JP2953435B2 - 遅延テスト方法および該遅延テスト方法に使用するフリップフロップ - Google Patents

遅延テスト方法および該遅延テスト方法に使用するフリップフロップ

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JP2953435B2 JP9151261A JP15126197A JP2953435B2 JP 2953435 B2 JP2953435 B2 JP 2953435B2 JP 9151261 A JP9151261 A JP 9151261A JP 15126197 A JP15126197 A JP 15126197A JP 2953435 B2 JP2953435 B2 JP 2953435B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3185Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning
    • G01R31/318533Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning using scanning techniques, e.g. LSSD, Boundary Scan, JTAG
    • G01R31/318577AC testing, e.g. current testing, burn-in
    • G01R31/31858Delay testing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLSIのテスト方法
に関し、特に遅延テスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にLSIの遅延テストは、高
い周波数のクロックが発生可能なテスターを使用して行
われてきた。この場合、一般に非常に高性能なテスター
でなければ遅延テストが行えない、あるいは、最先端の
高速LSIの場合、テスターの動作周波数を越え、実施
不可能となる場合があるという問題があった。
【0003】最近では、動作周波数の低いテスターで遅
延テストを行う方法もいくつか提案されている。Intern
ational Test Conference 1995 の302ページから3
10ページに掲載のHigh-Performance Circuit Testing
with Slow-Speed Testersにおいて種々の方法が述べら
れているが、いずれも、回路のオーバヘッドが大きい
か、従来の回路設計方式を大幅に変更する必要がある。
【0004】まず、当該論文における1つの手法は、図
14に示すように、フリップフロッ502と506の間
に遅延制御可能な素子504を入れ、フリップフロップ
502,506に供給されるクロック501とは別のタ
イミング信号503によってフリップフロップ502の
出力が被テスト回路505に入るタイミングを遅らせ、
被テスト回路505に入力される信号の変化タイミング
とフリップフロップ506にクロックが入るタイミング
の差をクロック周期より短くすることにより、被テスト
回路505の変化の許容範囲を縮めることにより、高い
クロック周波数での試験を見かけ上実現している。その
制御タイミングは、図16に示すような形となる。クロ
ック501の周期はt72とt74の時間差Tであるが、制
御信号503のタイミングを使用し、t71からt73の時
間差に当たる遅延をかけることにより、被テスト回路5
05に許される変化に要する時間も、t73とt74の時間
差に縮めている。しかしながら、遅延素子503には図
15に示すようなラッチが使用され、これはテストを行
うためのオーバーヘッドとしては大きいものとなるとい
う問題がある。
【0005】また、当該論文では、フリップフロップと
して、図17に示すようなパルストリガーのフリップフ
ロップを使用する方法も提案されているが、この手法で
は、図18に示すように、通常動作時のクロック601
として、図17のマスター側ラッチからスレーブ側ラッ
チにデータが送られる期間を非常に短くする必要があ
り、t81とt82の差が非常に小さいパルスで制御する必
要があり、テスト時ではなく通常動作時に動作する回路
設計法自体やクロック生成法を変更する必要が生じると
いう問題がある。
【0006】また、当該論文では、図19に示すよう
に、マスターラッチMのクロックMCKとスレーブラッ
チSのクロックSCKを完全に独立させる方法も提案さ
れているが、この手法も通常回路の設計法を変更する必
要があるという問題がある。また、同様に、図20のよ
うに、マスターラッチとスレーブラッチを交互に配置す
