JPH05191335A - 音声情報無線受渡しシステム - Google Patents

音声情報無線受渡しシステム

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JPH05191335A
JPH05191335A JP4006540A JP654092A JPH05191335A JP H05191335 A JPH05191335 A JP H05191335A JP 4006540 A JP4006540 A JP 4006540A JP 654092 A JP654092 A JP 654092A JP H05191335 A JPH05191335 A JP H05191335A
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receiving device
voice
signal
circuit
voice information
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JP4006540A
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English (en)
Inventor
Nobuo Hamamoto
信男 浜本
Tadashi Onishi
忠志 大西
Tatsuto Suzuki
達人 鈴木
Minoru Nagata
穣 永田
Kenichi Mizuishi
賢一 水石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常のプッシュホン電話機から音声メッセー
ジを入力できるようにした無線呼出しシステムを提供す
る。 【構成】 無線呼出しシステムにおいて、基地局14で
は、音声信号をA/D変換4してデータ圧縮4した後メ
モリ6に記憶させ、盗聴防止のための秘話機能7を付加
して送信する。受信装置3は、復調した信号をメモリに
格納し、再生指示に応じてメモリを読出し、秘話を解除
してデータ伸長したのち、音声信号の無音期間を加工し
て早聞きや遅聞き再生を実現する。 【効果】 受信者はその場で発呼者の用件を確認でき
る。秘話機能を設けたので、機密に属する伝言も可能に
なる。音声品質の劣化なく早聞きや遅聞きが可能にな
る。カード型、腕時計型では更に携帯性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声情報無線受渡しシ
ステム、更に詳しくいえば、いわゆるポケットベルと呼
ばれている無線呼出し送受信システム、特に現行システ
ムの規格に準拠しつつ、発信者からの音声メッセージを
受信者に送信できるようにした音声情報伝送システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線呼出しシステムは、受信装置
が受信装置ごとに割り当てられた装置固有の識別番号を
受信すると、呼出し音または光の点滅、あるいは振動等
を発生させることによって、装置携帯者(着呼者)に呼出
しがあったことを知らせるようにしたものが一般的であ
る。また、最近では、数字や記号、漢字まじりの定型メ
ッセージを伝送し、それを受信装置で表示することも行
われている。このようなシステムは公衆回線用ばかりで
なく、病院、ホテル、デパート、各企業、老人ホーム等
の構内回線用でも多く利用されている。
【0003】また、特開平3−26116号に音声メッ
セージをアナログ信号のまま受信する無線呼出し受信装
置が、さらに特開平3−32123号には、アナログ音
声信号を一旦受信装置の中でA/D変換した後RAMに
記憶し、それをD/A変換して再生する情報受信装置
が、さらに特開平3−60227号には、基地局で音声
信号をA/D変換してディジタル信号で蓄積した後、無
線回線を介してポケットベルに設けたメッセージ蓄積部
に蓄積し、それをD/A変換して再生するシステムにつ
いて開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的な無線呼
出し装置、いわゆるポケットベルは、即時性には欠ける
とはいえ、携帯通信サービスにとって最も基本的な条件
が満たされておりコストパフォーマンスは高い。しか
し、コールオンリー型と呼ばれているものは文字通り単
に相手を呼び出す機能だけしかなく、最近普及しはじめ
たメッセージ伝送型や定型文伝送型においても、数字、
記号、あるいは漢字まじりの定型メッセージ文の伝送に
限られている。しかも表示できる文字数もせいぜい20
文字程度なので、発呼者の意図したことが正確に伝わら
ない恐れがある。本当に急いでいる用件なのかどうかも
分からない。数字(0〜9)と特定記号(*、#)は通常
のプッシュホン電話機から送れるとしても、任意の文字
や記号を送るとなると、キーボード付の電話機とかモデ
ム付パソコン等が必要となり、誰でもが手軽に使えると
いうものではない。たとえこのような機器が開発され普
及したとしても、『文字を読む』ことより『音を聞く』
方がはるかに楽で便利である。
【0005】一方、開示されている音声メッセージ伝送
方式では、音声メッセージを送るためのいくつかの提案
はなされている。データをディジタル化して無線伝送す
ることは前記特開平3−60277に開示されている。
しかし現行ネットワークの規格の範囲内で多量のデータ
を高速に伝送する方法については何ら技術的開示は無
い。例えば、音声を8ビット、8kHzでサンプリング
したとすると、毎秒のデータ量は64kビットにもなっ
てしまい、現行の代表的システムの帯域はNTT方式で
は隣接チャンネル間隔:12.5KHz、最大周波数偏移:±
2.5KHz、POCSAG方式、Golay方式ではNTT方式の2倍
の帯域である。従って、例えば従来のNTT方式の伝送
ラインが持っている伝送速度(400/秒)を用いて6
4kビット/秒のデータを転送するには約54秒を要す
ることになり、そのままでは伝送できない。
【0006】また、伝送されるメッセージがごく一般的
なものばかりで、機密にすることがあまり重要でない場
合も考えられるが、今後高度情報化時代を迎えるにつれ
て第三者に盗聴されては困る場合が多くなってくるもの
と思われる。そのために盗聴防止を目的とした秘話機能
が必須になるが、その手段が全くなされていない。さら
に使い勝手の面では、Yシャツのポケットに入れてもふ
くらまない薄形軽量で、メッセージの繰返し再生、瞬時
頭だし、早聞き/遅聞き等の便利機能が付加し、表示が
見易く簡単操作のものが望まれているが、これらを満足
するものはない。
【0007】本発明の目的は、既にシステム基盤が整備
され広く普及している、いわゆるポケットベルの現行シ
ステムに準拠し、通常のプッシュホン電話機から音声メ
ッセージを入力できるようにした無線呼出しシステムを
提供することにある。本発明の他の目的は、音声信号を
ディジタル化した場合、データを圧縮・伸長することに
より、帯域の狭い現行システムでも効率良く伝送できる
システムを提供することにある。更に本発明の他の目的
は、上記システムにおいて、音声信号をアナログのまま
でも、あるいはディジタル化した場合でも、盗聴できな
いようにした秘話の方法および装置を提供することにあ
る。更に本発明の他の目的は、上記システムに適した多
様な再生機能を持つ、小形軽量で使い勝手の良い無線呼
出し受信機を提供することにある。更にまた発明の他の
目的は、上記無線呼出し受信機に適合した呼出し基地局
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシステムにおいては、基地局は、回線イン
ターフェスを介して得られた音声信号をディジタル化す
るためのA/D変換部と、変換された音声情報量を減ら
し伝送帯域を狭めるためのデータ圧縮部と、圧縮された
データを一時的に蓄積しておく第一のメモリ手段と、盗
聴防止のために設けた秘話部と、データを変調するため
の変調部と、空中に電波を出力する送信部と、送信され
る受信装置固有の識別番号を一時的に記憶しておくメモ
リ部と、上記各部を制御するマイコン制御部とを設けて
構成される。
【0009】また、受信装置は、無線回線を介して得ら
れた信号を受信増幅する高周波増幅部と、変調された信
号を復調する復調部と、送られてくるメッセージデータ
を逐次蓄積する第二のメモリ手段と、再生時に秘話を解
除する秘話解除部と、圧縮されているデータを元に戻す
データ伸長部と、ディジタル化されているデータをアナ
ログ信号に変換するD/A変換部と、D/A変換された
信号でスピーカ又はイヤホンを鳴らす出力増幅部と、受
信したことを着呼者に知らせ、さらには繰返し再生や頭
出し等の指示をする操作表示部と、発呼者がしゃべった
時間より短くあるいは長くかけて再生する早聞き/遅聞
き制御部と、これら全体の回路を制御したり、受信した
データが自己宛(自局)であるかどうかの判定や、送ら
れてくるメッセージの順番で第三のメモリの領域を管理
したりするマイコン制御部及び制御ソフトウェアを有し
て構成するようにした。
【0010】なお、上記はメッセージデータをディジタ
ル化して伝送する場合であるが、アナログ信号のまま伝
