JP2000505113A - 消失性色指示薬を有するサンレスタンニングエマルジョン - Google Patents

消失性色指示薬を有するサンレスタンニングエマルジョン

Info

Publication number
JP2000505113A
JP2000505113A JP10524671A JP52467198A JP2000505113A JP 2000505113 A JP2000505113 A JP 2000505113A JP 10524671 A JP10524671 A JP 10524671A JP 52467198 A JP52467198 A JP 52467198A JP 2000505113 A JP2000505113 A JP 2000505113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
sunless tanning
water
weight
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10524671A
Other languages
English (en)
Inventor
カーポブ,インナ
エス. ロス,ジェイミー
エム. モアフィールド,エレイン
Original Assignee
シェーリング−プラウ ヘルスケア プロダクツ,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シェーリング−プラウ ヘルスケア プロダクツ,インコーポレイテッド filed Critical シェーリング−プラウ ヘルスケア プロダクツ,インコーポレイテッド
Publication of JP2000505113A publication Critical patent/JP2000505113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/46Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur
    • A61K8/466Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur containing sulfonic acid derivatives; Salts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/35Ketones, e.g. benzophenone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/35Ketones, e.g. benzophenone
    • A61K8/355Quinones
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/04Preparations for care of the skin for chemically tanning the skin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/42Colour properties
    • A61K2800/43Pigments; Dyes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 着色されたサンレスタンニングエマルジョンが開示されており、これは、このサンレスタンニングエマルジョンを皮膚に塗った後に乾燥するかおよび/または擦り取ったとき、その色が実質的に消失する水溶性染料または水溶性染料のブレンドを使用する。このサンレスタンニングエマルジョンの着色は、皮膚表面に滑らかで均一な日焼け色を与えつつ、使用者が、このエマルジョンを均一に皮膚に塗布できるようにする。このサンレスタンニングエマルジョンは、以下を含有する:a)少なくとも1種の水溶性染料であって、この染料は、この着色エマルジョンに白色以外の色を与えて、この着色エマルジョンを皮膚に塗った後に乾燥するかおよび/または擦り取ったとき、この色が実質的に消失するようにされる;b)少なくとも1種のサンレスタンニング剤;c)少なくとも1種の乳化剤;d)この着色エマルジョンを形成するのに充分な水;および必要に応じて、e)1種またはそれ以上の皮膚軟化薬、湿潤剤、乾燥感調節剤、抗菌防腐剤、増粘剤、消泡剤、酸化防止剤、キレート化剤、日焼け止め活性剤および香料、ならびにそれらが存在することにより美容上、効能上などで望ましくなり得る任意の他の種類の物質。

Description

【発明の詳細な説明】 消失性色指示薬を有するサンレスタンニングエマルジョン発明の背景 サンレスタンニング剤(sunless tanner)とは、太陽または他の放射エネルギ ー源(例えば、日焼け用ベッドおよび紫外線ランプ)に晒すことなく、褐色の外観 を与えるために皮膚に塗布する製品である。最適な性能を得るためには、サンレ スタンニング剤は、皮膚表面上に滑らかで均一な日焼け色を与えるように、均等 に塗布すべきである。残念なことに、サンレスタンニング剤は、皮膚に塗布した 後には見にくいので、不均一に塗布される場合がある。不均一に塗布した結果、 縞および/または斑点のある美容上魅力的でない日焼け色が得られることがある 。さらに、一旦、サンレスタンニング剤を皮膚に塗布すると、生じる日焼け色は 、皮膚に結合されているので、洗い流すことができず、使用者は、その不均一な 日焼け色が摩耗するまでに、1〜2週間待つ必要があり得る。従って、容易に視 覚化でき、それゆえ、皮膚により均一に塗布できるが、乾燥するかおよび/また は皮膚上で擦り取ると、実質的に消失するサンレスタンニングエマルジョンを提 供する方法が探求されていた。発明の要旨 驚くべきことに、また、予想外なことに、水溶性染料をサンレスタンニングエ マルジョンに含有させると、このエマルジョンを目に見えるように着色できるこ と、およびこのような着色は、この着色エマルジョンを皮膚に塗った後乾燥する かおよび/または擦り取ったときに、実質的に消失することが分かった。 それゆえ、1実施態様では、本発明は、以下を含有する着色されたサンレスタ ンニングエマルジョンに関する: a)少なくとも1種の水溶性染料であって、該染料は、該着色エマルジョンに白 色以外の色を与えて、該着色エマルジョンを皮膚に塗った後に皮膚上で乾燥する かおよび/または擦り取ったとき、該色が実質的に消失するようにされる; b)少なくとも1種のサンレスタンニング剤; c)少なくとも1種の乳化剤;および d)該着色エマルジョンを形成するのに充分な水。 