JPH10500940A - 不飽和アミノ化合物の製造方法 - Google Patents

不飽和アミノ化合物の製造方法

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JPH10500940A JP7524853A JP52485395A JPH10500940A JP H10500940 A JPH10500940 A JP H10500940A JP 7524853 A JP7524853 A JP 7524853A JP 52485395 A JP52485395 A JP 52485395A JP H10500940 A JPH10500940 A JP H10500940A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、改質された貴金属触媒の存在下での対応する芳香族ニトロ化合物の接触水素化により、少なくとも1つの不飽和炭素−炭素結合を含む少なくとも1つの基で置換されている芳香族アミノ化合物を製造する方法であって、該貴金属触媒が、鉛、水銀、ビスマス、ゲルマニウム、カドミウム、砒素、アンチモン、銀及び金よりなる群から選択される金属で改質された白金である方法及び本方法で使用するための新規な貴金属触媒に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 不飽和アミノ化合物の製造方法 本発明は、改質された貴金属触媒の存在下での少なくとも1つの不飽和炭素− 炭素結合を含む少なくとも1つの基で置換されている芳香族アミノ化合物の新規 な製造方法、及びこの方法に使用するための新規な貴金属触媒に関する。 ニトロ化された芳香族化合物を、貴金属触媒の存在下で芳香族アミンに還元で きることは知られている。しかし、少なくとも1つの不飽和炭素−炭素結合を含 む基で置換されているニトロ化された芳香族化合物の場合には、この触媒の不充 分な選択性のために不飽和炭素−炭素結合の望ましくない水素化が起こる。これ らの望ましくない副生成物の分離は、不可能であるか、又は相当の費用をかけな いと実施できない。 この問題に対処するために、例えばDE−A−2 362 780では、触媒 として硫化コバルトを使用することが提案されている。この触媒は、生成物の品 質を低下させ、かつ溶媒の再使用の可能性を極めて制限する硫黄含有副生成物が 、水素化の過程で形成されるという重大な欠点を有する。更に、反応中に揮発性 の高い硫黄化合物(一例としては硫化水素がある)が形成され、反応容器からの その漏洩は、特に大規模な工業的合成の場合には、かなりの安全性の問題を引き 起こす。 JP 82/120,553から、パラジウム触媒の存在下かつジニトロ安息 香酸のようなカルボン酸の存在下で、対応するニトロ化合物を水素化することに より、不飽和炭素−炭素結合を含む基で置換されていてもよい芳香族アミンを調 製することが知られている。メタクリル酸2−(3,5−ジアミノベンゾイルオ キシ)エチルを調製するためにこの方法を使用すると、この収率はわずか85. 5%であり、これは、特に大規模な工業 的応用の場合にはほとんど満足のいくものではない。 既知の方法を利用して、不飽和炭素−炭素結合を含む基で置換されているニト ロ化された芳香族化合物を、対応するアミノ化合物に還元することはできるが、 それは、非常に複雑であるか、及び/又は経済的に満足できない方法によっての み可能である。したがって、本発明の目的は、不飽和炭素−炭素結合を含む基で 置換されている芳香族アミノ化合物の調製に一般に利用可能な、技術的、経済的 及び生態学的に改善された方法を提供することである。 この目的は、有利には特別に改質された白金触媒を使用することにより達成で きることが見い出された。予想に反して、これらの触媒により、ニトロ芳香族化 合物を、ニトロ芳香族化合物の不飽和炭素−炭素結合を含有する側鎖を同時に水 素化することなく、対応するアミノ化合物に選択的に還元することができること が見い出された。 したがって、本発明では、鉛、水銀、ビスマス、ゲルマニウム、カドミウム、 砒素、アンチモン、銀及び金よりなる群から選択される金属で改質された白金を 貴金属触媒として使用し、改質された貴金属触媒の存在下での対応する芳香族ニ トロ化合物の接触水素化により、少なくとも1つの不飽和炭素−炭素結合を含む 少なくとも1つの基で置換されている芳香族アミノ化合物を調製することが提案 されている。 本発明の方法に使用される触媒の幾つかは新規であり、他は既知である。DE −A−2 042 368とJ.Mol.Catal.71,(1992)317は、ハロゲン置換 芳香族アミンの調製のための、スズ、鉛、ゲルマニウム、アルミニウム、亜鉛、 ビスマス及び銀で改質された白金触媒の調製とその使用を記載している。 驚くべきことに、鉛、水銀、ビスマス、ゲルマニウム、カドミウム、砒 素、アンチモン、銀及び金で改質した白金触媒の追加の促進剤として、鉄、ルテ ニウム、コバルト、銅又はマンガンの化合物を使用するならば、本発明の方法の 収率を更に上昇させうることが見い出された。これらの触媒は、新規であり、本 発明の更なる主題である。 この促進剤は、反応混合物に塩として直接添加しても、又は触媒の調製若しく は改質の過程で触媒の表面上に不溶性化合物として析出させてもよい。 触媒中で使用できる好適な促進剤は、アニオンの、Cl-、Br-、F-、SO4 2- 、NO3 -、酢酸イオン、クエン酸イオン、グルコン酸イオン、乳酸イオン、シ ュウ酸イオン、安息香酸イオン、ナフテン酸イオン、酒石酸イオン及びギ酸イオ ンとの塩としてか、又は適切な金属錯体の形での、Fe2+、Fe3+、Ru3+、M n2+及びMn3+である。 好適には、この促進剤は、使用される芳香族ニトロ化合物に基づき、0.00 1〜10重量%の量で使用され、そして使用される促進剤は、特に鉄塩、非常に 好適にはFeCl2・4H2Oである。 ハロゲンの存在下で芳香族ニトロ化合物を対応するアミンに選択的に還元する ことができる、ある種の白金触媒の促進剤としての鉄及びマンガンの化合物の使 用は、例えばUS−A−4 212 824及び2 823 235から知られ ている。 上述の促進剤に加えて、共−促進剤(co-promoter)を使用することにより水素 化を促進することができる。適切な共−促進剤は、一般に有機溶媒に可溶性のイ オン対又は塩であり、好適には電気化学から既知のイオノホアであり、そして詳 しくはカチオンとして(C1−C6アルキ Br-、F-、BF4 -、PF6 -、NO3 -、F3CSO3 -、BPh4 -ある。これらの共−促進剤の使用は、本発明の方法に特に好適である。第4級ア ンモニウム塩基、特に塩化テトラメチルアンモニウムよりなる共−促進剤の使用 が非常に好適である。好適にはこの共−促進剤は、使用される芳香族ニトロ化合 物に基づき、0.001〜10重量%の量で使用される。 本発明の方法において、白金触媒を改質する金属は、好適には鉛であり、詳し くは酢酸鉛、硝酸鉛、塩化鉛及びテトラアルキル鉛(例えばテトラエチル鉛)の 形の鉛である。 貴金属触媒は、詳しくは、使用される芳香族ニトロ化合物に基づき、0.1〜 5重量%の量で使用され、そして白金対改質金属の重量比は、1:0.001〜 1:1、好適には1:0.1〜1:0.5である。 1〜10重量%の白金を含有する貴金属触媒を使用することが好適である。改 質のために使用することができる白金は、白金黒、酸化白金の形で、又は好適に は、支持体に塗布した金属又は酸化型で使用することができる。