JPH1051931A - 電気接続箱のカバーロック構造 - Google Patents

電気接続箱のカバーロック構造

Info

Publication number
JPH1051931A
JPH1051931A JP8199169A JP19916996A JPH1051931A JP H1051931 A JPH1051931 A JP H1051931A JP 8199169 A JP8199169 A JP 8199169A JP 19916996 A JP19916996 A JP 19916996A JP H1051931 A JPH1051931 A JP H1051931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
connection box
locking
electric connection
lock structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8199169A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Onoe
保 小野江
Hisafumi Sato
尚史 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP8199169A priority Critical patent/JPH1051931A/ja
Publication of JPH1051931A publication Critical patent/JPH1051931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの衝撃に対して容易に係止部分が変
形や破損を起こさない電気接続箱のカバーロック構造を
提供する。 【解決手段】 本発明の電気接続箱21のカバーロック
構造は、アッパーケース2のアンダーケース23の上面
23aに設けられた凹部7の側壁8に係止爪5が設けら
れており、この係止爪5に対応したアンダーケース23
の側面に切欠部7aが設けられている。また、コネクタ
カバー24の周壁24aの係止爪5に対応した位置に係
止穴6を形成する係止枠29が周壁24a下端から突出
しないように設けられている。また、アンダーケース2
3の上面23a周辺に凹部7にかかる周陥部27が設け
られており、この周陥部27にコネクタカバー24の周
壁24a下方の一部分が嵌挿される。また、被着状態の
コネクタカバー24をアッパーケース2から取り外すと
きは、切欠部7aから工具を差し込んで係止枠29を係
止爪5から容易に係止解除することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒューズやリレー
等の各種電気部品が装着された電気接続箱のカバーロッ
ク構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車等の電気系統にはヒュー
ズやリレー等の各種電気部品を備えており、これら各種
電気部品を一箇所に統合させるためにジョイントボック
ス等の電気接続箱が使用されている。この電気接続箱に
はブスバー等の内部回路を覆うためのアッパーケース
と、このアッパーケースから突出されたコネクタ等を覆
うコネクタカバーが設けられており、コネクタカバーは
アッパーケース上に係止される。図7に示すように従来
の電気接続箱51のカバーロック構造は、アッパーケー
ス2に一体的に組付けられているアンダーケース53の
上面53a上に可撓性の係止爪55が立設されており、
コネクタカバー54の周壁54aの対応する位置に係止
穴6が設けられている。また、アンダーケース53の上
面53aの四隅にはリブ57が立設されており、コネク
タカバー54の周壁54aの一端面にはワイヤーハーネ
ス等の電線を取り出すための電線取出口54bが設けら
れている。
【0003】前記構成の従来の電気接続箱51のカバー
ロック構造においては、コネクタカバー54がアンダー
ケース53の上面53a上に被せられると、周壁54a
が係止爪55の傾斜面55aに当接して外方に撓むと共
に、係止爪55は内方に撓む。そして、係止穴6が係止
爪55に係止されると共に、周壁54aはリブ57に案
内され位置決めされる。
【0004】従って、コネクタカバー54の周壁54a
がリブ57により位置決めされているので、組立後にワ
イヤーハーネス等の電線が強く引っ張られたり、飛来物
等により強い外力が作用してもコネクタカバー54が電
気接続箱から外れるようなことはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気接続箱51のカバーロック構造においては、可
撓性の係止爪55およびリブ57がアンダーケース53
の上面53a上に突出して設けられているので、電気接
続箱を持ち運び中に落下させたり、組立中に不用意に工
具等に接触すると変形や破損を招いて、コネクタカバー
