JPH06229568A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
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- JPH06229568A JPH06229568A JP1381793A JP1381793A JPH06229568A JP H06229568 A JPH06229568 A JP H06229568A JP 1381793 A JP1381793 A JP 1381793A JP 1381793 A JP1381793 A JP 1381793A JP H06229568 A JPH06229568 A JP H06229568A
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- Japan
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- cooking
- vibration
- heating
- top plate
- boiling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 調理物の沸騰状態を的確に検出することがで
き、しかも、取扱いを簡単化できて使い勝手を良くす
る。 【構成】 調理物を収容する鍋を載置するトッププレー
トと、このトッププレートを介して鍋内の調理物を加熱
するヒータユニット4とを備えて成るクッキングヒータ
において、鍋からトッププレートへ伝わる振動を検出す
る振動センサ9を設け、そして、マイクロコンピュータ
22によって、上記振動センサ9により検出された振動
検出信号に基づいて調理物の沸騰状態、調理物の負荷量
並びに調理物の調理進行状態を検知するように構成した
ものである。
き、しかも、取扱いを簡単化できて使い勝手を良くす
る。 【構成】 調理物を収容する鍋を載置するトッププレー
トと、このトッププレートを介して鍋内の調理物を加熱
するヒータユニット4とを備えて成るクッキングヒータ
において、鍋からトッププレートへ伝わる振動を検出す
る振動センサ9を設け、そして、マイクロコンピュータ
22によって、上記振動センサ9により検出された振動
検出信号に基づいて調理物の沸騰状態、調理物の負荷量
並びに調理物の調理進行状態を検知するように構成した
ものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理物を収容する容器
を載置するトッププレートと、このトッププレートを介
して容器内の調理物を加熱する加熱手段とを備えて成る
加熱調理器に関する。
を載置するトッププレートと、このトッププレートを介
して容器内の調理物を加熱する加熱手段とを備えて成る
加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の加熱調理器である例えばクッキ
ングヒータとして、従来より、調理物の沸騰状態を検出
して、加熱手段の加熱出力を自動的に低減するように制
御する機能を有する構成がある。この構成の一例では、
温度プローブを調理物に差し込んで、該温度プローブに
より調理物の温度を直接的に検出するようにしている。
また、他の例では、トッププレートの下面に温度センサ
を配設し、該温度センサにより容器の底部の温度をトッ
ププレートを介して検出することにより、調理物の温度
を間接的に検出するようにしている。
ングヒータとして、従来より、調理物の沸騰状態を検出
して、加熱手段の加熱出力を自動的に低減するように制
御する機能を有する構成がある。この構成の一例では、
温度プローブを調理物に差し込んで、該温度プローブに
より調理物の温度を直接的に検出するようにしている。
また、他の例では、トッププレートの下面に温度センサ
を配設し、該温度センサにより容器の底部の温度をトッ
ププレートを介して検出することにより、調理物の温度
を間接的に検出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のうちの温度プローブを用いる構成では、調理を
行う際に、毎回温度プローブを調理物に差し込む作業を
行わなければならず、作業が面倒であると共に、温度プ
ローブを差し込むことを忘れることもあった。また、ト
ッププレートの下面に温度センサを配設する構成では、
トッププレートや容器を介在させて調理物の温度を検出
するので、調理物の温度を的確に検出することができ
ず、調理物の沸騰状態を誤検出することがあった。
来構成のうちの温度プローブを用いる構成では、調理を
行う際に、毎回温度プローブを調理物に差し込む作業を
行わなければならず、作業が面倒であると共に、温度プ
ローブを差し込むことを忘れることもあった。また、ト
ッププレートの下面に温度センサを配設する構成では、
トッププレートや容器を介在させて調理物の温度を検出
するので、調理物の温度を的確に検出することができ
ず、調理物の沸騰状態を誤検出することがあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、調理物の沸騰状
態を的確に検出することができ、しかも、取扱い作業が
簡単で使い勝手が良い加熱調理器を提供するにある。
態を的確に検出することができ、しかも、取扱い作業が
簡単で使い勝手が良い加熱調理器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱調理器は、
調理物を収容する容器を載置するトッププレートと、こ
のトッププレートを介して前記容器内の調理物を加熱す
る加熱手段とを備えて成る加熱調理器において、前記容
器から前記トッププレートへ伝わる振動を検出する振動
センサを備えると共に、この振動センサにより検出され
