JPH10502499A

JPH10502499A - データ圧縮、暗号化、及びスピーチ合成よりなるディジタルオーディオ情報放送のための方法及び装置

Info

Publication number: JPH10502499A
Application number: JP7526443A
Authority: JP
Inventors: オーライアン，ジョン
Original assignee: Macrovision Corp
Current assignee: Rovi Corp
Priority date: 1994-04-06
Filing date: 1995-04-05
Publication date: 1998-03-03
Also published as: EP0754377A1; CA2186732A1; WO1995028044A1; BR9507280A; US5524051A; DE69535143D1; MX9604575A; DK0754377T3; CA2186732C; DE69535143T2; CN1150873A; EP0754377B1; TW260854B; ES2268690T3; ATE335322T1; AU2279795A

Abstract

(57)【要約】情報間引きシステム及び方法は、ユーザが任意の場所及び時間に於て特定の情報内容を聴けることを可能にする。ラジオ或いはテレビ受信器システムは、ＦＭ副搬送波、テレビの垂直帰線期間伝送、アクティブ画像領域テレビ伝送、テレビのSeparate Audio Program伝送、或いは専用のラジオチャンネルから情報を受信し、伝送された情報をメモリに格納する。階層データベースを制御するメニューセットを介し、ユーザインターフェースを用いて格納された情報をメモリから選択することによって、情報の特定の項目にアクセスすることが出来る。システムは一般に、オーディオ出力の数時間分の情報を格納するに十分な、ＲＡＭ及び／或いは、ディジタルオーディオテープ、光磁気ミニディスク、磁気ディスク、或いは光ディスク等の磁気記憶媒体を含む。逆圧縮装置が圧縮ディジタルオーディオ情報のアクセスされた項目を受け取り、それを可聴なスピーチ信号に変換する。ユーザインターフェースは、音声制御或いは、単一或いは複数位置を有したスイッチであり、メニュー項目のスキャンと選択を可能にする。システムはまた、英数字のデータを伝送し、この英数字のデータを音声生成器を用いて可聴形式に変換することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】種々の伝送モードを用いたオーディオ情報の間引き方法及び装置関連出願への参照本発明は、本出願人であるJohn O．Ryanが1994年1 月12日に出願した審査中の第08/181394 号、「種々の伝送モードを用いた情報の間引き方法及び装置」に関連するものであり、上記出願はJohn O．Ryanが1993年3 月15日に出願した第08/0 31763 号、「副搬送波を用いた情報の間引きのためのラジオ受信器」の部分継続出願である。背景発明の分野本発明はオーディオ及びテキスト情報を伝送するラジオ或いはテレビ放送システムに関し、より詳しくはディジタルオーディオデータ及びテキストデータの伝送に関する。従来技術の説明ＦＭラジオ副搬送波に情報を伝送するシステムには様々なものがある。例えば、1992年9 月29日に許可されたSchwobの米国特許第5,152,011 号を参照されたい。また、アナログ音声信号伝送のためのＦＭデータ能力を備えた単側波帯通信システムが知られている。1989年7 月20日にEastmondらに許可された米国特許第4, 852,086 を参照されたい。また例えばニュースや金融情報伝送のために、特別に設定されたコンピュータにＦＭラジオ側波帯放送することが知られている。Mainstream、Telemet、及びD eskTop Dataから購入可能な製品を用いてＦＭラジオ側波帯にデータを放送し、特殊なＦＭラジオ受信器及びソフトウェアを備えたパーソナルコンピュータで受信することが出来る。一般的に情報はディジタルで伝送され、受信され、コンピュータメモリに格納されて、コンピュータユーザはメニュー形式のソフトウェアを用いてアクセスすることが出来る。データは、通常の英数字を用いてコンピュータの画面に表示される。この種の製品としては、マサチュセッツ州のウオルサムにあるDeskTop Data,inc．から得られるニュースサービスであるNews Edge があり、これはＦＭラジオ側波帯を用いて膨大なニュース及び金融情報サービスを提供する。この製品に付属のソフトウェアを用いて、到来する情報をスキャンし、到来する情報がユーザ設定のパラメータに合致するとき、その情報はディスクに記憶されて、かつ／或いはコンピュータ画面に表示される。これらのシステムは、パーソナルコンピュータをプラットフォームとする必要があり、また情報をコンピュータ画面にのみ供給するという問題点がある。このようなシステムを操作するには、通常のコンピュータ知識が必要とされ、またこのようなシステムは非常に高価である。データはまた、テレビジョン伝送の垂直帰線期間を用いて伝送することが出来る。連邦通信委員会は、利用意図のあるユーザに販売可能なように、ポイント− マルチポイント伝送用に垂直帰線期間の幾つかのラインを割り当てて確保している。垂直帰線期間に加えて、テレビチャンネルのアクティブビデオ部分期間に、38 4Kpbs の伝送システムを用いて、テレビチャンネルを介してデータを伝送することが可能であり、このシステムはWavePhore inc.から入手可能である。このシステムは、通常のテレビ画像と干渉することなく、既存の放送信号のアクティブ領域内でディジタルデータを搬送する。復号されたデータは、テキストとサウンドを含むことが可能である。データ或いはオーディオ伝送のための更なる通信チャンネルとしては、テレビ放送に於てセパレートオーディオプログラム（Separate Audio Program:SAP ）チャンネルが使用可能である。これらいずれのシステムに於ても、聴取者或いはユーザにとっては、情報にアクセスできる時間と場所が限られているという問題がある。身に付けるのであれ自動車に設置するのであれ、携帯用ラジオを用いたのでは、ユーザは現在放送されている情報しかアクセスすることが出来ない。概要本発明のシステム及び方法は、ユーザが任意の場所及び時間に於て特定のニュース及び情報を聴けることを可能にする。本発明は、種々の伝送モードを用いて情報の間引きを行うことで、そのようなユーザの個々のニーズを満足させる方法とシステムとに関連する。本発明は、テレビ局のビデオ信号の垂直帰線期間から、或いはWavePhore システムを用いてアクティブテレビ画像領域から、また或いはテレビ局のオーディオ信号からのセパレートオーディオプログラム(SAP) 信号から、ディジタルの英数字データ及び／又は圧縮オーディオデータを抽出するチューナーを介して情報を受け取るシステム、或いは、ＦＭ放送信号のＦＭ副搬送波を含むラジオ側波帯（副搬送波）を介して、ディジタルの英数字データ又は圧縮オーディオデータを受信するシステムを含む。更に、適切な専用伝送施設が設けられる。受信器の条件付きアクセス回路は、既に暗号化されたディジタルの英数字データ又は圧縮オーディオデータを解読し、メモリのデータベースに格納する。メニュー階層構造を駆動するユーザインターフェース（例えば単純な手動スイッチ或いは音声による制御）を用いて、ユーザは、メニューから選択することにより情報にアクセスすることが出来る。そこでシステムは、データベースから情報を抽出する。逆圧縮システム及びディジタルアナログ変換器（Ｄ／Ａ）を含むスピーチ生成装置或いは他のスピーチ生成装置が、抽出されたデータをオーディオ信号に変換して、スピーカ或いはイアホンを介してユーザに供給する。このシステムは、単独で用いられてもよく、或いは既存のラジオ受信器の一部として部品を共有して用いられてもよい。ユーザインターフェースのある実施例としては、種々のカテゴリーの情報を提示したメニューをスキャンして選択を行うための４方向スイッチ（例えばコンピュータのカーソル制御キーに対応する位置を有する）が挙げられる。一般的にこのシステムは、例えば数時間のオーディオ情報を格納するに充分な、揮発性或いは不揮発性のＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）、或いはディジタルオーディオテープ、光磁気ミニディスク、磁気ディスク或いは光ディスク等の不揮発性記憶媒体を含む。情報としては例えば、ニュース、スポーツ、天気、文化情報、広告、取り引き情報、音楽等が挙げられる。これらの情報は、データ圧縮技術を用いて暗号化されたディジタル形式で伝送される。暗号化技術を用いることで、情報データベース全体或いはユーザが契約した部分へのアクセスを制御する。更なる特徴は、サービスが提供されている特定のＦＭラジオ局の副搬送波、ＴＶ局の垂直帰線期間、アクティブＴＶ画像領域チャンネル、或いはＴＶ局のＳＡＰチャンネルを見つけるためのチャンネル飛び越しチューナーである。スピーチ生成装置は、異なった速度でオーディオ出力するように、自動或いはユーザ制御されてよい。オーディオ速度を制御する際に、単語間の間隔やピッチを変化させてもよい。またユーザは、データベース内容を予め選択することが可能であり、個人情報を構築して、全メニューをスキャンすることなく特定の情報を抽出することが出来る。図面の簡単な説明本発明の上記及び他の特徴及び他の側面は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、及び図面を参照したときにより明確に理解できる。図１は、本発明による受信装置の構成図を示す。図２は、本発明による伝送システムの構成図を示す。図３は、図１の装置の代替例の構成図を示す。