JP2626770B2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサ

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JP2626770B2
JP2626770B2 JP62263941A JP26394187A JP2626770B2 JP 2626770 B2 JP2626770 B2 JP 2626770B2 JP 62263941 A JP62263941 A JP 62263941A JP 26394187 A JP26394187 A JP 26394187A JP 2626770 B2 JP2626770 B2 JP 2626770B2
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capacitor
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和生 関谷
洋一 青島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヒューズ機構を内蔵する固体電解コンデン
サに関するものである。
(従来の技術) 従来、固体電解コンデンサにおいては、コンデンサ素
子の短絡を防止する目的で、コンデンサ内部にヒューズ
機構を備えた構造が提案されていた。すなわち、第5図
に示すように、コンデンサ素子11の陽極から引出した陽
極引出し線11−aに、半田付け可能なL字型の陽極引出
しリード線12を溶接により接続し、かつコンデンサ素子
11の最外層の陰極導電層11−bに、陰極引出しリード線
13をヒューズ部材14を介して半田付けにより接続し、そ
してコンデンサ素子11全体をヒューズ部材14を含めて外
装樹脂15により覆うことにより構成されていた。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の構造は、焼結型コンデンサ素子のヒュ
ーズ機構として考案されたものであり、捲回型コンデン
サ素子への適用は困難であった。すなわち、コンデンサ
素子の周囲に陰極導電層を設けなければならないため、
構造的に複雑である上に、接続部での接触抵抗が増大
し、製品特性が悪化するおそれがあり、したがって、捲
回型コンデンサ素子を用いた固体電解コンデンサにはヒ
ューズ機構は内蔵されていなかった。しかし、実際に捲
回型コンデンサ素子を回路部品として使用する場合は、
異常状態が発生した場合、すなわち回路の異常やコンデ
ンサ自身の異常により短絡状態となった場合、内部のコ
ンデンサ素子に過電流が流れ、発熱して基板や近接した
他の部品に悪影響を与えるおそれがある。また、例えば
固体電解質としてTCNQ塩を用いた場合には、コンデンサ
素子の発熱によりTCNQ塩が熱分解を起こし、人体に有害
なHCNガス等を発生する危険性がある。そこで、回路に
使用する場合には、コンデンサと直列にヒューズを接続
しておく配慮が必要であった。
しかし、従来においては、ヒューズと外部引出しリー
ド線を接続する場合、外部引出しリード線の端子板側の
端をそのまま端子板の穴に差し込んだり、あるいは端子
板の裏側まで余分に差し込み、その余分な部分を折り曲
げたりしていたが、このような外部引出しリード線の端
末処理を行うと、製造工程上、外部引出しリード線が端
子板に対して不安定になったり、工数が増加するため、
量産実用化は困難になるという欠点があった。
本発明は、上記従来の欠点を解決するもので、捲回型
コンデンサ素子を用いた固体電解コンデンサにヒューズ
を内蔵し、コンデンサ単体で異常発生時の発熱を防止す
ることができる固体電解コンデンサを提供することを目
的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の固体電解コンデ
ンサは、捲回型コンデンサ素子より引出された陽極,陰
極引出しリード線を、前記コンデンサ素子に隣接したプ
リント配線板からなる端子板にそれぞれ接続し、前記端
子板上にヒューズ部材を設け、前記陽極,陰極引出しリ
ード線の何れか一方を前記ヒューズ部材を介して、前記
端子板側の端にヘッダー加工を施して端子板に固定され
た引出しリード線に接続したものである。
(作 用) 上記構成によれば、捲回型コンデンサ素子を用いた固
体電解コンデンサにヒューズ機構を内蔵させることがで
き、そして異常発生時にはヒューズ部材が溶断し、これ
により、コンデンサ素子は電気的にオープン状態となる
ため、コンデンサの発熱を防止することができ、したが
って、他の部品に悪影響を与える心配もなく、コンデン
サから有害なガスが発生する危険性も回避できる。ま
