JPH08293827A - 衛星情報配信システムおよびこのシステムで使用される受信局装置 - Google Patents

衛星情報配信システムおよびこのシステムで使用される受信局装置

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JPH08293827A
JPH08293827A JP9543695A JP9543695A JPH08293827A JP H08293827 A JPH08293827 A JP H08293827A JP 9543695 A JP9543695 A JP 9543695A JP 9543695 A JP9543695 A JP 9543695A JP H08293827 A JPH08293827 A JP H08293827A
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Akihiro Hatakeyama
昭弘 畠山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配信情報を遅滞を生じることなく効率良くし
かも安価な回線コストで多くの利用者に配信し、かつ利
用者が必要とする情報を必要なときに効率良く取得でき
るようにする。 【構成】 中央配信局1でニュース情報および広告情報
を編集あるいは収集してこれらの情報を時分割多重した
のち衛星2を利用して多数の受信局4a,4b,…へ同
報伝送し、各受信局4a,4b,…において、利用者の
受信選択要求に応じて上記配信情報の中から利用者が希
望する情報を選択的に受信蓄積し、この状態で利用者に
より情報出力要求がその出力形式の指定情報とともに入
力されると、この要求に応じて上記出力形式に対応する
形式の情報を読み出して家庭用テレビジョン装置44な
どに供給し、上記出力形式に従って表示または音声出力
することにより利用者に報知するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星を利用して情報を
配信するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般大衆に対する情報の配信方法
としては、新聞や雑誌を用いた方法、テレビジョン放送
やラジオ放送を使用した方法、宣伝カーや広報車を利用
した方法等が多く使用されている。
【0003】このうち新聞を用いた方法は、新聞社にお
いて記者がニュース情報を収集して記事に編集し、さら
にこれに企業等の広告を加えて新聞紙に印刷する。そし
て、この新聞を配達業者が各家庭に配布するかまたは駅
の売店などで販売することにより一般大衆に情報を伝達
するものである。また、この新聞の配信過程において、
配達業者が役所の広報やスーパーマーケットの販売広告
等を折込広告という形態で新聞に差し込むことにより、
地域を限定した情報を併せて配信することも行なわれて
いる。
【0004】またテレビジョン放送やラジオ放送は、テ
レビ局やラジオ局が取材し編集した映像および音声から
なる情報を企業のコマーシャル等とともに電波を利用し
て放送し、この電波を一般大衆がテレビジョン受信装置
またはラジオ受信機で受信することにより情報を得るよ
うにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来より用いられている情報配信方法にはそれぞれ次のよ
うな問題点があった。すなわち、先ず新聞とその広告を
使用した方法は、媒体が紙であり、配達業者による配達
や売店等の販売により情報が伝達されるため、情報伝達
速度が遅くなる。また、情報伝達後は媒体である紙が不
要になり、廃棄や古紙回収といった後処理が必要とな
る。
【0006】次にテレビジョン放送やラジオ放送では、
放送局が放送予定表により予め予告した日時で番組を放
送するものの、視聴者または聴取者はうっかり見過ごし
たり聞き逃すことがあり、所望の情報を常に確実に取得
できるとは限らない。また、ビデオ録画再生装置や録音
装置を併用して放送情報を録画あるいは録音することも
行なわれている。しかし、このような方法は、放送情報
を時間指定して録画あるいは録音するものであるため、
必要な情報ばかりでなく不要な情報も録画あるいは録音
されることになり、録画後あるいは録音後に所望の情報
を探すために多くの時間と手間が必要となる。
【0007】一方、比較的新しい情報伝達方法として最
近では、電子新聞やニュースオンデマンドと呼ばれるも
のが提唱されている。この方法は、例えばケーブルテレ
ビジョンネットワーク等の地上網を使用して利用者の端
末装置をセンタ装置に接続する。そして、端末装置から
センタ装置に対しパソコン通信のように検索要求を送る
ことによりセンタ装置のデータベースをアクセスし、こ
れによりセンタ装置から利用者の端末装置へニュース情
報を伝送するものである。この方法を使用すれば、利用
者は必要とする情報のみを効率良く取得することができ
る。
【0008】しかし、センタ装置と利用者の端末装置と
の間を1対nの双方向通信回線を介して接続する必要が
あるため、利用者数とその利用時間に比例して回線コス
ト(ランニングコスト)が高くなり、情報を取得する際
の利用者の経済的負担が増大するという問題を生じてし
まう。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、配信情報を遅延を生じる
ことなく効率良くしかも安価な回線コストで多くの利用
者に配信できるようにし、かつ利用者が必要とする情報
を必要なときに効率良く取得することができる衛星情報
配信システムを提供することである。また本発明の他の
目的は、利用者が必要とする情報を必要なときに効率良
く知ることができる受信局装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の衛星情報配信システムは、少なくとも一つの
配信局と、複数の受信局装置と、上記配信局から送信さ
れた情報を上記複数の受信局装置へ同報伝送する衛星と
を具備し、上記配信局に、種類の異なる複数の報知情報
を含む配信情報を上記衛星に向け送信するための配信情
報送信手段を備え、かつ上記複数の受信局装置の各々に
は、受信局装置の利用者が希望する報知情報の取得要求
