JPH09157231A - 2−アミノベンジルアルコール類の製造方法 - Google Patents
2−アミノベンジルアルコール類の製造方法Info
- Publication number
- JPH09157231A JPH09157231A JP7345117A JP34511795A JPH09157231A JP H09157231 A JPH09157231 A JP H09157231A JP 7345117 A JP7345117 A JP 7345117A JP 34511795 A JP34511795 A JP 34511795A JP H09157231 A JPH09157231 A JP H09157231A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nitrobenzaldehyde
- aminobenzyl
- producing
- reaction
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】2−アミノベンジルアルコールを高収率、高純
度、簡単な操作で製造する方法を提供する。 【解決手段】水性有機溶剤中で2−ニトロベンズアルデ
ヒド類を、ラネーニッケルを触媒としてセミバッチ法で
水素還元し、2−アミノベンジルアルコール類を製造す
る。
度、簡単な操作で製造する方法を提供する。 【解決手段】水性有機溶剤中で2−ニトロベンズアルデ
ヒド類を、ラネーニッケルを触媒としてセミバッチ法で
水素還元し、2−アミノベンジルアルコール類を製造す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬中間体の製造法
に関する。更に詳しくは2−アミノベンジルアルコール
類の製造方法に関する。
に関する。更に詳しくは2−アミノベンジルアルコール
類の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2−アミノベンジルアルコール類は、医
薬の原料として、重要な中間体である。該化合物の製造
方法としては、 1)アントラニル酸の還元: 電解還元による方法 J.C.S.,1942,98−102;Org.Sy
nth. 21,10−12(1941) 水素化リチウムアルミニウムによる還元 J.A.C.S,69,2548−9(1947);
J.A.C.S,72,3586−8(1950) ソディウムディハイドロビス(2−メトキシエトキ
シ)アルミネートによる還元 Indian J.Chem.Educ.1972,3
(1),23−4 ボランメチルサルファイドによる還元 J.Org.Chem.1974,39(20),30
52−4 サマリウムディヨーダイドによる還元 Bull.Chem.Soc.Jpn.1992,65
(11),3049−54 2)アントラニル酸エステルの還元: 水素化ホウ素ナトリウムによる還元 特開昭62−33139 Bull.Chem.Soc.Jpn.1991,6
4(9),2730−4 3)2−ニトロベンジルアルコールの還元: 水硫化ソーダによる還元 Ber.61B,2555−66(1928) 水素還元 U.S.S.R.185,936 4)2−アミノベンズアルデヒドの還元: 水素還元B,56,2174 5)2−カルバモイルベンジルアルコールのホフマン分
解法 特開昭56−73049 等が知られている。アントラニル酸またはアントラニル
酸エステルを還元して、2−アミノベンジルアルコール
を合成する方法は、還元剤が高価か、エーテル、テトラ
ヒドロフラン等の危険な有機溶剤を使用するなど、工業
的に有利な方法とは言えない。2−ニトロベンジルアル
コールを還元する方法は、慎重に還元剤、還元条件を選
択する必要があり、還元剤、還元条件を誤ると、分子内
酸化還元が生じ、2−アミノベンズアルデヒドになって
しまう恐れがある。又、2−ニトロベンジルアルコール
は、市場で入手しにくい。以上のようにこれまでの2−
アミノベンジルアルコ−ル類の製法は原料が高価、工程
が複雑、長い、収率が低い、等の問題があり、いずれも
工業的に有利な方法とは言い難い。
薬の原料として、重要な中間体である。該化合物の製造
方法としては、 1)アントラニル酸の還元: 電解還元による方法 J.C.S.,1942,98−102;Org.Sy
nth. 21,10−12(1941) 水素化リチウムアルミニウムによる還元 J.A.C.S,69,2548−9(1947);
J.A.C.S,72,3586−8(1950) ソディウムディハイドロビス(2−メトキシエトキ
シ)アルミネートによる還元 Indian J.Chem.Educ.1972,3
(1),23−4 ボランメチルサルファイドによる還元 J.Org.Chem.1974,39(20),30
52−4 サマリウムディヨーダイドによる還元 Bull.Chem.Soc.Jpn.1992,65
(11),3049−54 2)アントラニル酸エステルの還元: 水素化ホウ素ナトリウムによる還元 特開昭62−33139 Bull.Chem.Soc.Jpn.1991,6
