JPH10513188A - 化粧メークアップ用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 油中水型の乳化した化粧メークアップ用組成物が、サンスクリーン剤、フリーラジカル捕捉剤、保湿剤／再水和剤、皮膚収斂剤、および化粧品的に許容可能な顔料を含有する。前記組成物を皮膚に適用すると、滑らかになり、潤い、引き締まり、環境の影響から皮膚が保護され、肌色が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】 化粧メークアップ用組成物 発明の背景 発明の分野 本発明は、メークアップ用組成物、および皮膚のトリートメント方法、特に、 露出している皮膚に局所的に適用される場合に、皮膚を太陽から効果的に保護し 、皮膚を落ち着かせ、潤わせ、さらにそこに魅力的な着色を施す、改良された有 色のメークアップ用組成物に関する。従来技術の記載 加齢、環境条件、例えば、暖房、および空調装置、太陽にさらされること、お よび周囲の汚染物質が、ヒトの皮膚に対して負の効果に作用し、結果として、シ ワやたるみが生じ、弾力や締まりがなくなり、乾燥し、肌色が変化し、他にも美 容上好ましくない効果が現れてくる。皮膚における、ストレスのある種のものに 対抗する成分を含有する多くの皮膚用クリーム組成物がある。 皮膚の加齢を促進させる、太陽に誘発される皮膚のダメージから保護するため に、サンスクリーン剤が提供されている。多くの特許は、一般的に、広範囲の成 分を含む、「抗加齢」用の化粧品組成物に関するものである。これらは、例えば 、フリーラジカル活性阻害化合物、サンスクリーン剤としての二酸化チタン、酸 化防止剤、乳化剤、増粘剤、および着色剤（例えば、米国特許第５０９３１０９ 号）；弾力付与のためのビタミンＥまたはＣ、植物および酵母の抽出物、引締お よびサンスクリーン剤としてのシリコーン（例えば、米国特許第５２０４１０５ 号）；加水分解した動物性タンパク質を有する複合血清タンパク質（serum prot ein complex）、タンバク質−アミノ−酸−ビタミン−ヌクレオチドの複合体、 ヒアルロン酸ジメチルシラノイル複合体、および種々の成分、例えばパンテノー ルを含有する小径のミセル複合体（例えば、米国特許第５２５４３３１号）を含 む 。多くの化粧品組成物および皮膚の保護用組成物は、単独の、またはシリコーン 化合物と混合され、またはそれらで処理された二酸化チタン（米国特許第４８０ １４４５号）、またはマイカおよび／またはシリコーンと混合され、またはそれ らで被覆された二酸化チタン（米国特許第４８２０５０８号）、または酸化チタ ンの微小粒子（microfine particles）（米国特許第５０３２３９０号および米 国特許第５２５０２８９号）を含有している。 しかしながら、サンスクリーン剤は、結果としてたるみやシワになる、加齢に 起因する皮膚のウオーターバリアの自然破壊、または皮膚におけるフリーラジカ ルの自然形成に対しては、有効ではない。フリーラジカル活性阻害化合物を含有 する組成物は公知である（例えば、米国特許第５０９３１０９号）が、これらの 組成物は、水をベースとし、また不安定なフリーラジカル成分、例えばエマルシ ョン中で素早く劣化するパルミチン酸アスコルビル（ascorbyl palmitate）を含 有する。皮膚を引き締めるためのプソイドセラミド類（pseudoceramides）を含 有する局所用化粧品組成物も公知である（米国特許第５１９８２１０号、米国特 許第５２０６０２０号、および米国特許第５３２６５６５号）が、これらの組成 物は、フリーラジカル捕捉剤および／またはサンスクリーン剤を含有するもので はない。 よって、皮膚の肌色を改善する魅力的な着色を施しつつ、太陽光線の影響を阻 害し、皮膚の加齢による影響、例えば乾燥、締まりおよび弾力の喪失を阻害する 効果を有する、単一のメークアップ化粧料が必要とされている。発明の要約 本発明は、皮膚の肌色を改善し、太陽光線の影響からヒトの皮膚を保護し、引 き締め、潤わせ、滑らかにするための、乳化した化粧メークアップ用組成物を提 供する。前記組成物は、化粧品的に許容可能な有効量で、 （ａ）サンスクリーン剤； （ｂ）フリーラジカル捕捉剤； （ｃ）保湿剤／再水和剤； （ｄ）皮膚収斂剤；および （ｅ）化粧品的に許容可能な顔料； を分散または乳化させた油中水型のエマルションからなり、または該エマルショ ンから実質的になり、あるいは該エマルションを含有してなる。 皮膚の肌色を改善し、太陽光線の影響からヒトの皮膚を保護し、引き締め、潤 わせ、滑らかにするための、特に好ましい乳化した化粧メークアップ用組成物は 、油中水型の乳化ベースに、組成物の全重量に対して、約０．１〜２０重量％の シリコーン処理され、酸化アルミニウムで被覆された、超微小の二酸化チタン（ ultrafine titanium dioxide）；約０．１〜２％のフリーラジカル捕捉剤；約０ ．５〜１３％のマツヨイグサ（evening primrose）油を含む、再水和剤および保 湿剤の混合物；約０．