JP2021027496A - 回路装置、物理量測定装置、電子機器及び移動体 - Google Patents

回路装置、物理量測定装置、電子機器及び移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】クロックジッターが積算されることによる時間デジタル変換の測定精度の低下を抑制できる回路装置等の提供。【解決手段】回路装置10は、複数の多相クロック信号を生成するクロック信号生成回路20と、多相クロック信号に対応する第iクロック信号に基づくカウント動作を行って、第1信号STAと第2信号STPの遷移タイミングとの時間差に対応するカウント値CNTを求め、第1信号STAと多相クロック信号に対応する第jクロック信号の遷移タイミングの時間差に対応する第1デジタル値DG1を求め、第2信号STPと多相クロック信号に対応する第kクロック信号の遷移タイミングの時間差に対応する第2デジタル値DG2を求める時間デジタル変換回路40と、カウント値CNT1と第1デジタル値DG1と第2デジタル値DG2とに基づいて、時間差に対応するデジタル値を求める処理回路80を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、回路装置、物理量測定装置、電子機器及び移動体等に関する。
従来より、時間をデジタル値に変換する時間デジタル変換回路が知られている。時間デジタル変換回路は、例えばスタート信号と呼ばれる第1信号とストップ信号と呼ばれる第2信号の遷移タイミングの時間差をデジタル値に変換する。このような時間デジタル変換回路の従来例としては、例えば特許文献1に開示される従来技術が知られている。特許文献1の時間デジタル変換回路は、2つのリング型発振回路からの発振クロック信号の周波数差を分解能として時間デジタル変換を行う。
特開2019−39882号公報
発振クロック信号の周波数差を利用した時間デジタル変換では、第1信号と第2信号の遷移タイミングの時間差が長くなると、それに比例して、2つのリング型発振回路を動作させる時間が長くなる。このため、2つの発振クロック信号のジッターがそれぞれ積算されることにより、時間デジタル変換の測定精度が低下してしまうおそれがある。
本発明の幾つかの態様によれば、クロックジッターが積算されることによる時間デジタル変換の測定精度の低下を抑制できる回路装置、物理量測定装置、電子機器及び移動体等を提供できる。
本開示の一態様は、周波数が同一で位相が異なる複数の多相クロック信号を生成するクロック信号生成回路と、前記複数の多相クロック信号のいずれかの多相クロック信号に対応する第iクロック信号に基づくカウント動作を行って、第1信号の遷移タイミングと第2信号の遷移タイミングとの時間差に対応するカウント値を求め、前記第1信号の遷移タイミングから、前記複数の多相クロック信号のいずれかの多相クロック信号に対応する第jクロック信号の遷移タイミングまでの時間差に対応する第1デジタル値を求め、前記第2信号の遷移タイミングから、前記複数の多相クロック信号のいずれかの多相クロック信号に対応する第kクロック信号の遷移タイミングまでの時間差に対応する第2デジタル値を求める時間デジタル変換回路と、前記カウント値と前記第1デジタル値と前記第2デジタル値とに基づいて、前記第1信号の遷移タイミングと前記第2信号の遷移タイミングとの時間差に対応するデジタル値を求める処理回路と、を含む回路装置に関係する。
本実施形態の回路装置の構成例。 本実施形態の動作を説明する信号波形図。 比較例の時間デジタル変換手法の説明図。 クロック信号生成回路の構成例。 クロック信号生成回路の詳細な構成例。 時間デジタル変換回路の構成例。 時間デジタル変換回路の詳細な構成例。 発振クロック信号の周波数差を利用して遷移タイミングの時間差を測定する処理を説明する信号波形図。 発振クロック信号の周波数差を利用して遷移タイミングの時間差を測定する処理を説明する信号波形図。 カウント回路の構成例。 本実施形態の詳細な動作を説明する信号波形図。 本実施形態の詳細な動作を説明する信号波形図。 クロック信号の選択手法についての説明図。 クロック信号の選択手法についての説明図。 物理量測定装置の構成例。 電子機器の構成例。 移動体の構成例。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲の記載内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
1.回路装置
図1に本実施形態の回路装置10の構成例を示し、図2に本実施形態の動作を説明する信号波形図を示す。回路装置10はクロック信号生成回路20と時間デジタル変換回路40と処理回路80を含む。
クロック信号生成回路20は複数の多相クロック信号を生成する。例えば図2では複数の多相クロック信号としてPCK1、PCK2、PCK3、PCK4、PCK5、PC6、PCK7、PCK8、PCK9が生成されている。これらの多相クロック信号PCK1〜PCK9は、例えば周波数が同一で位相が異なるクロック信号である。そして図2に示すように、多相クロック信号PCK1〜PCK9は、隣り合う多相クロック信号のエッジ間の位相差が同一になっている。例えばPCK1の立ち上がりエッジとPCK2の立ち下がりエッジの間の位相差と、PCK2の立ち下がりエッジとPCK3の立ち上がりエッジの間の位相差は同一になっている。PCK3の立ち上がりエッジとPCK4の立ち下がりエッジの間の位相差と、PCK4の立ち下がりエッジとPCK5の立ち上がりエッジの間の位相差は同一になっている。PCK6〜PCK9についても同様である。なお図2では多相クロック信号の信号数は9になっているが、これには限定されず、信号数は8以下であってもよいし、10以上であってもよい。
クロック信号生成回路20は、例えば基準クロック信号OSCKに基づいて多相クロック信号PCK1〜PCK9を生成する。基準クロック信号OSCKは、例えば後述の図5に示すように振動子XTALを発振させることで生成される信号である。そして多相クロック信号PCK1〜PCK9は、基準クロック信号OSCKに位相同期した信号になっている。例えば多相クロック信号PCK1〜PCK9は、基準クロック信号OSCKの周波数を逓倍した周波数のクロック信号になっている。
時間デジタル変換回路40は、複数の多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれかの多相クロック信号に対応するクロック信号CKiに基づくカウント動作を行って、信号STAの遷移タイミングTM1と信号STPの遷移タイミングTM2との時間差Δtに対応するカウント値CNTを求める。クロック信号CKi(iは1以上の整数)は第iクロック信号である。クロック信号CKiは、例えば多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれかの多相クロック信号に基づき生成されるクロック信号である。例えばクロック信号CKiは、多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれかの多相クロック信号のデューティー比を調整したクロック信号である。例えば図2では、クロック信号CKiは、多相クロック信号PCK7に対応するクロック信号になっており、多相クロック信号PCK7の遷移タイミングで遷移する信号になっている。具体的にはクロック信号CKiは、多相クロック信号PCK7のデューティー比を調整したクロック信号になっており、例えばデューティー比が50%よりも小さくなるように調整したクロック信号になっている。なお、クロック信号CKiは、多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれかの多相クロック信号そのものであってもよい。
信号STAは第1信号であり、例えばスタート信号である。信号STPは第2信号であり、例えばストップ信号である。遷移タイミングTM1は、図2では信号STAの立ち上がりエッジのタイミングになっているが、立ち下がりエッジのタイミングであってもよい。遷移タイミングTM2は、図2では信号STPの立ち上がりエッジのタイミングになっているが、立ち下がりエッジのタイミングであってもよい。カウント値CNTは、信号STAの遷移タイミングTM1から信号STPの遷移タイミングTM2までの期間でのカウント動作により求められた値であり、遷移タイミングTM1、TM2間の粗い(coarse)時間差に対応する。図2では遷移タイミングTM1、TM2間の粗い時間差として、クロック信号CKiに基づくカウント動作により、カウント値CNT=3が求められている。
例えば時間デジタル変換回路40は、クロック信号CKiに基づいて、信号STAの遷移タイミングTM1から信号STPの遷移タイミングTM2までにおいてカウント動作を行い、カウント値CNTを出力するカウント回路42を含む。例えばカウント回路42は、信号STAの遷移タイミングTM1でカウント動作がイネーブルにされて、カウント動作を開始する。そして図2に示すように、カウント回路42は、クロック信号CKiの立ち上がりエッジである遷移タイミングで、カウント値CNTを更新する。例えばカウント値をCNT=1、CNT=2、CNT3というようにインクリメントする。そしてカウント回路42は、信号STPの遷移タイミングTM2でカウント動作がディスエーブルにされ、カウント動作を停止する。このようにすることで、信号STAの遷移タイミングTM1から信号STPの遷移タイミングTM2までの時間差Δtに対応するカウント値CNTを求めることができ、時間差Δtの粗い時間測定が可能になる。
また時間デジタル変換回路40は、信号STAの遷移タイミングTM1から、複数の多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれかの多相クロック信号に対応するクロック信号CKjの遷移タイミングTM3までの時間差に対応するデジタル値DG1を求める。即ち、信号STAとクロック信号CKjの遷移タイミング間の精細(fine)な時間差に対応するデジタル値DG1を求める。デジタル値DG1は第1デジタル値である。クロック信号CKjは第jクロック信号(jは1以上の整数)である。例えば図2では、クロック信号CKjは、多相クロック信号PCK7に対応するクロック信号になっており、多相クロック信号PCK4の遷移タイミングで遷移する信号になっている。例えばクロック信号CKjは、多相クロック信号PCK4のデューティー比を調整したクロック信号になっている。なお、クロック信号CKjは、多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれかの多相クロック信号そのものであってもよい。
また時間デジタル変換回路40は、信号STPの遷移タイミングTM2から、複数の多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれかの多相クロック信号に対応するクロック信号CKkの遷移タイミングTM4までの時間差に対応するデジタル値DG2を求める。即ち、信号STPとクロック信号CKkの遷移タイミング間の精細な時間差に対応するデジタル値DG2を求める。デジタル値DG2は第2デジタル値である。クロック信号CKkは第kクロック信号(kは1以上の整数)である。例えば図2では、クロック信号CKkは、多相クロック信号PCK1に対応するクロック信号になっており、多相クロック信号PCK1の遷移タイミングで遷移する信号になっている。例えばクロック信号CKkは、多相クロック信号PCK1のデューティー比を調整したクロック信号になっている。なお、クロック信号CKkは、多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれかの多相クロック信号そのものであってもよい。