送する場合は、基地局のデータ圧縮部と受信装置のデー
タ伸長部は不要になる。そして基地局では新たに変調部
の前段にD/A変換部が、受信装置では第三のメモリ部
にメッセージデータを蓄積するために復調信号をディジ
タル化するA/D変換部が追加される。なお、早聞き/
遅聞き制御部を省くものも本発明に含まれる。
【0011】
【作用】本発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説
明すれば、下記の通りである。音声メッセージの伝送に
おいて、発呼者はプッシュホン電話機で無線呼出し基地
局を呼出し、基地局からの音声ガイダンスに従って、受
信装置ごとに割付けられた装置固有の識別番号をプッシ
ュする。続いて基地局の指示に従い、伝えたいメッセー
ジを送受話器(例えば、音声として帯域5kHzとす
る)に向かってしゃべったのち、送受話器を降ろす。そ
うするとこのメッセージは1サンプル8ビットで8kH
zサンプリングすると、データ量として毎秒64kビッ
トとなり伝送容量と伝送速度とを考慮したデータ量を圧
縮した後、基地局のメモリに蓄積され秘話処理が施され
た後、無線信号となって空中に放出される。そして、識
別番号が合致する受信装置のみに伝送、記憶され、メッ
セージの全てを受信終了したあと、自己宛(自局)の呼
出しがあったことを受信装置の携帯者(着呼者)へ知ら
せる。
【0012】そこで、着呼者は受信装置の再生ボタンを
押下すると、メモリに蓄積されているメッセージが読み
出され秘話解除処理を経た後、スピーカ又はイヤホンで
再生される。これにより、用件を確認するための発呼者
への連絡は不要となり、着呼者はその場で発呼者及び用
件を確認できる。また、第三者にも盗聴されることはな
い。さらに、音声信号の無音期間を実質的に削除したり
拡大させることにより、音声品質を劣化させることなく
早聞き/遅聞きができる。また、受信装置の構造は簡単
で、かつ超小型超薄形カードあるいは腕時計状であり、
操作も易しいから誰にでも扱える。概念的には、『ポケ
ットに入った留守番電話』あるいは『歩く留守番電話』
と言うことができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明による音声情報無線受渡しシ
ステムの1実施例の構成を示すブロック図である。同図
は、説明上構内回線に用いた場合を示すが、これに限定
されるものではなく公衆回線であっても構わない。発呼
者は、どの内線電話機1からでも着呼者の持つ受信装置
33に音声メッセージを伝送することができる。基地局
14は、特に制限されないが電話回線を介して構内用交
換機(PBX)2に接続されている。回線IF3は回線
とのインタフェース接続を受持ち、A/D変換部4はア
ナログ音声信号をディジタル化し、データ圧縮部5はデ
ィジタル化されたデータを圧縮、さらに音声蓄積用メモ
リ部6は、圧縮されたデータ(音声)メッセージを一時
的に蓄積する。また、秘話部7は無線信号となったデー
タが第三者に盗聴されても、意味ある言葉とならぬよう
にスクランブルをかけるもので、変調部8はデータをF
SK(フレケンシイシフト キーング Freqency Shift
Keying)変調し、送信部9は電波を送出するための電
力増幅を行ない、アンテナ13は電波を効率よく空中に
放出する。識別番号用メモリ部11はメッセージを伝送
する相手の識別番号を、一時的に蓄積しておくためのも
ので、音声応答用メモリ部12には、発呼者に音声で操
作を指示する語句等がディジタル情報で記憶されてい
る。
【0014】図2は、本発明のシステムで使用される受
信装置33の一実施例の要部ブロック図である。アンテ
ナ21は空中からの電波を受信し、高周波増幅部22は
アンテナから給電された無線信号を増幅し、復調部23
はFSK変調された信号を復調(検波)し、音声蓄積用
メモリ部24は装置識別番号が合致したときのみの受信
データを蓄積し、秘話解除部25はスクランブルを解除
し、データ伸長部26は圧縮されていたデータを圧縮の
逆操作によって元に戻し、早聞き/遅聞き制御部27は
無音期間(言葉と言葉の切れ目)を検出して、それを時
間的に削除したり伸ばしたりし、D/A変換部28は不
要な周波数成分を除去(ロー・パス・フイルター)して
ディジタル信号をアナログ信号に変換し、出力増幅部2
9はスピーカ又はイヤホン30を鳴らすためにアナログ
信号を電力増幅し、操作表示部32は受信メッセージ件
数、メモリのファイル番号、メッセージ着信、サービス
圏内外等の表示器、さらには再生、リピート、保護、消
去等の動作を指示するスィッチから構成され、マイコン
制御部31は、同期信号の検出、自己宛(自局)の呼出
しかどうかの判別、携帯者への受信終了合図信号(メッ
セージ着信信号)の発生、受信データの誤り訂正、操作
表示部32との入出力動作など受信装置33の全体を制
御する。なお、基地局14に設けた音声蓄積用メモリ部
6と、受信装置の音声蓄積用メモリ部24に使用するメ
モリは、いわゆるRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)的に動作するものならなんであっても良い。通常、
SRAM、擬似SRAM、DRAM、フラッシュ型メモ
リ等が使用される。
【0015】次に基地局14と受信装置33の動作につ
いて説明する。図3は基地局14の動作を示すフローチ
ャートである。先ず発呼者は、近くの内線電話機1の送
受話器を取上げ、基地局14を呼出すため基地局14に
割当てられた内線番号をプッシュする。基地局14への
回線が話中であれば、一旦、送受話器1をおろし再度呼
出す(ステップ40、41、42)。回線が接続された
場合、基地局14の音声応答用メモリ部12に格納され
ているメッセージが呼出されて、例えば、「こちらは〇
〇センターです。受信装置の識別番号を押して下さい」
と、音声で発呼者に応答を返す。そこで、発呼者は自分
のメッセージを送る相手の識別番号をプッシュする。そ
うすると再び基地局14から、例えば、「番号を確認し
ました。”ピー”と鳴ったら用件をお話し下さい」とメ
ッセージを返送する。
【0016】この時基地局14の制御部10は、発呼者
の押した番号が有効であるかどうかの判定を下し、もし
登録されていない番号が誤って押された時は、その旨の
メッセージを返送し、再度入力してもらう。正しく入力
された識別番号は、識別番号用メモリ部11に記憶され
る(ステップ43)。発呼者は、”ピー”を確認した
後、伝えたいメッセージをしゃべり送受話器を降ろす
(フックオフ)。この時、一回に通話(伝送)できる最
大時間(又は最大データ量)は、回線のトラフィック許
容量等からシステム的に決まる。例えば、この時間を3
0秒とか、伝えたいメッセージを蓄積するメモリ6が一
杯になった時とか、連続無音期間がある値以上になった
時とか、あらかじめ約束事で決めておくが、これを超え
てしまった場合、基地局は、もうこれ以上受け付けられ
ない旨のメッセージを発して回線を切る。また、この制
限内に伝えたいメッセージが終わったならば、発呼者は
直ちに送受話器を降ろすことになる。いずれにしても発
呼者の伝えたいメッセージは、A/D変換部4でサンプ
リング周波数の1/2以上の周波数成分を除去するロー
・パス・フィルター(図示していない)に加えられた
後、A/D変換器でディジタル化され、音声蓄積用メモ
リ部6に蓄積される(ステップ44、46、45、4
7)。つぎに基地局14は伝送手順にしたがって、同期
信号や識別番号を送出し(ステップ48)、音声蓄積用
メモリ部6を読み出しながら秘話処理を施したメッセー
ジを次々に送り出す(ステップ49)。そして最後のデ
ータを送出した後、終了コードを送信して基地局14の
処理を終える(ステップ50)。
【0017】図4は、図2の受信装置33の動作を示す
フローチャートである。通常、電源が投入されておれ
ば、どの受信装置も先ず同期信号の有無を検出し(ステ
ップ60)、同期信号を検出したならば、同期信号に引
き続いて送られてくる装置識別番号を受信して、装置ご
とに割り当てられた自己の識別番号と比較する。この結
果、不一致だった受信装置は再び先頭に戻って次の同期
信号を待つが、一致した受信装置は次のステップに移
り、メッセージを受信するモードに入る(ステップ6
1)。 ここでは復調部23で検波されたデータを逐
次、音声蓄積用メモリ部24に記憶していく(ステップ
62)。この動作は、音声蓄積用メモリ24が一杯にな
ってオーバフローするか、終了コードを受信するか、あ
るいは予め約束事で決められたデータ数だけ受信するま
で続けられる(ステップ62、63、64)。その後、
着呼者に自己宛(自局)のメッセージが着信したことを
知らせるために、呼び出し音又は光の点滅、あるいは振
動等を発生させて受信処理を終える(ステップ65)。
【0018】図5は受信装置33の情報再生動作を示す
フローチャートである。操作表示部32(図24参照)
の「モード」スイッチを押下して再生モードにすること
で再生処理が開始される。最初にメッセージの有無を判
定し(ステップ70)、着信メッセージが全く音声蓄積
用メモリ24に格納されていない場合は、「無」の表示
又は音を発生して即処理を終える。また、1件以上のメ