特に適切な支持 休は、活性炭、ケイ酸、シリカゲル、アルミナ、炭酸カルシウム、リン酸カルシ ウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化鉄 、酸化鉛、硫酸鉛又は炭酸鉛であり、活性炭、アルミナ又は炭酸カルシウムは特 に好適である。上述の支持物質に塗布した白金は、市販されているか、又は例え ばDE−A−2 042 368に記載されているように当業者にはよく知られ た方法で調製することができる。 本発明の方法は、1〜100bar の圧力及び+20〜+160℃の温度で、好 適には20〜40bar の圧力及び+100〜+140℃の温度で行われる。 溶媒の選択が決定的に重要でないことが、本発明の方法の特に有利な点である 。非改質白金触媒の存在下で十分に不活性ではない、溶解性の高い溶媒を使用す ることが可能であり、これらの溶媒の例としてはケトンがある。好適な溶媒は、 水;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ ノール、ブタノールの異性体及びシクロヘキサノールのようなアルコール;エー テル、エステル及びケトン(例えば、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエ ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、酢酸エチル、酢 酸ブチル、ブチロラクトン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル ケトン又はシクロヘキサノン);酢酸及びプロピオン酸のようなカルボン酸;ジ メチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、スルホラ ン、ジメチルスルホキシド又はアセトニトリルのような双極性非プロトン溶媒; トルエン又はキシレンのような無極性溶媒;塩素化芳香族炭化水素及び更には塩 化メチレン、C3−C7アルカン又はシクロヘキサンである。 純粋な形又は混合物としてこれらの溶媒を使用することができる。本発明の方 法の特に好適な実施態様で使用される溶媒は、純粋な形の、又はアルコール及び /又はC1−C4カルボン酸との混合物としての、テトラヒドロフラン、ジメトキ シエタン、メチルエチルケトン、アセトン及び更にシクロヘキサノンである。 本発明の不飽和炭素−炭素結合は、アルケン、アルキン及びアレン結合を含む 。 この芳香族ニトロ化合物は、本発明の方法において不活性である任意の基で置 換されていてもよい。 本発明で使用される芳香族ニトロ化合物及びアミノ化合物という用語 は、ヒュッケルの4n+2電子則に従う系、例えば、ベンゼン、多環式炭化水素 (テトラリンのような、部分的に水素化されたものを含む)、ビフェニル、シク ロペンタジエニルアニオン及びシクロヘプタトリエニルアニオンのような芳香族 炭化水素;ピリジン、ピロール、アゾール、ジアジン、トリアジン、トリアゾー ル、フラン、チオフェン及びオキサゾールのような複素芳香族化合物;インドー ル、キノリン、イソキノリン、カルバゾール、プリン、フタラジン、ベンゾトリ アゾール、ベンゾフラン、シンノリン、キナゾール、アクリジン及びベンゾチオ フェンのような縮合芳香族化合物である。 芳香族ニトロ化合物は、1つ又はそれ以上のニトロ基を含有してよい。 本発明の方法は、例えばUS−A−3 975 444に記載されたような複 素環オリゴマーの末端ブロッキング基として使用することができる芳香族アミノ 化合物、又は例えばWO 91/09023に記載されたような心血管の医薬の 調製における中間体として使用することができる芳香族アミノ化合物の調製に特 に適している。 特に好適には、本発明の方法は、例えばUS−A−5 183 492に記載 されたような除草活性の3−アリールウラシル誘導体の調製における中間体とし て使用される芳香族アミノ化合物の調製に適している。これらの芳香族ニトロ化 合物は、式(I): [式中、 R1は、少なくとも1つの不飽和炭素−炭素結合を含む基であり; rは、1、2、3又は4であり; R2は、水素、C1−C12アルキル、C1−C12ハロアルキル、C1−C12ヒドロ キシアルキル、C1−C6シアノアルキル、C3−C8シクロアルキル、C6−C16 アリール、C7−C16アラルキル、C3−C6ヘテロシクロアルキル、C3−C16ヘ テロアリール、C4−C16ヘテロアラルキル、ハロゲン、シアノ、COR3、X1 4、−COR8であり; A1は、シアノ又は−COR16であり; R3は、ハロゲン、X2−R5、アミノ、C1−C4アルキルアミノ、ジ−C1−C4 アルキルアミノ、C2−C4ハロアルキルアミノ、ジ−C2−C4−ハロアルキル アミノ、C1−C4アルコキシアルキルアミノ、ジ−C1−C4−アルコキシアルキ ルアミノ、C2−C4アルケニルアミノ、ジアリルアミノ、−N−ピロリジノ、− N−ピペリジノ、−N−モルホリノ、−N−チオモルホリノ、−N−ピペリダジ ノであり; R4は、水素、C1−C10アルキル、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル、 C1−C4アルキルチオ−C1−C4アルキル、ジ−C1−C4アルキルアミノ−C1 −C4アルキル、ハロ−C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、ハロ−C2−C8 アルケニル、C3−C8アルキニル、C3−C7シクロアルキル、ハロ−C3−C7 シクロアルキ ル、C1−C8アルキルカルボニル、アリルカルボニル、C3−C7シクロアルキル カルボニル若しくはベンゾイル(これは、非置換であるか、又はフェニル環が、 ハロゲン、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルコ キシ若しくはC1−C4アルコキシよりなる3個までの同一若しくは異なる置換基 で置換されている);又はフラノイル若しくはチエニル;又はC1−C4アルキル (これは、フェニル、ハロフェニル、C1−C4アルキルフェニル、C1−C4アル コキシフェニル、ハロ−C1−C4アルキルフェニル、ハロ−C1−C4アルコキシ フェニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C4アルコキシ−C1−C8アル コキシカルボニル、C2−C8アルケニルオキシカルボニル、C3−C8アルキニル オキシカルボニル、C1−C8アルキルチオカルボニル、C2−C8アルケニルチオ カルボニル、C3−C8アルキニルチオカルボニル、カルバモイル、モノ−C1− C4アルキルアミノカルボニル又はジ−C1−C4−アルキルアミノカルボニルで 置換されている);又はフェニルアミノカルボニル(これは、非置換であるか、 又はフェニルが、ハロゲン、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルキル、ハロ −C1−C4アルコキシ若しくはC1−C4アルコキシよりなる3個までの同一若し くは異なる置換基若しくは1個のシアノで置換されている)、又はジオキソラン −2−イル(これは、非置換であるか、又は1個若しくは2個のC1−C4アルキ ル基で置換されている);又はジオキサン−2−イル(これは、非置換であるか 、又は1個若しくは2個のC1−C4アルキル基で置換されている)、又はC1− C4アルキル(これは、シアノ、カルボキシル又はC1−C8アルキルチオ−C1− C8アルコキシカルボニルで置換されている)であり; R5は、水素、C1−C10ルキル、C1−C4アルコキシ−C1− C4アルキル、ハロ−C1−C8アルキル、C1−C10アルキルチオ−C1−C4アル