そして処理回路80は、カウント値CNTとデジタル値DG1、DG2とに基づいて、信号STAの遷移タイミングTM1と信号STPの遷移タイミングTM2との時間差Δtに対応するデジタル値DQを求める。即ちカウント値CNTを用いて時間差Δtの粗い時間測定が行われ、デジタル値DG1、DG2に基づいて時間差Δtの精細な時間測定が行われる。例えば時間差Δtのおおよその長さについては、信号STAの遷移タイミングTM1から信号STPの遷移タイミングTM2までの期間において、クロック信号CKiに基づくカウント動作を行うことで得られるカウント値CNTにより測定する。そして信号STAの遷移タイミングTM1とクロック信号CKjの遷移タイミングTM3との時間差に対応するデジタル値DG1と、信号STPの遷移タイミングTM2とクロック信号CKkの遷移タイミングTM4との時間差に対応するデジタル値DG2を求めることで、時間差Δtの精細(fine)な時間測定を行う。例えば後述するように、カウント値CNTとデジタル値DG1、DG2を用いた所定の演算処理により、時間差Δtを求める。例えば未知の値であるカウント値CNTとデジタル値DG1、DG2と既知の値とを用いた所定の演算式により時間差Δtを求める。
図3は比較例の時間デジタル変換手法の説明図である。比較例の時間デジタル変換回路160では、信号STAの遷移タイミングで発振回路162の発振動作を開始させて、発振クロック信号CKSを生成する。また信号STPの遷移タイミングで発振回路164の発振動作を開始させて、発振クロック信号CKSよりも高い周波数の発振クロック信号CKFを生成する。そして処理回路166が、発振クロック信号CKSの位相と発振クロック信号CKFの位相を比較することで、信号STAと信号STPの遷移タイミングの時間差Δtに対応するデジタル値DQを求める。具体的には処理回路166は、発振クロック信号CKFのエッジが発振クロック信号CKSのエッジを追い越すまでの期間におけるカウント動作により得られたカウント値を、時間差Δtに対応するデジタル値DQとして出力する。これにより発振クロック信号CKFと発振クロック信号CKSの周波数差に対応する分解能での時間デジタル変換を実現できる。
しかしながら、この比較例の手法では、測定対象時間が長くなって、時間差Δtが長くなると、それに比例して、発振回路162、164を動作させる時間が長くなる。このため、発振回路162、164でのクロックジッターがそれぞれ積算されることによって、発振クロック信号CKFのエッジが発振クロック信号CKSのエッジを追い越すタイミングが不安定になり、時間デジタル変換の測定精度が低下してしまうという問題がある。
この点、本実施形態によれば、時間差Δtが長くなっても、クロック信号CKiに基づくカウント動作によるカウント値CNTを求めることで、時間差Δtについての粗い時間測定が行われる。そして信号STAの遷移タイミングTM1とクロック信号CKjの遷移タイミングTM3の時間差に対応するデジタル値DG1と、信号STPの遷移タイミングTM2とクロック信号CKkの遷移タイミングTM4の時間差に対応するデジタル値DG2を求めることで、時間差Δtについての精細な時間測定が行われる。例えば後述の図6等のように発振クロック信号の周波数差に対応する分解能で、遷移タイミングTM1、TM3間の時間差に対応するデジタル値DG1と、遷移タイミングTM2、TM4間の時間差に対応するデジタル値DG2を求めることで、高い精度で時間差Δtを測定できるようになる。従って、時間差Δtが長くなってもこれに対応することができ、クロックジッターが積算されることによる時間デジタル変換の測定精度の低下を抑制できる回路装置10の提供が可能になる。
なお図2では、クロック信号CKi、CKj、CKkが、各々、多相クロック信号PCK7、PCK4、PCK1に対応するクロック信号となる場合を例にとり説明したが、これに限定されるものではない。例えばクロック信号CKi、CKj、CKkのうちの例えば少なくとも2つのクロック信号は同じクロック信号になってもよい。例えば多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれをクロック信号CKi、CKj、CKkに割り当てるかを可変に設定してもよいし、固定に割り当ててもよい。例えば多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれをクロック信号CKi、クロック信号CKj又はクロック信号CKkに割り当てるかを、後述するように、信号STAの遷移タイミングTM1における多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルや、信号STPの遷移タイミングTM2における多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルに基づいて決定してもよい。例えば図2では、信号STAの遷移タイミングTM1における多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベル(電圧レベル)は、「011010101」に対応する信号レベルになっており、この「011010101」の情報に基づいて、多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれをクロック信号CKi、クロック信号CKj又はクロック信号CKkに割り当てるかを決定する。また信号STPの遷移タイミングTM2における多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルは、「010101011」に対応する信号レベルになっており、この「010101011」の情報に基づいて、多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれをクロック信号CKi、クロック信号CKj又はクロック信号CKkに割り当てるかを決定する。
図4にクロック信号生成回路20の構成例を示す。図4に示すようにクロック信号生成回路20は、複数の中間ノードN1〜N9から複数の多相クロック信号PCK1〜PCK9を出力するリング型発振回路22を含む。またクロック信号生成回路20は、ラッチ回路24、26やデューティー調整回路27、28、29を含むことができる。
リング型発振回路22は、リング状に接続された複数のインバーターIV1〜IV9を有する。即ち、遅延素子であるインバーターIV1〜IV9がカスケードに接続されており、最終段の遅延素子であるインバーターIV9の出力が1段目の遅延素子であるインバーターIV1に入力されている。そしてインバーターIV1、IV2の間のノードが中間ノードN1であり、この中間ノードN1から多相クロック信号PCK1が出力される。またインバーターIV2、IV3の間のノードが中間ノードN2であり、この中間ノードN2から多相クロック信号PCK2が出力される。同様にIV3〜IV9の隣合うインバーター間の中間ノードN3〜N9から多相クロック信号PCK3〜PCK9が出力される。
ラッチ回路24は、信号STAの遷移タイミングTM1で多相クロック信号PCK1〜PCK9をラッチする回路である。これにより遷移タイミングTM1での多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルの情報が、ラッチ信号LSTA[1:9]としてラッチ回路24から出力されるようになる。図2を例にとれば、ラッチ信号LSTA[1:9]=[011010101]が出力される。
ラッチ回路26は、信号STPの遷移タイミングTM2で多相クロック信号PCK1〜PCK9をラッチする回路である。これにより遷移タイミングTM2での多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルの情報が、ラッチ信号LSTP[1:9]としてラッチ回路26から出力されるようになる。図2を例にとれば、ラッチ信号LSTP[1:9]=[010101011]が出力される。
デューティー調整回路27は、多相クロック信号PCK1が入力され、多相クロック信号PCK1のHレベルの期間が短くなるようにデューティーが調整されたクロック信号TCK1を出力する。クロック信号TCK1は第1クロック信号である。デューティー調整回路28は、多相クロック信号PCK7が入力され、多相クロック信号PCK7のHレベルの期間が短くなるようにデューティーが調整されたクロック信号TCK2を出力する。クロック信号TCK2は第2クロック信号である。デューティー調整回路29は、多相クロック信号PCK4が入力され、多相クロック信号PCK4のHレベルの期間が短くなるようにデューティーが調整されたクロック信号TCK3を出力する。クロック信号TCK3は第3クロック信号である。
図4のようにクロック信号生成回路20にリング型発振回路22を設けることで、リング型発振回路22の中間ノードN1〜N9から、周波数が同一で位相が異なる複数の多相クロック信号PCK1〜PCK9を出力できるようになる。そしてこれらの多相クロック信号PCK1〜PCK9のいずれかの多相クロック信号に対応するクロック信号CKi、CKj、CKkを用いて、カウント値CNT、デジタル値DG1、DG2を求めて、信号STA、信号STPの遷移タイミングの時間差Δtを高精度に測定できるようになる。
図5にクロック信号生成回路20の詳細な構成例を示す。図5のクロック信号生成回路20は、リング型発振回路22が電圧制御発振回路(VCO)として設けられ、振動子XTALを用いて生成された基準クロック信号OSCKに位相同期した複数の多相クロック信号PCK1〜PCK9を生成するPLL回路30を含む。即ちPLL回路30は、基準クロック信号OSCKに位相同期し、基準クロック信号OSCKの周波数を逓倍した周波数の多相クロック信号PCK1〜PCK9を生成する。
発振回路38は、振動子XTALを発振させて基準クロック信号OSCKを生成する。発振回路38は、振動子XTALが接続される第1振動子用端子と第2振動子用端子との間に設けられた発振用の駆動回路などを含む。例えば発振回路38は、駆動回路を実現するバイポーラートランジスターなどのトランジスターと、キャパシターや抵抗などの能動素子により実現できる。発振回路38としては、例えばピアース型、コルピッツ型、インバーター型又はハートレー型などの種々のタイプの発振回路を用いることができる。
振動子XTALは、電気的な信号により機械的な振動を発生する素子である。振動子XTALは、例えば水晶振動片などの振動片により実現できる。例えば振動子XTALは、カット角がATカットやSCカットなどの厚みすべり振動する水晶振動片などにより実現できる。なお本実施形態の振動子XTALは、例えば厚みすべり振動型以外の振動片や、水晶以外の材料で形成された圧電振動片などの種々の振動片により実現できる。例えば振動子XTALとして、SAW(Surface Acoustic Wave)共振子や、シリコン基板を用いて形成されたシリコン製振動子としてのMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子等を採用してもよい。