54の係止状態が不安定になるという問題がある。ま
た、組立後も外部から飛来物等が係止爪55やリブ57
に衝突すると係止爪55やリブ57の変形や破損を招い
て、コネクタカバー54の係止状態が不安定になるとい
う問題がある。
【0006】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、外部からの衝撃に対して容易に係止部分
が変形や破損を起こさない電気接続箱のカバーロック構
造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、請求項1記載の電気接続箱のカバーロック構造であ
って、各種電気部品が装着された電気接続箱上に被着さ
れるカバーを備え、前記電気接続箱に係止爪を設けると
共に、前記カバーに前記係止爪に係止される係止穴を設
けた電気接続箱のカバーロック構造において、前記係止
爪が前記電気接続箱の上面に設けられた凹部内の側壁に
設けられると共に、前記係止穴が前記カバーの下方に突
設された係止枠内に設けられていることを特徴とする電
気接続箱のカバーロック構造によって解決することがで
きる。
【0008】前記構成の電気接続箱のカバーロック構造
によると、係止爪が凹部内の側壁に設けられているの
で、組み付け作業時に工具等が不用意に接触しても破損
されるようなことはない。また、組立後も係止穴との係
止部分が凹部内にあるので、工具や飛来物等によって係
止部分が破損するようなことはなく、カバーの脱落を確
実に防ぎ、信頼性の高い電気接続箱を得ることができ
る。
【0009】また上記課題は、請求項2記載の電気接続
箱のカバーロック構造であって、前記凹部の外壁部分に
切欠部が設けられると共に、前記電気接続箱の上面の周
辺に前記凹部にかかる周陥部が設けられ、前記カバーの
周壁の一部分が前記周陥部内に嵌挿されることを特徴と
する請求項1記載の電気接続箱のカバーロック構造によ
って解決することができる。
【0010】前記構成の電気接続箱のカバーロック構造
によると、凹部の外壁部分に切欠部が設けられているの
で組立後にカバーを電気接続箱から取り外す際に、切欠
部から工具が差し込めるので係止穴を係止爪から容易に
取り外すことができ、メンテナンス時等の作業性を著し
く向上させることができる。また、電気接続箱の上面周
辺に凹部にかかる周陥部が設けられ、この周陥部内にカ
バーの周壁の一部分が嵌挿されるので、組立後にワイヤ
ーハーネス等の電線が強く引っ張られたり、飛来物等に
より強い外力が作用してもカバーが外れるようなことは
なく、信頼性の一層高い電気接続箱を得ることができ
る。更に、係止枠がカバーの周壁下端から突出しないよ
うに設けることで、カバーを落としたり工具等が不用意
に当たったりしても係止穴を形成する係止枠が容易に破
損されるようなことはなく、カバー自体の信頼性の向上
を図ることができる。
【0011】また上記課題は、請求項3記載の電気接続
箱のカバーロック構造であって、各種電気部品が装着さ
れた電気接続箱上に被着されるカバーを備え、前記電気
接続箱に係止爪を設けると共に、前記カバーに前記係止
爪に係止される係止穴を設けた電気接続箱のカバーロッ
ク構造において、前記係止爪が前記電気接続箱上に一体
的に形成されたアンダーケースの側面に設けられ、前記
カバーが前記側面に案内されると共に前記係止爪に係止
されることを特徴とする電気接続箱のカバーロック構造
によって解決することができる。
【0012】前記構成の電気接続箱のカバーロック構造
によると、カバーの被着時にアンダーケースの側面に案
内されながら被着することができ、組付けおよびメンテ
ナンス時の作業性を著しく向上させることができる。ま
た、係止爪がアンダーケースの側面に設けられるので強
度的に高い形状にすることができ、電気接続箱を落とし
たり、不用意に工具等に当たっても破損したりすること
はない。また、カバー装着後はアンダーケースの側面に
カバーが当接しているのでワイヤーハーネス等の電線が
強く引っ張られるか、又は飛来物等で係止状態が外され
たり破損したりすることはなく、信頼性の高い電気接続
箱を得ることができる。更に、係止枠がカバーの周壁下
端から突出しないように設けることで、カバーを落とし
たり工具等が不用意に当たったりしても係止枠が容易に
破損されるようなことはなく、カバー自体の信頼性の向
上を図ることができる。
【0013】更に上記課題は、請求項4記載の電気接続
箱のカバーロック構造であって、前記係止爪の両側に保
護用の保護片が設けられると共に、前記係止穴が前記カ
バーの下方に突設された係止枠内に設けられ、該係止枠
の両側に前記保護片用の係合溝が設けられていることを
特徴とする請求項3記載の電気接続箱のカバーロック構
造によって解決することができる。
【0014】前記構成の電気接続箱のカバーロック構造
によると、アンダーケースの側面に一体的に設けられて
いる係止爪の両側に保護片が設けられているから、電気
接続箱を落としたり、不用意に工具等が当たっても破損