図４は、図１の装置の第２の代替例の構成図を示す。詳細な説明図１は、本発明の一実施例による受信装置１０を示す。アンテナ１１が放送信号を（自動車での使用或いは携帯での使用に於けるように）受信し、受信されたラジオ放送信号或いはテレビ放送信号をチューナー１２に供給する。各オーディオデータの項目には識別子が付けられ、格納された暗号化オーディオデータをデータベースから検索することが出来る。チューナー１２は、ＦＭ放送副搬送波信号抽出用としてこの分野でよく知られた形式のＦＭ副搬送波チューナー、テレビ放送信号から垂直帰線期間、アクティブ画像領域、或いはセパレートオーディオプログラムチャンネルの出力を生成するために設計されたテレビチューナー、或いは専用のラジオチャンネルチューナーである。ＦＭ副搬送波チューナーの場合はよく知られているように、副搬送波信号は、民間ＦＭ局から貸与された副搬送波にディジタルデータを伝送したものである。垂直帰線期間は、既に、ポイント−マルチポイント伝送に利用されている。上述のように、WavePhore システムを用いて、テレビ伝送のアクティブ画像領域を使用することが出来る。チューナー１２は、抽出された（通常暗号化されている）ディジタルオーディオデータを、ライン１４を介して条件付きアクセス回路１６に供給し、またライン１８を介してマイクロコントローラ（コントローラ）２０（以下に説明される）に供給する。条件付きアクセス回路１６は、適切なキー或いはコマンドが与えられた場合のみ、ライン１４上の暗号化されたデータが解読されるようにする。これについては以下に説明される。条件付きアクセス回路１６は、受信データを（ライン２２ａを介したマイクロコントローラー２０からの許可に基づいて）解読し、ライン２６に読み取り可能データ（解読されたデータ）として供給し、これは通常の集積回路のランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）であるメモリ２８に格納される。メモリ２８は、揮発性或いは不揮発性集積回路（ランダムアクセスメモリ）であってよい。メモリ２８は、ディジタルオーディオテープ、光磁気ミニディスク、磁気ディスク或いは光ディスク等、オーディオ出力データ数時間分の情報を格納可能な充分な容量の不揮発性記憶媒体を含む。最小の時間枠内で必要な量のオーディオデータを供給し、必要バンド幅を最小化し、必要メモリ量を最小化するために、ある実施例に於ては元のオーディオデータを送信側でデータ圧縮アルゴリズムにかけて、充分にデータを圧縮する（図２に示されるこのデータ圧縮回路は後述される）。受信装置１０は、対応する逆圧縮アルゴリズムを逆圧縮回路３９に含み、これはライン４３によってメモリ２８の出力に結合され、ディジタルアナログ変換器３０に逆圧縮されたデータを供給してディジタルデータをアナログオーディオ信号へ変換する。以下に、条件付きアクセス回路１６及びマイクロコントローラ２０について更に説明する。メモリ２８の解読された圧縮データ出力は、ライン２２ｂの制御信号を介してマイクロコントローラ（マイクロプロセッサ）２０が制御することでアクセスされ、メモリ２８に格納された特定のどの内容を出力ライン４３を介して逆圧縮回路３９に供給するかを決定する。このようなシステムでユーザが使用するデータのあるものは、そのままの形で容易に伝送可能で、スピーチ合成によって受信側でオーディオに変換可能な英数字の形態である。そのようなデータは、バンド幅、速度、及びメモリ有効利用を考慮して、英数字の形態で伝送される。英数字データ並びにオーディオデータの２重伝送を行うために、ライン４７を介してマイクロコントローラ２０に制御されるスイッチ４６を用いて、現在アクセスされるデータが、元々英数字データの形態であるか或いは圧縮されたオーディオデータの形態であるかを区別する。元々英数字であるデータがアクセスされる場合、英数字データはライン４３を介してスピーチ（音声）合成器４５に供給され、このオーディオ出力は、スイッチ４６に接続されて通常のオーディオ増幅器３６及びスピーカ或いはイアホン３８に接続される。ユーザインターフェース４０は、コマンドをライン４２を介してマイクロコントローラ２０に入力して、どのデータがメモリ２８からアクセスされるのかを決定する。情報は分類され、格納され、マイクロコントローラ２０が制御することによって、メモリ２８に格納された通常の階層型データベースとしてアクセスされる。（単純な手動或いは音声制御により）階層メニューを駆動するユーザインターフェース４０を用いて、ユーザはメニューから情報を選択してアクセスすることが出来る。ある実施例においては、ユーザインターフェース４０は、音声制御によるコマンドシステムである。例えば、この装置は、ユーザが「ＯＮ」コマンドを発声することで駆動され初期化される。そして、例えば「ニュース」、「スポーツ」、「娯楽」等の利用可能な主なデータベース分類をスピーカ３８から生成することにより応答する。希望の分類がアナウンスされた時点で、ユーザは「ＹＥＳ」と言って応答する。装置はそこで選択された主分類の副分類を同様にアナウンスし、ユーザは希望の副分類を「ＹＥＳ」と言って同様に選択し、これを繰り返すことで特定の要求項目がアクセスされる。例えば、ジェネラルモーターに関する最新のニュースへの分類及び副分類パスは、「ニュース．．．ビジネス．．．ナショナル．．．自動車関連．．．ＧＭ」である。最近の映画アラディンの評論に対するパスは、例えば「娯楽．．．ハリウッド．．．映画評論．．．アラディン」である。通常、ユーザは４〜５回「ＹＥＳ」応答することで、希望項目に到達する。ある実施例に於ては、「ＢＡＣＫ」、「ＳＴＯＰ」、及び「ＧＯ］等の３つの付加的発声コマンドを用意すれば、ユーザがシステムの効果的かつ迅速な制御を行うに充分である。別の実施例に於ては、例えばコンピュータで親しまれるカーソル制御に一致する（上、下、左、右）の４つの位置を有し、各位置が４つのコマンドの一つに対応するスイッチの組合せである手動入力装置が、ユーザ手動操作のために設けられる。このスイッチは、例えばドライバー用に、自動車のハンドルに取付けられるように設計される。その制御は、通常のテレビ遠隔操作のように、結線、赤外線、或いは超音波によって受信装置１０の他の部分に結合される。ユーザインターフェース４０の別の形態は、単一位置制御スイッチである。ユーザは、このスイッチを短時間押すことによって、アナウンスされた分類や項目を選択したり、メニュー内をスキャンする。実際のデータ項目が読まれている間にスイッチを短時間押すと、「ＳＴＯＰ」を実行する。再び押すと「ＧＯ」を実行する。スイッチを例えば１〜２秒押し続けると、「ＢＡＣＫ」をいつでも実行し、データベースの所定の位置に戻る。最も効果的であるためには、受信装置１０は、少なくとも部分的には、一日中稼働されてよい。電力を効率的に使用するために、受信データは、メモリ２８の一部であり小量の電力しか消費しないランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）にまず格納され、ＲＡＭがいっぱいになったら、ディジタルオーディオテープ、光磁気ミニディスク、磁気ディスク或いは光ディスク等の記憶媒体に転送される。チューナー１２、マイクロコントローラ２０、条件付きアクセス回路１６及びメモリ２８は、通常は常に（必要ならバッテリー電源によって）稼働され続ける構成要素であり、連続的に更新される放送内容を受信し、メモリ２８に最新のデータを格納する。垂直帰線期間を用いてデータ伝送する場合、各ラインが５０ミリ秒期間の６つの垂直帰線期間ラインに１秒あたり２メガビットのレートで伝送して、１秒あたり24,000ビットのチャンネルを５０％のエラー訂正コストで提供することが出来る。ある例において、図１の受信装置１０は、（携帯用ラジオに類似の）携帯用ユニットであり、内部に音声或いは手動のユーザインターフェース４０を含む。別に実施例では、図１の受信装置は、通常の携帯ラジオ或いは自動車ラジオと一体に構成され、可能なかぎり共通な部品は共有し、適当であれば独立のユーザインターフェース４０を用いる。ある実施例においては、ユーザインターフェース４０は、スピーチ出力の出力速度を決める速度制御機能を含む。ディジタルアナログ変換器３０或いは音声合成器４５は、通常話す速度よりも早い速度でデータを受信してよい。人間は、通常話す速度よりも早くても、スピーチを理解できることが知られている。従ってユーザインターフェース４０によって上述のようにスピーチ速度を上げれは、印刷物を斜め読みするように情報をより速く得ることが出来る。このように速度を上げる際に、ピッチを変えたり単語間の間隔を削除したりする公知の技術を使うことが出来る。ユーザが放送内容に注意して例えばノートをとりながら聴きたい場合には、同様に速度を落とす方法を用いることができる。音声制御によるユーザインターフェース４０を用いる実施例においては、用意されるコマンド数は通常限られている（例えば５から１０）ので、購入可能な比較的単純な音声入力認識回路で十分である。別の実施例では、自動車用システムのユーザインターフェースは、近いうちに種々の自動車に装備されると期待されるヘッドアップディスプレイに設けられる。これによって、コンピュータスクリーンに類似のデータベースメニューを視覚的に表示して、データベースメニューへのより迅速なアクセスを可能にする。有利なことに、（暗号化されていても）圧縮形式でオーディオデータを伝送して格納することによって、伝送チャンネルに必要なバンド幅は大幅に削減され、メモリ２８の必要量もまた削減されるので、メモリ２８の部品コストを大幅に削減することが出来る。ＦＭ副搬送波伝送で用いられる場合、典型的な伝送速度は１キロボーである。ＳＡＰチャンネルに於ては、典型的な伝送速度は１５キロボーである。受信装置１０を入手後に使用する際、ユーザは、放送している地方局の周波数にこれをプログラムする。