PLL回路30は、発振回路38からの基準クロック信号OSCKが入力クロック信号として入力され、PLL(Phase Locked Loop)の動作を行う。例えばPLL回路30は、基準クロック信号OSCKの周波数を逓倍した周波数の出力クロック信号PLCKを生成する。即ち基準クロック信号OSCKに位相同期した高精度の出力クロック信号PLCKを生成する。PLL回路30は、位相比較回路31と、制御電圧生成回路32と、電圧制御発振回路(VCO)であるリング型発振回路22と、分周回路36を含む。
位相比較回路31は、基準クロック信号OSCKとフィードバッククロック信号FBCKとの間の位相比較を行う。例えば位相比較回路31は、基準クロック信号OSCKとフィードバッククロック信号FBCKの位相を比較し、基準クロック信号OSCKとフィードバッククロック信号FBCKの位相差に応じた信号CQを位相比較結果の信号として出力する。位相差に応じた信号CQは、例えば位相差に比例したパルス幅のパルス信号である。
制御電圧生成回路32は、位相比較回路31での位相比較の結果に基づいて、制御電圧VCを生成する。例えば制御電圧生成回路32は、位相比較回路31からの位相比較結果の信号CQに基づいて、チャージポンプ回路33によりチャージポンプ動作を行うと共に、ローパスフィルターによりフィルター処理を行って、リング型発振回路22の発振を制御する制御電圧VCを生成する。
リング型発振回路22は、制御電圧VCに対応する周波数の出力クロック信号PLCKを生成する。例えば図4の多相クロック信号PCK9が出力クロック信号PLCKとして出力される。制御電圧VCに基づく出力クロック信号PLCKの周波数の制御手法としては種々の手法が考えられる。例えば図4において、IV1〜IV9の各インバーターの出力ノードにバラクターなどの可変容量素子を設け、この可変容量素子の容量を制御電圧VCに基づいて変化させることで、出力クロック信号PLCKの周波数を制御してもよい。或いは、IV1〜IV9の各インバーターに駆動電流を流す電流源を設け、この駆動電流を制御電圧VCに基づいて制御することで、出力クロック信号PLCKの周波数を制御してもよい。
分周回路36は、出力クロック信号PLCKを分周してフィードバッククロック信号FBCKを出力する。例えば分周回路36は、出力クロック信号PLCKの周波数を、分周比設定データにより設定される分周比で分周した周波数の信号を、フィードバッククロック信号FBCKとして位相比較回路31に出力する。これにより出力クロック信号PLCKの周波数である多相クロック信号PCK1〜PCK9の周波数を、基準クロック信号OSCKの周波数を逓倍した周波数に設定できるようになる。なお振動子XTALの発振周波数は例えば10MHz〜150MHz程度であり、分周回路36の分周比は例えば2分周〜64分周程度である。
このように、クロック信号生成回路20に対して図5に示すようなPLL回路30を設けることで、基準クロック信号OSCKに同期した多相クロック信号PCK1〜PCK9を生成できると共に、多相クロック信号PCK1〜PCK9の周波数を、基準クロック信号OSCKの周波数を逓倍した周波数に設定できる。そして基準クロック信号OSCKは、例えば振動子XTALを発振させることで生成されたクロック信号であるため、その周波数を高精度にすることができ、多相クロック信号PCK1〜PCK9の周波数も高精度にすることができる。このように多相クロック信号PCK1〜PCK9の周波数が高精度になることで、時間デジタル変換の高精度化を図れる。
図6に時間デジタル変換回路40の構成例を示す。時間デジタル変換回路40は、スタート用発振回路50、発振回路51、ストップ用発振回路60、発振回路61、時間デジタル変換器55、65を含む。またカウント回路42を含むことができる。
スタート用発振回路50は、第1信号である信号STAの遷移タイミングで発振を開始し、発振クロック信号CKSAを生成する。スタート用発振回路50は第1信号用発振回路であり、発振クロック信号CKSAは第1信号用発振クロック信号である。発振回路51は、第jクロック信号であるクロック信号CKjの遷移タイミングで発振を開始して、発振クロック信号CKSAとは周波数が異なる発振クロック信号CKFjを生成する。発振クロック信号CKFjは第j発振クロック信号であり、発振クロック信号CKSAよりも高い周波数のクロック信号である。スタート用発振回路50、発振回路51は例えばリング型発振回路などにより実現できる。
そして時間デジタル変換器55は、発振クロック信号CKSAと発振クロック信号CKFjとに基づいて、デジタル値DG1を出力する。時間デジタル変換器55は第1時間デジタル変換器であり、デジタル値DG1は第1デジタル値である。例えば時間デジタル変換器55は、発振クロック信号CKSAの位相と発振クロック信号CKFjの位相を比較することで、信号STAとクロック信号CKjの遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値DG1を求めて出力する。即ち図2に示す遷移タイミングTM1、TM3の時間差に対応するデジタル値DG1を求める。具体的には時間デジタル変換器55は、発振クロック信号CKFjのエッジが発振クロック信号CKSAのエッジを追い越すまでの期間におけるカウント動作により得られたカウント値を、デジタル値DG1として出力する。
ストップ用発振回路60は、第2信号である信号STPの遷移タイミングで発振を開始し、発振クロック信号CKSPを生成する。ストップ用発振回路60は第2信号用発振回路であり、発振クロック信号CKSPは第2信号用発振クロック信号である。発振回路61は、第kクロック信号であるクロック信号CKkの遷移タイミングで発振を開始して、発振クロック信号CKSPとは周波数が異なる発振クロック信号CKFkを生成する。発振クロック信号CKFkは第k発振クロック信号であり、発振クロック信号CKSPよりも高い周波数のクロック信号である。ストップ用発振回路60、発振回路61は例えばリング型発振回路などにより実現できる。
そして時間デジタル変換器65は、発振クロック信号CKSPと発振クロック信号CKFkとに基づいて、デジタル値DG2を出力する。時間デジタル変換器65は第2時間デジタル変換器であり、デジタル値DG2は第2デジタル値である。例えば時間デジタル変換器65は、発振クロック信号CKSPの位相と発振クロック信号CKFkの位相を比較することで、信号STPとクロック信号CKkの遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値DG2を求めて出力する。即ち図2に示す遷移タイミングTM2、TM4の時間差に対応するデジタル値DG2を求める。具体的には時間デジタル変換器65は、発振クロック信号CKFkのエッジが発振クロック信号CKSPのエッジを追い越すまでの期間におけるカウント動作により得られたカウント値を、デジタル値DG2として出力する。
そして処理回路80は、カウント回路42からのカウント値CNTと、時間デジタル変換器55、65からのデジタル値DG1、DG2に基づいて、図2の信号STA、信号STPの遷移タイミングTM1、TM2の時間差Δtに対応するデジタル値DQを求めて出力する。
図6の構成の時間デジタル変換回路40によれば、信号STAとクロック信号CKjの遷移タイミングTM1、TM3の時間差を、スタート用発振回路50の発振クロック信号CKSAと発振回路51の発振クロック信号CKFjの周波数差に対応する分解能で測定して、デジタル値DG1として出力できる。また信号STPとクロック信号CKkの遷移タイミングTM2、TM4の時間差を、ストップ用発振回路60の発振クロック信号CKSPと発振回路61の発振クロック信号CKFkの周波数差に対応する分解能で測定して、デジタル値DG2として出力できる。従って時間デジタル変換回路40の時間測定の高精度化を実現できる。
2.詳細な構成例
図7に本実施形態の回路装置10の詳細な構成例を示す。図7の回路装置10は、クロック信号生成回路20、時間デジタル変換回路40、処理回路80を含む。なお回路装置10は図7の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
図4で説明したようにクロック信号生成回路20は、PCK1〜PCK9のうちの多相クロック信号PCK1に対応するクロック信号TCK1と、多相クロック信号PCK7に対応するクロック信号TCK2と、多相クロック信号PCK4に対応するクロック信号TCK3を出力する。多相クロック信号PCK1は第1多相クロック信号であり、クロック信号TCK1は第1クロック信号である。多相クロック信号PCK7は第2多相クロック信号であり、クロック信号TCK2は第2クロック信号である。多相クロック信号PCK4は第3多相クロック信号であり、クロック信号TCK3は第3クロック信号である。そして図1、図2、図6で説明したクロック信号CKi、CKj、CKkの各々は、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3のいずれかになる。これにより時間デジタル変換回路40は、クロック信号生成回路20が出力するクロック信号TCK1、TCK2、TCK3を用いて、カウント値CNTやデジタル値DG1、DG2を出力できるようになる。
図7に示すように、時間デジタル変換回路40は、スタート用発振回路50、発振回路52、53、54、時間デジタル変換器56、57、58を含む。スタート用発振回路50は第1信号用発振回路であり、発振回路52、53、54は、各々、第1発振回路、第2発振回路、第3発振回路である。これらはリング型発振回路である。時間デジタル変換器56、57、58は、各々、第1時間デジタル変換器、第2時間デジタル変換器、第3時間デジタル変換器である。
スタート用発振回路50は、信号STAの遷移タイミングで発振を開始して、第1信号用発振クロック信号である発振クロック信号CKSAを生成する。
発振回路52は、第1クロック信号であるクロック信号TCK1の遷移タイミングで発振を開始して、発振クロック信号CKSAとは周波数が異なる発振クロック信号CKF1を生成する。発振クロック信号CKF1は第1発振クロック信号であり、発振クロック信号CKSAよりも周波数が高くなっている。例えば発振クロック信号CKSAの周波数が500MHzである場合に、発振クロック信号CKF1の周波数は例えば501MHzというように少しだけ高い周波数になっている。
発振回路53は、第2クロック信号であるクロック信号TCK2の遷移タイミングで発振を開始して、発振クロック信号CKSAとは周波数が異なる発振クロック信号CKF2を生成する。発振クロック信号CKF2は第2発振クロック信号であり、発振クロック信号CKSAよりも周波数が高くなっている。
発振回路54は、第3クロック信号であるクロック信号TCK3の遷移タイミングで発振を開始して、発振クロック信号CKSAとは周波数が異なる発振クロック信号CKF3を生成する。発振クロック信号CKF3は第3発振クロック信号であり、発振クロック信号CKSAよりも周波数が高くなっている。
時間デジタル変換器56は、発振クロック信号CKSAと発振クロック信号CKF1とに基づいて、デジタル値DG11を出力する。デジタル値DG11は第1信号用第1デジタル値である。例えば時間デジタル変換器56は、発振クロック信号CKSAの位相と発振クロック信号CKF1の位相を比較することで、信号STAと発振クロック信号CKF1の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値DG11を求めて出力する。