好ましくは、この水溶性染料は、褐色を与えるための、External DC色または それらのブレンド物、さらに好ましくは、Ext DC violet #2、Ext DC red #33お よびFDC Yellow #6のブレンド物または混合物である。このサンレスタンニング 剤は、ジヒドロキシアセトン(DHA)であることもまた好ましい。この着色エマル ジョン中のこの水溶性染料の量は、この着色エマルジョンまたは組成物の約0.00 001重量%〜約0.5重量%、好ましくは、約0.0001重量%〜約0.2重量%、さらに 好ましくは、約0.001重量%〜約0.1重量%、最も好ましくは、約0.01重量%〜約 0.05重量%の範囲であり得る。この着色エマルジョンが水中油型エマルジョンで あることもまた、好ましい。 必要に応じて、この着色されたサンレスタンニングエマルジョンは、1種また はそれ以上の皮膚軟化薬、湿潤剤、乾燥感調節剤、防腐剤、増粘剤、消泡剤、酸 化防止剤、キレート化剤、日焼け止め活性剤および香料、ならびにそれらが存在 することにより美容上、効能上などで望ましくなり得る任意の他の種類の物質を 含有できる。 他の実施態様では、本発明は、皮膚をより均一に褐色化する方法に関し、この 方法は、皮膚に、上記着色されたサンレスタンニングエマルジョンを局所塗布す ることを包含する。 本発明は、有利なことに、使用者がエマルジョンをより均一に皮膚に塗布でき 、それにより、より均一で美容上許容できる日焼け色を与える着色されたサンレ スタンニングエマルジョンを提供する。 本発明の他の利点は、皮膚をより均一に褐色化する方法を提供することにあり 、この方法は、皮膚に塗布すると容易に視覚化できるが、皮膚上で乾燥するかお よび/または皮膚上で擦り取ると、実質的に消失する着色されたサンレスタンニ ングエマルジョンを、皮膚に局所塗布することによる。発明の詳細な説明 本明細書では、「エマルジョン」および「組成物」との用語は、交換可能に使 用できる。本発明のエマルジョンは、1種またはそれ以上の水溶性染料、サンレ スタンニング活性剤、乳化剤および水を含有し、また、必要に応じて、1種また はそれ以上の皮膚軟化薬、湿潤剤、乾燥感調節剤、抗菌防腐剤、増粘剤、消泡剤 、酸化防止剤、キレート化剤、日焼け止め活性剤および香料、ならびにそれらが 存在することにより美容上、効能上などで望ましくなり得る任意の他の種類の物 質を含有できる。 本節および以下の例証的な実施例に記載される成分の定義および供給業者につ いては、the CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary(the CosmetlC,Toiletry a nd Fragrance Association,Inc.(1110 Vermont Avenue、NW、Wash.D.C.20005 )により出版;Third Edition 1982)に見いだされ得る。割合は、重量基準である 。水溶性染料 認定染料とは、各バッチが米国食品薬品局(FDA)の純度検査を合格するように 製造した合成有機コールタール誘導体である。FDAにより認可されたなら、これ らの染料は、食品、薬物、化粧品で(FDC色)、薬物および化粧品のみで(DC色)、 または局所塗布薬物および化粧品で(External DC色)、使用することが認定され る。認定染料は、水溶性またはレーキであり得る。レーキとは、反応性または吸 収性の層(これは、その顔料組成物の必須部分である)に可溶性染料を沈殿させる ことにより調製した有機顔料である。殆どのレーキは、アルミニウム、バリウム またはカルシウムに由来する。これらの可溶性顔料は、皮膚にシミを付けない( 油溶性染料は、その傾向がある)一時色が望ましいとき、大部分は、化粧品(粉末 または液体のいずれか)で使用される。これらのレーキは、これらの製品中では 、無機色素(例えば、酸化鉄、酸化亜鉛および二酸化チタン(これは、最も白い白 色顔料である))と共に、使用される。 認定染料だけを用いて一時的毛染め剤リンスを製造することは可能であるもの の、水溶性認定染料は、殆ど、着色製品(皮膚または髪用ではないもの)で使用さ れている。これらの染料をエマルジョンに混合するとき、それらは、油/水系の 外部水相に溶解性である。これらの認定染料の種々の溶媒中での溶解性および反 応性化学物質に対するそれらの安定性を知ることは、有用である。表Iには、現 在入手できる水溶性認定染料の一部を挙げる。 表I:水溶性染料 FDC Blue #1 FDC Blue #2 FDC Green #3 FDC Red #3 FDC Red #4 FDC YelloW #5 FDC YelloW #6 DC Green #5 DC Red #22 DC Red #28 DC Red #33 DC Yellow #10 Ext DC Violet #2 Ext DC Yellow #7 DC Green #8 DC Orange #4 DC Yellow #8 これらの染料をエマルジョン中で使用するとき、それらは、調製溶液から一滴 ずつ添加して、特定の色調を得るかまたはそれと適合できる。または、これらの 染料は、一定の色になるまで、水または水溶性部分(すなわち、水相)と前混合さ れ、次いで、製品に添加できる。以下は、これらの染料の2種またはそれ以上を 前混合またはブレンドして特定のシェードを得るためのいくつかの提案である( 表II)。 表II:染料の配合 この水溶性着色染料はまた、天然色(例えば、カルメル(carmel)色)であり得る 。 この着色されたサンレスタンニングエマルジョンは、エマルジョンが最初に皮 膚に塗布されたとき、容易に視覚化できる(すなわち、着色できる)のに充分な量 であって、このエマルジョンを皮膚に塗った後に乾燥するか、および/または手 および/または指を使って擦り取ったとき、その色が実質的に消失する量で、こ の水溶性着色染料(色指示薬)を含有するべきである。このエマルジョン中では、 1種またはそれ以上の水溶性染料は、この着色されたエマルジョンまたは組成物 の約0.00001重量%〜約0.5重量%、好ましくは、約0.0001重量%〜約0.2重量% 、さらに好ましくは、、約0.001重量%〜約0.1重量%、最も好ましくは、約0.01 重量%〜約0.05重量%の範囲の量で、使用できる。 