０００１〜０．１％の動物性セラミド類と糖脂質の混合物 ；約０．５〜２５％の化粧品的に許容可能な顔料類、特にジメチコーンで被覆さ れた無機顔料の混合物を含有せしめてなるものである。 本発明の他の観点は、ヒトの皮膚の肌色を改善し、太陽光線から保護し、潤わ せ、引き締め、滑らかにするための方法を提供することにある。この方法は、必 須の成分として、皮膚収斂剤、特に、セラミド類および糖脂質の混合物；サンス クリーン剤；保湿剤／再水和剤；化粧品的に許容可能な顔料；およびフリーラジ カル捕捉剤を、化粧品的な有効量で含有する、油中水型の乳化したメークアップ 用組成物を、化粧品的に有効量、皮膚に局所的に適用することを含んでいる。詳細な記載および好ましい実施態様 本発明は、皮膚のトリートメントに適切な、有色乳化ベースの化粧メークアッ プ用組成物を提供するものである。本メークアップ用組成物は、「抗加齢」成分 、例えばフリーラジカル捕捉剤（類）、サンスクリーン剤（類）、保湿／再水和 成分（類）、および任意に、フリーラジカル捕捉剤の酸化防止剤以外の酸化防止 成分を含有する油中水型のエマルションである。本乳化化粧メークアップ用組成 物は、太陽に誘発される加齢および自然な加齢に対して有効である。皮膚に適用 すると、本組成物は、太陽光線にさらされること、および自然な加齢に起因する 加齢の影響を阻害し、乾燥肌を再水和させ、潤わせ、皮膚に魅力的な着色を施す 。この組成物は、単一の適用が容易な組成物において、有色メークアップ料、保 湿剤、再水和剤、サンスクリーン剤、および生物活性剤（bioactive agents）、 例えば生物学的活性を保持している植物抽出物およびビタミン類の効果が組み合 わされるといった利点を有する。 本発明の抗加齢用皮膚クリームであるメークアップ用組成物は、各々化粧品的 に有効量で存在する、次の必須活性成分： （１）サンスクリーン剤； （２）フリーラジカル捕捉剤； （３）保湿剤／再水和剤； （４）皮膚収斂剤、および （５）化粧品的に許容可能な顔料； が分散した油中水型のエマルションを含有するものである。また本発明のメーク アップ用組成物は、少なくとも１つの抗刺激剤、鎮静（calming）および／また は緩和（soothing）剤を、さらに含有していてもよい。本発明の好ましい実施態 様は、サンスクリーン剤として、酸化アルミニウムで被覆され、ジメチコーン処 理された、二酸化チタンの超微小粒子；フリーラジカル捕捉剤として、安定化ビ タミンＥ、安定化ビタミンＣ、ギンコウ・ビロバ（Ginkgo biloba）、またはそ れらを組み合わせたもの；皮膚収斂剤として、動物性セラミド類と糖脂質の混合 物を含有する。メークアップ用組成物中の成分、および他の任意の成分の広い範 囲、および好ましい範囲を表１に示す。組成物の成分には、それらの化学構造お よび活性度の種類により、２つの機能を有するものがあることがわかるであろう 。例えば、シェアバター（shea butter）のようなエモリエントは、さらに日光 保護ファクター（ＳＰＦ）の補助剤（boosters）としても機能し；例えばビタミ ンＥ−アセタートのような保湿剤は、さらに酸化防止剤としても機能し；プロピ レングリコールは、防腐剤および湿潤剤（humectant）としても機能する。 油中水型のエマルションとして、主題の組成物を作製するために、以下に記載 する調製方法により、または任意の効果的な調製方法により、乳化した組成物中 に、上述した成分を分散させることができる。ここで使用されている「分散」ま たは「分散した」という用語は、溶解、乳化、またはコロイド状の懸濁液の形成 、またはそれらを組み合わせたものを含む、任意の方法で、油中水型のエマルシ ョンに、成分が均質に分配されていることを意味するものである。分散とは、十 分に混合して、視覚にみて、組成物から、塊または粉体を消失させることを含む 。 本化粧メークアップ用組成物は、組成物の全重量に対して、約５０〜７５重量 ％、好ましくは約５２〜約６５重量％の油相を含有する、油をベースとした有色 エマルションである。本組成物の他の２５〜５０重量％は水相である。本化粧メ ークアップ用組成物は、クリームファンデーション、液状またはペースト状のメ ークアップベース、好ましくはクリームファンデーション、例えばメークアップ 用下地クリームとして製造することができる。本発明のクリーム状の化粧メーク アップ用組成物は、一般的に油中水型のエマルションであって、非常に高いテク スチャーの化粧品、すなわち、皮膚に適用した際の感触が良好な製品を提供する 。しかしながら、メークアップ用組成物の油性のキャリア流体は、揮発性のシク ロメチコーン、または他の揮発性油、例えば、イソドデカン、石油蒸留物、およ びイソパラフィンを、さらに含有してもよい。 この発明の活性化メークアップ用組成物の種々の成分は以下に記載する。また 、量を調節したり、または例えば界面活性剤で成分を被覆することにより、油中 水型のエマルションでの使用に対して最適なものとされる。