JP3597997B2 - 音声認識機能付き電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人間が入力した音声を認識し、これに基づいて適宜作動する音声認識機能付き電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、音声認識機能付き電話機としては、例えば特開昭61ー144157号公報に記載されたようなダイヤル番号に対応する電話加入者の名前(名義名)をマイクロフォンに向って発声することにより、電話の音声認識部がその名義名を認識して、それに対応するダイヤル番号を自動的に呼び出すことが出来る電話機がある。
【0003】
このような電話機は、自動車電話機や携帯電話機に用いることができ、手動でダイヤルやテンキーを操作しなくても電話をかけることが可能となり、他の作業で手が塞がっている場合でも電話をかけることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載された電話機では、せっかく音声認識機能を備えていながら、その機能を十分いかしきれていない。例えば、着信時には相手方の電話番号があらかじめ登録されている場合に発信者番号を表示することは通常行われている。しかし、発信者の名前を読み上げることはできない。せいぜい表示部に表示するだけである。
【0005】
本発明の目的は、着呼時に音声で発信者を知らしめる音声認識機能付き電話機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、話者の音声を入力して電気的な音声信号を出力する音声入力部と、相手からの通話音声を出力する音声出力部と、前記音声信号を入力して前記話者の音声を認識する登録認識実行部と、登録時の名義名を録音再生する音声録再部と、該音声録再部のデータを記憶する音声記憶部と、音声信号や各部の処理動作を制御する制御部と、登録時に名義名音声と対応させて電話番号を記憶するメモリダイヤル記憶部とからなる音声認識機能付き電話機において、前記制御部は、着信時に網側から通知された発信者番号が前記メモリダイヤル記憶部に名義名の音声登録と対応させて登録された電話番号に一致した場合に、音声登録時に前記音声録再部により録音された音声により前記音声出力部より出力するよう制御した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
【0008】
図1は、本発明による音声認識機能を備えた携帯電話機のブロック図である。図1に示す携帯電話機1においては、相手方と通話するときは、音声が入力された音声入力部2(マイクロフォン、スピーカ)から音声信号が通信回路3に送られ、さらに音声信号は通信回路3が有するノイズ除去部によりノイズを除去された後、高周波部4に送られてそのアンテナ4aから相手方に最寄りの基地局に無線が送信される。相手方からの応答が基地局から無線でアンテナ4aに受信されると、その受信信号は高周波部4から通信回路3から音声出力部5(スピーカ、アンプ)に送られ、音声出力部5からそれを耳にあてて聞いている話者に応答の音声が聞えてくるようになっている。
【0009】
また、相手方に発呼するときは、操作部6のキーでダイヤル番号を押すことにより発呼することが出来るが、相手方の名義名が音声基準パターン記憶部(登録部)7に登録されているときは、その名義名をユーザーが音声入力部2に向って発声するだけで、自動的に通信回路3が有するダイヤル回路により相手方に発呼することができる。この場合は、音声入力部2からの音声信号は、アンプによって増幅され、A/D変換器(アナログ/デジタル変換装置)によってアナログ信号からデジタル信号に変換され、そのデジタル信号を入力した登録認識実行部8が入力された音声を認識して、音声基準パターン記憶部7に登録されている名義名の中から同一のものを照合して選び出す。
【0010】
そして、登録認識実行部8がその名義名にかかる信号を制御部9に出力すると、制御部9はメモリダイヤル記憶部10に登録されたダイヤル番号の中から、あらかじめその名義名に対応するよう関係付けられたダイヤル番号を呼び出して、通信回路3のダイヤル回路に送ることにより自動的に発呼されるようになっている。
【0011】
また、携帯電話機1は、ICメモリ等により構成されている音声録再部11を有していて、留守番モードにしたときに相手方からの音声を音声記憶部12に録音し、後で再生することが出来る。また、携帯電話機1は留守番モードにおいて、相手方からかかってきた時刻を音声録再部11及び音声記憶部12に録音できるように、タイマーが制御部9に常にクロック信号を送出して、表示部13に表示される月日と時刻を進行させるようになっている。
【0012】
音声入力部2に入力された音声は、電気的な音声信号に変換されてアンプ部に送られる。この音声信号は、アンプ部において所定のゲイン(増幅率)により増幅されて、A/D変換部に送られる。さらに音声信号は、A/D変換部においてアナログ信号からデジタル信号に変換され、その音声信号のデジタル信号は登録認識実行部8と制御部9の各々に送られる。
【0013】
音声入力部2に入力された音声にノイズが入っていなければ、発呼時にはA/D変換部からのデジタル信号は登録認識実行部8により名義名が正しく認識されて、正しい相手局のダイヤル番号が呼び出されて、ダイヤル装置により正しい相手局に電話をかけることが出来る。また登録時には、明瞭な音声の名義名を登録することができる。
【0014】