るという手法も示されているが、この手法も通常回路の
設計法の変更を必要とするという問題がある。また図2
0の回路においては、ラッチ間の入出力関係が入り乱れ
た複雑な場合には、交互に配置することが不可能となる
という問題点もある。
【0007】また、特開平6−347520では、図2
1に示すように、2つのフリップフロップ、例えば80
4と805を使用して、記憶用のブロック803とし、
見かけ上1つのフリップフロップ動作をさせる手法も提
案されている。本手法では、マスター側フリップフロッ
プをゲーテドクロック構成とし、遅延テストを行う場合
は、前段側ブロック803と後段側ブロック816に初
期値をセットし、その後、後段側ブロックのみのクロッ
クをイネーブルにし、後段側クロック827のみを動作
させ遅延テストを行う手法が示されている。しかしなが
ら、当該手法では前段側ブロック803のクロック81
4と後段側ブロック816のクロック827を異なる制
御が可能な形にするか、前段側マスター側フリップフロ
ップのゲート信号813と後段側マスターフリップフロ
ップのゲート信号826を異なる制御が可能な形とする
必要がある。つまり、テストするフリップフロップ間の
クロックあるいはイネーブル信号を、別々の外部端子か
ら制御するか、ANDゲートやORゲートを使用し片方
のクロックあるいはイネーブル信号を入れる入力とし、
他方を外部端子に接続するか、デコーダーに接続する
等、別々の制御をするために、外部端子の増加を伴う
か、内部素子数の増加を伴う等の問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遅延テ
スト方法は、高速なテスターを必要とするか、あるい
は、必要としない場合においては、遅延テストのため
に、素子あるいは面積の大きなオーバーヘッドを伴う
か、通常回路の設計方式まで変更しなければならないか
のいずれかの欠点を有していた。
【0009】本発明の目的は、通常回路の設計法を変更
することなく、動作周波数の低いテスターでLSIの高
速な遅延テストを行う遅延テスト方法および該遅延テス
ト方法に使用するフリップフロップを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の遅延テスト方法
は、複数のクロック入力をもち、該複数クロック入力の
うち1つのクロック入力に固定値を設定することによ
り、通常動作時に固定値を設定されていない1本のクロ
ックの1つのクロックエッジに入力と出力のタイミング
が同期する1相動作をし、テスト時に複数のクロック入
力を動作させ入力と出力のタイミングが別々のクロック
エッジに同期する2相動作となるフリップフロップを使
用し、出力の同期に使用するクロックのエッジのタイミ
ングと入力の同期に使用するクロックのエッジのタイミ
ングの差を使用して前記フリップフロップ間の遅延テス
トを行う。
【0011】本発明の遅延テスト方法は、通常動作時が
入力と出力のタイミングを同一のクロックエッジに同期
させる1相動作で、テスト時が入力と出力のタイミング
を別々のクロックエッジに同期させる2相動作となるフ
リップフロップを使用して、フリップフロップ間の遅延
のテストを行う方法とし、通常回路の設計方法を従来通
りとし、かつフリップフロップの構成の変更のみである
ため、他のオーバーヘッドを伴わず、出力の同期に使用
するクロックのエッジのタイミングと入力同期に使用す
るエッジのタイミングの差を使用して、遅延テストの結
果を判定するため、クロックの出力と入力のエッジのタ
イミングの差を小さくすることにより、テスターのクロ
ック周波数を上げることなく、高速な遅延テストが可能
になる。
【0012】本発明の遅延テスト方法に使用されるフリ
ップフロップは、内部に複数あるいは1つのマスター側
ラッチとスレーブ側ラッチを有し、マスター側ラッチの
うち少なくとも1つのラッチは2つのクロック入力をも
ち、フリップフロップの入力タイミングを示すクロック
エッジの変化後のクロック値にあたる値を、前記マスタ
ーラッチの該2つのクロック入力のうちいずれか少なく
とも1つのクロック入力に与えることによりホールド状
態となる構成をとり、スレーブ側ラッチは該2つのクロ
ック入力のうち1つのみを使用し、フリップフロップの
入力タイミングを示すクロックエッジの変化後のクロッ
ク値にあたる値を与えることによりスルーモードとなる
構成をとる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施形態の構成図で
ある。101は通常動作時に使用する外部クロック端
子、102はテスト動作時に外部クロック端子101と
ともに使用するテスト用外部クロック端子、105と1
06は遅延テストを行うフリップフロップのペアであ
