JP2657093B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、被加熱物の温度を直接検知する温度検知手
段を有した誘導加熱調理器に関する。
(ロ)従来の技術 誘導加熱調理器は高周波交番磁界により調理鍋を誘導
加熱するものである。このような誘導加熱調理器におい
て、鍋内の被加熱物の温度をプローブ等で直接検知して
加熱制御に使用するものが例えば特開昭59−149684号公
報で示されている。
ところでこうした誘導加熱調理器では温度検知手段で
ある温度プローブが鍋内の被加熱物の温度を適切に検出
すれば問題ないのであるが、例えば温度プローブ先端が
鍋から飛び出した誤使用状態であると、加熱により被加
熱物の温度が高くなっていても検知温度は低いままとな
り、異常加熱されてしまう危険がある。
それに対し、特開昭62−254389号公報においては、調
理鍋が載置される載置板の温度を検知し、温度プローブ
の検知温度が変化しないのに載置板温度が上昇した時に
は音プローブの誤使用と判断し、加熱を停止させる構成
として、異常加熱を防止している。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、熱伝導が悪い鍋(鍋底が厚いものな
ど)の調理鍋として用いる場合には、被加熱物よりも先
に載置板の温度が上昇してしまうことが起こるため、特
開昭62−254389号公報の構成では使い勝手が悪いものと
なる。即ち、第5図に示す如く、被加熱物の温度が所望
温度T2(例えば200℃)まで上昇しないうちに載置板温
度がT1(例えば220℃)まで上昇して加熱が停止され、
以後は断続加熱となってしまい、被加熱物が所望温度T2
になるのに長い時間を要したり、所望温度T2まで加熱す
ることができなかったりするのである。
本発明は温度プローブの誤使用による異常加熱を防止
した上に、熱伝導が悪い鍋を用いる場合でも使いやすい
誘導加熱調理器を提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明の誘導加熱調理器は、載置板直下に設けられた
誘導加熱コイルから交番磁界を供給することにより、前
記載置板直上に配置された金属製調理鍋を誘導加熱する
誘導加熱調理器において、前記加熱コイルからの交番磁
束の発生を制御する制御回路と、着脱自在に設けられ且
つ前記調理器鍋内の被加熱物の温度を検知可能な第1温
度検知手段を含み、その検知結果に応じて前記制御回路
に信号を与える第1温度制御部と、前記載置板近傍の温
度を検知する第2温度検知手段を含み、その検知結果が
所定温度に達すると制御回路に信号を与える第2温度制
御部と、前記第1温度検知手段装着時に前記所定温度を
未装着時よりも高く設定する切換手段とよりなることを
特徴とする。
(ホ)作用 第1温度検知手段未装着時には、載置板が所定温度ま
で上昇すると第2温度検知手段により異常加熱が察知さ
れる。第1温度検知手段装着時には、前記所定温度は未
装着時よりも高く設定され、熱伝導が悪い鍋を用いる場
合に多少載置板温度が上昇しても加熱が継続される。
(ヘ)実施例 図面は本発明誘導加熱調理器の電気回路を示し、
(1)は交流電流(AC)のON、OFFをする電源スイッ
チ、(2)は電流ヒューズ、(3)は後述する制御回路
に電源を供給する為の降圧トランス、(4)は内部の電
気部品を冷却する為の冷却用ファンモータ、(5)は整
流用ブリッジ、(6)はコンデンサ(7)と共にフィル
ターを構成するチョークコイルで高周波が電源ラインヘ
漏出するのを防ぐ。(8)は誘導加熱コイル、(9)は
この誘導加熱コイル(8)に直列接続された半導体スイ
ッチング素子で後述する制御回路よりの信号でオン、オ
フ制御され、前記誘導加熱コイル(9)に高周波電流を
発生する。尚、半導体スイッチング素子としては通常1
チップダーリントントランジスタが使用され、ダンパー
ダイオードも内蔵されている。(10)は前記スイッチン
グ素子(9)がオフの時、誘導加熱コイル(8)と共振
し、電流を誘導加熱コイル(8)に連続して流す為の共
振コンデンサ、(S)はその直下に誘導加熱コイル
(8)を配設した載置板、(12)は該載置板上に載置さ
れる調理鍋である。(14)は入力制御の為に交流電流を
検知する電流センサーであり、通常カレントトランスが
使用される。
(15)は制御回路であり、半導体スイッチング素子
(9)をオンオフ制御して、誘導加熱コイル(8)から
の交番磁束の発生を制御する。(16)は後述する温度検