を指定入力するための指定入力手段と、この指定入力手
段により入力された取得要求に応じて、上記配信局から
衛星を経由して同報伝送された配信情報のうち該当する
報知情報を選択的に受信し蓄積するための配信情報受信
蓄積手段と、上記指定入力手段により入力された取得要
求に応じて、上記配信情報受信蓄積手段に蓄積された報
知情報を選択的に読み出して出力するための情報選択出
力手段とを備えたものである。
【0011】また本発明のシステムは、配信局の配信情
報送信手段において、種類の異なる複数の報知情報をそ
れぞれ、映像および音声からなるテレビジョン形式と、
音声のみからなるラジオ形式と、文字および写真からな
る文書形式とのうちの少なくとも2通りの形式に従って
生成し、これらの報知情報を多重化して送信することを
特徴とする。
【0012】さらに本発明のシステムは、受信局装置の
指定入力手段として、配信局から衛星を経由して同報伝
送された配信情報のうち利用者が希望する報知情報の受
信蓄積要求を指定入力するための第1の指定入力手段
と、受信蓄積された報知情報の出力形式を利用者が指定
入力するための第2の指定入力手段とを備え、上記第1
の指定入力手段により入力された受信蓄積要求に応じ
て、上記同報伝送された配信情報中の該当する報知情報
を選択的に受信し蓄積し、かつ上記第2の指定入力手段
により入力された出力形式に応じて、当該出力形式に対
応する報知情報を上記配信情報受信蓄積手段から選択的
に読み出すとともに、この読み出した報知情報を上記出
力形式に従って出力することも特徴とする。
【0013】また本発明のシステムは、配信局の配信情
報送信手段において、配信情報を各受信局装置との間で
予め定めた暗号キーに従って暗号符号化して送信し、か
つ各受信局装置の配信情報受信蓄積手段により、上記配
信局との間で予め定めた上記暗号キーに従って、上記配
信局から衛星を経由して同報伝送された配信情報を暗号
復号するようにしたことも特徴とする。
【0014】さらに本発明のシステムは、複数の受信局
装置のうちの少なくとも一つに携帯端末装置を備え、こ
の携帯端末装置を備えた受信局装置において、配信情報
受信蓄積手段に蓄積された報知情報を選択的に上記携帯
端末装置へ転送し、かつ携帯端末装置は、上記情報選択
出力手段から転送された報知情報を記憶媒体に記憶し、
携帯端末装置の利用者の出力要求に応じて、上記記憶媒
体に記憶された報知情報を選択的に読み出して出力する
ことを特徴とする。また、上記携帯端末装置の記憶媒体
としては、半導体メモリを使用するとよい。
【0015】一方、他の本発明の衛星情報配信システム
は、少なくとも一つの配信局と、複数の受信局装置と、
少なくともこれらの受信局装置に対し地上網を介して接
続される中継配信局と、上記配信局から送信された情報
を上記複数の受信局装置および中継配信局へ同報伝送す
る衛星とを具備し、上記配信局に、種類の異なる複数の
報知情報を含む配信情報を上記衛星に向け送信するため
の配信情報送信手段を備え、上記複数の受信局装置の各
々には、受信局装置の利用者が希望する報知情報の取得
要求を指定入力するための指定入力手段と、この指定入
力手段により入力された取得要求に応じて、上記配信局
から衛星を経由して同報伝送された配信情報のうち該当
する報知情報を選択的に受信し蓄積するための第1の配
信情報受信蓄積手段と、上記衛星を経由して伝送される
配信情報を所定の条件で受信できない場合に、上記中継
配信局に対し配信情報の伝送要求を送出して、上記中継
配信局から配信情報を受信し蓄積するための第2の配信
情報受信蓄積手段と、上記指定入力手段により入力され
た取得要求に応じて、上記第1および第2の配信情報受
信蓄積手段に蓄積された報知情報を選択的に読み出して
出力するための情報選択出力手段とを備え、さらに上記
中継配信局には、上記配信局から衛星を経由して同報伝
送された配信情報を受信し蓄積するための配信情報中継
受信蓄積手段と、上記受信局装置から伝送要求が送られ
た場合に、上記配信情報中継受信蓄積手段に蓄積されて
いる配信情報を上記地上網を介して上記伝送要求送信元
の受信局装置へ伝送するための配信情報中継伝送手段と
を備えるようにしたものである。
【0016】
【作用】この結果本発明の衛星情報配信システムであれ
ば、配信情報は配信局から衛星を経由して各受信局装置
に同報伝送され、各受信局装置において選択的に受信蓄
積される。そして、各受信局装置では、利用者の要求に
応じて必要とする報知情報が選択的に読み出されて出力
される。
【0017】したがって、例えば配達業者による配達ま
たは店頭販売に頼っていた従来の新聞およびその広告の
配信方法に比べて、新聞記事や広告の情報を遅滞なく迅
速に配信することができる。また利用者は、情報選択要
求を入力することにより自身の受信局装置に蓄積された
配信情報の中から必要とする情報を随時何度でも簡単か
つ迅速に出力させて取得することができる。したがっ
て、テレビジョン放送やラジオ放送により情報を取得す
る場合に比べて、見逃しや聞き逃しを生じることなく必
要な情報を確実に得ることができる。
【0018】また、配信情報を情報単位で選択指定する
ことが可能となるので、ビデオ録画再生装置や録音装置
を使用して必要な情報を記録再生する場合のように、時
間を指定して記録した多くの情報の中から必要な情報を
探し出す必要がなく、これにより必要な情報を短時間に
正確に取得することが可能となる。
【0019】さらに、衛星を経由して配信情報を各受信
局装置へ同報伝送するようにしているため、配信情報を
広いエリアに散在する多数の受信局装置へ効率良く配信
することができる。また、有線地上網を利用した電子新
聞やニュースオンデマンドシステムのように、利用者の
受信局装置とセンタ装置との間を双方向伝送路を介して
それぞれ接続し、両装置間で所定のプロトコルに従って
制御情報および配信情報の授受等を行なう必要がない。
このため、設備費を含めた回線コストが利用者数に比例
して増加することはなく、むしろ利用者数に反比例して
回線コストを安価にすることができる。このことは、利
用者数の増大が端末機器の量産効果による低廉化だけで
なく、回線コストの低下にもつながり、経済的負担をよ
り軽減することができる。