ッセージがある場合には、何件あるかの表示又はその旨
を表す音を発生して次のステップに進む(ステップ7
0、71、72)。次にどのメッセージを再生するかの
メッセージ選択を「選択」スイッチを押下することによ
って行ない、所定のメモリバンクを選び出した後(ステ
ップ73)、「実行」ボタン(スイッチ)押下でそのメ
ッセージの再生が開始される。この際、メッセージの最
後には、最後であることを示す終了コードが格納されて
いるので、メモリから読出したデータの終了判定を行
い、もし終了コードでなければ再生を続行するが、終了
コードの場合は、そこで再生動作を停止する(ステップ
74、75)。繰返し再生させたい場合は、再度「実
行」ボタンを押下すると選択されているメモリバンクの
先頭から読出しが開始されることになる(ステップ7
7、76)。
【0019】なお、システム上の約束事として、予めメ
ッセージの長さ(時間)が決められている場合は、上記
した終了コードを必要とせず、固定長に割付けられたメ
モリバンクを先頭から終わりまで単純に読出すだけで良
い。メッセージの長さ(時間)が自由に変えられる可変
長の場合でも、上記終了コードを使用しないで再生する
こともできる。基地局14からメッセージを送出する
際、メッセージの長さ(時間)を示す情報を予めパラメ
ータとして受信装置に受渡しておけば、そのパラメータ
に相当する分だけメモリを読出すことで可変長再生動作
が実現する。
【0020】図6は、受信装置33の消去動作を示すフ
ローチャートである。再生処理と同様、「モード」スイ
ッチを押下して消去モードにした後、最初にステップ8
0でメッセージの有無を判定し、着信メッセージが全く
音声蓄積用メモリ24に格納されていない場合は、
「無」の表示又は音を発生して処理を終える。また、1
件以上のメッセージがある場合には、何件あるかの表示
又はその旨を表す音を発生して次のステップに進む(ス
テップ80、81、82)。次にどのメッセージを消去
するかのメッセージ選択を「選択」スイッチを押下する
ことによって行ない、所定のメモリバンクを選び出した
後(ステップ83)、「実行」ボタン(スイッチ)押下
でそのメッセージの格納されたバンクが消去される(ス
テップ84)。全てのメッセージを消去させたい場合
は、上記動作を次々に繰り返せば良い。
【0021】図7は、本発明による音声情報無線受渡し
システムの他の実施例の構成を示すブロック図である。
なお、受信装置は示されていない。本実施例はメッセー
ジデータをアナログ信号のまま伝送する基地局14の要
部ブロック図を示したものである。前述のように、無線
呼出し装置に割り付けられた周波数帯域幅はかなり狭い
ため、この帯域を使って音声をディジタル化して伝送す
る場合、新しい工夫のもとに変復調器を高速化するか、
聞くに耐えられる程度に情報量を減らす、すなわちデー
タを圧縮するか、これらの組合せ方式を採用するかの、
いずれかの方法によらねばならない。前記図1に示した
実施例は主にデータの圧縮/伸長による効果によってデ
ィジタル伝送を可能にならしめたものである。一方、ア
ナログ伝送する場合には、現状の規格のままでも約10
kHzの帯域が確保されているので、特別の処置を施さ
なくても音声信号を実時間で通すことができる。ただ
し、盗聴できないようにした秘話機能が必須になる。
【0022】図7において、回線IF3を介して得られ
た音声信号(アナログ)を、A/D変換部4でディジタ
ル化し、その信号を音声蓄積用メモリ部6に一時的に蓄
積する。つぎに図3に示したと同様な伝送手順に従って
音声蓄積用メモリ部6を順次読出しながら秘話処理を行
い、新たに設けたD/A変換部15で再びアナログ信号
に戻す。さらにこの信号を変調部8でFSK変調し、送
信部9で電力増幅して電波として送出するものである。
【0023】図8は、図7の音声情報無線受渡しシステ
ムに使用される受信装置の要部ブロック図である。基本
的な構成、動作は図2の受信装置と同様であるが、復調
部23の出力は秘話のかけられたアナログ信号であるの
で、一旦、A/D変換部34でディジタル化し、音声蓄
積用メモリ部24に格納する。全てのメッセージを受信
した後、着呼者(携帯者)からの再生指示を受けると、
音声蓄積用メモリ部24の該当するメモリバンクのみが
順次読出されて、秘話解除の処理をしたあと、早聞き/
遅聞き制御部27を介して(早聞き/遅聞きを必要とし
ない場合、この回路は不要)、D/A変換部28でアナ
ログ信号に戻されて、スピーカ又はイヤホン30で聞く
ことができる。
【0024】図9は、盗聴防止のために本発明システム
に用いられる秘話回路7部の一実施例の回路図である。
音声蓄積用メモリ6の読出し出力部には、秘話制御信号
によって制御される排他的論理和回路700〜70nが
設けられる。この排他的論理和回路700〜70nは、
読出し信号D0〜Dnの全ビットに対応して設けるもの
の他、少なくとも上位1ビットを含む1ないし複数ビッ
トに対してのみ、上記排他的論理和回路700〜70n
を設けるものとしてもよい。上記音声蓄積用メモリ6の
入力データ端子には、データ圧縮部5から出力されるデ
ィジタル信号がそのまま入力される。
【0025】なお、音声蓄積用メモリ6の入力と出力が
共通化された半導体メモリを用いた場合には、メモリ回
路のデータ端子が接続される信号バスに対して、読出し
信号経路に排他的論理和回路700〜70nが挿入され
る。音声蓄積用メモリ6は、アドレス更新パルスを受け
るアドレスカウンタ600により生成されたアドレス信
号により、ディジタル信号の読出しが行なわれる。いま
上記秘話制御信号を”0”にすると、メモリ6の出力信
号は排他的論理和回路700〜70nをそのまま通過し
て出力データD0〜Dnとなるが(秘話がかからな
い)、”1”にすると全ビット、もしくは排他的論理和
回路が挿入されているビットだけが反転されて送信され
ることになるので、もし第3者がこの電波を受信して、
そのまま、D/A変換したとしても意味不明の音声信号
となるので、メッセージの機密保持が保たれる。
【0026】図10は、盗聴防止のために本発明システ
ムに用いられる秘話回路の他の実施例の回路図である。
この実施例では、排他的論理和回路710〜71mを用
いた秘話回路7−1が、音声蓄積用メモリ6のアドレス
入力端子側に設けられる。この場合には、メモリ部6の
アドレス選択が入力の時とは異なり、1ないし複数ビッ
ト反転されることにより、入力の時の連続したアドレス
に対して、出力の時には飛び飛びのアドレスに変化して
しまう。この結果、このような飛び飛びのアドレスによ
り、読出されるディジタル信号を受信してD/A変換し
たとしても、もはや音声情報として意味をなさないの
で、前記図9の回路と同様に機密保護を行うことができ
る。図9と図10の実施例を組合わせて、デ−タとアド
レスの双方のそれぞれ1ないし複数の排他的論理和回路
を用いた構成としてもよい。このようにすれば、いっそ
う高い機密保護を行うことができる。
【0027】図11は、盗聴防止のために本発明システ
ムに用いられる秘話回路の更に他の実施例の回路図であ
る。この実施例は、図9及び10に示した排他的論理和
回路によるビットのスル−/反転を行うものに代えて、
並べ換え回路730を用いたものである。例えば、並べ
換え回路730は、二つの信号経路を持ち、一つは入力
信号をそのまま出力させるものと、他の一つは入力側ビ
ットD0〜Dnに対して、出力側ビットD0〜Dnの空
間的な入れ変えを行うもの、具体的には、最下位ビット
D0を最上位ビットDnとして出力させたり、D1をD
2として出力させたりするものである。しかも、この入
れ換えは、1メッセ−ジを送信するごとに乱数発生回路
734(図12参照)で乱数発生の更新を行なうため、
受信したビット列から真のデ−タを解読することを、実
質的に不能にするものである。この結果、ディジタル信
号は全く意味をなさないものに破壊されてしまい、前記
実施例と同様高い機密保護を行うことができる。
【0028】図12は、図11の並べ換え回路730の
一実施例の回路図である。同図は複数ビットからなるデ
ィジタル信号に対して、1ビット分の並べ換え回路を代
表として示している。D0〜Dnからなる複数ビットの
入力ディジタル信号は、切り換え回路731によりいず
れか一つが選択されて、出力端子から最下位ビットD0
として出力される。切り換え回路731は、デコーダ7
32により形成された選択信号により、D0〜Dnの中
から一つを選択して出力させる。
【0029】上記ディジタル信号D0〜Dnが8ビット
の場合、乱数発生回路734では、3ビットの乱数(十
進法で0〜7)を発生させて、マルチプレクサ733の
入力端子Bに供給する。他方の入力端子Aには、上記出
力ビットD0に対応した十進法の0を指定する3ビット
の2進信号、”000”が入力される。そしてマルチプ
レクサ733の制御端子Sには、秘話制御信号が入力さ
れる。この秘話制御信号を”1”にすると、秘話がかか
り、乱数発生回路の出力信号に応じた並べ換えが行われ
る。乱数発生の更新は、特に制限されないが、1件のメ
ッセージを送信するごとに行われる。受信装置側の秘話
解読に際しては、この乱数を解読パラメータ(乱数コー
ド)として装置識別番号に続いて送信するので、これを