この水溶性着色染料が、褐色を与えるために、Ext DC violet #2、Ext DC red #33およびFDC Yellow #6のブレンドまたは混合物であることもまた、好ましい 。さらに好ましくは、Ext DC violet #2:Ext DC red #33:FDC Yellow #6の重 量比は、それぞれ、約22:1:77である。上記ブレンドを調製する際には、Ext DC violet #2およびExt DC red #3は、まず、約95:5の比(Ext DC violet #2:Ext DC red #3)で混合され、紫色のブレンドが得られ得る。この紫色のブレンドは、引き続 いて、約3:10の比(紫色のブレンド:FDC Yellow #6)でFDC Yellow #6と混合さ れて、淡褐色が得られ得る。このブレンドの褐色は、各染料成分の割合を同じに 維持しつつ、このブレンド中の各染料の量を増やす(例えば、6:20および9:3 0)ことにより、より濃くまたは暗くできる。サンレスタンニング活性剤 本特許明細書の目的上、「サンレスタンニング活性剤または薬剤」、「サンレ スタンニング剤」、「皮膚タンニング剤」、「皮膚タンニング活性剤または薬剤 」および「セルフタンニング剤」との用語は、交換可能に使用できる。サンレス タンニング剤とは、皮膚を太陽または他の放射エネルギー源に晒すことなく、こ のサンレスタンニング剤に曝露することにより、皮膚に日焼け色または褐色の外 観を与える任意の化合物または物質を意味する。代表的なサンレスタンニング剤 には、ジヒドロキシアセトン(DHA)、およびシラカバ(Betulla alba)またはEclip taalba (これは、ウェデロラクトン(wedelolactone)、ジメチル(demethyl)ウェ デロラクトンおよびそれらの混合物として知られているフラボノイドを含有する )のような植物抽出物が挙げられるが、これらに限定されない。このような植物 源は、米国特許第5,559,146号に記述されている。特定の1製剤は、Mahakanni S TLCとして公知であり、これは、「Faking it without DHA,Soap,Perfumery an d Cosmetics」(1996年9月、pp.33-35)に記述されているように、その活性成分 (単数または複数)をEclipta albaから誘導したと考えられているセルフタンニ ングリポソーム濃縮物である。このような植物抽出物は、単独でまたはDHAと組 み合わせて、使用できる。例えば、DHAをMahakanni STLCと一緒に使用するとき 、代表的な比には、約3%のDHA:4%のMahakanni STLC;および4%のDHA:2 %のMahakanni STLCが挙げられる。このエマルジョン中のサンレスタンニング剤 の量は、約0.1重量%〜約8重量%、好ましくは、約2重量%〜約7重量%、さ らに好ましくは、約3重量%〜約6重量%の範囲であり得る。エマルジョン/乳化剤 安定なエマルジョンは、2種の非混和性液体(すなわち、相互に溶解できない が、 乳化剤の存在下にて、充分に機械的にかき混ぜ振とうすると、ある液体が他の液 体中で小滴を形成でき、その混合物に、均一液体の外観を与える液体)の混合物 である。液体は、室温では固体または固体様であるが処理中に高温で液化する物 質を含有できる。乳化剤の存在は、この非混和性液体の1つが、他の非混和性液 体を分散小滴形状の状態としつつ、連続形状の状態にできる。それゆえ、乳化剤 (安定化化合物)の1機能は、安定なエマルジョンの生成を補助することにある。 乳化剤の第二の機能は、エマルジョンに対して、増粘性または「粘着性」を与え ることにある。典型的には、乳化剤は、2個の非混和性液体の界面に存在できる 、非極性部分および極性部分を有する分子である。油中水型乳化剤に関連して本 明細書中で使用する「HLB値」との用語は、親水性/親油性バランスを意味する。 HLB値は、とりわけ、油中水型エマルジョンを調製するのに有用な乳化剤を選択 するために、エマルジョンの分野の当業者に使用されている。米国特許第4,177, 259号およびそこで引用された参考文献を参照せよ。 水中油型(o/w)エマルジョンは、オイル小滴(非連続相)が水(連続相)に分散し た混合物である。油中水型(w/o)エマルジョンは、水小滴(非連続相)がオイル(連 続油相)に分散した混合物である。好ましくは、本発明の組成物は、油溶性活性 剤が水相との混合前に油相に分散した水中油型エマルジョンである。形成される エマルジョンのタイプ(水中油型(o/w)または油中水型(w/o))は、時には、2個の 液体の容量比(但し、この比が充分に高いという条件で)により、決定される。例 えば、5%の水および95%のオイル(19のo/w相比)を用いると、このエマルジョ ンは、w/oとなりそうである。中程度の比(<3)については、エマルジョンのタ イプは、いくつかの要因(例えば、乳化剤の添加順序またはタイプ)によって決ま る。ある液体を、攪拌しながら、第二の液体にゆっくりと添加すると、第二の液 体は、通常、連続相となる。他の要因には、乳化剤の好ましい溶解性があり、乳 化剤が溶解している相は、連続相となる可能性が非常に高い。 より複雑なエマルジョン(例えば、二重エマルジョン)は、エマルジョンが連続 相で分散されている場合に、形成される。例えば、油中水中油型(o/w/o)エマル ジョンでは、分散した油滴を含む連続水相中の水は、それ自体、連続油相に分散 されている。同様に、水中油中水型(w/o/w)エマルジョンでは、分散した水滴を 含む 連続相中のオイルは、それ自体、連続水相に分散されている。これらのより複雑 なエマルジョンは、緩慢送達、抽出などのための系として、用途が見出される。 約1〜約7のHLB値を有する典型的で適切なエマルジョンには、ソルビタンモ ノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタンイソステアレート、ソ ルビタントリオレエート、PEG-22/ドデシルグリコールコポリマー、PEG-45/ドデ シルグリコールコポリマー、ポリグリセリル-3-ジイソステアレート、オレイン 酸/イソステアリン酸のポリグリセロールエステル、ポリグリセリル-4オレエー ト、ポリグリセリル-4オレエート/PEG-8プロピレングリコールココエート、オレ アミドDEA、ナトリウムグリセリルオレエートホスフェートおよび水素化植物性 グリセリドホスフェートが挙げられる。 本発明で有用な他の乳化剤は、非イオン性で、室温で液状または固形状であり 、好ましくは、皮膚軟化剤と適合性(すなわち、溶解性で安定)であり得る。