【0020】また本発明のシステムでは、種類の異なる
複数の報知情報がテレビジョン形式、ラジオ形式および
文書形式のうちの少なくとも2通りの形式に従ってそれ
ぞれ生成されて多重伝送され、受信局装置においてこれ
らの形式を指定することで、所望の報知情報が所望の形
式で出力される。このため、利用者は自身のその時の状
況に応じて都合の良い形式で報知情報を得ることができ
る。
【0021】さらに本発明では、配信局において配信情
報は暗号符号化されて伝送され、各受信局装置ではこの
暗号符号がデコードされることにより受信蓄積される。
このため、契約した利用者のみが受信可能となり、無料
傍受を除外することができる。
【0022】また本発明のシステムでは、受信局装置に
蓄積された配信情報を携帯端末装置に転送し、携帯端末
装置ではこの転送された配信情報を記憶し、利用者の要
求に応じて選択的に読み出して出力するようにしてい
る。したがって、利用者は携帯端末装置を持ち歩くこと
により、何処でも必要な情報を得ることができる。また
その際、携帯端末装置の記憶媒体として半導体メモリを
使用することにより、受信局装置から携帯端末装置への
配信情報の転送、および記憶した配信情報の検索をそれ
ぞれ極めて高速度に行なうことが可能となる。
【0023】さらに他の本発明のシステムでは、各受信
局装置に地上網を介して接続される中継配信局を設け、
この中継配信局で配信局から衛星を介して同報伝送され
た配信情報を受信蓄積し、上記受信局装置から伝送要求
が到来した場合に、上記蓄積しておいた配信情報を中継
配信局から地上網を介して要求元の受信局装置へ伝送す
るようにしている。したがって、例えばある受信局装置
において降雨減衰などの影響により配信情報の受信がで
きなかった場合には、代わりに中継配信局から配信情報
を受信することが可能となり、これによりシステムの信
頼性を高めることができる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例に係わる衛星情報配信シ
ステムの概略構成図である。本実施例の衛星情報配信シ
ステムは、中央配信局1と、衛星2と、複数の中継配信
所3a,3b,…と、利用者ごとに設けられた複数の受
信局4a,4b,4c,4d,…とを備えている。
【0025】中央配信局1は、制御コンピュータ11
と、情報蓄積装置12と、衛星通信設備としての端局装
置13、送受信装置14およびアンテナ装置15とを有
している。
【0026】中央配信局1では、全国版ニュース情報お
よび地方版ニュース情報がそれぞれ編集または収集され
て情報蓄積装置12に蓄積され、さらに全国版広告情
報、中規模版広告情報および新聞の折込広告レベルの地
元版広告情報がそれぞれ編集または収集されて情報蓄積
装置12に蓄積される。また、このとき上記ニュース情
報および広告情報は、それぞれテレビジョン形式(映像
+音声)、ラジオ形式(音声のみ)および文書形式(文
字+写真)の3通りの形式で作成されて蓄積される。そ
して、これらの蓄積されたニュース情報および広告情報
は時分割多重されて配信情報として衛星2に向けて送信
される。
【0027】図5は、その伝送フォーマットの一例を示
すものである。同図において、一つの情報フレームは
(a)に示すようにメニューフレームとニュースフレー
ムと広告フレームとを時分割多重したものからなり、こ
のうちニュースフレームは(b)に示すように全国版ニ
ュースフレームと複数の地方版ニュースフレームとから
構成される。一方広告フレームは、(c)に示すように
全国版広告フレームと複数の地方版広告フレームとから
構成され、さらに各地方版広告フレームは(d)に示す
ごとく中規模広告フレームと複数の地元広告フレームと
から構成される。また、上記全国版ニュースフレーム、
複数の地方版ニュースフレーム、全国版広告フレーム、
中規模広告フレームおよび複数の地元広告フレームは、
いずれも(e)に示すようにテレビジョン形式セグメン
トと、ラジオ形式セグメントと、文書形式セグメントと
から構成される。
【0028】なお、上記ニュース情報および広告情報の
うち、全国版ニュース情報および全国版広告情報につい
ては中央配信局1で編集するが、地方版ニュース情報お
よび地方版広告情報のうちの中規模広告情報について
は、例えば中継配信所3a,3b,…が設置される都道
府県庁所在地の支局などにおいて編集されたものを地上
公衆網を介して収集する。また、地元版広告情報に至っ
ては、例えば各市町村ごとあるいは新聞集配所の管轄エ
リアごとに編集されたものを地上公衆網を介して収集す
る。
【0029】衛星2は例えば通信衛星を利用し、上記中
央配信局1から図5に示した伝送フォーマットに従って
送信された配信情報を各中継配信所3a,3b,…およ
び各受信局4a,4b,…へ同報伝送する。
【0030】各受信局4a,4b,…は、受信端末装置
41および小型アンテナ装置42を核とし、これにモニ
タ用としての家庭用テレビジョン装置44と、携帯端末
45と、リモコン46を付属して設けたものである。
【0031】これらの受信局4a,4b,…では、上記
中央配信局1から衛星2を介して同報伝送された配信情
報の中から、予め利用者により指定された情報フレーム
の情報のみが受信端末装置41で選択的に受信されて蓄
積される。そして、この蓄積された情報は、利用者がリ
モコン46などを用いて指定した出力形式に応じて選択
的に読み出され、家庭用テレビジョン装置44に供給さ
れて出力される。例えば、指定された出力形式がテレビ
ジョン形式であれば、家庭用テレビジョン装置44にお
いて動画像または静止画像の表示が行なわれるとともに
スピーカから音声が出力され、またラジオ形式であれば
家庭用テレビジョン装置44のスピーカから音声のみが
出力される。さらに文書形式であれば、家庭用テレビジ
ョン装置44に静止画像の表示のみが行なわれる。
【0032】また、上記受信蓄積された情報のうちラジ
オ形式の情報は、利用者の要求に応じて受信端末装置4
1から携帯端末45へ転送され、この携帯端末45のメ
モリに記憶される。携帯端末45は、メモリとしてIC
メモリを使用した音声レコーダ装置からなり、例えば充
電可能なバッテリにより動作する。そして、利用者の操
作に応じて上記ICメモリからラジオ形式の情報を読み