時間デジタル変換器57は、発振クロック信号CKSAと発振クロック信号CKF2とに基づいて、デジタル値DG12を出力する。デジタル値DG12は第1信号用第2デジタル値である。例えば時間デジタル変換器57は、発振クロック信号CKSAの位相と発振クロック信号CKF2の位相を比較することで、信号STAと発振クロック信号CKF2の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値DG12を求めて出力する。
時間デジタル変換器58は、発振クロック信号CKSAと発振クロック信号CKF3とに基づいて、デジタル値DG13を出力する。デジタル値DG13は第1信号用第3デジタル値である。例えば時間デジタル変換器58は、発振クロック信号CKSAの位相と発振クロック信号CKF3の位相を比較することで、信号STAと発振クロック信号CKF3の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値DG13を求めて出力する。
そして処理回路80は、デジタル値DG11、DG12、DG13のうちのいずれかを、図1、図2で説明したデジタル値DG1として用いる。このようにすればクロック信号TCK1、TCK2、TCK3のうち、信号STAとの遷移タイミングの時間差を測定するのに適切なクロック信号を選択して、当該時間差を測定できるようになる。例えば処理回路80は、信号STAとクロック信号TCK1の遷移タイミングの時間差が最も小さい場合には、クロック信号TCK1に対応するデジタル値DG11を選択して、信号STAとの遷移タイミングの時間差を表すデジタル値DG1として用いる。同様に処理回路80は、信号STAとクロック信号TCK2の遷移タイミングの時間差が最も小さい場合には、クロック信号TCK2に対応するデジタル値DG12を選択してデジタル値DG1として用いる。また信号STAとクロック信号TCK3の遷移タイミングの時間差が最も小さい場合には、クロック信号TCK3に対応するデジタル値DG13を選択してデジタル値DG1として用いる。
例えば処理回路80は、信号STAの遷移タイミングにおける複数の多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルに基づいて、デジタル値DG11、DG12、DG13のうちのいずれをデジタル値DG1として用いるかを決定する。このようにすれば、信号STAの遷移タイミングにおける多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルをモニターすることで、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3のうち、信号STAとの遷移タイミングの時間差を測定するのに適切なクロック信号を選択して、当該時間差を測定できるようになる。なおクロック信号の選択手法の詳細については後述の図11〜図14にて説明する。
また図7に示すように時間デジタル変換回路40は、ストップ用発振回路60、発振回路62、63、64、時間デジタル変換器66、67、68を含む。ストップ用発振回路60は第2信号用発振回路であり、発振回路62、63、64は、各々、第4発振回路、第5発振回路、第6発振回路である。これらはリング型発振回路である。また時間デジタル変換器66、67、68は、各々、第4時間デジタル変換器、第5時間デジタル変換器、第6時間デジタル変換器である。
ストップ用発振回路60は、信号STPの遷移タイミングで発振を開始して、第2信号用発振クロック信号である発振クロック信号CKSPを生成する。
発振回路62は、クロック信号TCK1の遷移タイミングで発振を開始して、発振クロック信号CKSPとは周波数が異なる発振クロック信号CKF4を生成する。発振クロック信号CKF4は第4発振クロック信号であり、発振クロック信号CKSPよりも周波数が高くなっている。発振回路63は、クロック信号TCK2の遷移タイミングで発振を開始して、発振クロック信号CKSPとは周波数が異なる発振クロック信号CKF5を生成する。発振クロック信号CKF5は第5発振クロック信号であり、発振クロック信号CKSPよりも周波数が高くなっている。発振回路64は、クロック信号TCK3の遷移タイミングで発振を開始して、発振クロック信号CKSPとは周波数が異なる発振クロック信号CKF6を生成する。発振クロック信号CKF6は第6発振クロック信号であり、発振クロック信号CKSPよりも周波数が高くなっている。
時間デジタル変換器66は、発振クロック信号CKSPと発振クロック信号CKF4とに基づいて、デジタル値DG21を出力する。デジタル値DG21は第2信号用第1デジタル値である。時間デジタル変換器67は、発振クロック信号CKSPと発振クロック信号CKF5とに基づいて、デジタル値DG22を出力する。デジタル値DG22は第2信号用第2デジタル値である。時間デジタル変換器68は、発振クロック信号CKSPと発振クロック信号CKF6とに基づいて、デジタル値DG23を出力する。デジタル値DG23は第2信号用第3デジタル値である。
そして処理回路80は、デジタル値DG21、DG22、DG23のうちのいずれかを、図1、図2で説明したデジタル値DG2として用いる。このようにすればクロック信号TCK1、TCK2、TCK3のうち、信号STPとの遷移タイミングの時間差を測定するのに適切なクロック信号を選択して、当該時間差を求めることが可能になる。例えば処理回路80は、信号STPとクロック信号TCK1の遷移タイミングの時間差が最も小さい場合には、クロック信号TCK1に対応するデジタル値DG21を選択して、信号STPとの遷移タイミングの時間差を表すデジタル値DG2として用いる。同様に処理回路80は、信号STPとクロック信号TCK2の遷移タイミングの時間差が最も小さい場合には、クロック信号TCK2に対応するデジタル値DG22を選択してデジタル値DG2として用いる。また信号STPとクロック信号TCK3の遷移タイミングの時間差が最も小さい場合には、クロック信号TCK3に対応するデジタル値DG23を選択してデジタル値DG2として用いる。
例えば処理回路80は、信号STPの遷移タイミングにおける複数の多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルに基づいて、デジタル値DG21、DG22、DG23のうちのいずれをデジタル値DG2として用いるかを決定する。このようにすれば、信号STPの遷移タイミングにおける多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルをモニターすることで、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3のうち、信号STPとの遷移タイミングの時間差を測定するのに適切なクロック信号を選択して、当該時間差を測定できるようになる。
図8は、発振クロック信号CKSA、CKF1の周波数差を利用して、信号STAとクロック信号TCK1の遷移タイミングの時間差を測定する処理を説明する信号波形図である。図8のB1に示すように、発振クロック信号CKSAを生成するスタート用発振回路50は、信号STAの遷移タイミングで発振を開始する。またB2に示すように、発振クロック信号CKF1を生成する発振回路52は、クロック信号TCK1の遷移タイミングで発振を開始する。この場合に発振クロック信号CKF1の方が発振クロック信号CKSAより周波数が高いため、B3、B4において、発振クロック信号CKF1の立ち上がりエッジが発振クロック信号CKSAの立ち上がりエッジを追い越して、Hレベルに変化するようになる。そしてこのように発振クロック信号CKF1の立ち上がりエッジが追い越すまでのクロック数をカウントすることで、信号STAとクロック信号TCK1の遷移タイミングの時間差を、発振クロック信号CKSA、CKF1の周波数差に対応する分解能で測定できるようになる。信号STAとクロック信号TCK2、TCK3の遷移タイミングの時間差も同様にして測定できる。
図9は、発振クロック信号CKSP、CKF1の周波数差を利用して、信号STPとクロック信号TCK1の遷移タイミングの時間差を測定する処理を説明する信号波形図である。図9のB5に示すように、発振クロック信号CKSPを生成するストップ用発振回路60は、信号STPの遷移タイミングで発振を開始する。またB6に示すように、発振クロック信号CKF4を生成する発振回路62は、クロック信号TCK1の遷移タイミングで発振を開始する。この場合に発振クロック信号CKF4の方が発振クロック信号CKSPより周波数が高いため、B7、B9において、発振クロック信号CKF4の立ち上がりエッジが発振クロック信号CKSPの立ち上がりエッジを追い越して、Hレベルに変化するようになる。そしてこのように発振クロック信号CKF4の立ち上がりエッジが追い越すまでのクロック数をカウントすることで、信号STPとクロック信号TCK1の遷移タイミングの時間差を、発振クロック信号CKSP、CKF4の周波数差に対応する分解能で測定できるようになる。信号STPとクロック信号TCK2、TCK3の遷移タイミングの時間差も同様にして測定できる。
なお前述の特許文献1のように、発振クロック信号CKSA、CKSP、CKF1〜CKF6の周波数を測定して、当該周波数がターゲット周波数になるように調整する調整回路を設けることが望ましい。例えばリング型発振回路であるスタート用発振回路50、ストップ用発振回路60、発振回路52、53、54、62、63、64の遅延素子の遅延時間を調整回路により調整する。このようにすることで、時間差の測定の高精度化を図れるようになる。
図10にカウント回路42の構成例を示す。カウント回路42は、カウンター43、44、45を含む。またカウント回路42は、AND回路AN1、AN2、AN3、AN4やインバーターINVを含むことができる。カウンター43は第1カウンターであり、カウンター44は第2カウンターであり、カウンター45は第3カウンターである。
カウンター43は、クロック信号TCK1に基づいて、信号STAの遷移タイミングから信号STPの遷移タイミングまでにおいてカウント動作を行い、カウント値CNT1を出力する。カウント値CNT1は第1カウント値である。カウンター44は、クロック信号TCK2に基づいて、信号STAの遷移タイミングから信号STPの遷移タイミングまでにおいてカウント動作を行い、カウント値CNT2を出力する。カウント値CNT2は第2カウント値である。カウンター45は、クロック信号TCK3に基づいて、信号STAの遷移タイミングから信号STPの遷移タイミングまでにおいてカウント動作を行い、カウント値CNT3を出力する。カウント値CNT3は第3カウント値である。即ち、信号STAがHレベルであり、信号STPがLレベルである期間において、AND回路AN1の出力がHレベルになり、AND回路AN1、AN2、AN3を介して、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3がカウンター43、44、45に入力されるようになる。これにより、信号STAがLレベルからHレベルに遷移したタイミングから、信号STPがLレベルからHレベルに遷移するタイミングまでの期間において、カウンター43、44、45は、各々、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3に基づいてカウント動作を行うようになる。そしてカウント結果であるカウント値CNT1、CNT2、CNT3が処理回路80に出力されるようになる。これにより、信号STAと信号STPの遷移タイミングの時間差を、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3のカウント動作により、粗い分解能で測定した結果を、カウント値CNT1、CNT2、CNT3として処理回路80に出力できるようになる。
