JP3691112B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、半導体集積回路に関し、特に、高速クロックで動作する半導体集積回路に関する。
近年、半導体集積回路(以下「LSI」と略すこともある)の高速化が著しく、例えば、5ns若しくはそれ以下の周期で動作するものも珍しくない。このため、LSIのSETUP/HOLD規格や信号ディレイ等の要求精度が大幅にアップし、既存のLSIテスターでは充分に対応できないレベルに達している。もちろん、LSIテスターを高性能化することによって対応可能ではあるが、コスト的に不利であるから、半導体集積回路の側に何らかの対策が求められる。
【0002】
【従来の技術】
(第1従来例)
図7は従来の半導体集積回路の例である。この図において、1は代表的に示す内部回路である。この内部回路1は、クロック信号CLKに同期して入力信号IN1、IN2(信号の数は一例)を取り込み、この入力信号IN1、IN2に対応した出力信号OUT1、OUT2(信号の数は一例)を外部に取り出すという機能を有しており、これらの信号ディレイを調節するために、各信号経路上に複数段(図では便宜的に2段)のインバータゲート遅延回路2〜6を備えている。
【0003】
図8は図7の波形図である。TSET1はIN1のセットアップ時間(SETUP規格)、TSET2はIN2のセットアップ時間、TDLY1はOUT1のディレイ時間、TDLY2はOUT2のディレイ時間である。ところで、図7では、例えば、CLKやIN1、IN2に「ゆらぎ(時間軸上の揺れ)」があった場合には、そのゆらぎも内部回路1に伝えられてしまう。ゆらぎは、特にLSIテスターによって高速のCLKやIN1、IN2を発生させた場合に顕著であり、セットアップ時間やディレイ時間の測定精度を損なう要因になる。
(第2従来例)
図9は従来の半導体集積回路の他の例である。図7との違いは、IN1、IN2、OUT1およびOUT2の取り込みタイミング(あるいは出力タイミング)を任意に設定できる手段を備える点にある。7はその手段である。手段7は、CLKやIN1、IN2ごとに設けられたインバータゲート回路2、3と同等のディレイ量を持つインバータゲート遅延回路8と、CLK、IN1、IN2、OUT1、OUT2ごとに設けられたレジスタ9〜13とを含んでいる。外部からのタイミング信号TCKによってレジスタ9〜13の動作をコントロールでき、内部回路1の入・出力タイミングを任意に設定できる。これによれば、CLKやIN1、IN2の「ゆらぎ」を避けてタイミングを設定できるため、測定精度の低下問題を回避できると考えられるが、図10に示すように、TCKに「ゆらぎ」があった場合には、内部回路1の入・出力タイミングそのものがゆらいでしまうから、やはり、測定精度の低下を否めない。なお、図9において、MOCLK、MOIN1、MOIN2は、レジスタ9、10、11の出力を外部モニタするための信号で、各信号端子と内部回路間のディレイ値測定(端子間スキューの測定)に用いられるが、TCKが測定の基準となるため、このTCKの「ゆらぎ」の影響からは逃れられない。
(第3従来例)
図11は、参考までに示す、LSIテスター側における高速動作波形生成のための回路例である。この回路は、位相の異なるいくつかの基本クロック信号を合成して短周期のクロック信号CLK(いわゆる倍速クロック信号)を作るというもので、図示のように4つの基本クロック信号CLK1〜CLK4を合成する場合には、3個のイクスクルーシブノアゲート14〜16を備える。基本クロックの合成数が多いほど短周期のCLKを得ることができる。例えば、合成数が2であれば2倍速のCLKが得られる。しかも、それぞれの基本クロックの位相やパルス幅を調整することによって、CLKのパルス幅を調整することもできる。しかしながら、かかる手法にあっては、CLKを外部でモニターしながら、それぞれの基本クロック信号のパルス幅や周期等を微調整する必要があり、手間がかかるという不都合(測定時間の増大)がある。