出して、イヤホンまたはヘッドホンのスピーカから音声
出力する。
【0033】中継配信所3a,3bは、それぞれ中規模
の情報蓄積装置31と、受信専用の中型アンテナ32と
を有している。そして、中央配信局1から衛星2を介し
て同報伝送された配信情報を漏れなく受信して情報蓄積
装置31に蓄積し、衛星回線の降雨瞬断などによりある
受信局で所望の情報を受信できなかった場合に、当該受
信局からの伝送要求に応じて該当する情報を地上公衆網
5a,5bを介して要求元の受信局4a,4bへ伝送す
る。
【0034】ところで、上記中央配信局1の情報蓄積装
置12は次のように構成される。図2は、この情報蓄積
装置12の構成をその周辺機器である制御用コンピュー
タ11、端局装置13、送受信装置14およびアンテナ
装置15とともに示した回路ブロック図である。
【0035】制御用コンピュータ11は、配信情報の入
力機能と、配信情報を暗号化するための暗号キーを設定
する機能とを備えている。配信情報の入力は、例えばデ
ィスクメモリなどの他のメモリ媒体に記憶された情報を
読み込むか、あるいは地上公衆網5a,5bを介して地
方の支局などから情報を伝送することにより行なわれ
る。
【0036】情報蓄積装置12は、第1および第2の情
報バッファ123,124を備えており、制御用コンピ
ュータ11から出力された配信情報はこれらの情報バッ
ファ123,124に蓄積される。ここで、2つの情報
バッファ123,124が設けられている理由は、一方
の情報バッファの記憶情報を送信している間に、他方の
情報バッファに新たな情報を蓄積するためである。これ
ら第1および第2の情報バッファ123,124に蓄積
された情報は、情報選択スイッチ127により択一的に
読み出されて暗号化部128に入力される。情報選択ス
イッチ127は、配信情報送信中には上記情報バッファ
123,124のうち送信すべき情報が蓄積されている
側に固定的に切り替わっており、これにより当該配信情
報を繰り返し送信させる。そして、待機側の情報バッフ
ァに新たな配信情報が蓄積された時点でこの新たな情報
が蓄積された側に切替わる。
【0037】また情報蓄積装置12は、ユーザキー記憶
部121およびテンポラリキー記憶部122を有してい
る。これらのキー記憶部121,122には、それぞれ
制御用コンピュータ11から出力されたユーザキーおよ
びテンポラリキーが記憶される。テンポラリキーは、実
際の配信情報伝送の際に使用する暗号キーであり、秘匿
性を維持するために定期的に変更される。ユーザキー
は、受信局4a,4b,…ごとに異なるキーであり、受
信局4a,4b,…の初期立上げ時におけるテンポラリ
キーの初期設定やテンポラリキーの変更を行なう際に使
用される。これらのユーザキーおよびテンポラリキー
は、キー選択スイッチ126により切り替えられて択一
的に上記暗号化部128に与えられる。暗号化部128
は、第1の情報バッファ123または第2の情報バッフ
ァ124から読み出された配信情報を、上記暗号キーに
従って暗号符号化するもので、この暗号符号化された配
信情報を端局装置13に供給する。
【0038】端局装置13では、上記暗号化された配信
情報に対する誤り訂正符号化と、この符号化された配信
情報による中間周波信号のディジタル変調とが行なわれ
る。続いて送受信装置14では、上記端局装置13から
出力された被変調波信号を衛星回線用の搬送波周波数に
周波数変換する処理と、所定の送信電力レベルを得るた
めの電力増幅とが行なわれる。そして、この送受信装置
14から出力された搬送波信号はアンテナ装置15から
衛星2に向けて送信される。
【0039】また中央配信局1は、システムの動作を管
理するために、衛星2から折り返された無線信号をアン
テナ装置15を介して送受信装置14および端局装置1
3で受信し、さらに情報蓄積装置12の暗号復号部12
9で暗号を復号する。そして、この復号された受信信号
を回線評価部125に入力し、ここで受信信号の信頼性
を監視する。この監視データは、制御用コンピュータ1
1または別途用意された監視制御端末に導入され、ここ
で統計的に記録される。
【0040】一方、受信局4a,4b,…の受信端末装
置41は次のように構成される。図3はその構成を示し
た回路ブロック図である。小型アンテナ42で受信され
た無線信号は、低雑音周波数変換部(LNB)43で低
雑音増幅されたのち中間周波数に周波数変換され、しか
るのち受信端末装置41の復調部(DEM)411に入
力されて復調される。そして、その復調信号は暗号復号
部412に入力され、ここで暗号キーに従って暗号復号
化される。このとき暗号キーは、キー選択スイッチ41
5介してユーザキー記憶部413またはテンポラリキー
記憶部414から与えられる。
【0041】上記暗号復号部412から出力された配信
情報は、情報選択部416に入力され、ここで制御部
(CPU部)430の選択制御信号に応じて、利用者が
必要とするニュースフレームまたは広告フレームが選択
される。この選択されたフレームに挿入されていた情報
は情報バッファ417に蓄積される。
【0042】一方、この蓄積された情報を出力する場合
には、マン・マシンインタフェース部425のキー入力
部あるいはリモコン46により利用者が指定した出力形
式に応じて、制御部430から情報バッファ417に対
し情報選択制御信号が与えられ、かつ制御部430から
切替スイッチ418に対し上記出力形式に応じた切替制
御信号が与えられる。したがって、情報バッファ417
からは上記指定された出力形式に対応した情報が選択的
に読み出され、この情報は切替スイッチ418を介して
上記出力形式に対応するデコーダに供給される。
【0043】例えば、テレビジョン形式が指定された場
合には、情報バッファ417から動画データと音声デー
タとからなる情報が読み出され、このうち動画データは
動画デコーダ419に、また音声データは音声デコーダ
421にそれぞれ供給される。動画デコーダ419では
上記動画データの復号が行なわれ、また音声デコーダ4
21では音声データの復号が行なわれる。そして、これ
らの復号により再生された動画信号および音声信号は出
力編集部422で編集されたのち家庭用テレビジョン装
置44に供給され、この装置の表示部に表示されるとと