したりすることはない。また、カバー装着後も係止爪お
よび係止枠は保護片に保護されているから飛来物等で係
止状態が外されたり破損したりすることはなく、信頼性
の高い電気接続箱を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気接続箱のカバ
ーロック構造の第1の実施の形態例を図1および図2に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の電気接続箱の
カバーロック構造の第1の実施の形態例の要部を示す分
解斜視図、図2は図1における部分断面による作動説明
図である。
【0016】図1および図2に示すように本実施の形態
例の電気接続箱1は、ブスバー等の内部回路を覆うため
のアッパーケース2とアンダーケース3より成り、アッ
パーケース2の上部に一体的に設けられたアンダーケー
ス3に係止爪5が設けられ、この係止爪5に対応してコ
ネクタカバー4の周壁4a下端に係止穴6が設けられて
いる。そして、この係止爪5がアンダーケース3の上面
3aに設けられた凹部7の側壁8に設けられていると共
に、コネクタカバー4の係止穴6が可撓性の係止枠9に
よって周壁4a下端から下方に突出するように形成され
ている。また、コネクタカバー4の周壁4aの一端面に
はワイヤーハーネス等の電線を取り出すための電線取出
口4bが設けられている。
【0017】前述した構成の電気接続箱1のカバーロッ
ク構造においては、図2(a)に示すようにワイヤーハ
ーネス等の電線が接続された電気接続箱本体上にアッパ
ーケース2が被着された後、コネクタカバー4がアンダ
ーケース3の上面3aから引き出された電線束を電線取
出口4b(図1参照)から引き出すようにしてアンダー
ケース3の上面3a上に被せられる。この時、係止枠9
が係止爪5の傾斜面5aに当接して外方に撓みながら下
降し、図2(b)に示すように係止枠9が係止爪5を乗
り越えると係止枠9が凹部7内に収容された状態で係止
穴6は係止爪5に係止される。このカバーロック構造は
係止爪5が凹部7の側壁8に設けられているので、組み
付け作業時に工具等が不用意に接触して破損されるよう
な心配はなく、組立後も係止穴6との係止部分が凹部7
内にあるので、工具や飛来物等によって係止状態が解除
されるような心配はない。
【0018】次に、本発明の電気接続箱のカバーロック
構造の第2の実施の形態例を図3および図4に基づいて
詳細に説明する。図3は本発明の電気接続箱のカバーロ
ック構造の第2の実施の形態例の要部を示す分解斜視
図、図4は図3における部分断面図である。図3および
図4に示すように本実施の形態例の電気接続箱21のカ
バーロック構造は、第1の実施の形態例のカバーロック
構造と異なる点は、凹部7を形成しているアンダーケー
ス23の外壁部分に切欠部7aが形成されている。ま
た、アンダーケース23の上面23a周辺に凹部7にか
かる環状溝である周陥部27が設けられており、この周
陥部27にコネクタカバー24の周壁24aの下方部分
が嵌挿される。また、周壁24aに形成されている係止
枠29は周壁24a下端から突出しないように設けられ
ており、周壁24aの一端面には電線を取り出すための
電線取出口24bが設けられている。なお、第1の実施
の形態例と同一構成の部品には同一符号を付けることで
詳細な説明を省略する。
【0019】本実施の形態例の電気接続箱21のカバー
ロック構造は、上述した第1の実施の形態例のカバーロ
ック構造の機能に加えて、図4(a)に示すように凹部
7に切欠部7aが設けられているので組立後にコネクタ
カバー24をアッパーケース2から取り外す際に、切欠
部7aから工具類を差し込めるので係止穴6と係止爪5
との係止状態を容易に取り外すことができ、作業性の向
上を図ることができる。 また、図4(b)に示すよう
にアンダーケース23の上面23a周辺に凹部7にかか
る周陥部27にコネクタカバー24の周壁24aの下方
部分が嵌挿されるので、組立後にワイヤーハーネス等の
電線が強く引っ張られたり、又は飛来物等が当たるなど
して強い外力が作用してもコネクタカバー24が外れる
ようなことはない。更に、コネクタカバー24の周壁2
4aの下端から係止枠29が突出しないように設けられ
ているので、コネクタカバー24を落としたり、又は工
具等が不用意に当たったりしても係止枠29が破損する
ようなことはない。
【0020】次に、本発明の電気接続箱のカバーロック
構造の第3の実施の形態例を図5および図6に基づいて
詳細に説明する。図5は本発明の電気接続箱のカバーロ
ック構造の第3の実施の形態例の要部を示す分解斜視
図、図6は図5における組付け後の部分断面図である。
図5および図6に示すように本実施の形態例の電気接続
箱31のカバーロック構造は、アンダーケース33の側
面38に係止爪5が設けられ、コネクタカバー34の対
応した位置に係止穴6が設けられている。この側面38
にコネクタカバー34を案内する案内斜面38aが設け
られており、アンダーケース33の側面38上の係止爪