そして処理回路80は、カウント値CNT1、CNT2、CNT3のいずれかを、図1、図2で説明したカウント値CNTとして用いる。このようにすればクロック信号TCK1、TCK2、TCK3のうち、信号STAと信号STPの時間差を測定するカウント処理に適切なクロック信号を選択して、当該時間差を測定できるようになる。例えば信号STAや信号STPの遷移タイミングとクロック信号の遷移タイミングが一致してしまうと、カウント値が1クロック分だけずれてしまい、誤差が発生してしまう。この点、図10のカウント回路42の構成によれば、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3の中から、信号STAや信号STPの遷移タイミングと一致しないようなクロック信号を選択して、当該クロック信号によるカウント値を、信号STAと信号STPの遷移タイミングの時間差を表すカウント値CNTとして用いることが可能になる。
例えば処理回路80は、信号STAの遷移タイミングにおける複数の多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルに基づいて、カウント値CNT1、CNT2、CNT3のうちのいずれをカウント値CNTとして用いるかを決定する。このようにすれば、信号STAの遷移タイミングにおける多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルをモニターすることで、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3のうち、信号STAと信号STPの遷移タイミングの時間差を測定するカウント処理に適切なクロック信号を選択して、当該時間差を測定できるようになる。
図11は本実施形態の詳細な動作例を説明する信号波形図である。図11では信号STAの遷移タイミングTM1と信号STPの遷移タイミングTM2の時間差Δtを測定する。図11に示すように、図10のカウンター43、44、45が、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3に基づいてカウント値CNT1、CNT2、CNT3のカウント動作を行っている。そして処理回路80は、時間差Δtの粗い測定結果として、信号STAの遷移タイミングTM1での多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルの情報「011010101」に基づいて、クロック信号TCK1に基づくカウント値CNT1を選択する。即ち時間差Δtの粗い測定結果はCNT1=3であると測定される。
また図11においてDGT1、DGT2、DGT3は、各々、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3の周期に対応するデジタル値であり、既知の値である。DG11、DG12、DG13は、各々、信号STAとクロック信号TCK1、TCK2、TCK3の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値であり、図7に示すように時間デジタル変換器56、57、58により求められる。DG21、DG22、DG23は、各々、信号STPとクロック信号TCK1、TCK2、TCK3の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値であり、図7に示すように時間デジタル変換器66、67、68により求められる。そして処理回路80は例えば下記の式(1)に基づいて時間差Δtを求める。
Δt=CNT1×RSLC+(DG13−DG21)×RSLF+DGT3 (1)
上式(1)においてRSLCは時間測定の粗い分解能であり、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3の周波数に対応する分解能である。例えばクロック信号TCK1、TCK2、TCK3の周波数がfc=500MHzである場合には、RSCL=1/fs=2nsになる。RSLFは時間測定の精細な分解能であり、例えば発振クロック信号CKF1〜CKF6の周波数をf1、発振クロック信号CKSA、CKSPの周波数をf2とした場合に、RSLF=(f1−f2)/f1×f2と表すことができる。
そして上式(1)ではDGT3は既知の値であるため、カウント値CNT1、デジタル値DG13、DG21を測定することで、時間差Δtを求めることができる。そして図11では、CNT1は、クロック信号TCK1に基づくカウント値であり、図10のカウンター43のカウント値である。DG13は、信号STAとクロック信号TCK3の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値であり、図7のスタート用発振回路50、発振回路54、時間デジタル変換器58により測定される。このデジタル値DG13は図2のデジタル値DG1に対応する。DG21は、信号STPとクロック信号TCK1の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値であり、図7のストップ用発振回路60、発振回路62、時間デジタル変換器66により測定される。このデジタル値DG21は図2のデジタル値DG2に対応する。
このように本実施形態では、時間差Δtの粗い測定値については、クロック信号TCK1、TCK2、TCK3のいずれかのクロック信号のカウント動作によるカウント値により測定する。図11ではクロック信号TCK1のカウント値CNT1により、時間差Δtの粗い測定値を求めている。具体的には、例えば信号STAの遷移タイミングでの多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルの情報である「011010101」に基づいて、カウント値CNT1〜CNT3の中からカウント値CNT1を選択する。
一方、時間差Δtの精細な測定値については、信号STAとクロック信号TCK1、TCK2、TCK3のいずれかのクロック信号との遷移タイミングの時間差と、信号STPとクロック信号TCK1、TCK2、CK3のいずれかのクロック信号との遷移タイミングの時間差により測定する。図11では、信号STAとクロック信号TCK3の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値DG13と、信号STPとクロック信号TCK1の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値DG21とにより、時間差Δtの精細な測定値を求めている。具体的には、信号STAの遷移タイミングでの多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルの情報である「011010101」に基づいて、信号STAの遷移タイミングに最も近い遷移タイミングのクロック信号はTCK3であると判定して、クロック信号TCK3に対応するデジタル値DG13を選択する。また信号STPの遷移タイミングでの多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルの情報である「010101011」に基づいて、信号STPの遷移タイミングに最も近い遷移タイミングのクロック信号はTCK1であると判定して、クロック信号TCK1に対応するデジタル値DG21を選択する。このように信号STAや信号STPの遷移タイミングに最も近い遷移タイミングのクロック信号に対応するデジタル値を選択することで、発振クロック信号の累積ジッターによる悪影響を小さくすることが可能になり、時間デジタル変換の高精度化を図れる。
図12は本実施形態の詳細な他の動作例を説明する信号波形図である。図12では、処理回路80は、時間差Δtの粗い測定結果として、信号STAの遷移タイミングTM1での多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルの情報「010101101」に基づいて、クロック信号TCK1に基づくカウント値CNT1を選択する。即ち時間差Δtの粗い測定結果はCNT1=2であると測定される。そして処理回路80は例えば下記の式(2)に基づいて時間差Δtを求める。
Δt=CNT1×RSLC+(DG11−DG22)×RSLF+DGT1 (2)
上式(2)ではDGT1は既知の値であるため、カウント値CNT1、デジタル値DG11、DG22を測定することで、時間差Δtを求めることができる。そして図12では、CNT1は、クロック信号TCK1に基づくカウント値であり、図10のカウンター43のカウント値である。DG11は、信号STAとクロック信号TCK1の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値であり、図7のスタート用発振回路50、発振回路52、時間デジタル変換器56により測定される。このデジタル値DG11は図2のデジタル値DG1に対応する。DG22は、信号STPとクロック信号TCK2の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値であり、図7のストップ用発振回路60、発振回路63、時間デジタル変換器67により測定される。このデジタル値DG22は図2のデジタル値DG2に対応する。
このように図12では、時間差Δtの粗い測定値については、クロック信号TCK1のカウント値CNT1により求めている。具体的には、例えば信号STAの遷移タイミングでの多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルの情報である「010101101」に基づいて、カウント値CNT1〜CNT3の中からカウント値CNT1を選択する。
一方、時間差Δtの精細な測定値については、信号STAとクロック信号TCK1の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値DG11と、信号STPとクロック信号TCK2の遷移タイミングの時間差に対応するデジタル値DG22により求めている。具体的には、信号STAの遷移タイミングでの多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルの情報である「010101101」に基づいて、信号STAの遷移タイミングに最も近い遷移タイミングのクロック信号はTCK1であると判定して、クロック信号TCK1に対応するデジタル値DG11を選択する。また信号STPの遷移タイミングでの多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルの情報である「101010010」に基づいて、信号STPの遷移タイミングに最も近い遷移タイミングのクロック信号はTCK2であると判定して、クロック信号TCK2に対応するデジタル値DG22を選択する。このように信号STAや信号STPの遷移タイミングに最も近い遷移タイミングのクロック信号に対応するデジタル値を選択することで、発振クロック信号の累積ジッターによる悪影響を小さくすることが可能になり、時間デジタル変換の高精度化を図れる。