り、104はフリップフロップ105と106以外の内
部回路(通常回路)であり、遅延テストの対象となる部
分を含んでいる。103は通常回路104の入力端子の
群であり、107は通常回路104の出力端子の群であ
る。
【0015】図2は、図1で使用される遅延テスト用フ
リップフロップ105,106の構成例を示したもので
ある。左端と右端に書かれた信号名D,C,C2,Qは
図1のフリップフロップ105,106に表記された端
子名に対応する。Dはデータ入力、Cは通常クロック入
力、C2はテスト用クロック入力、Qは出力である。
【0016】フリップフロップ105,106はマスタ
ーラッチ108とスレーブラッチ109で構成されてい
る。ここでは、CMOSの構成例で例を示している。マ
スターラッチ108はトランジスタペア110,112
とインバータ111,113,115とNORゲート1
14で構成され、スレーブラッチ109はトランジスタ
ペア116,118とインバータ117,119,12
0,121で構成されている。トランジスタペア11
0,112,116,118の上半分がPチャネルMO
Sトランジスタ、下半分がNチャネルMOSトランジス
タを示している。そのゲート入力にどの信号が接続され
るかは、ゲート部分に対応した部分に信号名で示してい
る。このゲート信号はNORゲート114、インバータ
115,120,121の出力のいずれかであり、それ
ぞれMCB,MC,CB,Cとして表記している。トラ
ンジスタペア110を例に接続を説明すれば、Pチャネ
ル側のゲートにはMC、つまりインバータ115の出力
が接続され、Nチャネル側のゲートにはMCB、つまり
NORゲート114の出力が接続される。
【0017】このフリップフロップ105,106は、
入力C2に論理値0を設定すると入力Cのみでフリップ
フロップ動作を行う構成になっている。この例では、論
理値0から1に変化するタイミングでデータの入力が行
われ、同時に出力が変化し、値が保持される。入力C2
を変化させる場合は、入力C2と入力Cの両方が論理値
0の状態からどちらか少なくとも一方に論理値1が入る
タイミングで値が入力され、マスタラッチ108に値が
ホールドされ、入力Cが論理値1に変化するタイミング
でスレーブラッチ109を介して値が出力される。
【0018】図3(1)は、通常時の制御波形図であ
る。図の左端の101と102は、それぞれ図1の端子
101と端子102の波形を表すことを示している。こ
の表記法は図3(2)においても同様である。時刻t11
とt13は端子101の論理値0から1への変化タイミン
グ、時刻t12とt14は端子101の論理値1から0への
変化タイミングを示している。通常時は端子102を論
理値0に保つことにより、1相同期のフリップフロップ
として動作させるため、従来から設計法として1相同期
を使用している場合には、回路の設計方を変更する必要
はない。
【0019】図3(2)は遅延テスト時の制御波形図で
ある。t21とt24は端子102の論理値0から1への変
化のタイミング、t22とt25は端子101の論理値0か
ら1への変化のタイミング、t23とt26は端子101と
102が同時に論理値1から0へと変化するタイミング
である。ここでは、t23とt26で同時に端子101と1
02が論理値1から0へ変化するとしているが、必ずし
も、同時に変化する必要はない。この場合、t21とt24
のタイミングでフリップフロップ105,106にデー
タが入力され、t22とt25のタイミングで出力される。
よって、t22のタイミングで出力されたデータをt24
タイミングで入力可能か否かを判定することによって遅
延テストを行うことが可能となる。つまり、従来では、
21とt 24の時間差、つまりテスターの出力クロックの
周波数に応じた遅延テストのみが可能であったが、ここ
ではt22とt24の時間差を使用した遅延テストが可能と
なる。つまり、周波数を縮めることなく、t22とt24
タイミングの差を縮めることにより遅延テストが可能と
なる。
【0020】つまり、回路全体が、所定のクロック周波
数で動作するか否かのテストは、t 22とt24の時間差を
LSIの実動作周波数の周期となるように設定してテス
トパタンを入力し、所定の出力が得られるか否かを検査
することで実行可能である。さらに、特定パスの遅延テ
ストを行う場合、例えば、フリップフロップ105と1
06の間のパスの遅延テストを行う場合で、フリップフ
ロップ105と106間はインバータと等価になる論理
構成となっているとした場合、t21のタイミングでフリ
ップフロップ106に論理値0を入力するように設定
し、フリップフロップ105に論理値0を入力するよう
に設定する。t22とt24のタイミングの差がフリップフ