5両側に保護片40が設けられている。また、コネクタ
カバー34側に保護片40に対応した係合溝41が周壁
34aに設けられている。また、両係合溝41の間には
係止穴6を囲んで係止枠39が設けられている。更に、
保護片40の上面33a側には係合溝41を案内するた
めの案内斜面40aが設けられている。
【0021】前述した構成の電気接続箱31のカバーロ
ック構造は、ワイヤーハーネス等の電線が電気接続箱上
で接続された後、アッパーケース2が被着される。そし
て、コネクタカバー34がアンダーケース33の上面3
3aから引き出された電線束を電線取出口34bから引
き出すようにしてアンダーケース33の上面33a上に
被せられる。即ち、コネクタカバー34がアンダーケー
ス33の上面33a上に被せられると、係合溝41が保
護片40の案内斜面40aに案内されると共に、コネク
タカバー34の側壁34aは案内斜面38aに案内され
るからコネクタカバー34はアンダーケース33の側面
38に円滑に被着される。この時、係止枠39は係止爪
5の傾斜面5aに当接して外方に撓んだ後、係止爪5を
乗り越えて図6に示したように係止穴6は係止爪5に係
止される。
【0022】本実施の形態例の電気接続箱31のカバー
ロック構造は、係止爪5がアンダーケース33の側面3
8に一体的に設けられているので強度的に高い形状にす
ることができ、両側に保護片40が設けられているから
電気接続箱を落としたり、不用意に工具等に当たっても
破損したりすることはない。また、コネクタカバー34
の被着後は、係止爪5および係止枠39が保護片40に
保護されているからワイヤーハーネス等の電線が強く引
っ張られたり、又は飛来物等が当たるなどして強い外力
が作用してもコネクタカバー34が外れるようなことは
ない。また、係止枠39がコネクタカバー34の周壁3
4aの下端から突出しないように設けられているので、
コネクタカバー34を落としたり工具等が不用意に当た
ったりしても係止枠39が破損されるようなことはな
い。
【0023】更に、アンダーケース33には案内斜面3
8aが設けられ、保護片40には案内斜面40aが設け
られると共に、係止爪5には傾斜面5aが設けられてい
るので、コネクタカバー34は容易にアンダーケース3
3に被着することができる。そして、アンダーケース3
3外周の側面38にコネクタカバー34の周壁34aが
被着されるので、組立後にワイヤーハーネス等の電線が
強く引っ張られたり、又は飛来物等により強い外力が作
用してもコネクタカバーが外れることはない。
【0024】なお、本発明の電気接続箱のカバーロック
構造は上述した実施の形態例に限定されるものでなく、
適宜な変更を行うことにより他の態様でも実施すること
ができる。例えば、第3の実施の形態例においては保護
片40に案内斜面40aが設けられていたが、コネクタ
カバー34側の係止枠39および係合溝41の下端側に
案内斜面を設ける構成でも差し支えない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係わる請求
項1記載の電気接続箱のカバーロック構造によれば、係
止爪が電気接続箱の上面に設けられた凹部内の側壁に設
けられると共に、係止穴がカバーの下方に突設された係
止枠内に設けられている。従って、係止爪が凹部内の側
壁に設けられているので、組み付け作業時に工具等が不
用意に接触しても破損されるようなことはない。また、
組立後も係止穴との係止部分が凹部内にあるので、工具
や飛来物等によって係止部分が破損するようなことはな
く、カバーの脱落を確実に防ぎ、信頼性の高い電気接続
箱を得ることができる。
【0026】また、請求項2記載の電気接続箱のカバー
ロック構造によれば、凹部の外壁部分に切欠部が設けら
れると共に、電気接続箱の上面の周辺に凹部にかかる周
陥部が設けられ、カバーの周壁の一部分が周陥部内に嵌
挿される。従って、凹部の外壁部分に切欠部が設けられ
ているので組立後にカバーを電気接続箱から取り外す際
に、切欠部から工具が差し込めるので係止穴を係止爪か
ら容易に取り外すことができ、メンテナンス時等の作業
性を著しく向上させることができる。また、電気接続箱
の上面周辺に凹部にかかる周陥部が設けられ、周陥部内
にカバーの周壁の一部分が嵌挿されるので、組立後にワ
イヤーハーネス等の電線が強く引っ張られたり、又は飛
来物等により強い外力が作用してもカバーが外れるよう
なことはなく、信頼性の一層高い電気接続箱を得ること
ができる。
【0027】また、請求項3記載の電気接続箱のカバー
ロック構造によれば、係止爪が電気接続箱上に一体的に
形成されたアンダーケースの側面に設けられ、カバーが
側面に案内されると共に係止爪に係止される。従って、
カバーの被着時にアンダーケースの側面に案内されなが
ら被着することができ、組付けおよびメンテナンス時の
作業性を著しく向上させることができる。また、係止爪
がアンダーケースの側面に設けられるので強度的に高い
形状にすることができ、電気接続箱を落としたり、不用
