JPH0665144B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH0665144B2
JPH0665144B2 JP3796888A JP3796888A JPH0665144B2 JP H0665144 B2 JPH0665144 B2 JP H0665144B2 JP 3796888 A JP3796888 A JP 3796888A JP 3796888 A JP3796888 A JP 3796888A JP H0665144 B2 JPH0665144 B2 JP H0665144B2
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temperature
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induction heating
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inverter
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邦裕 藤島
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Sanyo Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は温度制御機能を持った誘導加熱調理器に関す
る。
(ロ)従来の技術 誘導加熱調理器は加熱コイルで高周波交番磁界を発生さ
せることにより、この加熱コイルに近接配置された金属
製の調理鍋を誘導加熱するものである。こうした調理器
は例えば特開昭61−190890号に示されている。
この調理器では鍋載置面となるトッププレート裏面に取
付けられた温度センサーにより鍋底の温度を検知し、設
定温度と比較して、スイッチングトランジスタをON−
OFF制御して上記誘導加熱調理器で発生される磁界を
調整し、鍋の温度を制御すると共に、使用者に適温にな
った事を報知するLEDを点灯させている。所がこのよ
うにトッププレート裏面で温度検知した場合鍋内の被加
熱物が何であるか(例えば水、油)、あるいはその量に
よって、鍋内の被加熱物温度にバラツキが出て、使用上
不都合である。
特に天ぷら油では当初油が加熱されて適温になってから
被調理物を投入する必要があるが、油の多少、鍋の材
質、鍋底の厚み等により、油の温度がいつ適温になるの
かわからなくなる。このため、上述した特開昭61−1
90890号では温度が設定値に達して、加熱動作がO
FFし、次に設定値以下になってONする迄の時間を測
定して、適温を表示するタイミングを制御するようにし
ている。
こうした方法では、天ぷら油の量が少ないときは第3図
のように最初に検知温度が設定値に達したときには天ぷ
ら油は設定値よりはるかに高い温度になり発火等の危険
性がある。
この危険性を回避するために、特開昭62−69484
号公報の誘導加熱調理器では、温度検出手段で検出した
被調理物の温度の温度上昇率を温度上昇率計算手段で求
め、この温度上昇率に基づいて加熱出力を出力制御手段
で制御することが示されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の技術では、温度検出手段の検
知温度が設定温度に到達後、保温動作に移行しても温度
上昇率に基づく出力制御は継続されているため、被加熱
物を追加されると温度が急激に低下してしまい、調理の
仕上がりが悪くなってしまう恐れがある。
本発明は斯る課題を解決するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明の課題を解決する手段は、鍋へ高周波磁界を付与
して誘導加熱する誘導加熱コイルとON、OFF動作に
より上記誘導加熱コイルに上記高周波磁界を発生させる
スイッチング素子とを有するインバータと、このインバ
ータの出力を設定する出力設定手段と、この出力設定手
段の設定出力に応じた時間幅のONパルスを上記スイッ
チング素子に出力して上記インバータの出力を制御する
パルス幅制御手段と、上記鍋の温度を検知する温度検知
手段と、この温度検知手段で検知された検知温度を予め
設定された設定温度と比較して設定温度より検知温度が
高いとき出力信号を出力して上記パルス幅制御手段のO
Nパルス出力を禁止させ、上記インバータの出力を停止
させる温度比較手段と、調理運転開始から最初に上記温
度比較手段の出力信号が出力されるまでの期間において
