JP2893841B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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純一 宮川
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、誘導加熱調理器などの加熱調理器に関す
る。
従来の技術 従来、誘導加熱調理器などの加熱調理器において、調
理物の温度を検知して、出力を調理する温度調節装置付
きの調理器を構成する際には、下記の二つの方式が考え
られていた。すなわち、調理物を入れる調理容器の底面
部分に温度検出装置(センサー)を接触させて、調理容
器の温度をはかり、そのセンサーの出力に応じて火力を
調整するという方式と、調理容器内の調理物自体の中に
直接センサーを挿入して、調理物の温度を直接検出し、
このセンサーの出力に応じて、火力を調整するという構
成であった。
発明が解決しようとする課題 上記の従来の構成においては、それぞれ欠点があっ
た。すなわち、調理容器の鍋底で検知する場合は、調理
容器の材質や、形状によって、温度の検知精度が変わる
という欠点があり、特に誘導加熱調理器のような、鍋の
載置面にセラミックなどの調理プレートを有している場
合はセンサー自体も調理容器に直接接触しないため検知
精度に限界があった。
また、直接調理器内の調理物にセンサーを挿入すると
いう第2の方式にあっては、センサーが常に調理物内の
一定の位置に保持されていないと所定の精度が出なくな
る恐れがあった。たとえばてんぷら料理などにおいて、
油量が減って、センサーの一部が油面から外れたり、セ
ンサー自体が調理容器からはずれたりすると、センサー
の出力は、調理物の温度をしめさなくなる。このような
状況になると、センサーの温度が実際の油の温度より低
い状態でしめされ、油温が上昇しても加熱が継続し、や
がては、発火に至って、火事などの危険な状態を引き起
こすという不具合いを発生する。したがって、どちらの
温度検知方式を採用しても不具合いがあった。
本発明は上記の両者の欠点を解決し、安全で精度の高
い温度調節機能を有する加熱調理器を提供することを目
的としている。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、本発明は、調
理容器を下方より加熱する発熱手段と、調理容器中の調
理物の温度を直接検知する第一の温度検知手段と、前記
調理容器を載置する調理プレートの裏側に設けられた第
二の温度検知手段と、前記第一の温度検知手段および第
二の温度検知手段の検知出力に応じて、前記発熱手段の
出力を調整する温度調節手段とを有し、前記第一の温度
検知手段または第二の温度検知手段のどちら一方の出力
が温度調節手段の設定する所定の設定値に達したとき、
前記発熱手段の出力を変化させる加熱調理器とする。
また、上記構成に加えて、第一の温度検知手段は、調
理容器の側面部に設けた設置穴に差し込んだ形状とする
加熱調理器とする。
作用 本発明は、上記の第一の課題解決手段の構成により、
調理容器内部の温度を直接検知できるため、温度精度を
向上できるとともに、万一、調理容器内のセンサーが調
理物から位置がずれたり、あるいは、調理容器内からは
ずれても、第二の検知装置の検知出力により、調理物が
ある一定温度以上に上昇するのを防ぐことができるた
め、てんぷら料理などのときの油の発火などの防止でき
るのである。
また、第二の課題解決手段の構成により、調理容器の
側面と底面部より、常に調理物の温度を、検知している
ため従来の方式による温度調節に比べ、第一の解決手段
と同様に、安全で高精度な温度調節を行える。すなわ
ち、側面部は、底面部に比べ発熱源より離れており、調
理物に接近しているため、調理物の温度をより正確に検
出することができ、温度調節は調理物の直接検知方式と
同様に精度良くできるとともに、油発火などの危険に際
しては、側面と下部で常に調理容器の温度を検出してい
るためより安全となる。また、第一の課題解決手段にお
いては、調理物内部にセンサーが挿入されていたため、
調理物がセンサーに直接接触しすぎて、センサーの温度
が常に上下に変動し、そのため出力変動が過剰になるこ
