JP3623690B2 - チップ型可変抵抗器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップ型可変抵抗器に関し、特に、半固定型のチップ型可変抵抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のチップ型可変抵抗器について説明すると、図5は、従来のチップ型可変抵抗器を示す分解斜視図であり、図6は従来のチップ型可変抵抗器の下面図であり、また図7は、従来のチップ型可変抵抗器をプリント配線基板に取り付けた状態を示す断面図である。
【0003】
図5,図6、図7において、絶縁基板31は、セラミック材から成り、略矩形に焼成加工され、上面31aと、下面31bと、四方を囲む側面31c1〜31c4と、上面31aから下面31bに貫通する中央近傍に設けられた円形の孔31dを有している。また、上面31aの中央近傍には、孔31dを囲むように略円型の凹部31eが設けられ、下面31bには、図6に示すように、長手方向に形成された浅い溝状で略T字状の溝部31fが設けられ、この溝部31fは、側面31c1及び31c3側まで達している。
【0004】
また、一方の対向する側面31c1と側面31c3には、幅広の略矩形の切り欠き部31gと、幅狭の略矩形の切り欠き部31hとがそれぞれ設けられている。そして、他方の対向する側面31c2と側面31c4における切り欠き部31h側の端部には、一対の略矩形の切り欠き部31iが設けられている。
【0005】
サーメットペーストなどから成る抵抗体32は、絶縁基板31の上面31aに設けられた略円型の凹部31eの周囲に略円弧状に印刷等によって形成されている。
銀ペースト等から成る電極33は、略矩形で、絶縁基板31の上面31aに設けられ、抵抗体32の両端部にそれぞれ接続し、印刷等によって形成されている。また、この電極33は、絶縁基板31の隣り合う側面31c3と側面31c2側の切り欠き部31i、及び側面31c3と側面31c4側の切り欠き部31iによって形成される角部の近傍にそれぞれ配置されている。
【0006】
鋼や銅等の金属から成る端子34は、打ち抜き・折り曲げ加工され、一対の第一端子35と、一個の第二端子36とから構成されている。
【0007】
そして、一対の第一端子35は、それぞれ略矩形(四角形)の底板35aと、底板35aの隣り合う2つの側縁から直交するように、それぞれ上方に折り曲げられた第一脚部35b、及び第二脚部35cと、第一脚部35bと第二脚部35cとの間に底板35aから水平に外方に突出する突出部35dとを有する。また、第一脚部35bは、その先端に、先端部35eを備え、他方第二脚部35cは、その先端に、先端部35fを備えている。
【0008】
そして、各第一端子35は、絶縁基板31に取り付けられる。具体的には、第一端子35の底板35aの表面が、絶縁基板31の下面31bに設けられた溝部31fに当接し、第一端子35の第一脚部35bと第二脚部35cは、側面31c3と側面31c2側の切り欠き31i、及び側面31c3と側面31c4の切り欠き31iにそれぞれ沿って配置される。この際、溝31fが各第一端子35を取り付けるスペースとなるので、底板35aの裏面が絶縁基板31の下面31bから突出しない状態となる。さらに、第一脚部35bと第二脚部35cの先端部35e、35fは、上面31a側に、底板35aと略平行に折り曲げられ、絶縁基板31にカシメられる。そして、第一端子35の、絶縁基板31への取り付け状態が保持される。この際、絶縁基板31はセラミック等の非常に壊れやすい性質の物質から成っているため、先端部35e、35fは弱い状態でカシメられている。
【0009】
また、第二端子36は、略長方形の底板36aと、底板36aの一方の端部に鳩目部36bを一体に設け、該鳩目部36bは、フランジ部36cと、該フランジ部36cの略中央の上方に絞り加工により設けられた円筒状の中空軸部36dを有する。また、底板36の他方の端部側には、上方に切り起こされた切り起こし部36eを有する。そして、フランジ部36cの裏面には浅い段差36fが設けられている。
【0010】