上記温度検知手段にて検知された温度に基づいた温度勾
配と予め設定された設定温度勾配とを比較するととも
に、この比較の結果上記設定温度勾配より上記温度検知
手段の温度勾配が高ければ上記出力設定手段の設定出力
を低下させる勾配検知手段と、を備え、上記勾配検知手
段は、上記温度比較手段から最初の出力信号が出力され
たときとき上記出力設定手段の設定出力の低下を解除す
る構成である。
(ホ)作用 鍋が低出力で徐々に加熱されるため被加熱物と温度検知
手段に時間差なく熱が伝わる。また、設定温度到達後に
被加熱物を追加したとき、鍋内の温度が低下しても、設
定出力の低下を解除してもとの設定出力としているの
で、加熱出力は高く、鍋内の温度がすぐに上昇し、設定
温度に戻せる。
(ヘ)実施例 第1図は本発明誘導加熱調理器の回路ブロック図であっ
て、(1)は商用電源、(2)は電流ヒューズ、(3)は電源ス
イッチ、(4)はこの調理器の電気部品に冷却風を送るた
めの冷却用ファンモータ、(5)は整流器、(6)はチョーク
コイルを示し、コンデンサ(7)と共にフィルター回路を
構成する。(8)は鍋へ高周波磁界を付与して誘導加熱す
る高周波磁界発生用誘導加熱コイル、(9)はON、OF
F動作することにより上記誘導加熱コイルに上記高周波
磁界を発生させる半導体スイッチング素子で、通常逆並
列接続のダンパーダイオード内蔵のスイッチングトラン
ジスタが使用される。(11)は入力電流検知用カレントト
ランスで出力制御に使用される。(12)は降圧トランスで
制御回路(13)へ低電圧直流を供給する為のものである。
(14)は低電圧直流電源回路、(15)は「加熱」「天ぷら」
の切替えスイッチで使用者が「加熱」モードか「天ぷ
ら」モードか選択するもので「天ぷら」モードでは出力
設定が最高になり、後述する温度検知回路を動作させ温
度制御動作をする。(16)は「加熱」モード時の出力制御
用可変抵抗器である。(17)はカレントトトランス(11)の
信号を電圧に変換する入力検知回路、(18)は出力設定用
信号を発生する為の出力設定手段となる出力設定回路、
(19)はスイッチング素子(10)の電圧を受けて、スイッチ
ングトランジスタをオンするタイミングを決める為のオ
ンタイミング回路(20)はオンタイミング回路の信号に同
期されたパルス幅制御回路で出力設定回路(18)の出力信
号に応じた時間幅のONパルスを後述の駆動回路(21)を
介してスイッチング素子(10)へ出力する。(21)はスイッ
チング素子(10)の駆動回路である。(22)は上記加熱コイ
ル(8)、共振コンデンサ(9)、スイッチング素子(10)から
成る自励式インバータの起動回路で電源スイッチ(3)オ
ンより所定時間遅れてインバータを起動する。又後述の
温度検知回路(24)が作動した時或いは適性負荷検知回路
(23)により小物負荷等が検知された前記起動回路(22)を
通してインバータの発振を停止し、所定時間後インバー
タを再起動する役目も果す。(23)は上記入力検知回路(1
7)出力とパルス幅制御回路(20)出力を比較して適性負荷
の検知をする適性負荷検知回路、(24)は温度比較手段と
なる温度検知回路で、温度設定用可変抵抗器(25)、温度
検知手段となる温度検知サーミスタ(26)、比較器(27)か
ら成り、この比較器(27)により、サーミスタ(26)での検
知温度信号と可変抵抗器(25)での設定温度信号を比較
し、もし検知温度が設定温度より低ければ、インバータ
の発振を継続せしめ、逆に高くなれば、比較器(27)出力
で起動回路(22)を介してパルス幅制御回路(20)へONパ
ルス発生するのを禁止する。(28)は温度検知回路(24)が
最初に設定値に達して出力信号を出した時、反転するフ
リップフロップ回路であり、2回目以降温度検知回路(2
4)の出力信号に対しては何ら変化しない。(29)は上記フ
リップフロップ回路(28)の出力を受けて、使用者に適温
を知らせる適温表示回路である。(30)はサーミスタ検知
温度の温度勾配を検知する勾配検知手段となる温度勾配
検知回路であって、内蔵されたタイマにより検知温度を
サンプリングし、温度上昇が予め設定された設定温度勾
配となる所定のレベルより低いか高いかを判別して高い
ときは出力設定回路(18)での設定出力を低下させる。ま
た、フリップフロップ回路(28)が反転動作すると温度勾
配検知回路(30)の出力は禁止、即ち設定出力の低下が解
除される。
上記回路で切替えスイッチ(15)が「天ぷら」モードにあ
るとして、電源スイッチ(3)をONするとインバータは