一つの地域にはそのような局が複数個あるかも知れないが、これはＦＭラジオ及びＴＶ信号の伝送距離が限られているからである。ある実施例に於て、マイクロコントローラ２０に含まれるチャンネル飛び越し機能（現在では購入可能な種々のラジオに装備されている）が、特定の標識或いは周波数の局を探し出し、サービスを提供するある局の伝送区域から、そのサービスを提供する第２の局の伝送区域に移動した場合でも、受信し続けることが出来る。このシステムは、標識の付いた放送を探索しながらＦＭバンド或いはＴＶバンドの全体をスキャンするのに、一分とかからない。ブロック１６のデータ解読／アクセス機能は、種々の異なった方法で実現出来る。ある実施例に於ては、アドルスの付いた単純なオン／オフコマンドが（データを暗号化することなく）伝送されて、そのサービスを受信するために必要な（例えば月毎の）聴取料を払っていないユーザの受信装置を、個別的に動作不可能にする。暗号解読を用いることによって、ユーザが何に対して支払をしたかに応じて、データベースの全体或いはデータベースの個々の部分に対するアクセスを可能にする。無許可受信ユニットの製造販売の問題があると信じられるような場合に、別のより複雑な解読システムに於ては、適切な暗号化が用いられ、キー受信及びブロック１６に於ける解読回路を用いた受信データ解読を必要とする。従って、そのような専用の解読回路を有さない無許可受信ユニットは、全く作動することがない。解読システムのある実施例に於ては（番組毎有料ケーブルＴＶの暗号化に類似して）、解読キーはラジオ伝送で配送される。個々の受信ユニットは、例えば４０桁から５０桁の２進数からなる「隠された」独自のキーを、読み出し専用メモリに記憶している。各ユニットはまた、隠されていない公開のシリアルナンバーを有する。全ての伝送データは、通常はマスターキーを用いて暗号化され、これは安全保障のために定期的に変更される。各受信ユニットは、データ伝送を解読するためにマスターキーを受信する。マスターキーは各ユニットに、次のようにして伝送される。放送用のデータ伝送は、キー情報を伝送するために定期的に中断される。キー情報は一連のパケットであり、一つのパケットは個々の各受信ユニットに対応し、各パケットは（１）特定の受信ユニットの公開シリアルナンバーであるアドレスフィールド、続いて（２）その特定のシリアルナンバーを有する受信ユニットの「隠された」独自のキーで暗号化された現在のマスターキーである第２のフィールドを含む。受信ユニットはそれらのパケットを待ち受ける（パケットは特定の標識でマークされているか、或いはデータとの混乱を避けるために特定の時間に伝送される）。特定の受信ユニットは、自分のアドレス（公開シリアルナンバー）を受信すると、後続する暗号化されたマスターキーフィールドを格納して解読し、後続する暗号化されたデータを解読するためのマスターキーを入手する。解読システムの第２の実施例に於ては、各受信器に対して独自に暗号化されたマスターキーが、各ユーザに定期的（例えば１月毎に）物理的に配送される。このキーはテンキーによって各受信ユニットに入力されるか、或いはこのキーは電子的に読み取り可能なカード或いは装置として構成され、受信ユニットの対応するポートに挿入される。別の実施例に於ては、音声合成器４５は、所定の様々な音声を供給するように制御される。ユーザはこれらの音声を選択して、男性或いは女性の音声或いは他の音声に設定するか、或いは、情報の内容や種類に応じて異なった音声を選択するように、システムがマイクロコントローラ２０によってプログラムされる。通常のラジオ或いはテレビ受信器に内蔵された場合の図１の装置は、ラジオ或いはテレビ受信器のアンテナ１１を用いる。チューナー１２は、通常のラジオ或いはテレビのチューナーとは別のものであってもよく、或いはラジオ或いはテレビのチューナーの一部であってよい。（増幅器３６及びスピーカ３８を除く）図１の他のブロックは、このシステムに独自のものであり、通常のラジオ或いはテレビ受信器に付け加えられる部品である。別の実施例は、ＣＤ音楽システムと同様に、インターフェース４０及びオーディオ要素３６及び３８を除く受信ユニットの全ての構成要素を、自動車のトランク内部に配置された装置内に備え、使用されていないＦＭ或いはＡＭラジオチャンネルに同調された出力用ミニラジオ送信器を有する。このラジオ送信器出力は、オーディオ信号をユーザに送信するように、標準の自動車ラジオアンテナに接続される。受信器の別の実施例は、家庭内のユニットでデータ受信と格納を行い、（上述のように）ディスク記憶体に受信データを格納して、このディスクを携帯用（自動車用）ユニットで再生する。更なる変形としては、家庭用ユニットは、家庭内から取り外し可能であり自動車用ユニットとしての全ての用件を満たしており、ユーザが自動車を使用する際にも継続して使用するために、自動車用ユニットに取付け可能なものである。システムの伝送部分は、以下の段階と要素を示す図２に示される。データ生成部５１は、普通の人手による（電子的でない）ニュース及び情報収集５５と、ニュース及び情報の分類及び書式化５６を含む。これらは、データベースを提供するニュースサービスに於て典型的な、データ収集及び組織建ての段階である。オーディオ伝送のために、このニュース及び他のオーディオ情報は、マイクロホン（図示せず）に向かって話すことによって電子部分に入力され、この出力はアナログオーディオ信号をディジタルオーディオデータ形式に変換する変換器６０に供給される。ディジタルオーディオデータは、メモリ及びバンド幅を考慮して、圧縮回路５７に於て圧縮される。圧縮されたディジタルオーディオは、請求／加入者ユニット５９からのキー分配指示に従って、データ暗号化回路５８に於て暗号化される。この請求／加入者の情報は、人手によってシステムに入力され、個々の加入者に対する適切な解読キーを決定する。暗号化されたディジタルオーディオデータが、データベースを構成する。元々英数字である情報を使用することが有利である場合は、ニュース及び分類及び書式化段階５６からの元々英数字である情報が、通常は転送用の形式にされて、データ暗号化回路５８に類似のデータ暗号化回路６４によって暗号化される。スイッチ６１はオペレータによって制御され、システムが圧縮されたディジタルオーディオを伝送するか英数字情報を伝送するかを決定する。スイッチ６１からのデータは、専用電話回線６３のような伝送経路を介して、既存のラジオ及びテレビ局５０のような伝送局に送信される。適切な時間枠内で必要な量のオーディオデータを提供し、バンド幅を効率的に使用し、受信器のメモリスペースを無駄遣いしないために、オーディオデータには、送信端でデータ圧縮アルゴリズムが適用される。このデータ圧縮は、図２のブロック５７に含まれる。データ圧縮に加えて、送信施設に於ては殆どの放送施設に於けるように生放送の形態で情報を送信するわけではないので、送信施設は、上記データ圧縮技術を用いることにより伝送に利用可能なバンド幅及び利用可能なメモリを最大限に利用するだけではなく、スピーチの速度に無関係の速度でデータを転送することができる。データ伝送の速度は、放送バンド幅を考慮して可能であれば、実時間スピーチよりも早いことが可能である。更に、狭い放送帯域のみが用いられる場合には、伝送速度は実時間スピーチよりも遅いことが可能である。伝送速度の変化につれて、一定量の情報を伝送するに必要な時間は変化する。スピード及びスピーチ圧縮の量は、動的に変化可能であり、伝送される情報の性質に依存する。ライン６３上の処理後のデータは、通常のデータ挿入装置６２を用いて、ＦＭ副搬送波、セパレートオーディオプログラムチャンネル、アクティブ画像、或いはテレビ垂直帰線期間に挿入されて、構成要素５２からの材料により生成された通常のオーディオ及びビデオ番組に加えて、通常のテレビ或いはラジオ送信器５３によってアンテナ５４から伝送される。図１及び図２の実施例に於て、構成要素の順番を、システムのニーズに応じて変えてもよい。多くの構成要素が図１に同一である図３の別の実施例に於ては、条件付きアクセス回路１６による処理より前に、メモリ２８がライン１４上の暗号化されたデータを受け取り格納する。図４の別の実施例に於ては、逆圧縮回路３９が、ディジタルデータをメモリ２８に格納する前に、その機能を実行する。この実施例は、メモリ２８を効率的に使用する必要がないことを前提としている。上述のオーディオ情報間引きのシステムは、音声や英数字による情報伝送という枠を越えた、別の使用法の可能性をもたらすものである。選択的に圧縮及びデータ伝送速度を制御することによって、このシステムは音楽を伝送することが出来る。音楽を伝送することによって、音楽のみを受信するウォークマンTMのような携帯用受信器を実現することが出来る。そのような放送は、例えばティーンエイジャー向けのロック音楽のトップテンリストや、放送施設で作成された他の構成などである。この特殊な携帯受信器は、音声合成器４５及びスイッチ４６を除いて、上述のシステムの全ての構成要素を含む。スピーカ３８はヘッドホンで置き換えられる。ユーザインターフェース４０は、特定の音楽構成を選択するために押すボタンを含む。条件付きアクセス回路１６は、ユーザが契約した音楽構成のみを受信するようにプログラムされる。電力とメモリの省力化のために、メモリ２８は、必要な音楽の長さを格納するに十分なランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）だけを含む。別の長寿命電源が備えられ、ユーザが携帯受信器を使用していないときに、チューナー１２、条件付きアクセス回路１６、マイクロコントローラー２０、及びメモリ２８を作動させて、音楽放送を受信する。逆圧縮回路３９、ディジタルアナログ変換器３０、及びオーディオ増幅器３６は、ユーザが音楽を聴いているときのみ、上記構成要素（１２、１６、２８、及び２０）に加えて駆動される。チューナー１２は、上記伝送チャンネルの一つ、即ちＳＡＰ、テレビチャンネルの垂直帰線期間、アクティブ画像テレビチャンネル、或いはＦＭ副搬送波伝送の一つに同調される。