用いれば簡単に解読ができる。
【0030】受信装置33に設けられる秘話解除部25
は、基地局14に設けられる秘話部7と基本的には同じ
回路であり、 メッセージデータがディジタル化されて
いても、アナログ信号のままでも、これらの回路は特に
変更することはない。また、上記並べ換え回路731
は、図10の排他的論理和回路に代えてアドレス側に設
けてもよい。
【0031】図13は、上記アドレス入力側の上位3ビ
ットのみに、並べ換え回路731を設けた場合、データ
がどのように並べ換えられるかを示したものである。即
ち、音声信号をA/D変換部4でサンプリングしてディ
ジタル化し、そのデータを音声蓄積用メモリ部6に格納
する。この時ディジタル化されたデータは、時系列的に
順序正しく連続してメモリに格納される。1メッセージ
分格納されると、送信モードに移るが、格納されたとき
と同じ順序で送信したのでは秘話が全くかからないこと
になる。そこで、特に制限されないが、いま1メッセー
ジ分格納されたメモリを空間的に8バンクに分割した時
を考える。同図からも明らかなように、送信時には、バ
ンク間の並べ換えや、バンク内での読出し順序の反転な
どを行えば、秘話操作が可能になることが分かる。しか
し、常に同じ入換えだけでは、やがて解読される恐れも
あるので、1メッセージを送信する毎に、並べ換えパタ
ーンを変えていき、しかも分割バンク数を増せば増すほ
ど、実質的な盗聴は極めて困難となるので、高い秘話性
を得ることができる。
【0032】図14は、上記秘話を実現させるための一
実施例の具体的回路図を示したものである。同図の実施
例では1メッセージ分のメモリを8分割して、これらバ
ンク間の並べ換えを行っているが、さらに多くの分割で
あってもかまわない。8分割するために、アドレスカウ
ンタ600の出力信号のうち、上位3ビットのみを操作
し、残りの出力信号はそのまま音声蓄積用メモリ部6の
対応するアドレス入力に加えている。アドレスカウンタ
600の上位3ビットは、並べ換えパターンを発生させ
るパターン発生ROM735の下位アドレス3ビット
と、マルチプレクサ736のA入力端子に加えられる。
パターン発生ROM735の上位アドレス3ビットに
は、乱数発生回路734の出力信号が接続される。そし
て、パターン発生ROMの出力3ビットは、マルチプレ
クサ736のB入力端子に接続されており、マルチプレ
クサ736の出力3ビットは、音声蓄積用メモリ部6の
上位アドレス3ビットに接続される。マルチプレクサ7
36の制御端子Sには、秘話制御信号が加えられる。
【0033】発呼者のメッセージを音声蓄積用メモリ6
に格納する際は、秘話制御信号が論理”0”となってい
るので、マルチプレクサ736はA入力側を選択してい
る。即ち、アドレスカウンタの上位3ビット出力は、論
理的にそのまま音声蓄積用メモリ部6の上位アドレス3
ビットに接続されることになるので、入力データは、時
系列的に順序正しく連続してメモリに格納されていく。
次に送信モードに移った際は、秘話制御信号を論理”
1”にするので、マルチプレクサ736はB入力側を選
択することになり、音声蓄積用メモリ部6の上位アドレ
ス3ビットにはパターン発生ROM735の出力が接続
されることになる。したがって、音声蓄積用メモリ部6
を読出す場合、必ずしも0番地から順序正しくアドレス
が更新されるとは限らず、パターン発生ROM735の
内容によって飛び飛びになってしまう。
【0034】図15は、パターン発生ROM735に格
納されているデータの一例を示したものである。アドレ
スは空間的に8バンクに分割されており、どのバンクを
選ぶかは乱数発生器734の出力信号によって決まる。
例えば”000”なら#0バンクが選択され、”10
1”ならば#5バンクが選択されることになる。同図で
は#0バンクと#5バンクの内容を一例として図示して
いる。いま、#0バンクが選ばれていた場合、送信順
序、即ち音声蓄積用メモリ部6の読出しは、図13に示
したような順序となり、バンク間の入換えが行なわれて
送信される。1メッセージ送信される毎に、乱数発生回
路734の更新を行うようにしておけば、そのつど送信
順序が異なってくる。その結果、第三者が解読すること
は極めて困難となり、高い秘話性を保持することができ
る。
【0035】受信装置側33では、あらかじめ製造段階
でパターン発生ROM735の内容を知り得るので、メ
ッセージを送信する毎に、乱数発生器の内容を解読パラ
メータ(秘話コード)として送信するようにしておけ
ば、簡単に秘話を解読することができる。また、秘話解
除部25は上記した秘話部7と基本的に同一回路で実現
できる。
【0036】図16は、本発明によるシステムの受信装
置側33に設けられる量子化雑音除去回路の一実施例の
回路図を示したものである。アナログ信号をディジタル
化すると、必ず量子化雑音(誤差成分)が発生する。こ
の量子化雑音は、特に無音時に耳ざわりなものとなる。
この実施例では、D/A変換部28(図2参照)の入力
部に、次のような量子化雑音除去回路270を設けるも
のである。
【0037】音声蓄積用メモリ部24から読出されたデ
ィジタル信号は、D/A変換部28に入力されて、ここ
でアナログ信号Voutに変換される。特に制限されな
いが、この実施例の量子化雑音除去回路270は、ディ
ジタル信号が2の補数コードにより構成される場合に適
用される。上記メモリ24から読出されたD0〜Dnか
らなるディジタル信号は、論理積回路280〜28nを
介してD/A変換部28の対応する入力端子D0〜Dn
に入力される。上記メモリ24から読出されたディジタ
ル信号は、同図に点線で示したようなレベル判定回路2
77により無音とみなされるレベル判定が行われる。こ
のレベル判定回路277の無音とみなされる出力信号
は、同図に点線で示されたタイマ回路278に入力され
て時間判定が行われる。上記レベル判定回路277とタ
イマ回路278とにより、無音とみなされるレベルが一
定時間継続すると、無音期間と判定されて論理否定回路
274を通した出力信号が論理”0”となり、上記論理
積回路280〜28nのゲートを閉じるように制御す
る。即ち、論理積回路280〜28nは、メモリ24か
ら読出されるディジタル信号に無関係に、上記論理否定
回路274の出力信号の論理”0”により、D/A変換
部28に入力される入力信号D0〜Dnを論理”0”に
強制的に設定する。
【0038】ディジタル信号D0〜Dnは、上記のよう
に2の補数コードにより構成される。即ち、D0〜Dn
が8ビットからなるとき、正の最大値が”011111
11”で、負の最大値が”10000000”となり、
0レベルは”00000000”になる。なお、十進法
の+1は上記2進法で”00000001”であり、十
進法の−1は上記2進法では”11111111”とな
る。したがって、上記のように無音期間と判定されたな
ら、論理積回路280〜28nの出力を”0”に固定す
ることにより、無音期間での量子化雑音を完全にカット
することができる。
【0039】同図のレベル判定回路277は、無音とみ
なす正の最大値+ΔLと、負の最大値−ΔLを設定可能
にさせる。例えば、+1を正の最大値+ΔLすると、コ
ンパレータ271の入力Bは”00000001”が入
力され、−1を負の最大値−ΔLとすると、コンパレー
タ272の入力Bには”11111111”が入力され
る。これらのコンパレータ271、272の入力Aに
は、上記メモリ24からのディジタル信号が入力され
る。コンパレータ271は、A≦Bのときに”1”の出
力信号を形成し、コンパレータ272はA≧Bのとき
に”1”の出力信号を形成する。これらのコンパレータ
271と272の出力信号は、論理積回路273を介し
て出力される。それゆえ、ディジタル信号が”0000
0001”、”00000000”、”1111111
1”のときに論理積回路273の出力が無音検出の”
1”を出力する。
【0040】なお、ディジタル信号が”0000001
0”のように、+ΔLより大きいときには、コンパレー
タ271の出力が”0”となり、ディジタル信号が、”
11111110”のように−ΔLより小さいときに
は、コンパレータ272の出力が”0”となる。これに
より、論理積回路273からはディジタル信号が上記無
音となみすレベルの範囲内にあるときだけ”1”の出力
信号を形成する。
【0041】タイマ回路278は、カウンタ回路276
とコンパレータ275から構成される。カウンタ回路2
76のリセット入力には、上記レベル判定回路277
の検出出力が入力される。無音状態を判定するとカウン
タ回路276のリセットが解除されるため、カウンタ回
路276はクロックパルスCKの計数動作を開始する。
カウンタ回路276の計数出力は、コンパレータ275
の入力Aに供給される。コンパレータ275の入力Bに
は、無音期間と見做すための設定時間tが入力される。
これにより、コンパレータ275は、無音レベルが継続
して上記設定時間tを超えると、出力信号(A≧B)
を”1”にする。この出力信号は論理否定回路274に
より反転されて、上記論理積回路280〜28nに入力
されるので、メモリ24から読出されるディジタル信号
に無関係に、D/A変換部28の入力に供給されるディ
ジタル信号は、”00000000”の0レベルとされ
る。
【0042】レベル判定回路277において、ディジタ
ル信号が上記±ΔLを超えるレベルが入力されると、コ
ンパレータ271又は272がそれを検知して出力を”
0”にし、タイマ回路278のカウンタ回路276をリ
セットさせる。これにより、タイマ回路278のコンパ
レータ275の出力信号が”0”になり、論理否定回路
274を通して、論理積回路280〜28nの制御入力
を”1”に設定するので、D/A変換部28の入力に
は、メモリ24から読出されたディジタル信号が入力さ
れる。このようにして、無音期間が終了すると直ちにメ
モリ24から読出されたディジタル信号が、アナログ信
号に変換される。
【0043】上記タイマ回路278の設定時間tは、本
発明者における実験結果によれば、個人差によってかな
り異なるが、一般的にいって0.5ms〜20ms程度
の時間が望ましい。もちろん、この範囲を多少超える時
間に設定しても大きな問題は生じない。また、無音とみ
なすレベルは、入力信号レベルやその分解能に対応して
切り換え可能にしてもよい。また、ディジタル信号は2
の補数コードを用いる必要はなく、8ビットの場合に
は”01111111”又は”10000000”を交
流的な中点レベルとするものであってもよい。このよう
なディジタル信号とした場合には、D/A変換部28の
入力には、マルチプレクサやゲート回路の組み合わせで
無音期間を検出したなら、メモリ24からのディジタル
信号に代えて”01111111”又は”100000
00”に切り換えるようにすればよい。
【0044】図17は、以上の動作を説明するための波
形図を示したものである。同図の波形300は、メモリ
24からのディジタル信号をそのままD/A変換部28
に入力して、アナログ信号を形成した場合が示されてい
る。同図に示すように、無音期間では、量子化誤差分に
対応して信号変化が行われるので、それがノイズとして
耳ざわりなもとなってしまう。これに対して、この実施
例の量子化雑音除去回路では、同図波形301に示すよ
うに無音とみなされるレベルが一定期間tだけ経過する
と、論理積回路280〜28nにより強制的に0レベル
に対応したディジタル信号がD/A変換されるので、上
記ノイズが除去された0レベルの次の音声信号が到来す
るまで出力される。上記一定時間tは前記のように、
0.5ms〜20ms程度と極く短いので、その間に出
力される量子化雑音は耳ざわりなものになることはな
い。この実施例の量子化雑音除去回路270は、本シス
テム他、ディジタル・オーディオ・テープ・レコーダ等
のようにディジタル音声信号を扱うもの等各種のディジ
タル音声処理回路として広く利用できる。
【0045】図18は、本発明によるシステムの受信装
置に高品質での早聞きと遅聞き再生を実現したディジタ
ル音声信号処理回路の一実施例のブロック図を示したも
のである。日常繁忙を極めている人達にとっては、短時
間での聞取りを行うために早聞き再生が有効とされる。
また、利用者が老人等である場合には、単に聴力の低下
ばかりか、言葉そのものの理解に時間を要するため、遅
聞き機能を付加することが有効とされる。従来のカセッ
トテープレコーダ等のようなアナログ式の再生装置で
は、テープスピードを、録音時間に対して再生時間を変
えることにより遅聞きや早聞きを行うようにすることが
できる。しかし、このようにテープスピードを変化させ
ると、同時にピッチ(周波数)も変わってしまい、原音
に対する忠実性が失われる結果、非常に聞きずらいもの
になってしまう。そこで、ディジタル信号プロセッサ等
を用いた信号処理技術を利用することにより、上記ピッ
チを変えずに再生速度を変えることも考えられる。しか
し、このようにすると、構成が複雑になるとともに消費
電力も増大して、本システムのような携帯機器に搭載で
きないばかりか、価格も高価になってしまう。
【0046】本実施例では音声情報に含まれる無音期間
を活用し、早聞き再生のときには無音期間を短縮ないし
実質的に削除して再生し、遅聞き再生のときには無音期
間を拡大ないし延長して再生させるようにするものであ
る。このような方式を採ることにより、早聞きや遅聞き
再生においても、原音のピッチそのものは変化がないか
ら高品質を維持させることができる。そして、その構成
は、後述するように比較的簡単な論理回路の組み合わせ
により構成でき、ディジタル信号処理プロセッサ等のよ
うな高価で複雑な装置を用いる必要がなく、安価でかつ
小型化が可能となる。
【0047】図18において、音声蓄積用メモリ部24
から読出されたディジタル音声信号は、D/A変換部2
8に入力されるとともに、無音期間検出回路400にも
入力される。この無音期間検出回路400は、前記図1
6の実施例の量子化雑音除去回路270に用いられたと
同様な回路が利用できる。前記量子化雑音除去回路27
0も搭載した場合には、それと共用化して無音期間検出
回路400を用いるものであってもよい。この無音期間
検出回路400の出力信号は、早聞き/遅聞き回路40
1に入力される。早聞き/遅聞き回路401は、モード
1とモード2の制御信号を受けて、早聞き又は遅聞きの
指定が行われる。この早聞き/遅聞き回路401は、上
記モード信号に対して、上記音声蓄積用メモリ部24の
読出しアドレス信号を形成するアドレスカウンタ600
の動作制御を行う。例えば、モード1により早聞きが指
定されたなら、無音期間が検出されるとクロックの周波
数を通常より速くして、無音期間での音声蓄積用メモリ
部24の読出しを速くすることにより、無音期間を実質
的に短くして早聞き再生とする。逆に、モード2により
遅聞きが指定されたなら、無音期間が検出されると、ク
ロックの周波数を通常より遅く又は一定期間停止して、
無音期間での音声蓄積用メモリ部24の読出し時間を拡
大ないし延長させることにより、遅聞き再生とする。
【0048】図19は、本発明システムに用いられる受
信装置に早聞き回路を付加した実施例の要部ブロック図
である。この実施例では、無音期間検出回路400の出
力信号は、一方において論理否定回路403を介して論
理積回路404に入力される。この論理積回路404
は、音声蓄積用メモリ部24からのディジタル信号をD
/A変換部28に入力するゲート回路であり、前記量子
化雑音除去回路270と同じ構成にされる。すなわち、
この実施例では、無音期間での早聞きとともに、その間
の量子化雑音も同時に除去するものである。
【0049】上記無音期間検出回路400の出力信号
は、マルチプレクサ402の制御端子Sに入力される。
マルチプレクサ402は、制御端子Sに入力される無音
期間検出回路400の出力信号に応じて、2つのクロッ
クパルスCK1とCK2を、選択的にアドレスカウンタ
600に入力する。例えば、クロックパルスCK1は、
通常再生に対応したクロックパルスであり、基地局でA
/D変換したときのサンプリング周波数と同じものであ
る。これに対して、クロックパルスCK2は、早聞き用
に用いられ、上記クロックパルスCK1の約10〜10
0倍程度の高い周波数にされる。
【0050】早聞きモードが指定されている場合、無音
期間検出回路400において、無音と判定されたなら、
出力信号がハイレベル(論理”1”)になる。これを受
けて論理否定回路403の出力信号がローレベル(論
理”0”)となって、論理積回路404のゲートを閉じ
てしまうので、前記のような2の補数コードのディジタ
ル信号の場合には、無音期間においてD/A変換部28
に入力されるディジタル信号が、強制的に0レベルに対
応したものとされる。また、上記無音期間検出回路40
0の出力信号のハイレベルにより、マルチプレクサ40
2は、クロックCK1に変えてクロックCK2を、アド
レスカウンタ600に入力する。これにより、アドレス
カウンタ600は、通常の再生動作の約10〜100倍
の速度でアドレス更新動作を行う。その結果、無音期間
が約1/10〜1/100に短縮されて、等価的に早聞
き再生が行われる。本発明者の実験によれば、留守番電
話器に届けられたメッセージ全体の再生時間に対して、
無音期間の占める割合は比較的長く、約30%〜50%
にもなる。これの無音期間を実質的に無くすことによ
り、再生時間を約2/3〜1/2に短縮させることがで
きるものとなる。
【0051】上記無音期間が終了すると、直ちにもとの
通常再生に戻るから、音の品質は原音と同じくなり、聞
取りが極めて容易になるものである。なお、この実施例
回路において、早聞き機能を停止させる場合は、例え
ば、無音期間検出回路400の出力信号を、新たに追加
された論理積回路等を通して、マルチプレクサ402の
制御端子Sに入力させればよい。そして、早聞きを行わ
ないときには、上記論理積回路の入力に”0”を入力す
れば、マルチプレクサ402の制御端子Sは常にローレ
ベルにされるから、無音期間でもクロックCK1が、ア
ドレスカウンタ600に入力されて、無音期間に対応し
た時間だけ無音レベルが出力される。このときには、論
理積回路404が、前記のような量子化雑音除去回路と
して作用して、その間の量子化雑音の発生を防止する。
【0052】図20は、本発明システムに用いられる受
信装置に遅聞き回路を付加した実施例の要部ブロック図
