JPH0211760Y2 - - Google Patents

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JPH0211760Y2
JPH0211760Y2 JP5900285U JP5900285U JPH0211760Y2 JP H0211760 Y2 JPH0211760 Y2 JP H0211760Y2 JP 5900285 U JP5900285 U JP 5900285U JP 5900285 U JP5900285 U JP 5900285U JP H0211760 Y2 JPH0211760 Y2 JP H0211760Y2
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JP
Japan
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temperature
induction heating
circuit
control circuit
input power
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【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、誘導加熱調理器、特にその温度制御
に関する。
ロ 従来の技術 誘導加熱装置は高周波交番磁界を被加熱物に供
給することにより、被加熱物を誘導加熱するもの
で、現在では家庭用の金属製鍋等を加熱するもの
にも利用されている。こうした誘導加熱装置にお
いては、温度検出素子で検出される上記鍋等の被
加熱物の温度を一定に保つように加熱の継続、停
止を制御する特公昭58−10837号のようなものが
利用されるようになつている。
ハ 考案が解決しようとする問題点 ところで、このような装置では設定温度と加熱
入力が適正な場合は鍋内の調理物の温度(点線)
及び温度検出素子の温度(実線)が第3図のよう
に設定温度Trefに対して安定して保たれる。然
し乍ら、設定温度に対して加熱入力が強い場合は
調理物の温度(点線)及び温度検出素子の検出温
度(実線)は第4図のように設定温度Trefに比
して高くなる。また、設定温度に対して加熱入力
が弱くなると加熱状態の時間が加熱停止状態の時
間に比して第5図のように長くなり、加熱の余裕
がなくなり、調理開始時や調理物を付加した時に
おいて、調理物の温度を設定温度Trefにするの
に時間が掛る。このような傾向は特に熱伝導の悪
い鍋に大きく表われる。
ニ 問題点を解決するための手段 本考案では、設定温度の上昇にともなつて鍋へ
の入力電力を上昇させている。また、この入力電
力の調整は周波数制御とデユーテイ制御を併用す
ることにより行つている。
ホ 作用 設定温度の上昇に併つて入力電力を上昇させて
いるので常に設定温度に応じて適正な加熱が行な
われる。
ヘ 実施例 第1図は本考案誘導加熱装置の一実施例回路ブ
ロツク図であり、1は交流電源(AC)電圧を全
波整流する全波整流回路2はチヨークコイル3を
介して全波整流回路1に結ばれたバイパスコンデ
ンサ、4は上記チヨークコイル3を介して全波整
流回路2に結ばれた誘導加熱コイル、5はこの誘
導加熱コイル直上に配置されたセラミツク製の天
板を示し、その上面には調理鍋6が載置される。
7は上記加熱コイル4と共振回路を為す共振コン
デンサ、8はこの共振コンデンサ7に並列に接続
されたスイツチングトランジスタ、9はこのスイ
ツチングトランジスタ8に逆並列に接続されたダ
ンパーダイオードを示し、これ等、バイパスコン
デンサ2〜ダンパーダイオード9でインバータ回
路が形成されている。10は上記セラミツク天板
5裏面に設けられたサーミスタ等の温度検出素
子、11はカレントトランス12で検出される交
流入力電流を見て、交流入力電力を検出する入力
電力検出回路、13は加熱コイル4両端間の電圧
を見てスイツチングトランジスタ8のONタイミ
ングを検出して、ONパルスを出力するONパル
ス発生回路、14は入力電力を設定する操作手
段、15はこの操作手段14で操作設定されたレ
ベルと入力電力検出回路11からの検出入力電力
を比較する比較器、16は上記ONパルス発生回
路13からの信号により設定されたON期間長の
ON信号を出力するON期間制御回路であつて、
比較器15よりの信号により、そのON信号長は
制御される。17は上記比較器15出力によりこ
の装置の加熱動作、加熱停止のデユーテイ比を変
えるデユーテイ制御回路である。18はスイツチ
19を介して操作手段14からのレベル信号を受
けるとともに温度検出素子10からの温度信号を
受ける温度制御回路を示し、温度検出素子10か
らの信号レベルが操作手段14からの信号レベル
より低いとき、“H”信号を、逆のとき“L”信
号を出力する。20は上記スイツチ19を閉成す
るか開成するかを選択する選択手段であつて、開
成が選択されたときは、温度制御回路18に作用
して、温度制御回路18からの出力が“H”に固
定されるようにしている。21はON期間制御回
路16、デユーテイ制御回路17、温度制御回路
18からの信号を受けるゲート回路、22はこの
ゲート回路21からの出力を受ける駆動回路であ
つて、上記スイツチングトランジスタ8のON、
OFF駆動をする。23は上記デユーテイ制御回
路17及び温度制御回路17からの出力のAND
を採るゲート回路24はこのゲート回路23出力