た、端子板に固定される引出しリード線は端子板側の端
にヘッダー加工を施しているため、この引出しリード線
の端子板への固定も安定して確実に行える。さらに、固
体電解コンデンサの製造工程が簡略化できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を、第1図ないし第4図に基
づいて説明する。
第1図は、本発明の固体電解コンデンサの構造を示す
斜視図である。同図において、捲回型コンデンサ素子1
より引出された陰極引出しリード線1−bは、プリント
配線板から構成される端子板2のランド部に半田付けに
より接合され、そしてランド部に半田付けされたヒュー
ズ部材3を介して、コンデンサ素子1の外部方向に端子
板2からストレート形状の端子板陰極引出しリード線4
が引出される。1−aは陽極引出しリード線であり、端
子板2に設けられた孔を貫通して直接コンデンサ素子1
の外部に引出される。さらに、端子板2を含めコンデン
サ素子全体に金属ケース・樹脂などで外装5を施す。こ
こでは陰極側にヒューズ部材3を接続したが、陽極側に
接続する構造であってもよい。
ここで、第1図の端子板2を構成するプリント配線板
は、第2図(a),(b)に示すように、基板6上に2
つのランド部7,8、陽,陰極引出し孔9−a,9−b,端子板
陰極引出しリード固定孔10が配置されたものである。端
子板2は、第3図(a),(b)に示すように、プリン
ト配線板のランド部7,8の間にヒューズ部材3を半田付
けにより接続し、陰極引出し孔9−bを通してランド部
7に陰極引出しリード線1−bを半田付けにより接続
し、さらに、端子板陰極引出しリード固定孔10に端子板
2側の端がストレート形状の端子板陰極引出しリード線
4を挿入して、半田付けによりランド部8に接続するこ
とによって構成される。
次に、本発明の実施例における端子板陰極引出しリー
ド線4は、第4図(a),(b)に示すように、一方の
端にヘッダー加工を施してリード線の太さより大きいヘ
ッド部を設け、そしてこのヘッダー加工した端の方を端
子板2側とすることにより、端子板2への固定が安定し
て確実に行える構造にしている。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、従来、ヒューズ機構の
内蔵が困難であった捲回型コンデンサ素子を用いた固体
電解コンデンサにおいても、ヒューズ部材を基板上に装
着することによってヒューズ機構の内蔵が容易となり、
また端子板陰(陽)極引出しリード線は、一方の端にヘ
ッダー加工を施してリード線の太さより大きいヘッド部
を設け、そしてこのヘッダー加工した端の方を端子板側
にして端子板と固定するようにしているため、端子板へ
の固定が安定して確実に行え、これにより、ヒューズ機
構を内蔵する捲回型コンデンサ素子を用いた固体電解コ
ンデンサの量産実用化も容易になり、その実用上の効果
は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による固体電解コンデンサの
構造を示す斜視図、第2図(a),(b)は同固体電解
コンデンサに内蔵するプリント配線板の平面図と側面
図、第3図(a),(b)は同固体電解コンデンサに内
蔵する端子板の平面図と断面図、第4図(a),(b)
は同端子板陰極引出しリード線の側面図と斜視図、第5
図は従来のヒューズ機構を内蔵する固体電解コンデンサ
の構造を示した斜視図である。 1……捲回型コンデンサ素子、1−a……陽極引出しリ
ード線、1−b……陰極引出しリード線、2……端子
板、3……ヒューズ部材、4……端子板陰極引出しリー
ド線、5……外装、6……基板、7,8……ランド部、9
−a……陽極引出し孔、9−b……陰極引出し孔、10…
…端子板陰極引出しリード固定孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】捲回型コンデンサ素子より引出された陽
    極,陰極引出しリード線を、前記コンデンサ素子に隣接
    したプリント配線板からなる端子板にそれぞれ接続し、
    前記端子板上にヒューズ部材を設け、前記陽極,陰極引
    出しリード線の何れか一方を前記ヒューズ部材を介し
    て、前記端子板側の端にヘッダー加工を施して端子板に
    固定された引出しリード線に接続したことを特徴とする
    固体電解コンデンサ。
JP62263941A 1987-10-21 1987-10-21 固体電解コンデンサ Expired - Lifetime JP2626770B2 (ja)

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