知手段の検知結果に応じて制御回路(15)に信号を与
え、制御のための情報を提供する温度制御回路であり、
これは第2図に示す如く、比較器(COMP1)などよりな
る第1温度制御部(16a)と、比較器(COMP2)などより
なる第2温度制御部(16b)とより構成される。
第1温度制御部(16a)において、(P)は調理(1
2)に収容される被加熱物(特に点ぷら調理時の油)に
さし込まれてその温度を直接的に検知するための温度プ
ローブであり、ジャック(J)を介して着脱自在となっ
ている。(13)は温度プローブ(P)に内蔵された第1
温度検知手段としての第1サーミスタである。
第2温度制御部(16b)において、(11)は載置板
(S)の裏面に圧接配置され、その近傍の温度即ち載置
板(S)上の調理鍋(12)の温度を検知する第2温度検
知手段としての第2サーミスタである。
また、温度制御回路(16)において、(18a)(18b)
は温度プローブ(P)がそれにつながれたプラグ(図示
せず)を介してジャック(J)に装着接続されたか否か
によって切り換わるジャックスイッチである。これらは
温度プローブ(P)装着時には第2図中の「温」側に切
り換わり、即ち第2図に示す状態となり、また温度プロ
ーブ(P)未装着時には逆に「加」側に切り換わる。そ
してこのうち一方のジャックスイッチ(18b)が、後述
の如く作動する切換手段に相当する。
(17)は温度制御回路(16)に接続された加熱モード
切替スイッチであり、その切り換え操作に応じた回路の
動作を以下に説明する。
加熱モード切替スイッチ(17)を「加」側にし、通常
の加熱を行なう「加熱」モードを選択したとする。この
とき温度プローブ(P)は使用する必要がなく、ジャッ
ク(J)には装着されず、ジャックスイッチ(18a)(1
8b)はいずれも「加」側になっている。而してこのとき
第2温度制御部(16b)は、抵抗(R2a)(R2b)とジャ
ックスイッチ(18b)によって、第2サーミスタ(11)
が温度T1(ここでは220℃)になったとき比較器(COMP
2)からLレベル信号を発して制御回路(15)に与える
ようなされる。他方、このとき第1温度制御部(16a)
の比較器(COMP1)の入力側にも第2サーミスタ(1
1)が接続されているが、加熱モード切替スイッチ(1
7)と抵抗(R6)(R7)(R8)(R9)(R13)、可変抵抗
(VR)により、第2サーミスタ(11)が前記T1(220
℃)よりも高い温度(例えば250℃)にならなければ比
較器(COMP1)からLレベル信号が出力されないような
されている。即ち「加熱」モード時には第1温度制御部
(16a)は実質的には休止している。
そしてこのときには被加熱物の温度を検知しつつ加熱
を制御する方式はとられず、温度制御回路(16)がHレ
ベル信号を出力している間だけ制御回路(15)が半導体
スイッチング素子(9)をオンオフ制御し、誘導加熱コ
イル(8)に高周波電流を流した調理鍋(12)を誘導加
熱する。もし空だき等のために調理鍋(12)が異常高温
となると載置板(S)の温度も上昇し、第2サーミスタ
(11)が220℃よりも高温になると第2温度制御部(16
b)が制御回路(15)にLレベル信号を与えるので、加
熱が停止され十分に安全が確保される。
加熱モード切替スイッチ(17)を「温」側にし「温
調」モードを選択すると、温度プローブ(P)を用いて
被加熱物を所望温度に保つ調理が可能になり、これは天
ぷら調理などに適する。このとき温度プローブ(P)を
ジャック(J)に装着接続すると、ジャックスイッチ
(18a)(18b)はいずれも「温」側に切り換わる。そし
て切換手段であるジャックスイッチ(18b)の切り換わ
りにより、第2温度制御部(16b)は、第2サーミスタ
(11)が前記T1(220℃)よりも高いT3(ここでは255
℃)になったとき、比較器(COMP2)がLレベル信号を
出力するようになっている。
第1図に示す如く、調理鍋(12)に天ぷら油を入れる
と共にジャック(J)に接続した温度プローブ(P)の
第1サーミスタ(13)部分を天ぷら油内に浸し、また可
変抵抗(VR)により所望温度T2(天ぷらの場合は200
℃)を設定して電源スイッチ(1)を投入すると、同様
に誘導加熱が開始される。このときの調理は天ぷら油の
温度を温度プローブ(P)で測りつつ行なわれ、油温が
200℃になるまで比較器(COMP1)の出力はHレベルとな
り加熱が実行される。
調理鍋(12)として熱伝導の良いものを用いる時に
は、その中の天ぷら油の温度は第3図に示す様に上昇