4(9),2730−4 3)2−ニトロベンジルアルコールの還元: 水硫化ソーダによる還元 Ber.61B,2555−66(1928) 水素還元 U.S.S.R.185,936 4)2−アミノベンズアルデヒドの還元: 水素還元B,56,2174 5)2−カルバモイルベンジルアルコールのホフマン分
解法 特開昭56−73049 等が知られている。アントラニル酸またはアントラニル
酸エステルを還元して、2−アミノベンジルアルコール
を合成する方法は、還元剤が高価か、エーテル、テトラ
ヒドロフラン等の危険な有機溶剤を使用するなど、工業
的に有利な方法とは言えない。2−ニトロベンジルアル
コールを還元する方法は、慎重に還元剤、還元条件を選
択する必要があり、還元剤、還元条件を誤ると、分子内
酸化還元が生じ、2−アミノベンズアルデヒドになって
しまう恐れがある。又、2−ニトロベンジルアルコール
は、市場で入手しにくい。以上のようにこれまでの2−
アミノベンジルアルコ−ル類の製法は原料が高価、工程
が複雑、長い、収率が低い、等の問題があり、いずれも
工業的に有利な方法とは言い難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】2−アミノベンジルア
ルコ−ル類の従来の合成方法は、煩雑な操作を必要と
し、工業的に安価に製造出来るものではないので、安価
な製造方法の確立が望まれていた。
ルコ−ル類の従来の合成方法は、煩雑な操作を必要と
し、工業的に安価に製造出来るものではないので、安価
な製造方法の確立が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、市場で容易
に得られる2−ニトロベンズアルデヒド類の水素還元に
よる2−アミノベンジルアルコールの製造方法を種々検
討した結果、触媒、反応溶剤、反応温度、反応水素圧、
反応容器中の気液の流動状態、原料の加え方等を工夫す
ることにより、副反応物の生成を抑え、良好な収率で2
−アミノベンジルアルコール類が得られることがわか
り、本発明を完成した。
に得られる2−ニトロベンズアルデヒド類の水素還元に
よる2−アミノベンジルアルコールの製造方法を種々検
討した結果、触媒、反応溶剤、反応温度、反応水素圧、
反応容器中の気液の流動状態、原料の加え方等を工夫す
ることにより、副反応物の生成を抑え、良好な収率で2
−アミノベンジルアルコール類が得られることがわか
り、本発明を完成した。
【0005】即ち、本発明は (1)水性有機溶剤中、金属触媒の存在下、2−ニトロ
ベンズアルデヒド類を水添することを特徴とする2−ア
ミノベンジルアルコール類の製造方法 (2)水性有機溶剤が、アルコール類と水の混合物であ
る前項(1)記載の2−アミノベンジルアルコール類の
製造方法 (3)反応中、2−ニトロベンズアルデヒド類を断続
的、あるいは連続的に添加することを特徴とする前項
(1)乃至(2)のいずれか一項に記載の2−アミノベ
ンジルアルコール類の製造方法 (4)2−ニトロベンズアルデヒド類が次式(1)で表
され、
ベンズアルデヒド類を水添することを特徴とする2−ア
ミノベンジルアルコール類の製造方法 (2)水性有機溶剤が、アルコール類と水の混合物であ
る前項(1)記載の2−アミノベンジルアルコール類の
製造方法 (3)反応中、2−ニトロベンズアルデヒド類を断続
的、あるいは連続的に添加することを特徴とする前項
(1)乃至(2)のいずれか一項に記載の2−アミノベ
ンジルアルコール類の製造方法 (4)2−ニトロベンズアルデヒド類が次式(1)で表
され、
【化3】 (式中、R1 およびR2 は、水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基またはハロゲン原子を表し、R1 およびR2
は同種であっても、異なっていてもよい。)2−アミノ
ベンジルアルコール類が、次式(2)で表される化合物
である前項(1乃至(3)のいずれか一項に記載の2−
アミノベンジルアルコール類の製造方法
ルコキシ基またはハロゲン原子を表し、R1 およびR2
は同種であっても、異なっていてもよい。)2−アミノ
ベンジルアルコール類が、次式(2)で表される化合物
である前項(1乃至(3)のいずれか一項に記載の2−
アミノベンジルアルコール類の製造方法
【化4】 (式中、R1 およびR2 は、式(1)におけるのと同じ
意味を表す。) (5)金属触媒が、ラネーニッケルである前項(1)乃
至(4)のいずれか一項に記載の2−アミノベンジルア
ルコール類の製造方法 (6)2−ニトロベンズアルデヒド類が、2−ニトロベ
ンズアルデヒドである前項(1)乃至(5)のいずれか
一項に記載の2−アミノベンジルアルコール類の製造方
法 に関する。
意味を表す。) (5)金属触媒が、ラネーニッケルである前項(1)乃
至(4)のいずれか一項に記載の2−アミノベンジルア
ルコール類の製造方法 (6)2−ニトロベンズアルデヒド類が、2−ニトロベ
ンズアルデヒドである前項(1)乃至(5)のいずれか
一項に記載の2−アミノベンジルアルコール類の製造方
法 に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、オートクレーブ中に、まず金属触媒、水性有