キル、ジ−C1−C4アルキルアミノ−C1−C4アルキル、シアノ−C1−C8アル キル、C2−C8アルケニル、ハロ−C2−C8アルケニル、C3−C8アルキニル、 C3−C7シクロアルキル、C3−C7シクロアルキル−C1−C4アルキル、ハロ− C3−C7シクロアルキル、又はベンジル(これは、非置換であるか、又はフェニ ル環が、ハロゲン、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルキル、ハロ−C1− C4アルコキシ若しくはC1−C4アルコキシよりなる3個までの同一若しくは異 なる置換基で置換されている)、又はアルカリ金属、アルカリ土類金属若しくは アンモニウムイオン、又は基−[CHR6(CH2)n3]−COOR7であり; R6は、水素又はC1−C4アルキルであり; R7は、水素、C1−C6アルキル、C2−C8アルケニル、C3−C8アルキニル 、C1−C8アルコキシ−C2−C8アルキル、C1−C8アルキルチオ−C1−C8ア ルキル又はC3−C7シクロアルキルであり; R8及びR20は、相互に独立に、水素、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4ア ルキル又はC1−C4アルコキシ−C1−C4アルキルであり; R9及びR10は、相互に独立に、それぞれC1−C4アルキル、C2−C4ハロア ルキル若しくはC2−C8アルコキシアルキルであるか、又は R9とR10は、一緒になって、エタノ、プロパノ又はシクロヘキサン−1,2 −ジイルの橋かけ基であって、これらの基は非置換であるか、又は1個若しくは 2個の、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル若し くはC1−C4ヒドロキシアルキル基で置換されていてもよく; R11は、水素、C1−C5アルキル又はC3−C7アルケニルであり; R12は、C1−C8アルキルであり; R13は、水素、C1−C5アルキル、ベンジル、ハロ−C1−C4アルキル、C2 −C8アルケニル又はC3−C8アルキニルであり; R14は、C1−C6アルキル、ハロ−C1−C5アルキル又はジ−C1−C4アルキ ルアミノであり; R15は、水素、フッ素、塩素、臭素、C1−C4アルキル又はトリフルオロメチ ルであり; R16は、X3−R17、アミノ、C1−C4アルキルアミノ、ジ−C1−C4アルキ ルアミノ、C2−C4ハロアルキルアミノ、ジ−C2−C4ハロアルキルアミノ、C1 −C4アルコキシアルキルアミノ、ジ−C1−C4アルコキシアルキルアミノ、C2 −C4アルケニルアミノ、ジアリルアミノ、−N−ピロリジノ、−N−ピペリジ ノ、−N−モルホリノ、−N−チオモルホリノ、−N−ピペリダジノ、基−O− N=C−(CH3)−CH3、−O−CH2−CH2−O−N=C(CH3)−CH3又 は基−N(OR24)−R22であり; R17は、水素、C1−C10アルキル、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル 、ハロ−C1−C8アルキル、C1−C10アルキルチオ−C1−C4アルキル、ジ− C1−C4アルキルアミノ−C1−C4アルキル、シアノ−C1−C8アルキル、C2 −C8アルケニル、ハロ−C2−C8アルケニル、C3−C8アルキニル、C3−C7 シクロアルキル、C3−C7シクロアルキル−C1−C4アルキル、ハロ−C3−C7 シクロアルキル、又はベンジル(これは、非置換であるか、又はフェニル環 が、ハロゲン、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4ア ルコキシ若しくはC1−C4アルコキシよりなる3個までの同一若しくは異なる置 換基で置換されている)、又はアルカリ金属、アルカリ土類金属若しくはアンモ ニウムイオン、又は基−[CHR25−(CH2)m]−COOR26若しくは基[CH R27−(CH2)t−Si(R23)3]であり; R22は、水素又はC1−C4アルキルであり; R23は、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルキル又はC1−C4アルコキシ −C1−C4アルキルであり; R24及びR25は、相互に独立に、水素又はC1−C4アルキルであり; R26は、それぞれの場合に独立に、水素、C1−C6アルキル、C2−C8アルケ ニル、C3−C8アルキニル、C1−C8アルコキシ−C2−C8アルキル、C1−C8 アルキルチオ−C1−C8アルキル又はC3−C7シクロアルキルであり; R27は、水素又はC1−C4アルキルであり; mは、0、1、2、3又は4であり; tは、0、1、2、3又は4であり; n1、n2及びn3は、相互に独立に、0、1、2、3又は4であり;そして X1、X2、X3及びX4は、相互に独立に、酸素又は硫黄である]に適合する。 式(I)の化合物中、rは好適には1又は2である。更に、置換基R1の不飽 和炭素−炭素結合がエステル基の一部である式(I)の化合物が重要である。 式(I)の化合物の別の好適なサブグループは、R2が、水素、ハロゲン、C1 −C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ又はシアノであ り、そして好適にはR2が、水素、ハロゲン、メチル、ジフルオロメトキシ、ト リフルオロメトキシ又はシアノであるものである。 本発明の方法は、式(Ia): [式中、R2及びrは、式(I)と同義であり、 R28は、C2−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C8シクロアルケニ ル又はC6−C8ビシクロアルケニルであり; 29及びR30は、相互に独立に、水素若しくはC1−C4アルキルであるか;又 はR29とR30は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、1個若しくは 2個の、酸素原子若しくは基NR35(ここで、R35は、水素、C1−C4アルキル 、又はC1−C4アルキルカルボニルである)を含有してもよい3〜7員環を形成 し; R31、R32、R33及びR34は、相互に独立に、水素若しくはC1−C4アルキル であるか、又はR31とR32若しくはR33とR34は、これらが結合している炭素原 子と一緒になって、1個若しくは2個の、酸素原子若しくは基NR36(ここで、 R36は、水素又はC1−C4アルキルである)を含 有してもよい3〜7員環を形成し; 37及びR38は、相互に独立に、水素若しくはC1−C4アルキルであるか;又 はR37とR38は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、1個若しくは 2個の、酸素原子若しくは基NR35(ここで、R35は、水素、C1−C4アルキル 又はC1−C4アルキルカルボニルである)を含有してもよい3〜7員環を形成し ; R39、R40、R41及びR42は、相互に独立に、水素若しくはC1−C4アルキル であるか、又はR39とR40若しくはR41とR42は、これらが結合している炭素原 子と一緒になって、1個若しくは2個の、酸素原子若しくは基NR43(ここで、 R43は、水素又はC1−C4アルキルである)を含有してもよい3〜7員環を形成 し; 44、R45、R46、R47、R48及びR49は、相互に独立に、水素又はメチルで あり;そして pは、0又は1である]で示される芳香族ニトロ化合物の、対応するアミノ化 合物を与える反応に特に適しており、式(Ia)の化合物中のrは、好適には1 又は2であり、そしてR2は、好適には水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1 −C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ又はシアノである。 