抗加齢成分 サンスクリーン剤 皮膚における太陽光線の影響による加齢を阻害するための薬剤は、無機顔料、 例えば、二酸化チタンおよび酸化亜鉛、有機ＵＶ吸収サンスクリーン剤、例えば 、ｐ−アミノ安息香酸、シノキサート（cinoxate）、ジエタノールアミン−ｐ− メトキシシンナマート、トリオレイン酸ジガルロイル（digalloyl）、ジオキシ ベンゾーン（dioxybenzone）、４−［ビス（ヒドロキシプロピル）］アミノ安息 香酸エチル、２−エチルヘキシル−２−シアノ−３，３−ジフェニルアクリラー ト、エチルヘキシル−ｐ−メトキシシンナマート、２−エチルヘキシル−サリチ ラート、アミノ安息香酸グリセリル、ホモサラート（homosalate）（３，３，５ −トリメチルシクロヘキシルサリチラート）、ジヒドロキシアセトンを有する、 または有しないローソン（２−ヒドロキシ−１，４−ナフトキノン）、アントラ ニル酸メチル、オキシベンゾーン、パジマート（Padimate）・Ａ、パジマート− ０ ，２−フェニルベンズイミダゾール−５−スルホン酸、トリエタノールアミン− サリチラート、赤石油（red petroleum）、およびスリソベンゾーン（sulisoben zone）を含む、公知の物理的ＵＶブロックサンスクリーン剤から選択される。 最も好ましくは、光安定性を付与するために、酸化アルミニウム等の薬剤で被 覆された超微小の二酸化チタンが、メークアップ用組成物に使用される。また、 表面活性、よって凝集を低減させるために、被覆された粒子に、さらに表面処理 を施してもよい。二酸化チタン、またはアルミナで被覆された二酸化チタンの表 面処理には、例えば、シリコーンによる表面処理、好ましくはジメチコーン油を 使用するジメチコーン処理、またはステアリン酸による表面処理が含まれる。ス テアリン酸とアルミナの両方で処理された二酸化チタンが、本化粧品組成物にお いて、サンスクリーン剤として最も好ましく使用される。二重被覆された酸化チ タン粒子は、好ましくは１２〜２０ナノメーター（ｎｍ）、最も好ましくは約１ ５〜１８ｎｍの範囲内の粒子径を有する。しかして、本組成物の酸化チタンサン スクリーン剤は、顔料として含まれうる二酸化チタンよりも小さい粒子径を有し 、後者は、約４５〜６０ｎｍの範囲内の粒子径を有する。ステアリン酸およびア ルミナで被覆された二酸化チタンの超微小粒子は、商業的に入手可能であり、例 えば、プレスパース社（Presperse，Inc.,）［南プレインフィールド（South pl ainfield）、NJ］の「ＵＶ−チタン・Ｍ１６０」がある。大きさが１２〜２０ｎ ｍの範囲内にある、アルミナ被覆、およびステアリン酸で被覆された二酸化チタ ン粒子により、粒子の凝集が生じることなく、油中水型組成物に、サンスクリー ン剤を容易に混合することができる。本組成物に使用される被覆されたチタン粒 子は、油中水型ベースの組成物に添加した際でも凝集することがないので、高い 日光保護ファクター（ＳＰＦ）を得ることができる。 最も好ましい実施態様において、アルミナおよびステアリン酸で被覆された二 酸化チタンの超微小粒子は、他の物理的サンスクリーン剤、例えば、酸化亜鉛の 超微小粒子、好ましくはステアリン酸とジメチコーンで被覆された酸化亜鉛粒子 、例えばプレスパース社から入手可能な「Ｚ−ＣＯＴＥ」と組み合わせて使用さ れる。本化粧品組成物のサンスクリーン成分として、酸化亜鉛を使用する場合、 酸化亜鉛はカテゴリーＩＩＩのサンスクリーン剤として、ＦＤＡにより承認され ているものであるため、他のサンスクリーン剤、好ましくは他の物理的サンスク リーン剤、例えば、二酸化チタンの超微小粒子と共に使用するのが好ましい。 本発明のサンスクリーン成分は、好ましくは、日光保護ファクター（ＳＰＦ） が約１０〜約１５になるような有効量で使用されるが、サンスクリーン成分の量 は、一般的に、約４〜約３０の範囲内で、所望のＳＰＦになるように、変化させ ることもできる。本化粧品組成物のサンスクリーン成分の量は、一般的に、サン スクリーン剤のＵＶ吸収またはブロック特性、および／または所望する効果に依 存するが、一般的には、組成物の全重量に対して、約０．１〜約２０重量％、好 ましくは約０．５〜１５重量％、さらに好ましくは６〜１０重量％の範囲内であ る。 また、本化粧メークアップ用組成物のサンスクリーン剤には、光を散乱させる ことにより、サンスクリーン効果を補助する薬剤、例えば、バーネル・ケミカル 社（Bernel Chemical，Co.,）［イングレウッド（Englewood）、N.J.］から入手 可能な、乾燥イソアラキジル−ネオペンタノアート・エモリエント、エリファッ ク（ELIFAC）・Ｉ−２０５（登録商標）、およびシェアバターも含まれる。ＳＰ Ｆ補助剤は、約０．１〜５重量％、好ましくは約０．５〜１重量％の量で混合さ れる。フリーラジカル捕捉剤 皮膚細胞のダメージは、組織中で損傷反応を誘発する可能性のある、非常に不 安定な分子である、フリーラジカルの影響により部分的には生じると考えられて いる。