もにスピーカから拡声出力される。
【0044】またラジオ形式が指定された場合には、情
報バッファ417から音声データのみからなる情報が読
み出されて音声デコーダ421に供給される。音声デコ
ーダ421では、上記音声データの復号が行なわれ、こ
の復号により再生された音声信号は出力編集部422を
介して家庭用テレビジョン装置44に供給されてそのス
ピーカから拡声出力される。
【0045】さらに文書形式が指定された場合には、情
報バッファ417から静止画データにより構成される情
報が読み出されて静止画デコーダ420に供給される。
静止画デコーダ420では上記静止画データの復号が行
なわれ、この復号により再生された静止画信号は出力編
集部422を経て家庭用テレビジョン装置44に供給さ
れて、表示部に表示される。
【0046】一方、蓄積された情報を携帯端末45に転
送する場合には、マン・マシンインタフェース部425
のキー入力部あるいはリモコン46により利用者が指定
した転送指示に応じて、制御部430から情報バッファ
417に対しラジオ形式の情報を選択するための制御信
号が与えられるとともに、制御部430から切替スイッ
チ418に対し上記ラジオ形式に応じた切替制御信号が
与えられる。また、制御部430から高速ダビングドラ
イバ部423に対し駆動指示が与えられる。このため、
情報バッファ417からはラジオ形式に対応した情報、
つまり音声データが読み出され、この音声データは切替
スイッチ418を介して高速ダビングドライバ部423
に入力される。そして、音声データは高速ダビングドラ
イバ部423から携帯端末45に対し高速度に転送され
て、携帯端末45内のICメモリに書き込まれる。
【0047】また受信局4a,4b,…の受信端末装置
41には地上網インタフェース424が備えられてお
り、この地上網インタフェース42を使用することによ
り地上公衆網5a,5bを介して中継配信所3a,3
b,…から配信情報を受信することが可能となってい
る。この配信情報の受信制御は、マン・マシンインタフ
ェース部425のキー入力部またはリモコン426によ
り入力された利用者の伝送要求に従って、制御部430
により行なわれる。
【0048】さらに、中継配信所3a,3b,…の情報
蓄積装置31は次のように構成される。図4はその構成
を示した回路ブロック図である。中型アンテナ32で受
信された無線信号は、前記受信局4a,4b,…の場合
と同様に、低雑音周波数変換部(LNB)33で低雑音
増幅されたのち中間周波数に周波数変換され、しかるの
ち情報蓄積装置31の復調部(DEM)311に入力さ
れて復調される。そして、その復調信号は暗号復号部3
12で暗号キーに従って暗号復号化されたのち、情報バ
ッファ316に蓄積される。このとき暗号キーは、キー
選択スイッチ315介してユーザキー記憶部313また
はテンポラリキー記憶部314から与えられる。
【0049】また、情報蓄積装置31は中継配信コンピ
ュータ318を備えている。この中継配信コンピュータ
318は、地上公衆網5a,5b,…を介して中央配信
局1および各受信局4a,4b,…との間で通信を行な
うための地上網インタフェースを有している。そして、
受信局4a,4b,…から地上公衆網5a,5b,…を
介して配信情報の伝送要求が到来した場合に、上記情報
バッファ316に蓄積されている配信情報を読み出し、
この配信情報を地上公衆網5a,5b,…を介して上記
伝送要求元の受信局へ伝送する。
【0050】なお、この中継配信所3a,3b,…は、
前記中央配信局1と同様に情報蓄積装置31に回線評価
部317を備えており、この回線評価部317により当
中継配信所が設置された場所での衛星回線の状態が監視
される。そして、この監視データは地上公衆網5a,5
b,…を介して中央配信局1へ定期的に伝達される。中
央配信局1は、この監視データを基にシステムの回線状
態を統括的に監視し評価する。
【0051】このような構成であるから、中央配信局1
では、定期的あるいは不定期に全国版ニュース情報およ
び各地方の地方版ニュース情報が編集または収集され
て、それぞれがテレビジョン形式、ラジオ形式および文
書形式の3通りの情報形態で情報蓄積装置12の情報バ
ッファ123,124に蓄積される。また、それととも
に全国版広告情報、地方の中規模広告情報および多数の
地域の地元広告情報も編集または収集されて、上記ニュ
ース情報と同様にそれぞれがテレビジョン形式、ラジオ
形式および文書形式の3通りの情報形態で情報蓄積装置
12の情報バッファ123,124に蓄積される。そし
て、これらの蓄積されたニュース情報および広告情報
は、図5に示す伝送フォーマットに従って所定のフレー
ムにそれぞれ挿入されたのち、アンテナ装置15から衛
星2に向けて繰り返し送信され、さらにこの衛星2で中
継されることにより各中継配信所3a,3b,…および
各受信局4a,4b,…へ同報伝送される。
【0052】これに対し各受信局4a,4b,…では、
利用者がマン・マシンインタフェース部425のキーボ
ードあるいはリモコン46を操作することにより、受信
を希望するニュースフレームおよび広告フレームを指定
する。そうすると、上記中央配信局1から衛星2を介し
て同報伝送された配信情報は、小型アンテナ装置42お
よび低雑音周波数変換部43で受信されたのち復調部4
11で復調され、さらに暗号復号部412で暗号が解除
されたのち、情報選択部416において上記利用者から
指定されたニュースフレームおよび広告フレームが選択
されて、これらのフレームに挿入されているニュース情
報および広告情報が情報バッファ417に蓄積される。
【0053】さて、この状態で利用者が、マン・マシン
インタフェース部425のキーボードあるいはリモコン
46を操作することにより、情報の出力要求を入力する
とともにその出力形式を指定したとする。そうすると、
この出力形式に対応する形式の情報が、情報バッファ4
17から読み出されたのち切替スイッチ418を介して
上記出力形式に対応したデコーダに供給され、ここで復
号されたのち出力編集部422を経て家庭用テレビジョ
ン装置44に供給される。そして、上記情報は、この家
庭用テレビジョン装置44で画像または音声として表示
または拡声出力される。したがって利用者は、この家庭