式(Ia)の化合物のこのグループにおいて、特にR2が、水素、ハロ ゲン、メチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ又はシアノであり、 この場合特に、pが1であり、かつY1及びY2が、酸素であるグループが重要で ある。このグループの式(Ia)の特に好適な化合物にお ある。 式(I)の化合物の別のサブグループは、式(Ib): [式中、 Y1、Y2、Z、p及びR28は、式(Ia)と同義であり、 R50は、水素又はハロゲンであり;そして R51は、水素、ハロゲン、メチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキ シ又はシアノである]に対応し、そして好適にはR50は、水素であり、R51は、 塩素であり、そしてR28は、アリルである。 式(I)の化合物が、不斉中心を含有するならば、これはこの化合物が光学異 性体の形で存在しうることを意味する。式(I)の幾つかの化合物は、互変異性 体(例えば、ケト−エノール互変異性)で存在しうる。脂肪族C=C二重結合が 存在するならば、幾何異性(E型又はZ型)も存在しうる。更には、エキソ−エ ンド立体配置も可能である。したがって、式(I)は、エナンチオマー、互変異 性体、ジアステレオマー、E/Z異性体又はこれらの混合物の形の全ての可能な 立体異性体を含む。 上記定義において、ハロゲンという用語は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素を 意味し、好適には、フッ素、塩素及び臭素を意味する。 アルキルは、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、n−ブチル、イ ソブチル、sec−ブチル、tert-ブチル及び種々の異性体のペンチル、ヘキシル、 ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル及びドデシル基である。 ハロアルキルの例は、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチ ル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリフル オロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル及び2,2,2−トリクロ ロエチルである;好適なハロアルキルは、トリクロロメチル、ジフルオロクロロ メチル、トリフルオロメチル及びジクロロフルオロメチルである。 アルコキシの例は、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキ シ、n−ブチルオキシ、イソブチルオキシ、s−ブチルオキシ及びt−ブチルオ キシである;好適なアルコキシは、メトキシ及びエトキシである。 ハロアルコキシの例は、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオ ロメトキシ、2,2,2−トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフル オロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2−クロロエトキシ及び2,2,2−ト リクロロエトキシである;好適なハロアルコキシは、ジフルオロメトキシ、2− クロロエトキシ及びトリフルオロメトキシである。 アルキルチオの例は、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピル チオ、n−ブチルチオ、イソブチルチオ、s−ブチルチオ、t−ブチルチオ又は ペンチルチオの異性体であり、好適には、メチルチオ及びエ チルチオである。 アルケニルは、例えば、ビニル、アリル、メタリル、1−メチルビニル、2− ブテン−1−イル、ペンテニル、2−ヘキセニル又は3−ヘプテニルのような、 直鎖又は分岐鎖アルケニルである。2又は3個の炭素原子の鎖長を有するアルケ ニル基が好適である。 置換基の定義中に存在するアルキニル基は、直鎖又は分岐鎖であってよく、例 としてはプロパルギル、3−ブチニル、1−メチルプロパルギル、1−ペンチニ ル又は2−ヘキシニルがある。 シクロアルキルの例は、シクロプロピル、ジメチルシクロプロピル、シクロブ チル、シクロペンチル、メチルシクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプ チルであり、好適には、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルで ある。 アルコキシカルボニルの例は、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n −プロピルオキシカルボニル、イソプロピルオキシカルボニル及びn−ブチルオ キシカルボニルであり、好適にはメトキシカルボニル及びエトキシカルボニルで ある。 アルコキシアルキルの例は、メトキシメチル、エトキシメチル、プロピルオキ シメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、プロピルオキシエチル、メトキシ プロピル、エトキシプロピル又はプロピルオキシプロピルである。 アルキルチオアルキルの例は、メチルチオメチル、エチルチオメチル、メチル チオエチル、エチルチオエチル又はイソプロピルチオエチルである。 アルキルアミノアルキルの例は、メチルアミノエチル、ジメチルアミノエチル 、エチルアミノエチル又はジエチルアミノエチルである。 シアノアルキルの例は、シアノメチル、シアノエチル又はシアノプロピルであ る。 ハロシクロアルキルの例は、2,2−ジクロロプロピル及びペンタクロロシク ロヘキシルである。 アルキルスルホニルの例は、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピル スルホニル及びブチルスルホニルである。メチル−及びエチルスルホニルが好適 である。 それ自体、又はフェノキシ、フェニルチオ、フェノキシカルボニル、フェニル アミノカルボニル、ベンジル又はベンゾイルの一部としてのフェニルは、一般に 、非置換であっても、又は更なる置換基により置換されていてもよい。この場合 、置換基は、オルト、メタ及び/又はパラ位にあってよい。好適な置換基の配置 は、環が結合している位置のオルト及びパラ位である。好適な置換基は、ハロゲ ン原子である。 アラルキルの例は、ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル、α−メチ ルベンジル、フェンブチル及びα,α−ジメチルベンジルである。 アリールの例は、フェニル、テトラリン、インデン、ナフタレン、アズレン及 びアントラセンである。 ヘテロアリールの例は、ピロール、フラン、チオフェン、オキサゾール、チア ゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、インドール、プリン、 キノリン及びイソキノリンである。 