フリーラジカルは、酸素を含む体内での生化学的反応中に生じる。フリー ラジカルは、天然にある酸化防止剤、例えばビタミンＥおよびビタミンＣの中和 作用で、通常は抑制される。 ビタミンＥおよびビタミンＣは、油中水型のエマルション中ではかなり不安定 であるため、このような組成物中では、素早く劣化してしまう。本メークアップ 用組成物は、油中水型のエマルション中で安定して存在する、安定したフリーラ ジカル捕捉剤を含有する。フリーラジカル捕捉剤は、フリーラジカルを中和する 、抗酸化活性を有する化合物である。このようなフリーラジカル捕捉剤は、例え ば、パルミチン酸アスコルビル、および アスコルビン酸ポリペプチド［ブルッ クス工業社（Brooks，Ind.，Inc．）（南プレインフィールド、NJ）から商業的 に入手可能なビタザイム（Vitazyme）Ｃ］を含む安定化ビタミンＣ化合物；例え ば、ｄｌ−アルファ−トコフェロール−アセタート、ビタミンＥが結合したタン パク質［ブルックス工業社（南プレインフィールド、NJ）から入手可能なトコフ ェロール−ポリペプチド］を含む安定した形態のビタミンＥ；安定化ベータカロ チン化合物、例えば、ビタザイム・Ａ−プラス、パルミチン酸レチノール／ニン ジンタンパク質／ベータ−カロチン複合体［ブルックス工業社（南プレインフィ ールド、NJ）］；およびフリーラジカル捕捉剤を含有することが知られている植 物抽出物、例えば、ギンコウ・ビロバ、およびそれらを組み合わせたものから選 択される。フリーラジカル捕捉剤は、組成物の全重量に対して、好ましくは約０ ．１〜約２重量％、さらに好ましくは約０．１５〜１重量％の量で混合される。 本メークアップ用組成物の色調を維持し、悪臭の発生を防止するため、フリー ラジカル捕捉活性を有するもの以外の、任意で公知の酸化防止剤を、フリーラジ カル捕捉成分に加えて、さらに化粧品組成物に含有せしめることもできる。適切 な酸化防止剤の具体例には、イーストマン・ケミカル・プロダクツ社（Eastman Chemical Products，Inc.,）［キングスポート（Kingsport）、テン（Tenn）］ から入手される「テノックス（TENOX）ＩＩ」が含まれる。しかしながら、他の 公知の酸化防止剤、例えば、トコフェロール−アセタート、リン酸アスコルビル マグネシウム、アスコルビル−ポリペプチド、アスコルビル−ジパルミタート、 甘草エキス（licorice extract）、クワの実エキス（mulberry extract）、緑茶 エキス、Ｌ−リシン、ラウロイルメチオニン、スーパーオキシドジスムターゼ、 ＢＨＡ、ＢＨＴ、シリマリン（silymarin）、ノゲシエキス（extract of milk-t histle）、女性の外被エキス（ladies mantle extract）、およびトクサエキス （horsetail extract）を単独で、または組み合わせて、本化粧メークアップ用 組成物に含有せしめることもできる。付加的な、および任意の酸化防止剤は、組 成物の全重量に対して、約０．１〜約５重量％、好ましくは約０．２５〜１重量 ％の量で混合される。保湿剤／再水和成分 本発明の化粧メークアップ用組成物は、少なくとも１つの保湿剤／再水和剤、 好ましくは保湿および再水和成分の混合物を含有する。保湿剤／再水和剤として は、例えばＤ，Ｌ−パンテノール、Ｄ−パンテノール、ビタミンＡ−パルミター ト、ビタミンＥ−アセタート、メチルシラントリオール−マンヌロナート、天然 油、例えば獣脂（tallow）油、マカダミアナッツ油、ルリヂサ（borage）油、マ ツヨイグサ油、ククイナッツ（kukui nut）油、米糠油、チャノキ（tea tree） 油、中程度の長さの鎖を有するグリセロールの脂肪酸エステル、例えば、トリヘ プタン酸グリセロール、トリオクタン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセロー ル、シリコーン類、シリコーン誘導体、植物性化合物を組み合わせたものを含有 する植物抽出物、例えばフラボノイド、フェノール化合物、カチオン性タンニン 、アミノ酸、サポシド類（saposids）、および鉱塩（mineral salt）等を挙げる ことができる。これらの成分の２つまたはそれ以上からなる混合物を使用しても よい。好ましい保湿剤／再水和剤は、遊離の脂肪酸に富んだマツヨイグサ油であ る。保湿および再水和剤の特に好ましい組み合わせは、マツヨイグサ油と植物抽 出物である。上述した、全ての植物性成分を組み合わせた、フィテレン・コンプ レックス・ＥＧＸ・２５１（Phytelene Complex EGX 251）を、本組成物に使用 することができる。また、他の保湿剤／再水和剤を、リン脂質でカプセル化され た小胞体、例えば、リン脂質でカプセル化されたビタミンＥ、およびリン脂質で カプセル化された鉱水の形態で混合してもよい。 好ましくは、本メークアップ用組成物中の保湿剤／再水和剤成分の全量は、組 成物の全重量に対して、約０．５〜約１３重量％、最も好ましくは約１〜１０重 量％の範囲内である。