JPH105125A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH105125A
JPH105125A JP16170596A JP16170596A JPH105125A JP H105125 A JPH105125 A JP H105125A JP 16170596 A JP16170596 A JP 16170596A JP 16170596 A JP16170596 A JP 16170596A JP H105125 A JPH105125 A JP H105125A
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JP
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rice
water level
level line
washing
white
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JP16170596A
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Inventor
Kazuya Miyake
一也 三宅
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Toshiba Home Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗米を必要としない無洗米を使用する際も、
水加減がしやすい炊飯器を得る。 【解決手段】 鍋2の米や水が収容される内面に、水位
線表示部21を設ける。この水位線表示部21は、洗米用白
米水位線22の他に、白米を洗わずに炊くときの水量を示
す無洗米用白米水位線23が表示してある。無洗米を鍋2
に投入した後、無洗米用白米水位線23を目安にすれば、
簡単に水加減を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯前における鍋
への水加減のしやすさを改善した炊飯器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年は、精米技術の発
展により、米を洗わずに米と水とをそのまま鍋に収容
し、炊き上げることができるBG(Bran Grin
d:ぬか挽き)米が多く販売される状況になってきてい
る。このBG米すなわち無洗米は、炊飯をするときに米
を洗わないで炊飯できるという便利性の他に、洗米によ
り流れ出る糖分に含まれるBOD(生化学的酸素要求
量)やリン,チッ素などの環境汚染物の流れ出しが抑制
され、環境保全の点でも有益である。
【0003】しかし、この無洗米を炊飯する場合は、通
常の洗米を行なう白米に比べて、米の周囲に付着してい
る糖分や、澱粉粒の流れ落ちがなく、水加減を多くする
必要があるものの、従来の炊飯器の鍋では、目安となる
水位線がないことから、水加減がしにくいという難点が
あった。また、目分量で水加減を多くすると、それだけ
蒸気口からの吹きこぼれが生じやすくなるという問題も
あり、特に鍋に空間的な余裕がなくなる最大量の炊飯時
に注意を必要としていた。
【0004】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、洗米
を必要としない無洗米を使用する際においても水加減が
しやすい炊飯器を得ることをその第1の目的とする。
【0005】また、本発明の第2の目的とは、無洗米使
用時においても吹きこぼれを生じない炊飯器を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明の炊飯
器は、前記第1の目的を達成するために、鍋の内面に白
米を洗わないで炊くときの水量を示す無洗米用白米水位
線を表示して構成される。
【0007】この請求項1の構成によれば、洗米を必要
としない無洗米を鍋に投入した後に、鍋の内面に形成さ
れた無洗米用白米水位線を目安にすれば、この無洗米の
水加減を簡単に行なうことが可能となる。
【0008】また、請求項2の本発明の炊飯器は、前記
鍋の内面に白米を洗ってから炊くときの水量を示す洗米