そして、第二の端子36は、絶縁基板31に取り付けられる。具体的には、第二端子36の底板36aは、絶縁基板31の下面31bの溝部31fに収納されて当接し、中空軸部36dは、絶縁基板31の孔31dに挿通され、切り起こし部36eは、絶縁基板31の側面31c1に設けられた切り欠き部31gの内壁に沿って上面31a方向に延びた状態で配置されている。
【0011】
ステンレス、銅、その他の合金などの金属板から成る摺動子37は、打ち抜き、折り曲げて一体形成され、略円盤状に絞り加工にて形成された保持部37aと、保持部37aの上方に配置された操作部37bと、保持部37aから延設された略U字状の摺動部37cを有している。また、保持部37aの中心部には、円型の孔37dが形成され、操作部37bの中心部には、十字状の孔37eが形成されている。
【0012】
この摺動子37の保持部37aは、絶縁基板31の上面31aの凹部31e内に配置されると共に、予め絶縁基板31の孔31dに挿通された第二端子36の中空軸部36dの先端部が、孔31dに挿通されて、保持部37aの孔37dにカシメ付けられ、この状態で摺動子37は、絶縁基板31に対して回動可能に保持されている。このとき、摺動子37は、第二端子36に電気的に導通している。
【0013】
半田38は、第一端子35の、第一脚部35bの先端部35eと、第二脚部35cの先端部35fと、絶縁基板31の上面31aに設けられた電極33とを電気的に接続するように付けられている。また、該半田付けにより結果的に、第一端子35と絶縁部材31との物理的な固定もなされている。
【0014】
エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂などの耐熱性樹脂からなる絶縁性の接着剤39は、図6に示すように第二端子36aのフランジ部36cの裏面に形成された浅い溝36fに設けられると共に、フランジ部36cの全体を覆い、かつ、フランジ部36cの略中央に形成されている鳩目部36bの孔、すなわち鳩目穴を塞ぐ状態となっている。この際、溝36fが接着剤39が設けられるスペースとなるので、接着剤39が絶縁基板31の下面31bに突出しない状態となる。
【0015】
図7に示すように、プリント配線基板40は、例えばガラス入り合成樹脂材料などからなり平板状で、プリント配線基板40の少なくとも一方の面には、所望の導電パターン(図示せず)が形成されている。そして、このプリント配線基板40の導電パターン上に上述の従来のチップ型可変抵抗器を載置する。そして、該載置された部分、すなわち第一端子35の底板35aと導電パターンが接触する部分と、第二端子36の底板36aと導電パターンが接触する部分が、半田41により半田付けされる。そして、従来のチップ型可変抵抗器はプリント配線基盤上に保持され、かつ電気的に導通した状態となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のチップ型可変抵抗器は、第一端子35が絶縁基板31に弱い状態でカシメられることと、半田38によって、第一端子35と絶縁基板31との取り付け状態が保持される構造となっている。よって、当該チップ型可変抵抗器の修理、取り替え等の必要があり、プリント配線基板40からこれを取り外す際、第一端子35の底板35aとプリント配線基板40の導電パターンを接続する半田41を手半田等の所望の手段で溶融させた場合、その溶融のために加えられた熱が第一端子35を伝わり、半田38をも溶融してしまい、先端部35e、35fのカシメだけではその取り付け状態が保持されず、第一端子35が絶縁基板31から抜け外れてしまうおそれがある。このため、修理等の作業が良好にかつ迅速に行えないという問題があった。
また、第一端子35の抜けはずれを防止するため、先端部35e、35fの絶縁基板31へのカシメを強くすると、絶縁基板31自体の強度を上げる必要が生じ、絶縁基板31を厚くせざるをえなくなり、結果として、チップ型可変抵抗器が厚型化してしまうという問題があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第一の手段として、セラミック製の絶縁基板と、該絶縁基板の上面に設けられた抵抗体と、該抵抗体の端部に接続して前記絶縁基板の上面に設けられた電極と、前記絶縁基板に取り付けられ、前記電極に接続された第一端子を備え、前記第一端子は、底板部と、該底板部から突出した突出部を有し、前記絶縁基板の下面において、絶縁性の接着剤により、前記第一端子の前記突出部が該絶縁基板に接着され、支持される構成とした。