また、図12に示すように、基本クロック自体に「ゆらぎ」がある場合には、CLKにもゆらぎがそのまま乗ってしまうから、上記の各従来例と同様に、測定精度の低下を避けられない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上述の各従来技術にあっては、LSIテスターからの信号の「ゆらぎ」によって測定精度の低下が避けられないという不都合があり、特に、高速動作タイプの半導体集積回路に対する評価品質が、使用するLSIテスターの性能に大きく左右されるという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、使用するLSIテスターの性能に依存することなく、充分な評価精度が得られる有用な機能を組み込んだ半導体集積回路の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、外部クロックを入力し各段ごとに所定のディレイを有する信号を出力するインバータ列を備え、前記インバータ列から出力された中間ディレイを有する一つの信号を内部回路に対するクロック信号として使用するとともに、前記インバータ列から出力された他の信号を順次に選択しながら、順次に選択した他の信号に同期して内部回路に接続されたデータ入力信号線上に入力信号を設定することを特徴とする。
【0007】
【作用】
本発明では、インバータ列から出力された中間ディレイを有する一つの信号と他の信号との間のディレイのみに基づいて、内部回路に対する、例えばSETUP/HOLD規格が測定される。したがって、仮に、外部クロックに「ゆらぎ」が生じていても、内部回路に供給される入力信号には全く影響がないから、外部クロックを発生するLSIテスターの性能に依存することなく、精度のよい測定機能が実現される。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明に係る半導体集積回路の第1実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。図1において、100は代表的に示す内部回路である。この内部回路100は、クロック信号MCLKに同期して入力信号BIN1、BIN2(信号の数は一例)を取り込み、この入力信号BIN1、BIN2に対応した出力信号BOUT1、BOUT2(信号の数は一例)を外部に取り出すという機能を有している。入力信号BIN1、BIN2は、それぞれi段(便宜的にi=3とする;以下同様)のインバータゲート遅延回路101、102を通過したレジスタ(以下「入力レジスタ」と言う)103、104のQ端子出力である。入力レジスタ103、104は、設定手段としての機能を有し、半導体集積回路の端子105、106に与えられた外部からの入力信号IN1、IN2を、C端子の信号(TCK1)のタイミングでD端子に取り込んで端子Qから出力する機能(以下「ラッチ機能」と言う)を有するほか、R端子に所定の外部信号(INPS1)が与えられているときには、D端子とQ端子間をスルーで接続する(すなわち入力レジスタ103、104の入出力間を直接接続した状態に相当)機能(以下「スルー機能」と言う)を有している。
【0009】
内部回路100の出力信号BOUT1、BOUT2は、それぞれレジスタ(以下「出力レジスタ」と言う)107、108を介して、半導体集積回路の外部端子109、110から外部に取り出されており、これらの出力レジスタ107、108は、上述の入力レジスタ103、104と同様な機能を有している。すなわち、出力レジスタ107、108は、内部回路100の出力信号BOUT1、BOUT2を、C端子の信号(TCK2)のタイミングでD端子に取り込んで端子Qから出力するラッチ機能を有するほか、R端子に所定の外部信号(INPS2)が与えられているときには、D端子とQ端子間をスルーで接続するスルー機能を有している。
【0010】
内部回路100のクロック信号MCLKは、i段のインバータゲート遅延回路111を通過したクロック選択回路112の出力信号であり、このクロック選択回路112は、所定の選択信号CKSELに従い、複数(図では3つ)の候補信号の一つを選択して出力する。候補信号の一つは、経路セレクタ113を通して伝えられた外部からのクロック信号(外部クロック)CLKであり、他の一つは、遅延量発生回路114によって遅延量が付加された遅延クロック信号DCLKであり、さらに、他の一つはタイミング選択回路200から出力された1/2nクロック信号(以下「1/2nCLK」と言う)である。すなわち、MCLKは、CLK、DCLKまたは1/2nCLKのいずれかである。