た振動検出信号に基づいて前記調理物の沸騰状態を検知
する沸騰検知手段を備えたところに特徴を有する。この
場合、前記沸騰検知手段により前記調理物の沸騰状態が
検知されたときに報知する報知手段を備える構成とする
ことが好ましい。
調理物を収容する容器を載置するトッププレートと、こ
のトッププレートを介して前記容器内の調理物を加熱す
る加熱手段とを備えて成る加熱調理器において、前記容
器から前記トッププレートへ伝わる振動を検出する振動
センサを備えると共に、この振動センサにより検出され
た振動検出信号に基づいて前記調理物の沸騰状態を検知
する沸騰検知手段を備えたところに特徴を有する。この
場合、前記沸騰検知手段により前記調理物の沸騰状態が
検知されたときに報知する報知手段を備える構成とする
ことが好ましい。
【0006】また、前記振動センサにより検出された振
動検出信号に基づいて前記調理物の負荷量を検知する負
荷量検知手段を備える構成とすることも考えられる。更
に、前記振動センサにより検出された振動検出信号に基
づいて前記調理物の調理進行状態を検知する調理状態検
知手段を備える構成とすることもより一層好ましいもの
である。
動検出信号に基づいて前記調理物の負荷量を検知する負
荷量検知手段を備える構成とすることも考えられる。更
に、前記振動センサにより検出された振動検出信号に基
づいて前記調理物の調理進行状態を検知する調理状態検
知手段を備える構成とすることもより一層好ましいもの
である。
【0007】
【作用】調理物が沸騰状態になると、調理物中に気泡が
多数発生するようになることから、調理物を収容する容
器が振動する。従って、この容器の振動を検出すれば、
検出した振動の大きさ即ち振動数や振幅の大きさに基づ
いて、調理物の沸騰状態を的確に検出することができ
る。また、調理物が沸騰状態になった場合、調理物の負
荷量によって容器の振動が変動することから、容器の振
動を検出することにより調理物の負荷量を検知すること
も可能となる。更に、調理物は、調理が進行すると、そ
の状態が変化することから(例えばねばりや柔らかさ等
の性質が変化したり、量が減少したりすることから)、
調理物が沸騰状態にあっても調理物の調理進行状態によ
って容器の振動が変動する。このため、容器の振動を検
出することによって、調理物の調理進行状態を検知する
ことも可能となる。本発明は、これらの点に着目してな
されたものである。
多数発生するようになることから、調理物を収容する容
器が振動する。従って、この容器の振動を検出すれば、
検出した振動の大きさ即ち振動数や振幅の大きさに基づ
いて、調理物の沸騰状態を的確に検出することができ
る。また、調理物が沸騰状態になった場合、調理物の負
荷量によって容器の振動が変動することから、容器の振
動を検出することにより調理物の負荷量を検知すること
も可能となる。更に、調理物は、調理が進行すると、そ
の状態が変化することから(例えばねばりや柔らかさ等
の性質が変化したり、量が減少したりすることから)、
調理物が沸騰状態にあっても調理物の調理進行状態によ
って容器の振動が変動する。このため、容器の振動を検
出することによって、調理物の調理進行状態を検知する
ことも可能となる。本発明は、これらの点に着目してな
されたものである。
【0008】即ち、上記手段によれば、容器からトップ
プレートへ伝わる振動を検出する振動センサを備え、こ
の振動センサにより検出された振動検出信号に基づいて
調理物の沸騰状態を検知する構成としたので、沸騰状態
を的確に検知することができる。そして、温度プローブ
のような部品を取扱う作業も不要であるので、使い勝手
が良い。この場合、調理物の沸騰状態を検知したときに
報知手段により報知する構成とすれば、使用者は調理物
の沸騰状態をすみやかに認識できる。
プレートへ伝わる振動を検出する振動センサを備え、こ
の振動センサにより検出された振動検出信号に基づいて
調理物の沸騰状態を検知する構成としたので、沸騰状態
を的確に検知することができる。そして、温度プローブ
のような部品を取扱う作業も不要であるので、使い勝手
が良い。この場合、調理物の沸騰状態を検知したときに
報知手段により報知する構成とすれば、使用者は調理物
の沸騰状態をすみやかに認識できる。
【0009】また、振動センサにより検出された振動検
出信号に基づいて調理物の負荷量を検知する構成とすれ
ば、調理物の負荷量を的確に検知することができ、該負
荷量に応じて加熱手段を制御することが可能になる。更
に、振動センサにより検出された振動検出信号に基づい
て調理物の調理進行状態を検知する構成とすれば、調理
物の調理進行状態を的確に検知することができ、該調理
進行状態に応じて加熱手段を制御することが可能にな
る。
出信号に基づいて調理物の負荷量を検知する構成とすれ
ば、調理物の負荷量を的確に検知することができ、該負
荷量に応じて加熱手段を制御することが可能になる。更
に、振動センサにより検出された振動検出信号に基づい
て調理物の調理進行状態を検知する構成とすれば、調理
物の調理進行状態を的確に検知することができ、該調理
進行状態に応じて加熱手段を制御することが可能にな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明をハロゲンランプヒータを備え
たクッキングヒータに適用した一実施例について図面を
参照しながら説明する。まず、クッキングヒータの全体
構成を示す図2において、クッキングヒータの本体1
は、矩形箱状に構成されており、例えば調理台2に組込
まれている。上記本体1の上面には、例えば結晶化ガラ
ス(耐熱ガラス)からなる透光性あるトッププレート3
が設けられている。このトッププレート3の下部には、
加熱手段であるヒータユニット4が配設されている。
たクッキングヒータに適用した一実施例について図面を
参照しながら説明する。まず、クッキングヒータの全体