第二の解決手段として、前記絶縁基板は、上下に貫通する孔を有し、該孔を挿通し、前記抵抗体に摺動する摺動子を取り付ける鳩目部を備え、前記接着剤で、前記鳩目部の孔を塞いだ構成とした。
第三の解決手段として、フランジ部を有し、前記絶縁基板の下面に取り付けられ、前記摺動子と電気的に接続された第二端子を備え、前記接着剤により、前記第一端子と、前記第二端子のフランジ部とが覆われた構成とした。
第四の解決手段として、前記第二端子に前記鳩目部を一体に設けた構成とした。
第五の解決手段として、前記第一端子の前記突出部の下面には、段差が設けられ、該段差が前記接着剤により覆われた構成とした。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のチップ型可変抵抗器を図1乃至図4に基づいて説明する。図1は、本発明のチップ型可変抵抗器の上面図、図2は、本発明のチップ型可変抵抗器の下面図、図3は、本発明のチップ型可変抵抗器の分解斜視図、図4は、本発明のチップ型可変抵抗器をプリント配線基板に取り付けた状態を示す断面図である。
【0019】
図1乃至図4において、絶縁基板1は、セラミック材から成り、略矩形に焼成加工され、上面1aと、下面1bと、四方を囲む側面1c1〜3c4と、上面1aから下面1bに貫通する中央近傍に設けられた円形の孔1dを有している。また、上面1aの中央近傍には、孔1dを囲むように略円型の凹部1eが設けられ、下面1bには、長手方向に形成された浅い溝状で略T字状の溝部1fが設けられ、この溝部1fは側面1c1及び1c3側まで達している。
【0020】
また、一方の対向する側面1c1と側面1c3には、幅広の略矩形の切り欠き部1gと、幅狭の略矩形の切り欠き部1hとがそれぞれ設けられている。そして、他方の対向する側面1c2と側面1c4における切り欠き部1h側の端部には、一対の略矩形の切り欠き部1iが設けられている。
【0021】
サーメットペーストなどから成る抵抗体2は、絶縁基板1の上面1aに設けられた略円型の凹部1eの周囲に略円弧状に印刷等によって形成されている。
銀ペースト等から成る電極3は、略矩形で、絶縁基板1の上面1aに設けられ、抵抗体2の両端部にそれぞれ接続し、印刷等によって形成されている。また、この電極3は、絶縁基板1の隣り合う側面1c3と側面1c2側の切り欠き部1i、及び側面1c3と側面1c4側の切り欠き部1iによって形成される角部の近傍にそれぞれ配置されている。
【0022】
鋼や銅等の金属から成る端子4は、打ち抜き・折り曲げ加工され、一対の第一端子5と、一個の第二端子6とから構成されている。
【0023】
そして、一対の第一端子5は、それぞれ略矩形(四角形)の底板5aと、底板5aの隣り合う2つの側縁からそれぞれ上方に折り曲げられた第一脚部5b、及び第二脚部5cと、第一脚部5bと第二脚部5cとの間に底板5aから水平に外方に突出する第一突出部5dと、更に、第一脚部5bに対向する方向に底板5aから水平に突出する第二突出部5eとを有する。そして、第二突出部5eの裏面には、浅い段差5fが設けられている。また、第一脚部5bは、その先端に、先端部5gを備え、他方第二脚部5cは、その先端に、先端部5hを備えている。
【0024】
そして、第一端子5は、絶縁基板1に取り付けられる。具体的には、第一端子5の底板5aの表面が、絶縁基板1の下面1bに設けられた溝部1fに当接し、第一端子5の第一脚部5bと第二脚部5cは、側面1c3と側面1c3側の切り欠き1i,及び側面1c3と側面1c4の切り欠き1iに沿って配置される。また、第二突出部5eの表面も溝部1fに当接する状態になる。この際、溝1fが各第一端子5を取り付けるスペースとなるので、底板5aの裏面が絶縁基板1の下面1bから突出しない状態となる。さらに、第一脚部5bと第二脚部5cの先端部5g、5hは、上面1a側に、底板5aと略平行に折り曲げられ、絶縁基板1にカシメられる。そして、第一端子5の、絶縁基板1への取り付け状態が保持される。この際、絶縁基板1はセラミック等の非常に壊れやすい性質の物質から成っているため、先端部5g、5hは弱い状態でカシメられている。