【0011】
経路セレクタ113は、半導体集積回路の端子115に与えられた外部からのクロック信号CLKの出力先を所定の信号CKSELnに従って切り替えるもので、出力先の一つは出力特性試験信号生成回路300、他の一つはセレクタ112、さらに他の一つは遅延量発生回路114である。
出力特性試験信号生成回路300は、直列に接続された5個(個数は一例)のインバータゲート301〜305からなるインバータ列Aと、各インバートゲート301〜305の出力負荷を調節するための調節回路(図では、CMOSキャパシター利用した回路)306〜310と、初段のインバータゲート301の出力を取り出すための2段のインバータゲート311、312と、最終段のインバータゲートの出力を取り出すための同じく2段のインバータゲート313、314とを備えている。なお、FCLKは初段のインバータゲート301の出力信号、LCLKは最終段のインバータゲート305の出力信号である。FCLKはインバータ列の初段のディレイを測定するために用いられ、LCLKはインバータ列の最終段のディレイを測定するために用いられる。測定されたディレイ値をインバータ列の段数で割れば、インバータ列1段当りのディレイ値が得られる。また、CFPとCFNには、外部から所定のバイアス電圧(例えば、CFPにはVCC相当の電圧、CFNにはVSS相当の電圧)が与えられるようになっており、これらのバイアス電圧を変えることによってインバータ列の負荷の大きさを変化させ、1段当りのディレイ値を微調整できるようになっている。
【0012】
ここで、インバータ列Aの各段の出力には、それぞれ符号n1、n2、………、n5が付与されている。n1は1段目(初段)の出力、n2は2段目の出力、………、n5は5段目(最終段)の出力である。ディレイの大小関係は、n1<n2<n3<n4<5である。n3はほぼ中間のディレイを持つ出力で、タイミング選択回路200では、このn3を1/2nCLKとして単独で取り出すとともに、さらに、n1、n2、n4またはn5の一つを選択的に取り出している。したがって、タイミング選択回路200は、選択手段としての機能を有している。
【0013】
タイミング選択回路200の五つのインバータゲート401〜405はn1〜n5を取り込むためのバッファ、406は外部から与えられる選択指示信号INVSELを解読して、どの信号を選択するかを示す四つの内部信号S1、S2、S4、S5を発生するデコーダである。7個のNANDゲート407〜413と、7個のインバータゲート414〜420からなる回路は、S1、S2、S4、S5に応答してn1、n2、n4またはn5の一つを選択し、TCK1として取り出す回路であり、また、3個のNANDゲート421〜423と、3個のインバータゲート424〜426からなる回路は、n3を1/2nCLKとして取り出す回路である。
【0014】
ここで、バッファとしてのインバータゲート401〜405の各入力から、TCK1を取り出すための最終段のインバータゲート420の出力および1/2nCLKを取り出すための最終段のインバータゲート426の出力までのゲート段数は、すべて同一の7段である。例えば、n1は、インバータゲート401、NANDゲート407、インバータゲート414、NANDゲート411、インバータゲート418、NANDゲート413およびインバータゲート420の計7段のゲートを通過し、1/2nCLK(n3)も、インバータゲート403、NANDゲート421、インバータゲート424、NANDゲート422、インバータゲート425、NANDゲート423およびインバータゲート426の計7段のゲートを通過し、他も同様であるから、タイミング選択回路200を通過する際に、それぞれの信号間にディレイ差が付くことはない。
【0015】
図2は、遅延量発生回路114の構成例である。この遅延量発生回路114は、より広い範囲のディレイを得たい場合に使用する回路であり、例えば、基本のディレイを発生するn段のインバータ列からなる第1の回路114aと、追加のディレイを発生するm段のインバータ列からなる第2の回路114bと、所定の信号Sに従ってこれら二つの回路114a、114bを単独で使用したり、組み合わせて使用したりする切換回路114c、114dとから構成されている。遅延量発生回路114の出力は、図1のDCLKとして用いられるほか、出力特性試験信号生成回路300の入力にも用いられる。