用白米水位線をさらに表示し、前記洗米用白米水位線よ
り水量が多くなる位置に前記無洗米用白米水位線を表示
して構成される。
【0009】この請求項2の構成によれば、白米を洗米
して炊くときには洗米用白米水位線を目安にし、また、
無洗米を洗米せずにそのまま炊くときには無洗米用白米
水位線を目安にして各々水加減を行なうことができるこ
とから、洗米を行なう必要の有る無しに応じて容易に水
加減ができ、使い勝手が向上する。
【0010】また、請求項3の本発明の炊飯器は、前記
洗米用白米水位線と前記無洗米用白米水位線とを異なる
色で着色形成したものである。
【0011】この請求項3の構成によれば、洗米用白米
水位線または無洗米用白米水位線のどちらを使用して水
加減を調節すればよいかが、一目で判断できることにな
り、誤った水量により炊飯が行なわれることを極力防止
できる。
【0012】また、請求項4の本発明の炊飯器は、前記
第2の目的をも達成するために、前記無洗米用白米水位
線に表示される最大炊飯量が、前記洗米用白米水位線に
表示される最大炊飯量以下であるように構成したもので
ある。
【0013】この請求項4の構成によれば、無洗米を炊
飯する場合は、白米を炊飯する場合よりも若干水量を多
く必要とするが、無洗米は無洗米用白米水位線により白
米よりもその最大炊飯量が少なく炊飯が行なわれるた
め、吹きこぼれが生じにくくなる。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の炊飯器の一実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1に示す炊飯
器の全体断面図において、1は炊飯器の外殻を形成する
器本体、2は器本体1に着脱自在に収容される有底筒状
の鍋である。鍋2は、図示しないが、熱伝導性に優れた
アルミニウム材料などを主体にした母材と、この母材の
外底面部から側面下部にかけて接合された磁性金属材料
からなる発熱層とにより形成される。また、鍋2の底部
と側面下部の外側には、加熱コイル3が円環状に備えて
あり、この加熱コイル3に所定の高周波電流を供給する
と、加熱コイル3に交番磁界が発生して、鍋2を誘導加
熱する構成となっている。鍋2の略中心部には、アルミ
ニウム部材をプレス成形した感熱板4が設けてあり、器
本体1に鍋2を収容したときに、この鍋2の底面外側に
感熱板4の表面が接触するようになっている。感熱板4
の裏側面上には鍋温度センサ5が当接され、この鍋温度
センサ5が感熱板4の温度を検出することで、鍋2ひい
ては鍋2内のご飯の温度を検出する構成となっている。
【0015】11は、鍋2の上側開口部を開閉自在に覆う
蓋である。この蓋11の鍋2に対向する下面部12の表面に
は、炊飯時と保温時に下面部12を加熱するコードヒータ
などの蓋ヒータ13が設けられる。また、同じく蓋11の下
面部12の表面には、この下面部12の温度を検出する蓋温
度センサ14が設けられる。図示していないが、この蓋体
11には、炊飯時に鍋2内で発生する蒸気を器本体1の外
部に放出する蒸気口が設けてある。
【0016】次に、鍋2の内面を示した図2に基づい
て、この部分の構成を詳述する。同図において、鍋2の
米や水が収容される内面には、シリコーン樹脂などの塗
料にて印刷形成された水位線表示部21が設けてある。水
位線表示部21は、白米を洗ってから炊くときの水量を示
す例えば白色の洗米用白米水位線22と、白米を洗わずに
炊くときの水量を示す例えば黄色の無洗米用白米水位線
23が、各々異なる色で並べて表示してある。洗米用白米
水位線22は、通常の無洗米以外の白米を鍋2に投入した
ときに使用するもので、洗米を行なう前に白米を計量カ
ップ(図示せず)で計量した際のカップ量を数字で示し
たカップ量表示部24と、このカップ量表示部24の各数字
に対応して水平方向に印刷形成され、カップ量に応じた
望ましい水位線を示したバー表示部25とからなる。そし
て、白米を計量した後に洗米し、この洗米した米を鍋2
に入れた場合は、白米の計量時におけるカップ量に基づ
いて、洗米用白米水位線22のカップ量表示部24およびバ
ー表示部25を目安に、水加減を行なう。このとき、投入
した白米に対する水の量、すなわち、洗米用白米水位線