意に工具等に当たっても破損したりすることはない。更
に、カバー被着後はアンダーケースの側面にカバーが当
接しているのでワイヤーハーネス等の電線が強く引っ張
られるか、又は飛来物等で係止状態が外されたり破損し
たりすることはなく、信頼性の高い電気接続箱を得るこ
とができる。
【0028】更に、請求項4記載の電気接続箱のカバー
ロック構造によれば、係止爪の両側に保護用の保護片が
設けられると共に、係止穴がカバーの下方に突設された
係止枠内に設けられ、係止枠の両側に保護片用の係合溝
が設けられている。従って、アンダーケースの側面に一
体的に設けられている係止爪の両側に保護片が設けられ
ているから、電気接続箱を落としたり、不用意に工具等
が当たっても破損したりすることはない。また、カバー
被着後も係止爪および係止枠は保護片に保護されている
から飛来物等で係止状態が外されたり破損したりするこ
とはなく、信頼性の高い電気接続箱を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気接続箱のカバーロック構造の第1
の実施の形態例を示す分解斜視図である。
【図2】図1における作動状態を示す部分断面であり、
(a)は被着前の状態を示し、(b)は被着後の状態を
示す。
【図3】本発明の電気接続箱のカバーロック構造の第2
の実施の形態例を示す分解斜視図である。
【図4】図3における部分断面であり、(a)は係止爪
および係止枠を含む縦断面図、(b)は係止爪および係
止枠以外の縦断面図である。
【図5】本発明の電気接続箱のカバーロック構造の第3
実施の形態例を示す分解斜視図である。
【図6】図5における組付け後の部分断面図である。
【図7】従来の電気接続箱のカバーロック構造の一例を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱(第1実施の形態例) 2 アッパーケース 3 アンダーケース 3a 上面 4 コネクタカバー 5 係止爪 6 係止穴 7 凹部 7a 切欠部 8 側壁 9 係止枠 21 電気接続箱(第2実施の形態例) 23 アンダーケース 23a 上面 24 コネクタカバー 24a 周壁 27 周陥部 29 係止枠 31 電気接続箱(第3実施の形態例) 33 アンダーケース 34 コネクタカバー 34a 周壁 38 側面 39 係止枠 40 保護片 41 係合溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種電気部品が装着された電気接続箱上
    に被着されるカバーを備え、前記電気接続箱に係止爪を
    設けると共に、前記カバーに前記係止爪に係止される係
    止穴を設けた電気接続箱のカバーロック構造において、 前記係止爪が前記電気接続箱の上面に設けられた凹部内
    の側壁に設けられると共に、前記係止穴が前記カバーの
    下方に突設された係止枠内に設けられていることを特徴
    とする電気接続箱のカバーロック構造。
  2. 【請求項2】 前記凹部の外壁部分に切欠部が設けられ
    ると共に、前記電気接続箱の上面の周辺に前記凹部にか
    かる周陥部が設けられ、前記カバーの周壁の一部分が前
    記周陥部内に嵌挿されることを特徴とする請求項1記載
    の電気接続箱のカバーロック構造。
  3. 【請求項3】 各種電気部品が装着された電気接続箱上
    に被着されるカバーを備え、前記電気接続箱に係止爪を
    設けると共に、前記カバーに前記係止爪に係止される係
    止穴を設けた電気接続箱のカバーロック構造において、 前記係止爪が前記電気接続箱上に一体的に形成されたア
    ンダーケースの側面に設けられ、前記カバーが前記側面
    に案内されると共に前記係止爪に係止されることを特徴
    とする電気接続箱のカバーロック構造。
  4. 【請求項4】 前記係止爪の両側に保護用の保護片が設
    けられると共に、前記係止穴が前記カバーの下方に突設
    された係止枠内に設けられ、該係止枠の両側に前記保護
    片用の係合溝が設けられていることを特徴とする請求項
    3記載の電気接続箱のカバーロック構造。
JP8199169A 1996-07-29 1996-07-29 電気接続箱のカバーロック構造 Pending JPH1051931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8199169A JPH1051931A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 電気接続箱のカバーロック構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8199169A JPH1051931A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 電気接続箱のカバーロック構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1051931A true JPH1051931A (ja) 1998-02-20

