JP2847939B2 - 加熱調理器の温度制御装置 - Google Patents

加熱調理器の温度制御装置

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、加熱調理器の温度制御装置に関するもので
ある。
従来の技術 従来の加熱調理器の温度制御装置は、第6図に示すよ
うに、鍋等の被加熱物容器1のほぼ中央下に感温素子2
を設け、これを温度検出手段3とし、この温度検出手段
3の出力信号を基に判断手段4が制御手段5を介して加
熱手段6の出力の制御を行っている。7は制御手段5に
接続される商用電源である。8は判断手段5の温度を外
部から設定する温度調節手段である。
以下、この温度制御装置の動作を加熱モードと温調モ
ードの2つのモードにわけて説明する。加熱モードと
は、単に加熱する場合のものであり、例えば、炒め物な
どをする場合に用いられ、したがって、通常は温度制御
する必要はないが、使用者がこのモードで天ぷら等の料
理をし、油を加熱するような不注意をされた場合は発火
のおそれがあり、これを止めるため、温度検出手段3の
出力信号が予め設定した値をこえた時、判断手段4は制
御手段5を介して加熱手段6の出力を制御している。温
調モードとは、天ぶらなどの揚げ物調理時に使用者がそ
の油温を設定して行うものであり、温度調節手段8で使
用者が設定温度を入力するとその入力値に対して温度検
出手段3の出力信号が予め設定した値を越えた時、判断
手段4は制御手段5を介して加熱手段6の出力を制御し
ている。
また、例えば具体例として電磁誘導加熱調理器におい
ては、第7図に示すように、本体9内に設けられた誘導
加熱コイル10の上方にプレート11を備え、プレート11の
裏面中央には一個の感温素子2を密着させ、感温素子2
の入力を受け、誘導加熱コイル10への通電をコントロー
ルする制御回路12を設けている。ここで、感温素子2は
温度検出手段3に相当し、誘導加熱コイル10は加熱手段
6に相当し、被加熱物容器1への加熱を行い、制御回路
には判断手段4や制御手段5が含まれている。温度制御
の動作としては、加熱モードの場合は油発火を防止する
ために予め設定された温度で加熱の入り切りを、温度モ
ードの場合は天ぷら調理等の油温調節について、使用者
が操作部(図示せず)からの設定した温度での加熱の入
り切りを行っている。
発明が解決しようとする課題 従来の加熱調理器は、温度検出手段3が一つであり、
しかもその検出範囲は被加熱物容器1のほぼ中央の温度
のみであった。したがって、加熱モードにおいては被加
熱物容器1の鍋底が第7図の2点鎖線に示すように内側
に大きくそっているものは感温素子2との隙間が広いた
め、加熱時に感温素子2に熱が伝わりにくい。したがっ
て、このような鍋で揚物等をしていて、使用者が不注意
に加熱を続けると油量が少ない場合は特に油温が上が
り、発火のおそれが出てくる。そこで、単に判断手段4
の判断温度を下げると逆に鍋底が平らなフライパン等は
感温素子に熱が伝わり安いので、頻繁に温度制御が働
き、炒め物の調理中にフライパンの温度が上がりにくく
なる。即ち、鍋底が大きくそった鍋による小量の油加熱
に対して油発火などを抑制することとフライパン等の炒
め物の調理を満足させるためとを供に満足させることは
困難であった。
一方、温調モードにおいても使用者に温調するときは
鍋底のそりの少ない鍋を用いることをすすめているが、
不注意でそりの大きい鍋で揚物をすると加熱モードで示
したように油発火をしやすくなる問題を有していた。
本発明は、従来の課題を解決するもので、第1の目的
は、加熱モード時に油発火等の問題を無くすとともに、
炒め物などの調理性能を低下させない加熱調理器を提供
することである。
第2の的は第1の目的に加え、容器底面のそりが中間
のものについて加熱モードの温度制御を安定化させるこ
とである。
第3の目的は、温調モード時に油発火等の問題を無く
した加熱調理器を提供することである。
第4の目的は第3の目的に加え、容器底面のそりが中
間のものについて温調モードの温度制御を安定化させる
ことである。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するために本発明の技術的手段
は、加熱調理器の被加熱物容器底面の全体的な温度を検
出する広範囲温度検出手段と、被加熱物容器底面の中央
付近の温度を検出する小範囲温度検出手段とを有し、広
範囲温度検出手段の温度から小範囲温度検出手段の温度
を引いた温度差から差の小さい場合、大きい場合の2つ