22を構成するカップ量表示部24に対するバー表示部25の
表示位置は、炊飯したときのご飯の重量が、最初の白米
の量に対して2.2倍〜2.4倍の重量となるように決
めてある。
【0017】一方、無洗米用白米水位線23は、洗米の必
要がない無洗米を鍋2に投入したときに使用するもの
で、白米を計量カップで計量した際のカップ量を数字で
示したカップ量表示部26と、このカップ量表示部26の各
数字に対応して水平方向に印刷形成され、カップ量に応
じた望ましい水位線を示したバー表示部27とからなる。
この無洗米用白米水位線23のバー表示部27の表示位置
は、次の点を考慮して、洗米用白米水位線22に示してあ
るバー表示部25の表示位置よりも、同一のカップ量に対
する水量が多くなるように決めてある。
【0018】その考慮すべき点とは、通常の白米を洗米
すると、米の周囲に付着している糖分や澱粉粒が流れ落
ち、その量は米重量の約3%である。つまり、洗米用白
米水位線22は、洗米により約3%米重量が少なくなるこ
とを前提として決められていることになる。しかし、無
洗米では洗米を行なわないので、前記約3%の重量減が
基本的になく、実質的に同じ計量カップで測った1合
( 180mL)でも、無洗米のほうが炊飯量が多くなる。従
って、無洗米用白米水位線23は、洗米を行なう白米より
も炊飯量が多くなる分を考慮して、洗米用白米水位線22
よりも同一米量に対する水量が多くなる位置に表示を行
なう必要がある。
【0019】また、無洗米では実質的な炊飯量が洗米し
た白米よりも多くなることから、無洗米用白米水位線23
の最上部に表示される最大炊飯量、すなわち本実施例で
は、カップ量表示部26の最上部にある5カップ(合)の
表示が、洗米用白米水位線22の最上部に表示される最大
炊飯量、すなわち本実施例では、カップ量表示部24の最
上部にある5.5カップ(合)の表示よりも少なく制限
することが、無洗米使用時における吹きこぼれを防止す
る上で好ましい。
【0020】次に、図3のブロック図を参照して、本実
施例の炊飯器の電気的構成を説明する。同図において、
41はマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと称す
る。)であり、これはいずれも図示しないが、周知のマ
イクロプロセッサを構成する制御装置および演算装置の
他に、計時装置,ROMやRAMなどからなる記憶装
置,および入出力装置などを備えて構成される。マイコ
ン41の入力側には、前記器本体1または蓋11に設けられ
る操作パネル(図示せず)のスイッチ42が設けられる。
このスイッチ42は、炊飯動作の開始を支持する炊飯スイ
ッチ42Aと、保温動作の開始を指示する保温スイッチ42
Bと、全ての動作を中止し切状態にする切スイッチ42C
と、保温再加熱を指示する保温再加熱スイッチ42Dと、
予約動作の開始を指示する予約スイッチ42Eと、後述す
るLCD43に表示される現在時刻およびタイマー時刻の
調整開始を指示する時計スイッチ42Fと、この現在時刻
およびタイマー時刻の時,分を調整する時調整スイッチ
42Gおよび分調整スイッチ42Hとを備えている。また、
前記マイコン41の入力側には、その他に、鍋温度センサ
5と、蓋温度センサ14と、鍋2の有無を検知する負荷検
知回路44と、マイコン41へのリセット信号を出力するリ
セット回路45が各々接続される。また、46は電源の停電
発生を検知する停電検知回路であり、この停電検知回路
46が停電を検知すると、停電バックアップ回路47がマイ
コン41の記憶装置に記憶された内容を保持するように構
成している。なお、前記負荷検知回路44は、本実施例の
ようなIH加熱式の場合は、鍋2の負荷電流に基づき鍋
2の有無を判断しているが、IH加熱式以外の場合は、
鍋2の器本体1への着脱に応じてオン/オフする鍋スイ
ッチにより、鍋2の有無を検知する方法が一般的であ
る。
【0021】マイコン41の出力側には、前記加熱コイル
3に所定の高周波電流を供給するIH加熱装置51と、蓋
ヒータ13を通断電制御するトライアックなどを含む蓋加
熱装置52と、圧電ブザーなどのブザー53と、前記図示し
ない操作パネルに表示手段として取り付けられたLCD
43およびLED54が各々接続される。このなかで、LE