とがあったがこの場合はそのようなこともなく、また調
理容器内部にセンサーがないため、調理物の材料投入を
容易にすることができるものである。
実施例 以下、本発明の第一の実施例を第1図及び第2図に基
づき説明する。
図において、調理容器1は、セラミックなどにより構
成された調理プレート2の上に載置され、調理プレート
2の下方には誘導加熱コイル3などにより構成される発
熱源4が置かれている。調理容器1の内部には、サーミ
スター5などの温度検知素子を内蔵した第1の温度検知
手段6が取り付けられ、油などの調理物7自体に挿入さ
れている。一方、調理プレート2の下部には同様にサー
ミスター8などの温度検知素子より構成される第2の温
度検知手段9が密着されており、調理容器1の底面部10
の温度を間接的に検知している。ここで、この第二の温
度検知手段9は調理プレート2の表面に突出して、調理
容器1の底面部10に直接接触させる構成でも良い。
第一の温度検知手段6は、調理器上部本体11の後部に
設けた接続部12により着脱自在に接続されている。調理
器下部本体13には、前記発熱源4を構成する誘導加熱コ
イル3に高周波電流を供給する駆動回路14と、前記第一
の温度検知手段6、第二の温度検知手段9からの、検知
出力に応じて前記発熱源4への電流を制御する温度調節
手段1が設けられている。
上記の構成において、本発明の温度調整の動作を、第
1図〜第3図に基づき説明する。第3図は各温度検知手
段による検知温度と調理物たとえば油温の関係を示した
ものである。17は第一の検知手段の検知温度、18は第二
の温度検知手段の検知温度、19は油温、および20は設定
温度を示す。
誘導加熱コイル3に駆動回路14より高周波電流が供給
されると、調理プレート2上に磁力線が発生し、調理容
器1を加熱し、内部の調理物7の温度を上昇させる。こ
で第1の温度検知手段6、第二の温度検知手段9サーミ
スター5,8の温度も調理物や調理容器の温度上昇にとも
ない上昇するが、それの検知出力がそれぞれあらかじめ
設定された設定値(設定温度20)をこえると、加熱を停
止したり出力を低下させる。調理物7内に第一の温度検
知手段6が正常に保持されているときには、第一の温度
検知手段6の検知温度17がまず設定温度20に達して出力
を変化させる。温度調整の精度は、第二の温度検知手段
9による間接的な検知より正確となる。(A領域)しか
し、万一、油量などが極端に減ったり、調理容器1内よ
り第一の温度検知手段6が外れたりすると、第一の温度
検知手段6の検知温度17の出力は油の温度上昇に応答し
なくなって、油温19が上昇しても設定温度20を越えない
状態となり、正常に動作しなくなる。(B領域)しかし
本発明の実施例の構成によると、第二の温度検知手段9
の検知出力も調理器が動作中は並行して動作しており、
しかも第二の温度検知手段9は調理容器1の底面部10の
温度を検知しているため、油量の減少時などにも調理容
器1の温度に応じて変化しており、正常に動作が継続す
るため、油発火にまで至らないうちに加熱を停止するこ
とができる。(B領域)したがって、従来の方式に比
べ、温度精度を確保しながら油発火などの危険を防止で
きるものである。また、料理の種類によって、センサ5
を有する第一の検知手段6が、調理物1内に挿入できな
い場合、たとえば、鍋ものなどで、常に調理物が投入さ
れ、センサー5を有する第1の検知手段6があると、調
理しにくいなどの場合には、調理容器1の底面部10の第
二温度検知手段9が動作するため、第1の温度検知手段
6を外すことが可能となり、調理中の使用勝手を向上さ
せることができる。
次に、第二の実施例について説明する。第5図におい
て、第一の温度検知手段6は調理容器1の側面部21に固
定されており、前記第一の実施例の構成が調理物7自体
の温度を検出していたのに対し、調理容器1の側面の温
度を検出するようになっている。第二の温度検知手段9
は、第一の実施例と同じく、調理容器1の底面部10に置
かれた調理プレート2の下部に接触固定されている。他
の構成は、第一の実施例と同様である。
以上の構成における動作を説明する。
この第二の実施例においては、調理容器の側面部21と
底面部10に独立した検知手段を設けることにより、常に
調理物の温度を検知しているため、従来の方式による温