機溶剤を加え、次に2−ニトロベンズアルデヒド類を加
え、窒素で空気を置換し、水素を加圧して、ゆっくり昇
温して反応させるバッチ反応で行っても良いし、反応中
に、2−ニトロベンズアルデヒド類を、断続的、あるい
は連続的に仕込むセミバッチ方式の反応を行っても良
い。本発明に用いられる式(1)の化合物のR1 、R2
におけるアルキル基とは、炭素数1〜6の直鎖または分
岐鎖のアルキルを言う。その例として例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等が挙げら
れ、アルコキシ基の具体例としてはメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ又はブトキシ等が挙げられ、又、ハロゲ
ン原子としては、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素が挙げ
られ、本発明に用いられる2−ニトロベンズアルデヒド
類の具体例としては、例えば前記式(1)で示されるも
のであるが、具体例としては、5,6−ジメトキシ−2
−ニトロベンズアルデヒド、4,6−ジメトキシ−2−
ニトロベンズアルデヒド、3,6−ジメトキシ−2−ニ
トロベンズアルデヒド、3,4−ジメトキシ−2−ニト
ロベンズアルデヒド、5−ブロモ−2−ニトロベンズア
ルデヒド、6−クロロ−2−ニトロベンズアルデヒド、
3−クロロ−2−ニトロベンズアルデヒド、4−ヨード
−2−ニトロベンズアルデヒド、6−メチル−2−ニト
ロベンズアルデヒド、4,5−ジメチル−2−ニトロベ
ンズアルデヒド、6−クロロ−3−メトキシ−2−ニト
ロベンズアルデヒド、4−メチル−2−ニトロベンズア
ルデヒド、3−メチル−2−ニトロベンズアルデヒド、
4−フロロ−2−ニトロベンズアルデヒド、3−メトキ
シ−2−ニトロベンズアルデヒド等を挙げることが出来
る。
本発明は、オートクレーブ中に、まず金属触媒、水性有
機溶剤を加え、次に2−ニトロベンズアルデヒド類を加
え、窒素で空気を置換し、水素を加圧して、ゆっくり昇
温して反応させるバッチ反応で行っても良いし、反応中
に、2−ニトロベンズアルデヒド類を、断続的、あるい
は連続的に仕込むセミバッチ方式の反応を行っても良
い。本発明に用いられる式(1)の化合物のR1 、R2
におけるアルキル基とは、炭素数1〜6の直鎖または分
岐鎖のアルキルを言う。その例として例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等が挙げら
れ、アルコキシ基の具体例としてはメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ又はブトキシ等が挙げられ、又、ハロゲ
ン原子としては、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素が挙げ
られ、本発明に用いられる2−ニトロベンズアルデヒド
類の具体例としては、例えば前記式(1)で示されるも
のであるが、具体例としては、5,6−ジメトキシ−2
−ニトロベンズアルデヒド、4,6−ジメトキシ−2−
ニトロベンズアルデヒド、3,6−ジメトキシ−2−ニ
トロベンズアルデヒド、3,4−ジメトキシ−2−ニト
ロベンズアルデヒド、5−ブロモ−2−ニトロベンズア
ルデヒド、6−クロロ−2−ニトロベンズアルデヒド、
3−クロロ−2−ニトロベンズアルデヒド、4−ヨード
−2−ニトロベンズアルデヒド、6−メチル−2−ニト
ロベンズアルデヒド、4,5−ジメチル−2−ニトロベ
ンズアルデヒド、6−クロロ−3−メトキシ−2−ニト
ロベンズアルデヒド、4−メチル−2−ニトロベンズア
ルデヒド、3−メチル−2−ニトロベンズアルデヒド、
4−フロロ−2−ニトロベンズアルデヒド、3−メトキ
シ−2−ニトロベンズアルデヒド等を挙げることが出来
る。
【0007】本発明では金属触媒を用いる。好ましい金
属触媒としては、白金属系触媒、ニッケル系触媒を挙げ
ることが出来る。使用しうる白金属系触媒の具体例とし
ては、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、等を
挙げることが出来る。該金属は、活性炭、二酸化珪素、
アルミナ、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸ストロ
ンチウム等の担体に分散させて使用しても良い。具体例
としては、パラジウムカーボン、白金−カーボンが好ま
しい。また、該金属の酸化物も有用に使用される。具体
例としては、酸化白金、酸化パラジウムが好ましい。促
進剤、及び/又は、被毒剤を加えて、選択性を向上させ
ることも出来る。又、ニッケル系触媒としては、漆原触
媒、担体付き触媒、ホウ化ニッケル触媒、ラネーニッケ
ル触媒を挙げることが出来る。中でもラネーニッケル触
媒が好ましい。これについても促進剤、及び/又は、被
毒剤を加えて、選択性を向上させることもできる。
属触媒としては、白金属系触媒、ニッケル系触媒を挙げ
ることが出来る。使用しうる白金属系触媒の具体例とし
