JPH07307545A - 表面実装型の電子部品搭載用基板、及びクリップリードフレーム - Google Patents

表面実装型の電子部品搭載用基板、及びクリップリードフレーム

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JPH07307545A
JPH07307545A JP9894294A JP9894294A JPH07307545A JP H07307545 A JPH07307545 A JP H07307545A JP 9894294 A JP9894294 A JP 9894294A JP 9894294 A JP9894294 A JP 9894294A JP H07307545 A JPH07307545 A JP H07307545A
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JP
Japan
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clip
lead
printed wiring
wiring board
electronic component
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Application number
JP9894294A
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English (en)
Inventor
Kazuhito Yamada
和仁 山田
Kunio Nagaya
邦男 長屋
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
    • H05K1/141One or more single auxiliary printed circuits mounted on a main printed circuit, e.g. modules, adapters
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3421Leaded components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/366Assembling printed circuits with other printed circuits substantially perpendicularly to each other

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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外形寸法の大型化やマザーボード側の配線自
由度の低下を伴うことなく、表面実装型の電子部品搭載
用装置を直立させることができる表面実装型の電子部品
搭載用基板を提供すること。 【構成】 プリント配線板3の一辺に配列された複数個
のパッド5に、クリップ端子4のクリップ部9を装着し
はんだ付けする。複数本のクリップ端子4のリード部1
0のうち少なくとも1つのリード部10の先端を、プリ
ント配線板3の表面S1 側に屈曲させる。残りのリード
部10の先端を、プリント配線板3の裏面S2 側に屈曲
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面実装型の電子部品
搭載用基板、及びクリップリードフレームに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電気機器の軽薄短小化や高機能化等を実
現するためには、電気機器の心臓部を構成するプリント
配線板の高密度実装化を達成することが必須課題であ
る。しかし、SOJ(Single outline J-bended packag
e )等のようなパッケージを基板上に平面状に敷き詰め
たとしても、高い実装密度を得ることは難しい。
【0003】このため、従来までの二次元実装に代え
て、パッケージを直立させた状態で実装する三次元実装
を採用する割合が近年徐々に増加しつつある。つまり、
三次元実装には二次元実装よりも空間を効率的に利用で
きるというメリットがあるからである。
【0004】マザーボードに対して垂直に実装されるタ
イプのパッケージとしては、従来からSIP(Single i
n-line package)やZIP(Zigzag in-line package)
等がよく知られている。これらのパッケージは、いずれ
も複数本のリードを有するリード挿入実装型部品(THD:
Through-hole mount device)に属するものである。こ
の種のパッケージを実装するためには、マザーボードに
スルーホールを形成しておく必要がある。ところが、ス
ルーホールの形成は、マザーボード側の配線の高密度化
に対してマイナスの方向に作用する。
【0005】以上のような事情から、最近ではスルーホ
ールの形成が不要な表面実装型のパッケージへの転換が
盛んに提唱されている。そして、一括リフロー等による
はんだ付けの便宜などを考慮すると、パッケージ以外の
部材に頼ることなく自ら直立できるパッケージが特に好
ましいと考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来における
表面実装型のパッケージの例を二つ紹介する。図14
(a),図14(b)に示されるように、1つめのパッ
ケージ50は、マザーボードとの導通を図るための複数
本のリード51を一辺に備えている。各リード51は、
同じ方向に向かって略L字状に屈曲している。このた
め、各リード51は図示しないマザーボード側のパッド
に対してはんだ付け可能になっている。リード51の両
側には、一対の支持用突起52が突設されている。そし
て、これらの支持用突起52をマザーボード側の凹部に
