JPH1048U - 電気二重層コンデンサ - Google Patents

電気二重層コンデンサ

Info

Publication number
JPH1048U
JPH1048U JP005799U JP579997U JPH1048U JP H1048 U JPH1048 U JP H1048U JP 005799 U JP005799 U JP 005799U JP 579997 U JP579997 U JP 579997U JP H1048 U JPH1048 U JP H1048U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
outer case
capacitor
lead
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP005799U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2597724Y2 (ja
Inventor
敏一 神保
好克 木村
英雄 伊東
孝史 富沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elna Co Ltd filed Critical Elna Co Ltd
Priority to JP1997005799U priority Critical patent/JP2597724Y2/ja
Publication of JPH1048U publication Critical patent/JPH1048U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2597724Y2 publication Critical patent/JP2597724Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 表面実装時の安定性を高めるとともに、コン
デンサセルをハンダ付け時の熱から保護する。 【解決手段】 コイン状をなす少なくとも一つのコンデ
ンサセルを含み、同コンデンサセルの各電極面にリード
端子6,7,をそれぞれ取り付け、リード端子との自由
端側を上記電極面とほぼ直角をなす同一方向に折り曲げ
てなる電気二重層コンデンサ本体を収納する凹部を有
し、同凹部の底部に少なくとも一つの端子挿通孔が穿設
されている耐熱性で電気絶縁性材料からなる外装ケース
20とを備え、コンデンサ本体は外装ケースの凹部内に
おいて充填固化される封入樹脂により封入されており、
一方のリード端子は端子挿通孔を挿通され、その先端部
が外装ケースの底面の端子案内溝に沿って折り曲げられ
ているとともに、他方のリード端子は外装ケースの外側
面に沿って延在し、かつ、その先端部が上記ケース底面
を含む平面に沿って他のリード端子とは反対方向に折り
曲げられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電気二重層コンデンサに関し、さらに詳しく言えば、プリント基板へ の表面実装に好適な電気二重層コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気二重層コンデンサは、コイン状をなすコンデンサセルを最小単位とし、用 途に応じてその複数個が積層された状態で用いられるが、それ自体には端子部材 が設けられていないため、例えばプリント基板へ実装するにあたっては、その各 電極面にリード端子を取り付けるようにしている。
【0003】 図7および図8には、その従来例としてのコンデンサ本体1が示されている。 すなわち、同コンデンサ本体1は、2つのコンデンサセル2,3を積層してなる もので、これによると、一方のコンデンサセル2の例えば陽極面2a側にカップ 状のカップリング部材4が取り付けられており、同カップリング部材4に他方の コンデンサセル3の陰極面3b側が嵌着されている。
【0004】 このコンデンサ本体1の周りには、熱収縮性でかつ電気絶縁性樹脂からなるス リーブ5が被せられ、積層体の両端に位置する陰極面2bと陽極面3aとにリー ド端子6,7がそれぞれ取付けられる。
【0005】 ここで、コンデンサセル2,3のケース、カップリング部材4およびリード端 子6,7はステンレス材よりなるため、それらの取り付けは例えばレーザー溶接 によって行なわれる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
表面実装に適用するには、各リード端子6,7の自由端側を各電極面2b,3 aとほぼ直交する同一方向に折り曲げ、さらにその各先端部6a,7aを実装す る基板面と平行となるように直角に折り曲げるようにしている。
【0007】 すなわち、この先端部6a,7aには予めハンダメッキ(もしくはスズメッキ )が施されていて、同部位がハンダ付けされることになる。