である。この実施例では、遅聞き再生のために、真の無
音期間に比例して拡大された無音期間を作り出すように
するものである。前記のような無音期間検出回路400
の出力信号は、一方においてフリップフロップ回路40
5のセット入力Sに供給され、他方において論理積回路
406の一方の入力に供給される。この論理積回路40
6の他方の入力には、無音期間を測定するためのクロッ
クパルスCK3が入力される。論理積回路406の出力
信号は、無音期間カウンタ407に入力される。
【0053】無音期間カウンタ407は、無音期間検出
回路400により無音と判定された間、上記クロックパ
ルスCK3を計数することにより、その無音時間に対応
した計数動作を行う。カウンタ410は、論理積回路4
11を介して入力される上記クロックパルスCK3の計
数動作を行う。上記無音期間カウンタ407は、上記無
音期間の時間計測とともに、その情報保持動作を行うも
のであり、この無音時間情報と同じクロックパルスCK
3を計数するカウンタ410により、上記無音時間の再
現動作が行われる。すなわち、上記無音期間カウンタ4
07とカウンタ410の出力は、コンパレータ408に
入力され、その一致出力A=BがNカウンタ409によ
り計数される。
【0054】Nカウンタ409は、無音期間をN倍に指
定するためのものであり、特に制限されないが、N値は
可変にされる。Nカウンタ409は、プログラマブルカ
ウンタであり、計数値QがNに一致すると、一致信号Q
=Nを出力して、上記フリップフロップ回路405をリ
セットさせる。このNカウンタ409は、ダウンカウン
タ回路を用いて実現することもできる。計数値が初期値
Nからダウンカウント動作を行い0になったときのボロ
ー出力により、上記フリップフロップ回路405を、リ
セットさせるようにするものであってもよい。
【0055】フリップフロップ回路405の出力信号Q
は、一方において論理否定回路403により反転され
て、前記量子化雑音除去機能を持つ論理積回路404の
制御信号として用いられる。そして、上記フリップフロ
ップ回路405の出力信号Qは、他方において、上記カ
ウンタ410にクロックパルスCK3の供給を行う論理
積回路411の制御や、論理否定回路413を介して論
理積回路412の制御信号とされる。この論理積回路4
12は、アドレスカウンタ600に前記クロックパルス
CK1を、選択的に供給するゲート回路として作用す
る。
【0056】この実施例回路の動作は、次の通りであ
る。無音期間検出回路400において無音期間が検出さ
れると、論理積回路406がゲートを開いて、クロック
パルスCK3を無音期間カウンタ407に入力する。こ
れにより、無音期間検出回路400により無音状態とし
て判定されいている間、無音期間カウンタ407はクロ
ックパルスCK3の計数動作を行う。無音期間検出回路
400により、音声ディジタル信号が入力されたと判定
されると、その検出信号のハイレベルからローレベルへ
の変化に同期して、フリップフロップ回路405がセッ
トされる。これにより、出力信号Qがハイレベルにな
り、音声蓄積用メモリ部24からのディジタル信号に代
えて、無信号レベルに対応したディジタル信号をA/D
変換部28に供給する。
【0057】上記フリップフロップ回路405の出力信
号Qの論理”1”への変化に応じて、論理否定回路41
3の出力信号が論理”0”となり、論理積回路412の
ゲートを閉じてしまう。これにより、アドレスカウンタ
600にはクロックパルスCK1が供給されないので、
アドレスカウンタ600は前のアドレスを保持したまま
にされる。言い換えるならば、音声蓄積用メモリ部24
の読出し動作が停止させられる。
【0058】上記フリップフロップ回路405の出力信
号Qの論理”1”への変化により、論理積回路411が
ゲートを開くので、カウンタ410はクロックパルスC
K3の計数動作を開始する。この計数値が上記無音期間
カウンタ407の計数値と等しくなると、コンパレータ
408が一致信号A=Bを出力して、Nカウンタ409
を動作させるとともに、カウンタ410をリセットす
る。以上の動作の繰り返しにより、Nカウンタ409が
N値を計数すると、フリップフロップ回路405がリセ
ットされる。すなわち、上記無音期間カウンタ407に
より計測された無音時間がN倍されると、フリップフロ
ップ回路405がリセットされる。このフリップフロッ
プ回路405のリセットにより、論理積回路412がゲ
ートを再び開いて、クロックパルスCK1をアドレスカ
ウンタ600に入力する。これにより、音声蓄積用メモ
リ部24からの実質的なディジタル信号の読出しが再開
されるとともに、論理積回路404がゲートを開いて読
出されたディジタル信号を、D/A変換部28に供給す
るので、音声信号が再び出力されることになる。この構
成では、無音期間の拡大が、元の原音の無音期間に比例
するものである。それ故、伝言メッセージの間が、それ
ぞれに従って拡大されるので聞取り易くなるものであ
る。
【0059】なお、無音期間をカウントするとき、前記
のような量子化雑音が出力されてしまう。この無音期間
のカウント時の量子化雑音を除去するためには、例え
ば、無音期間検出回路400の出力信号を、論理否定回
路を介して反転させて、論理積回路404を制御するも
のとすればよい。この場合は、論理積回路404は3入
力の論理積回路が用いられ、無音期間のカウント時には
上記追加された無音期間検出回路400の出力信号によ
り、量子化雑音が除去され、それ以降の無音期間が拡大
される間は、上述のようにフリップフロップ回路405
の出力信号Qにより、量子化雑音が除去される。
【0060】図21は、図19の早聞き回路の動作説明
のための動作波形図である。原信号310の無音期間3
12(Tm1)や313(Tm2)が、その間をアドレ
スカウンタ600に供給されるクロックパルスを切り換
えて、実質的に削除することができるから、音声信号の
ピッチ(周波数)を変えることなく、言い換えるなら
ば、音声信号の音質を劣化させることなく早聞きが可能
になる。
【0061】図22は、図20の遅聞き回路の動作説明
のための動作波形図である。原信号310の無音期間3
12(Tm1)や313(Tm2)が、カウンタ410
及びNカウンタ409により、その間のアドレスカウン
タ600の動作が停止されてn倍にそれぞれ拡大される
から、音声信号のピッチ(周波数)を変えることなく、
言い換えるならば、音声信号の音質を劣化させることな
く遅聞きが可能になる。
【0062】図23は、本発明による音声情報無線受渡
しシステムの実施例で用いた情報フォーマットの一例を
示す図である。通常、どの受信装置も先ず同期コード
(同期信号)100を検出し、同期コードに続いて送ら
れてくる装置識別番号101を受信して、装置ごとに割
り当てられた自局コードと比較する。もし自局に対する
呼出し信号であれば、あとに続く情報が有効となる。特
に制限されないが制御情報102は、音声メッセージの
時間を示す音声情報(1)106と伝送データ形式がア
ナログかディジタルかを示す音声情報(2)107と秘
話解除に必要な秘話コードを示す音声情報(3)108
の制御パラメータから構成されている。さらに数字メッ
セージ103、音声メッセージ104がこれらに続き、
終了コード105で1回の伝送が終了する。
【0063】図24は、本発明における受信装置の一実
施例の外観を示した図である。大きさはカードサイズで
Yシャツのポケットに入り、使い勝手の良い薄型軽量の
装置である。前面パネル500には、液晶表示部50
1、再生や消去の動作モードを指示する『モード』スイ
ッチ502、着信メッセージ等の選択を行う『選択』ス
イッチ503、再生や消去等の動作の開始を指示する
『実行』スイッチ504、受信装置の電源オン、オフを
行う『電源』スイッチ505、呼出し音や音声メッセー
ジを出力するスピーカ506が取付けられており、側面
には呼出し音または光の点滅を停止させる『停止』スイ
ッチ507、呼出し音、又は音声の強弱を切替える『音
量』スイッチ509、イヤホンを差込むイヤホンジャッ
ク509、早聞き/遅聞きを選択する『早聞き/遅聞
き』スイッチ510が取付けられている。
【0064】図25は、本発明に係る受信装置の実施例
の外観を示したものである。基本的には腕時計兼用にし
たもので、時計バンド550がアンテナを兼ねている。
また、前面プレート551は、PZTと呼ばれる透明な
圧電体素子から出来ており、平面スピーカとしても機能
する。スイッチ552は、呼出し音や後述する皮膚刺激
を停止させたり、メッセージを聞くためのスタート/ス
トップボタンで、スイッチ553は時計用のための操作
ボタンである。本実施例では多機能ボタンを2個設けた
が、1個あるいは複数個であってもかまわない。
【0065】図26は図25の実施例における裏面の構
造を示したものである。金属ケース554はアースとし
ての一方の電極であり、絶縁物555を介してもう一方
の電極556が設けられている。自局宛の呼出しあるい
はメッセージを着信すると、一方の電極554ともう一
方の電極556に、身体に害とならない程度の電圧を印
加させ、皮膚を介して微弱電流を流し、皮膚を刺激する