ては、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、等を
挙げることが出来る。該金属は、活性炭、二酸化珪素、
アルミナ、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸ストロ
ンチウム等の担体に分散させて使用しても良い。具体例
としては、パラジウムカーボン、白金−カーボンが好ま
しい。また、該金属の酸化物も有用に使用される。具体
例としては、酸化白金、酸化パラジウムが好ましい。促
進剤、及び/又は、被毒剤を加えて、選択性を向上させ
ることも出来る。又、ニッケル系触媒としては、漆原触
媒、担体付き触媒、ホウ化ニッケル触媒、ラネーニッケ
ル触媒を挙げることが出来る。中でもラネーニッケル触
媒が好ましい。これについても促進剤、及び/又は、被
毒剤を加えて、選択性を向上させることもできる。
【0008】触媒の使用量は、原料の2−ニトロベンズ
アルデヒド類に対し、1〜100重量%、好ましくは2
〜40重量%、更に好ましくは5〜30重量%である。
100重量%を越えると、初期の反応速度が速くなりす
ぎ、温度を制御しにくく、又経済的でもない。1重量%
未満では、反応速度が遅くなって、20時間を超えるこ
とがあり、経済的でない。
アルデヒド類に対し、1〜100重量%、好ましくは2
〜40重量%、更に好ましくは5〜30重量%である。
100重量%を越えると、初期の反応速度が速くなりす
ぎ、温度を制御しにくく、又経済的でもない。1重量%
未満では、反応速度が遅くなって、20時間を超えるこ
とがあり、経済的でない。
【0009】有機溶剤としては、含水率1〜99重量%
(対有機溶剤)、好ましくは10〜60重量%、更に好
ましくは30〜50重量%の極性有機溶剤が使用され
る。使用しうる有機溶剤の具体例としてはメタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール
類、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、等の有機酸類、
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、及び
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等のエステル類
を挙げることが出来る。反応溶媒に使用する水分は、p
H=7〜14、好ましくはpH=8〜11に保たれてい
るのが好ましい。アルカリ性を維持するために、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸
化マグネシウム、水酸化アルミニウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素
マグネシウム等の塩基性の無機塩、0.01〜0.5重
量倍(使用原料に対する重量比)、好ましくは0.05
〜0.3重量倍、特に好ましくは0.1〜0.2重量倍
を添加、又は上記の無機塩の飽和水溶液、0.01〜
0.5重量倍(使用原料に対する重量比)、好ましくは
0.05〜0.3重量倍、特に好ましくは0.1〜0.
2重量倍を添加しても良い。更に60〜80%ヒドラジ
ン水溶液、0.01〜0.5重量倍(使用原料に対する
重量比)、好ましくは0.05〜0.3重量倍、特に好
ましくは0.1〜0.2重量倍を添加しても良い。ラネ
ーニッケルの保存水、0.01〜0.5重量倍(使用原
料に対する重量比)、好ましくは0.05〜0.3重量
倍、特に好ましくは0.1〜0.2重量倍をそのまま使
用しても良い。
(対有機溶剤)、好ましくは10〜60重量%、更に好
ましくは30〜50重量%の極性有機溶剤が使用され
る。使用しうる有機溶剤の具体例としてはメタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール
類、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、等の有機酸類、
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、及び
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等のエステル類
を挙げることが出来る。反応溶媒に使用する水分は、p
H=7〜14、好ましくはpH=8〜11に保たれてい
るのが好ましい。アルカリ性を維持するために、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸
化マグネシウム、水酸化アルミニウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素
マグネシウム等の塩基性の無機塩、0.01〜0.5重
量倍(使用原料に対する重量比)、好ましくは0.05
〜0.3重量倍、特に好ましくは0.1〜0.2重量倍
を添加、又は上記の無機塩の飽和水溶液、0.01〜
0.5重量倍(使用原料に対する重量比)、好ましくは
0.05〜0.3重量倍、特に好ましくは0.1〜0.