好ま しい乳化剤は、約5未満のHLB値を有し、例えば、ソルビタンセスキオレエート( HLB値は3.7)、ソルビタンモノオレエート(HLB値は4.3)およびソルビタントリオ レエート(HLB値は1.8)がある。他の好ましい乳化剤には、ポリマー乳化剤(例え ば、C10〜C30アクリル酸アルキルと1種またはそれ以上のアクリル酸モノマーま たはメタクリル酸モノマーとのコポリマー(これはまた、B.F.Goodrich Inc.、C incinnati Ohioの商標であるPemulen(登録商標)TR1およびTR2として、公知であ る))が挙げられる。他の乳化剤には、ソルビタンエステル(例えば、New York、N YのCroda Inc.のCrill6の商品名で入手できるソルビタンイソステアレート);BA SF、Parsippany、New Jerseyの商品名Cremophorとして入手できるポリグリセリ ル-3ジステアレート;Carbomer(これは、スクロースのアリルエステルで架橋し たアクリル酸ホモポリマーであり、B.F.Goodrich、Cleveland、OhioのCarbopol 9 41の商品名で入手できる);Promulgen(登録商標)G、ステアリルアルコールおよ びエトキシ化セテアリール(cetearyl)アルコールから構成される非イオン性エマ ルジョン[CTFA採用名:Stearyl Alcohol(および)Ceteareth-20]、Amerchol corp oration、Edison、New Jerseyの商標;およびリン酸DEA-セチル(これはまた、Be rnel Chemical Co.、Englewood、New Jerseyの商標であるAmphisol(登録商標)と して公知である)のような界面活性剤;Brij(登録商標)52界面活性剤、ポリオ キシエチレン(2)セチルエーテル[INCI名Cereth-2]、ICI Americas Inc.,Wilming ton、Delawareの商標;およびBrij(登録商標)56界面活性剤、ポリオキシエチレ ン(10)セチルエーテル[CTFA名Ceteth-10]、ICI Americas Inc.の商標が挙げられ る。 このエマルジョンの調製中、このエマルジョン中の1種またはそれ以上の成分 のpHを調整するため(例えば、ポリマー増粘剤の粘度を調整するため)、酸または 塩基を添加してもよい。例えば、トリエタノールアミン(塩基)は、このエマルジ ョンの水相のpHを増加させ、結果的に、その所望の粘度を変えるのに使用できる 。このエマルジョンは、約2.5〜約7のpH、好ましくは、約3〜約5.5のpHを有し 得る。 好都合には、1種またはそれ以上の乳化剤は、本発明の組成物中にて、約0.05 重量%〜約20重量%、好ましくは、約0.1重量%〜約15重量%、さらに好ましく は、約5重量%〜約10重量%のエマルジョンの範囲の量で使用できる。 水は、上記エマルジョンを形成するのに有効な量で使用される。親水性成分、 すなわち、水を好む成分(例えば、乳化剤、皮膚軟化薬など)については、水の量 は、これらの成分を少なくとも溶解するのに充分であるべきである。疎水性成分 、すなわち、撥水性成分(water-repelling ingredient)については、この水は 、このエマルジョン(少なくとも水中油型エマルジョンについて)の連続相として 働く量で、使用するべきである。それゆえ、このエマルジョンまたは組成物中の 水の量は、約2重量%〜95重量%、好ましくは、50重量%〜85重量%の範囲であ り得る。好ましくは、この水は、濾過および/または蒸留されているが、未濾過 の水道水もまた、使用できる。皮膚軟化薬 皮膚軟化薬は、皮膚を滑らかにして軟化するのを助ける油質または油性の物質 であり、これはまた、皮膚の粗さ、割れ目または刺激を低減できる。典型的で適 切な皮膚軟化薬には、50〜500センチポアズ(cps)の粘度範囲を有する鉱油、ラノ リン油、ココナッツ油、ココアバター、オリーブ油、アーモンド油、マカダミア ナッツ油、アロエ抽出物(例えば、アロエ ベラ リポキノン)、合成ホホバ油、天 然ソノラホホバ油(sonora jojoba oil、ベニバナ油、トウモロコシ油、液状ラ ノリン、綿実油および落花生油が挙げられる。 他の適切な皮膚軟化薬には、スクアラン、ひまし油、ポリブテン、無臭ミネラ ルスピリッツ、スィートアーモンド油、アボカド油、カロフィルム(calophyllum )油、リシン油、ビタミンE酢酸塩、オリーブ油、シリコーン油(例えば、ジメチ ルポリシロキサン(dimethylopolysiloxane)およびシクロメチコン)、リノレン アルコール、オレイルアルコール、穀物細菌のオイル(例えば、小麦麦芽のオイ ル)、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル(これは、Philadelphia 、PennsylvaniaのInolex Co.のLexol EHPの商品名で市販されている)、ミリスチ ン酸イソプロピル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸ブチル、オレイン 酸デシル、アセチルグリセリド、(C12〜C15)アルコールのオクタン酸エステル および安息香酸エステル、アルコールおよびポリアルコール(例えば、グリコー ルおよびグリセロール)のオクタン酸エステルおよびデカン酸エステル、アルコ ールおよびポリアルコールのリシンオレイン酸エステル(例えば、アジピン酸イ ソプロピル、ラウリン酸ヘキシルおよびドデカン酸オクチル)が挙げられる。 室温または周囲温度で固体または半固体である他の適切な皮膚軟化薬は、液状 局所組成物を提供するのに充分な量で、使用できる。このような固体または半固 体の化粧品用皮膚軟化薬には、水素化ラノリン、水酸化ラノリン、アセチル化ラ ノリン、ペトロラタム、イソプロピルラノレート、ミリスチン酸ブチル、ミリス チン酸セチル、ミリスチン酸ミリスチル、乳酸ミリスチル、セチルアルコール、 イソステアリルアルコールおよびイソセチルラノレートが挙げられる。1種また はそれ以上の皮膚軟化薬は、必要に応じて、上記エマルジョン中にて、約1重量 %〜約50重量%、好ましくは、約3重量%〜約10重量%の範囲の量で含有できる 。湿潤剤 湿潤剤は、その吸湿性のために、水分の保持を促進する湿分付与剤である。適 切な湿潤剤には、グリセリン、ポリマーグリコール(例えば、ポリエチレングリ コールおよびポリプロピレングリコール)、およびソルビトール(例えば、ソル ビトール溶液)が挙げられる。