皮膚収斂剤 本発明のメークアップ用組成物は、必須の成分として、皮膚収斂剤、好ましく は動物由来のセラミド化粧品成分をさらに含有するものであるが、植物を起源と する、または他のものを起源とするセラミドを使用してもよい。化粧品の分野に おいて、皮膚の外層の細胞間脂質相に存在する脂質であるセラミド、例えばグリ コセラミドは、皮膚壁の水分浸透率を維持し、よって皮膚を引き締めるといった 、重要な役割を担っている。本組成物の皮膚収斂剤は、皮膚中に流体を保持させ 、イオン、脂肪酸、脂質、および他の必須の栄養素の細胞レベルでの移送を補助 するといった機能を有する。その効果は、皮膚の引締効果である。 本皮膚用のメークアップ用組成物は、皮膚を引き締しめる有効量の、少なくと も１つの糖脂質、好ましくは、皮膚のバリア機能の完全な維持を補助するために 、動物組織に由来し、天然に生じる糖脂質を含有する。好ましくは、動物由来の スフィンゴ脂質、リン脂質、セラミド、およびグリコセラミドを組み合わせたも のが、本組成物に添加される。一方、植物起源のセラミド、または種々のものを 起源とする加水分解されたタンパク質を、本メークアップ用組成物に添加するこ ともできる。動物由来のグリコセラミドの混合物の具体例としては、インターゲ ン社（Intergen Co.,）［パーチャス（Purchase）、NY］から商業的に入手可能 な、グリコ／サー（Glyco／Ser）が挙げられる。 一般的に、グリコセラミドの混合物は、組成物の全重量に対して、約０．００ ０１％〜０．１％、好ましくは約０．０１％〜０．０５％の量で添加される。着色剤／顔料 本化粧メークアップ用組成物は、化粧品的に許容可能な無機顔料または顔料類 、または着色剤、例えば、サンスクリーン剤として使用される、超微小の酸化チ タンよりも大きい粒子径（例えば、約４５〜６０ｎｍ）を有する二酸化チタン、 イエロー・ピュア・オキシ（yellow pure oxy）、ブラック・ピュア・オキシ（b lack pure oxy）、ピンク・ロミクロン（pink lomicron）、小豆色の酸化鉄（ru sset iron oxide）、タルク、ベンガラ、D&C Red #30 レーキ、FD&C Yellow #6 アルミニウムレーキ、およびそれらを組み合わせたものを、さらに含有する。本 組成物に混合される着色剤または顔料の量、および顔料類の組み合わせは、所望 する特定の色調によるが、一般的に、約０．５〜２０重量％、好ましくは５〜１ ５％の範囲内の顔料または着色剤の量で使用される。 本組成物は、油中水型ベースのエマルションであるので、顔料粒子を、薬剤、 例えばジメチコーンで被覆して、外側が疎水性の被覆とすることが好ましい。ま た、顔料粒子のジメチコーン被覆層は、組成物における摩耗特性が改善されてい る。しかしながら、非被覆顔料を単独で、または被覆された顔料と組み合わせて 使用することもできる。顔料、例えば酸化チタンおよび酸化鉄は、種々の物質で 被覆することができる。好ましくは、本発明で使用される被覆された顔料は、ジ メチコーンで被覆されるが、他の被覆、例えばメチコーン、レシチン、アミノ酸 、金属塩類、コラーゲン、ポリアクリラート、ポリエチレン、フッ化シリコーン 、過フッ化リン酸アルキル、またはイソプロピルチタン−トリイソステラートを 、顔料粒子に吸着させてもよい。任意の成分 防腐剤 化粧メークアップ用組成物は、清潔ではあるが、無菌ではない条件下で製造さ れるので、微生物の成長を阻害するために防腐剤が使用される。乳化した化粧メ ークアップ用組成物において、少なくとも３ケ月間、実験的に接種された微生物 の成長が阻止されるような、十分な量の一または複数の防腐剤が、メークアップ 用組成物に添加される。 化粧メークアップ用組成物は、例えば、天然の抗菌性剤、例えばチャノキ油、 およびシーダー（cedar）油、または有機防腐剤、例えばプロピレングリコール 、三ナトリウム・ＥＤＴＡ、メチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベ ン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール、ヘキサミジン（hexamidine）−イ セチオナート、商業的に調製された製品、例えばガーマ（GERMA）・II（登録商 標）、グリダント（GLYDANT）（登録商標）、およびそれらを組み合わせたもの で、調製することができる。本組成物に混合される防腐剤の量は、一般的に、組 成物の全重量に対して、約０．１〜約１．５重量％、好ましくは約０．２５〜０ ．７５重量％の範囲内である。化粧品組成物において、防腐剤および湿潤剤の双 方となるように、十分な量、例えば、組成物の全重量に対して約０．５〜１５． ０重量％、好ましくは約１〜５重量％のプロビレングリコールを添加することも できる。エモリエント、抗刺激剤、抗炎症剤、および／または治癒剤 本化粧メークアップ用組成物は、皮膚を柔軟にし、落ち着かせる効果を示す程 度の量のエモリエントをさらに含有し、また少なくとも１つの抗刺激剤、抗炎症 剤、治癒剤、またはそれらを組み合わせたものを含有することができる。