放送媒体としては、データを伝送するＦＭ副搬送波、セパレートオーディオプログラムチャンネル、テレビアクティブ画像領域、或いはテレビ垂直帰線期間手段に加えて、専用ラジオチャンネルを本発明に従って使用することが出来る。そのような専用ラジオチャンネルの例としては、専用セルラー電話チャンネルが挙げられる。セルラー電話システムに於ては、各々のセル内に数千の電話コールを処理する一つの中心送信器が存在する。そのようなシステムの各セルのチャンネルの一つを、専用受信器へのデータ伝送に専用に用いてよい。更なる専用チャンネルとしては、衛星データ伝送が挙げられる。あるデータが伝送されている時にある加入者は受信器の電源を入れていないかも知れないので、当然ながら放送施設５０及び５１は、段階５５で新たな情報が生成されてない場合であっても適宜データベースを更新する。特定のニュース項目のデータは、ユーザに情報がどれ程新しいかを知らせるために、日付及び時刻コードを含む。本発明の好ましい形態を図面に示して説明したが、これらの好ましい形態を変形することは当業者にとっては容易であり、本発明はここに示し説明した特定の形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲に明記されるものである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８【提出日】１９９６年５月２２日【補正内容】データ圧縮、暗号化、及びスピーチ合成よりなるディジタルオーディオ情報放送のための方法及び装置関連出願への参照本発明は、本出願人であるJohn O．Ryanが1994年1 月12日に出願した審査中の第08/181394 号、「種々の伝送モードを用いた情報の間引き方法及び装置」に関連するものであり、上記出願は1995年4 月11日に発行された米国特許第5,406,62 6 号、「副搬送波を用いた情報の間引きのためのラジオ受信器」の部分継続出願である。背景発明の分野本発明はオーディオ及びテキスト情報を伝送するラジオ或いはテレビ放送システムに関し、より詳しくはディジタルオーディオデータ及びテキストデータの伝送に関する。従来技術の説明ＦＭラジオ副搬送波に情報を伝送するシステムには様々なものがある。例えば、1992年9 月29日に発行されたSchwobの米国特許第5,152,011 号を参照されたい。また、アナログ音声信号伝送のためのＦＭデータ能力を備えた単側波帯通信システムが知られている。1989年7 月20日にEastmondらに発行された米国特許第4, 852,086 を参照されたい。また例えばニュースや金融情報伝送のために、特別に設定されたコンピュータにＦＭラジオ側波帯放送することが知られている。Mainstream、Telemet、及びD esKTop Dataから購入可能な製品を用いてＦＭラジオ側波帯にデータを放送し、特殊なＦＭラジオ受信器及びソフトウェアを備えたパーソナルコンピュータで受信することが出来る。一般的に情報はディジタルで伝送され、受信され、コンピュータメモリに格納されて、コンピュータユーザはメニュー形式のソフトウェアを用いてアクセスすることが出来る。データは、通常の英数字を用いてコンピュータの画面に表示される。この種の製品としては、マサチュセッツ州のウオルサムにあるDeskTop Data,inc．から得られるニュースサービスであるNews Edge があり、これはＦＭラジオ側波帯を用いて膨大なニュース及び金融情報サービスを提供する。この製品に付属のソフトウェアを用いて、到来する情報をスキャンし、到来する情報がユーザ設定のパラメータに合致するとき、その情報はディスクに記憶されて、かつ／或いはコンピュータ画面に表示される。これらのシステムは、パーソナルコンピュータをプラットフォームとする必要があり、また情報をコンピュータ画面にのみ供給するという問題点がある。このようなシステムを操作するには、通常のコンピュータ知識が必要とされ、またこのようなシステムは非常に高価である。データはまた、テレビジョン伝送の垂直帰線期間を用いて伝送することが出来る。連邦通信委員会は、利用意図のあるユーザに販売可能なように、ポイント− マルチポイント伝送用に垂直帰線期間の幾つかのラインを割り当てて確保している。垂直帰線期間に加えて、テレビチャンネルのアクティブビデオ部分期間に、38 4Kpbs の伝送システムを用いて、テレビチャンネルを介してデータを伝送することが可能であり、このシステムはWavePhore inc.から入手可能である。このシステムは、通常のテレビ画像と干渉することなく、既存の放送信号のアクティブ領域内でディジタルデータを搬送する。復号されたデータは、テキストとサウンドを含むことが可能である。データ或いはオーディオ伝送のための更なる通信チャンネルとしては、テレビ放送に於てセパレートオーディオプログラム（Separate Audio Program:SAP ）チャンネルが使用可能である。別の従来技術としては以下のものが挙げられる：Urba 2000 Association の仏国特許2 651 352('352)、Texas Instruments Inc.のEPO 特許0 128 093('093)、日立のEPO 特許0 552 051('051)、及びRubin の米国特許4,788,543。 '352の特許は、限られたディスプレイ用に受信器にデータ伝送するＲＤＳシステムを説明する。'352の特許は、メモリ装置については何も述べていない。実際のところ、そのようなメモリ装置は、データがディスプレイに表示されることを妨げる可能性がある。 '093の特許は、CRT 表示のためのテレビ信号の未使用部分に伝送されるようなデータに対応する他のディジタルデータと共に、可聴音素に対応するディジタルデータを伝送することに関する。この技術はフランスのAntiope システム或いは英国のTeletextシステムに於て用いられる。 '051の特許は、ラジオのページめくりシステムに関する。このシステムは、解読機或いはメモリに動作的に接続され、情報選択のためにメモリを制御するようなユーザインターフェースシステムは有さない。 '053の特許は、両方向伝送システムを用いて、個々のユーザへ放送メッセージを伝送する際の優先度を処理する方法について説明する。ここではメモリが情報伝送を制御するために用いられる。以下に説明するシステムは一方向伝送システムを用いるものであり、全ての受信器が伝送された情報を格納する。本出願に於いて、メモリは、後にユーザが取り出すかもしれない情報を格納する。これらいずれのシステムに於ても、聴取者或いはユーザにとっては、情報にアクセスできる時間と場所が限られているという問題がある。身に付けるのであれ自動車に設置するのであれ、携帯用ラジオを用いたのでは、ユーザは現在放送されている情報しかアクセスすることが出来ない。概要本発明のシステム及び方法は、ユーザが任意の場所及び時間に於て特定のニュース及び情報を聴けることを可能にする。本発明は、種々の伝送モードを用いて情報の間引きを行うことで、そのようなユーザの個々のニーズを満足させる方法とシステムとに関連する。本発明は、テレビ局のビデオ信号の垂直帰線期間から、或いはWavePhore システムを用いてアクティブテレビ画像領域から、また或いはテレビ局のオーディオ信号からのセパレートオーディオプログラム(SAP) 信号から、ディジタルの英数字データ及び／又は圧縮オーディオデータを抽出するチューナーを介して情報を受け取るシステム、或いは、ＦＭ放送信号のＦＭ副搬送波を含むラジオ側波帯（副搬送波）を介して、ディジタルの英数字データ又は圧縮オーディオデータを受信するシステムを含む。更に、適切な専用伝送施設が設けられる。受信器の条件付きアクセス回路は、既に暗号化されたディジタルの英数字データ又は圧縮オーディオデータを解読し、メモリのデータベースに格納する。メニュー階層構造を駆動するユーザインターフェース（例えば単純な手動スイッチ或いは音声による制御）を用いて、ユーザは、メニューから選択することにより情報にアクセスすることが出来る。そこでシステムは、データベースから情報を抽出する。逆圧縮システム及びディジタルアナログ変換器（Ｄ／Ａ）を含むスピーチ生成装置或いは他のスピーチ生成装置が、抽出されたデータをオーディオ信号に変換して、スピーカ或いはイアホンを介してユーザに供給する。このシステムは、単独で用いられてもよく、或いは既存のラジオ受信器の一部として部品を共有して用いられてもよい。ユーザインターフェースのある実施例としては、種々のカテゴリーの情報を提示したメニューをスキャンして選択を行うための４方向スイッチ（例えはコンピュータのカーソル制御キーに対応する位置を有する）が挙げられる。一般的にこのシステムは、例えば数時間のオーディオ情報を格納するに充分な、揮発性或いは不揮発性のＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）、或いはディジタルオーディオテープ、光磁気ミニディスク、磁気ディスク或いは光ディスク等の不揮発性記憶媒体を含む。情報としては例えば、ニュース、スポーツ、天気、文化情報、広告、取り引き情報、音楽等が挙げられる。これらの情報は、データ圧縮技術を用いて暗号化されたディジタル形式で伝送される。暗号化技術を用いることで、情報データベース全体或いはユーザが契約した部分へのアクセスを制御する。更なる特徴は、サービスが提供されている特定のＦＭラジオ局の副搬送波、ＴＶ局の垂直帰線期間、アクティブＴＶ画像領域チャンネル、或いはＴＶ局のＳＡＰチャンネルを見つけるためのチャンネル飛び越しチューナーである。スピーチ生成装置は、異なった速度でオーディオ出力するように、自動或いはユーザ制御されてよい。オーディオ速度を制御する際に、単語間の間隔やピッチを変化させてもよい。