1種またはそれ以上の湿潤剤は、必要に応じて、 上記エマルジョン中にて、約1重量%〜20重量%、さらに好ましくは、約3重量 %〜 約15重量%の量で含有できる。乾燥感調節剤 乾燥感調節剤は、上記サンレスタンニングエマルジョンに添加したとき、この エマルジョンが乾燥すると、皮膚に「乾燥感」を与える試薬である。乾燥感調節 剤には、デンプン、タルク、カオリン、チョーク、酸化亜鉛、シリコーン液、無 機塩(例えば、硫酸バリウムおよび塩化ナトリウム)、C6〜C12アルコール(例えば 、オクタノール);スルホン化油;表面処理シリカ、沈殿シリカ、およびヒュー ムドシリカ(fumed silica)(例えば、New York、NYのDegussa Inc.から入手で きるAerosil(登録商標))またはそれらの混合物を挙げることができる。1種また はそれ以上の乾燥感調節剤は、必要に応じて、上記エマルジョン中にて、0.01重 量%〜約20重量%、好ましくは、約0.5重量%〜約6重量%の範囲の量で、含有 できる。抗菌防腐剤 抗菌防腐剤は、上記サンレスタンニングエマルジョン中の微生物の増殖/成長 を破壊または抑制または防止する物質または製剤であり、これはまた、酸化から の保護を与えることもできる。防腐剤は、頻繁には、自己殺菌性の水ベースの製 品(例えば、エマルジョン)を製造するために、使用される。これは、この製品の 製造および配達中、および通常の使用時に製品をさらに汚染するかも知れない消 費者の使用中に、製品中に増殖し得る微生物の発生を防止するために、行われる 。典型的な防腐剤には、パラ-ヒドロキシ安息香酸(パラベン)の低級アルキルエ ステル(特に、メチルパラベン、プロピルパラベン、イソブチルパラベンおよび それらの混合物)、ベンジルアルコールおよび安息香酸が挙げられる。市販の防 腐剤には、Germaben(登録商標)II(これは、ジアゾリジニル尿素(30%)、メチル パラベン(11%)、プロピルパラベン(3%)およびプロピレングリコール(56%)の 混合物から構成される、Sutton Laboratories、Charlotte、North Carolinaの商 標)がある。1種またはそれ以上の抗菌防腐剤は、必要に応じて、このエマルジ ョン中にて、約0.001重量%〜約10重量%、好ましくは、約0.05重量%〜約2重 量%の範囲の量で、含有できる。増粘剤 上記エマルジョンの粘度は、受容可能な増粘剤(例えば、メチルセルロース、 キサンタンガムカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、 カーボマー、カーボポル(carbopol)、セチルアルコールなど)を用いて、選択し たレベルに維持できる。この増粘剤は、所望粘度を達成する量で使用すべきであ り、約0.01重量%〜約3重量%、好ましくは、約0.05重量%〜約2重量%、さら に好ましくは、約0.1重量%〜約1重量%の範囲の量で用いるべきである。消泡剤 消泡剤とは、発泡防止剤としても公知であり、タンパク質、気体または窒素性 物質による発泡(これらは、処理中に妨害し得る)を低減するのに使用する物質で ある。例には、2-オクタノール、スルホン化油、有機ホスフェート、シリコーン 液、ジメチルポリシロキサンなどが挙げられる。1消泡剤には、ジメチコンがあ り、これは、メチル化直鎖状シロキサンポリマーの混合であり、DC200液(Dow Co rning、Midland、Michiganの商標)として入手できる。上記組成物中で使用でき る消泡剤の量は、約0.1重量%〜約2重量%、さらに好ましくは、約0.2重量%〜 約0.5重量%の範囲であり得る。酸化防止剤 酸化防止剤は、空気中の酸素の作用による劣化(酸化)から保護するかまたはそ の劣化を遅らせるために、上記サンレスタンニングエマルジョンに添加される天 然または合成物質である。酸化防止剤は、酸敗(rancidity)および非酵素的褐変 反応生成物の発生に至り得る酸化劣化を防止する。典型的で適切な酸化防止剤に は、没食子酸のプロピル、オクチルおよびドデシルエステル、ブチル化ヒドロキ シアニソール(BHA)(通常、オルトおよびメタ異性体の混合物である)、ブチル化 ヒドロキシトルエン(BHT)、ノルジヒドログアイアレック(nordihydroguaiaretic )酸、ビタミンE、ビタミンE酢酸塩、ビタミンC、およびアルキル化パラベン( 例えば、メチルパラベンおよびピロピルパラベン)が挙げられる。1種またはそ れ以上の酸化防止剤は、必要に応じて、このエマルジョン中にて、約0.001重量 %〜約5重量%、好ましくは、約0.05重量%〜約2重量%の範囲の量で、含有で きる。生物学的添加剤 生物学的添加剤とは、単離および/または精製された天然成分であって、皮膚 に 美容上の効果を有するものである。適切な生物学的添加剤には、アロエ ベラ、 アラントイン、ヒアルロン酸、キトサンおよびチコリが挙げられる。上記組成物 中の生物学的添加剤の量は、約0.01重量%〜約10重量%、好ましくは、約0.1重 量%〜約2重量%の範囲であり得る。キレート化剤 キレート化剤は、ある種の複素環構造を用いて、金属イオンをキレート化また は結合して、このイオンが、参与している各環から、化学結合により保持される ように使用される物質である。適切なキレート化剤には、エチレンジアミン四酢 酸(EDTA)、EDTA二ナトリウム、エデト酸カルシウム二ナトリウム、EDTA三ナトリ ウム、EDTA四ナトリウムおよびEDTA二カリウムが挙げられる。1種またはそれ以 上のキレート化剤は、必要に応じて、上記エマルジョン中にて、約0.001重量% 〜約0.1重量%の範囲の量で、含有できる。日焼け止め活性剤 必要に応じて、本発明の組成物は、日焼け止め有効量の1種またはそれ以上の 油溶性または水溶性日焼け止めUV-B活性剤、または1種またはそれ以上のUV-B活 性剤と1種またはそれ以上ののUV-A活性剤との混合物を含有してもよい。UV-A型 日焼け止め活性剤は、320〜400nmの範囲で、日光の長波長の化学線に対して保護 し、そしてUV-B型日焼け止め活性剤は、290〜320nmの範囲で、日光の短波長の化 学線に対して保護する。 