、クロック信号CLK1周期分のみの時間長であるので、クロック信号CLKの周波数をfとして、Δt1=Δtclk=1/fによって算出される。
位相差演算部12は、第1位相差測定用データDs(A)から状態データ数NB(A)を取得すると、粗位相差Δt1に対して時間的に前側の端数である前側端数位相差Δt2を算出する。ここで、前側端数位相差Δt2は、第1被測定対象信号SS(A)の遷移タイミングから粗位相差Δt1で検出されるクロック信号CLKの周期のスタートタイミングすなわちこの直前のクロック信号のエンドタイミングとの間の時間長である。したがって、クロック信号CLKの1周期分の時間長から、上述のクロック信号CLKのスタートタイミングから第1被測定対象信号SS(A)のスタートタイミングまでの時間長を差分すればよい(図4参照)。
これを利用し、位相差演算部12は、状態データ数NB(A)に対して、バッファ遅延測定回路110の出力に基づいて上述のように算出された遅延量τBを乗算することで、差分値Δts(=NB(A)・τB)を算出し、クロック信号CLKの1周期分の時間長Δtclkから差分する。すなわち、位相差演算部12は、前側端数位相差Δt2=Δtclk−Δts=Δtclk−NB(A)・τBの演算式を用いて算出する。
一方、位相差演算部12は、第2位相差測定用データDs(B)から状態データ数NB(B)を取得すると、粗位相差Δt1に対して時間的に後側の端数である後側端数位相差Δt3を算出する。ここで、後側端数位相差Δt3は、粗位相差Δt1で検出されるクロック信号CLKの周期のエンドタイミングすなわちこの直後のクロック信号のスタートタイミングから第2被測定対象信号SS(A)の遷移タイミングまで時間長である。したがって、状態データ数NB(B)に遅延量τBを乗算すればよい(図4参照)。
これを利用し、位相差演算部12は、状態データ数NB(B)に対して、遅延量τBを乗算することで、後側端数位相差Δt3(=NB(B)・τB)を算出する。
位相差演算部12は、このように算出した粗位相差Δt1、前側端数位相差Δt2、後側端数位相差Δt3を加算することで、第1被測定対象信号SS(A)と第2被測定対象信号SS(B)との位相差Δt(=Δt2+Δt1+Δt3)を算出し、位相差データPDとして出力する。
以上のような構成を用いることで、クロック信号がGPSの1PPS(Re)に同期して高精度に維持されているのでバッファ間の遅延量を高精度に設定でき、アナログ回路要素を用いることなくデジタル回路のみで、クロック信号CLKの1周期分に満たない端数の位相差も含めて高精度に測定することができる。
さらに、上述の構成において、位相差演算部12は、状態データ数NBと同様に状態データ数NB(A),NB(B)を複数回に亘り取得して記憶しておき、上述の(1)式のように平均値を算出した後に位相差Δtの算出を行ってもよい。このような状態データ数の平均化処理を行うことで、より高精度に位相差を算出することができる。そして、この際に利用する遅延量τBについても、上述のような平均化処理したものを用いれば、さらに高精度に位相差を算出することができる。
なお、上述のバッファ遅延測定回路や位相差測定回路の回路構成は一例であり、例えば各バッファ回路のCLK入力側に遅延器が設置され、入力信号が入れ替わるような構成であってもよい。
次に、第2の実施形態に係る周波数測定装置について図を参照して説明する。
図5(A)は周波数測定装置および当該周波数測定装置に各種の信号を与える各装置の主要構成を示すブロック図である。図5(B)は、周波数測定装置の他の構成例を示す図である。なお、本実施形態に示すGPS受信機2および基準信号発生装置1は第1の実施形態に示したものと同じであり、説明は省略する。
周波数測定装置6は、デジタル測定部61と周波数演算部62とを備える。デジタル測定部61は、バッファ遅延測定回路610と周波数測定回路620とを備える。バッファ遅延測定回路610は、第1の実施形態に示したバッファ遅延測定回路110と同じ構成であり、バッファ間の遅延量τBに関する遅延測定用データDsを周波数演算部62へ与える。
周波数測定回路620も、入力される信号の種類が異なるだけで、内部回路構成はバッファ遅延測定回路110,610と同じであり、周波数測定回路620には、被測定対象信号SS(C)とサンプリング基準信号SCLとが入力される。この際、周波数測定回路620には、被測定対象信号SS(C)がバッファ遅延測定回路610のクロック信号CLKの代わりとして入力される。この構成により、周波数測定回路620は、遅延測定用データDsと同様の「1」、「0」のデータ配列からなる周波数測定用データDs(C)を、周波数演算部62へ与える。
このような構成とすることで、周波数測定回路620から出力される周波数測定用データDs(C)における、特定方向への状態遷移タイミング(例えば状態データが「1」から「0」へ遷移するタイミング)間に含まれる状態データ数NB(C)は、バッファ遅延測定回路110の説明のように、被測定対象信号SS(C)の周波数fと、上述のバッファ回路間に与える遅延量τBによって決定され、NB(C)・τB=1/f(c) の関係となる。
この関係を利用し、周波数演算部62は、バッファ遅延測定回路610からの遅延測定用データDsの状態データ数NBを測定することで遅延量τBを算出し、f(C)=1/(NB(C)・τB)の式から、被測定対象信号SS(C)の周波数f(C)を算出することができる。この際、上述のように遅延量τBを高精度に算出することができるので、被測定対象信号SS(C)の周波数f(C)も高精度に算出することができる。これにより、アナログ回路を用いることなく、デジタル回路のみで高精度な周波数測定を行うことができる。