用テレビジョン装置44において上記表示画像を見るか
あるいは出力音声を聞くことにより、情報を知ることが
できる。
【0054】すなわち、利用者は例えば日本国内のどこ
に居住していようと、常に自身の知りたい最新のニュー
スおよび広告を逸早く、しかも録画あるいは録音された
情報を再生する場合のような面倒な情報探索操作を行な
うことなく簡単かつ正確に得ることができる。また、出
力形式としてテレビジョン形式、ラジオ形式および文書
形式のいずれか選択指定することにより、自身のそのと
きの環境や状況に適合した形態で情報を得ることができ
る。
【0055】また、利用者がマン・マシンインタフェー
ス部425のキーボードあるいはリモコン46を操作し
て蓄積情報の転送指示を入力したとする。そうすると、
情報バッファ417からラジオ形式の情報、つまり音声
データが読み出され、この音声データは高速ダビングド
ライバ部423から携帯端末45へ転送出力されてこの
携帯端末45内のメモリに蓄積される。このとき、携帯
端末45のメモリにはICメモリが使用されているた
め、上記音声データは高速度にダビングできる。例え
ば、60分程度の音声データであれば数秒で転送するこ
とができる。
【0056】このように情報が転写された携帯端末45
を持って外出することにより、利用者は上記配信情報の
内容をあたかもラジオを聞くように音声で聞いて確認す
ることができる。
【0057】また、上記衛星2を経由して中央配信局1
から同報伝送された配信情報は、各中継配信所3a,3
b,…において受信されて蓄積される。そして、この配
信情報は、ある受信局4a,4b,…で衛星からの電波
を受信できなくなった場合のバックアップ用として使用
される。
【0058】例えば、いま受信局4aで降雨瞬断などの
影響により一時的に配信情報を受信できなくなったとす
る。この場合受信局4aの利用者は、マン・マシンイン
タフェース部425のキーボードあるいはリモコン46
を操作して情報伝送要求を指示する。そうすると、受信
局4aから最寄りの中継配信所3aに対し地上公衆網5
aを介して情報伝送要求が送られる。この情報伝送要求
を受信すると、中継配信所3aからその情報蓄積装置3
1に蓄積されている配信情報のうちの利用者が希望する
フレームの情報が地上公衆網5aを介して受信局4aに
伝送される。受信局4aでは、上記伝送された情報が、
衛星2を経由して到来する情報に代わって情報バッファ
417に蓄積される。
【0059】したがって、降雨瞬断などにより衛星回線
の状態が劣化して配信情報を受信不能なったとしても、
利用者は必要とする情報を確実に得ることができる。こ
のように本実施例では、中央配信局1でニュース情報お
よび広告情報を編集あるいは収集してこれらの情報を時
分割多重したのち衛星2を利用して多数の受信局4a,
4b,…へ同報伝送し、各受信局4a,4b,…におい
て、利用者の受信選択要求に応じて上記配信情報の中か
ら利用者が希望する情報を選択的に受信蓄積し、この状
態で利用者により情報出力要求がその出力形式の指定情
報とともに入力されると、この要求に応じて上記出力形
式に対応する形式の情報を読み出して家庭用テレビジョ
ン装置44などに供給し、上記出力形式に従って表示ま
たは音声出力することにより利用者に報知している。
【0060】したがって本実施例であれば次のような各
種効果が奏せられる。 (1)衛星2を利用して配信情報を複数の受信局4a,
4b,…へ同報伝送しているので、広いエリアに散在し
ている多数の受信局4a,4b,…に対し、遅滞を生じ
ることなくもれなく情報を配信することができる。ま
た、受信局数に比例して回線コストの増加を招くことが
なく回線コストを略一定に保つことができ、むしろ受信
局数が一定数以上に増加すると地上公衆網などを使用す
る場合に比べて回線コストを低減することができる。
【0061】(2)受信局4a,4b,…においては、
多重伝送された配信情報の中から利用者が希望する情報
のみが選択的に受信蓄積され、この蓄積された情報が利
用者が指定した出力形式に従って読み出されて出力され
る。このため、利用者は自身の必要とする情報を随時何
度でも出力させて取得することができ、これによりテレ
ビジョン放送やラジオ放送により情報を取得する場合に
比べて、見逃しや聞き逃しを生じることなく必要な情報
を確実に得ることができる。また、必要な情報は情報単
位で蓄積されて出力されるので、ビデオ録画再生装置や
録音装置を使用して必要な情報を記録再生する場合のよ
うに、時間を指定して記録された多くの情報の中から必
要な情報を探す必要がなく、したがって必要な情報を短
時間に確実に得ることができる。
【0062】(3)さらに、各情報ともテレビジョン形
式、ラジオ形式、文書形式の3通りが用意され、利用者
は情報を出力させる際にこれらの形式を指定するように
している。このため、利用者は自身のその時々の状況に
応じて最も都合の良い形態で情報を取得することができ
る。
【0063】(4)受信局4a,4b,…ごとに携帯端
末45が用意され、受信端末装置41で受信蓄積された
情報をこの携帯端末45に転送して記憶させることがで
きるので、利用者はこの携帯端末45を持って外出する
ことにより何処にいても情報を再生して取得することが
できる。また携帯端末45の記録媒体としてICメモリ
を使用したことにより、受信端末装置41から携帯端末
45への情報の転送を高速度に行なうことができる。
【0064】(5)中継配信所3a,3b,…を設けた
ことにより、ある受信局4a,4b,…で降雨瞬断など
の影響により一時的に配信情報を受信できなくなった場
合でも、この中継配信所3a,3b,…から地上公衆網
5a,5b,…を介して必要な情報を上記受信局4a,
4b,…に伝送することができる。このため、衛星回線
の欠点を補ってより一層信頼性の高いシステムを提供す
ることができる。
【0065】(6)配信情報を暗号キーで暗号符号化し
て伝送しており、しかも暗号キーは定期的あるいは不定
期に更新するようにしているため、不心得者による無料
受信を確実に防止することができる。
【0066】(7)衛星2で折り返される無線信号を中
央配信局1で受信して衛星回線の状態を監視するととも
に、各中継配信所3a,3b,…でも上記衛星2から到