構成を示す図2において、クッキングヒータの本体1
は、矩形箱状に構成されており、例えば調理台2に組込
まれている。上記本体1の上面には、例えば結晶化ガラ
ス(耐熱ガラス)からなる透光性あるトッププレート3
が設けられている。このトッププレート3の下部には、
加熱手段であるヒータユニット4が配設されている。
【0011】このヒータユニット4は、複数本例えば4
本のハロゲンランプヒータ5を断熱性ある容器状の支持
体6に支持させ、更に、温度リミッタ7を取付けて構成
されている。そして、このヒータユニット4(ハロゲン
ランプヒータ5)が通電されることにより、トッププレ
ート3の上に載置された容器である例えば鍋8(図3参
照)が加熱され、該鍋8内に収容された調理物が加熱調
理されるようになっている。
本のハロゲンランプヒータ5を断熱性ある容器状の支持
体6に支持させ、更に、温度リミッタ7を取付けて構成
されている。そして、このヒータユニット4(ハロゲン
ランプヒータ5)が通電されることにより、トッププレ
ート3の上に載置された容器である例えば鍋8(図3参
照)が加熱され、該鍋8内に収容された調理物が加熱調
理されるようになっている。
【0012】ここで、トッププレート3の下面には、図
3に示すように、ヒータユニット4の左側に位置して振
動センサ9が密着するように取付けられている。この振
動センサ9は、例えば圧電素子を有して構成されてお
り、鍋8からトッププレート3へ伝わる振動を検出して
振動検出信号を出力するようになっている。この場合、
振動検出信号は、具体的には、振動数の高低を示す振動
数成分信号と、振幅の大きさを示す振幅成分信号とから
なる信号である。
3に示すように、ヒータユニット4の左側に位置して振
動センサ9が密着するように取付けられている。この振
動センサ9は、例えば圧電素子を有して構成されてお
り、鍋8からトッププレート3へ伝わる振動を検出して
振動検出信号を出力するようになっている。この場合、
振動検出信号は、具体的には、振動数の高低を示す振動
数成分信号と、振幅の大きさを示す振幅成分信号とから
なる信号である。
【0013】一方、本体1の前面には、図2に示すよう
に、操作パネル10が設けられている。この操作パネル
10には、図4に示すように、その右端側に電源スイッ
チ11及び電源ランプ12が設けられている。また、操
作パネル10の左端側には、ヒータユニット4の加熱出
力の強弱を表示する加熱出力表示器13、ヒータユニッ
ト4の加熱出力を増加させる「up」キー14、ヒータ
ユニット4をオンオフするオンオフスイッチ15、ヒー
タユニット4の加熱出力を減少させる「down」キー
16が設けられている。上記加熱出力表示器13は、複
数個この場合10個のLED13aを縦一列に並べて構
成されている。この場合、ヒータユニット4は、10段
階のレベルにて加熱出力の調整が可能な構成となってい
る。
に、操作パネル10が設けられている。この操作パネル
10には、図4に示すように、その右端側に電源スイッ
チ11及び電源ランプ12が設けられている。また、操
作パネル10の左端側には、ヒータユニット4の加熱出
力の強弱を表示する加熱出力表示器13、ヒータユニッ
ト4の加熱出力を増加させる「up」キー14、ヒータ
ユニット4をオンオフするオンオフスイッチ15、ヒー
タユニット4の加熱出力を減少させる「down」キー
16が設けられている。上記加熱出力表示器13は、複
数個この場合10個のLED13aを縦一列に並べて構
成されている。この場合、ヒータユニット4は、10段
階のレベルにて加熱出力の調整が可能な構成となってい
る。
【0014】更に、操作パネル10の中央部分には、湯
沸かし(沸騰)を行うときに操作する沸騰スイッチ17
及び沸騰状態を報知する報知手段である沸騰LED1
8、並びに、煮込み調理を行うときに操作する煮込みス
イッチ19及び煮込み(沸騰)状態を表示する煮込みL
ED20が設けられている。
沸かし(沸騰)を行うときに操作する沸騰スイッチ17
及び沸騰状態を報知する報知手段である沸騰LED1
8、並びに、煮込み調理を行うときに操作する煮込みス
イッチ19及び煮込み(沸騰)状態を表示する煮込みL
ED20が設けられている。
【0015】さて、クッキングヒータの電気的構成を示
す図1において、ヒータユニット4のハロゲンランプヒ
ータ5は、交流電源21に接続され、マイクロコンピュ
ータ22により通電制御されるようになっている。この
マイクロコンピュータ22は、クッキングヒータの加熱
運転全般を制御する制御プログラムを記憶しており、制
御手段、沸騰検知手段、負荷量検知手段及び調理状態検
知手段の各機能を有している。
す図1において、ヒータユニット4のハロゲンランプヒ
ータ5は、交流電源21に接続され、マイクロコンピュ
ータ22により通電制御されるようになっている。この
マイクロコンピュータ22は、クッキングヒータの加熱
運転全般を制御する制御プログラムを記憶しており、制
御手段、沸騰検知手段、負荷量検知手段及び調理状態検
知手段の各機能を有している。
【0016】上記マイクロコンピュータ22は、「u
p」キー14、オンオフスイッチ15、「down」キ
ー16、沸騰スイッチ17、煮込みスイッチ19からの
各スイッチ信号、並びに、振動センサ9からの振動検出
信号を受けるようになっている。そして、マイクロコン
ピュータ22は、ハロゲンランプヒータ5に接続された
トライアック23を駆動回路24を介してオンオフ制御
することにより、ハロゲンランプヒータ5(ヒータユニ
ット4)の加熱出力を制御するように構成されている。
また、マイクロコンピュータ22は、加熱出力表示器1
3の10個のLED13aを適宜点灯制御すること(下
から何個か点灯させること)により、加熱出力のレベル
を表示するようになっている。
p」キー14、オンオフスイッチ15、「down」キ