さらに 、多くのエモリエントは、抗炎症、治癒、または抗刺激、またはそれらを組み合 わせた特性を有する。エモリエント成分は、組成物の全重量に対して、約０．５ 〜約２５重量％、好ましくは、約５〜約１５重量％の量で、化粧メークアップ用 組成物に添加することができる。本化粧メークアップ用組成物に含有されうる、 鎮静、緩和、および柔軟剤の具体例には、ビタミンＡ−パルミタート；キンセン カ、カミルレ、リンデン、ヤグルマソウ（cornflower）、マトリカリア（matric aria）、およびオトギリソウ（hypericum）の抽出物の植物性混合物である、フ ィテレン・コンプレックス・ＥＧＸ・２４４；アラントイン；グリシルリジン酸 ニカリウム（dipotassium glycyrrhizinate）；グリシルリジン酸ステアリル； ビサボロ（（３−シクロヘキセン−１−メタノール−α，４−ジメチル−α（４ −メチル−３−ペンテニル））；スクワラン・NF；スクワラン・EX;セチルエー テルロウ；シェアバター；オレンジ・ラフィー（orange roughy）油；水素化リ ン脂質、およびバーネル・ケミカル社（イングレウッド、N.J.）から入手可能な 、Ｃ₁₂−Ｃ₁₅のオクタン酸アルコールである、ヘテスター（HETESTER）・FAO（ 登録商標）が含まれる。望みに応じて、適切なエモリエントを使用することがで きる。これらのエモリエントには、次の種類のもの、例えば： １．炭化水素油およびロウ、例えば、鉱物性油、ポリエチレンおよびパ ラフィン； ２．トリグリセリドのエステル、例えばオリブ油、アボカド油、および スクワレン； ３．ラノリンおよび誘導体； ４．エーテル−エステル、例えばエトキシル化脂肪アルコールの脂肪酸 エステル；および ５．１０〜２０の炭素原子を有する脂肪酸、例えば、ラウリン酸、ミリ スチン酸、オレイルおよびステアラート、 が含まれる。 エモリエント成分に加えて、抗刺激、抗炎症、および／または治癒剤を、本メ ークアップ用組成物に添加してもよい。本化粧品組成物に混合されうる、特に好 ましい抗刺激剤と抗炎症剤には、グリシルリジン酸ニカリウム、グリシルリジン 酸ステアリル、およびビサボロが含まれる。グリシルリジン酸は、天然の甘草エ キスから得られるグリシルレチン酸グリコシドである。抗刺激／抗炎症成分は、 約０．５〜約５重量％の量で、本組成物に混合される。乳化剤 本メークアップ用組成物の乳化ベースを作製するために、少なくとも１つの乳 化剤が、水、好ましくは脱塩水と組み合わせられる。乳化剤は、組成物中の、水 、および水溶性の成分、および油性、すなわち水に不溶の成分との間に、安定し た架橋を形成する。好ましくは、アニオン性の乳化剤、例えば、セチル−ジメチ コーンのコポリオール、またはジメチコーンのポリオールは、単独で、または他 の乳化剤、好ましくは他のアニオン性の乳化剤と組み合わされて、本化粧メーク アップ用組成物に使用される。非イオン性の乳化剤は、組成物中に含まれる防腐 剤と干渉する可能性があり、カチオン性の乳化剤は、安定化が困難で、通常、化 粧品的にエレガントな製品にすることができないために、本化粧メークアップ用 組成物においては、アニオン性の乳化剤を使用することが好ましい。 本組成物に混合される乳化剤の量は、約０．５〜約６重量％、好ましくは約２ 〜３．５重量％の範囲内である。 他の適切な乳化剤、好ましくはアニオン性の乳化剤には、例えば、脂肪酸石鹸 、例えば、ナトリウム、カリウム、およびトリエタノールアミンの石鹸で、脂肪 酸の半分が、１０〜２０の炭素原子を有するもの；アルカリ金属、アンモニウム 、または置換したアンモニウム−アルキル−スルファート；アリールスルホン酸 アルキル；および１〜５０のエチレンオキシド単位と、アルキルの半分が１０〜 ３０の炭素原子を有する、アルキル−エトキシ−エステル−スルホナートが含ま れ、使用することができる。商業的に入手可能で有用な典型的な乳化剤として、 アビル（ABIL）-90（セチル−ジメチコーン−コポリオール）、アンフィゾール （ Amphisol）（登録商標）、リポ（LIPO）・GMS・450、ソルラン（Solulan）・C-2 4、グルカマート（glucamate）・SSE・20、およびグルカート（Glucate）・SSを 挙げることができる。他の任意のアジュバント 種々の他の化粧品的に許容可能な成分、例えば、香料、消泡剤、例えばシリコ ーンまたはシリコーン誘導体物質、ｐＨバッファー、例えばトリエタノールアミ ン、増粘剤（bodying agent）、例えばステアリン酸およびセチルアルコール、 光反射剤、フィラー、例えばタルク、クッション効果を付与するロウ、およびポ リマーベースの析出（deposition）および放出（delivery）化合物、例えばブル ック工業社（Brook，Ind.，Inc.）（南プレインフィールド、NJ）から入手可能 なポリオールプレポリマー（POLYOLPREPOLYMER）・２（登録商標）を、本発明の 化粧メークアップ用組成物に含有せしめることができる。