JP3644978B2 - 可変抵抗器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、電子機器に取り付けられる可変抵抗器であって、電極に取り付けられた端子を有した可変抵抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば可変抵抗器の端子の取り付け構造は、図10に示すように、基板1の端縁部に透孔2を設け、その透孔2に端子3から起立して設けられた係合ピン4を嵌合するとともに、端子3のコ字形の取り付け部5を、基板1の端縁部に嵌め込んで取り付けていた。この端縁部には、可変抵抗器の一対の電極6が形成されており、上記取り付け部5を上述のように嵌め込むことにより、上記取り付け部5と電極6とが接続される。そして、取り付け部5と電極6を、ハンダ7によりハンダ付けして電気的接続および機械的固定が成されていた。また、このハンダ付け時に用いられたフラックスは、後に、フロン洗浄により除去されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の場合、ハンダ付け時に使用したフラックスは、フロン洗浄により除去されているが、近年オゾン層の破壊等の環境問題から、このフロンの使用を削減する方向にあり、将来的には無くす必要がある。また、ハンダ付けにおいてフラックス除去は必須であり、フロンに代わる同等の機能を有した、無害な洗浄剤もいまだ提供されていないという問題がある。
【0004】
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みて成されたもので、電気的接続及び機械的接続に対する信頼性が高く、端子接続にハンダ付け工程を必要とせず、組立工程も少ない可変抵抗器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、絶縁体の基板と、この基板の端縁部に形成された電極と、この電極に取り付けられるコ字形の取り付け部が形成された端子とを設け、この端子の取り付け部のコ字形部分の間隔は上記電極が形成された部分の基板厚さより狭く形成され、上記コ字形部分の一方の端部は上記電極と比較して幅狭に形成された接続片として設けられ、この取り付け部を上記基板の端縁部の電極に弾性的に嵌め込み、この取り付け部の接続片と上記電極面とを覆うようにエポキシ系接着剤により固定して成る可変抵抗器である。上記基板の上記電極には凹部が形成され、この電極に上記凹部を塞いでコ字形の端子が取り付けられる。また、上記接続片を、取り付け方向に複数の接続片に分割して設け、この分割された接続片を覆うように上記接着剤を塗布して成る可変抵抗器である。
【0006】
【作用】
この発明の可変抵抗器は、端子の取り付け部が基板の電極に対して弾性的に嵌め込まれて電気的接続が図られ、さらに、この取り付け部をエポキシ系接着剤により電極と固着し、機械的強度を確保しているものである。特に、取り付け部の接続片を複数に分割して電極に接続させることにより、電気的接続の確実性をより高いものにすることができる。
【0007】
【実施例】
以下この発明の実施例について図面に基づいて説明する。図1〜図5は、この発明の第一実施例を示し、この実施例の可変抵抗器は、基板10の表面に、円弧状に抵抗体12が印刷形成されており、この抵抗体12の両端に銀塗料等で電極14が印刷形成されている。
【0008】
そして、基板10の端縁部の電極14には、端子20の取り付け部22が接続されている。この取り付け部22は、コ字形に形成され、コ字形の部分の間隙の幅は、基板10の端縁部の厚さよりも狭く形成され、電極14が形成された基板10の端縁部及び電極14を、取り付け部22が弾性的に挟持可能なものである。さらに、取り付け部22の、電極14に接続する接続片23及び基板10の裏面に当接する部分は、各々わずかにくの字状に内側に折れ曲がっており、取り付け部22と電極14が確実に接触するように形成されている。取り付け部22の接続片23の短手方向の幅は、取り付け部22の基板10裏面側に位置した部分の幅よりも狭く、電極14の幅よりも狭いものである。
【0009】
この取り付け部22の接続片23と電極14は、各電極14毎に例えばエポキシ系の接着剤24により覆われている。接着剤24は、電極14の幅よりも狭い接続片23の両側の電極14表面及び接続片23の表面に塗布され、電極14と接続片23を電気的に接続するとともに機械的に強固に接着固定している。
【0010】
また、この実施例の可変抵抗器は、図2,図3,図5に示すように、抵抗体12上を接点が摺動する摺動子30を有し、この摺動子30を形成する金属板は、深絞り成形により、一体的に回転軸32も形成しており、基板10の中央部の透孔18に、この回転軸32が嵌合されている。この回転軸32は、基板10の裏面側で、中端子34の取り付け部36に係合するように外側に折り返されている。この折り返し部は、図5に示すように、十字状の折り返し片38から成り、これを四方に折り返して回転軸32の抜け止めとなっている。
【0011】
この可変抵抗器は、図1ないし図3に示すように、摺動子30を覆う樹脂製のキャップ40を有しており、このキャップ40は、裏側に摺動子30の収納部42を有している。収納部42内には、摺動子30の係合片31が係合し、このキャップ40とともに回動させるための係合凹部44が設けられている。このキャップ40には、その裏面中央部から突出した回動軸45が一体的に成形されており、この回動軸45は、上記回転軸32内に挿通可能に形成され、その中央部から先端にかけて二又に形成され、その先端部には、基板裏面側で上記折り返し片38に係合するつば部46が、二又状の先端部の各々に設けられている。また、このキャップ40の表側には、ドライバースロット48が形成され、裏側の回動軸45の二又状の部分も裏面側からのドライバースロット49として設けられているものである。このキャップ40は、回動軸45のつば部46を、弾性変形させて回転軸32内に挿通させて取り付けるものである。