ロップ105と106間の許容パス遅延となるようにt
22の変化タイミングを設定し、フリップフロップ105
から値を出力させ、t24のタイミングでフリップフロッ
プ106に値を取り込む。そのときにフリップフロップ
106の値が論理値0から1に変化しているか否かを、
その後、その値を出力端子に伝播させることにより判定
可能である。特定のパスの遅延テストを行う場合は、特
定のパスを活性化している以外のタイミングでは、フリ
ップフロップの出力と入力のタイミングの差やクロック
の周期を短くする必要はない。
【0021】この方法でも、フリップフロップのオーバ
ーヘッドは伴うが、CMOS構成の場合を仮定しても、
通常構成に対して増加するのは、図2の例ではNORゲ
ート114とインバータ115のみであり非常に小さ
い。
【0022】図4はフリップフロップ108,109の
第2の構成例で、第1の構成例の入力および出力のタイ
ミングのエッジを反転させた構成例で、図2のフリップ
フロップ108のNORゲート114の代りにNAND
ゲート122が用いられた構成例である。
【0023】図5(1)は通常時の制御波形図である。
図の左端の101と102は、それぞれ、図1の端子1
01と端子102の波形を表していることを示してい
る。この表記方法は図5(2)においても同様である。
31とt33は端子101の論理値1から0への変化タイ
ミング、t32とt34は端子101の論理値0から1への
変化タイミングを示している。通常時は、端子102を
論理値1に保つことにより、1相同期のフリップフロッ
プとして動作させる。
【0024】図5(2)は遅延テスト時の制御波形図で
ある。t41とt44は端子102の論理値1から0への変
化のタイミング、t42とt45は端子101の論理値1か
ら0への変化のタイミング、t43とt46は端子101と
102が同時に論理値0から1へと変化するタイミング
である。ここでは、t43とt46で同時に端子101と1
02が論理値0から1へ変化するとしているが、必ずし
も、同時に変化する必要はない。この場合、t41とt44
のタイミングでフリップフロップ105,106にデー
タが入力され、t42とt45のタイミングで出力される。
よって、ここではt42とt44の時間差を使用した遅延テ
ストが可能となる。
【0025】図6はフリップフロップの第3の構成例を
示す図である。第3の構成例のフリップフロップ10
5,106は第1の構成例のフリップフロップ(図2)
にセット入力Sとリセット入力Rを追加したもので、そ
れに伴いインバータ111,113,117,119の
代わりにNORゲート123,124,125,126
が設けられている。
【0026】この例では、セットもリセットも論理値1
でイネーブルになる構成となっている。このように、セ
ットやリセット信号の追加は通常のフリップフロップと
同様に行うことが可能である。
【0027】図7は本発明の第2の実施形態の回路構成
図である。
【0028】本実施形態はスキャンパスを使用した場合
の例である。207と208はスキャンパスフリップフ
ロップである。201は通常クロック端子、202はテ
スト用クロック端子、203はシフトモードと通常モー
ドの切り替え信号用端子、204はスキャン入力端子、
209はスキャン出力端子、205は通常の入力端子
群、210は通常の出力端子群であり、206は通常回
路である。ここでは、通常回路206の中にスキャンパ
スフリップフロップ207と208以外のスキャンパス
フリップフロップも含んでいる。
【0029】図8はスキャンパスフリップフロップ20
7と208の構成例を示す図であり、図8の右端と左端
に示す信号名D,SIN,SMC,C,C2,Q,SO
Tは、図7中のスキャンパスフリップフロップ207,
208に表記された信号に対応しており、それぞれ、デ
ータ入力、スキャンデータ入力、シフトモード信号入
力、通常クロック入力、テストクロック入力、データ出
力、スキャンデータ出力を表している。ここでは、デー
タ出力とスキャンデータ出力を分けているが、共用して
も問題はない。また、図7において、スキャンパスフリ
ップフロップ207のスキャンデータ出力とスキャンパ
スフリップフロップ208のスキャンデータ入力が接続
されているが、スキャンパスのシフトモード時の接続順
はどのようになっても問題はない。
【0030】スキャンパスフリップフロップ207,2
08はセレクタ211とマスタラッチ212とスレーブ
ラッチ213で構成されている。
【0031】セレクタ211は、セレクタ211に表記
された記号Sの入力が0のとき記号0の入力が選択さ
れ、記号Sの入力が1のとき記号1の入力が選択され
る。つまりこの例では、SMCの値が0のとき通常回路
206のデータが選択入力され、SMCの値が1のと