またユーザは、データベース内容を予め選択することが可能であり、個人情報を構築して、全メニューをスキャンすることなく特定の情報を抽出することが出来る。図面の簡単な説明本発明の上記及び他の特徴及び他の側面は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、及び図面を参照したときにより明確に理解できる。図１は、本発明による受信装置の構成図を示す。図２は、本発明による伝送システムの構成図を示す。図３は、図１の装置の代替例の構成図を示す。図４は、図１の装置の第２の代替例の構成図を示す。詳細な説明図１は、本発明の一実施例による受信装置１０を示す。アンテナ１１が放送信号を（自動車での使用或いは携帯での使用に於けるように）受信し、受信されたラジオ放送信号或いはテレビ放送信号をチューナー１２に供給する。各オーディオデータの項目には識別子が付けられ、格納された暗号化オーディオデータをデータベースから検索することが出来る。チューナー１２は、ＦＭ放送副搬送波信号抽出用としてこの分野でよく知られた形式のＦＭ副搬送波チューナー、テレビ放送信号から垂直帰線期間、アクティブ画像領域、或いはセパレートオーディオプログラムチャンネルの出力を生成するために設計されたテレビチューナー、或いは専用のラジオチャンネルチューナーである。ＦＭ副搬送波チューナーの場合はよく知られているように、副搬送波信号は、民間ＦＭ局から貸与された副搬送波にディジタルデータを伝送したものである。垂直帰線期間は、既に、ポイント−マルチポイント伝送に利用されている。上述のように、WavePhore システムを用いて、テレビ伝送のアクティブ画像領域を使用することが出来る。チューナー１２は、抽出された（通常暗号化されている）ディジタルオーディオデータを、ライン１４を介して条件付きアクセス回路１６に供給し、またライン１８を介してマイクロコントローラ（コントローラ）２０（以下に説明される）に供給する。条件付きアクセス回路１６は、適切なキー或いはコマンドが与えられた場合のみ、ライン１４上の暗号化されたデータが解読されるようにする。これについては以下に説明される。条件付きアクセス回路１６は、受信データを（ライン２２ａを介したマイクロコントローラー２０からの許可に基づいて）解読し、ライン２６に読み取り可能データ（解読されたデータ）として供給し、これは通常の集積回路のランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）であるメモリ２８に格納される。メモリ２８は、揮発性或いは不揮発性集積回路（ランダムアクセスメモリ）であってよい。メモリ２８は、ディジタルオーディオテープ、光磁気ミニディスク、磁気ディスク或いは光ディスク等、オーディオ出力データ数時間分の情報を格納可能な充分な容量の不揮発性記憶媒体を含む。最小の時間枠内で必要な量のオーディオデータを供給し、必要バンド幅を最小化し、必要メモリ量を最小化するために、ある実施例に於ては元のオーディオデータを送信側でデータ圧縮アルゴリズムにかけて、充分にデータを圧縮する（図２に示されるこのデータ圧縮回路は後述される）。受信装置１０は、対応する逆圧縮アルゴリズムを逆圧縮回路３９に含み、これはライン４３によってメモリ２８の出力に結合され、ディジタルアナログ変換器３０に逆圧縮されたデータを供給してディジタルデータをアナログオーディオ信号へ変換する。以下に、条件付きアクセス回路１６及びマイクロコントローラ２０について更に説明する。メモリ２８の解読された圧縮データ出力は、ライン２２ｂの制御信号を介してマイクロコントローラ（マイクロプロセッサ）２０が制御することでアクセスされ、メモリ２８に格納された特定のどの内容を出力ライン４３を介して逆圧縮回路３９に供給するかを決定する。このようなシステムでユーザが使用するデータのあるものは、そのままの形で容易に伝送可能で、スピーチ合成によって受信側でオーディオに変換可能な英数字の形態である。そのようなデータは、バンド幅、速度、及びメモリ有効利用を考慮して、英数字の形態で伝送される。英数字データ並びにオーディオデータの２重伝送を行うために、ライン４７を介してマイクロコントローラ２０に制御されるスイッチ４６を用いて、現在アクセスされるデータが、元々英数字データの形態であるか或いは圧縮されたオーディオデータの形態であるかを区別する。元々英数字であるデータがアクセスされる場合、英数字データはライン４３を介してスピーチ（音声）合成器４５に供給され、このオーディオ出力は、スイッチ４６に接続されて通常のオーディオ増幅器３６及びスピーカ或いはイアフォン３８に接続される。ユーザインターフェース４０は、コマンドをライン４２を介してマイクロコントローラ２０に入力して、どのデータがメモリ２８からアクセスされるのかを決定する。情報は分類され、格納され、マイクロコントローラ２０が制御することによって、メモリ２８に格納された通常の階層型データベースとしてアクセスされる。（単純な手動或いは音声制御により）階層メニューを駆動するユーザインターフェース４０を用いて、ユーザはメニューから情報を選択してアクセスすることが出来る。ある実施例においては、ユーザインターフェース４０は、音声制御によるコマンドシステムである。例えば、この装置は、ユーザが「ＯＮ」コマンドを発声することで駆動され初期化される。そして、例えば「ニュース」、「スポーツ」、「娯楽」等の利用可能な主なデータベース分類をスピーカ３８から生成することにより応答する。希望の分類がアナウンスされた時点で、ユーザは「ＹＥＳ」と言って応答する。装置はそこで選択された主分類の副分類を同様にアナウンスし、ユーザは希望の副分類を「ＹＥＳ」と言って同様に選択し、これを繰り返すことで特定の要求項目がアクセスされる。例えば、ジェネラルモーターに関する最新のニュースへの分類及び副分類パスは、「ニュース．．．ビジネス．．．ナショナル．．．自動車関連．．．ＧＭ」である。最近の映画アラディンの評論に対するパスは、例えば「娯楽．．．ハリウッド．．．映画評論．．．アラディン」である。通常、ユーザは４〜５回「ＹＥＳ」応答することで、希望項目に到達する。ある実施例に於ては、「ＢＡＣＫ」、「ＳＴＯＰ」、及び「ＧＯ］等の３つの付加的発声コマンドを用意すれば、ユーザがシステムの効果的かつ迅速な制御を行うに充分である。別の実施例に於ては、例えばコンピュータで親しまれるカーソル制御に一致する（上、下、左、右）の４つの位置を有し、各位置が４つのコマンドの一つに対応するスイッチの組合せである手動入力装置が、ユーザ手動操作のために設けられる。このスイッチは、例えばドライバー用に、自動車のハンドルに取付けられるように設計される。その制御は、通常のテレビ遠隔操作のように、結線、赤外線、或いは超音波によって受信装置１０の他の部分に結合される。ユーザインターフェース４０の別の形態は、単一位置制御スイッチである。ユーザは、このスイッチを短時間押すことによって、アナウンスされた分類や項目を選択したり、メニュー内をスキャンする。実際のデータ項目が読まれている間にスイッチを短時間押すと、「ｓｔｏｐ」を実行する。再び押すと「ｇｏ」を実行する。スイッチを例えば１〜２秒押し続けると、「ｂａｃｋ」をいつでも実行し、データベースの所定の位置に戻る。最も効果的であるためには、受信装置１０は、少なくとも部分的には、一日中稼働されてよい。電力を効率的に使用するために、受信データは、メモリ２８の一部であり小量の電力しか消費しないランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）にまず格納され、ＲＡＭがいっぱいになったら、ディジタルオーディオテープ、光磁気ミニディスク、磁気ディスク或いは光ディスク等の記憶媒体に転送される。チューナー１２、マイクロコントローラ２０、条件付きアクセス回路１６及びメモリ２８は、通常は常に（必要ならバッテリー電源によって）稼働され続ける構成要素であり、連続的に更新される放送内容を受信し、メモリ２８に最新のデータを格納する。垂直帰線期間を用いてデータ伝送する場合、各ラインが５０ミリ秒期間の６つの垂直帰線期間ラインに１秒あたり２メガビットのレートで伝送して、１秒あたり24,000ビットのチャンネルを５０％のエラー訂正コストで提供することが出来る。ある例において、図１の受信装置１０は、（携帯用ラジオに類似の）携帯用ユニットであり、内部に音声或いは手動のユーザインターフェース４０を含む。別に実施例では、図１の受信装置は、通常の携帯ラジオ或いは自動車ラジオと一体に構成され、可能なかぎり共通な部品は共有し、適当であれば独立のユーザインターフェース４０を用いる。ある実施例においては、ユーザインターフェース４０は、スピーチ出力の出力速度を決める速度制御機能を含む。ディジタルアナログ変換器３０或いは音声合成器４５は、通常話す速度よりも早い速度でデータを受信してよい。人間は、通常話す速度よりも早くても、スピーチを理解できることが知られている。従ってユーザインターフェース４０によって上述のようにスピーチ速度を上げれば、印刷物を斜め読みするように情報をより速く得ることが出来る。このように速度を上げる際に、ピッチを変えたり単語間の間隔を削除したりする公知の技術を使うことが出来る。ユーザが放送内容に注意して例えばノートをとりながら聴きたい場合には、同様に速度を落とす方法を用いることができる。音声制御によるユーザインターフェース４０を用いる実施例においては、用意されるコマンド数は通常限られている（例えば５から１０）ので、購入可能な比較的単純な音声入力認識回路で十分である。別の実施例では、自動車用システムのユーザインターフェースは、近いうちに種々の自動車に装備されると期待されるヘッドアップディスプレイに設けられる。これによって、コンピュータスクリーンに類似のデータベースメニューを視覚的に表示して、データベースメニューへのより迅速なアクセスを可能にする。