2重量倍を添加しても良い。更に60〜80%ヒドラジ
ン水溶液、0.01〜0.5重量倍(使用原料に対する
重量比)、好ましくは0.05〜0.3重量倍、特に好
ましくは0.1〜0.2重量倍を添加しても良い。ラネ
ーニッケルの保存水、0.01〜0.5重量倍(使用原
料に対する重量比)、好ましくは0.05〜0.3重量
倍、特に好ましくは0.1〜0.2重量倍をそのまま使
用しても良い。
【0010】2−ニトロベンズアルデヒド類は、加熱溶
融するか、有機溶剤に溶かして、連続的、あるいは断続
的に反応中、仕込んでも良い。これに使用しうる有機溶
剤としては、メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール等のアルコール類、蟻酸、酢酸、プロピオン
酸、酪酸、等の有機酸類、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類、及び酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸プロピル等のエステル類を挙げることが出来る。溶解
させる時の割合は、2−ニトロベンズアルデヒド類に対
して有機溶剤0.1〜30倍(cc/g)、好ましくは
0.3〜10倍、更に好ましくは0.5〜1.5倍であ
る。溶解させる温度は30〜100℃、特に好ましくは
30〜70℃である。反応温度は、10〜150℃、好
ましくは30〜100℃、特に好ましくは40〜80℃
である。150℃を超えると副反応物が多くなる。10
℃未満では反応速度が遅い。反応水素圧は、2〜200
Kg/cm2 (ゲージ圧)、好ましくは2〜50Kg/
cm2 (ゲージ圧)、特に好ましくは3〜20Kg/c
m2 (ゲージ圧)である。
融するか、有機溶剤に溶かして、連続的、あるいは断続
的に反応中、仕込んでも良い。これに使用しうる有機溶
剤としては、メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール等のアルコール類、蟻酸、酢酸、プロピオン
酸、酪酸、等の有機酸類、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類、及び酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸プロピル等のエステル類を挙げることが出来る。溶解
させる時の割合は、2−ニトロベンズアルデヒド類に対
して有機溶剤0.1〜30倍(cc/g)、好ましくは
0.3〜10倍、更に好ましくは0.5〜1.5倍であ
る。溶解させる温度は30〜100℃、特に好ましくは
30〜70℃である。反応温度は、10〜150℃、好
ましくは30〜100℃、特に好ましくは40〜80℃
である。150℃を超えると副反応物が多くなる。10
℃未満では反応速度が遅い。反応水素圧は、2〜200
Kg/cm2 (ゲージ圧)、好ましくは2〜50Kg/
cm2 (ゲージ圧)、特に好ましくは3〜20Kg/c
m2 (ゲージ圧)である。
【0011】(セミバッチ方式での反応)2−ニトロベ
ンズアルデヒド類を、0.1〜30倍(cc/g)、好
ましくは、0.3〜10倍、特に好ましくは、0.5〜
1.5倍の上記した有機溶剤に加え、−5〜150℃、
好ましくは0〜100℃、特に好ましくは30〜70℃
に保持して溶解あるいは分散させる。又2−ニトロベン
ズアルデヒド類を、42〜150℃、好ましくは、43
〜100℃、特に好ましくは、45〜70℃に加熱し、
溶融液としてもよい。次にオートクレーブ中で触媒を、
1〜100重量%(対2−ニトロベンズアルデヒド
類)、好ましくは2〜40重量%、特に好ましくは5〜
30重量%を、水性有機溶剤(含水率は、1〜99重量
%(対有機溶剤)、好ましくは、10〜60重量%、特
に好ましくは30〜50重量%)に分散させ、十分に水
素置換し、水素圧2〜200Kg/cm2 (ゲージ
圧)、好ましくは2〜50Kg/cm2 、特に好ましく
は3〜20Kg/cm2 に保ち、反応温度を10〜15
0℃、好ましくは、30〜100℃、特に好ましくは、
40〜80℃に保持する。その後、2−ニトロベンズア
ルデヒド類を0.5〜20時間、好ましくは2〜10時
間かけて仕込む。同温度で、更に0.5〜2時間熟成を
かけて反応を完結させ、温度を20〜35℃まで徐冷
し、その後、撹拌を止め、1〜5時間、又は一夜静置す
る。
ンズアルデヒド類を、0.1〜30倍(cc/g)、好
ましくは、0.3〜10倍、特に好ましくは、0.5〜
1.5倍の上記した有機溶剤に加え、−5〜150℃、
好ましくは0〜100℃、特に好ましくは30〜70℃
に保持して溶解あるいは分散させる。又2−ニトロベン
ズアルデヒド類を、42〜150℃、好ましくは、43
〜100℃、特に好ましくは、45〜70℃に加熱し、
溶融液としてもよい。次にオートクレーブ中で触媒を、
1〜100重量%(対2−ニトロベンズアルデヒド
類)、好ましくは2〜40重量%、特に好ましくは5〜
30重量%を、水性有機溶剤(含水率は、1〜99重量
%(対有機溶剤)、好ましくは、10〜60重量%、特
に好ましくは30〜50重量%)に分散させ、十分に水
素置換し、水素圧2〜200Kg/cm2 (ゲージ
圧)、好ましくは2〜50Kg/cm2 、特に好ましく
は3〜20Kg/cm2 に保ち、反応温度を10〜15
0℃、好ましくは、30〜100℃、特に好ましくは、
40〜80℃に保持する。その後、2−ニトロベンズア
ルデヒド類を0.5〜20時間、好ましくは2〜10時
間かけて仕込む。同温度で、更に0.5〜2時間熟成を
かけて反応を完結させ、温度を20〜35℃まで徐冷
し、その後、撹拌を止め、1〜5時間、又は一夜静置す
る。
【0012】反応液から目的物を取り出すには例えば次
のように処理する。反応液を静置後、反応液と触媒を分
離し、反応液中に60〜80%ヒドラジン水溶液、0.