ヘテロシクロアルキルの例は、オキシラン、オキセタン、アゼチジン、アジリ ン、1,2−オキサチオラン、ピラゾリン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジ ン、モルホリン、ジオキソラン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフラン及び テトラヒドロチオフェンである。 本発明の反応は、好適には、液相で、特に微粉状の触媒を使用して、連続的に か若しくはバッチで、液相水素化としてか若しくは気泡塔中で、又は灌液床中で 成型した触媒を使用して行われる。 更には、本反応は、気相中で、流動床で微粉状触媒を使用するか、又は固定床 で成型した触媒を使用して行うことができる。以下の実施例により、本発明を更 に詳しく説明する。 調製の実施例: 実施例H1:5%Pt−1%Pb−CaCO3触媒の調製: 5%Pt/CaCO3触媒5gを水20mlに懸濁して、次に酢酸鉛溶液2ml( Pb(OAc)2・3H2Oの0.091g;1%Pbに対応する)を室温でゆっく り添加した。この混合物を室温で10分間撹拌し、次いで40分間温度を80℃ に上昇させた。固体生成物を濾過し、水で洗浄し、真空下で80℃の温度で乾燥 して、4.87%pt及び1%Pbの組成を有する触媒を得た。 実施例H2:3−アミノ安息香酸アリルの調製: 撹拌オートクレーブ中で、実施例H1により調製した触媒1gを、テトラヒド ロフラン100ml中の3−ニトロ安息香酸アリル10.4gの溶液に添加して、 この混合物を120℃の温度で20bar の水素圧で8時間水素化した。触媒を濾 過して溶媒を留去後、理論値の91%の収率で3−アミノ安息香酸アリル88. 8%の含量を有する粗生成物9.1gを得た。 実施例H3:2−(2−クロロ−5−アミノベンゾイルオキシ)−2−メチルプ ロピオン酸アリルの調製: 撹拌オートクレーブ中で、実施例H1により調製した触媒0.1gを、テトラ ヒドロフラン80mlとn−プロパノール20ml中の2−(2−クロロ−5−ニト ロベンゾイルオキシ)−2−メチルプロピオン酸アリル10gの溶液に添加して 、この混合物を140℃の温度で20bar の水素圧で15時間水素化した。混合 物を室温に冷却し、窒素を撹拌オートクレーブに流した後、触媒を濾過した。2 −(2−クロロ−5−アミノベンゾイルオキシ)−2−メチルプロピオン酸アリ ル6.58%の含量を有する溶液126.8g(洗浄溶媒を含む)を得た(収率 :理論値の92.7%)。 実施例H4:2−(2−クロロ−5−アミノベンゾイルオキシ)−2−メチルプ ロピオン酸アリルの調製: 撹拌オートクレーブ中で、実施例H1により調製した触媒0.1gを、テトラ ヒドロフラン80mlとn−プロパノール20ml中の2−(2−クロロ−5−ニト ロベンゾイルオキシ)−2−メチルプロピオン酸アリル10gの溶液に添加し、 更にFeCl2・4H2Oの6mg(0.1mol%)を添加し、この混合物を140 ℃の温度で20bar の水素圧で7時間水素化した。室温に冷却し、窒素を撹拌オ ートクレーブに流した後、触媒を濾過した。2−(2−クロロ−5−アミノベン ゾイルオキシ)−2−メチルプロピオン酸アリル7.26%の含量を有する溶液 117.3gを得た(収率:理論値の94.6%)。 実施例H5:2−(2−クロロ−5−アミノベンゾイルオキシ)−2−メ チルプロピオン酸アリルの調製: 撹拌オートクレーブ中で、実施例H1により調製した触媒0.33gを、メチ ルエチルケトン370g中の2−(2−クロロ−5−ニトロベンゾイルオキシ) −2−メチルプロピオン酸アリル65.5gの溶液に添加し、更にFeCl2・ 4H2Oの0.2g(0.5mol %)と塩化テトラメチルアンモニウム22mg( 0.1mol %)を添加し、この混合物を140℃の温度で15bar の水素圧で5 時間水素化した。冷却し、窒素を撹拌オートクレーブに流した後、触媒を瀘過し て、メチルエチルケトン40gで濯いだ。2−(2−クロロ−5−アミノベンゾ イルオキシ)−2−メチルプロピオン酸アリル13.22%の含量を有する溶液 435.5gを得た(収率:理論値の96.8%)。 実施例H6:3−アミノ安息香酸プロパルギルの調製 撹拌オートクレーブ中で、Pb(OAc)2・3H2Oの182g(2%Pbに対 応する)を含有する実施例H1により調製した触媒0.5gと、FeCl2・4 H2Oの50mg(0.5mol %)を、メチルエチルケトン100ml中の3−ニト ロ安息香酸プロパルギル10.4gの溶液に添加した。次にこの混合物を140 ℃の温度で20barの水素圧で14時間水素化した。触媒を濾過して、溶媒を留 去し、残った混合物を、カラムクロマトグラフィーにより精製して、3−アミノ 安息香酸プロパルギル5.8gを得た。1H−NMRによる3−アミノ安息香酸 アリルの含量は18%であった。 以下実施例H7〜H20は、実施例H4と同様に行った。THF/n−プロパノ ールの代わりに溶媒として、実施例7及び10ではテトラヒドロフランを使用し 、実施例8及び9ではメチルエチルケトンを使用した。実施例19は、実施例H 6と同様に行った。実施例H7(d−DMSO)を除いてCDCl3中で1H−N MRスペクトル(250MHz)を記録した。 実施例H7:4−アミノフェニルビニルエーテルの調製 実施例H8:4−アミノケイ皮酸エチルの調製 実施例H9:2−(2−クロロ−5−アミノフェノキシ)−2−メチルプロピオ ン酸アリルの調製 実施例H10:4−アミノフェニルアリルエーテルの調製 実施例H11:N−アリル−2−(2−クロロ−5−アミノベンゾイルオキシ) −2−メチルプロピオンアミドの調製 実施例H12:2−(2−クロロ−5−アミノベンゾイルオキシ)−2−メチル プロピオン酸2−ブテニルの調製 実施例H13:2−シアノ−4−フルオロ−5−アミノフェニルアリルエーテル の調製 実施例H14:2−(2−クロロ−4−フルオロ−5−アミノフェノキシ)−2 −メチルプロピオン酸アリルの調製 実施例H15:2−(2−ブロモ−5−アミノフェノキシ)−2−メチルプロピ オン酸アリルの調製 実施例H16:2−クロロ−4−フルオロ−5−アミノフェニルアリルエーテル の調製 実施例H17:2−クロロ−4−フルオロ−5−アミノ安息香酸アリルの調製 実施例H18:5−アミノ−6−フルオロ−3−アリル−3H−ベンゾチアゾー ル−2−オンの調製 実施例H19:5−アミノ−6−フルオロ−3−プロパルギル−3H−ベンゾチ アゾール−2−オンの調製 実施例H20:2−(2−クロロ−4−フルオロ−5−アミノベンゾイルオキシ )−2−メチルプロピオン酸アリルの調製 実施例21:5%Pt−1%Pb−SiO2触媒の調製 市販のPt−SiO2触媒5gを脱イオンされたH2Oの40mlに懸濁し、酢酸 鉛溶液2ml(Pb(Ac)2×3H2Oの0.091g:1%Pbに対応する)を室 温でゆっくり添加した。この混合物を室温で10分間撹拌し、次に水浴中で約8 0℃に加熱した。この温度を約40分間維持した。次に触媒懸濁液を室温で一晩 放置した。次いで、水25ml中のNa3PO4×12H2Oの0.182gを撹拌 しながらゆっくり添加した。この懸濁液を30分間撹拌して、次に改質触媒を濾 過し、触媒1g当り脱イオン水0.5リットルで洗浄して真空下で80℃で一晩 乾燥した。 実施例H22:2−(2−クロロ−5−アミノベンゾイルオキシ)−2−メチル プロピオン酸アリルの調製 H21により調製した触媒を使用する他は、実施例H5と同様に水素化を行っ た。GC(面積%)によりこのアリルエステル/プロピルエステルの選択性は9 9%であった。 下記表1に示した式(Ic)の化合物を同様に調製することができた:
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年2月9日 【補正内容】 的応用の場合にはほとんど満足のいくものではない。 FR−A−2257332から、(a)多孔性支持体、(b)白金、(c)マ ンガン、(d)イリヂウム及び(e)元素ゲルマニウム、スズ及び鉛から選択さ れる周期率分類の第IV族の金属の少なくとも一つを含む触媒組成物が、炭化水素 類を変換するために、並びに特に炭化水素類を脱水素化及び水素化するために使 用することができることは公知である。 既知の方法を利用して、不飽和炭素−炭素結合を含む基で置換されているニト ロ化された芳香族化合物を、対応するアミノ化合物に還元することはできるが、 それは、非常に複雑であるか、及び/又は経済的に満足できない方法によっての み可能である。したがって、本発明の目的は、不飽和炭素−炭素結合を含む基で 置換されている芳香族アミノ化合物の調製に一般に利用可能な、技術的、経済的 及び生態学的に改善された方法を提供することである。 この目的は、有利には特別に改質された白金触媒を使用することにより達成で きることが見い出された。予想に反して、これらの触媒により、ニトロ芳香族化 合物を、ニトロ芳香族化合物の不飽和炭素−炭素結合を含有する側鎖を同時に水 素化することなく、対応するアミノ化合物に選択的に還元することができること が見い出された。 したがって、本発明では、鉛、水銀、ビスマス、ゲルマニウム、カドミウム、 砒素、アンチモン、銀及び金よりなる群から選択される金属で改質された白金を 貴金属触媒として使用し、改質された貴金属触媒の存在下での対応する芳香族ニ トロ化合物の接触水素化により、少なくとも1つの不飽和炭素−炭素結合を含む 少なくとも1つの基で置換されている芳香族アミノ化合物を調製することが提案 されている。 本発明の方法に使用される触媒の幾つかは新規であり、他は既知であ る。DE−A−2 042 368とJ.Mol.Catal.71,(1992)317は、ハロ ゲン置換芳香族アミンの調製のための、スズ、鉛、ゲルマニウム、アルミニウム 、亜鉛、ビスマス及び銀で改質された白金触媒の調製とその使用を記載している 。 驚くべきことに、鉛、水銀、ビスマス、ゲルマニウム、カドミウム、砒 27.式(Ia)の化合物において、R2が、水素、ハロゲン、メチル、ジフル オロメトキシ、トリフルオロメトキシ又はシアノである、請求項26記載の方法 。 28.式(Ia)において、pが、1であり、そしてY1及びY2が、酸素である 、請求項25記載の方法。 法。 30.R44及びR45が、メチルである、請求項29記載の方法。 31.芳香族ニトロ化合物が、式(Ib): [式中、 Y1、Y2、Z、p及びR28は、請求項19の式(Ia)と同義であり、 R50は、水素又はハロゲンであり;そして R51は、水素、ハロゲン、メチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキ シ又はシアノである]に対応する、請求項25記載の方法。 32.式(Ib)において、R50が、水素であり、R51が、塩素であり、そして R28が、アリルである、請求項31記載の方法。 33.促進剤として、鉄、マンガン又はルテニウムの群から選択される化合物を 含有する、鉛、水銀、ビスマス、ゲルマニウム、カドミウム、砒 素、アンチモン、銀及び金よりなる群から選択される金属で改質された白金を含 むことを特徴とする触媒組成物。 34.促進剤が、使用される芳香族ニトロ化合物に基づき、0.001〜10重 量%の量で存在する、請求項33記載の組成物。 35.鉄塩が、促進剤として使用される、請求項34記載の組成物。 36.FeCl2・4H2Oが、鉄塩として使用される、請求項35記載の組成物 。 37.共−促進剤として、有機溶媒に可溶性のイオン対又は塩を含有する、請求 項33記載の組成物。 38.塩及びイオン対のためのカチオンが、(C1−C6アルキル)4+ Br-、F-、BF4 -、PF6 -、NO3 -、F3CSO3 -、BPh4 -ある、請求項37記載の組成物。 39.共−促進剤として、第4級アンモニウム塩基を含有する、請求項37記載 の組成物。 40.塩化テトラメチルアンモニウムが、第4級アンモニウム塩基として使用さ れる、請求項39記載の組成物。 41.使用される芳香族ニトロ化合物に基づき、0.001〜10重量%の量で 共−促進剤を含有する、請求項37記載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07C 235/06 9547−4H C07C 235/06 235/30 9547−4H 235/30 // B01J 23/60 9538−4D B01J 23/60 X 23/62 9538−4D 23/62 X 23/64 9538−4D 23/64 X 23/66 9538−4D 23/66 X C07B 61/00 300 7419−4H C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C Z,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KG,KP ,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG, MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,S I,SK,TJ,TM,TT,UA,US,UZ,VN

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  1. 【特許請求の範囲】 1.改質された貴金属触媒の存在下での対応する芳香族ニトロ化合物の接触水素 化により、少なくとも1つの不飽和炭素−炭素結合を含む少なくとも1つの基で 置換されている芳香族アミノ化合物を製造する方法であって、鉛、水銀、ビスマ ス、ゲルマニウム、カドミウム、砒素、アンチモン、銀及び金よりなる群から選 択される金属で改質された白金を貴金属触媒として使用することを特徴とする方 法。 2.鉛が、改質金属として使用される、請求項1記載の方法。 3.貴金属触媒が、使用される芳香族ニトロ化合物に基づき、0.1〜5重量% の量で使用される、請求項1記載の方法。 4.白金対改質金属の重量比が1:0.001〜1:1である貴金属触媒が、使 用される、請求項1記載の方法。 5.白金対改質金属の重量比が、1:0.1〜1:0.5である、請求項4記載 の方法。 6.1〜10重量%の白金を含有する貴金属触媒が、使用される、請求項1記載 の方法。 7.白金が金属又は酸化型で支持体に塗布されている貴金属触媒が、使用される 、請求項1記載の方法。 8.使用される支持体が、活性炭、ケイ酸、シリカゲル、アルミナ、炭酸カルシ ウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化マ グネシウム、酸化鉄、酸化鉛、硫酸鉛又は炭酸鉛である、請求項7記載の方法。 9.使用される支持体が、活性炭、アルミナ又は炭酸カルシウムである、請求項 8記載の方法。 10.鉄、ルテニウム、コバルト、銅又はマンガンの化合物を促進剤とし て含む貴金属触媒が、使用される、請求項1記載の方法。 11.