の場合に分け、差の小さい場合の広範囲温度検出手段の
判断温度を差の大きい場合の判断温度以上に設定し、あ
るいは、差の小さい場合の小範囲温度検出手段の判断温
度を差の大きい場合の判断温度以下に設定し、広範囲温
度検出手段の温度がその判断温度以上になった場合また
は、小範囲温度検出手段の温度がその判断温度以上にな
った場合は加熱手段の出力を停止するもしくは低下させ
ることを行う判断手段を有している。
また、第2の目的を達成するために本発明は、加熱調
理器の被加熱物容器底面の全体的な温度を検出する広範
囲温度検出手段と被加熱物容器底面の中央付近の温度を
検出する小範囲温度検出手段とを有し、広範囲温度検出
手段の温度から小範囲温度検出手段の温度を引いた温度
差から差の小さい場合、中間の場合、大きい場合の3つ
の場合に分け、差の小さい場合の広範囲温度検出手段の
判断温度を差の大きい場合の判断温度以上に設定すると
ともに中間の場合はその両判断温度内に設定し、あるい
は、差の小さい場合の小範囲温度検出手段の判断温度を
差の大きい場合の判断温度以下に設定するとともに中間
の場合はその両判断温度内に設定し、広範囲温度検出手
段の温度がその判断温度以上になった場合または、小範
囲温度検出手段の温度がその判断温度以上になった場合
は加熱手段の出力を停止するもしくは低下させることを
行う判断手段を有している。
また、第3の目的を達成するために本発明は、加熱調
理器の被加熱物容器底面の全体的な温度を検出する広範
囲温度検出手段と被加熱物容器底面の中央付近の温度を
検出する小範囲温度検出手段とを有し、広範囲温度検出
手段の温度から小範囲温度検出手段の温度を引いた温度
差から差の小さい場合、大きい場合の2つの場合に分
け、差の小さい場合の広範囲温度検出手段の判断温度を
差の大きい場合の判断温度以上に設定し、また、小範囲
温度検出手段の判断温度を温度設定手段からの入力と
し、広範囲温度検出手段の温度がその判断温度以上にな
った場合、または、小範囲温度検出手段の温度がその判
断温度以上になった場合は加熱の出力を停止するもしく
は低下させることを行う判断手段を有している。
さらに、第4の目的を達成するために本発明は、加熱
調理器の被加熱物容器底面の全体的な温度を検出する広
範囲温度検出手段と、被加熱物容器底面の中央付近の温
度を検出する小範囲温度検出手段とを有し、広範囲温度
検出手段の温度から小範囲温度検出手段の温度を引いた
温度差から差の小さい場合、中間の場合、大きい場合の
3つの場合に分け、差の小さい場合の広範囲温度検出手
段の判断温度を差の大きい場合の判断温度以上に設定す
るとともに、中間の場合はその両判断温度内に設定し、
また、小範囲温度検出手段の判断温度を温度設定手段か
らの入力とし、広範囲温度検出手段の温度がその判断温
度以上になった場合、または、小範囲温度検出手段の温
度がその判断温度以上になった場合は加熱の出力を停止
するもしくは低下させることを行う判断手段を有してい
る。
作用 第1の技術的手段によって、下記に述べる作用を示す
ことができる。広範囲温度検出手段は被加熱物容器のそ
りに対して影響を受けることが少なく、一方、小範囲温
度検出手段は被加熱物容器の内側向きのそりに対して大
きく検出温度が下がる傾向にあり、このため、広範囲温
度検出手段の温度から小範囲温度検出手段の温度を引い
た温度差によって被加熱物容器底面の内側向きのそりの
傾向がわかる。即ち、容器底面のそりが大きいものは、
両検出手段の温度差は大きいが、反対にそれが小さいも
のは両検出手段の温度差は小さくなる。したがって、本
発明では、温度差が大きい場合は広範囲温度検出手段の
判断温度を下げ、一方、小範囲温度検出手段の判断温度
を上げ、また、温度差が小さいときは逆を行なうことに
よって、容器底面のそりが大きいときには主に広範囲温
度検出手段で判断手段が温度制御を行い、それが少ない
ときには主に小範囲温度検出手段で判断手段が温度制御
を行っている。このため、両温度検出手段の判断温度を
調整することによって、容器底面のそりの状態に関わら
ず容器の温度を300度付近で制御することを可能とし、
容器底面のそりが原因となって、油発火等の問題を起こ
すことが無く、また、底面のそりが少ないフライパンな
どを使った炒め物の料理中に頻繁に温度制御が働き調理
性能を低下させることが無い。
第2の技術的手段によって容器底面のそれの判定とな
る両検出手段の温度差の判断値に中間の部分を設けてお
り、このことで、容器底面のそりが中間のものを用いた