01〜1.0重量%(対2−ニトロベンズアルデヒド
類)、好ましくは、0.05〜0.5重量%を添加、け
い藻土、活性炭、0.1〜20重量%、好ましくは0.
5〜5重量%(対2−ニトロベンズアルデヒド類)で、
若干の溶剤中の浮遊物、又は、着色物を除去、濾別す
る。得られた濾液を、50〜300Torr、好ましく
は100〜200Torrに減圧し、液温が35〜75
℃、好ましくは50〜65℃にまるまで留去し、40〜
80℃、好ましくは50〜60℃で水、又はメタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の
極性有機溶剤5〜50重量%(対全溶媒量)、好ましく
は10〜30重量%を含む水溶液を加えて溶解し、徐
冷、晶析、使用した溶剤と同様のもので洗浄し、高純度
(LC(液体クロマトグラフィ−)における面積純度に
よる)の2−アミノベンジルアルコール類を得る。
のように処理する。反応液を静置後、反応液と触媒を分
離し、反応液中に60〜80%ヒドラジン水溶液、0.
01〜1.0重量%(対2−ニトロベンズアルデヒド
類)、好ましくは、0.05〜0.5重量%を添加、け
い藻土、活性炭、0.1〜20重量%、好ましくは0.
5〜5重量%(対2−ニトロベンズアルデヒド類)で、
若干の溶剤中の浮遊物、又は、着色物を除去、濾別す
る。得られた濾液を、50〜300Torr、好ましく
は100〜200Torrに減圧し、液温が35〜75
℃、好ましくは50〜65℃にまるまで留去し、40〜
80℃、好ましくは50〜60℃で水、又はメタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の
極性有機溶剤5〜50重量%(対全溶媒量)、好ましく
は10〜30重量%を含む水溶液を加えて溶解し、徐
冷、晶析、使用した溶剤と同様のもので洗浄し、高純度
(LC(液体クロマトグラフィ−)における面積純度に
よる)の2−アミノベンジルアルコール類を得る。
【0013】
【実施例】実施例によって本発明を更に具体的に説明す
るが、本発明がこれらの実施例のみに限定されるわけで
はない。
るが、本発明がこれらの実施例のみに限定されるわけで
はない。
【0014】実施例1 撹拌器、温度計を備えた300ccオートクレーブに、
メタノール 60cc、水 40cc、約5gの保存水
(pH=10.5)を含んだNDT−90(商品名、ラ
ネーニッケル、川研ファインケミカル(株)) 3.7
5g(金属)を加え、反応系内を十分に水素置換、80
℃に加熱後、水素圧 8.5Kg/cm2 (ゲージ圧)
に保ち、2−ニトロベンズアルデヒド 50gおよびメ
タノール45gから得られた溶液を、セミバッチ方式に
より3時間30分かけてオートクレーブ内に仕込んだ。
その後、30分間熟成し、水素の吸収が止まったのを確
認してから室温付近まで徐冷、静置し、上澄み液を50
0ccビーカーに移し、減圧濾過した。濾液に60%ヒ
ドラジン水溶液 0.5g、活性炭 1.0gを加え、
20分間撹拌、減圧濾過した。得られた濾液を150T
orrまで減圧、60℃まで加熱し、反応溶媒を留去し
た。残査として含水2−アミノベンジルアルコール溶液
62.3g(液体クロマト純度 87.5面積%)の粗
生成物を得た。上記全量に55〜60℃の湯 60g、
メタノール 20gを加えて、徐冷、5℃まで冷却して
十分に晶析させてから濾別し、精製品34.7gを得
た。収率 85.0%、液体クロマト純度99.7%。
メタノール 60cc、水 40cc、約5gの保存水
(pH=10.5)を含んだNDT−90(商品名、ラ
ネーニッケル、川研ファインケミカル(株)) 3.7
5g(金属)を加え、反応系内を十分に水素置換、80
℃に加熱後、水素圧 8.5Kg/cm2 (ゲージ圧)
に保ち、2−ニトロベンズアルデヒド 50gおよびメ
タノール45gから得られた溶液を、セミバッチ方式に
より3時間30分かけてオートクレーブ内に仕込んだ。
その後、30分間熟成し、水素の吸収が止まったのを確
認してから室温付近まで徐冷、静置し、上澄み液を50
0ccビーカーに移し、減圧濾過した。濾液に60%ヒ
ドラジン水溶液 0.5g、活性炭 1.0gを加え、
20分間撹拌、減圧濾過した。得られた濾液を150T
orrまで減圧、60℃まで加熱し、反応溶媒を留去し
た。残査として含水2−アミノベンジルアルコール溶液
62.3g(液体クロマト純度 87.5面積%)の粗
生成物を得た。上記全量に55〜60℃の湯 60g、
メタノール 20gを加えて、徐冷、5℃まで冷却して
十分に晶析させてから濾別し、精製品34.7gを得
た。収率 85.0%、液体クロマト純度99.7%。
【0015】実施例2 撹拌器、温度計を備えた300ccオートクレーブに、
メタノール 70cc、水 30cc、約8gの保存水
(pH=10.5)を含んだ前記NDT−906.0g
(金属)を加え、反応系内を十分に水素置換、60℃に
加熱後、水素圧 9.0Kg/cm2 (ゲージ圧)に保
ち、予め加熱溶融した2−ニトロベンズアルデヒド 6
0gを、セミバッチ方式により2時間かけてオートクレ
ーブ内に仕込んだ。その後、30分間熟成し、水素の吸
収が止まったのを確認してから室温付近まで徐冷、静置
し、上澄み液を500ccビーカーに移し、減圧濾過し
た。濾液に60%ヒドラジン水溶液 0.5g、活性炭
