JPS6016073Y2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPS6016073Y2
JPS6016073Y2 JP1980045181U JP4518180U JPS6016073Y2 JP S6016073 Y2 JPS6016073 Y2 JP S6016073Y2 JP 1980045181 U JP1980045181 U JP 1980045181U JP 4518180 U JP4518180 U JP 4518180U JP S6016073 Y2 JPS6016073 Y2 JP S6016073Y2
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JP
Japan
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heating coil
current
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coil current
detects
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JP1980045181U
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JPS55141493U (ja
Inventor
光幸 木内
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は家庭用の金属製箔を加熱する誘導加熱調理器に
関するものである。
従来、誘導加熱調理器の高周波電源として、主にサイリ
スクインバータ装置が用いられていたが、部品点数が多
くて、高価格になり、しかも非磁性材質の銅やアルミニ
ウム鍋などを加熱コイルに近づけると転流失敗する欠点
があった。
そこで本考案は部品点数が少なくて低価格となりしかも
、銅やアルミニウムなどの非磁性材質の鍋でも動作可能
な誘導加熱装置を提供しようとするものであり、以下本
考案の一実施例について添付図面とともに説明する。
第1図において、交流電源1より全波整流器2を介して
直流電圧に変換し、全波整流器2の直流出力側に入力コ
ンデンサ3を接続し、直流電源を構威している。
そして直流電源の■側より、サイリスタ4とサイリスタ
5を直列接続し、サイリスタ4のアノードは■端子、サ
イリスタ5のカソードはe端子に接続している。
またサイリスタ4とサイリスタ5にそれぞれ逆並列関係
にダイオード6および7を接続し、サイリスタ4とサイ
リスタ5の接続点より、加熱コイル9を、共振用コンデ
ンサ8a、8bの直列回路の中点に接続し、共振用コン
デンサ8a、8bは直流電源の■○端子に接続している
上記加熱コイル9は渦巻平板状の誘導加熱コイルで、金
属製の鍋などに高周波磁束を印加し、発生するジュール
熱によって加熱するものである。
第1図に示す如く、本考案は2個のサイリスタ、ダイオ
ード及び1個の転流用インダクタを兼ねる加熱コイルと
共振用コンデンサBat8bでインバータ回路を構威し
、加熱コイル9には、正弦波電流を流すので電波障害防
止に対して有利である。
またサイリスタ4およびサイリスタ5を交互にトリガす
る制御回路100は発振周期が可変で、特にインバータ
の発振起動時、低い周波数で発振を開始させ、定常時に
は負荷にとって最適な周波数で発振するようにトリガ周
期が変化する。
なおサイリスタ4とサイリスタ5は制御回路100によ
り、パルストランス11とパルストランス12を介して
交互にトリガされる。
第2図は制御回路100の一部を示し、分圧された直流
電圧をゼナーダイオード101によって定電圧化し、起
動スイッチ102、遅延用コンデンサ103、ベース抵
抗104を並列接続し、ブリーダ抵抗105と直列に接
続して、制御回路用直流電源のe側に接続している。
またトランジスタ106、可変抵抗107、ユニジャン
クショントランジスタ(以下UJTと略す)10B、コ
ンデンサ109、抵抗110、抵抗111によりパルス
発振回路を構威し、起動スイッチ102がオフ状態の時
にはUJTm06は発振せず、起動スイッチ102が閉
じると、遅延用コンデンサ103によりトランジスタ1
06のベース電流がゆるやかに上昇してUJTの発振周
波数は徐々に高くなり、トランジスタ106が飽和した
時点で、可変抵抗107とコンデンサ109によって決
まる周期で発振が持続する。
なおUJTloBの出力はコンデンサ112によりフリ
ップフロップ回路113に加えられて1/2の周波数に
分周され、パルストランス11、パルストランス12に
よってサイリスタ4、サイリスタ5を交互にトリガする
また第1図に示すような転流インダクタと加熱コイルを
兼用しているインバータ回路においては特に転流回路の