ー16、沸騰スイッチ17、煮込みスイッチ19からの
各スイッチ信号、並びに、振動センサ9からの振動検出
信号を受けるようになっている。そして、マイクロコン
ピュータ22は、ハロゲンランプヒータ5に接続された
トライアック23を駆動回路24を介してオンオフ制御
することにより、ハロゲンランプヒータ5(ヒータユニ
ット4)の加熱出力を制御するように構成されている。
また、マイクロコンピュータ22は、加熱出力表示器1
3の10個のLED13aを適宜点灯制御すること(下
から何個か点灯させること)により、加熱出力のレベル
を表示するようになっている。
【0017】更に、マイクロコンピュータ22は、沸騰
LED18及び煮込みLED20を点灯制御すると共
に、報知手段である例えばブザー25をトランジスタ2
6を介してオンオフ駆動制御するように構成されてい
る。尚、マイクロコンピュータ22には、交流電源21
から定電圧回路27を介して所用の動作電源が与えられ
ると共に、イニシャライズ回路28からイニシャライズ
用の信号が与えられるようになっている。
LED18及び煮込みLED20を点灯制御すると共
に、報知手段である例えばブザー25をトランジスタ2
6を介してオンオフ駆動制御するように構成されてい
る。尚、マイクロコンピュータ22には、交流電源21
から定電圧回路27を介して所用の動作電源が与えられ
ると共に、イニシャライズ回路28からイニシャライズ
用の信号が与えられるようになっている。
【0018】次に、上記構成の作用を図5及び図6も参
照して説明する。図5及び図6の各フローチャートは、
マイクロコンピュータ22に記憶された制御プログラム
のうちの沸騰(湯沸かし)調理用の加熱制御部分及び煮
込み調理用の加熱制御部分の各内容を示すものである。
照して説明する。図5及び図6の各フローチャートは、
マイクロコンピュータ22に記憶された制御プログラム
のうちの沸騰(湯沸かし)調理用の加熱制御部分及び煮
込み調理用の加熱制御部分の各内容を示すものである。
【0019】まず、使用者が沸騰(湯沸かし)調理を行
う場合について述べる。この場合、鍋8内に水又は水分
を主とする調理物を収容すると共に、該鍋8をトッププ
レート3上に載置する。そして、電源スイッチ11をオ
ンすると、電源ランプ12が点灯される。この状態で、
オンオフスイッチ15をオンすると共に、沸騰スイッチ
17をオンする。これにより、図5のステップS1にて
「YES」へ進み、マイクロコンピュータ22はヒータ
ユニット4を通電し、該ヒータユニット4によりトップ
プレート3を介して鍋8内の調理物が加熱される(ステ
ップS2)。ここでは、「up」キー14及び「dow
n」キー16を適宜操作することにより、ヒータユニッ
ト4の加熱出力を所望の出力レベルに調節設定して加熱
を実行できるようになっている。
う場合について述べる。この場合、鍋8内に水又は水分
を主とする調理物を収容すると共に、該鍋8をトッププ
レート3上に載置する。そして、電源スイッチ11をオ
ンすると、電源ランプ12が点灯される。この状態で、
オンオフスイッチ15をオンすると共に、沸騰スイッチ
17をオンする。これにより、図5のステップS1にて
「YES」へ進み、マイクロコンピュータ22はヒータ
ユニット4を通電し、該ヒータユニット4によりトップ
プレート3を介して鍋8内の調理物が加熱される(ステ
ップS2)。ここでは、「up」キー14及び「dow
n」キー16を適宜操作することにより、ヒータユニッ
ト4の加熱出力を所望の出力レベルに調節設定して加熱
を実行できるようになっている。
【0020】続いて、沸騰スイッチ17がオンされてい
るので、ステップS3にて「YES」へ進み、マイクロ
コンピュータ22は振動センサ9からの振動検出信号に
基づいて鍋8内の調理物が沸騰したか否かの判断を行
う。この場合、検出した振動が所定時間例えば20秒間
以上継続している条件と、検出した振動の振動数(周波
数)fが0.5Hz以上10Hz以下である条件とが両
方成立したときに、沸騰状態になったと判断するように
している。これにより、鍋8をトッププレート3上に載
せたときに生じる振動や調理台2を叩いたときに生じる
振動等を、沸騰状態であると誤検知することを防止して
いる。
るので、ステップS3にて「YES」へ進み、マイクロ
コンピュータ22は振動センサ9からの振動検出信号に
基づいて鍋8内の調理物が沸騰したか否かの判断を行
う。この場合、検出した振動が所定時間例えば20秒間
以上継続している条件と、検出した振動の振動数(周波
数)fが0.5Hz以上10Hz以下である条件とが両
方成立したときに、沸騰状態になったと判断するように
している。これにより、鍋8をトッププレート3上に載
せたときに生じる振動や調理台2を叩いたときに生じる
振動等を、沸騰状態であると誤検知することを防止して
いる。
【0021】具体的には、まず、振動が20秒間以上継
続しているか否かを判断し(ステップS4)、振動が2
0秒間以上継続しているときには、ステップS4にて
「YES」へ進み、振動数fが0.5Hz以上10Hz
以下であるか否かを判断する(ステップS5)。ここ
で、振動数fが0.5Hz以上10Hz以下であるとき
には、ステップS5にて「YES」へ進み、調理物が沸
騰状態になったことを検出する。
続しているか否かを判断し(ステップS4)、振動が2
0秒間以上継続しているときには、ステップS4にて
「YES」へ進み、振動数fが0.5Hz以上10Hz
以下であるか否かを判断する(ステップS5)。ここ
で、振動数fが0.5Hz以上10Hz以下であるとき
には、ステップS5にて「YES」へ進み、調理物が沸
騰状態になったことを検出する。
【0022】この後、マイクロコンピュータ22は、振
動センサ9からの振動検出信号に基づいて調理物の負荷
量を判断し、判断した調理物の負荷量に応じてヒータユ
ニット4の出力レベルを低減する。具体的には、振動数