図13、図14はクロック信号の選択手法についての説明図である。ここでは時間差Δtの粗い測定値を求める際のクロック信号の選択手法について説明する。図13、図14において、[1]、[2]、[3]・・・・[9]は、例えば信号STAの遷移タイミングでの多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルに対応するものであり、例えば図4のラッチ回路24が出力するラッチ信号LSTA[1:9]である。図11、図12に示すように、偶数番目の多相クロック信号では、奇数番目の多相クロック信号に対して信号レベルが反転している。そこで説明を分かりやすくするために、図14では、偶数番目の多相クロック信号に対応するラッチ信号LSTA[1:9]の論理レベルを反転させている。
例えば図13、図14のNo12は、多相クロック信号PCK2の立ち上がりエッジと多相クロック信号PCK3の立ち下がりエッジの間で信号STAが遷移している場合である。この場合には、図11、図12から明らかなように、多相クロック信号PCK1に対応するクロック信号TCK1を選択することで、信号STAとクロック信号TCK1の遷移タイミングが重なることがないため、適切なカウント動作を実現できる。同様にしてNo13、No14、No15、No16、No17の場合にも、クロック信号TCK1を選択する。例えばNo17は、多相クロック信号PCK7の立ち下がりエッジと多相クロック信号PCK8の立ち上がりエッジの間で信号STAが遷移している場合であるが、多相クロック信号PCK1に対応するクロック信号TCK1を用いることで、適正なカウント動作を実現できる。
また図13、図14のNo0は、多相クロック信号PCK8の立ち上がりエッジと多相クロック信号PCK9の立ち下がりエッジの間で信号STAが遷移している場合である。この場合には、図11、図12から明らかなように、多相クロック信号PCK7に対応するクロック信号TCK2を選択することで、適切なカウント動作を実現できる。同様にしてNo1、No2、NO3、No4、No5の場合にも、クロック信号TCK2を選択する。例えばNo5は、多相クロック信号PCK4の立ち下がりエッジと多相クロック信号PCK5の立ち上がりエッジの間で信号STAが遷移している場合であるが、多相クロック信号PCK7に対応するクロック信号TCK2を用いることで、適正なカウント動作を実現できる。
また図13、図14のNo6は、多相クロック信号PCK5の立ち上がりエッジと多相クロック信号PCK6の立ち下がりエッジの間で信号STAが遷移している場合である。この場合には、図11、図12から明らかなように、多相クロック信号PCK4に対応するクロック信号TCK3を選択することで、適切なカウント動作を実現できる。同様にしてNo7、No8、NO9、No10、No11の場合にも、クロック信号TCK3を選択する。例えばNo11は、多相クロック信号PCK1の立ち下がりエッジと多相クロック信号PCK2の立ち上がりエッジの間で信号STAが遷移している場合であるが、多相クロック信号PCK4に対応するクロック信号TCK3を用いることで、適正なカウント動作を実現できる。
以上のように信号STAの遷移タイミングでの多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルをモニターすることで、カウント値のカウント動作に適切なクロック信号を選択できる。同様に、信号STAや信号STPの遷移タイミングでの多相クロック信号PCK1〜PCK9の信号レベルをモニターすることで、信号STAや信号STPの遷移タイミングに最も近い遷移タイミングで変化するクロック信号を選択できるようになる。
3.物理量測定装置、電子機器、移動体
図15に、本実施形態の物理量測定装置400の構成例を示す。物理量測定装置400は、本実施形態の回路装置10と、回路装置10からのデジタル値DQに基づく処理を行う処理装置430を含む。回路装置10には、時間デジタル変換の基準となるクロック信号を生成するための振動子XTALが接続されている。処理装置430は、回路装置10からの時間デジタル変換結果であるデジタル値DQに基づいて、時間デジタル変換を利用した種々の処理を実行する。また物理量測定装置400は、発光部410と、対象物からの反射光を受光する受光部420を含むことができる。発光部410は光源となるものであり、受光部420は受光センサーである。処理装置430は、CPU等のプロセッサーやメモリーにより実現され、発光部410に発光制御信号PSTAを出力する。
処理装置430からの発光制御信号PSTAに基づいて発光部410が発光し、発光制御信号PSTAが信号STAとして回路装置10に入力され、受光部420の受光信号が信号STPとして回路装置10に入力される。このようにすれば、対象物までの距離を物理量として測定するTOF方式の距離測定装置を実現できる。なお、発光制御信号PSTAは、物理量測定装置400の外部から入力される信号であってもよい。
図16に、本実施形態の電子機器500の構成例を示す。この電子機器500は、本実施形態の回路装置10と、回路装置10からのデジタル値DQに基づく処理を行う処理装置520を含む。回路装置10には、時間デジタル変換の基準となるクロック信号を生成するための振動子XTALが接続されている。処理装置520は、回路装置10からの時間デジタル変換結果であるデジタル値DQに基づいて、時間デジタル変換を利用した種々の処理を実行する。また電子機器500は、通信インターフェース510、操作インターフェース530、表示部540、メモリー550、アンテナANTを含むことができる。
電子機器500は、例えば距離、時間、流速又は流量等の物理量を計測する計測機器、生体情報を測定する生体情報測定機器、車載機器、或いは基地局又はルーター等のネットワーク関連機器である。生体情報測定機器は例えば超音波測定装置、脈波計又は血圧測定装置等である。車載機器は例えば自動運転用の機器等である。また電子機器500は、頭部装着型表示装置や時計関連機器などのウェアラブル機器、ロボット、印刷装置、投影装置、スマートフォン等の携帯情報端末、コンテンツを配信するコンテンツ提供機器、或いはデジタルカメラ又はビデオカメラ等の映像機器などであってもよい。
通信インターフェース510は、アンテナANTを介して外部からデータを受信したり、外部にデータを送信する処理を行う。処理装置520は、電子機器500の制御処理や、通信インターフェース510を介して送受信されるデータの種々のデジタル処理などを行う。処理装置520の機能は、例えばマイクロコンピューターなどのプロセッサーにより実現できる。操作インターフェース530は、ユーザーが入力操作を行うためのものであり、操作ボタンやタッチパネルディスプレイなどにより実現できる。表示部540は、各種の情報を表示するものであり、液晶や有機ELなどのディスプレイにより実現できる。メモリー550は、データを記憶するものであり、その機能はRAMやROMなどの半導体メモリーにより実現できる。
図17に、本実施形態の回路装置10を含む移動体の例を示す。移動体は、回路装置10と、回路装置10からのデジタル値DQに基づいて処理を行う処理装置220を含む。処理装置220は、回路装置10からの時間デジタル変換結果であるデジタル値DQに基づいて、時間デジタル変換を利用した種々の処理を実行する。例えば自動運転用の処理などを実行する。本実施形態の回路装置10は、例えば、車、飛行機、バイク、自転車、ロボット、或いは船舶等の種々の移動体に組み込むことができる。移動体は、例えばエンジンやモーター等の駆動機構、ハンドルや舵等の操舵機構、車載機器などの各種の電子機器を備えて、地上や空や海上を移動する機器・装置である。図17は移動体の具体例としての自動車206を概略的に示している。自動車206には、本実施形態の回路装置10を含む制御装置208が組み込まれる。制御装置208は、回路装置10の時間デジタル変換を利用して得られた物理量情報に基づいて種々の制御処理を行う。例えば物理量情報として、自動車206の周囲の物体の距離情報が測定された場合に、制御装置208は、測定された距離情報を用いて自動運転のための種々の制御処理を行う。制御装置208は、例えば車体207の姿勢に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪209のブレーキを制御する。なお本実施形態の回路装置10が組み込まれる機器は、このような制御装置208には限定されず、自動車206やロボット等の移動体に設けられる種々の機器に組み込むことができる。
以上に説明したように本実施形態の回路装置は、周波数が同一で位相が異なる複数の多相クロック信号を生成するクロック信号生成回路を含む。また複数の多相クロック信号のいずれかの多相クロック信号に対応する第iクロック信号に基づくカウント動作を行って、第1信号の遷移タイミングと第2信号の遷移タイミングとの時間差に対応するカウント値を求め、第1信号の遷移タイミングから、複数の多相クロック信号のいずれかの多相クロック信号に対応する第jクロック信号の遷移タイミングまでの時間差に対応する第1デジタル値を求め、第2信号の遷移タイミングから、複数の多相クロック信号のいずれかの多相クロック信号に対応する第kクロック信号の遷移タイミングまでの時間差に対応する第2デジタル値を求める時間デジタル変換回路と、カウント値と第1デジタル値と第2デジタル値とに基づいて、第1信号の遷移タイミングと第2信号の遷移タイミングとの時間差に対応するデジタル値を求める処理回路を含む。
本実施形態によれば、周波数が同一で位相が異なる複数の多相クロック信号が生成される。そして第iクロック信号に基づくカウント動作が行われて、第1信号と第2信号の遷移タイミングの時間差に対応するカウント値が求められる。また第1信号の遷移タイミングから第jクロック信号の遷移タイミングまでの時間差に対応する第1デジタル値が求められ、第2信号の遷移タイミングから第kクロック信号の遷移タイミングまでの時間差に対応する第2デジタル値が求められる。そして、求められたカウント値、第1デジタル値、第2デジタル値に基づいて、第1信号の遷移タイミングと第2信号の遷移タイミングとの時間差に対応するデジタル値が求められる。このようにすれば、第iクロック信号のカウント動作によるカウント値を求めることで、時間差についての粗い時間測定が行われ、第1信号と第jクロック信号の遷移タイミングの時間差に対応する第1デジタル値と、第2信号と第kクロック信号の遷移タイミングの時間差に対応する第2デジタル値を求めることで、時間差についての精細な時間測定が行われるようになる。従って、第1信号と第2信号の遷移タイミングの時間差が長くなった場合にも、これに対応することができ、クロックジッターが積算されることによる時間デジタル変換の測定精度の低下を抑制できる回路装置の提供が可能になる。
また本実施形態では、時間デジタル変換回路は、第iクロック信号に基づいて、第1信号の遷移タイミングから第2信号の遷移タイミングまでにおいてカウント動作を行い、カウント値を出力するカウント回路を含んでもよい。
このようにすれば、第1信号の遷移タイミングから第2信号の遷移タイミングまでの時間差に対応するカウント値を求めることができ、時間差についての粗い時間測定が可能になる。
また本実施形態では、クロック信号生成回路は、複数の中間ノードから複数の多相クロック信号を出力するリング型発振回路を含んでもよい。
このようにすれば、リング型発振回路の複数の中間ノードから、周波数が同一で位相が異なる複数の多相クロック信号を出力できるようになる。