他の任意の成分には、 例えば、エマルション安定剤、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アン モニウム、または任意の他の、強酸または強塩基の一価の塩；ソルビトール；ナ トリウム・PCA（sodium PCA）およびグリセリンが含まれる。これら任意の成分 は、単独で、または組み合わせて添加することができ、使用時には、化粧品的に 有効な量で添加される。これらの任意の成分の各々の量のおおよその範囲を、表 １に示す。化粧メークアップ用組成物の調製 本発明の化粧メークアップ用組成物は、主として粘度が異なる、クリームファ ンデーション、液体またはペースト状のメークアップベースとして調製可能であ り、よって、皮膚にメークアップ用組成物を適用することによって、有益な効果 が生じる。 本発明の化粧メークアップ用組成物は、バッチ操作、またはイン−ラインブレ ンド技術により、調製することができる。実施例 ナチュラルな防御のためのクリーム状のメークアップ用組成物 Ａ．ファンデーション パート１ ３４．４４％ 水 ２３．５％ シクロメチコーン ０．５％ イソラン（ISOLAN）・G1-34（登録商標） ０．１％ マツヨイグサ油 ２．０％ シェアバター ４．０％ エレファック（ELEFAC）・I-205（登録商標） ０．２％ プロピルパラベン ０．０２５％ グリコ／セラミドの混合物 ２０．１５％ 顔料／サンスクリーン剤の混合物Ｃ ０．５％ 塩化ナトリウム ０．２５％ ギンコウ・ビロバ １．０％ ジプロピレングリコール １．０％ パンテノール−Ｄ １．０％ フィテレン・コンプレックス・ＥＧＸ・２４４ ０．１％ ビタザイムＣ ０．２％ グリシルリジン酸ニカリウム ０．０００１％ ヒアルロン酸ナトリウム ０．２％ ガーマル（Germall）・II（登録商標） ５．０％ ブチレングリコール ０．１５％ メチルパラベン ０．２％ フレグランス・AN・101651顔料／サンスクリーン剤の混合物Ｃ ２６．０５％ 二酸化チタンとジメチコーン（SAT-T-47051） ４．１２％ 黄酸化鉄・C-33-UL・BIL ０．９７％ ベンガラ・C・33-U075 １７．２９％ タルク・J6B-SAT １．２４％ シリカ-シリラート ４４．６７％ UV-チタン・M160 ４．９６％ Z-cote 上述したクリーム状の化粧メークアップ用組成物を、次のようにして調製する 。 表２を参照し、室温で混合物Ａ（表２）の成分を混合して、第１の混合物を作 製し、ついで、均質な分散液が得られるまで、５０°〜５５℃で成分を加熱し、 その時に、単一の成分である混合物Ｂ（表２）を添加し、滑らかになるまで、例 えば約１０分混合することによりメークアップ組成物を調製する。温度を、約３ ０°〜３５℃に調節する。ついで、混合物Ｃの成分（色素混合物；表２）を添加 し、均質な混合物が得られるまで混合する。色素混合物は以下に記載する２つの 工程により作製され、ついで、組成物に混合しながら添加し、バッチ着色相の色 の質をテストする。色相混合物の色の質が満足のいくものである場合、混合物を 、複動撹拌装置を具備するスチームジャケットケトルに移す。シクロメチコーン （混合物Ｄ）を使用し、色相ケトルをすすぎ、ついで、スチームジャケットケト ルに添加する。 混合物Ｅ（水相）を３０〜３５℃で別々に作製し、均質になるまで混合する。 また、混合物Ｆを、撹拌下にて、別々に作製し、澄んだ溶液になるまで５５° で加熱する。ついで、混合物Ｆを混合物Ｅ（水相）に添加し、約１５分間混合す る。 ついで、水相（混合物Ｅ）と混合物Ｆとの混合物を、色相（混合物Ａ、Ｂ、Ｃ およびＤ）に、色相の頂部において、水が層状になることを防止できる速度で添 加する。水相を完全に添加した後、撹拌下において、均質な混合物が得られるま で、混合物を３０°〜３５℃に維持する。 香料（混合物Ｇ）を、上述した混合物に、撹拌下において、３０°〜３５℃で 添加する。ついで、混合物を、所望の粘度になるまでホモジナイズする。 種々の顔料を均質に分散させる（パート１）ために、着色剤を粉砕し、別々に サンスクリーン剤（パート２）と混合することにより、混合物Ｃ（色素混合物） を得る。サンスクリーン剤（パート２）を着色剤（パート１）に添加し、均質な 混合物が得られるまで、約２０〜３０分間混合する。 本発明は、好ましい実施態様を参照して記載しているが、他の種々の化粧メー クアップ用組成物とすることもできる。よって、記載しているクレームの範囲お よび意図は、ここに含まれる好ましい例に限定されるものではない。 本発明の化粧メークアップ用組成物は、従来の方法、例えば、必要に応じて、 容器から分散させることにより、局所的に適用される。組成物は、皮膚表面に容 易に展伸し、皮膚に柔軟性と滑らかな外観を付与する。