場合、加熱状態の少しの違いで容器に対する温度制御が
異なることがなく、安定した加熱モードの制御をするこ
とができる。
第3の技術的手段によって下記に述べる作用をするこ
とができる。温調モードに対して、底面のそりの少ない
被加熱物容器を指定すれば、温度設定手段から入力され
る温度で判定手段が小範囲温度検出手段出力を基に判断
し温度制御をすることができ、使用者が誤って、底面の
そりの大きい容器で油を熱しても第1の技術手段同様広
範囲温度手段が主に温度制御を行なうため油発火等の問
課を起こすことが無い。
第4の技術的手段によって容器底面のそりの判定とな
る両検出手段の温度差の判断値に中間の部分を設けてお
り、このことで、容器底面のそりが中間のものを用いた
場合、加熱状態の少しの違いで容器に対する温度制御が
異なることがなく、安定した温調モードの制御をするこ
とができる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
第1図は本発明の一実施例における電磁誘導加熱調理
器の温度制御装置のブロック図、第2図は要部断面図、
第3図は要部斜視図である。まず、第1図から説明す
る。被加熱物容器1の下には広範囲の温度を検出する感
温素子A13とほぼ中央部の狭い部分の温度を検出する感
温素子B14とを設け、これらを広範囲温度検出手段15お
よび小範囲温度検出手段16としている。17は判断手段で
両検出手段の出力信号を基に制御手段18を介して加熱手
段19の出力制御を行っている。20は温度設定手段で、判
断手段17に接続されている。また、制御手段18には商用
電源7が接続されている。
次に、具体構成として、第2図〜第3図にて説明す
る。21はプレートで、本体22に固定され、上面には被加
熱物容器1が乗せられている。23は広範囲温度検出ユニ
ットで、例えばアルミ等の金属板で構成された受熱板24
と取付け足25の間に熱拡散コンパウンドと感温素子A13
を封入している。受熱板24の端部は中央部より若干プレ
ート21側に曲げられ、また下面には耐熱性の発泡体26で
弾性指示することによってプレートへの接触を良くして
いる。27は小範囲温度検出ユニットで、耐熱性樹脂で構
成されたホルダ28上面に感熱素子B14が取り付けられ、
その上から熱拡散コンパウンドが塗られている。感熱素
子B14の両端のリード線29は同方向に出すことによっ
て、ループを小さくし誘導加熱コイル30からのノイズの
影響を減少させている。また、ボルダ28の下面には爪31
と耐熱性の発泡体32が設けられている。33は絶縁板で、
例えばマイカ板等で構成されており、コイル保持板34に
設けられたカイド35に合わせて誘導加熱コイル30上面に
接着し、受熱板24に対する絶縁をしている。誘導加熱コ
イル30を固定しているコイル保持板34には、中央にスリ
ット状の受熱板取付け穴36と角穴状のホルダ取付け穴37
を設けており、これによって、両検出ユニットの固定は
矢印aのように小範囲温度検出ユニット27の爪31をホル
ダ取付け穴37に入れ、コイル保持板34の下面に爪31を引
っかけ、広範囲温度検出ユニット23の取付け足25を受熱
板取付け穴36に矢印bのように差し込み行っており、組
立を正確にかつ簡単にしている。37は制御回路で、感温
素子A13、感温素子B14の入力を受け、誘導加熱コイル30
への通電をコントロールしている。ここで、広範囲温度
検出ユニット23は広範囲温度検出手段15に相当し、小範
囲温度検出ユニット27は小範囲温度検出手段16に相当
し、誘導加熱コイル30は加熱手段19に相当し、被加熱物
容器1への加熱を行い、制御回路には判断手段17や制御
手段18が含まれている。
以上のように構成された電磁誘導加熱調理器の温度制
御装置について、以下その動作を加熱モードと温調モー
ドの2つに分けて説明する。
以下、加熱モードの動作について説明する。被加熱物
容器1(以下、容器1と書く)を誘導加熱コイル30で加
熱すると、広範囲温度検出ユニット23の感温素子Aと小
範囲温度検出ユニット27の感温素子Bに容器1の熱がプ
レート等を介して伝わるが、この時、容器1の底面のそ
りの状態によって各感温素子への熱の伝わり方が大きく
異なる。即ち、第2図に示す2点鎖線のように容器1底
面が内側に沿っていた場合には容器中央部の小さい範囲
しか受熱できない感温素子B14は容器全体から受熱板24
を介して熱が伝わる感温素子A13に比べて熱の伝わりが
悪く検知温度が下がることになる。よって、感温素子A1
3の温度引く感温素子B14の温度の値(温度差Th.diffe