また本実施形態では、クロック信号生成回路は、リング型発振回路が電圧制御発振回路として設けられ、振動子を用いて生成された基準クロック信号に位相同期した複数の多相クロック信号を生成するPLL回路を含んでもよい。
このように、クロック信号生成回路にPLL回路を設けることで、基準クロック信号に同期した複数の多相クロック信号を生成できると共に、多相クロック信号の周波数を、基準クロック信号の周波数を逓倍した周波数に設定できるようになる。
また本実施形態では、時間デジタル変換回路は、第1信号の遷移タイミングで発振を開始して、第1信号用発振クロック信号を生成する第1信号用発振回路と、第jクロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、第1信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第j発振クロック信号を生成する第j発振回路と、第1信号用発振クロック信号と第j発振クロック信号とに基づいて、第1デジタル値を出力する第1時間デジタル変換器を含んでもよい。また第2信号の遷移タイミングで発振を開始して、第2信号用発振クロック信号を生成する第2信号用発振回路と、第kクロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、第2信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第k発振クロック信号を生成する第k発振回路と、第2信号用発振クロック信号と第k発振クロック信号とに基づいて、第2デジタル値を出力する第2時間デジタル変換器を含んでもよい。
このようにすれば、第1信号と第jクロック信号の遷移タイミングの時間差を、第1信号用発振クロック信号と第j発振クロック信号の周波数差に対応する分解能で測定して、第1デジタル値として出力できるようになる。また第2信号と第kクロック信号の遷移タイミングの時間差を、第2信号用発振クロック信号と第k発振クロック信号の周波数差に対応する分解能で測定して、第2デジタル値として出力できるようになる。
また本実施形態では、クロック信号生成回路は、複数の多相クロック信号の第1多相クロック信号に対応する第1クロック信号と、第2多相クロック信号に対応する第2クロック信号と、第3多相クロック信号に対応する第3クロック信号を出力し、第iクロック信号、第jクロック信号、第kクロック信号の各々は、第1クロック信号、第2クロック信号及び第3クロック信号のいずれかであってもよい。
このようにすれば、時間デジタル変換回路は、クロック信号生成回路が出力する第1クロック信号、第2クロック信号、第3クロック信号を用いて、カウント値や第1デジタル値、第2デジタル値を出力できるようになる。
また本実施形態では、時間デジタル変換回路は、第1クロック信号に基づいて、第1信号の遷移タイミングから第2信号の遷移タイミングまでにおいてカウント動作を行い、第1カウント値を出力する第1カウンターと、第2クロック信号に基づいて、第1信号の遷移タイミングから第2信号の遷移タイミングまでにおいてカウント動作を行い、第2カウント値を出力する第2カウンターと、第3クロック信号に基づいて、第1信号の遷移タイミングから第2信号の遷移タイミングまでにおいてカウント動作を行い、第3カウント値を出力する第3カウンターを含んでもよい。そして処理回路は、第1カウント値、第2カウント値及び第3カウント値のうちのいずれかをカウント値として用いてもよい。
このようにすれば第1クロック信号、第2クロック信号、第3クロック信号のうち、第1信号と第2信号の時間差を測定するカウント処理に適切なクロック信号を選択して、当該時間差を測定できるようになる。
また本実施形態では、処理回路は、第1信号の遷移タイミングにおける複数の多相クロック信号の信号レベルに基づいて、第1カウント値、第2カウント値及び第3カウント値のうちのいずれをカウント値として用いるかを決定してもよい。
このようにすれば、第1信号の遷移タイミングにおける複数の多相クロック信号の信号レベルをモニターすることで、第1クロック信号、第2クロック信号、第3クロック信号のうち、第1信号と第2信号の時間差を測定するカウント処理に適切なクロック信号を選択して、当該時間差を測定できるようになる。
また本実施形態では、時間デジタル変換回路は、第1信号の遷移タイミングで発振を開始して、第1信号用発振クロック信号を生成する第1信号用発振回路と、第1クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、第1信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第1発振クロック信号を生成する第1発振回路と、第2クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、第1信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第2発振クロック信号を生成する第2発振回路と、第3クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、第1信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第3発振クロック信号を生成する第3発振回路を含んでもよい。また第1信号用発振クロック信号と第1発振クロック信号とに基づいて、第1信号用第1デジタル値を出力する第1時間デジタル変換器と、第1信号用発振クロック信号と第2発振クロック信号とに基づいて、第1信号用第2デジタル値を出力する第2時間デジタル変換器と、第1信号用発振クロック信号と第3発振クロック信号とに基づいて、第1信号用第3デジタル値を出力する第3時間デジタル変換器を含んでもよい。そして処理回路は、第1信号用第1デジタル値、第1信号用第2デジタル値及び第1信号用第3デジタル値のうちのいずれかを第1デジタル値として用いてもよい。
このようにすれば第1クロック信号、第2クロック信号、第3クロック信号のうち、第1信号との遷移タイミングの時間差を測定するのに適切なクロック信号を選択して、当該時間差を測定できるようになるため、時間デジタル変換の高精度化を図れるようになる。
また本実施形態では、処理回路は、第1信号の遷移タイミングにおける複数の多相クロック信号の信号レベルに基づいて、第1信号用第1デジタル値、第1信号用第2デジタル値及び第1信号用第3デジタル値のうちのいずれを第1デジタル値として用いるかを決定してもよい。
このようにすれば、第1信号の遷移タイミングにおける複数の多相クロック信号の信号レベルをモニターすることで、第1信号との遷移タイミングの時間差を測定するのに適切なクロック信号を選択して、当該時間差を測定できるようになる。
また本実施形態では、時間デジタル変換回路は、第2信号の遷移タイミングで発振を開始して、第2信号用発振クロック信号を生成する第2信号用発振回路と、第1クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、第2信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第4発振クロック信号を生成する第4発振回路と、第2クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、第2信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第5発振クロック信号を生成する第5発振回路と、第3クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、第2信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第6発振クロック信号を生成する第6発振回路を含んでもよい。また第2信号用発振クロック信号と第4発振クロック信号とに基づいて、第2信号用第1デジタル値を出力する第4時間デジタル変換器と、第2信号用発振クロック信号と第5発振クロック信号とに基づいて、第2信号用第2デジタル値を出力する第5時間デジタル変換器と、第2信号用発振クロック信号と第6発振クロック信号とに基づいて、第2信号用第3デジタル値を出力する第6時間デジタル変換器を含んでもよい。そして処理回路は、第2信号用第1デジタル値、第2信号用第2デジタル値及び第2信号用第3デジタル値のうちのいずれかを第2デジタル値として用いてもよい。
このようにすれば第1クロック信号、第2クロック信号、第3クロック信号のうち、第2信号との遷移タイミングの時間差を測定するのに適切なクロック信号を選択して、当該時間差を測定できるようになるため、時間デジタル変換の高精度化を図れるようになる。
また本実施形態では、処理回路は、第2信号の遷移タイミングにおける複数の多相クロック信号の信号レベルに基づいて、第2信号用第1デジタル値、第2信号用第2デジタル値及び第2信号用第3デジタル値のうちのいずれを第2デジタル値として用いるかを決定してもよい。
このようにすれば、第2信号の遷移タイミングにおける複数の多相クロック信号の信号レベルをモニターすることで、第2信号との遷移タイミングの時間差を測定するのに適切なクロック信号を選択して、当該時間差を測定できるようになる。
また本実施形態は、上記の回路装置と、回路装置からのデジタル値に基づく処理を行う処理装置と、を含む物理量測定装置に関係する。
また本実施形態は、上記の回路装置と、回路装置からのデジタル値に基づく処理を行う処理装置と、を含む電子機器に関係する。
また本実施形態は、上記の回路装置と、回路装置からのデジタル値に基づく処理を行う処理装置と、を含む移動体に関係する。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本開示の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本開示の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本開示の範囲に含まれる。また回路装置、クロック信号生成回路、時間デジタル変換回路、処理回路、電子機器、移動体の構成・動作等も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10…回路装置、20…クロック信号生成回路、22…リング型発振回路、
24、26…ラッチ回路、27、28、29…デューティー調整回路、
30…PLL回路、31…位相比較回路、32…制御電圧生成回路、
33…チャージポンプ回路、36…分周回路、38…発振回路、
40…時間デジタル変換回路、42…カウント回路、43、44、45…カウンター、
50…スタート用発振回路、51…発振回路、52…発振回路、
53、54、55…発振回路、55、56、57、58…時間デジタル変換器、
60…ストップ用発振回路、61、62、63、64…発振回路、
65、66、67、68…時間デジタル変換器、80…処理回路、
160…時間デジタル変換回路、162、164…発振回路、166…処理回路、
206…自動車、207…車体、208…制御装置、209…車輪、
220…処理装置、400…物理量測定装置、410…発光部、
420…受光部、430…処理装置、500…電子機器、
510…通信インターフェース、520…処理装置、530…操作インターフェース、