【0016】
図3は、入力レジスタ103、104(および出力レジスタ107、108)の構成例である。なお、ここでの説明は、入力レジスタ(便宜的に103)について行う。INPS1がLレベルのとき、当該レジスタはラッチ機能で動作する。すなわち、INPS1がLレベルになると、トランスファゲート103aがオフとなってスルールートが閉ざされるとともに、トランスファゲート103b、103cがオンになってラッチ出力ルートが開かれる。この状態で、TCK1がHレベルになると、ラッチ回路のトランスファゲート104eと104fが開き、上段フリップフロップ104hのデータがその後ろのフリップフロップ104iに移され、トランスファゲート103bおよびインバータゲート列104jを介してQ端子から出力されるとともに、下段フリップフロップ104kにD端子の入力データがラッチされる。また、TCK1がLレベルになると、ラッチ回路のトランスファゲート104dと104gが開き、下段フリップフロップ104kのデータがその後ろのフリップフロップ104mに移され、トランスファゲート103cおよびインバータゲート列104jを介してQ端子から出力されるとともに、上段フリップフロップ104hにD端子の入力データがラッチされる。一方、INSP1がHレベルになると、トランスファゲート103aが開き、D端子とQ端子の間が接続されるから、当該レジスタはスルー機能で動作する。
【0017】
次に、作用を説明する。
内部回路100のSETUP/HOLD規格を測定する場合は、まず、セレクタ113でCLKの出力先に出力特性試験信号生成回路300を選択するとともに、入力レジスタ103、104をラッチ機能に設定し、出力レジスタ107、108をスルー機能に設定する。なお、ラッチ機能とスルー機能の設定は、INPS1(出力レジスタ107、108ではINPS2)の論理を切り替えることによって行う。例えば、INPS1(またはINPS2)のL論理をラッチ機能に、H論理をスルー機能に対応させてもよい。
【0018】
次に、CKSELにより、選択回路112で1/2nCLKを選択する。これによってMCLK=1/2nCLKとなり、内部回路100のクロック入力には、1/2nCLKが与えられることになる。このとき、入力レジスタ103、104のC端子には、TCK1、すなわち、n1、n2、n4またはn5のいずれかが入力されており、入力レジスタ103、104は、n1、n2、n4またはn5のいずれかのタイミングに従ってIN1、IN2を取り込み、内部回路100へ出力することになる。
【0019】
したがって、内部回路100には、インバータ列のα段目(αは1、2、4または5)の波形に同期してBIN1、BIN2が与えられるから、内部回路100のクロック入力(MCLK)と入力波形(BIN1、BIN2)との間には、常に、1/2n−α段分のディレイが生じることになる。
このため、図4に示すように、αをスキャン(S1、S2、S4、S5を順次に発生)することによって、内部回路100へのBIN1、BIN2の入力タイミングをn1→n5へと順次にサーチすることができ、その結果、OUT1、OUT2を外部でモニタして、期待値と比較することにより、内部回路100のSETUP/HOLD規格を測定できる。
【0020】
ここで、SETUP/HOLD規格の測定分解能は、出力特性試験信号生成回路300のインバータ列1段当りのディレイで与えられる。1段当たりのディレイは、FCLKとLCLKの間のディレイをインバータ列の段数(ここでは5段)で割って求めることができる。SETUP/HOLD規格は、こうして求めた1段当たりのディレイとαとを掛け合わせて求めればよい。
【0021】
以上のように、本実施例によれば、外部クロックCLKをインバータ列に通して、インバータ列の1段当りのディレイに相当するディレイ差を有する複数の波形(n1〜n5)を生成し、そのうちのほぼ中間ディレイを有する一つの波形(n3)を内部回路100に対するクロック信号(MCLK)として使用するとともに、他の波形(n1、n2、n4、n5)を順次に選択しながら、内部回路100に対する入力信号(BIN1、BIN2)の取り込みタイミングをサーチするので、上記一つの波形(n3)と他の波形(n1、n2、n4、n5)との間のディレイのみに基づいて、SETUP/HOLD規格を測定することができ、仮に、LSIテスターからのクロック信号CLKに「ゆらぎ」が生じていても、内部回路100に供給される波形には全く影響がない。その結果、LSIテスターの性能に依存することなく、精度のよい測定機能を実現できるという特有のメリットが得られる。