r)を求めれば容器1の底面のそりの状態を推定するこ
とができる。つまり、温度差が大きいときには容器1の
底面のそりが大きく、小さいときはそりが小さいことに
なる。この原理を用いて感温素子A13の判断温度(T1 im
it A)は第4図に示すように温度差が小さいときには値
を大きくし、温度差が小さいときには値を小さくし、中
間の場合は直線で近似している。また、感温素子B14の
判断温度(T1 imit B)は第5図に示すように、温度差
が小さいときには値を小さくし、温度差が小さいときに
は値を大きくし、中間の場合は直線で近似している。
ここで、判断手段17の動作を説明する。感温素子A13
の検知温度をTth Aとし、感温素子B14の検知温度をTth
Bとすると容器1の異常加熱を検知して、加熱を止める
判断は下記の(1)の条件が成立したときで、加熱を再
開するときは(2)の条件が成立したときである。
Tth A≧T1 imit A またはTth B≧T1 imit B ……(1) Tth A<T1 imit A−Dif A かつ Tth B<T1 imit B−Dif B ……(2) ここで、Dif A,Dif Bは予め設定される加熱のON,OFF
のディファレンシャル値である。
以上の動作によって、容器1の底面のそりが小さい時
には主に感温素子Bの判断温度で加熱の制御がされ、そ
りが大きいときには感温素子Aの判断温度で制御される
ことになり、結果として、両温度検出手段の判断温度を
調整することによって、容器底面のそりの状態に関わら
ず容器の温度を300度付近で制御することを可能とし、
容器底面のそりが原因となって、油発火等の問題を起こ
すことが無く、また、底面のそりが少ないフライパンな
どを使った炒め物の料理中に頻繁に温度制御が働き調理
性能を低下させることが無い。
以下、温調モードについて説明する。温調モードと加
熱モードの違いは感温素子Bの判断温度が第5図から決
められるような予め設定されたものではなく、温度設定
手段20から入力されるものである。即ち、使用者が天ぷ
ら等の料理において油の温度設定に応じて判断温度(T1
imit B)が決められることになる。
判断手段17の動作としては、加熱モードと同じで、容
器1の加熱が充分であると検知して、加熱を止める判断
は下記の(1)の条件が成立したときで、加熱を再開す
るときは(2)の条件が成立したときである。
以上の動作によって、温調モードに対して、底面のそ
りの少ない容器1の使用を指定すれば、温度設定手段20
から入力される温度で、天ぷらなどにおいて油の温度を
正確に制御することができるとともに、使用者が誤っ
て、底面のそりの大きい容器で油を加熱しても加熱モー
ド同様、感温素子Aが主に温度制御を行なうため油発火
等の問題を起こすことが無い。
また、本実施例では、加熱モードおよび温調モードと
もに第4図に示すように感熱素子の判断状態に中間の領
域を設けているので、容器底面のそりが中間のものも加
熱中に両感熱素子の温度差が多少ばらついても極端に判
断温度が変わることがなく、両モードとも安定した温度
制御ができることになる。
なお、本実施例の加熱モードでは、感温素子Aの判断
温度と感温素子Bの判断温度とを両感熱素子の温度差で
変化させたが、どちらか一方の判断温度を変化させるだ
けでもよく、このことで、同様な作用をさせることがで
きる。
発明の効果 以上のように本発明の加熱調理器は、第1の効果とし
て、加熱モード時に油発火等の問題を無くすとともに、
炒め物などの調理性能を低下させない加熱調理器を提供
することができる。
また、第2の効果として、第1の効果に加え、容器底
面のそりが中間のものについて加熱モードの温度制御を
安定化させることができる。
また、第3の効果として温調モード時に油発火等の問
題を無くした加熱調理器を提供することができる。
さらに、第4の効果として、第3の効果に加え、容器
底面のそりが中間のものについて温調モードの温度制御
を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における電磁誘導加熱調理器
の温度制御装置のブロック図、第2図は同要部断面図、
第3図は同要部斜視図、第4図は両感温素子の温度差と
感温素子Aの判断温度との関係を示す図、第5図は両感
温素子の温度差と感温素子Bの判断温度との関係を示す
図、第6図は従来例における加熱調理器のブロック図、
第7図は従来の電磁誘導加熱調理器の要部断面図であ
る。 1……被加熱物容器、15……広範囲温度検出手段、16…