fが5Hz未満で且つ振動の強さ(振幅)が小の場合、
調理物の負荷量が大であると判断し、ステップS6にて
「YES」へ進み、ヒータユニット4の加熱出力を1/
2に低減する(ステップS7)。一方、振動数fが5H
z以上で且つ振動の強さ(振幅)が大の場合、調理物の
負荷量が小であると判断し、ステップS6にて「NO」
へ進み、加熱出力を1/3に低減する(ステップS
8)。これにより、調理物が沸騰した後は、必要以上に
加熱されることが防止されるようになっている。
動センサ9からの振動検出信号に基づいて調理物の負荷
量を判断し、判断した調理物の負荷量に応じてヒータユ
ニット4の出力レベルを低減する。具体的には、振動数
fが5Hz未満で且つ振動の強さ(振幅)が小の場合、
調理物の負荷量が大であると判断し、ステップS6にて
「YES」へ進み、ヒータユニット4の加熱出力を1/
2に低減する(ステップS7)。一方、振動数fが5H
z以上で且つ振動の強さ(振幅)が大の場合、調理物の
負荷量が小であると判断し、ステップS6にて「NO」
へ進み、加熱出力を1/3に低減する(ステップS
8)。これにより、調理物が沸騰した後は、必要以上に
加熱されることが防止されるようになっている。
【0023】そして、マイクロコンピュータ22は、調
理物が沸騰したことを使用者へ報知する(ステップS
9)。具体的には、ブザー25を鳴動させると共に、沸
騰LED18を点灯させる。尚、調理物が沸騰した後、
上述した低加熱出力でのヒータユニット4の加熱運転
は、使用者によりオンオフスイッチ15がオフされるま
で続けられるようになっている。
理物が沸騰したことを使用者へ報知する(ステップS
9)。具体的には、ブザー25を鳴動させると共に、沸
騰LED18を点灯させる。尚、調理物が沸騰した後、
上述した低加熱出力でのヒータユニット4の加熱運転
は、使用者によりオンオフスイッチ15がオフされるま
で続けられるようになっている。
【0024】一方、沸騰スイッチ17をオンしない場合
は、ステップS3にて「NO」へ進み、ヒータユニット
4による連続通電加熱が実行される(ステップS1
0)。この場合、使用者が「up」キー14及び「do
wn」キー16を適宜操作することにより、ヒータユニ
ット4の加熱出力を所望の出力レベルに調節設定して加
熱を実行する。そして、ヒータユニット4の加熱運転
は、使用者によりオンオフスイッチ15がオフされるま
で続けられるようになっている。
は、ステップS3にて「NO」へ進み、ヒータユニット
4による連続通電加熱が実行される(ステップS1
0)。この場合、使用者が「up」キー14及び「do
wn」キー16を適宜操作することにより、ヒータユニ
ット4の加熱出力を所望の出力レベルに調節設定して加
熱を実行する。そして、ヒータユニット4の加熱運転
は、使用者によりオンオフスイッチ15がオフされるま
で続けられるようになっている。
【0025】次に、使用者が煮込み調理を行う場合につ
いて述べる。この場合、鍋8内に煮込み用の調理物を収
容すると共に、該鍋8をトッププレート3上に載置す
る。そして、電源スイッチ11をオンすると共に、オン
オフスイッチ15をオンし、更に、煮込みスイッチ19
をオンする。これにより、電源ランプ12が点灯される
と共に、図6のステップA1にて「YES」へ進み、マ
イクロコンピュータ22はヒータユニット4を通電駆動
し、該ヒータユニット4によりトッププレート3を介し
て鍋8内の調理物を加熱する(ステップA2)。尚、ヒ
ータユニット4の加熱出力は、前述したように、「u
p」キー14及び「down」キー16を適宜操作する
ことにより調節される。
いて述べる。この場合、鍋8内に煮込み用の調理物を収
容すると共に、該鍋8をトッププレート3上に載置す
る。そして、電源スイッチ11をオンすると共に、オン
オフスイッチ15をオンし、更に、煮込みスイッチ19
をオンする。これにより、電源ランプ12が点灯される
と共に、図6のステップA1にて「YES」へ進み、マ
イクロコンピュータ22はヒータユニット4を通電駆動
し、該ヒータユニット4によりトッププレート3を介し
て鍋8内の調理物を加熱する(ステップA2)。尚、ヒ
ータユニット4の加熱出力は、前述したように、「u
p」キー14及び「down」キー16を適宜操作する
ことにより調節される。
【0026】続いて、煮込みスイッチ19がオンされて
いるので、ステップA3にて「YES」へ進み、マイク
ロコンピュータ22は振動センサ9からの振動検出信号
に基づいて鍋8内の調理物が沸騰したか否かの判断を行
う。この場合、前述したように、検出した振動が所定時
間例えば20秒間以上継続している条件と、検出した振
動の振動数(周波数)fが0.5Hz以上10Hz以下
である条件とが両方成立したときに、沸騰状態になった
と判断する。
いるので、ステップA3にて「YES」へ進み、マイク
ロコンピュータ22は振動センサ9からの振動検出信号
に基づいて鍋8内の調理物が沸騰したか否かの判断を行
う。この場合、前述したように、検出した振動が所定時
間例えば20秒間以上継続している条件と、検出した振
動の振動数(周波数)fが0.5Hz以上10Hz以下
である条件とが両方成立したときに、沸騰状態になった
と判断する。
【0027】具体的には、まず、振動が20秒間以上継
続しているか否かを判断し(ステップA4)、振動が2
0秒間以上継続しているときには、ステップA4にて
「YES」へ進み、振動数fが0.5Hz以上10Hz
以下であるか否かを判断する(ステップA5)。ここ
で、振動数fが0.5Hz以上10Hz以下になったと
きには、ステップA5にて「YES」へ進み、調理物が
沸騰状態になったことを検出する。
続しているか否かを判断し(ステップA4)、振動が2
0秒間以上継続しているときには、ステップA4にて
「YES」へ進み、振動数fが0.5Hz以上10Hz