Family

ID=16403310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8199169A Pending JPH1051931A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 電気接続箱のカバーロック構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1051931A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003219539A (ja) * 2002-01-23 2003-07-31 Yazaki Corp 防水ボックスのカバー組付構造
JP2007068274A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Yazaki Corp 電気接続箱
JP2010054803A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Sharp Corp 光学箱、光走査装置、および画像形成装置
JP2012235603A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
WO2014196333A1 (ja) * 2013-06-04 2014-12-11 住友電装株式会社 電気接続箱
JP2016001683A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 本田技研工業株式会社 電気機器ケース
JP2016096676A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 住友電装株式会社 電気接続箱
WO2017209204A1 (ja) * 2016-06-02 2017-12-07 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板ユニット
JP2017220617A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板ユニット
JP2021112065A (ja) * 2020-01-14 2021-08-02 矢崎総業株式会社 電気接続箱

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6440224U (ja) * 1987-09-07 1989-03-10
JPH079019U (ja) * 1993-07-01 1995-02-07 住友電装株式会社 電気接続箱のソリ矯正構造
JPH08107617A (ja) * 1994-10-06 1996-04-23 Yazaki Corp カバー係止構造
JPH08126157A (ja) * 1994-10-26 1996-05-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱のロック構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6440224U (ja) * 1987-09-07 1989-03-10
JPH079019U (ja) * 1993-07-01 1995-02-07 住友電装株式会社 電気接続箱のソリ矯正構造
JPH08107617A (ja) * 1994-10-06 1996-04-23 Yazaki Corp カバー係止構造
JPH08126157A (ja) * 1994-10-26 1996-05-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱のロック構造

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003219539A (ja) * 2002-01-23 2003-07-31 Yazaki Corp 防水ボックスのカバー組付構造
JP2007068274A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Yazaki Corp 電気接続箱
JP2010054803A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Sharp Corp 光学箱、光走査装置、および画像形成装置
US8456723B2 (en) 2008-08-28 2013-06-04 Sharp Kabushiki Kaisha Optical box, optical scanner, and image forming apparatus