音声入力部2から入力してアンプ部、A/D変換部を経た音声信号の名義名は、登録認識実行部8に入力して認識された後、音声基準パターン記憶部7に登録され、この名義名にかかる信号が制御部9に入力される。それから制御部9はその名義名と対応するダイヤル番号を、その名義名にかかる信号と関連付けてメモリダイヤル記憶部10に登録する。そして、その登録のために、話者が再び音声入力部2から音声を入力させたとき、制御部9は登録認識実行部8において、認識された音声と音声基準パターン記憶部7にあらかじめ登録した名義名とを比較して、それら両者を類似判断して、所定の基準で類似と判断した場合は、制御部9は表示部13に制御信号を出力し、ユーザーに所定の警告を伝達するための所定の表示をさせるよう制御するか、または登録を禁止するか制御する。
【0015】
音声認識機能については、上述したようにして実現されるので、発信者である相手方名義名は音声基準パターン記憶部7に対応するダイヤル番号がメモリダイヤル記憶部10に記憶されている。
【0016】
したがって、携帯電話機1の着信時に、網側から通知された発信者番号がメモリダイヤル記憶部10に記憶された番号と一致すればその記憶された番号に対応して記憶され、音声登録時に音声録再部11、音声記憶部12に記憶された相手方名義名の音声を出力して知らせることができる。
【0017】
つまり音声登録時に、登録認識実行部8で音声基準パターンを作成して、音声基準パターン記憶部7に記憶すると同時に音声録再部11にその時の音声を録音し、またそのデータを音声記憶部12に記憶し、対応する電話番号をメモリダイヤル記憶部10に記憶しておけば、制御部9が着信時に発信者番号をメモリダイヤル記憶部10に記憶され対応する音声が記憶されているかどうか判断して、音声録再部11、音声記憶部12を制御して音声出力部5より相手方名義名を音声にて出力する。
【0018】
操作部6には、音声登録された音声で着呼を知らせるか否かのモード選択も可能とする。よって、着呼のリンガー音の代りに、発信者を音声で知らせることが出来る。また、リンガー音と発信者を知らせる音声を交互又は一定の割合で出力するようにして知らせてもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は音声認識機能を実現する手段により、着信時に音声で発信者を知らしめることが可能となるので、着信時に表示部で相手方を確認したりする必要もないので、使い勝手がいい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声認識機能付き電話機のブロック図である。
【符号の説明】
1:携帯電話機
2:音声入力部
3:通信回路
4:高周波部
4a:アンテナ
5:音声出力部
6:操作部
7:音声基準パターン記憶部
8:登録認識実行部
9:制御部
10:メモリダイヤル記憶部
11:音声録再部
12:音声記憶部
13:表示部
Claims (1)
- 話者の音声を入力して電気的な音声信号を出力する音声入力部と、相手からの通話音声を出力する音声出力部と、前記音声信号を入力して前記話者の音声を認識する登録認識実行部と、登録時の名義名を録音再生する音声録再部と、該音声録再部のデータを記憶する音声記憶部と、音声信号や各部の処理動作を制御する制御部と、登録時に名義名音声と対応させて電話番号を記憶するメモリダイヤル記憶部とからなる音声認識機能付き電話機において、前記制御部は、着信時に網側から通知された発信者番号が前記メモリダイヤル記憶部に名義名の音声登録と対応させて登録された電話番号に一致した場合に、音声登録時に前記音声録再部により録音された音声により前記音声出力部より出力するよう制御することを特徴とする音声認識機能付き電話機。
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JP23784798A JP3597997B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 音声認識機能付き電話機 |
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JP23784798A JP3597997B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 音声認識機能付き電話機 |
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JP2000069146A JP2000069146A (ja) | 2000-03-03 |
JP3597997B2 true JP3597997B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=17021299
Family Applications (1)
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JP23784798A Expired - Fee Related JP3597997B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 音声認識機能付き電話機 |
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Country | Link |
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1998
- 1998-08-24 JP JP23784798A patent/JP3597997B2/ja not_active Expired - Fee Related
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