来した無線信号から衛星回線の状態をそれぞれ監視し、
その監視データを地上公衆網5a,5b,…を介して中
央配信局1に伝達する。そして、中央配信局1におい
て、自身で得た監視データと上記各中継配信所3a,3
b,…から通知された監視データとを基に、システム全
体の衛星回線の状態を統括的に管理している。したがっ
て、システムの信頼性を高く保持することができ、また
障害などが発生した際の対応を迅速かつ適確に実行する
ことができる。
【0067】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では受信局4a,4
b,…において、利用者が指定したフレームの情報のみ
を受信して蓄積するようにしたが、受信局4a,4b,
…において全フレームを受信して蓄積し、この蓄積した
配信情報の中から利用者が指定した情報を選択的に読み
出して出力するようにしてもよい。また、この場合メニ
ューフレームに挿入されているメニュー情報をモニタ画
面に表示し、利用者がこのメニュー画面を見て情報を指
定できるようにしてもよい。さらに、全フレームの情報
を受信蓄積しない場合でも、利用者の指定に応じて複数
のフレームの情報を受信し蓄積した場合には、これら蓄
積した情報に対応するメニュー情報をメニューフレーム
から選択してモニタ画面に表示するようにしてもよい。
【0068】また、前記実施例では携帯端末45として
音声のみを再生出力する音声レコーダを使用した場合を
例にとって説明した。しかし、例えば液晶表示器を備え
た携帯形のテレビジョン受信機やノートタイプあるいは
それよりも小形のパーソナルコンピュータ、電子手帳等
を携帯端末として利用する場合には、受信端末装置41
からテレビジョン形式あるいは文書形式の情報を携帯端
末に転送して記憶させ、動画情報または静止画情報を携
帯端末の表示部に表示させるようにしてもよい。
【0069】また、受信端末装置4から携帯端末45へ
の情報の転送は、コネクタあるいは接続ケーブルを介し
て行なう以外に、無線回線を介して行なってもよく、さ
らには受信端末装置41において転送情報をフロッピデ
ィスクやCDROM、ICカードなどの可搬性を有する
記憶媒体に複写し、これを携帯端末45の情報読込部に
挿入して読み取らせるようにしてもよい。
【0070】また、前記実施例では配信局を1局のみ設
けた場合を例にとって説明したが、複数の配信局を設
け、これらの配信局から送信される情報フレームを衛星
上で時分割多重して各受信局4a,4b,…へ同報伝送
するようにしてもよい。
【0071】その他、配信局、受信局装置および中継配
信所の各回路構成や、配信情報の種類、配信情報の伝送
フレームフォーマットなどについても、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の衛星情報配
信システムでは、少なくとも一つの配信局と、複数の受
信局装置と、上記配信局から送信された情報を上記複数
の受信局装置へ同報伝送する衛星とを具備し、上記配信
局から種類の異なる複数の報知情報を含む配信情報を上
記衛星に向けて送信し、かつ上記複数の受信局装置の各
々では、受信局装置の利用者により入力された情報取得
要求に応じて、上記配信局から衛星を経由して同報伝送
された配信情報のうち該当する報知情報を選択的に受信
蓄積するとともに、上記取得要求に応じて、上記蓄積さ
れた報知情報を選択的に読み出して出力するように構成
している。
【0073】したがって本発明によれば、配信情報を遅
滞を生じることなく効率良くしかも安価な回線コストで
多くの利用者に配信することができ、かつ利用者が必要
とする情報を必要なときに効率良く取得することができ
る衛星情報配信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる衛星情報配信システ
ムの概略構成図。
【図2】図1に示したシステムで用いられる中央配信局
における情報蓄積装置の構成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示したシステムで用いられる受信局にお
ける受信端末装置の構成を示す回路ブロック図。
【図4】図1に示したシステムで用いられる中継配信局
における情報蓄積装置の構成を示す回路ブロック図。
【図5】図1に示したシステムにおいて配信情報を同報
伝送するために用いる伝送フレームフォーマットを示す
図。
【符号の説明】
1…中央配信局 2…衛星 3a,3b,…中継配信所 4a,4b,…
受信局 5a,5b,…地上公衆網 11…制御コンピュータ 12…中央配信
局の情報蓄積装置 13…端局装置 14…送受信装
置 15…アンテナ装置 31…中継配信所の情報蓄積装置 32…中型アン
テナ 33…低雑音周波数変換部(LNB) 41…受信端末装置 42…小型アン
テナ装置 43…低雑音周波数変換部(LNB) 44…家庭用テ
レビジョン装置 45…携帯端末 46…リモコン 121…ユーザキー記憶部 122…テンポ
ラリキー記憶部 123…第1の情報バッファ 124…第2の
情報バッファ 125…回線評価部 126…キー選
択スイッチ 127…情報選択スイッチ 128…暗号化
部 311…復調部(DEM) 312…暗号復
号部 313…ユーザキー記憶部 314…テンポ
ラリキー記憶部 315…キー選択スイッチ 316…情報バ
ッファ 317…回線評価部 318…中継配
信コンピュータ 411…復調部(DEM) 412…暗号復
号部 413…ユーザキー記憶部 414…テンポ
ラリキー記憶部 415…キー選択スイッチ 416…情報選
択部 417…情報バッファ 418…切替ス
イッチ 419…動画デコーダ 420…静止画
デコーダ 421…音声デコーダ 422…出力編
集部 423…高速ダビングドライバ部 424…地上網
インタフェース 425…マン・マシンインタフェース部 426…リモコン 430…受信端
末装置の制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの配信局と、複数の受信
    局装置と、前記配信局から送信された情報を前記複数の
    受信局装置へ同報伝送する衛星とを具備し、 前記配信局は、 種類の異なる複数の報知情報を含む配信情報を前記衛星