【0025】
また、第二端子6は、略長方形の底板6aと、底板6aの一方の端部に鳩目部6bを一体に設け、該鳩目部6bは、フランジ部6cと、該フランジ部6cの略中央の上方に絞り加工により設けられた円筒状の中空軸部6dを有する。また、底板6の他方の端部側には、上方に切り起こされた切り起こし部6eを有する。そして、フランジ部6cの裏面には浅い段差6fが設けられている。
【0026】
そして、第二の端子6は、絶縁基板1に取り付けられる。具体的には、第二端子6の底板6aは、絶縁基板1の下面1bの溝部1fに収納されて当接し、中空軸部6dは、絶縁基板1の孔1dに挿通され、切り起こし部6eは、絶縁基板1の側面1c1に設けられた切り欠き部1gの内壁に沿って上面1a方向に延びた状態で配置されている。
【0027】
ステンレス、銅、その他の合金などの金属板から成る摺動子7は、打ち抜き、折り曲げて一体形成され、略円盤状に絞り加工にて形成された保持部7aと、保持部7aの上方に配置された操作部7bと、保持部7aから延設された略U字状の摺動部7cを有している。また、保持部7aの中心部には、円型の孔7dが形成され、操作部7bの中心部には、十字状の孔7eが形成されている。
【0028】
この摺動子7の保持部7aは、絶縁基板1の上面1aの凹部1e内に配置されると共に、予め絶縁基板1の孔1dに挿通された第二端子6の中空軸部6dの先端部が、孔1dに挿通されて、保持部7aの孔7dにカシメ付けられ、この状態で摺動子7は、絶縁基板1に対して回動可能に保持されている。このとき、摺動子7は、第二端子6に電気的に導通している。
【0029】
半田8は、第一端子5の、第一脚部5bの先端部5fと、第二脚部5cの先端部5gと、絶縁基板1の上面1aに設けられた電極3とを電気的に接続するように付けられている。また、該半田付けにより結果的に、第一端子5と絶縁部材1との物理的な固定もなされている。
【0030】
エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂などの耐熱性樹脂からなる絶縁性の接着剤9は、絶縁基板1の下面1bに設けられた溝部1fと、第一端子5の第二突出部5e下面に形成された浅い段差5fと、第二端子6のフランジ部6cの下面に形成された浅い段差6fとが、下面1b側から見て重なり合う部分を覆うようにに設けられる。この際、溝6fが接着剤9が設けられるスペースとなるので、接着剤9が下面に突出しない状態となる。そして、第二突出部5eとフランジ部6cとが同一の接着剤9で覆われ、かつ、フランジ部6cの略中央に形成されている鳩目部6bの孔、すなわち鳩目穴、及び、フランジ部6cの外縁と絶縁基板1との境目部分の隙間も同時に塞がれた状態となっている。尚、接着剤9は、絶縁基板1の溝1fへの流れ込みを利用して設けられるので、溝部1fは水平であることが好ましい。
【0031】
図4に示すように、プリント配線基板10は、例えばガラス入り合成樹脂材料などからなり平板状で、プリント配線基板10の少なくとも一方の面には、所望の導電パターン(図示せず)が形成されている。そして、このプリント配線基板10の導電パターン上に上述の従来のチップ型可変抵抗器を載置する。そして、該載置された部分、すなわち第一端子5の底板5aと導電パターンが接触する部分と、第二端子6の底板6aと導電パターンが接触する部分が、半田11により半田付けされる。そして、本発明のチップ型可変抵抗器はプリント配線基板上に保持され、かつ電気的に導通した状態となる。
【0032】
尚、本発明は上記に記載した実施の形態に限定されないのは言うまでもなく、例えば、絶縁性の接着剤9は第一端子5自体を別々に、または一体に覆い、かつ、第二端子6を覆わない構成としても良い。また、第二突出部5eを別々に、または一体に覆い、かつ、第二端子6を覆わない構成としても良い。また、第二端子6と鳩目部6bが別体の構成となっていても良い。
【0033】
【発明の効果】