典型的な日焼け止め活性剤には、以下が挙げられる:他の日焼け止め活性剤と 混合した、約15重量%までまたは約5〜15重量%のパラ-アミノ安息香酸の商品 名;混合状態での、約3重量%までまたは約1〜3重量%のシノキセート(cinox ate);混合状態での、10重量%までまたは約8〜10重量%のジエタノールアミン メトキシシンナメート;混合状態での、5重量%までまたは約2〜5重量%のジ ガロイルトリオレエート;単独または混合状態での、3重量%までのジオキシベ ンゾン;混合状態での、5重量%までまたは約1〜5重量%の4-[ビス(ヒドロキ シプロピル)]-アミノ安息香酸エチル;混合状態での、3重量%までまたは約2 〜3重量%のアミノ安息香酸グリセリル;混合状態での、15重量%までまたは約 4〜15重量%のホモサレート(homosalate);3重量%までのジヒドロキシアセ トンと共に、0.25重量%までのローソン(lawsone);混合状態での、5重量%ま でまたは約3.5〜5重量%のメンチルアントラニレート;混合状態での、10重量% までまたは7〜約10重量%のオクトクリレン;混合状態での、7.5重量%までま たは約2〜7.5重量%のメトキシケイ皮酸オクチル;混合状態での、5重量%ま でまたは約3〜5重量%のサリチル酸オクチル;混合状態での、6重量%までま たは約2〜6重量%のオキシベンゾン;混合状態での、8重量%までまたは約1. 4〜8重量%のパディメート(padimate)「0」;混合状態での、4重量%までまた は約1重量%〜約4重量%のフェニルベンズイミダゾールスルホン酸;混合状態 での、約95重量%までまたは約30〜95重量%の赤色獣医学用ペトロラタム;混合 状態での、約10重量%までまたは約5〜10重量%のスリソベンゾン(sulisobenz one):混合状態での、25重量%までまたは約2〜25重量%の二酸化チタン;およ び混合状態での、12重量%までまたは約5〜12重量%のサリチル酸トロラミン。 典型的で適切なUV-B型日焼け止め活性剤には、ベンゾフェノン-3、ベンゾフェ ノン-8、置換パラ-アミノ安息香酸エステル(例えば、パラ-メトキシケイ皮酸の アルキルエステル、メトキシケイ皮酸オクチルおよびパラ-メトキシケイ皮酸オ クチル、これは、Parsol MCXの商標で、Givaudan Corp.、Clifton、N.J.07104か ら入手でき、通常、約2重量%〜7.5重量%の範囲で存在する)、およびサリチル 酸オクチル(これは、Haarmann and Riemer、Springfield、N J,07081から入手 でき、通常、約3重量%〜5重量%の範囲である)が挙げられる。UV-B型日焼け 止め活性剤の量は、少なくとも2〜15のSPFを与えるのに充分であるべきである 。 典型的で適切なUV-A型日焼け止め活性剤には、オキシベンゾンおよびアボベン ゾン(これは、Parsol(登録商標)1789として、Givaudan Corp.から入手できる)が 挙げられる。UV-A型日焼け止め活性剤の量は、約2重量%〜約6重量%の範囲と なり得る。UV-BおよびUV-A型日焼け止め活性剤の混合物を含有するエマルジョン は、2〜50のSPFを与えるのに充分であるべきである。 他に述べられていなければ、1種またはそれ以上の日焼け止め活性剤は、本発 明のエマルジョン中にて、この日焼け止め組成物の35重量%までの量、好ましく は、約12重量%〜約30重量%の量、さらに好ましくは、約5重量%〜約15重量% の量で、使用できる。香料 香料は、上記サンレスタンニングエマルジョンに対して、審美的な快い香気を 与えることができる芳香族化合物である。典型的な香料には、植物性原料(すな わち、バラ花弁、クチナシの花、ジャスミンの花など)から抽出した芳香性物質 が挙げられ、これらは、単独で、または精油を形成するように組み合わせて、使 用できる。あるいは、香料を配合するために、アルコール性抽出物を調製しても よい。1種またはそれ以上の香料は、必要に応じて、この組成物中にて、約0.00 1重量%〜約10重量%、好ましくは、約0.05重量%〜約5重量%の範囲の量で、 含有できる。分配容器 消失性色指示薬を含有する本発明の着色されたサンレスタンニングエマルジョ ンは、簡便に送達(すなわち注出または噴霧)するのに適切な任意の容器に保存ま たは分配できる。このような容器には、ジャー、ボトル、ローションポンプ、ポ ンプ噴霧ボトルおよび圧力噴霧器を挙げることができるが、これらに限定されな い。 実施例1.消失性色指示薬を有するサンレスタンニングエマルジョン ステンレス鋼ポットにて、A部の水を約75℃まで加熱し、残りの成分を添加す る。同様に、約75℃まで加熱した別のポットにて、B部の成分を混合する。少な くとも5分間にわたる激しい攪拌を用いて、エマルジョンが形成されるまで、B 部をA部に添加し、そしてゆっくりと攪拌しつつ、51℃まで冷却する。室温で、 別のポットにて、C部の成分を均一に混合し、上記エマルジョンに添加し、そし てよく混合する。D部の成分を上記エマルジョンに添加し、よく混合し、そして 冷却する。別のポットにて、E部の成分(全体で0.013%の色指示薬を含有する) を混合し、上記エマルジョンに添加し、よく混合して、このサンレスタンニング エマルジョンに、淡褐色を与える。この色指示薬は、このサンレスタンニングエ マルジョンに淡褐色を与え、このサンレスタンニングエマルジョンを最初に皮膚 に塗布したとき、それを容易に視覚化できるようにする。この着色されたサンレ スタンニングエマルジョンを皮膚に塗った後に乾燥するかおよび/または擦り取 ったとき、この褐色は実質的に消失する。 実施例2.0.00570gのEXt DC Violet #2、0.00030gのExt DC red #33(purple D&C染料ブレンドの小計0.006g)および0.02000gのFDC Yellow #6染料(全部で0 .026%の色指示薬を含む)を使用すること以外は、実施例1で記述のものと実質 的に同じ成分および処理を使用して、上記サンレスタンニングエマルジョンに、 中間的な褐色を与える。 実施例3.0.00855gのEXt DC Violet #2、0.00045gのExt DC red #33(purple D&C染料ブレンドの小計0.009g)および0.03000gのFDC Yellow #6染料(全部で0 .039%の色指示薬を含む)を使用すること以外は、実施例1で記述のものと実質 的に同じ成分および処理を使用して、上記サンレスタンニングエマルジョンに、 暗褐色を与える。 皮膚上での着色指示薬の視覚化および消失は、可視的に、クロマトグラフィー を用いて、およびパントン(pantone)マッチングシステムを用いて、評価できる 。 皮膚上の色指示薬を評価するためには、色および彩度の客観的で器具を用いた 測定法があれば、役立つ。