し、温度プローブ(P)の第1サーミスタ(13)の抵抗
値が変化して比較器(COMP1)の入力が入力と一致
すると、この比較器(COMP1)はLレベル信号を制御回
路(15)に与え、加熱動作が停止される。天ぷら油の温
度が下ると比較器(COMP1)の出力は再びHレベルとな
って加熱動作が再開される。このようにして被加熱物で
ある天ぷら油は設定された所望温度T2付近に保たれる。
而して、本発明においては、比較器(COMP2)がLレ
ベル信号を発するときの第2サーミスタ(11)の温度
を、温度プローブ(P)を使用しない時よりも高いT
3(255℃)に設定している。従って、同じ天ぷら調理の
ための調理鍋(12)として熱伝導が悪いものを用いてし
まい、被加熱物の温度がT2になるよりも早く載置板
(S)の温度がT1になってしまったとしても、その時点
では加熱動作は停止されない(第4図参照)。それによ
り、被加熱物を速やかに設定温度T2まで加熱することが
できる。尚、「温調」モードが設定され、且つ温度プロ
ーブ(P)がジャック(J)に適切に接続されてはいる
ものの、温度プローブ(P)を調理鍋(12)内の天ぷら
油に浸し忘れるなどして、第1サーミスタ(13)により
被加熱物の温度を正しく検知できない状態となった場合
には、第1サーミスタ(13)の検知温度は上昇しないが
実際の被加熱物(天ぷら油)の温度はどんどん上昇す
る。然し乍ら、載置板(S)下面に取着された第2サー
ミスタ(11)の検知温度は比較器(COMP2)で常に比較
されているため、検知温度が前記T3(255℃)に達した
時に加熱が停止され、異常加熱が起こることはなく、安
全が確保される。
また、使用者が温度プローブ(P)のプラグをジャッ
ク(J)に差し込み忘れたり、或いは不充分な差込み状
態で使用すると、ジャックスイッチ(18a)(18b)は第
2図の状態とは反対側即ち「加」側の接点に接続される
為、比較器(COMP1)は第2サーミスタ(11)に接続さ
れることになる。従って、この場合でも、調理鍋(12)
の温度を載置板(S)を通して検知することになり、調
理鍋(12)の温度が可変抵抗(VR)で設定される温度を
越えないようになっている。
(ト)発明の効果 本発明によれば、第1温度検知手段未装着時には、載
置板が所定温度まで上昇したとき第2温度検知手段によ
り異常加熱を察知して加熱を停止でき、十分な安全が確
保される。
また第1温度検知手段装着時には、第1温度検知手段
により温度制御調理を行なうことができ、且つ第1温度
検知手段を被加熱物に浸し忘れた場合等においても第2
温度検知手段により安全が確保される。しかも第1温度
検知手段装着時には前記所定温度を高く設定しているの
で、熱伝導の悪い鍋を用いて天ぷら等をする場合でも被
加熱物を速やかに所望温度まで加熱することができ、使
い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明誘導加熱調理器の回路ブロック図、第2
図は温度制御回路の回路図、第3図及び第4図は本発明
による調理時の検知温度変化を示す図、第5図は従来例
による調理等の検知温度変化を示す図である。 (S)……載置板、(8)……誘導加熱コイル、(11)
……第2サーミスタ(第2温度検知手段)、(12)……
調理鍋、(13)……第1サーミスタ(第1温度検知手
段)、(15)……制御回路、(16a)……第1温度制御
部、(16b)……第2温度制御部、(18b)……ジャック
スイッチ(切換手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】載置板直下に設けられた誘導加熱コイルか
    ら交番磁界を供給することにより、前記載置板直上に配
    置された金属製調理鍋を誘導加熱する誘導加熱調理器に
    おいて、前記加熱コイルからの交番磁束の発生を制御す
    る制御回路と、着脱自在に設けられ且つ前記調理鍋内の
    被加熱物の温度を検知可能な第1温度検知手段を含み、
    その検知結果に応じて前記制御回路に信号を与える第1
    温度制御部と、前記載置板近傍の温度を検知する第2温
    度検知手段を含み、その検知結果が所定温度に達すると
    制御回路に信号を与える第2温度制御部と、前記第1温
    度検知手段装着時に前記所定温度を未装着時よりも高く
    設定する切換手段とよりなることを特徴とする誘導加熱
    調理器。
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