【0012】
この実施例の可変抵抗器の端子の組み立ては、基板10の所定の端縁部に形成された電極14に、図4に示すように、端子20の取り付け部22を嵌め込む。この後、電極14と取り付け部22の接続片23上に接着剤24を塗布し、乾燥させて出来上がる。この時、できるだけ接着剤24が、端子20の先端部に流れ落ちないようにする。従って、接着剤24は粘度の高いものが好ましい。
【0013】
この実施例の可変抵抗器によれば、端子20のハンダ付け部を無くし、取り付け部22が弾性的に電極14に接続し、接着剤24により、端子20の機械的強度も高いものにすることができる。そして、フロン洗浄工程も無くすことができ、製造工程を簡略化することができるものである。
【0014】
次に、この発明の第二実施例について図6を基にして説明する。ここで、上述の実施例と同様の部材については説明を省略する。この実施例の可変抵抗器は、基板10の端縁部の電極14が形成された部分に、透孔16が形成され、この透孔16に端子20のく字状に折れた取り付け部22がわずかに食い込むように嵌め込まれたものである。
【0015】
この実施例の可変抵抗器によっても、上記第一実施例と同様の効果が得られ、さらに、端子20の取り付け部22の接続片23がより確実に電極14に当接し、接着剤24による接着強度も高いものにすることができる。
【0016】
次に、この発明の第三実施例について図7〜図9を基にして説明する。ここで、上述の実施例と同様の部材については同一符号を付して説明を省略する。この実施例の可変抵抗器は、電極14に当接する取り付け部22の接続片23が、その嵌合方向にスリット50により2本に分割されているものである。また、この実施例の可変抵抗器は、図8に示すように、キャップ40の回動軸45を、上記回転軸32内に弾性変形させて挿通した後、回転軸32の折り返し片38に係合した先端部のつば部46を、さらに溶融して広がり部46aを形成し、キャップ40の取り付けを確実にしているものである。広がり部46aの形成に際しては、ドライバースロット49が潰れないように、ドライバースロット49に嵌合する治具を用いて溶融する。
【0017】
この実施例の可変抵抗器によっても、上記第一実施例と同様の効果が得られ、さらに、接続片23が2本に分割されていることにより、接続片23と電極14との電気的接続がより確実なものとなる。即ち、例えば、接続片23が1枚の場合、電極14との間にほこり等を噛んでしまうと、電極14との電気的接続が絶たれてしまうが、接続部23が2本になっていることにより、一方の接続片23の接続が不確実でも他方の接続片23が確実に接続されていれば、電気的接続が確実に成され、きわめて高い信頼性を得ることができる。
【0018】
なお、この発明の端子の取り付け構造は、上記実施例に限定されず、接着剤の種類もエポキシ系の合成樹脂であれば良く、絶縁性または導電性等を適宜選択できるものである。また、基板の片面または両面にくぼみを形成して、端子の取り付け部を嵌め込ませても良く、溝や凹凸面等に取り付け部を嵌め込ませるものでも良い。また、接着剤が端子部分に流れ落ちないものであれば、表面実装型の可変抵抗器にも利用できるものである。また、取り付け部の接続片の本数は、適宜設定可能なものである。
【0019】
【発明の効果】
この発明の可変抵抗器は、端子の取り付け部と電極を弾性的に接続しエポキシ系接着剤により覆って固定したので、ハンダ付けが不要となり、フロン洗浄工程を無くすことができるものである。さらに、ハンダ付け時の加熱もなく、熱による各部への悪影響も無くすことができるものである。また、取り付け部の接続片を複数にすることにより、電極との電気的接続が確実なものとなり、信頼性の高いものにすることができる。さらに、この発明の可変抵抗器は、ハンダ付け工程がなく、組立が容易であり各部品も強固に取り付けられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第一実施例の可変抵抗器の平面図である。
【図2】 この実施例の可変抵抗器の正面図である。
【図3】 図1のA−A断面図である。
【図4】 この実施例の基板及び端子の取り付け部の部分破断斜視図である。
【図5】 この実施例の可変抵抗器の底面図である。
【図6】 この発明の第二実施例の端子取付部及び基板の部分縦断面図である。
【図7】 この発明の第三実施例の可変抵抗器の平面図である。
【図8】 この実施例の可変抵抗器の正面図である。
【図9】 この実施例の基板及び端子の取り付け部の部分破断斜視図である。
【図10】 従来の技術を示す部分破断縦断面図である。
【符号の説明】
10 基板
14 電極
20 端子
22 取り付け部
23 接続片
24 接着剤

Claims (3)

  1. 絶縁体の基板と、この基板の端縁部に形成された電極と、この電極に取り付けられるコ字形の取り付け部が形成された端子とを設け、この端子の取り付け部のコ字形部分の間隔は上記電極が形成された部分の基板厚さより狭く形成され、上記コ字形部分の上記電極面に接する接続片の短手方向の幅は、上記取り付け部の上記基板裏面側に位置した部分の幅よりも狭く、上記電極と比較して幅狭に形成され、上記取り付け部の接続片を上記基板の端縁部の電極に当接して弾性的に嵌め込み、この取り付け部の接続片とその両側の上記電極面とを各電極毎に覆うようにエポキシ系接着剤を設け、上記接続片を上記電極に電気的に接続させて接着固定して成ることを特徴とする可変抵抗器。
  2. 上記基板の上記電極には凹部が形成され、この電極に上記凹部を塞いでコ字形の端子が取り付けられることを特徴とする請求項1記載の可変抵抗器。
  3. 上記接続片を、取り付け方向に複数の接続片に分割して設け、この分割された接続片を覆うように上記接着剤を塗布して成ることを特徴とする請求項1または2記載の可変抵抗器。
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