き、スキャンインデータ、つまりシフトデータが選択入
力される。マスタラッチ212はトランジスタペア21
4,216とインバータ215,217,219とNO
Rゲート218で構成され、スレーブラッチ213はト
ランジスタペア220,222とインバータ221,2
23,224,225で構成されている。
【0032】スキャンパス構成とした場合、テストすべ
き経路に値を設定し、テスト結果を観測することが容易
となるが、遅延テスト方法としては同様であり、端子2
01が論理値0から1に変化するタイミングと端子20
2が論理値0から1に変化するタイミングの差を利用し
てテストを行う。
【0033】図9はスキャンパスを使用した本発明の第
3の実施形態の構成図である。307と308はスキャ
ンパスフリップフロップである。ここで使用しているス
キャンパス方式はクロックドスキャン方式であり、通常
データ入力とスキャンデータ入力の選択にセレクト信号
を使用するのでなく、クロックを使用した方式である。
301は通常クロック端子、302はテスト用クロック
端子、303はスキャンパスをシフトさせるためのクロ
ック端子、304はスキャン入力端子、309はスキャ
ン出力端子、305は通常の入力端子群、310は通常
の出力端子群であり、306は通常回路である。ここで
は通常回路の306の中にスキャンパスフリップフロッ
プ307,308以外のスキャンパスフリップフロップ
も含んでいる。
【0034】図10はスキャンパスフリップフロップ3
07,308の構成例を示す図である。図10の右端と
左端に示す信号名D,SIN,C,C2,SC,Q,S
OTは、図9中のスキャンパスフリップフロップ30
7,308に表記された信号に対応しており、それぞれ
データ入力、スキャンデータ入力、通常クロック入力、
テストクロック入力、スキャンシフトクロック入力、デ
ータ出力、スキャンデータ出力を表している。ここで
は、データ出力とスキャンデータ出力を分けているが、
共用しても問題はない。また、図9において、スキャン
パスフリップフロップ307のスキャンデ−タ出力とス
キャンパスフリップフロップ308のスキャンデータ入
力が接続されているが、スキャンパスのシフトモード時
の接続順はどのようになっていも問題はない。
【0035】スキャンパスフリップフロップ307,3
08はマスタラッチ311とスレーブラッチ312とイ
ンバータ331,332で構成されている。マスタラッ
チ311はトランジスタペア313,315,317,
319とインバータ314,316,318,320,
322とNORゲート321で構成されている。スレー
ブラッチ312はトランジスタペア323,324,3
26,327と、インバータ325,328,329,
330で構成されている。トランジスタペ313,31
5,317,319,323,324,326,327
の表記法は、図2と同じである。
【0036】本実施形態では、入力SCを論理値0に固
定して、入力Cと入力C2を使用した場合に、通常デー
タ入力である入力Dの値を入力し、図2と同じ動作を
し、入力Cと入力C2ともに論理値0に設定し、入力S
Cを動作させた場合に、スキャンデータ入力SINの値
を入力し、スキャンデータ出力SOTに出力する。この
例でも、スキャンパス構成とすることにより、テストす
べき経路に値を設定し、テスト結果を観測することが容
易となるが、遅延テストの方法としては同様であり、端
子301が論理値0から1に変化するタイミングと端子
302が論理値0から1に変化するタイミングの差を利
用してテストを行う。
【0037】図11は本発明の第4の実施形態の構成図
である。この例では、外部クロック端子を1本としてお
り、テスト用のクロックはクロック生成器403によっ
て生成されている。401は外部クロック端子であり、
通常動作時にもテスト時にも使用する。404と405
は遅延テストを行うフリップフロップのペアであり、4
06は内部回路であり、遅延テストの対象となる部分を
含んでいる。402は通常回路406の入力端子群であ
り、407は通常回路406の出力端子群である。フリ
ップフロップ404と405には、例えば図2の構成の
ものが使用される。403はクロック生成器であり、図
中の表記で入力SELに通常モードを示す値が入る場合
はクロック生成器403の出力C2が0となり、出力C
に直接入力CLKの値が出力され、入力SELにテスト
モードを示す値が入る場合は、出力Cと出力C2にそれ
ぞれ別タイミングのクロックが出力される構成となって
いる。
【0038】図12は図11中のクロック生成器403
の構成例を示す図である。図12において、左端と右端
に表記された信号名であるCLK、SEL,C,C2は
図11中のクロック生成器403の信号名と対応し、そ