    に向け送信するための配信情報送信手段を備え、 かつ前記複数の受信局装置の各々は、 受信局装置の利用者が希望する報知情報の取得要求を指
    定入力するための指定入力手段と、 この指定入力手段により入力された取得要求に応じて、
    前記配信局から衛星を経由して同報伝送された配信情報
    のうち該当する報知情報を選択的に受信し蓄積するため
    の配信情報受信蓄積手段と、 前記指定入力手段により入力された取得要求に応じて、
    前記配信情報受信蓄積手段に蓄積された報知情報を選択
    的に読み出して出力するための情報選択出力手段とを備
    えたことを特徴とする衛星情報配信システム。
  2. 【請求項2】 配信局の配信情報送信手段は、種類の異
    なる複数の報知情報をそれぞれ、映像および音声からな
    るテレビジョン形式と、音声のみからなるラジオ形式
    と、文字および写真からなる文書形式とのうちの少なく
    とも2通りの形式に従って生成し、これらの報知情報を
    多重化して送信することを特徴とする請求項1記載の衛
    星情報配信システム。
  3. 【請求項3】 受信局装置の指定入力手段は、 配信局から衛星を経由して同報伝送された配信情報のう
    ち利用者が希望する報知情報の受信蓄積要求を指定入力
    するための第1の指定入力手段と、 受信蓄積された報知情報の出力形式を利用者が指定入力
    するための第2の指定入力手段とを備え、 配信情報受信蓄積手段は、前記第1の指定入力手段によ
    り入力された受信蓄積要求に応じて、前記同報伝送され
    た配信情報中の該当する報知情報を選択的に受信し蓄積
    し、 かつ情報選択出力手段は、前記第2の指定入力手段によ
    り入力された出力形式に応じて、当該出力形式に対応す
    る報知情報を前記配信情報受信蓄積手段から選択的に読
    み出すとともに、この読み出した報知情報を前記出力形
    式に従って出力することを特徴とする請求項2記載の衛
    星情報配信システム。
  4. 【請求項4】 配信局の配信情報送信手段は、配信情報
    を各受信局装置との間で予め定めた暗号キーに従って暗
    号符号化して送信し、 かつ各受信局装置の配信情報受信蓄積手段は、前記配信
    局との間で予め定めた前記暗号キーに従って、前記配信
    局から衛星を経由して同報伝送された配信情報を暗号復
    号する機能を有することを特徴とする請求項1記載の衛
    星情報配信システム。
  5. 【請求項5】 複数の受信局装置のうちの少なくとも一
    つは携帯端末装置を備え、 この携帯端末装置を備えた受信局装置は、配信情報受信
    蓄積手段に蓄積された報知情報を選択的に前記携帯端末
    装置へ転送する情報転送手段を有し、 かつ携帯端末装置は、前記情報選択出力手段から転送さ
    れた報知情報を記憶媒体に記憶し、携帯端末装置の利用
    者の出力要求に応じて、前記記憶媒体に記憶された報知
    情報を選択的に読み出して出力するための携帯端末情報
    出力手段を有することを特徴とする請求項1記載の衛星
    情報配信システム。
  6. 【請求項6】 携帯端末情報出力手段は、転送された報
    知情報を半導体メモリに記憶することを特徴とする請求
    項5記載の衛星情報配信システム。
  7. 【請求項7】 少なくとも一つの配信局と、複数の受信
    局装置と、少なくともこれらの受信局装置に対し地上網
    を介して接続される中継配信局と、前記配信局から送信
    された情報を前記複数の受信局装置および中継配信局へ
    同報伝送する衛星とを具備し、 前記配信局は、 種類の異なる複数の報知情報を含む配信情報を前記衛星
    に向け送信するための配信情報送信手段を備え、 前記複数の受信局装置の各々は、 受信局装置の利用者が希望する報知情報の取得要求を指
    定入力するための指定入力手段と、 この指定入力手段により入力された取得要求に応じて、
    前記配信局から衛星を経由して同報伝送された配信情報
    のうち該当する報知情報を選択的に受信し蓄積するため
    の第1の配信情報受信蓄積手段と、 前記衛星を経由して伝送される配信情報を所定の条件で
    受信できない場合に、前記中継配信局に対し配信情報の
    伝送要求を送出して、前記中継配信局から配信情報を受
    信し蓄積するための第2の配信情報受信蓄積手段と、 前記指定入力手段により入力された取得要求に応じて、
    前記第1および第2の配信情報受信蓄積手段に蓄積され
    た報知情報を選択的に読み出して出力するための情報選
    択出力手段とを備え、 かつ前記中継配信局は、 前記配信局から衛星を経由して同報伝送された配信情報
    を受信し蓄積するための配信情報中継受信蓄積手段と、 前記受信局装置から伝送要求が送られた場合に、前記配
    信情報中継受信蓄積手段に蓄積されている配信情報を前
    記地上網を介して前記伝送要求送信元の受信局装置へ伝
    送するための配信情報中継伝送手段とを備えたことを特
    徴とする衛星情報配信システム。
  8. 【請求項8】 少なくとも一つの配信局と、複数の受信
    局装置と、衛星とを備え、前記配信局は種類の異なる複
    数の報知情報を含む配信情報を前記衛星に向け送信し、
    衛星は前記配信局から送信された配信情報を前記複数の
    受信局装置へ同報伝送するシステムで使用される前記受
    信局装置において、 受信局装置の利用者が希望する報知情報の取得要求を指
    定入力するための指定入力手段と、 この指定入力手段により入力された取得要求に応じて、
    前記配信局から衛星を経由して同報伝送された配信情報
    のうち該当する報知情報を選択的に受信し蓄積するため
    の配信情報受信蓄積手段と、 前記指定入力手段により入力された取得要求に応じて、
    前記配信情報受信蓄積手段に蓄積された報知情報を選択
    的に読み出して出力するための情報選択出力手段とを具
    備したことを特徴とする受信局装置。
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