ことで着呼を知らせる。会議中等で呼出し音を発せられ
ない場合に有効となる。呼出し音を禁止させるときは、
スイッチ552のボタンを押下してサイレントモードに
すればよい。また、金属ケースが使えない場合は、電極
556と対をなす電極をもう一個設ければ上記と同様の
ことができる。本発明に係る具体的な装置形状は、上記
したカード型や腕時計型の他、ネックレスやブローチ
等、日常身に付けるものや、メモリカード、ヘッドフォ
ンステレオ、カード型ラジオ、携帯TV、電子カメラ、
ビデオカメラ、電子手帳、携帯型パソコン、携帯型ワー
プロ、携帯電話等、広く他の機器に組込むことが可能で
ある。
【0066】
【発明の効果】従来の無線呼出し装置(いわゆるポケッ
トベル)では実現できなかった音声メッセージの伝送が
可能になったことにより、その場で発呼者と用件が確認
でき、携帯通信としてのサービスが大幅に向上する。ま
た、音声信号(メッセージ)をアナログのままでも、デ
ィジタル化した場合でも第三者に盗聴されないようにし
た秘話機能を具備しており、今後の高度情報化時代にも
十分対応できる。さらに、使い勝手の面では、Yシャツ
のポケットに入れてもふくらまない薄型軽量で、メッセ
ージの繰返し再生、瞬時頭出し、早聴き/遅聴き等の便
利機能が付加されており、表示が見易く、誰にでも簡単
操作が可能である。腕時計型では、さらに携帯性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による音声情報無線受渡しシステムの1
実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のシステムで使用される受信装置33の
一実施例の要部ブロック図である。
【図3】図1の基地局14の動作を示すフローチャート
である。
【図4】図2の受信装置33の動作を示すフローチャー
トである
【図5】図2の受信装置33の情報再生動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図2の受信装置33の消去動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明による音声情報無線受渡しシステムの他
の実施例の構成を示すブロック図である。
【図8】図7の音声情報無線受渡しシステムに使用され
る受信装置の要部ブロック図である。
【図9】盗聴防止のために本発明システムに用いられる
秘話回路7部の一実施例の回路図である。
【図10】盗聴防止のために本発明システムに用いられ
る秘話回路の他の実施例の回路図である。
【図11】盗聴防止のために本発明システムに用いられ
る秘話回路の更に他の実施例の回路図である。
【図12】図11の並べ換え回路730の一実施例の回
路図である。
【図13】図11の並べ換え回路730の動作を概念的
に示した図である。
【図14】図13の秘話機能を実現させるための一実施
例の回路図である。
【図15】図14の秘話回路に用いられるパターン発生
ROMに格納されているデータの一例を示す図である。
【図16】本発明によるシステムの受信装置に設けられ
る量子化雑音除去回路の一実施例の回路図を示したもの
である。
【図17】図16の量子化雑音除去回路の動作の一例を
説明するための波形図である。
【図18】本発明によるシステムの受信装置に高品質で
の早聞きと遅聞き再生を実現したディジタル音声信号処
理回路の一実施例のブロック図である。
【図19】本発明システムに用いられる受信装置に早聞
き回路を付加した実施例の要部ブロック図である。
【図20】本発明システムに用いられる受信装置に遅聞
き回路を付加した実施例の要部ブロック図である。
【図21】図19の早聞き回路の動作説明のための動作
波形図である。
【図22】図20の遅聞き回路の動作説明のための動作
波形図である。
【図23】本発明による音声情報無線受渡しシステムの
実施例で用いた情報フォーマットの一例を示す図であ
る。
【図24】本発明における受信装置の一実施例の外観を
示した図である。
【図25】本発明に係る受信装置の実施例の外観を示し
たものである。
【図26】図25における実施例の裏面を示す外観図で
ある。
【符号の説明】
1…電話機、 2…PBX(構内
電話交換機)、3…回線インターフェース、 4
…A/D変換部、5…データ圧縮部、
6…音声蓄積用メモリ部、7…秘話部、
8…変調部、9…送信部、
10…制御部、11…識別番号用メモリ部、
12…音声応答用メモリ部、13…アンテナ、
14…基地局装置、15…D/A変換部、
21…アンテナ 、22…高周波増幅
部、 23…復調部、24…音声蓄積用メ
モリ部、 25…秘話解除部、26…データ伸長
部、 27…早聞き/遅聞き制御部、28
…D/A変換部、 29…出力増幅部、3
0…スピーカ又はイヤホン、 31…マイコン制御
部、32…操作表示部、 33…受信装
置、34…A/D変換部、 40…電話機
フックオン、41…電話機フックオフ、 42
…回線使用、43…識別番号プッシュオン⇒記憶、44
…伝送メッセージ⇒記憶、45…電話機フックオン?、
46…メモリ一杯?、47…警告音を発して回
線を切る、 48…IDコード送信、49…メッセージ
送信、 50…終了コード送信、60…同期
信号検出、 61…装置識別番号一致、6
2…メッセージ受信⇒記憶、 63…メモリ一杯、
64…終了コード?、 65…呼出し音
(光)発生、70…受信メッセージある?、 71
…”有”を表示又は音発生、72…”無”を表示又は音
発生、 73…メッセージ(メモリ)の選択、74…
終了コード?、 75…再生、76…選択
メモリ領域の先頭に戻す、77…リピート、80…受信
メッセージある?、 81…”有”を表示又は音発
生、82…”無”を表示又は音発生、 83…メッセ
ージ(メモリ)の選択、84…選択メモリ領域をクリ
ア、 100…同期コード、101…識別番号、
102…制御情報、103…数字メッセー
ジ、 104…音声メッセージ、105…終了
コード、 106…音声情報(1)、10
7…音声情報(2)、 108…音声情報
(3)、270…量子化雑音除去回路、 271…
コンパレータ、272…コンパレータ、 2
73…論理積回路、274…論理否定回路、
275…コンパレータ、276…カウンタ回路、
277…レベル判定回路、278…タイマ回
路、 280…論理積回路、281…論理
積回路、 28n…論理積回路、300…
処理前の信号、 301…処理後の信号、3
10…源信号、 311…早聞き処理
信号、312…無音期間、 313…無
音期間、316…遅聞き処理信号、 317…
処理後の無音期間、318…処理後の無音期間、
400…無音期間検出回路、401…早聞き/遅聞き
回路、 402…マルチプレクサ、403…論理否
定回路、 404…論理積回路、405…フ
リップフロップ回路、 406…論理積回路、407
…無音期間カウンタ、 408…コンパレータ、
409…Nカウンタ、 410…カウン
タ、411…論理積回路、 412…論理
積回路、413…論理否定回路、 500…
前面パネル、501…液晶表示部、 50
2…『モード』スイッチ、503…『選択』スイッチ、
504…『実行』スイッチ、505…『電源』
スイッチ、 506…スピーカ、507…『停
止』スイッチ、 508…『音量』スイッチ、5
09…イヤホンジャック、 510…『早聞き/
遅聞き』スイッチ、550…時計バンド、
551…前面プレート、552…スイッチ、
553…スイッチ、554…金属ケース、
555…絶縁物、556…電極、
600…アドレスカウンタ、700…排他的
論理和回路、 701…排他的論理和回路、70
n…排他的論理和回路、 710…排他的論理和
回路、71m…排他的論理和回路、 730…並
べ換え回路、731…切り換え回路、 73
2…デコーダ、733…マルチプレクサ、 7
34…乱数発生回路、735…パターン発生ROM、
736…マルチプレクサ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 穣 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 水石 賢一 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局に音声信号をディジタル化するA
    /D変換手段とディジタル化された音声を一時的に記憶
    する第1メモリ手段と盗聴防止のための秘話手段とを設
    け、受信装置には、ディジタル化された音声情報を記憶
    する第2メモリ手段と、秘話を解除する処理手段と、音
    声情報をアナログ信号に変換するD/A変換手段と、受
    信メッセージがあったことを通報する手段と、上記受信
    装置の携帯者からの指示で上記メモリ内容を音声信号と
    して出力する手段とをもつことを特徴とする音声情報無
    線受渡しシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、上記
    第1メモリ手段に、書込み時は順序正しく連続して音声
    情報を格納し、上記基地局からの送信時には、上記第1
    メモリ手段を空間的に複数個に分割し、分割した各バン