従って、Minolta Chroma Meter CR-200を使用する方 法が開発された。この方法は、表面からの反射光を用い、 CIE(Internatlonal Commisslon on Illumination)三刺激値について、結果を得る。これらの値は、 数 学的に、L***色空間に連続転換され、ここで、色の色相および彩度の変化の 規模は、人の目が知覚するものと密接に対応している。 L*は、黒色(L*=0)から白色(L*=100)の範囲にある無彩色であり、この用語 は、「メートル明度」と呼ばれ、ある色が、灰色の照合シェードと比べて、いか に明るいまたは暗いかの尺度である。色相は、色度座標a*およびb*について測 定され、ここで、a*は、赤み(a*>0)を示し、そしてb*は、黄み(b*>0)を 示す。a*およびb*の値は、a*をx軸とし、そしてb*をy軸としてプロットで き、定量的な色情報を与える。「メートル彩度」は、原点(a*=0、b*=0)か ら試料の表示度数点までの線の長さであるのに対して、「メートル色相角度」は 、a*軸とメートル彩度線との間の角度である。メートル彩度は、色応答の強度( すなわち、ある色が、その灰色の照合シェードから異なる程度)を示す。メート ル色相角度は、色相の程度を定量し、より大きな値は、黄みの高い色相を示し、 より小さい値は、赤みの高い(黄みの低い)色相を示す。 このメートルは、基線の皮膚色調ならびに、多数の検体の「擦り取った」後の 皮膚に残った残留色を測定して、皮膚に塗布した色の消失に対する目標を確立す るために、使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CN, CZ,EE,GE,HU,ID,IL,IS,JP,K G,KR,KZ,LC,LK,LR,LT,LV,MD ,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO, RU,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,T T,UA,UZ,VN,YU (72)発明者 モアフィールド,エレイン エム. アメリカ合衆国 ニュージャージー 08081,シックラービル,スリーピー ハ ロウ レーン 48

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下を含有する、着色されたサンレスタンニングエマルジョン: a)少なくとも1種の水溶性染料であって、該染料は、該サンレスタンニングエ マルジョンに白色以外の色を与え、その結果、該サンレスタンニングエマルジョ ンを皮膚に塗った後に乾燥するかおよび/または擦り取ったとき、該色が実質的 に消失する; b)少なくとも1種のサンレスタンニング剤; c)少なくとも1種の乳化剤;および d)該着色エマルジョンを形成するのに充分な水。 2.前記水溶性染料が、External DC色、または2種またはそれ以上のExternal DC色のブレンド物である、請求項1に記載の着色されたサンレスタンニングエマ ルジョン。 3.前記水溶性染料が、前記サンレスタンニングエマルジョンに、褐色を与える 、請求項1に記載の着色されたサンレスタンニングエマルジョン。 4.前記水溶性染料が、Ext DC violet #2、Ext DC red #33およびFDC Yellow # 6のブレンド物である、請求項1に記載の着色されたサンレスタンニングエマル ジョン。 5.約2.5〜約7のpHを有する、請求項1に記載の着色されたサンレスタンニン グエマルジョン。 6.約3〜約5.5のpHを有する、請求項1に記載の着色されたサンレスタンニン グエマルジョン。 7.前記サンレスタンニング剤が、ジヒドロキシアセトン(DHA)である、請求項 1 に記載の着色されたサンレスタンニングエマルジョン。
JP10524671A 1996-11-25 1997-11-21 消失性色指示薬を有するサンレスタンニングエマルジョン Pending JP2000505113A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US75628896A 1996-11-25 1996-11-25
US08/756,288 1996-11-25
PCT/US1997/020361 WO1998023256A1 (en) 1996-11-25 1997-11-21 Sunless tanning emulsions with disappearing color indicator

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000505113A true JP2000505113A (ja) 2000-04-25

Family

ID=25042823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10524671A Pending JP2000505113A (ja) 1996-11-25 1997-11-21 消失性色指示薬を有するサンレスタンニングエマルジョン

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0942711A1 (ja)
JP (1) JP2000505113A (ja)
AR (1) AR010300A1 (ja)
AU (1) AU728766B2 (ja)
BR (1) BR9713545A (ja)
CA (1) CA2271271C (ja)
CO (1) CO4910121A1 (ja)
NZ (1) NZ335389A (ja)
WO (1) WO1998023256A1 (ja)
ZA (1) ZA9710557B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MXPA00003830A (es) * 1999-04-20 2005-09-08 Schering Plough Healthcare Composiciones de bronceado sin exposicion solar que contienen agentes colorantes.
US6447760B2 (en) 2000-05-08 2002-09-10 Playtex Products, Inc. Sunless tanning compositions