有利なことに、（暗号化されていても）圧縮形式でオーディオデータを伝送して格納することによって、伝送チャンネルに必要なバンド幅は大幅に削減され、メモリ２８の必要量もまた削減されるので、メモリ２８の部品コストを大幅に削減することが出来る。ＦＭ副搬送波伝送で用いられる場合、典型的な伝送速度は１キロボーである。ＳＡＰチャンネルに於ては、典型的な伝送速度は１５キロボーである。受信装置１０を入手後に使用する際、ユーザは、放送している地方局の周波数にこれをプログラムする。一つの地域にはそのような局が複数個あるかも知れないが、これはＦＭラジオ及びＴＶ信号の伝送距離が限られているからである。ある実施例に於て、マイクロコントローラ２０に含まれるチャンネル飛び越し機能（現在では購入可能な種々のラジオに装備されている）が、特定の標識或いは周波数の局を探し出し、サービスを提供するある局の伝送区域から、そのサービスを提供する第２の局の伝送区域に移動した場合でも、受信し続けることが出来る。このシステムは、標識の付いた放送を探索しながらＦＭバンド或いはＴＶバンドの全体をスキャンするのに、一分とかからない。ブロック１６のデータ解読／アクセス機能は、種々の異なった方法で実現出来る。ある実施例に於ては、アドレスの付いた単純なオン／オフコマンドが（データを暗号化することなく）伝送されて、そのサービスを受信するために必要な（例えば月毎の）聴取料を払っていないユーザの受信装置を、個別的に動作不可能にする。暗号解読を用いることによって、ユーザが何に対して支払をしたかに応じて、データベースの全体或いはデータベースの個々の部分に対するアクセスを可能にする。無許可受信ユニットの製造販売の問題があると信じられるような場合に、別のより複雑な解読システムに於ては、適切な暗号化が用いられ、キー受信及びブロック１６に於ける解読回路を用いた受信データ解読を必要とする。従って、そのような専用の解読回路を有さない無許可受信ユニットは、全く作動することがない。解読システムのある実施例に於ては（番組毎有料ケーブルＴＶの暗号化に類似して）、解読キーはラジオ伝送で配送される。個々の受信ユニットは、例えば４０桁から５０桁の２進数からなる「隠された」独自のキーを、読み出し専用メモリに記憶している。各ユニットはまた、隠されていない公開のシリアルナンバーを有する。全ての伝送データは、通常はマスターキーを用いて暗号化され、これは安全保障のために定期的に変更される。各受信ユニットは、データ伝送を解読するためにマスターキーを受信する。マスターキーは各ユニットに、次のようにして伝送される。放送用のデータ伝送は、キー情報を伝送するために定期的に中断される。キー情報は一連のパケットであり、一つのパケットは個々の各受信ユニットに対応し、各パケットは（１）特定の受信ユニットの公開シリアルナンバーであるアドレスフィールド、続いて（２）その特定のシリアルナンバーを有する受信ユニットの「隠された」独自のキーで暗号化された現在のマスターキーである第２のフィールドを含む。受信ユニットはそれらのパケットを待ち受ける（パケットは特定の標識でマークされているか、或いはデータとの混乱を避けるために特定の時間に伝送される）。特定の受信ユニットは、自分のアドレス（公開シリアルナンバー）を受信すると、後続する暗号化されたマスターキーフィールドを格納して解読し、後続する暗号化されたデータを解読するためのマスターキーを入手する。解読システムの第２の実施例に於ては、各受信器に対して独自に暗号化されたマスターキーが、各ユーザに定期的（例えば１月毎に）物理的に配送される。このキーはテンキーによって各受信ユニットに入力されるか、或いはこのキーは電子的に読み取り可能なカード或いは装置として構成され、受信ユニットの対応するポートに挿入される。別の実施例に於ては、音声合成器４５は、所定の様々な音声を供給するように制御される。ユーザはこれらの音声を選択して、男性或いは女性の音声或いは他の音声に設定するか、或いは、情報の内容や種類に応じて異なった音声を選択するように、システムがマイクロコントローラ２０によってプログラムされる。通常のラジオ或いはテレビ受信器に内蔵された場合の図１の装置は、ラジオ或いはテレビ受信器のアンテナ１１を用いる。チューナー１２は、通常のラジオ或いはテレビのチューナーとは別のものであってもよく、或いはラジオ或いはテレビのチューナーの一部であってよい。（増幅器３６及びスピーカ３８を除く）図１の他のブロックは、このシステムに独自のものであり、通常のラジオ或いはテレビ受信器に付け加えられる部品である。別の実施例は、ＣＤ音楽システムと同様に、インターフェース４０及びオーディオ要素３６及び３８を除く受信ユニットの全ての構成要素を、自動車のトランク内部に配置された装置内に備え、使用されていないＦＭ或いはＡＭラジオチャンネルに同調された出力用ミニラジオ送信器を有する。このラジオ送信器出力は、オーディオ信号をユーザに送信するように、標準の自動車ラジオアンテナに接続される。受信器の別の実施例は、家庭内のユニットでデータ受信と格納を行い、（上述のように）ディスク記憶体に受信データを格納して、このディスクを携帯用（自動車用）ユニットで再生する。更なる変形としては、家庭用ユニットは、家庭内から取り外し可能であり自動車用ユニットとしての全ての用件を満たしており、ユーザが自動車を使用する際にも継続して使用するために、自動車用ユニットに取付け可能なものである。システムの伝送部分は、以下の段階と要素を示す図２に示される。データ生成部５１は、普通の人手による（電子的でない）ニュース及び情報収集５５と、ニュース及び情報の分類及び書式化５６を含む。これらは、データベースを提供するニュースサービスに於て典型的な、データ収集及び組織建ての段階である。オーディオ伝送のために、このニュース及び他のオーディオ情報は、マイクロホン（図示せず）に向かって話すことによって電子部分に入力され、この出力はアナログオーディオ信号をディジタルオーディオデータ形式に変換する変換器６０に供給される。ディジタルオーディオデータは、メモリ及びバンド幅を考慮して、圧縮回路５７に於て圧縮される。圧縮されたディジタルオーディオは、請求／加入者ユニット５９からのキー分配指示に従って、データ暗号化回路５８に於て暗号化される。この請求／加入者の情報は、人手によってシステムに入力され、個々の加入者に対する適切な解読キーを決定する。暗号化されたディジタルオーディオデータが、データベースを構成する。元々英数字である情報を使用することが有利である場合は、ニュース及び分類及び書式化段階５６からの元々英数字である情報が、通常は転送用の形式にされて、データ暗号化回路５８に類似のデータ暗号化回路６４によって暗号化される。スイッチ６１はオペレータによって制御され、システムが圧縮されたディジタルオーディオを伝送するか英数字情報を伝送するかを決定する。スイッチ６１からのデータは、専用電話回線６３のような伝送経路を介して、既存のラジオ及びテレビ局５０のような伝送局に送信される。適切な時間枠内で必要な量のオーディオデータを提供し、バンド幅を効率的に使用し、受信器のメモリスペースを無駄遣いしないために、オーディオデータには、送信端でデータ圧縮アルゴリズムが適用される。このデータ圧縮は、図２のブロック５７に含まれる。データ圧縮に加えて、送信施設に於ては殆どの放送施設に於けるように生放送の形態で情報を送信するわけではないので、送信施設は、上記データ圧縮技術を用いることにより伝送に利用可能なバンド幅及び利用可能なメモリを最大限に利用するだけではなく、スピーチの速度に無関係の速度でデータを転送することができる。データ伝送の速度は、放送バンド幅を考慮して可能であれば、実時間スピーチよりも早いことが可能である。更に、狭い放送帯域のみが用いられる場合には、伝送速度は実時間スピーチよりも遅いことが可能である。伝送速度の変化につれて、一定量の情報を伝送するに必要な時間は変化する。スピード及びスピーチ圧縮の量は、動的に変化可能であり、伝送される情報の性質に依存する。ライン６３上の処理後のデータは、通常のデータ挿入装置６２を用いて、ＦＭ副搬送波、セパレートオーディオプログラムチャンネル、アクティブ画像、或いはテレビ垂直帰線期間に挿入されて、構成要素５２からの材料により生成された通常のオーディオ及びビデオ番組に加えて、通常のテレビ或いはラジオ送信器５３によってアンテナ５４から伝送される。図１及び図２の実施例に於て、構成要素の順番を、システムのニーズに応じて変えてもよい。多くの構成要素が図１に同一である図３の別の実施例に於ては、条件付きアクセス回路１６による処理より前に、メモリ２８がライン１４上の暗号化されたデータを受け取り格納する。図４の別の実施例に於ては、逆圧縮回路３９が、ディジタルデータをメモリ２８に格納する前に、その機能を実行する。この実施例は、メモリ２８を効率的に使用する必要がないことを前提としている。上述のオーディオ情報間引きのシステムは、音声や英数字による情報伝送という枠を越えた、別の使用法の可能性をもたらすものである。選択的に圧縮及びデータ伝送速度を制御することによって、このシステムは音楽を伝送することが出来る。音楽を伝送することによって、音楽のみを受信するウォークマン^TMのような携帯用受信器を実現することが出来る。そのような放送は、例えばティーンエイジャー向けのロック音楽のトップテンリストや、放送施設で作成された他の構成などである。この特殊な携帯受信器は、音声合成器４５及びスイッチ４６を除いて、上述のシステムの全ての構成要素を含む。スピーカ３８はヘッドホンで置き換えられる。ユーザインターフェース４０は、特定の音楽構成を選択するために押すボタンを含む。条件付きアクセス回路１６は、ユーザが契約した音楽構成のみを受信するようにプログラムされる。電力とメモリの省力化のために、メモリ２８は、必要な音楽の長さを格納するに十分なランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）だけを含む。