【0008】 しかしながら、従来用いられているリード端子6.7は、基板のスルーホール に差し込むように、その先端部6a,7aがピン状に細く形成されているため、 その部分をただ曲げるだけでは実装時の安定性に欠け、実用的ではない。
【0009】 また、電気二重層コンデンサは、用いられているガスケットやセパレータなど の材質(例えば、ポリプロピレン)からして熱に弱いため、リフローなどの自動 ハンダ付けが行えないという欠点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の欠点を解決するためになされたもので、その構成上の特徴 は、コイン状をなす少なくとも一つのコンデンサセルを含み、同コンデンサセル の各電極面にリード端子をそれぞれ取り付けるとともに、その各々のリード端子 の自由端側を上記電極面とほぼ直角をなす同一方向に折り曲げてなるコンデンサ 本体を備えた電気二重層コンデンサであって、上記コンデンサ本体を収納する凹 部を有する耐熱性で電気絶縁性材料からなる外装ケースを備え、上記コンデンサ 本体は同外装ケースの凹部内において同凹部に充填固化される封入樹脂により封 入されているとともに、上記一方のリード端子は、上記凹部の底部に穿設された 端子挿通孔に挿通し、その先端部を上記外装ケースの底面に沿って折り曲げると ともに、上記他方のリード端子は上記外装ケースの外側面に沿って延在させ、か つ、その先端部を上記ケース底面に沿って上記一方のリード端子とは反対方向に 折り曲げることにある。
【0011】
【作用】
コンデンサ本体は外装ケースを介してプリント基板上に実装されることになる ため、その実装時の安定性が高められる。
【0012】 また、コンデンサセルは外装ケースの凹部内に収納され、さらに樹脂によって 封止されるため、耐熱性に優れ、リフローなどの自動ハンダ付けを行うことがで きる。
【0014】
【実施例】
まず、図1および図2を参照しながら本考案に係る実施例を説明する。なお、 同実施例においてもコンデンサ本体1およびリード端子6,7の構成については 、先に説明の従来例と同様であるため、ここではその説明を省略する。また、同 図にはコンデンサ本体1にはスリーブ5が設けられていないが、この実施例にお いて同スリーブ5の有無は特に問題とならない。
【0015】 この電気二重層コンデンサにおいては、耐熱性で電気絶縁材料(PPS,ナイ ロンなどの熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂)からなり、コンデンサ本体1を収 納し得る凹部21を有する外装ケース20を備えているが、この場合、同凹部2 1の底部には、一方のリード端子7を挿通するための端子挿通孔22が穿設され ている。
【0016】 また、外装ケース20の底面側には、リード端子7の先端部7aを収納しなが ら引き出すための端子案内溝23が形成されている。同端子案内溝23の深さは 適宜選択することができるが、リード端子7の先端部7aの外表面が外装ケース 20の底面外表面と面一となるような深さであることが好ましい。
【0017】 これとは別に、同端子案内溝23は、リード端子7の先端部7aの外表面が外 装ケース20の底面外表面から突出しないような深さであっても良い。
【0018】 組立に際しては、コンデンサ本体1をそのリード端子7を下側にして外装ケー ス20の凹部21内に収納する。
【0019】 その際、リード端子7を端子挿通孔22に挿通する一方で、他方のリード端子 6を外装ケース20の外側面に沿わせる。
【0020】 そして、リード端子7の先端部7aを端子案内溝23に沿って折り曲げるとと もに、リード端子6の先端部6aをケース底面を含む平面に沿って折り曲げた後 、凹部21内に耐熱性樹脂24を充填して固化させて、同樹脂24内にコンデン サ本体1を封入する。なお、樹脂を充填して固化させた後に、リード端子6,7 の各先端部6a,7aを折り曲げても良い。各先端部6a,7aは反対方向に折 り曲げられ延在する。
【0021】 上記実施例にしたがって定格5.5V0.22Fの電気二重層コンデンサを1 0個試作し、他方図8に示されるような非外装で同定格の電気二重層コンデンサ (従来品)を同数用意し、これらについて次のような耐熱テストを行った。 すなわち、240℃の不活性溶液の蒸気雰囲気中に30秒間放置し、そのテス ト前とテスト後の等価直列抵抗(ESR)をそれぞれ測定したところ、本考案品 によれば耐熱特性が大幅に改善された。
【0022】 上記の実施例では、従来例と同じリード端子6,7を用いているが、図3ない し図6に例示されているような別のリード端子を用いることもできる。なお、こ れらの図には一方のリード端子しか示されていないが、他方のリード端子も同様 に形成されているものと理解されたい。