なお、本実施形態では、同じTDCによって形成されるバッファ遅延測定回路610と周波数測定回路620とを個別に備える例を示したが、図5(B)に示すように、一つのTDCからなる測定回路630によって周波数測定を行うこともできる。この場合、測定回路630の前段に、デジタル処理でクロック信号CLKと被測定対象信号SS(C)との切り替えを行う入力信号回路631を備えればよい。このような構成とすることで、よりTDCの個数を削減でき、より簡素に周波数測定装置を実現することができる。
1−位相測定装置、11,61−デジタル測定部、110,610−バッファ遅延測定回路、120−位相差測定回路、12−位相差演算部、2−GPS受信機、20−GPSアンテナ、21−RF処理部、22−ベースバンド処理部、23−TCXO、3−基準信号発生装置、31−位相比較器、32−ループフィルタ、33−VCO、34−逓倍器、35,40−分周器、62−周波数演算部、111,1231,1241−バッファ回路、112,1232,1242−ディレイ回路、121−カウンタ回路、122−カウンタラッチ回路、620−周波数測定部

Claims (4)

  1. 測位演算より算出されるリファレンス信号に同期したクロック信号が一定の遅延時間によりそれぞれ異なるタイミングで入力されるとともに、該クロック信号よりも低周波数のサンプリング基準信号が同時に入力され、該サンプリング基準信号の遷移タイミングでの前記クロック信号のレベルに応じた状態データをそれぞれに発生する複数のバッファを備え、該複数のバッファからの状態データ群からなる遅延測定用データを出力するバッファ遅延量測定回路と、
    測定対象となる位相差を生じる第1被測定対象信号と第2被測定対象信号の内の前記第1被測定対象信号が入力されるとともに、前記遅延量による互いに異なるタイミングの前記クロック信号が入力され、前記第1被測定対象信号の遷移タイミングでの前記クロック信号のレベルに応じた状態データをそれぞれに発生する複数のバッファを備え、該複数のバッファからの状態データ群からなる第1位相差測定用データを出力する第1部分位相差測定回路と、前記第2被測定対象信号が入力されるとともに、前記遅延量による互いに異なるタイミングの前記クロック信号が入力され、前記第2被対象信号の遷移タイミングでの前記クロック信号のレベルに応じた状態データをそれぞれに発生する複数のバッファを備え、該複数のバッファからの状態データ群からなる第2位相差測定用データを出力する第2位相差測定用回路と、を備えた位相差測定回路と、
    前記遅延測定用データに基づいて各バッファ間の前記遅延量を算出し、前記第1位相差測定用データおよび前記第2位相差測定用データの前記クロック信号の遷移タイミングに対する差分値と前記遅延量とに基づいて前記位相差を算出する位相差演算部と、
    を備えた位相測定装置。
  2. 前記位相差測定回路は、前記クロック信号の1周期単位の個数を測定する開始タイミングと終了タイミングとを前記第1測定被対象信号と前記第2測定被対象信号によって与えることで、前記位相差に含まれる前記クロック信号の1周期単位の個数を算出する第3部分位相差測定回路を備え、
    前記位相差演算部は、前記クロック信号の1周期単位の個数に応じた時間長をも含んで、前記位相差の算出を行う、請求項1に記載の位相測定装置。
  3. 測位演算より算出されるリファレンス信号に同期したクロック信号が一定の遅延時間によりそれぞれ異なるタイミングで入力されるとともに、該クロック信号よりも低周波数のサンプリング基準信号が同時に入力され、該サンプリング基準信号の遷移タイミングでの前記クロック信号のレベルに応じた状態データをそれぞれに発生する複数のバッファを備え、該複数のバッファからの状態データ群からなる遅延測定用データを出力するバッファ遅延量測定回路と、
    第3被測定対象信号が一定の遅延時間によりそれぞれ異なるタイミングで入力されるとともに、該第3被測定対象信号よりも低周波数のサンプリング基準信号が同時に入力され、該サンプリング基準信号の遷移タイミングでの前記第3被測定対象信号のレベルに応じた状態データをそれぞれに発生する複数のバッファを備え、該複数のバッファからの状態データ群からなる周波数測定用データを出力する周波数測定回路と、
    前記遅延測定用データに基づいて各バッファ間の前記遅延量を算出し、前記周波数測定用データと前記遅延量とに基づいて前記第3被測定対象信号の周波数または周期を算出する周波数演算部と、
    を備えた周波数測定装置。
  4. 測位演算より算出されるリファレンス信号に同期したクロック信号もしくは第3被測定対象信号のいずれか一方が一定の遅延時間によりそれぞれ異なるタイミングで入力されるとともに、前記クロック信号および前記第3被測定対象信号よりも低周波数のサンプリング基準信号が同時に入力され、前記サンプリング基準信号の遷移タイミングでの前記クロック信号または前記第3被測定対象信号のレベルに応じた状態データをそれぞれに発生する複数のバッファを備え、前記クロック信号が入力された場合には複数のバッファからの状態データ群からなる遅延測定用データを出力し、前記第3被測定対象信号が入力された場合には前記複数のバッファからの状態データ群からなる周波数測定用データを出力する測定回路と、
    前記遅延測定用データに基づいて各バッファ間の前記遅延量を算出し、前記周波数測定用データと前記遅延量とに基づいて前記第3被測定対象信号の周波数または周期を算出する周波数演算部と、
    を備えた周波数測定装置。
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