D54は、いずれも図示しないものの、炊飯時に点灯する
炊飯ランプと、保温時に点灯する保温ランプと、予約炊
飯設定時に点灯する予約ランプとにより構成される。そ
して、スイッチ42の各入力信号と、鍋温度センサ5およ
び蓋温度センサ14からの各温度データ信号と、負荷検知
回路44からの負荷検知信号と、リセット回路45からのリ
セット信号と、停電検知回路46からの停電信号とをマイ
コン41に入力し、予めこのマイコン41の記憶装置にプロ
グラムされた制御シーケンスに従い、マイコン41から出
力される制御信号に基づき、IH加熱装置51,蓋加熱装
置52,ブザー53,LCD43およびLED54を制御しつ
つ、炊飯から保温に至る一連の動作と、予約炊飯などを
行なう構成となっている。
【0022】次に、特に保温時におけるマイコン41の機
能構成を図4に基づき説明する。同図において、61は、
鍋温度センサ5で検出される鍋2内のご飯の温度に基づ
き、IH加熱装置51からの高周波電流で加熱コイル3に
より鍋2を電磁誘導加熱しながら、鍋5内のご飯を所定
の保温温度に維持する保温制御手段である。この保温制
御手段61には、保温中に鍋2を器本体1から外したこと
を負荷検知回路44で検知すると、保温を止めて切状態に
する保温停止手段62と、保温中に保温再加熱スイッチ42
Dを操作すると、鍋温度センサ5の検知温度に関わら
ず、鍋2内のご飯を一時的に保温温度よりも高温にする
再加熱動作を実行する再加熱制御手段63を備えている。
さらに、保温制御手段61は、ブザー53による報知を行な
わせるためのブザー報知手段64を備えているが、これ
は、再加熱制御手段63による再加熱動作が行なわれると
きにのみ、ブザー53を報知するように構成してある。
【0023】次に、上記構成における作用を説明する
と、図5において、先ずステップS1では、保温制御手
段61により、鍋温度センサ5からの検知温度に基づき、
鍋2内のご飯を所定の保温温度に保つ保温が行なわれ
る。この保温中に、鍋2を器本体1から外すと、負荷検
知回路44が鍋無し状態を検知する(ステップS2)。そ
して、次のステップS3の手順にて、保温制御手段61の
保温停止手段62は、それまでの保温を中止し、ステップ
S4に移行して切状態にする。このとき、ブザー報知手
段64によるブザー53の報知は行なわれない。
【0024】また、前述のステップS2において、鍋2
を器本体1から外していない状態で、スイッチ42を構成
する保温再加熱スイッチ42Dが押動操作されると(ステ
ップS5)、ステップS6の手順に移行して、ブザー報
知手段64によりブザー53を報知するとともに、次のステ
ップS7の手順において、保温制御手段61の再加熱制御
手段63により加熱コイル3で鍋2を加熱して、鍋2内の
ご飯の再加熱が行なわれる。この再加熱の時間は、ステ
ップS8に示すように9分で、この9分間に鍋2内のご
飯を90℃に温度制御する。そして、所定の9分間の再
加熱が終了すると、ステップS1の手順に戻り、保温制
御手段61による通常の保温が行なわれる。
【0025】ところで、従来のこの種の炊飯器は、保温
中に鍋を器本体から取り外した場合、その後に負荷検知
回路が鍋の無いことを検知すると、保温を止めて切状態
にし、切状態になったことを知らせるためにブザーによ
る報知を行なう構成になっている。このようなものは、
鍋を器本体から外すとほぼ同時にブザー報知が行なわれ
れば、鍋を外したことによりブザーが鳴ったものと使用
者側で理解でき、誤解を生じないが、現実には鍋が取り
外されてから鍋無し状態を検知するまでに、数秒〜数十
秒の時間差を生じ、鍋を外した操作に対するブザー報知
が遅延して、あたかも炊飯器が故障したかのような誤解
を生じる原因となっている。
【0026】また、保温中にご飯を保温温度よりも一時
的に高温にする保温再加熱機能を備えたものも従来から
知られている。このようなものは、鍋内のご飯の温度が
例えば85℃以上の高温の場合は、ご飯を再加熱する必
要がないことから、再加熱を実行しない構成となってお
り、同時に再加熱を実行しない旨を知らせるためにブザ
ーによる報知を行なうようにしている。しかし、使用者
は実際のご飯の温度を正確に知ることができないため、