れぞれクロック入力、セレクト入力、通常クロック出
力、テストクロック出力である。クロック生成器403
はインバ−タ408とセレクタ409で構成されてい
る。セレクタ409は、Sと表記された入力が論理値0
のとき0と表記された入力を選択し、入力Sが論理値1
のとき1と表記された入力を選択する。
【0039】図13(1)は図12のクロック生成器4
03を使用した場合の通常動作時の制御波形図であり、
図13(2)は図12のクロック生成器403を使用し
た場合のテスト時の制御波形図である。
【0040】この例では、図13(1)に示すように、
入力SELが論理値0の場合、出力C2は常に論理値0
となる。また図13(2)に示すように、入力SELが
論理値1の場合、出力C2から入力CLKの反転の値が
出力される。t51,t53,t 61,t65は入力CLKが論
理値0から1に変化するタイミングを示し、t52
54,t63,t67は入力CLKが論理値1から0に変化
するタイミングを示している。出力C2の変化タイミン
グは入力CLKから遅れているが、これはインバータ4
08とセレクタ409の遅延により遅らせているものと
する。
【0041】図11の出力Cと出力C2がその駆動先の
フリップフロップ404,405に到達するタイミング
の関係、つまり各フリップフロップ404,405のク
ロック入力の変化のタイミングの関係は、例えば、図1
1であれば、フリップフロップ404と405におい
て、入力C2が論理値1から0に変化するタイミング
は、入力Cが論理値0から1に変化するタイミングより
も遅らせるべきである。これは、スレーブ側ラッチから
値が出力される前に、マスター側のラッチがホールド状
態からスルー状態に変化すると、マスター側ラッチにホ
ールドされていた値でなく、新たにマスター側ラッチに
入ってくる値がスレーブ側ラッチを通して出力されるた
め、遅延テストが困難となるためである。ここでは、フ
リップフロップ404,405の入力C2が論理値1か
ら0に変化するタイミングを、入力Cが論理値0から1
に変化するタイミングよりも遅らせるために、インバー
タ408あるいはセレクタ409の遅延を使用して調整
をはかる。回路構成上必ず、入力C2が論理値1から0
に変化するタイミングが、入力Cが論理値0から1に変
化するタイミングよりも後になる場合はこの遅延調整は
不要である。この例ではt61とt64のタイミングの差で
遅延テストを行うことが可能である。この時間は、挿入
すべきインバータ408やセレクタ409の遅延を考慮
する必要があるが、基本的には、クロック周波数でな
く、1つの外部クロックのパルスの幅をもとに遅延テス
トが可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、通常動作
時が入力と出力のタイミングを同一のクロックエッジに
同期させる1相動作で、テスト時が入力と出力のタイミ
ングを別々のクロックエッジに同期させる2相動作とな
るフリップフロップを使用して、フリップフロップ間の
遅延のテストを行う方式とし、通常回路の設計方式を従
来通りとし、かつフリップフロップの構成の変更のみで
あるため他にオーバーヘッドを伴わず、出力の同期に使
用するクロックのエッジのタイミングと入力の同期に使
用するエッジのタイミングの差を使用して、遅延テスト
の結果を判定するため、クロックの出力と入力のエッジ
のタイミングの差を小さくすることにより、テスターの
クロック周波数を上げることなく、高速の遅延テストが
可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す回路構成図であ
る。
【図2】図1中のフリップフロップ105,106の第
1の構成例を示す回路図である。
【図3】第1の実施形態の通常動作時(図3(1))、
遅延テスト時(図3(2))の制御波形図である。
【図4】図1中のフリップフロップ105,106の第
2の構成例を示す回路図である。
【図5】図4のフリップフロップを使用したときの第1
の実施形態の通常動作時(図5(1))、遅延テスト時
(図5(2))の制御波形図である。
【図6】フリップフロップの第3の構成例を示す回路図
である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す回路構成図であ
る。
【図8】図7中のフリップフロップ207,208の構
成例を示す回路図である。
【図9】本発明の第3の実施形態を示す回路構成図であ
る。
【図10】図9中のフリップフロップ307,308の
構成例を示す回路図である。
【図11】本発明の第4の実施形態を示す回路構成図で
ある。
【図12】図11中のクロック生成器403の構成図で
ある。
【図13】第4の実施形態の通常動作時(図13