…小範囲温度検出手段、17……判断手段、19……加熱手
段、20……温度設定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 和一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−152197(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 6/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱調理器の被加熱物容器底面の全体的な
    温度を検出する広範囲温度検出手段と、被加熱物容器底
    面の中央付近の温度を検出する小範囲温度検出手段とを
    有し、広範囲温度検出手段の温度から小範囲温度検出手
    段の温度を引いた温度差から差の小さい場合、大きい場
    合の2つの場合に分け、差の小さい場合の広範囲温度検
    出手段の判断温度を差の大きい場合の判断温度以上に設
    定し、あるいは、差の小さい場合の小範囲温度検出手段
    の判断温度を差の大きい場合の判断温度以下に設定し、
    広範囲温度検出手段の温度がその判断温度以上になった
    場合または、小範囲温度検出手段の温度がその判断温度
    以上になった場合は加熱手段の出力を停止するもしくは
    低下させることを行う判断手段を有した加熱調理器の温
    度制御装置。
  2. 【請求項2】加熱調理器の被加熱物容器底面の全体的な
    温度を検出する広範囲温度検出手段と、被加熱物容器底
    面の中央付近の温度を検出する小範囲温度検出手段とを
    有し、広範囲温度検出手段の温度から小範囲温度検出手
    段の温度を引いた温度差から差の小さい場合、中間の場
    合、大きい場合の3つの場合に分け、差の小さい場合の
    広範囲温度検出手段の判断温度を差の大きい場合の判断
    温度以上に設定するとともに中間の場合はその両判断温
    度内に設定し、あるいは、差の小さい場合の小範囲温度
    検出手段の判断温度を差の大きい場合の判断温度以下に
    設定するとともに中間の場合はその両判断温度内に設定
    し、広範囲温度検出手段の温度がその判断温度以上にな
    った場合または、小範囲温度検出手段の温度がその判断
    温度以上になった場合は加熱手段の出力を停止するもし
    くは低下させることを行う判断手段を有した加熱調理器
    の温度制御装置。
  3. 【請求項3】加熱調理器の被加熱物容器底面の全体的な
    温度を検出する広範囲温度検出手段と、被加熱物容器底
    面の中央付近の温度を検出する小範囲温度検出手段とを
    有し、広範囲温度検出手段の温度から小範囲温度検出手
    段の温度を引いた温度差から差の小さい場合、大きい場
    合の2つの場合に分け、差の小さい場合の広範囲温度検
    出手段の判断温度を差の大きい場合の判断温度以上に設
    定し、また、小範囲温度検出手段の判断温度を温度設定
    手段からの入力とし、広範囲温度検出手段の温度がその
    判断温度以上になった場合、または、小範囲温度検出手
    段の温度がその判断温度以上になった場合は加熱の出力
    を停止するもしくは低下させることを行う判断手段を有
    した加熱調理器の温度制御装置。
  4. 【請求項4】加熱調理器の被加熱物容器底面の全体的な
    温度を検出する広範囲温度検出手段と、被加熱物容器底
    面の中央付近の温度を検出する小範囲温度検出手段とを
    有し、広範囲温度検出手段の温度から小範囲温度検出手
    段の温度を引いた温度差から差の小さい場合、中間の場
    合、大きい場合の3つの場合に分け、差の小さい場合の
    広範囲温度検出手段の判断温度を差の大きい場合の判断
    温度以上に設定するとともに、中間の場合はその両判断
    温度内に設定し、また、小範囲温度検出手段の判断温度
    を温度設定手段からの入力とし、広範囲温度検出手段の
    温度がその判断温度以上になった場合、または、小範囲
    温度検出手段の温度がその判断温度以上になった場合は
    加熱の出力を停止するもしくは低下させることを行う判
    断手段を有した加熱調理器の温度制御装置。
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