共振周波数よりも低い周波数で、サイリスタはスイッチ
ングされる必要があり、低い周波数より発振を開始する
ほど確実に起動する。
さらに、本実施例では安定時に加熱コイル9の電流が一
定になるように周波数自動追尾を行なわしめたもので、
加熱コイル9の電流検出を行なう電流検出器121より
、加熱コイル9の電流に比例した電圧に変換する電圧変
換器122に加え加熱コイル電流設定器123との誤差
信号を検出する比較器124によって、設定値との誤差
信号に応じて制御回路100のゲートトリガ周期を変え
、出力加熱コイル電流を常に一定となるべく動作させる
らのである。
このような周波数自動追尾を併用し、発振起動時には低
周波で起動させると常に安定に動作し、銅やアルミニウ
ム材質の鍋でも転流失敗しない特長がある。
第1図に示すインバータ回路の動作は次の通りである。
共振用コンデンサ3と加熱コイル9よりなる直列共振回
路の共振周波数は、直列接続された2個のサイリスタを
交互にトリガする周波数よりも高くなければ、サイリス
タのターンオフタイムを確保できない。
また、サイリスタを交互にトリガする周波数が、加熱コ
イル9を含む直列共振回路の共振周波数に近づくに従が
い、直列共振回路の電流は増加し、かつ正弦波に近づく
したがって、発振起動時には直列共振回路の共振周波数
よりも低い周波数で起動させ、定常発振時には、できる
だけ直列共振周波数に近づける方がラジオ雑音を少なく
し、効率よい発振が持続できる。
以上説明したように、本考案によれば、起動時の発振周
波数を低くし、定常時には、加熱コイルを含む直列共振
回路の共振周波数に近づくように周波数自動追尾し発振
させるもので、起動時のターンオフタイムが長くて、し
かも加熱コイル電流は少なく、ソフトスタートが可能で
あり、ランプフリッカ−などが発生しない特長がある。
また、転流失敗などの事故や、異常現象を未然に防ぐこ
とが可能であり、銅やアルミニウムなどの非磁性材質の
鍋においても安全に動作する誘導加熱調理器を提供する
ことができ、更にサイリスタの転流失敗の保護回路を付
加する必要がないので、部品点数も少なく、その分低価
格を実現できるなどその効果はきわめて大である。
かつて日本の家庭の台所は鉄製の鍋や、やかんがほとん
どであったが、今日食生活の多様化とともに料理器具も
種類が豊富になり、アルミニラl、製や銅製の鍋ややか
んが多く使用されるようになってきた。
これら鉄に限らず金属製の容器をすべて加熱する誘導加
熱調理器が望まれていたが、本考案はこの要求を十分満
足させるものであり、材質をえらばず実用上きわめて効
果の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す誘導加熱調理器の電気
回路図、第2図は同要部制御回路の具体回路図である。 2・・・・・・全波整流器、4,5・・・・・・サイリ
スタ、6,7・・・・・・ダイオード、8a、8b・・
・・・・共振用コンデンサ、9・・・・・・加熱コイル
、10・・・・・・制御回路、121・・・・・・電流
検出器、122・・・・・・電圧変換器、123・・・
・・・加熱コイル電流設定器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直流電源と、前記直流電源より高周波電流に変換するた
    めのインバータ回路と、その制御回路よりなり、前記イ
    ンバータ回路は共振用コンデンサと加熱コイルを直列接
    続した1つの共振回路ε、前記直流電源間に直列接続さ
    れた2個のサイリスタと、上記サイリスタと逆並列接続
    されたダイオードよりなり、前記制御回路は、前記加熱
    コイル電流を検知する電流検出器と、上記電流検出器に
    接続された前記加熱コイル電流のレベルを電圧信号に変
    換する電圧変換器と、前記加熱コイル電流のレベルを所
    定値に設定する加熱コイル電流設定器と、前記電圧変換
    器の出力信号と前記加熱コイル電流設定器との誤差信号
    を検出する比較器と、前記比較器の出力信号に応じて前
    記サイリスタのゲートトリガ周期を変える発振制御回路
    よりなり、前記発振制御回路は前記インバータ回路の発
    振起動待強制的に低い周波数より起動させ、定常時には
    前記加熱コイル電流を一定に制御することを特徴とする
    誘導加熱調理器。
JP1980045181U 1980-04-02 1980-04-02 誘導加熱調理器 Expired JPS6016073Y2 (ja)

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JPS55141493U JPS55141493U (ja) 1980-10-09
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