別の長寿命電源が備えられ、ユーザが携帯受信器を使用していないときに、チューナー１２、条件付きアクセス回路１６、マイクロコントローラー２０、及びメモリ２８を作動させて、音楽放送を受信する。逆圧縮回路３９、ディジタルアナログ変換器３０、及びオーディオ増幅器３６は、ユーザが音楽を聴いているときのみ、上記構成要素（１２、１６、２８、及び２０）に加えて駆動される。チューナー１２は、上記伝送チャンネルの一つ、即ちＳＡＰ、テレビチャンネルの垂直帰線期間、アクティブ画像テレビチャンネル、或いはＦＭ副搬送波伝送の一つに同調される。放送媒体としては、データを伝送するＦＭ副搬送波、セパレートオーディオプログラムチャンネル、テレビアクティブ画像領域、或いはテレビ垂直帰線期間手段に加えて、専用ラジオチャンネルを本発明に従って使用することが出来る。そのような専用ラジオチャンネルの例としては、専用セルラー電話チャンネルが挙げられる。セルラー電話システムに於ては、各々のセル内に数千の電話コールを処理する一つの中心送信器が存在する。そのようなシステムの各セルのチャンネルの一つを、専用受信器へのデータ伝送に専用に用いてよい。更なる専用チャンネルとしては、衛星データ伝送が挙げられる。あるデータが伝送されている時にある加入者は受信器の電源を入れていないかも知れないので、当然ながら放送施設５０及び５１は、段階５５で新たな情報が生成されてない場合であっても適宜データベースを更新する。特定のニュース項目のデータは、ユーザに情報がどれ程新しいかを知らせるために、日付及び時刻コードを含む。本発明の好ましい形態を図面に示して説明したが、これらの好ましい形態を変形することは当業者にとっては容易であり、本発明はここに示し説明した特定の形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲に明記されるものである。特許請求の範囲１．伝送信号のデータを受信するよう設定された受信器であって、該伝送信号から該データを抽出するチューナー（１２）と、該チューナーに接続され該抽出されたデータを格納するメモリ（２８）と、該データに関連するメニューセットを提供し、該メニューセットから選択内容を指示するユーザーインターフェース（４０）と、該メモリ及び該ユーザーインターフェース（４０）に接続され、該指示された選択内容に応じて該メモリからデータを選択し、該選択されたデータ（２６）を供給するコントローラ（２０）と、該選択されたデータをアナログ信号に変換するスピーチ生成部（３９、４５、３０、４６、３６、及び３８）とを含むことを特徴とする受信器。２．前記データは、ニュース、株式情報、及び音楽を含む請求項１記載の装置。３．前記チューナーは、ＦＭラジオ局副搬送波チューナーである請求項１記載の装置。４．前記チューナーは、前記データを伝送されたテレビ信号搬送波から抽出する請求項１記載の装置。５．前記チューナーは、前記テレビ放送信号搬送波の帰線期間からデータを抽出する請求項４記載の装置。６．前記チューナーは、前記テレビ放送信号搬送波のアクティブ画像領域からデータを抽出する請求項４記載の装置。７．前記チューナーは、ＳＡＰチャンネルチューナーである請求項４記載の装置。８．前記チューナーは、セルラー電話チャンネルに同調される請求項１記載の装置。９．前記チューナーは、衛星チャンネルに同調される請求項１記載の装置。１０．前記メモリに格納されるデータはデータベース全体からなる請求項１記載の装置。１１．前記データは、前記データベースの階層を示す要素を含む請求項１０記載の装置。１２．前記メモリは、揮発性集積回路メモリ及び不揮発性格納部を含む請求項１記載の装置。１３．前記不揮発性格納部は、磁気テープ、光磁気ディスク、磁気ディスク、光ディスク、及び不揮発性集積回路メモリのグループから選択される請求項１２記載の装置。１４．前記抽出されたデータはディジタルオーディオデータである請求項１記載の装置。１５．前記ディジタルオーディオデータは圧縮される請求項１４記載の装置。１６．前記ディジタルオーディオデータは暗号化される請求項１４記載の装置。１７．前記抽出されたデータは英数字データである請求項１記載の装置。１８．前記スピーチ生成部は、前記英数字データを前記アナログ信号に変換するスピーチ合成部（４５）を含む請求項１７記載の装置。１９．前記抽出されたデータはディジタル化され暗号化され圧縮されたデータであり、前記コントローラ及び前記メモリに接続され該抽出されたデータへのアクセスを提供し解読する解読器を更に含む請求項１記載の装置。２０．前記解読器は、該解読器に動作的に接続されたキー装置によって有効にされる請求項１９記載の装置。２１．前記解読器は、前記チューナーによって受信されたキーによって有効にされる請求項１９記載の装置。２２．前記装置は、前記メモリ（２８）に接続され前記抽出されたデータを逆圧縮する逆圧縮回路（３９）を含む請求項１記載の装置。２３．前記ユーザーインターフェース（４０）は音声制御される請求項１記載の装置。２４．前記ユーザーインターフェースは、自動車ハンドルに装着可能な手動入力装置と；該手動入力装置から該コントローラへのリンクとを含む請求項１記載の装置。２５．前記ユーザーインターフェースは、前記スピーチ生成部が前記アナログ信号を出力速度を決定する制御部を含む請求項１記載の装置。２６．前記チューナーは、チャンネル飛び越しチューニング部を含む請求項１記載の装置。２７．前記スピーチ生成部は、前記選択されたデータをアナログ信号に変換する変換器と、該アナログ信号を増幅する増幅器とを含む請求項１記載の装置。２８．前記受信システムは、少なくとも自動車ラジオセットのアンテナへの接続用に設定される請求項１記載の装置。２９．前記コントローラは、前記抽出されたデータを前記メモリの格納部に転送する前に、該抽出されたデータを該メモリの集積回路部に該集積回路部の容量まで格納し、該格納部はディスク媒体、テープ媒体、及び不揮発性集積回路メモリのグループから選択される請求項１記載の装置。３０．前記テープ媒体はディジタルオーディオテープである請求項２９記載の装置。３１．前記ディスク媒体は磁気ディスクである請求項２９記載の装置。３２．前記ディスク媒体は光磁気ディスクである請求項２９記載の装置。３３．前記ディスク媒体は光ディスクである請求項２９記載の装置。３４．圧縮データを含んだ伝送信号を受信する受信器であって、入力端で該伝送信号を受信するように接続された出力端を有するチューナーと、該チューナーの該出力端に接続された入力を有し出力端を有する解読器と、該解読器に動作的に接続されたユーザーインターフェースと、該解読器の該出力端に接続された入力ポートを有し出力ポートを有するメモリと、該メモリの該出力ポートに接続された入力端を有し出力端を有する逆圧縮回路と、該逆圧縮回路の該出力端に接続された入力端を有しアナログ信号を供給する出力端を有する変換器とを含む受信器。３５．アナログ信号を供給する前記出力端はヘッドセットへの接続である請求項３４記載の受信器。３６．前記メモリの前記出力ポートに接続された入力端を有し出力端を有する音声合成器回路と、該音声合成器の該出力端と前記変換器の前記出力端に各々接続された２つの入力端を有し、アナログ信号を供給する出力端を有するスイッチと、更に前記解読器に動作的に接続された制御端とを有する請求項３４記載の受信器。３７．前記解読器は、前記チューナーの前記出力端と前記メモリの前記入力ポートの間に接続され制御端を有するアクセス回路と、該アクセス回路の該制御端と前記ユーザインターフェースの間に動作的に接続されたマイクロコントローラーとを含む請求項３４記載の受信器。３８．前記受信器は、音楽を受信する携帯受信器であるよう構成される請求項３４記載の受信器。３９．圧縮されたディジタル伝送データを受信する方法であって、該ディジタルデータを含む放送信号に同調し、該放送信号から該ディジタルデータを抽出し、該抽出されたディジタルデータを解読し、該解読されたデータを格納し、ユーザコマンドに応じて該格納されたデータの一部をアクセスし、該データの該アクセスされた部分を逆圧縮し、該逆圧縮されたデータをアナログ信号に変換する各段階を含む方法。４０．オーディオデータを伝送するシステムであって、オーディオ情報をディジタルデータに変換する変換器と、該オーディオデータを圧縮する圧縮器と、該ディジタルオーディオデータを暗号化する暗号化器と、該圧縮暗号化ディジタルデータを伝送チャンネル信号に挿入する挿入器と、該伝送信号から該ディジタルデータを抽出するチューナーと、該抽出されたデータを格納するメモリと、該格納されたデータを説明するメニューセットをユーザに供給するユーザインターフェースと、該メニューからの選択内容に応じて該メモリからデータを選択するコントローラと、選択されたデータを解読する解読器と、該選択されたデータを逆圧縮する逆圧縮器と、該ディジタルデータをアナログオーディオデータに変換する変換器とを含むシステム。４１．オーディオデータを伝送する方法であって、該オーディオデータをディジタルデータに変換し、該データベースの特定要素を選択するメニューを形成し、該ディジタルオーディオデータを圧縮し、該圧縮されたデータを暗号化し、該暗号化され圧縮されたデータを含む信号を伝送し、該伝送された信号から該データを抽出し、該抽出されたデータを格納し、該データにアクセスするためのメニューセットを提供し、該メニューセットから項目を選択し、該選択項目に応じて該格納されたデータの一部を供給し、該格納されたデータの該供給された部分を解読し、該解読されたデータを逆圧縮し、該逆圧縮されたデータをアナログ信号に変換する各段階を含む方法。４２．前記データの伝送速度は、前記伝送信号の利用可能バンド幅を効率的に使用するために変化させられる請求項４１記載の方法。４３．英数字のディジタルデータを供給し、該英数字のデータを暗号化し、該暗号化された英数字のデータを伝送し、前記圧縮データ或いは該暗号化された英数字のデータを選択する各段階を含む請求項４１記載の方法。４４．英数字のデータを伝送する方法であって、該英数字のデータをディジタルデータに変換し、該データの特定部分を選択するメニューを形成し、該ディジタルデータを暗号化し、該暗号化されたデータを伝送し、該伝送された信号から該データを抽出し、該抽出されたデータを格納し、該データにアクセスするためのメニューセットを提供し、該メニューセットから項目を選択し、該選択項目に応じて該格納されたデータの一部を供給し、該格納されたデータの該供給された部分を解読し、該解読された部分をアナログ信号に変換する各段階を含む方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ【要約の続き】タを伝送し、この英数字のデータを音声生成器を用いて可聴形式に変換することが出来る。