FR2840806B1 (fr) * 2002-06-13 2005-02-11 Oreal Compositions autobronzantes colorees comportant au moins un colorant rouge ou orange choisi parmi les fluoranes ou leurs sels de metal alcalin
WO2007140443A1 (en) * 2006-05-31 2007-12-06 Neutrogena Corporation Bronzer composition
DE102009060147A1 (de) 2009-12-23 2011-11-10 Beiersdorf Ag Gefärbte kosmetische Emulsion
CN110785161B (zh) 2017-06-23 2023-06-20 宝洁公司 用于改善皮肤外观的组合物和方法
US11622963B2 (en) 2018-07-03 2023-04-11 The Procter & Gamble Company Method of treating a skin condition
JP2023528616A (ja) 2020-06-01 2023-07-05 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ビタミンb3化合物の皮膚への浸透を改善する方法
US10959933B1 (en) 2020-06-01 2021-03-30 The Procter & Gamble Company Low pH skin care composition and methods of using the same

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5523075A (en) * 1993-05-13 1996-06-04 Fuerst; Ronnie S. Materials and methods utilizing a temporary visual indicator
JPH08104612A (ja) * 1994-10-06 1996-04-23 Kanebo Ltd 化粧料
US5626839A (en) * 1994-11-08 1997-05-06 Scales-Medeiros; Virginia Light responsive self-tanning products and methods for use
US5567420A (en) * 1994-11-16 1996-10-22 Mceleney; John Lotion which is temporarily colored upon application

Also Published As

Publication number Publication date
BR9713545A (pt) 2000-01-25
CA2271271C (en) 2005-01-25
CA2271271A1 (en) 1998-06-04
CO4910121A1 (es) 2000-04-24
AR010300A1 (es) 2000-06-07
WO1998023256A1 (en) 1998-06-04
NZ335389A (en) 2000-06-23
ZA9710557B (en) 1998-05-25
EP0942711A1 (en) 1999-09-22
AU5431698A (en) 1998-06-22
AU728766B2 (en) 2001-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6261541B1 (en) Sunless tanning emulsions with disappearing color indicator
AU730475B2 (en) Sunscreen with disappearing color indicator
US5989529A (en) Substantive topical composition
US6007797A (en) Disappearing color sunscreen compositions
US5306486A (en) Cosmetic sunscreen composition containing green tea and a sunscreen
JP4294160B2 (ja) 化粧品最終処方物におけるナノディスパージョンの使用
MXPA06011962A (es) Composiciones para el cuidado de la piel.
JPH10513188A (ja) 化粧メークアップ用組成物
US6290936B1 (en) Sunscreen with disappearing color indicator
US6099825A (en) Sunscreen having disappearing color
US6858200B2 (en) Sunscreen formulations
US6042813A (en) Sunscreen having disappearing color indicator
RU2123322C1 (ru) Косметическая композиция, вызывающая искусственный загар и/или искусственное потемнение кожи, способ ее получения, а также способ косметической обработки
JP3264658B2 (ja) 消失性色を有する日焼け止め剤
US20140105835A1 (en) Sunless tanning composition and methods for using
US8128913B1 (en) Sunscreen composition with enhanced UV-A absorber stability and methods
JP2000505113A (ja) 消失性色指示薬を有するサンレスタンニングエマルジョン
JPH11349464A (ja) 消失性色指示薬を有する日焼け止め剤
CA2156930C (en) Sunscreens containing plant extracts
MXPA99004115A (en) Solar blocker with color indicator to disappear