(1))、遅延テスト時(図13(2))の波形図であ
る。
【図14】第1の従来例の回路構成図である。
【図15】図14の回路に使用される遅延制御回路の回
路図である。
【図16】図14の制御波形図である。
【図17】第2の従来例の回路構成図である。
【図18】図17の制御波形図である。
【図19】第3の従来の回路構成図である。
【図20】第4の従来の回路構成図である。
【図21】第5の従来の回路構成図である。
【符号の説明】
101 通常クロック入力端子 102 テストクロック入力端子 103 通常入力端子群 104 通常回路 105,106 遅延テスト用フリップフロップ 107 通常出力端子群 108 マスターラッチ 109 スレーブマッチ 110,112,116,118 トランジスタペア 111,113,115,117,119,120,1
21 インバータ 114 NORゲート 122 NANDゲート 123,124,125,126 NORゲート 201 通常クロック入力端子 202 テストクロック入力端子 203 シフトモードと通常モードの切り替え制御信
号入力端子 204 スキャン入力端子 205 通常入力端子 206 通常回路 207,208 遅延テスト用スキャンフリップフロ
ップ 209 スキャン出力端子 210 通常出力端子群 211 セレクタ 212 マスターラッチ 213 スレーブラッチ 214,216,220,222 トランジスタペア 215,217,219,221,223,224,2
25 インバータ 218 NORゲート 301 通常クロック入力端子 302 テストクロック入力端子 303 スキャンクロック入力端子 304 スキャン入力端子 305 通常入力端子群 306 通常回路 307,308 遅延テスト用スキャンフリップフロ
ップ 309 スキャン出力端子 310 通常出力端子 311 マスターラッチ 312 スレーブラッチ 313,315,317,319,323,324,3
26,327 トランジスタペア 314,316,318,320,322,325,3
28,329,330,331,332 インバータ 321 NORゲート 401 通常クロック入力端子 402 通常入力端子群 403 クロック生成器 404,405 遅延テスト用フリップフロップ 406 通常回路 407 通常出力端子群 408 インバータ 409 セレクタ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクロック入力をもち、該複数クロ
    ック入力のうち1つのクロック入力以外に固定値を設定
    することにより、通常動作時に固定値を設定されていな
    い1本のクロックの1つのクロックエッジに入力と出力
    のタイミングが同期する1相動作をし、テスト時に複数
    のクロック入力を動作させ入力と出力のタイミングが別
    々のクロックエッジに同期する2相動作となるフリップ
    フロップを使用し、出力の同期に使用するクロックのエ
    ッジのタイミングと入力の同期に使用するクロックのエ
    ッジのタイミングの差を使用して前記フリップフロップ
    間の遅延テストを行う遅延テスト方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遅延テスト方法に使用
    されるフリップフロップであって、内部に複数あるいは
    1つのマスター側ラッチとスレーブ側ラッチを有し、マ
    スター側ラッチのうち少なくとも1つのラッチは2つの
    クロック入力をもち、フリップフロップの入力タイミン
    グを示すクロックエッジの変化後のクロック値にあたる
    値を、前記マスターラッチの該2つのクロック入力のう
    ちいずれか少なくとも1つのクロック入力に与えること
    によりホールド状態となる構成をとり、スレーブ側ラッ
    チは該2つのクロック入力のうち1つのみを使用し、フ
    リップフロップの入力タイミングを示すクロックエッジ
    の変化後のクロック値にあたる値を与えることによりス
    ルーモードとなる構成をとるフリップフロップ。
  3. 【請求項3】 セット入力とリセット入力を有する、請
    求項2記載のフリップフロップ。
  4. 【請求項4】 スキャンフリップフロップである、請求
    項2記載のフリップフロップ。
  5. 【請求項5】 外部クロック入力端子が1本であり、該
    外部クロック入力端子から入力されたクロックをもとに
    テスト用クロックを生成するクロック生成手段を有す
    る、請求項2記載のフリップフロップ。
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