ご飯の温度が86℃程度のときに再加熱スイッチを操作
しても、なぜブザーが鳴るのに再加熱できないのか理解
できず、同様に炊飯器が故障したかのような誤解を生じ
る。
【0027】こうした問題点に鑑み、保温中の各種操作
に対して誤解のないブザー報知と動作を行なうことので
きる炊飯器を提供することを目的として、本実施例で
は、保温中に鍋2を器本体1から外した後は、ブザー53
の報知を行なわずに保温を止めて切状態にする一方、保
温中に保温再加熱スイッチ42Dを操作した後は、鍋2の
温度に関わらずブザー53を報知して、鍋2内のご飯を一
時的に保温温度よりも高くする保温制御手段61を備えて
ある。
【0028】このような構成により、ジャー炊飯器とし
て最も使用時間が多く、また食事のための使用頻度が最
も多い保温中の操作において、鍋2を器本体1から外し
た場合は、その後、鍋2が無くなったことを負荷検知回
路44で検知し、例えば前記LED54を構成する保温ラン
プを消灯して、保温を停止したことを視覚的に知らせる
ようにすれば、鍋2を器本体1から外した後で、無用に
ブザー53を報知しなくなるので、故障したのではないか
といった誤解を防ぐことが可能となる。また、鍋温度セ
ンサ5で検出される鍋2の温度状況に関係なく、保温再
加熱スイッチ42Dを操作すれば、その操作に従ってブザ
ー53による報知を行ない、続けて再加熱動作を実行する
ので、使用者は鍋2内の実際のご飯の温度を正確に知ら
なくても、再加熱が使用できるか否かを考える煩わしい
制約が取り除かれるとともに、ブザー53の報知が有った
場合は必ず再加熱が実行されるので、ブザー53の報知の
意図を使用者側で誤解無く理解できるようになる。した
がって、従来のような再加熱を受け付けずに故障したか
のような誤解を防止することができ、前述のように使用
時間の最も長い保温期間中の操作において、誤解のない
ブザー53の報知と動作を行なう使い勝手のよい炊飯器を
提供できる。
【0029】なお、上記再加熱制御手段63による保温中
の再加熱は、本実施例のような加熱コイル3による電磁
誘導加熱に限らず、例えばシーズヒータなどの輻射式加
熱により、鍋センサ5で検出される鍋2の温度に応じて
鍋2を加熱する構成であればよい。また、鍋2の有無を
検知する鍋検知手段としては、他に鍋2の装着を直接検
知する鍋スイッチなどを用いることも可能である。
【0030】上記実施例によれば、白米を洗わないで炊
くときの水量を示す無洗米用白米水位線23を、鍋2の内
面に表示してあるので、洗米を必要としない無洗米を鍋
2に投入した後に、鍋2の内面に形成された無洗米用白
米水位線23を目安にすれば、環境保全に有益で、しか
も、今後使用量が増加傾向の予測にある無洗米の水加減
を簡単に行なうことが可能となる。
【0031】また、洗米しない(米の重量減がない)こ
とを前提とした無洗米用白米水位線23を、洗米を前提と
した(米の重量減が約3%ある)洗米用白米水位線22よ
りも、同一米量に対する水量が多くなる位置に表示して
あるので、白米を洗米して炊くときには洗米用白米水位
線22を目安にし、また、無洗米を洗米せずにそのまま炊
くときには無洗米用白米水位線23を目安にして各々水加
減を行なうことができることから、洗米を行なう必要の
有る無しに応じて容易に水加減ができ、使い勝手が向上
する。
【0032】この場合、本実施例のように洗米用白米水
位線22と無洗米用白米水位線23とを異なる色で着色形成
することが好ましい。但し、その色は、本実施例のよう
な白色および黄色に限定されることはない。このような
着色を施すと、洗米用白米水位線22または無洗米用白米
水位線23のどちらを使用して水加減を調節すればよいか
が、一目で判断できることになり、誤った水量により炊
飯が行なわれることを極力防止できる。
【0033】また、無洗米を炊飯する場合は、白米を炊
飯する場合よりも若干水量を多く必要とすることから、
本実施例のように、無洗米用白米水位線23に表示される
最大炊飯量(実施例では5カップ)が、洗米用白米水位
線22に表示される最大炊飯量(実施例では5.5カッ
プ)以下となるように、水位線表示部21にて規定すれ
ば、無洗米の場合には白米よりもその最大炊飯量が少な
くなって、吹きこぼれが生じにくくなる。