を受ける起動信号生成回路を示し、この起動信号
は上記ON期間制御回路16へ与えられる。
このような誘導加熱装置においては、選択手段
を操作してスイツチ19を開成するとともに温度
制御回路18の出力を“H”に固定するとデユー
テイ制御回路17からの信号により、ON期間制
御回路16からゲート21を介して駆動回路22
へ与えられるON信号は制限される。即ち、デユ
ーテイ制御回路17からの発振を指示する“H”
信号が発せられたとき、ゲート23を介して起動
信号発生回路24からON規間制御回路16へ起
動パルスが与えられ、このON期間制御回路16
からゲート21を介して駆動回路22へON信号
が与えられて、スイツチングトランジスタ8はそ
の信号期間ONされるようになる。その後、ON
パルス発生回路13及びON期間制御回路16の
制御によりスイツチングトランジスタ8の駆動は
継続され、デユーテイ制御回路17からの“H”
信号が無くなつたとき、このスイツチングトラン
ジスタ8の駆動は停止される。このような発振を
指示する“H”レベル信号は設定されたデユーテ
イ比に応じて間欠的に出力される。また、この動
作中において、操作手段14での設定レベルと入
力電力検出回路11での検出レベルは常時比較さ
れ、検出入力電力が設定レベルより低いときは
ON期間制御回路16で設定されるスイツチング
トランジスタのON期間長及びデユーテイ制御回
路17で設定されている発振デユーテイを増加さ
せ、検出入力電力の方が設定レベルより高いとき
は、それらを減少させるように制御される。つま
り、スイツチングトランジスタ8のON期間長
(動作周波数)と発振デユーテイ比を同時に制御
して加熱制御を行つている。
さらに選択手段21を操作してスイツチ19が
閉成されると操作手段14で任意設定されるレベ
ルは設定入力電力レベルとしてのみならず設定温
度レベルとしても温度制御回路18へ与えられ
る。これにより、温度制御回路18は温度検出素
子10で検出した鍋6の検出温度レベルが操作手
段14で設定されたレベルとを比較してその出力
を制御する。即ち検出温度レベルが設定レベルよ
り低いときは“H”信号を出力し、ゲート21を
介して駆動回路22へON信号が与えられるよう
にし、検出温度レベルが設定レベルより高いとき
“L”レベル信号を出力してゲート21を介して
ON信号が駆動回路22へ与えられるのを禁止す
る。このような動作により、温度制御が為され
る。
また、この場合、第2図に示すように操作手段
14を操作して設定温度を増加(減少)させると
設定入力電力も増加(減少)するので設定温度に
応じた鍋6への加熱入力が行え、常に安定した温
度制御が行える。
ト 考案の効果 以上述べた如く、本考案誘導加熱装置は設定温
度の上昇にともなつて入力電力を上昇させている
ので、設定温度に対して加熱入力が強くなつて調
理物の温度が設定温度に比して高くなつたり、設
定温度に対して加熱入力が弱くなつて、調理開始
時に温度が安定するまでに時間が掛ると云う不都
合が無くなり、常に安定した温度制御が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案誘導加熱装置の回路ブロツク
図、第2図は、設定温度と、設定入力の関係を示
す関係図、第3図乃至第5図は夫々入力電力が適
正な場合、過大な場合、過小な場合の検出温度と
調理物の温度状態示す関係図である。 1……全波整流回路、2……バイパスコンデン
サ、3……チヨークコイル、4……誘導加熱コイ
ル、5……天板、6……鍋、7……共振コンデン
サ、8……スイツチングトランジスタ、10……
温度検出素子、11……入力電力検出回路、14
……操作手段、15……比較器、16……ON期
間制御回路、17……デユーテイ制御回路、18
……温度制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直流電源と、この直流電源に結合された誘導加
    熱コイルと、この誘導加熱コイルとともに共振回
    路を為す共振コンデンサと、上記共振回路に結ば
    れ、この共振回路に共振電流を生成するためのス
    イツチング素子と、から成り、上記スイツチング
    素子をON、OFF制御することにより上記共振回
    路に振動電流を生ぜしめる誘導加熱装置におい
    て、上記誘導加熱コイルに近接配置される被加熱
    物の温度を検出する温度検出手段と、上記被加熱
    物の温度を設定する温度設定手段と、この温度設
    定手段での設定温度と温度検出手段での検出温度
    とを比較して動作停止、開始を制御する温度制御
    手段と、上記温度設定手段での設定温度を上昇さ
    せたとき加熱動作時の鍋への入力電力を上昇させ
    る入力電力制御手段と、から成る誘導加熱装置。
JP5900285U 1985-04-19 1985-04-19 Expired JPH0211760Y2 (ja)

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JPS61196491U JPS61196491U (ja) 1986-12-08
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JPS61196491U (ja) 1986-12-08

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