    クをランダム的に入れ換えて送信し、上記受信装置側で
    はこれと逆に情報がランダム的に入れ換えされて格納さ
    れた上記第2メモリ手段を、順序正しく復元するように
    読みだすことを特徴とするの音声情報無線受渡しシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシステムにおいて、上記
    各バンクの入れ換えパターンをあらかじめ複数種類用意
    しておき、毎回の伝送ごとに入れ換えパターンを更新す
    るようにしたことを特徴とする音声情報無線受渡しシス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシステムにおいて、上記
    あらかじめ準備された複数種類の入れ換えパターンを乱
    数的に更新することを特徴とする音声情報無線受渡しシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の音声情報無線受渡しシス
    テムにおいて、上記基地局に伝送情報量を減少させるデ
    ータ圧縮手段を設け、上記受信装置に、上記データ圧縮
    手段で圧縮されたデータを元に戻すデータ伸長手段を設
    けてたことを特徴とする音声情報無線受渡しシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の音声情報無線受渡しシス
    テムにおいて、上記基地局に設けたA/D変換手段と、
    上記受信装置に設けたD/A変換手段のサンプリング周
    波数が同じであることを特徴とする音声情報無線受渡し
    システム。
  7. 【請求項7】 基地局に音声信号をディジタル化する第
    1A/D変換手段と、ディジタル化された音声を一時的
    に記憶する第1メモリ手段と、秘話手段と、秘話手段の
    施された音声情報を再度アナログ信号に戻す第2D/A
    変換手段とを設け、受信装置には、受信手段で得えられ
    たアナログ秘話音声信号を記憶するための第2A/D変
    換手段と、ディジタル化された音声情報を記憶する第2
    メモリ手段と、秘話を解除する処理手段と、音声情報を
    アナログ信号に変換する第2D/A変換手段と、上記受
    信装置に受信メッセージがあったことを通報する手段と
    を設け、上記受信装置の携帯者からの指示で上記第2メ
    モリ手段の内容を音声信号として出力する手段とをもつ
    ことを特徴とする音声情報無線受渡しシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の音声情報無線受渡しシス
    テムにおいて、アナログ伝送させるかディジタル伝送さ
    せるかを情報フォーマット(IDコード)で識別させる
    ことを特徴とする音声情報無線受渡しシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1又は請求項7記載の音声情報無
    線受渡しシステムに使用される受信装置であって、ディ
    ジタル化された音声信号の無音期間を検出する手段と、
    上記無音期間において、D/A変換回路に入力されるデ
    ィジタル信号を強制的に交流的な0レベルに対応した信
    号に置き換える手段を設けたことを特徴とする受信装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9の受信装置において、上記無
    音期間は、調整可能にされた正負両極性のそれぞれ無音
    と見做すレベルに対応したディジタル信号と再生される
    ディジタル信号との大小比較を行う一対のコンパレータ
    の出力信号に基き、一定期間無音状態であることを条件
    にして検出されるものであることを特徴とする受信装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1又は請求項7記載の音声情報
    無線受渡しシステムに使用される受信装置であって、デ
    ィジタル化された音声信号の無音期間を検出する手段
    と、上記無音期間を拡大させて遅聞き再生を行う手段を
    設けたことを特徴とする受信装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の受信装置において、
    上記無音期間を拡大させる手段が、ディジタル信号が格
    納されたメモリ手段のアドレス更新動作を通常動作に比
    べて実質的に遅くする手段であることを特徴とする受信
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項1又は請求項7記載の音声情報
    無線受渡しシステムに使用される受信装置であって、デ
    ィジタル化された音声信号の無音期間を検出する手段
    と、上記無音期間を短縮させて早聞き再生を行う手段と
    を設けたことを特徴とする受信装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の受信装置において、
    上記無音期間を短縮させる手段が、ディジタル信号が格
    納された第2メモリ手段のアドレス更新動作を通常動作
    に比べて早くすることにより行う手段であることを特徴
    とする受信装置。
  15. 【請求項15】 請求項1又は請求項7記載の音声情報
    無線受渡しシステムに使用される受信装置であって、音
    声情報を受信終了後に、携帯者にメッセージの着信を通
    報する手段を設けたことを特徴とする受信装置。
  16. 【請求項16】 請求項1又は請求項7記載の音声情報
    無線受渡しシステムに使用される受信装置であって、受
    信装置の大きさがカードサイズであることを特徴とする
    受信装置。
  17. 【請求項17】 請求項1又は請求項7記載の音声情報
    無線受渡しシステムに使用される受信装置であって、腕
    時計の中に組み入れたことを特徴とする受信装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の受信装置において、時
    計バンドをアンテナと兼用したことを特徴とする受信装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の受信装置において、
    上記時計の前面プレートに透明な圧電体素子を用いて平
    面スピーカとし、音声メッセージを上記スピーカから出
    力するようにしたことを特徴とする受信装置。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の受信装置において、
    上記時計の裏側に複数個の電極を設け、身体に害となら
    ない程度の電圧を印加させ、皮膚を介して微弱電流を流
    し、皮膚を刺激することで携帯者にメッセージの着信を
    通報するようにしたことを特徴とする受信装置。
  21. 【請求項21】 請求項16記載の受信装置において、
    上記カードサイズの受信装置に小形スピーカを内蔵させ
    て構成されたことを特徴とする受信装置。
  22. 【請求項22】 請求項16又は請求項17の受信装置
    において、メッセージ着信の呼出し音あるいは音声メッ
    セージの音量を可変手段を設けたことを特徴とする受信
    装置。
  23. 【請求項23】 請求項16又は請求項17記載の受信
    装置において、複数のメッセージに対応した格納アドレ
    スと上記格納アドレスによりアクセスされるデータ記憶
    回路とを備えてなることを特徴とする受信装置。
  24. 【請求項24】 請求項16又は請求項17記載の受信
    装置において、上記第2記憶手段に半導体メモリを用い
    たことを特徴とする受信装置。
  25. 【請求項25】 請求項16又は請求項17記載の受信
    装置において、音声信号をディジタル化したときに発生
    する量子化雑音を除去する回路を備えてたことを特徴と
    する受信装置。
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EP93300257A EP0552051A2 (en) 1992-01-17 1993-01-15 Radio paging system with voice transfer function and radio pager
US08/005,315 US5412719A (en) 1992-01-17 1993-01-15 Radio paging system with voice transfer function and radio pager
KR1019930000456A KR100275415B1 (ko) 1992-01-17 1993-01-15 무선 페이저 및 음성 전달 기능을 갖는 무선 페이징 시스템
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