以下であるか否かを判断する(ステップA5)。ここ
で、振動数fが0.5Hz以上10Hz以下になったと
きには、ステップA5にて「YES」へ進み、調理物が
沸騰状態になったことを検出する。
【0028】この後、マイクロコンピュータ22は、ヒ
ータユニット4の出力レベルを例えば1/2に低減する
と共に、煮込み開始を報知する(ステップA6)。ここ
では、煮込みLEDを点灯することにより、煮込み開始
(調理物が沸騰状態になり且つヒータユニット4の加熱
出力レベルが低減された状態になったこと)を報知して
いる。この場合、ブザー25をも鳴動させるようにして
も良い。
ータユニット4の出力レベルを例えば1/2に低減する
と共に、煮込み開始を報知する(ステップA6)。ここ
では、煮込みLEDを点灯することにより、煮込み開始
(調理物が沸騰状態になり且つヒータユニット4の加熱
出力レベルが低減された状態になったこと)を報知して
いる。この場合、ブザー25をも鳴動させるようにして
も良い。
【0029】そして、これ以降は、ヒータユニット4の
加熱出力レベルを低減させた状態で煮込み加熱を続ける
のであるが、このとき、振動センサ9からの振動検出信
号に基づいて調理物の調理進行状態を判断し、判断した
調理物の調理進行状態即ち煮込みの進行状態に応じてヒ
ータユニット4の出力レベルを低減する。この場合、煮
込み調理は、弱い沸騰状態を長時間継続する必要がある
ので、調理の進行に応じて、沸騰状態が強くなったらヒ
ータユニット4の出力レベルを更に低減し、逆に沸騰状
態が弱くなり過ぎたらヒータユニット4の出力レベルを
増大させるように制御している。
加熱出力レベルを低減させた状態で煮込み加熱を続ける
のであるが、このとき、振動センサ9からの振動検出信
号に基づいて調理物の調理進行状態を判断し、判断した
調理物の調理進行状態即ち煮込みの進行状態に応じてヒ
ータユニット4の出力レベルを低減する。この場合、煮
込み調理は、弱い沸騰状態を長時間継続する必要がある
ので、調理の進行に応じて、沸騰状態が強くなったらヒ
ータユニット4の出力レベルを更に低減し、逆に沸騰状
態が弱くなり過ぎたらヒータユニット4の出力レベルを
増大させるように制御している。
【0030】具体的には、振動の継続時間が10秒以上
であって、振動数fが1Hzより大きい場合、沸騰状態
が強いと判断し、ステップA7にて「YES」へ進むと
共に、ステップA8にて「NO」へ進み、ヒータユニッ
ト4の加熱出力を10%だけ低減させる(ステップA
9)。一方、振動の継続時間が10秒以上であって、振
動数fが0.2Hz未満である場合、沸騰状態が弱いと
判断し、ステップA7にて「YES」へ進むと共に、ス
テップA8にて「YES」へ進み、更に、ステップA1
0にて「YES」へ進み、加熱出力を例えば5%だけ増
大させる(ステップA11)。
であって、振動数fが1Hzより大きい場合、沸騰状態
が強いと判断し、ステップA7にて「YES」へ進むと
共に、ステップA8にて「NO」へ進み、ヒータユニッ
ト4の加熱出力を10%だけ低減させる(ステップA
9)。一方、振動の継続時間が10秒以上であって、振
動数fが0.2Hz未満である場合、沸騰状態が弱いと
判断し、ステップA7にて「YES」へ進むと共に、ス
テップA8にて「YES」へ進み、更に、ステップA1
0にて「YES」へ進み、加熱出力を例えば5%だけ増
大させる(ステップA11)。
【0031】尚、振動の継続時間が10秒未満の場合、
並びに、振動の継続時間が10秒以上であっても、振動
数fが1Hz以下であって0.2Hz以上である場合、
沸騰状態が適切であるから、ステップA7にて「NO」
へ進む、又は、ステップA10にて「NO」へ進み、ヒ
ータユニット4の加熱出力を調節しない。これにより、
調理物を煮込み調理するときは、必要以上に加熱された
り、加熱が弱くなったりすることが防止される。特に、
煮込み調理の場合、調理の進行に応じて、調理物の性質
が変化したり、調理物に含まれる水分の含有率が変化し
たりするので、沸騰状態が変動し易く、従って、こげ付
きを減らすためにはヒータユニット4の加熱出力を微調
整する必要がある。これに対して、本実施例では、上述
したようにヒータユニット4の加熱出力を微調整するの
で、こげ付きを大幅に減らすことができる。
並びに、振動の継続時間が10秒以上であっても、振動
数fが1Hz以下であって0.2Hz以上である場合、
沸騰状態が適切であるから、ステップA7にて「NO」
へ進む、又は、ステップA10にて「NO」へ進み、ヒ
ータユニット4の加熱出力を調節しない。これにより、
調理物を煮込み調理するときは、必要以上に加熱された
り、加熱が弱くなったりすることが防止される。特に、
煮込み調理の場合、調理の進行に応じて、調理物の性質
が変化したり、調理物に含まれる水分の含有率が変化し
たりするので、沸騰状態が変動し易く、従って、こげ付
きを減らすためにはヒータユニット4の加熱出力を微調
整する必要がある。これに対して、本実施例では、上述
したようにヒータユニット4の加熱出力を微調整するの
で、こげ付きを大幅に減らすことができる。
【0032】そして、上述した加熱出力を調整しながら
のヒータユニット4の加熱運転は、使用者によりオンオ
フスイッチ15がオフされるまで続けられるようになっ
ている。この場合、煮込み調理時間(煮込み開始後(沸
騰状態になった後)から煮込み終了までの時間)を設定
可能に構成すれば、マイクロコンピュータ22は、設定
された煮込み時間が終了した時点でヒータユニット4を
断電し、煮込み調理を自動的に終了するように制御する
ことも可能である。
のヒータユニット4の加熱運転は、使用者によりオンオ
フスイッチ15がオフされるまで続けられるようになっ
ている。この場合、煮込み調理時間(煮込み開始後(沸
騰状態になった後)から煮込み終了までの時間)を設定