【0023】 まず、図3を参照すると、このリード端子30は、電極面に溶接されるほぼ十 字状に形成された溶接部を有する所定幅の端子本体31を備えている。この場合 、同端子本体31は、その所定部位から実装基板側に向けてほぼ直角に折り曲げ られた脚部32を含み、同脚部32の先端部には、実装基板のハンダ付け面に対 してほぼ平行となるように折り曲げられたハンダ付け部33が連設されている。
【0024】 なお、このリード端子30はステンレス材からなるが、そのハンダ付け部33 にはハンダメッキやスズメッキが施されている。
【0025】 このハンダ付け部33はその側方に張り出すように連設されたフランジ33a ,33aを有し、全体としてその幅が端子本体31の脚部32の幅よりも大きく されている。このフランジ33aは片方だけでも良い。また、同フランジ33a の形状について、図示のものは矩形状であるが、台形や円弧状であっても良い。
【0026】 次に、図4ないし図6にはハンダ付け部33の変形例が示されている。すなわ ち、図4の変形例においては、ハンダ付け部33はリード端子31の脚部32と ほぼ同じ幅であるが、その端縁に切欠き溝33bが形成されている。同切欠き溝 33bに代えて、図5の変形例に示されているように、ハンダ付け部33に透孔 33cを穿設しても良い。
【0027】 これらの各変形例によれば、ハンダ付け性がより改善される。また、図4に例 示されているように、プリント基板40側にピン41を立て、同ピン41に切欠 き溝33bもしくは透孔33cを係合させることにより、実装時の位置決めを行 うことができる。
【0028】 図6には、図3の変形例と図4の変形例とを組み合わせた別の変形例が示され ている。すなわち、両側方に広がるフランジ33a,33aを有するハンダ付け 部33の端縁に切欠き溝33bが形成されている。
【0029】 この最後の変形例によれば、実装時の安定性およびハンダ付け性がともに改善 されるとともに、基板に対する位置決めをも容易に行うことができる。この変形 例の組み合わせは任意であって、このほかに図示されていないが、例えば図3の 変形例と図5の変形例とを組み合わせても、上記変形例と同様な効果が得られる 。
【0030】 なお、この切欠き溝33bおよび透孔33cは、必ずしも両方のリード端子に 設けられる必要はなく、いずれか一方に設けられても良い。また、例えば一方の リード端子に切欠き溝33bを形成し、他方のリード端子に透孔33cを穿設す るようにしても良い。
【0031】 一方、このリード端子30を適用する場合、端子案内溝23は同リード端子3 0のハンダ付け部33を収納し得る形状とされることが好ましい。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、コンデンサ本体を外装ケースの凹部内 に収納し、かつ、同凹部内において耐熱性の樹脂にて封入したことにより、表面 実装時の安定性が高められるとともに、コンデンサ本体がハンダ付け時の熱から も効果的に保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る電気二重層コンデンサの
コンデンサ本体と外装ケースとを分離して示した断面
図。
【図2】同実施例に係る電気二重層コンデンサの断面
図。
【図3】本考案に適用し得るリード端子の変形例を示し
た斜視図。
【図4】本考案に適用し得るリード端子の変形例を示し
た要部斜視図。
【図5】本考案に適用し得るリード端子の変形例を示し
た要部斜視図。
【図6】本考案に適用し得るリード端子の変形例を示し
た要部斜視図。
【図7】従来例としての電気二重層コンデンサを示した
分解斜視図。
【図8】同従来例の断面図。
【符号の説明】
1 コンデンサ本体 2,3 コンデンサセル 4 カップリング部材 6,7 リード端子 6a,7a 先端部 10,20 外装ケース 11,21 凹部 12 突起 13 係合溝 15,24 封入樹脂 30 リード端子
フロントページの続き (72)考案者 富沢 孝史 神奈川県藤沢市辻堂新町2丁目2番1号 エルナー株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイン状をなす少なくとも一つのコンデ
    ンサセルを含み、同コンデンサセルの各電極面にリード
    端子をそれぞれ取り付けるとともに、その各々のリード
    端子の自由端側を上記電極面とほぼ直角をなす同一方向
    に折り曲げてなるコンデンサ本体を備えた電気二重層コ
    ンデンサと、上記コンデンサ本体を収納する凹部を有す
    るとともに、同凹部の底部に少なくとも一つの端子挿通
    孔が穿設されている耐熱性で電気絶縁性材料からなる外
    装ケースとを備え、上記コンデンサ本体は同外装ケース
    の凹部内において同凹部に充填固化される封入樹脂によ
    り封入されており、上記一方のリード端子は上記端子挿
    通孔を挿通され、その先端部が上記外装ケースの底面の