Claims

【特許請求の範囲】１．放送信号のデータを受信するよう設定された受信器であって、該放送信号から該データを抽出するチューナーと、該チューナーに接続され該抽出されたデータを格納するメモリと、該データに関連するメニューセットを提供し、該メニューセットから選択内容を指示するユーザーインターフェースと、該メモリ及び該ユーザーインターフェースに接続され、該指示された選択内容に応じて該メモリからデータを選択し、該選択されたデータを供給するコントローラと、該選択されたデータをアナログ信号に変換するスピーチ生成部とを含む受信器。２．前記データは、ニュース、株式情報、及び音楽を含む請求項１記載の装置。３．前記チューナーは、ＦＭ放送ラジオ局副搬送波チューナーである請求項１記載の装置。４．前記チューナーは、前記データをテレビ放送信号搬送波から抽出する請求項１記載の装置。５．前記チューナーは、前記テレビ放送信号搬送波の帰線期間からデータを抽出する請求項４記載の装置。６．前記チューナーは、前記テレビ放送信号搬送波のアクティブ画像領域からデータを抽出する請求項４記載の装置。７．前記チューナーは、ＳＡＰチャンネルチューナーである請求項４記載の装置。８．前記チューナーは、セルラー電話チャンネルに同調される請求項１記載の装置。９．前記チューナーは、衛星チャンネルに同調される請求項１記載の装置。１０．前記メモリに格納されるデータはデータベース全体からなる請求項１記載の装置。１１．前記データは、前記データベースの階層を示す要素を含む請求項１０記載の装置。１２．前記メモリは、揮発性集積回路メモリ及び不揮発性格納部を含む請求項１記載の装置。１３．前記不揮発性格納部は、磁気テープ、光磁気ディスク、磁気ディスク、光ディスク、及び不揮発性集積回路メモリのグループから選択される請求項１２記載の装置。１４．前記抽出されたデータはディジタルオーディオデータである請求項１記載の装置。１５．前記ディジタルオーディオデータは圧縮される請求項１４記載の装置。１６．前記ディジタルオーディオデータは暗号化される請求項１４記載の装置。１７．前記抽出されたデータは英数字データである請求項１記載の装置。１８．前記スピーチ生成部は、前記英数字データを前記アナログ信号に変換するスピーチ合成部を含む請求項１７記載の装置。１９．前記抽出されたデータはディジタル化され暗号化され圧縮されたデータであり、前記コントローラ及び前記メモリに接続され該抽出されたデータへのアクセスを提供し解読する解読器を更に含む請求項１記載の装置。２０．前記解読器は、該解読器に動作的に接続されたキー装置によって有効にされる請求項１９記載の装置。２１．前記解読器は、前記チューナーによって受信されたキーによって有効にされる請求項１９記載の装置。２２．前記装置は、前記メモリに接続され前記抽出されたデータを逆圧縮する逆圧縮回路を含む請求項１記載の装置。２３．前記ユーザーインターフェースは音声制御される請求項１記載の装置。２４．前記ユーザーインターフェースは、自動車ハンドルに装着可能な手動入力装置と；該手動入力装置から該コントローラへのリンクとを含む請求項１記載の装置。２５．前記ユーザーインターフェースは、前記スピーチ生成部が前記アナログ信号を出力速度を決定する制御部を含む請求項１記載の装置。２６．前記チューナーは、チャンネル飛び越しチューニング部を含む請求項１記載の装置。２７．前記スピーチ生成部は、前記選択されたデータをアナログ信号に変換する変換器と、該アナログ信号を増幅する増幅器とを含む請求項１記載の装置。２８．前記受信システムは、少なくとも自動車ラジオセットのアンテナへの接続用に設定される請求項１記載の装置。２９．前記コントローラは、前記抽出されたデータを前記メモリの格納部に転送する前に、該抽出されたデータを該メモリの集積回路部に該集積回路部の容量まで格納し、該格納部はディスク媒体、テープ媒体、及び不揮発性集積回路メモリのグループから選択される請求項１記載の装置。３０．前記テープ媒体はディジタルオーディオテープである請求項２９記載の装置。３１．前記ディスク媒体は磁気ディスクである請求項２９記載の装置。３２．前記ディスク媒体は光磁気ディスクである請求項２９記載の装置。３３．前記ディスク媒体は光ディスクである請求項２９記載の装置。３４．圧縮データを含んだ放送信号を受信する受信器であって、入力端で該放送信号を受信するように接続された出力端を有するチューナーと、該チューナーの該出力端に接続された入力を有し出力端を有する解読器と、該解読器に動作的に接続されたユーザーインターフェースと、該解読器の該出力端に接続された入力ポートを有し出力ポートを有するメモリと、該メモリの該出力ポートに接続された入力端を有し出力端を有する逆圧縮回路と、該逆圧縮回路の該出力端に接続された入力端を有しアナログ信号を供給する出力端を有する変換器とを含む受信器。３５．アナログ信号を供給する前記出力端はヘッドセットへの接続である請求項３４記載の受信器。３６．前記メモリの前記出力ポートに接続された入力端を有し出力端を有する音声合成器回路と、該音声合成器の該出力端と前記変換器の前記出力端に各々接続された２つの入力端を有し、アナログ信号を供給する出力端を有するスイッチと、更に前記解読器に動作的に接続された制御端とを有する請求項３４記載の受信器。３７．前記解読器は、前記チューナーの前記出力端と前記メモリの前記入力ポートの間に接続され制御端を有するアクセス回路と、該アクセス回路の該制御端と前記ユーザインターフェースの間に動作的に接続されたマイクロコントローラーとを含む請求項３４記載の受信器。３８．前記受信器は、音楽を受信する携帯受信器であるよう構成される請求項３４記載の受信器。３９．圧縮されたディジタル放送データを受信する方法であって、該ディジタルデータを含む放送信号に同調し、該放送信号から該ディジタルデータを抽出し、該抽出されたディジタルデータを解読し、該解読されたデータを格納し、ユーザコマンドに応じて該格納されたデータの一部をアクセスし、該データの該アクセスされた部分を逆圧縮し、該逆圧縮されたデータをアナログ信号に変換する各段階を含む方法。４０．オーディオデータを放送伝送するシステムであって、オーディオ情報をディジタルデータに変換する変換器と、該オーディオデータを圧縮する圧縮器と、該ディジタルオーディオデータを暗号化する暗号化器と、該圧縮暗号化ディジタルデータを伝送チャンネル信号に挿入する挿入器と、該伝送信号から該ディジタルデータを抽出するチューナーと、該抽出されたデータを格納するメモリと、該格納されたデータを説明するメニューセットをユーザに供給するユーザインターフェースと、該メニューからの選択内容に応じて該メモリからデータを選択するコントローラと、選択されたデータを解読する解読器と、該選択されたデータを逆圧縮する逆圧縮と、該ディジタルデータをアナログオーディオデータに変換する変換器とを含むシステム。４１．オーディオデータを放送する方法であって、該データをディジタルデータに変換し、該ディジタルデータを圧縮し、該ディジタルデータを暗号化し、該圧縮され暗号化されたディジタルデータを放送する各段階を含む方法。４２．オーディオデータを放送する方法であって、該オーディオデータをディジタルデータに変換し、該データベースの特定要素を選択するメニューを形成し、該ディジタルオーディオデータを圧縮し、該圧縮されたデータを暗号化し、該暗号化され圧縮されたデータを含む信号を放送し、該放送された信号から該データを抽出し、該抽出されたデータを格納し、該データにアクセスするためのメニューセットを提供し、該メニューセットから項目を選択し、該選択項目に応じて該格納されたデータの一部を供給し、該格納されたデータの該供給された部分を解読し、該解読されたデータを逆圧縮し、該逆圧縮されたデータをアナログ信号に変換する各段階を含む方法。４３．前記データの伝送速度は、前記放送信号の利用可能バンド幅を効率的に使用するために変化させられる請求項４１記載の方法。４４．英数字のディジタルデータを供給し、該英数字のデータを暗号化し、該暗号化された英数字のデータを伝送し、前記圧縮データ或いは該暗号化された英数字のデータを選択する各段階を含む請求項４１記載の方法。４５．英数字のデータを伝送する方法であって、該英数字のデータをディジタルデータに変換し、該データの特定部分を選択するメニューを形成し、該ディジタルデータを暗号化し、該暗号化されたデータを放送し、該放送された信号から該データを抽出し、該抽出されたデータを格納し、該データにアクセスするためのメニューセットを提供し、該メニューセットから項目を選択し、該選択項目に応じて該格納されたデータの一部を供給し、該格納されたデータの該供給された部分を解読し、該解読された部分をアナログ信号に変換する各段階を含む方法。４６．圧縮されたディジタルオーディオデータを放送送信器に供給するシステムであって、オーディオ信号を受信するよう接続された入力端を有し出力端を有するアナログディジタル変換器と、該変換器の該出力端に接続された入力端を有し、該放送送信器へ動作的に接続されるよう設定された出力端を有するデータ圧縮及び暗号化回路を含むシステム。