可能に構成すれば、マイクロコンピュータ22は、設定
された煮込み時間が終了した時点でヒータユニット4を
断電し、煮込み調理を自動的に終了するように制御する
ことも可能である。
【0033】このような構成の本実施例によれば、鍋8
からトッププレート3へ伝わる振動を検出する振動セン
サ9を設け、この振動センサ9により検出された振動検
出信号に基づいて調理物の沸騰状態を検知する構成とし
たので、沸騰(湯沸かし)調理を行う場合、沸騰状態を
的確に検知することができる。そして、従来構成とは異
なり、温度プローブのような部品を取扱う作業も不要で
あるので、使い勝手が良くなる。また、上記実施例で
は、調理物の沸騰状態を検知したときに、ブザー25を
鳴動させると共に、沸騰LED18を点灯させる構成と
したので、使用者は鍋8内の調理物の沸騰状態を沸騰後
ただちに認識することができる。
からトッププレート3へ伝わる振動を検出する振動セン
サ9を設け、この振動センサ9により検出された振動検
出信号に基づいて調理物の沸騰状態を検知する構成とし
たので、沸騰(湯沸かし)調理を行う場合、沸騰状態を
的確に検知することができる。そして、従来構成とは異
なり、温度プローブのような部品を取扱う作業も不要で
あるので、使い勝手が良くなる。また、上記実施例で
は、調理物の沸騰状態を検知したときに、ブザー25を
鳴動させると共に、沸騰LED18を点灯させる構成と
したので、使用者は鍋8内の調理物の沸騰状態を沸騰後
ただちに認識することができる。
【0034】更に、上記実施例では、沸騰(湯沸かし)
調理を行う場合、振動センサ9により検出した振動検出
信号に基づいて調理物の負荷量を検知し、そして、検知
した調理物の負荷量に応じてヒータユニット4の加熱出
力を調節制御する構成とした。このため、調理物が沸騰
した後、必要以上に調理物を加熱することを確実に防止
することができる。
調理を行う場合、振動センサ9により検出した振動検出
信号に基づいて調理物の負荷量を検知し、そして、検知
した調理物の負荷量に応じてヒータユニット4の加熱出
力を調節制御する構成とした。このため、調理物が沸騰
した後、必要以上に調理物を加熱することを確実に防止
することができる。
【0035】また、上記実施例では、煮込み調理を行う
場合、振動センサ9により検出した振動検出信号に基づ
いて調理物の調理進行状態を検知し、検出した調理物の
調理進行状態に応じてヒータユニット4の加熱出力を調
節制御する構成、具体的には、調理物の沸騰状態が煮込
み調理に適切な状態に保持されるようにヒータユニット
4の出力レベルを増減微調整する構成とした。このた
め、煮込み調理を行う場合に、こげ付きの量を減らすこ
とができ、使い勝手を大幅に向上させることができる。
場合、振動センサ9により検出した振動検出信号に基づ
いて調理物の調理進行状態を検知し、検出した調理物の
調理進行状態に応じてヒータユニット4の加熱出力を調
節制御する構成、具体的には、調理物の沸騰状態が煮込
み調理に適切な状態に保持されるようにヒータユニット
4の出力レベルを増減微調整する構成とした。このた
め、煮込み調理を行う場合に、こげ付きの量を減らすこ
とができ、使い勝手を大幅に向上させることができる。
【0036】尚、上記実施例では、容器として鍋8を用
いたが、これに代えて、フライパンややかん等を用いて
も良い。また、振動センサ9をトッププレート3の下面
に取付けたが、これに限られるものではなく、上面に取
付けても良い。更に、振動センサ9として、圧電素子か
ら構成されたセンサを用いたが、他のタイプのセンサ
(静電容量タイプやムービングコイルタイプ)を用いて
も良い。更にまた、加熱手段として、ハロゲンランプヒ
ータ5を用いる構成に適用したが、これに代えて、誘導
加熱コイルや電気ヒータ等を用いる構成に適用しても良
い。
いたが、これに代えて、フライパンややかん等を用いて
も良い。また、振動センサ9をトッププレート3の下面
に取付けたが、これに限られるものではなく、上面に取
付けても良い。更に、振動センサ9として、圧電素子か
ら構成されたセンサを用いたが、他のタイプのセンサ
(静電容量タイプやムービングコイルタイプ)を用いて
も良い。更にまた、加熱手段として、ハロゲンランプヒ
ータ5を用いる構成に適用したが、これに代えて、誘導
加熱コイルや電気ヒータ等を用いる構成に適用しても良
い。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、容器からトッププレートへ伝わる振動を検出する振
動センサを備え、この振動センサにより検出された振動
検出信号に基づいて調理物の沸騰状態を検知する構成と
したので、沸騰状態を的確に検知することができ、しか
も、温度プローブのような部品を取扱う作業も不要であ
るので、使い勝手を向上できるという優れた効果を奏す
る。そして、この場合、調理物の沸騰状態を検知したと
きに報知手段によりその旨を報知する構成としたので、
使用者は、調理物が沸騰した後、その沸騰状態をすみや
かに認識することができる。
に、容器からトッププレートへ伝わる振動を検出する振
動センサを備え、この振動センサにより検出された振動
検出信号に基づいて調理物の沸騰状態を検知する構成と
したので、沸騰状態を的確に検知することができ、しか
も、温度プローブのような部品を取扱う作業も不要であ
るので、使い勝手を向上できるという優れた効果を奏す
る。そして、この場合、調理物の沸騰状態を検知したと
きに報知手段によりその旨を報知する構成としたので、
使用者は、調理物が沸騰した後、その沸騰状態をすみや
かに認識することができる。
【0038】また、振動センサにより検出された振動検
出信号に基づいて調理物の負荷量を検知する構成とした
ので、調理物の負荷量を的確に検知することができ、そ
して、この検出した負荷量に応じて加熱手段を制御する