本発明のチップ型可変抵抗器は、絶縁基板の下面に、接着剤により、第一端子を接着し、支持することとしたので、修理、取り替えの際、半田が溶融しても第一端子が抜け外れることがなく、修理等の作業が良好かつ迅速に行え、かつ信頼性の高いチップ型可変抵抗器を提供できる。また、第一端子を絶縁基板に強くカシメて保持する必要がなくなるので、絶縁基板自体の厚さを薄くすることができ、全体として薄型のチップ型可変抵抗器を提供することができる。
【0034】
また、鳩目穴を接着剤により塞いだので、第一の端子を保持し、抜け外れを防止すると同時に、鳩目穴を塞ぐことができ、接着剤を兼用することができる。よって、別材料の接着剤を設ける必要がないため、よりコストの低いチップ型可変抵抗器を提供することができる。
【0035】
また、第一端子の第二突出部を接着剤で接着し、支持したので、第一端子の接着面積が広くなり、接着がより確実に行われ、より信頼性の高いチップ型可変抵抗器を提供することができる。
【0036】
また、接着剤により、第一端子の第二突出部と第二端子のフランジ部とを覆うこととしたので、取り付け、修理等の際に溶融し、流れ落ちた半田が、第一端子の第二突出部と第二端子のフランジ部とに流れ込んでも、第一端子と第二端子とのショートを未然に防ぐことができる。
【0037】
また、第二端子に鳩目部を一体に設けたので、鳩目部を絞り加工等によって容易に形成できるため、より量産性の高いチップ型可変抵抗器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ型可変抵抗器の上面図。
【図2】本発明のチップ型可変抵抗器の下面図。
【図3】本発明のチップ型可変抵抗器の分解斜視図。
【図4】本発明のチップ型可変抵抗器をプリント配線基板に取り付けた状態を示す断面図。
【図5】従来のチップ型可変抵抗器を示す分解斜視図。
【図6】従来のチップ型可変抵抗器の下面図。
【図7】従来のチップ型可変抵抗器をプリント配線基板に取り付けた状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 絶縁基板
1a 上面
1b 下面
1c1、1c2、1c3、1c4 側面
1f 溝部
1g 切り欠き部
1h 切り欠き部
2 抵抗体
3 電極
4 端子
5 第一端子(端子)
5a 底板
5b 第一脚部
5c 第二脚部
5d 第一突出部
5e 第二突出部
5f 浅い段差
5g、5h 先端部
6 第二端子(端子)
6a 底板
6b 鳩目部
6c フランジ部
6d 中空軸部
6e 切り起こし部
6f 浅い段差
7 摺動子
7c 摺動部
8 半田
9 接着剤
10 プリント配線基板
11 半田

Claims (5)

  1. セラミック製の絶縁基板と、該絶縁基板の上面に設けられた抵抗体と、該抵抗体の端部に接続して前記絶縁基板の上面に設けられた電極と、前記絶縁基板に取り付けられ、前記電極に接続された第一端子を備え、前記第一端子は、底板部と、該底板部から突出した突出部を有し、前記絶縁基板の下面において、絶縁性の接着剤により、前記第一端子の前記突出部が該絶縁基板に接着され、支持されることを特徴とするチップ型可変抵抗器。
  2. 前記絶縁基板は、上下に貫通する孔を有し、該孔を挿通し、前記抵抗体に摺動する摺動子を取り付ける鳩目部を備え、
    前記接着剤で、前記鳩目部の孔を塞いだことを特徴とする請求項1記載のチップ型可変抵抗器。
  3. フランジ部を有し、前記絶縁基板の下面に取り付けられ、前記摺動子と電気的に接続された第二端子を備え、前記接着剤により、前記第一端子と、前記第二端子のフランジ部とが覆われたことを特徴とする請求項2記載のチップ型可変抵抗器。
  4. 前記第二端子に前記鳩目部を一体に設けたことを特徴とする請求項記載のチップ型可変抵抗器。
  5. 前記第一端子の前記突出部の下面には、段差が設けられ、該段差が前記接着剤により覆われたことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載のチップ型可変抵抗器。
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