    端子案内溝に沿って折り曲げられているとともに、上記
    他方のリード端子は上記外装ケースの外側面に沿って延
    在し、かつ、その先端部が上記ケース底面を含む平面に
    沿って上記一方のリード端子とは反対方向に折り曲げら
    れていることを特徴とする電気二重層コンデンサ。
JP1997005799U 1997-06-19 1997-06-19 電気二重層コンデンサ Expired - Lifetime JP2597724Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997005799U JP2597724Y2 (ja) 1997-06-19 1997-06-19 電気二重層コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997005799U JP2597724Y2 (ja) 1997-06-19 1997-06-19 電気二重層コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1048U true JPH1048U (ja) 1998-02-20
JP2597724Y2 JP2597724Y2 (ja) 1999-07-12

Family

ID=18527812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997005799U Expired - Lifetime JP2597724Y2 (ja) 1997-06-19 1997-06-19 電気二重層コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2597724Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002190427A (ja) * 2000-10-11 2002-07-05 Sii Micro Parts Ltd リフローはんだ付け実装可能な電気二重層キャパシタおよびその製造方法
JP2018064051A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 株式会社トーキン 電気二重層コンデンサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002190427A (ja) * 2000-10-11 2002-07-05 Sii Micro Parts Ltd リフローはんだ付け実装可能な電気二重層キャパシタおよびその製造方法
JP2018064051A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 株式会社トーキン 電気二重層コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2597724Y2 (ja) 1999-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6771486B2 (en) Storage cell for surface mounting
US8325464B2 (en) Coin type electric double-layered capacitor, and capacitor-packaged element
JPH1048U (ja) 電気二重層コンデンサ
JPH0528025U (ja) 電気二重層コンデンサ
JPH0315330B2 (ja)
JPH0528022U (ja) 電気二重層コンデンサ
JP4066709B2 (ja) 面実装用コイン形蓄電セル
JPH0310662Y2 (ja)
JP2765068B2 (ja) 電子部品
JP3424329B2 (ja) 電子部品
JPH0363805B2 (ja)
JP3123242B2 (ja) 電子部品
JPH034021Y2 (ja)
JP3562571B2 (ja) 電子部品
JPH0528023U (ja) 電気二重層コンデンサ
JP2946669B2 (ja) チップ形アルミ電解コンデンサ
JPH0543283B2 (ja)
JPH0338015A (ja) 電子部品
JP3644978B2 (ja) 可変抵抗器
JPH08236402A (ja) 電解コンデンサ
JPH0528026U (ja) 電気二重層コンデンサ
JP2000331870A (ja) 電子部品
JP2626770B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JPH1154355A (ja) チップ形コンデンサ
JP2000269082A (ja) チップ形コンデンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990414