ことが可能になる。更に、振動センサにより検出された
振動検出信号に基づいて調理物の調理進行状態を検知す
る構成としたので、調理物の調理進行状態を的確に検知
することができ、そして、この検出した調理進行状態に
応じて加熱手段を制御することが可能になる。従って、
調理の自動制御がより一層的確に及び無駄なく行われる
ようになる。
出信号に基づいて調理物の負荷量を検知する構成とした
ので、調理物の負荷量を的確に検知することができ、そ
して、この検出した負荷量に応じて加熱手段を制御する
ことが可能になる。更に、振動センサにより検出された
振動検出信号に基づいて調理物の調理進行状態を検知す
る構成としたので、調理物の調理進行状態を的確に検知
することができ、そして、この検出した調理進行状態に
応じて加熱手段を制御することが可能になる。従って、
調理の自動制御がより一層的確に及び無駄なく行われる
ようになる。
【図1】本発明の一実施例を示す電気回路図
【図2】クッキングヒータの破断斜視図
【図3】クッキングヒータの縦断側面図
【図4】操作パネルの正面図
【図5】沸騰調理の加熱制御を示すフローチャート
【図6】煮込み調理の加熱制御を示すフローチャート
1は本体、3はトッププレート、4はヒータユニット
(加熱手段)、5はハロゲンランプヒータ、8は鍋(容
器)、9は振動センサ、10は操作パネル、17は沸騰
スイッチ、18は沸騰LED(報知手段)、19は煮込
みスイッチ、20は煮込みLED、22はマイクロコン
ピュータ(制御手段、沸騰検知手段、負荷量検知手段、
調理状態検知手段)、25はブザー(報知手段)を示
す。
(加熱手段)、5はハロゲンランプヒータ、8は鍋(容
器)、9は振動センサ、10は操作パネル、17は沸騰
スイッチ、18は沸騰LED(報知手段)、19は煮込
みスイッチ、20は煮込みLED、22はマイクロコン
ピュータ(制御手段、沸騰検知手段、負荷量検知手段、
調理状態検知手段)、25はブザー(報知手段)を示
す。
Claims (4)
- 【請求項1】 調理物を収容する容器を載置するトップ
プレートと、このトッププレートを介して前記容器内の
調理物を加熱する加熱手段とを備えて成る加熱調理器に
おいて、 前記容器から前記トッププレートへ伝わる振動を検出す
る振動センサと、 この振動センサにより検出された振動検出信号に基づい
て前記調理物の沸騰状態を検知する沸騰検知手段とを備
えたことを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項2】 前記沸騰検知手段により前記調理物の沸
騰状態が検知されたときに報知する報知手段を備えてい
ることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。 - 【請求項3】 調理物を収容する容器を載置するトップ
プレートと、このトッププレートを介して前記容器内の
調理物を加熱する加熱手段とを備えて成る加熱調理器に
おいて、 前記容器から前記トッププレートへ伝わる振動を検出す
る振動センサと、 この振動センサにより検出された振動検出信号に基づい
て前記調理物の負荷量を検知する負荷量検知手段とを備
えたことを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項4】 調理物を収容する容器を載置するトップ
プレートと、このトッププレートを介して前記容器内の
調理物を加熱する加熱手段とを備えて成る加熱調理器に
おいて、 前記容器から前記トッププレートへ伝わる振動を検出す
る振動センサと、 この振動センサにより検出された振動検出信号に基づい
て前記調理物の調理進行状態を検知する調理状態検知手
段とを備えたことを特徴とする加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1381793A JPH06229568A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1381793A JPH06229568A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06229568A true JPH06229568A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11843838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1381793A Pending JPH06229568A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06229568A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003077643A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
JP2003077642A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP1381793A patent/JPH06229568A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003077643A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
JP2003077642A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
JP4649802B2 (ja) * | 2001-08-31 | 2011-03-16 | パナソニック株式会社 | 加熱調理器 |
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