予め定められた低出力例えば600wで発振を開始す
る。
これにより鍋(図示せず)が加熱されサーミスタ(26)が
鍋底の温度を検知して、温度勾配検知回路(30)が動作し
て、温度勾配が所定の値例えば0.6degree/secになっ
ているかを検知する。もし、天ぷら油の量が少く、検出
される温度勾配が上述の所定勾配より大きければ、出力
設定回路(18)の設定出力電圧を下げるよう動作し、この
結果パルス幅制御回路(20)の出力パルス幅が減少し、イ
ンバータの出力が引下げられる。この動作は温度勾配検
知回路(30)で予め定められた上述の所定勾配になる迄行
われ、急激な油温度上昇が防がれる。逆に天ぷら油の量
が多く温度勾配が小さい場合は温度勾配が所定値になる
よう出力設定回路(18)の設定出力電圧を上げるよう動作
して出力を増加させる。このため、油の温度が設定温度
になるまで時間がかかると云うこともなくなる。
このように動作して検知温度が上昇し、温度検知回路(2
4)の比較器(27)出力が動作すると、フリップフロップ回
路(28)が反転する。これによりインバータの発振を停止
する。このとき第2図のようにサーミスタ(26)の検出温
度と油温度は略等しくなっている。
フリップフロップ回路(28)が反転すると温度勾配検知回
路(30)の出力は禁止され以後は出力設定回路(18)は最大
出力となるよう作動する。
又フリップフロップ回路(28)の出力により適温表示回路
(29)が動作して使用者に適温になったことを報知する。
その後サーミスタ温度が下がると再びインバータは発振
を開始するが、出力は最大出力、例えば1300wとな
っている。
従ってこの時点で天ぷらの具を入れても最大出力である
為、油の温度低下が少ない。
(ト)発明の効果 以上述べた如く、本発明誘導加熱調理器は、設定温度に
なるまでの間、温度勾配が設定温度勾配となるように出
力設定手段の設定出力を低下させているので、被加熱物
が少量のときでも被加熱物が以上高温になることはな
い。
また、設定温度に到達後は、設定出力の低下を解除して
いるので、高出力で加熱され、被加熱物をさらに追加し
て鍋内の温度が低下しても、すぐに設定温度に戻すこと
ができ、温度が急激に下降することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明誘導加熱調理器の1実施例を示す回路プ
ロック図、第2図は本実施例における天ぷら油の温度上
昇特性図。第3図は従来例に於ける天ぷら油の温度上昇
特性図である。 (1)……商用電源、(2)……電流ヒューズ、(3)……電源
スイッチ、(5)……整流器、(8)……誘導加熱コイル、
(9)……共振コンデンサ、(10)……スイッチング素子、
(11)……カレントトランス、(15)……切替えスイッチ、
(24)……温度検知回路、(25)……可変抵抗、(26)……サ
ーミスタ、(27)……比較器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍋へ高周波磁界を付与して誘導加熱する誘
    導加熱コイルとON、OFF動作により上記誘導加熱コ
    イルに上記高周波磁界を発生させるスイッチング素子と
    を有するインバータと、このインバータの出力を設定す
    る出力設定手段と、この出力設定手段の設定出力に応じ
    た時間幅のONパルスを上記スイッチング素子に出力し
    て上記インバータの出力を制御するパルス幅制御手段
    と、上記鍋の温度を検知する温度検知手段と、この温度
    検知手段で検知された検知温度を予め設定された設定温
    度と比較して設定温度より検知温度が高いとき出力信号
    を出力して上記パルス幅制御手段のONパルス出力を禁
    止させ、上記インバータの出力を停止させる温度比較手
    段と、調理運転開始から最初に上記温度比較手段の出力
    信号が出力されるまでの期間において上記温度検知手段
    にて検知された温度に基づいた温度勾配と予め設定され
    た設定温度勾配とを比較するとともに、この比較の結果
    上記設定温度勾配より上記温度検知手段の温度勾配が高
    ければ上記出力設定手段の設定出力を低下させる勾配検
    知手段と、を備え、上記勾配検知手段は、上記温度比較
    手段から最初の出力信号が出力されたとき上記出力設定
    手段の設定出力の低下を解除することを特徴とした誘導
    加熱調理器。
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