本発明のメークアップ用 組成物は、次の所望の効果：（１）抗加齢効果、（２）保湿および水和効果、（ ３）収斂および弾性付与効果、（４）シワ防止効果、および（５）肌色改善、を 作用させるために調製される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ， ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 油中水型のエマルションと、そこに分散または乳化した、化粧品的に有効 量の、 （ａ）サンスクリーン剤； （ｂ）フリーラジカル捕捉剤； （ｃ）保湿剤／再水和剤； （ｄ）皮膚収斂剤；および （ｅ）化粧品的に許容可能な顔料； を含有する、皮膚の肌色を改善し、太陽光線の影響からヒトの皮膚を保護し、引 き締め、潤わせ、滑らかにするための、乳化した化粧メークアップ用組成物。 ２． 皮膚収斂剤が、動物性のセラミドと糖脂質の混合物を含有する請求項１に 記載のメークアップ用組成物。 ３． サンスクリーン剤が、酸化アルミニウムおよび／またはステアリン酸で被 覆された二酸化チタンの超微小粒子を含む請求項１に記載のメークアップ用組成 物。 ４． サンスクリーン剤（ａ）が、日光保護ファクターを少なくとも１０にする のに十分な量で存在している請求項３に記載のメークアップ用組成物。 ５． フリーラジカル捕捉剤（ｂ）が、安定化ビタミンＥ化合物、安定化ビタミ ンＣ化合物、ギンコウ・ビロバエキス、およびそれらを組み合わせたものから選 択される請求項１に記載のメークアップ用組成物。 ６． 保湿剤／再水和剤（ｃ）が、マツヨイグサ油、シェアバター、オクチルド デシル−ネオペンタノアート、パンテノール、ヒアルロン酸ナトリウム、セチル ジメチコーン、テトラオクタン酸ペンタエリトリトール、および保湿させる植物 抽出物を含む請求項１に記載のメークアップ用組成物。 ７． 化粧品的に許容可能な顔料（ｅ）が、ジメチコーンで被覆された顔料粒子 を含む請求項１に記載のメークアップ用組成物。 ８． エモリエントをさらに含有する請求項１に記載のメークアップ用組成物。 ９． 乳化剤をさらに含有する請求項１に記載のメークアップ用組成物。 １０． 顔料（ｅ）が、組成物の全重量に対して、約０．５〜２．５重量％の量 で存在している請求項１に記載のメークアップ用組成物。 １１． 油中水型の乳化したベースに、組成物の全重量に対して、サンスクリー ン剤として、約０．１〜２０重量％のステアリン酸および酸化アルミニウムで被 覆された二酸化チタンの超微小粒子；約０．１〜２％のフリーラジカル捕捉剤； 約０．５〜１３％のマツヨイグサ油と保湿させる植物抽出物を含む、再水和剤お よび保湿剤の混合物；約０．０００１〜０．１％の動物性および／または植物性 セラミド類と糖脂質の混合物；および約０．５〜２５％のジメチコーンで被覆さ れた顔料を含む、化粧品的に許容可能な顔料類の混合物を含有してなる、皮膚の 肌色を改善し、太陽光線の影響からヒトの皮膚を保護し、引き締め、潤わせ、滑 らかにするための、乳化した化粧メークアップ用組成物。 １２． 組成物の全重量に対して、０．５〜２５％の量の、エモリエント、抗刺 激剤、治癒剤、抗炎症剤、またはそれらを組み合わせたものを、さらに含有する 請求項１１に記載の化粧メークアップ用組成物。 １３． 組成物の全重量に対して、０．５〜２５％の量の、セチルジメチコーン コポリオール、またはジメチコーンポリオールを含む乳化剤を、さらに含有する 請求項１２に記載の化粧品組成物。 １４． サンスクリーン剤として、約６〜約１０％のステアリン酸および酸化ア ルミニウムで被覆された二酸化チタンの超微小粒子；フリーラジカル捕捉剤とし て、約０．１５〜約１％のギンコウ・ビロバ；マツヨイグサ油、シェアバター、 オクチルドデシル−ネオペンタノアート、パンテノール、ヒアルロン酸ナトリウ ム、セチルジメチコーン、テトラオクタン酸ペンタエリトリトール、およびキン センカ、カミルレ、リンデン、ヤグルマソウ、マトリカリア、およびオトギリソ ウの抽出物の保湿させる植物性混合物を含む、約１〜約１０％の保湿剤と再水和 剤の混合物；皮膚収斂剤として、約０．０１〜約０．０５％の、動物性のセラミ ドと糖脂質の複合体；約５〜約１５％の、ジメチコーンで被覆された顔料を含む 、化粧品的に許容可能な顔料類の混合物；および約０．１５〜約０．３５％の香 料を含有する請求項１２に記載の乳化した化粧メークアップ用組成物。 １５． セラミドおよび糖脂質を含む皮膚収斂剤；サンスクリーン剤；保湿剤／ 再水和剤；化粧品的に許容可能な顔料、およびフリーラジカル捕捉剤を、化粧品 的に有効量含有する、油中水型の乳化したメークアップ用組成物を、化粧品的に 有効量、皮膚に局所的に適用することを含んでなる、皮膚の肌色を改善し、太陽 光線から保護し、潤わせ、引き締め、落ち着かせるための方法。 １６． サンスクリーン剤が、ステアリン酸と酸化アルミニウムで被覆された酸 化チタンの超微小粒子を含み；保湿剤／再水和剤が、マツヨイグサ油と保湿させ る植物抽出物の混合物を含み；フリーラジカル捕捉剤が、安定化ビタミンＣ、安 定化ビタミンＥ、ギンコウ・ビロバの抽出物、またはそれらを組み合わせたもの を含む請求項１５に記載の方法。