促進剤が、使用される芳香族ニトロ化合物に基づき、0.001〜10重 量%の量で使用される、請求項10記載の方法。 12.鉄塩が、促進剤として使用される、請求項10記載の方法。 13.使用される鉄塩が、FeCl2・4H2Oである、請求項12記載の方法。 14.有機溶媒に可溶性のイオン対又は塩を共−促進剤として含む貴金属触媒が 、使用される、請求項1記載の方法。 15.塩及びイオン対のために使用されるカチオンが、(C1−C6 Cl-、Br-、F-、BF4 -、PF6 -、NO3 -、F3CSO3 -3COO-である、請求項14記載の方法。 16.第4級アンモニウム塩基が、共−促進剤として使用される、請求項14記 載の方法。 17.塩化テトラメチルアンモニウムが、第4級アンモニウム塩基として使用さ れる、請求項16記載の方法。 18.共−促進剤が、使用される芳香族ニトロ化合物に基づき、0.001〜1 0重量%の量で使用される、請求項14記載の方法。 19.1〜100bar の圧力で、かつ+20〜+160℃の温度で行われる、請 求項1記載の方法。 20.芳香族ニトロ化合物が、式(I): [式中、 R1は、少なくとも1つの不飽和炭素−炭素結合を含む基であり; rは、1、2、3又は4であり; R2は、水素、C1−C12アルキル、C1−C12ハロアルキル、C1−C12ヒドロ キシアルキル、C1−C6シアノアルキル、C3−C8シクロアルキル、C6−C16 アリール、C7−C16アラルキル、C3−C6ヘテロシクロアルキル、C3−C16ヘ テロアリール、C4−C16ヘテロアラルキル、ハロゲン、シアノ、COR3、X1 4、−COR8であり; A1は、シアノ又は−COR16であり; R3は、ハロゲン、X2−R5、アミノ、C1−C4アルキルアミノ、ジ−C1−C4 アルキルアミノ、C2−C4ハロアルキルアミノ、ジ−C2−C4−ハロアルキル アミノ、C1−C4アルコキシアルキルアミノ、ジ−C1−C4−アルコキシアルキ ルアミノ、C2−C4アルケニルアミノ、ジアリルアミノ、−N−ピロリジノ、− N−ピペリジノ、−N−モルホリノ、−N−チオモルホリノ、−N−ピペリダジ ノであり; R4は、水素、C1−C10アルキル、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル、 C1−C4アルキルチオ−C1−C4アルキル、ジ−C1−C4アルキルアミノ−C1 −C4アルキル、ハロ−C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、ハロ−C2−C8 アルケニル、C3−C8 アルキニル、C3−C7シクロアルキル、ハロ−C3−C7シクロアルキル、C1− C8アルキルカルボニル、アリルカルボニル、C3−C7シクロアルキルカルボニ ル、又はベンゾイル(これは、非置換であるか、又はフェニル環が、ハロゲン、 C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルコキシ若しく はC1−C4アルコキシよりなる3個までの同一若しくは異なる置換基で置換され ている);又はフラノイル若しくはチエニル;又はC1−C4アルキル(これは、 フェニル、ハロフェニル、C1−C4アルキルフェニル、C1−C4アルコキシフェ ニル、ハロ−C1−C4アルキルフェニル、ハロ−C1−C4アルコキシフェニル、 C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C4アルコキシ−C1−C8アルコキシカル ボニル、C2−C8アルケニルオキシカルボニル、C3−C8アルキニルオキシカル ボニル、C1−C8アルキルチオカルボニル、C2−C8アルケニルチオカルボニル 、C3−C8アルキニルチオカルボニル、カルバモイル、モノ−C1−C4アルキル アミノカルボニル又はジ−C1−C4−アルキルアミノカルボニルで置換されてい る);又はフェニルアミノカルボニル(これは、非置換であるか、又はフェニル 環が、ハロゲン、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4 アルコキシ若しくはC1−C4アルコキシよりなる3個までの同一若しくは異なる 置換基若しくは1個のシアノで置換されている)、又はジオキソラン−2−イル (これは、非置換であるか、又は1個若しくは2個のC1−C4アルキル基で置換 されている);又はジオキサン−2−イル(これは、非置換であるか、又は1個 若しくは2個のC1−C4アルキル基で置換されている)、又はC1−C4アルキル (これは、シアノ、カルボキシル又はC1−C8アルキルチオ−C1−C8アルコキ シカルボニルで置換されている)であり; R5は、水素、C1−C10アルキル、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル、 ハロ−C1−C8アルキル、C1−C10アルキルチオ−C1−C4アルキル、ジ−C1 −C4アルキルアミノ−C1−C4アルキル、シアノ−C1−C8アルキル、C2−C8 アルケニル、ハロ−C2−C8アルケニル、C3−C8アルキニル、C3−C7シク ロアルキル、C3−C7シクロアルキル−C1−C4アルキル、ハロ−C3−C7シク ロアルキル、ベンジル(これは、非置換であるか、又はフェニル環が、ハロゲン 、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルコキシ若し くはC1−C4アルコキシよりなる3個までの同一若しくは異なる置換基で置換さ れている)、又はアルカリ金属、アルカリ土類金属若しくはアンモニウムイオン 、又は基−[CHR6(CH2n3]−COOR7であり; R6は、水素又はC1−C4アルキルであり; R7は、水素、C1−C6アルキル、C2−C8アルケニル、C3−C8アルキニル 、C1−C8アルコキシ−C2−C8アルキル、C1−C8アルキルチオ−C1−C8ア ルキル又はC3−C7シクロアルキルであり; R8及びR20は、相互に独立に、水素、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4ア ルキル又はC1−C4アルコキシ−C1−C4アルキルであり; R9及びR10は、相互に独立に、それぞれC1−C4アルキル、C2−C4ハロア ルキル若しくはC2−C8アルコキシアルキルであるか、又は R9とR10は、一緒になって、エタノ、プロパノ又はシクロヘキサン−1,2 −ジイルの橋かけ基であって、これらの基は非置換であるか、又は 1個若しくは2個の、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル若しくはC1− C4ヒドロキシアルキル基で置換されていてもよく; R11は、水素、C1−C5アルキル又はC3−C7アルケニルであり; R12は、C1−C8アルキルであり; R13は、水素、C1−C5アルキル、ベンジル、ハロ−C1−C4アルキル、C2 −C8アルケニル又はC3−C8アルキニルであり; R14は、C1−C6アルキル、ハロ−C1−C5アルキル又はジ−C1−C4アルキ ルアミノであり; R15は、水素、フッ素、塩素、臭素、C1−C4アルキル又はトリフルオロメチ ルであり; R16は、X3−R17、アミノ、C1−C4アルキルアミノ、ジ−C1−C4アルキ ルアミノ、C2−C4ハロアルキルアミノ、ジ−C2−C4ハロアルキルアミノ、C1 −C4アルコキシアルキルアミノ、ジ−C1−C4アルコキシアルキルアミノ、C2 −C4アルケニルアミノ、ジアリルアミノ、−N−ピロリジノ、−N−ピペリジ ノ、−N−モルホリノ、−N−チオモルホリノ、−N−ピペリダジノ、基−O− N=C−(CH3)−CH3、−O−CH2−CH2−O−N=C(CH3)−CH3又は 基−N(OR24)−R22であり; R17は、水素、C1−C10アルキル、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル 、ハロ−C1−C8アルキル、C1−C10アルキルチオ−C1−C4アルキル、ジ− C1−C4アルキルアミノ−C1−C4アルキル、シアノ−C1−C8アルキル、C2 −C8アルケニル、ハロ−C2−C8アルケニル、C3−C8アルキニル、C3−C7 シクロアルキル、C3−C7シクロアルキル−C1−C4アルキル、ハロ−C3−C7 シ クロアルキル、又はベンジル(これは、非置換であるか、又はフェニル環が、ハ ロゲン、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルコキ シ若しくはC1−C4アルコキシよりなる3個までの同一若しくは異なる置換基で 置換されている)、又はアルカリ金属、アルカリ土類金属若しくはアンモニウム イオン、又は基−[CHR25−(CH2)m]−COOR26若しくは基[CHR27− (CH2)t−Si(R23)3]であり; R22は、水素又はC1−C4アルキルであり; R23は、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルキル又はC1−C4アルコキシ −C1−C4アルキルであり; R24及びR25は、相互に独立に、水素又はC1−C4アルキルであり; R26は、それぞれの場合に独立に、水素、C1−C6アルキル、C2−C8アルケ ニル、C3−C8アルキニル、C1−C8アルコキシ−C2−C8アルキル、C1−C8 アルキルチオ−C1−C8アルキル又はC3−C7シクロアルキルであり; R27は、水素又はC1−C4アルキルであり; mは、0、1、2、3又は4であり; tは、0、1、2、3又は4であり; n1、n2及びn3は、相互に独立に、0、1、2、3又は4であり;そして X1、X2、X3及びX4は、相互に独立に、酸素又は硫黄である]に対応する、 請求項1記載の方法。 21.式(I)の化合物において、rが、1又は2である、請求項20記載の方 法。 22.置換基R1の不飽和炭素−炭素結合が、エステル基の一部である、請求項 20記載の方法。 23.式(I)の化合物において、R2が、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル 、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ又はシアノである、請求項20 記載の方法。 24.R2が、水素、ハロゲン、メチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメ トキシ又はシアノである、請求項23記載の方法。 25.芳香族ニトロ化合物が、式(Ia): [式中、R2及びrは、式(I)と同義であり、 R28は、C2−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C8シクロアルケニ ル又はC6−C8ビシクロアルケニルであり; 29及びR30は、相互に独立に、水素若しくはC1−C4アルキルであるか;又 はR29とR30は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、1個若しくは 2個の、酸素原子若しくは基NR35(ここで、R35は、水素、C1−C4アルキル 、又はC1−C4アルキルカルボニルである)を含有してもよい3〜7員環を形成 し; R31、R32、R33及びR34は、相互に独立に、水素若しくはC1−C4アルキル であるか、又はR31とR32若しくはR33とR34は、これらが結合 している炭素原子と一緒になって、1個若しくは2個の、酸素原子若しくは基N R36(ここで、R36、水素又はC1−C4アルキルである)を含有してもよい3〜 7員環を形成し; 37及びR38は、相互に独立に、水素若しくはC1−C4アルキルであるか;又 はR37とR38は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、1個若しくは 2個の、酸素原子若しくは基NR35(ここで、R35は、水素、C1−C4アルキル 又はC1−C4アルキルカルボニルである)を含有してもよい3〜7員環を形成し ; R39、R40、R41及びR42は、相互に独立に、水素若しくはC1−C4アルキル であるか、又はR39とR40若しくはR41とR42は、これらが結合している炭素原 子と一緒になって、1個若しくは2個の、酸素原子若しくは基NR43(ここで、 R43は、水素又はC1−C4アルキルである)を含有してもよい3〜7員環を形成 し; 44、R45、R46、R47、R48及びR49は、相互に独立に、水素又はメチルで あり;そして pは、0又は1である]に対応する、請求項1記載の方法。 26.式(Ia)の化合物において、rが、1又は2であり、そしてR2が、水 素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキ シ又はシアノである、請求項25記載の方法。 27.式(Ia)の化合物において、R2が、水素、ハロゲン、メチル、ジフル オロメトキシ、トリフルオロメトキシ又はシアノである、請求項26記載の方法 。 28.式(Ia)において、pが、1であり、そしてY1及びY2が、酸素である 、請求項25記載の方法。 法。 30.R44及びR45が、メチルである、請求項29記載の方法。 31.芳香族ニトロ化合物が、式(Ib): [式中、 Y1、Y2、Z、p及びR28は、請求項19の式(Ia)と同義であり、 R50は、水素又はハロゲンであり;そして R51は、水素、ハロゲン、メチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキ シ又はシアノである]に対応する、請求項25記載の方法。 32.式(Ib)において、R50が、水素であり、R51が、塩素であり、そして R28が、アリルである、請求項31記載の方法。 33.促進剤として、鉄、マンガン又はルテニウムの化合物を含有する、鉛、水 銀、ビスマス、ゲルマニウム、カドミウム、砒素、アンチモン、銀 及び金よりなる群から選択される金属で改質された白金を含むことを特徴とする 触媒組成物。 34.促進剤が、使用される芳香族ニトロ化合物に基づき、0.001〜10重 量%の量で存在する、請求項33記載の組成物。 35.鉄塩が、促進剤として使用される、請求項34記載の組成物。 36.FeCl2・4H2Oが、鉄塩として使用される、請求項35記載の組成物 。 37.共−促進剤として、有機溶媒に可溶性のイオン対又は塩を含有する、請求 項33記載の組成物。 38.塩及びイオン対のためのカチオンが、(C1−C6アルキル)4+ Br-、F-、BF4 -、PF6 -、NO3 -、F3CSO3 -、BPh4 -ある、請求項37記載の組成物。 39.共−促進剤として、第4級アンモニウム塩基を含有する、請求項37記載 の組成物。 40.塩化テトラメチルアンモニウムが、第4級アンモニウム塩基として使用さ れる、請求項39記載の組成物。 41.使用される芳香族ニトロ化合物に基づき、0.001〜10重量%の量で 共−促進剤を含有する、請求項37記載の組成物。
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