540…表示部、550…メモリー、
AN1、AN2、AN3、AN4…AND回路、
CKF、CKF1〜CKF6、CKFj、CKFk…発振クロック信号、
CKS、CKSA、CKSP…発振クロック信号、
CKi、CKj、CKk…クロック信号、
CNT、CNT1、CNT2、CNT3…カウント値、
DG1、DG11、DG12、DG13…デジタル値、
DG2、DG21、DG22、DG23、DQ…デジタル値
INV、IV1〜IV9…インバーター、LSTA…ラッチ信号、
N1〜N9…中間ノード、OSCK…基準クロック信号、
PCK1〜PCK9…多相クロック信号、STA、STP…信号、
TCK1、TCK2、TCK3…クロック信号、TM1〜TM4…遷移タイミング、
XTAL…振動子、Δt…時間差

Claims (15)

  1. 周波数が同一で位相が異なる複数の多相クロック信号を生成するクロック信号生成回路と、
    前記複数の多相クロック信号のいずれかの多相クロック信号に対応する第iクロック信号に基づくカウント動作を行って、第1信号の遷移タイミングと第2信号の遷移タイミングとの時間差に対応するカウント値を求め、前記第1信号の遷移タイミングから、前記複数の多相クロック信号のいずれかの多相クロック信号に対応する第jクロック信号の遷移タイミングまでの時間差に対応する第1デジタル値を求め、前記第2信号の遷移タイミングから、前記複数の多相クロック信号のいずれかの多相クロック信号に対応する第kクロック信号の遷移タイミングまでの時間差に対応する第2デジタル値を求める時間デジタル変換回路と、
    前記カウント値と前記第1デジタル値と前記第2デジタル値とに基づいて、前記第1信号の遷移タイミングと前記第2信号の遷移タイミングとの時間差に対応するデジタル値を求める処理回路と、
    を含むことを特徴とする回路装置。
  2. 請求項1に記載の回路装置において、
    前記時間デジタル変換回路は、
    前記第iクロック信号に基づいて、前記第1信号の遷移タイミングから前記第2信号の遷移タイミングまでにおいてカウント動作を行い、前記カウント値を出力するカウント回路を含むことを特徴とする回路装置。
  3. 請求項1又は2に記載の回路装置において、
    前記クロック信号生成回路は、
    複数の中間ノードから前記複数の多相クロック信号を出力するリング型発振回路を含むことを特徴とする回路装置。
  4. 請求項3に記載の回路装置において、
    前記クロック信号生成回路は、
    前記リング型発振回路が電圧制御発振回路として設けられ、振動子を用いて生成された基準クロック信号に位相同期した前記複数の多相クロック信号を生成するPLL回路を含むことを特徴とする回路装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記時間デジタル変換回路は、
    前記第1信号の遷移タイミングで発振を開始して、第1信号用発振クロック信号を生成する第1信号用発振回路と、
    前記第jクロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、前記第1信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第j発振クロック信号を生成する第j発振回路と、
    前記第1信号用発振クロック信号と前記第j発振クロック信号とに基づいて、前記第1デジタル値を出力する第1時間デジタル変換器と、
    前記第2信号の遷移タイミングで発振を開始して、第2信号用発振クロック信号を生成する第2信号用発振回路と、
    前記第kクロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、前記第2信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第k発振クロック信号を生成する第k発振回路と、
    前記第2信号用発振クロック信号と前記第k発振クロック信号とに基づいて、前記第2デジタル値を出力する第2時間デジタル変換器と、
    を含むことを特徴とする回路装置。
  6. 請求項1に記載の回路装置において、
    前記クロック信号生成回路は、
    前記複数の多相クロック信号の第1多相クロック信号に対応する第1クロック信号と、第2多相クロック信号に対応する第2クロック信号と、第3多相クロック信号に対応する第3クロック信号を出力し、
    前記第iクロック信号、前記第jクロック信号、前記第kクロック信号の各々は、前記第1クロック信号、前記第2クロック信号及び前記第3クロック信号のいずれかであることを特徴とする回路装置。
  7. 請求項6に記載の回路装置において、
    前記時間デジタル変換回路は、
    前記第1クロック信号に基づいて、前記第1信号の遷移タイミングから前記第2信号の遷移タイミングまでにおいてカウント動作を行い、第1カウント値を出力する第1カウンターと、
    前記第2クロック信号に基づいて、前記第1信号の遷移タイミングから前記第2信号の遷移タイミングまでにおいてカウント動作を行い、第2カウント値を出力する第2カウンターと、
    前記第3クロック信号に基づいて、前記第1信号の遷移タイミングから前記第2信号の遷移タイミングまでにおいてカウント動作を行い、第3カウント値を出力する第3カウンターと、
    を含み、
    前記処理回路は、
    前記第1カウント値、前記第2カウント値及び前記第3カウント値のうちのいずれかを前記カウント値として用いることを特徴とする回路装置。
  8. 請求項7に記載の回路装置において、
    前記処理回路は、
    前記第1信号の遷移タイミングにおける前記複数の多相クロック信号の信号レベルに基づいて、前記第1カウント値、前記第2カウント値及び前記第3カウント値のうちのいずれを前記カウント値として用いるかを決定することを特徴とする回路装置。
  9. 請求項6乃至8のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記時間デジタル変換回路は、
    前記第1信号の遷移タイミングで発振を開始して、第1信号用発振クロック信号を生成する第1信号用発振回路と、
    前記第1クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、前記第1信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第1発振クロック信号を生成する第1発振回路と、
    前記第2クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、前記第1信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第2発振クロック信号を生成する第2発振回路と、
    前記第3クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、前記第1信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第3発振クロック信号を生成する第3発振回路と、
    前記第1信号用発振クロック信号と前記第1発振クロック信号とに基づいて、第1信号用第1デジタル値を出力する第1時間デジタル変換器と、
    前記第1信号用発振クロック信号と前記第2発振クロック信号とに基づいて、第1信号用第2デジタル値を出力する第2時間デジタル変換器と、
    前記第1信号用発振クロック信号と前記第3発振クロック信号とに基づいて、第1信号用第3デジタル値を出力する第3時間デジタル変換器と、
    を含み、
    前記処理回路は、
    前記第1信号用第1デジタル値、前記第1信号用第2デジタル値及び前記第1信号用第3デジタル値のうちのいずれかを前記第1デジタル値として用いることを特徴とする回路装置。
  10. 請求項9に記載の回路装置において、
    前記処理回路は、
    前記第1信号の遷移タイミングにおける前記複数の多相クロック信号の信号レベルに基づいて、前記第1信号用第1デジタル値、前記第1信号用第2デジタル値及び前記第1信号用第3デジタル値のうちのいずれを前記第1デジタル値として用いるかを決定することを特徴とする回路装置。
  11. 請求項9又は10に記載の回路装置において、
    前記時間デジタル変換回路は、
    前記第2信号の遷移タイミングで発振を開始して、第2信号用発振クロック信号を生成する第2信号用発振回路と、
    前記第1クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、前記第2信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第4発振クロック信号を生成する第4発振回路と、
    前記第2クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、前記第2信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第5発振クロック信号を生成する第5発振回路と、
    前記第3クロック信号の遷移タイミングで発振を開始して、前記第2信号用発振クロック信号とは周波数が異なる第6発振クロック信号を生成する第6発振回路と、
    前記第2信号用発振クロック信号と前記第4発振クロック信号とに基づいて、第2信号用第1デジタル値を出力する第4時間デジタル変換器と、
    前記第2信号用発振クロック信号と前記第5発振クロック信号とに基づいて、第2信号用第2デジタル値を出力する第5時間デジタル変換器と、
    前記第2信号用発振クロック信号と前記第6発振クロック信号とに基づいて、第2信号用第3デジタル値を出力する第6時間デジタル変換器と、
    を含み、
    前記処理回路は、
    前記第2信号用第1デジタル値、前記第2信号用第2デジタル値及び前記第2信号用第3デジタル値のうちのいずれかを前記第2デジタル値として用いることを特徴とする回路装置。
  12. 請求項11に記載の回路装置において、
    前記処理回路は、
    前記第2信号の遷移タイミングにおける前記複数の多相クロック信号の信号レベルに基づいて、前記第2信号用第1デジタル値、前記第2信号用第2デジタル値及び前記第2信号用第3デジタル値のうちのいずれを前記第2デジタル値として用いるかを決定することを特徴とする回路装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の回路装置と、
    前記回路装置からの前記デジタル値に基づく処理を行う処理装置と、
    を含むことを特徴とする物理量測定装置。
  14. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の回路装置と、
    前記回路装置からの前記デジタル値に基づく処理を行う処理装置と、
    を含むことを特徴とする電子機器。
  15. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の回路装置と、
    前記回路装置からの前記デジタル値に基づく処理を行う処理装置と、
    を含むことを特徴とする移動体。
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