【0022】
なお、出力特性試験信号生成回路300のインバータ列の各段のディレイは、製造ばらつき等のため正確に同一はでないが、負荷調整回路306〜310を設けてあるので、CFPとCFNの電圧レベルを調節することによって、ある程度のばらつき補償は可能である。
図5、図6は本発明に係る半導体集積回路の第2実施例を示す図である。なお、図1と共通の回路要素には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0023】
この実施例における特徴的な点は、出力特性試験信号生成回路500をリングオシレータ構成としたことにある。すなわち、出力特性試験信号生成回路500は、上記実施例と同様に、複数段のインバータゲート501〜505からなるインバータゲート列と、負荷調節回路506〜509とを備えるほか、インバータ列の最終段の出力を初段にフィードバックさせるための3入力NANDゲート510およびインバータゲート511を備える。3入力NANDゲート511のフィードバック入力以外の2入力には、セレクタ113を介して外部クロック信号CLKが与えられるとともに、シフトレジスタ600を介してタイミング選択回路200からの1/2nCLKが与えられており、これらのCLKや1/2nCLKは、リングオシレータのリセット信号として作用する。なお、601はディレイ回路、602、603はNANDゲート、604、605はインバータゲートである。
【0024】
このような構成によれば、出力特性試験信号生成回路500をリングオシレータ構成とし、その発振出力から前述の実施例のn1〜n5に相当する信号を生成するとともに、その発振動作を外部クロック信号CLKに同期させるようにしたので、図6に示すように、外部クロックCLKの周期よりもはるかに短い周期(インバータ列の段数に依存)の試験用クロックTCK1を作ることができ、上記実施例に比べて測定分解能の向上を図ることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、インバータ列から出力された中間ディレイを有する一つの信号と他の信号との間のディレイのみに基づいて、内部回路に対する、例えばSETUP/HOLD規格を測定できる。したがって、仮に、外部クロックに「ゆらぎ」が生じていても、内部回路に供給される入力信号には全く影響がないから、外部クロックを発生するLSIテスターの性能に依存することなく、精度のよい測定機能を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成図である。
【図2】遅延回路の構成図である。
【図3】レジスタの構成図である。
【図4】第1実施例の動作波形図である。
【図5】第2実施例の構成図である。
【図6】第2実施例の動作波形図である。
【図7】第1従来例の構成図である。
【図8】第1従来例の動作波形図である。
【図9】第2従来例の構成図である。
【図10】第2従来例の動作波形図である。
【図11】第3従来例の構成図である。
【図12】第3従来例の動作波形図である。
【符号の説明】
A:インバータ列
CLK:外部クロック信号(外部クロック)
TCK1:他の信号
1/2nCLK:1/2nクロック信号(一つの信号)
100:内部回路
103、104:入力レジスタ(設定手段)
200:タイミング選択回路(選択手段)

Claims (1)

  1. 外部クロックを入力し各段ごとに所定のディレイを有する信号を出力するインバータ列を備え、
    前記インバータ列から出力された中間ディレイを有する一つの信号を内部回路に対するクロック信号として使用するとともに、
    前記インバータ列から出力された他の信号を順次に選択しながら、順次に選択した他の信号に同期して内部回路に接続されたデータ入力信号線上に入力信号を設定することを特徴とする半導体集積回路。
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