【0034】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、洗米用白米水位線および無洗
米用白米水位線の表示形態は、実施例のものに限定され
ることはなく、本発明の趣旨に合えば適宜変形可能であ
る。また、炊飯器は電熱ヒータ式,ガス加熱式,IH加
熱式など、どのような炊飯方式のものであってもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1の本発明の炊飯器は、鍋の内面
に白米を洗わないで炊くときの水量を示す無洗米用白米
水位線を表示して構成され、洗米を必要としない無洗米
を使用する際においても水加減がしやすい炊飯器を提供
できる。
【0036】また、請求項2の本発明の炊飯器は、請求
項1の構成に加えて、前記鍋の内面に白米を洗ってから
炊くときの水量を示す洗米用白米水位線をさらに表示
し、前記洗米用白米水位線より水量が多くなる位置に前
記無洗米用白米水位線を表示して構成され、前記請求項
1の作用,効果のみならず、洗米を行なう必要の有る無
しに応じて容易に水加減ができ、使い勝手が向上する。
【0037】また、請求項3の本発明の炊飯器は、請求
項2の構成に加えて、前記洗米用白米水位線と前記無洗
米用白米水位線とを異なる色で着色形成したものであ
り、前記請求項1および2の作用,効果のみならず、誤
った水量により炊飯が行なわれることを極力防止でき
る。
【0038】また、請求項4の本発明の炊飯器は、請求
項2の構成に加えて、前記無洗米用白米水位線に表示さ
れる最大炊飯量が、前記洗米用白米水位線に表示される
最大炊飯量以下であるように構成したものであり、前記
請求項1および2の作用,効果のみならず、無洗米使用
時においても吹きこぼれを生じない炊飯器を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す炊飯器の概略断面図で
ある。
【図2】同上要部の正面図である。
【図3】同上電気的構成を示すブロック図である。
【図4】同上マイコンの機能構成を示すブロック図であ
る。
【図5】同上保温時における動作手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2 鍋 22 洗米用白米水位線 23 無洗米用白米水位線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋の内面に白米を洗わないで炊くときの
    水量を示す無洗米用白米水位線を表示したことを特徴と
    する炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記鍋の内面に白米を洗ってから炊くと
    きの水量を示す洗米用白米水位線をさらに表示し、前記
    洗米用白米水位線より水量が多くなる位置に前記無洗米
    用白米水位線を表示したことを特徴とする請求項1記載
    の炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記洗米用白米水位線と前記無洗米用白
    米水位線とを異なる色で着色形成したことを特徴とする
    請求項2記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記無洗米用白米水位線に表示される最
    大炊飯量が、前記洗米用白米水位線に表示される最大炊
    飯量以下であることを特徴とする請求項2記載の炊飯
    器。
JP16170596A 1996-06-21 1996-06-21 炊飯器 Pending JPH105125A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016064285A (ja) * 2015-12-25 2016-04-28 井関農機株式会社 洗米装置

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JP2016064285A (ja) * 2015-12-25 2016-04-28 井関農機株式会社 洗米装置

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