JP2012235603A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
WO2014196333A1 (ja) * 2013-06-04 2014-12-11 住友電装株式会社 電気接続箱
JP2014236609A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 住友電装株式会社 電気接続箱
JP2016001683A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 本田技研工業株式会社 電気機器ケース
JP2016096676A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 住友電装株式会社 電気接続箱
WO2017209204A1 (ja) * 2016-06-02 2017-12-07 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板ユニット
JP2017220471A (ja) * 2016-06-02 2017-12-14 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板ユニット
CN109219991A (zh) * 2016-06-02 2019-01-15 株式会社自动网络技术研究所 基板单元
US10561031B2 (en) 2016-06-02 2020-02-11 Autonetworks Technologies, Ltd. Board unit
CN109219991B (zh) * 2016-06-02 2020-09-18 株式会社自动网络技术研究所 基板单元
JP2017220617A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板ユニット
WO2017213145A1 (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板ユニット
CN109156085A (zh) * 2016-06-09 2019-01-04 株式会社自动网络技术研究所 基板单元
US10820432B2 (en) 2016-06-09 2020-10-27 Autonetworks Technologies, Ltd. Board unit with a tool-insertion recessed portion to release engagement between the case and the cover
JP2021112065A (ja) * 2020-01-14 2021-08-02 矢崎総業株式会社 電気接続箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7934934B2 (en) Electric junction box for motor vehicle
EP0820121A1 (en) Connector cover
JP5013806B2 (ja) 電気接続箱
JP2001339174A (ja) 電子部品収容ケース
JPH1051931A (ja) 電気接続箱のカバーロック構造
US7390967B2 (en) Binding band-fixing structure
US10566775B2 (en) Connection structure of electrical junction box and protection member
JP2003333728A (ja) ジャンクションボックスと付設電気接続箱との連結構造
US7232342B2 (en) Fuse cavity and electric junction box equipped therewith
JP3562426B2 (ja) 電気接続箱の防水構造
JP3221549B2 (ja) 電気接続箱
JP3175496B2 (ja) 電気接続箱の固定構造
JP4600293B2 (ja) 電気接続箱
JPH11307954A (ja) 電気接続箱のカバーロック構造
JP2000032628A (ja) 樹脂成型品のロック構造
JP3306787B2 (ja) グロメット
JP2001136634A (ja) 電気接続箱
JP2528388Y2 (ja) ワイヤハーネス等のプロテクタ
JP4232904B2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP2598099Y2 (ja) 分岐接続箱
JP2003092817A (ja) ケース取付構造
JP3334617B2 (ja) 電気接続箱
JP4363353B2 (ja) 電気接続箱
KR200449876Y1 (ko) 박스의 커버결합장치
JP2008259276A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