1.0gを加え、20分間撹拌、減圧濾過した。得ら
れた濾液を150Torrまで減圧、60℃まで加熱
し、反応溶媒を留去した。残査として含水2−アミノベ
ンジルアルコール溶液73.3g(液体クロマト純度
90.8面積%)の粗生成物を得た。これに55〜60
℃の湯 100gを加えて徐冷、5℃まで冷却して十分
に晶析させてから濾別し、精製品44.0gを得た。収
率 90.0%、液体クロマト純度99.8%。
メタノール 70cc、水 30cc、約8gの保存水
(pH=10.5)を含んだ前記NDT−906.0g
(金属)を加え、反応系内を十分に水素置換、60℃に
加熱後、水素圧 9.0Kg/cm2 (ゲージ圧)に保
ち、予め加熱溶融した2−ニトロベンズアルデヒド 6
0gを、セミバッチ方式により2時間かけてオートクレ
ーブ内に仕込んだ。その後、30分間熟成し、水素の吸
収が止まったのを確認してから室温付近まで徐冷、静置
し、上澄み液を500ccビーカーに移し、減圧濾過し
た。濾液に60%ヒドラジン水溶液 0.5g、活性炭
1.0gを加え、20分間撹拌、減圧濾過した。得ら
れた濾液を150Torrまで減圧、60℃まで加熱
し、反応溶媒を留去した。残査として含水2−アミノベ
ンジルアルコール溶液73.3g(液体クロマト純度
90.8面積%)の粗生成物を得た。これに55〜60
℃の湯 100gを加えて徐冷、5℃まで冷却して十分
に晶析させてから濾別し、精製品44.0gを得た。収
率 90.0%、液体クロマト純度99.8%。
【0016】実施例3 撹拌器、温度計を備えた300ccオートクレーブに、
メタノール 60cc、水 40cc、約8gの保存水
(pH=10.5)を含んだ上記NDT−903.75
g(金属)を加え、反応系内を十分に水素置換、80℃
に加熱後、水素圧 8.5Kg/cm2 (ゲージ圧)に
保ち、2−ニトロベンズアルデヒド50g およびメタ
ノール 45gから得られた溶液を、セミバッチ方式に
より3時間30分かけてオートクレーブ内に仕込んだ。
その後、30分間熟成し、水素の吸収が止まったのを確
認してから室温付近まで徐冷、静置し、上澄み液を50
0ccビーカーに移し、減圧濾過した。濾液に60%ヒ
ドラジン水溶液 0.5g、活性炭 1.0gを加え、
20分間撹拌、減圧濾過した。得られた濾液を150T
orrまで減圧、60℃まで加熱し、反応溶媒を留去し
た。残査として含水2−アミノベンジルアルコール溶液
62.3g(液体クロマト純度 86.9面積%)の粗
生成物を得た。これに55〜60℃の湯 50gおよび
イソプロパノール 30gを加えて徐冷、5℃まで冷却
して十分に晶析させてから濾別し、精製品32.6gを
得た。収率 80.0%、液体クロマト純度 99.7
%。
メタノール 60cc、水 40cc、約8gの保存水
(pH=10.5)を含んだ上記NDT−903.75
g(金属)を加え、反応系内を十分に水素置換、80℃
に加熱後、水素圧 8.5Kg/cm2 (ゲージ圧)に
保ち、2−ニトロベンズアルデヒド50g およびメタ
ノール 45gから得られた溶液を、セミバッチ方式に
より3時間30分かけてオートクレーブ内に仕込んだ。
その後、30分間熟成し、水素の吸収が止まったのを確
認してから室温付近まで徐冷、静置し、上澄み液を50
0ccビーカーに移し、減圧濾過した。濾液に60%ヒ
ドラジン水溶液 0.5g、活性炭 1.0gを加え、
20分間撹拌、減圧濾過した。得られた濾液を150T
orrまで減圧、60℃まで加熱し、反応溶媒を留去し
た。残査として含水2−アミノベンジルアルコール溶液
62.3g(液体クロマト純度 86.9面積%)の粗
生成物を得た。これに55〜60℃の湯 50gおよび
イソプロパノール 30gを加えて徐冷、5℃まで冷却
して十分に晶析させてから濾別し、精製品32.6gを
得た。収率 80.0%、液体クロマト純度 99.7
%。
【0017】
【発明の効果】高収率、高純度で経済的に、2−アミノ
ベンジルアルコール類を製造出来る製法が確立された。
ベンジルアルコール類を製造出来る製法が確立された。
Claims (6)
- 【請求項1】水性有機溶剤中、金属触媒の存在下、2−
ニトロベンズアルデヒド類を水添することを特徴とする
2−アミノベンジルアルコール類の製造方法。 - 【請求項2】水性有機溶剤が、アルコール類と水の混合
物である請求項1記載の2−アミノベンジルアルコール
類の製造方法。 - 【請求項3】反応中、2−ニトロベンズアルデヒド類を
断続的、あるいは連続的に添加することを特徴とする請
求項1乃至2のいずれか一項に記載の2−アミノベンジ
ルアルコール類の製造方法。 - 【請求項4】2−ニトロベンズアルデヒド類が次式
(1)で表され、 【化1】 (式中、R1 およびR2 は、水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基またはハロゲン原子を表し、R1 およびR2
は同種であっても、異なっていてもよい。)2−アミノ
ベンジルアルコール類が、次式(2)で表される化合物
である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の2−アミ
ノベンジルアルコール類の製造方法。 【化2】 (式中、R1 およびR2 は、式(1)におけるのと同じ