度調節に比べ、第一の実施例と同様に安全で高精度な温
度調節を行える。すなわち、側面部21は、底面部10に比
べ発熱源4より離れており調理物7に接近しているた
め、調理物7の温度をより正確に検出することができる
ため、温度調節の精度が高くすることができる。油発火
などの危険に際しては、側面と下部で常に調理容器の温
度を検知しており、また、第一の実施例においては、調
理物内部にセンサーが挿入されていたため、調理物7が
センサー5を有する第一の温度検知手段6に直接接触し
すぎて、センサーの温度が常に上下に変動し、そのため
出力変動が過剰になることがあったが、調理容器内部に
センサー5を有する第一の温度検知手段6がないため、
このようなこともなく安定した温度調節が行える。また
調理物7の材料投入を容易にすることができ、使用勝手
を良くすることができる。
発明の効果 以上の実施例で明らかなように、本発明によれば、第
一の温度検知手段または第二の温度検知手段のどちらか
一方の出力が温度調節手段の設定する所定の設定値に達
したとき、前記発熱手段の出力を変化させることによ
り、調理容器内部の温度を直接検知できるため、温度精
度上げるとともに、万一、調理容器内の温度検知手段
(センサー)が、調理物から、位置がずれたりあるい
は、調理容器内からはずれても、第二の温度検知手段の
検知出力により、調理物がある一定温度以上に上昇する
のを防ぐことができる。このため、てんぷら料理などの
ときの油の発火などの危険を、防止でき、安全で高精度
の温度調節機能を有したが加熱調理器が提供できるとい
う効果を有するものである。
また、第二の課題解決手段として、調理物の温度を検
知する第一の温度検知手段を調理容器の側面部に接触さ
せて、調理物の温度を検知するとともに、調理容器の底
面部に第二の温度検知手段を直接、あるいは間接に接触
させ、この第一および第二の温度検知手段の検知出力に
応じて、火力あるいは出力を調整するようにしたことに
より、調理容器の側面と底面部の2方向より、常に調理
物の温度を、検知しているため従来の方式による温度調
節に比べ、安全で高精度な温度調節を行える。
また、第一の課題解決手段による温度調節に比べ、調
理器内部にセンサーが挿入されていないため、調理物が
センサーに直接接触して、出力変動が過剰になるのを防
止できるとともに、調理物の材料投入を容易にすること
でき、使用勝手を良くすることができるなど従来の加熱
調理器では実現できなかった効果を有するものとなるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例における加熱調理器の断
面図、第2図は同外観斜視図、第3図は第1の実施例に
おける検知温度の特性を示した特性図、第4図は、第二
の実施例を示す断面図である。 1……調理容器、4……発熱源、6……第一の温度検知
手段、7……調理物、9……第二の温度検知手段、15…
…温度調節手段、21……側面部。
フロントページの続き (72)発明者 岡田 和一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−254389(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 6/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理容器を下方より加熱する発熱手段と、
    調理容器中の調理物の温度を直接検知する第一の温度検
    知手段と、前記調理容器を載置する調理プレートの裏側
    に設けられた第二の温度検知手段と、前記第一の検知手
    段および第二の温度検知手段の検知出力に応じて、前記
    発熱手段の出力を調整する温度調節手段とを有し、前記
    第一の温度検知手段または第二の温度検知手段のどちら
    一方の出力が温度調節手段の設定する所定の設定値に達
    したとき、前記発熱手段の出力を変化させる加熱調理
    器。
  2. 【請求項2】第一の温度検知手段は、調理容器の側面部
    に設けた設置穴に差し込んだ形状である請求項1記載の
    加熱調理器。
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