意味を表す。) - 【請求項5】金属触媒が、ラネーニッケルである請求項
1乃至4のいずれか一項に記載の2−アミノベンジルア
ルコール類の製造方法。 - 【請求項6】2−ニトロベンズアルデヒド類が、2−ニ
トロベンズアルデヒドである請求項1乃至5のいずれか
一項に記載の2−アミノベンジルアルコールの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7345117A JPH09157231A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 2−アミノベンジルアルコール類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7345117A JPH09157231A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 2−アミノベンジルアルコール類の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09157231A true JPH09157231A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18374402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7345117A Pending JPH09157231A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 2−アミノベンジルアルコール類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09157231A (ja) |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP7345117A patent/JPH09157231A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN112020498A (zh) | 一种布瓦西坦中间体、其制备方法及布瓦西坦的制备方法 | |
JPH10500940A (ja) | 不飽和アミノ化合物の製造方法 | |
CA2731195C (en) | Method for producing phenylalkane-1-ols | |
JPH0848661A (ja) | グリコロイルアニリド類の製造方法 | |
JPH09157231A (ja) | 2−アミノベンジルアルコール類の製造方法 | |
EP0829472B1 (en) | Improved process for producing 4-hydroxy-2-pyrrolidone | |
HU214942B (hu) | Eljárás N-helyettesített glicin-észterek és glicin, továbbá ezekből indoxil- és indigószármazékok előállítására | |
AU750745B2 (en) | A method of producing aminocyanoacetamide | |
JPH0920741A (ja) | ヒドロキシカルボン酸アニリドを製造する方法 | |
JP4389683B2 (ja) | トランス−4−アミノシクロヘキサンカルボン酸アルキルエステル塩酸塩の製造方法 | |
KR20020032589A (ko) | 할로겐화 일차 아민의 제조 | |
EP0570817B1 (de) | Verfahren zur Herstellung von 5-Chloroxindol | |
US7750153B2 (en) | Process for the preparation of didanosine using novel intermediates | |
PL196854B1 (pl) | Sposób syntezy kwasu 1-(aminometylo)cykloheksylooctowego | |
JP4213244B2 (ja) | ケト酸の精製方法 | |
JP4254093B2 (ja) | 5−ハロゲノインドールの製法 | |
JP3547017B2 (ja) | 2−アミノベンジルアルコール類の製造方法 | |
JP2004067592A (ja) | アミノ−フェニルピペリジンの製造法 | |
JPS61100551A (ja) | シクロアルキルアミノフエノ−ル誘導体の製造法 | |
JPH072809A (ja) | アミノチアゾール酢酸誘導体の新規製造法 | |
US5475140A (en) | Process for producing N,N-disubstituted p-phenylenediamine derivative sulfate | |
KR20010097299A (ko) | 인듐을 이용하여 니트로기를 아민기로 환원시키는 방법 | |
JPH0578346A (ja) | オクタヒドロクマリン類の製造方法 | |
JP4314602B2 (ja) | 光学活性3−ヒドロキシピロリジン誘導体の製造方法 | |
JP4099630B2 (ja) | パーフルオロアルキル化合物の製造方法 |