嵌合することによって、パッケージ50自身が直立でき
るようになっている。
【0007】図15(a),図15(b)には2つめの
パッケージ53が示されている。このパッケージ53の
有する複数本のリード51も、同じ方向に向かって略L
字状に屈曲している。これらのリード51は、マザーボ
ード側との導通に関与するものである。前記リード51
の両側には、それらとは別にマザーボード側との導通に
関与しない支持用リード54が一組みづつ形成されてい
る。そして、上記のような両側に屈曲する支持用リード
54があることによって、パッケージ53自身が直立で
きるようになっている。
【0008】しかしながら、従来の表面実装型のパッケ
ージ50,53の場合、導通用リード51の両側に支持
用突起52や支持用リード54を配置する構成を採って
いたため、その分だけ外形寸法が大きくなりやすいとい
う問題があった。
【0009】また、支持用突起52を持つパッケージ5
0を実装するためには、マザーボード側の所定の位置に
凹部を形成する必要があり、コスト的にも不利になりや
すかった。しかも、凹部の設置は配線自由度の低下をも
たらす原因となるため、マザーボード側の配線の高密度
化が充分に達成されなくなるという欠点もあった。
【0010】さらに、支持用リード54を持つパッケー
ジ53の場合、マザーボード上において個々の支持用リ
ード54に対応する位置に、はんだ付けのためのパッド
を形成しておく必要があった。従って、このパッケージ
53の構成であっても、マザーボード側の配線自由度の
低下を避けることはできなかった。
【0011】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、外形寸法の大型化やマザー
ボード側の配線自由度の低下を伴うことなく、電子部品
搭載用装置を直立させることができる表面実装型の電子
部品搭載用基板を提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、安定した状態で電
子部品搭載用装置を直立させることにある。また、本発
明の第3の目的は、上記の表面実装型の電子部品搭載用
基板を比較的簡単に製造することができるクリップリー
ドフレームを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、プリント配線板の一
辺に配列された複数個のパッドにクリップ端子のクリッ
プ部を装着してなり、前記クリップ端子のリード部の先
端をマザーボード上の電極部にはんだ付けすることによ
って、前記マザーボード側との導通が図られる表面実装
型の電子部品搭載用基板において、前記複数のリード部
のうち少なくとも1つのリード部の先端を前記プリント
配線板の表面側に屈曲させるとともに、残りのリード部
の先端を前記プリント配線板の裏面側に屈曲させた表面
実装型の電子部品搭載用基板をその要旨としている。
【0014】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、先端が前記プリント配線板の表面側に屈曲されて
いるリード部の数と、先端が前記プリント配線板の裏面
側に屈曲されているリード部の数とを、ほぼ等しくして
いる。
【0015】請求項3に記載の発明では、請求項2にお
いて、先端が前記プリント配線板の表面側に屈曲されて
いるリード部と、先端が前記プリント配線板の裏面側に
屈曲されているリード部とを、交互に配置している。
【0016】請求項4に記載の発明では、クリップ部と
リード部とを備えた複数本のクリップ端子がフレーム部
によって支持されているクリップリードフレームにおい
て、前記クリップ部が開口する方向に沿って前記リード
部を延設するとともに、同リード部を少なくとも2か所
で屈曲することによって、両屈曲部位間に、リード部の
長手方向に対して直角に近い角度をなす段部を形成した
クリップリードフレームをその要旨としている。
【0017】請求項5に記載の発明では、請求項4にお
いて、前記リード部の長手方向に対して前記段部がなす
角度を75°〜90°にしている。請求項6に記載の発
明では、請求項5において、前記クリップ部の幅を前記
リード部の幅とほぼ等しくしている。
【0018】
【作用】請求項1〜3に記載の発明によると、リード部
の先端を異なる二方向に屈曲させているので、個々のリ
ード部がちょうどプリント配線板を直立した状態に支持
するための脚の役割を果たすようになる。従って、マザ
ーボード側との導通に関与する端子であるクリップ端子
のリード部のみによって、自らを直立した状態に支持す
ることができる。
【0019】特に、請求項2に記載の発明によると、先
端を二方向に屈曲させたリード部がほぼ同数であるた
め、プリント配線板の表面側にも裏面側にも倒れにくく
なる。また、請求項3に記載の発明によると、請求項2
の作用に加えて、隣接するリード部の先端の屈曲方向が
異なるため、両リード部の間にスペースを確保すること
ができる。このため、はんだ付け等を行う際に好都合に
なる。
【0020】請求項4〜6に記載の発明によると、あら
かじめリード部に段部が形成されていることから、リー
ド部の先端を屈曲させるためのリードフォーミング工程
を行うことなしに、クリップ端子を使用することができ
る。
【0021】特に、請求項6に記載の発明によると、例
えば前記電子部品搭載用基板のクリップ端子として使用
する場合に、各クリップ部に対応するプリント配線板側
のパッドの幅を狭くすることができる。
【0022】
【実施例】
〔実施例1〕以下、本発明を表面実装型回路モジュール
1用の電子部品搭載用基板2に具体化した実施例1を図
1〜図4に基づき詳細に説明する。
【0023】図1に示されるように、電子部品搭載用基
板2はプリント配線板3を主体材料として構成されてい
る。本実施例では、そのようなプリント配線板3とし
て、ガラスエポキシを基材とした長方形状の樹脂基板が
使用されている。このプリント配線板3の表面S1 及び
裏面S2 には、サブトラクティブ法やアディティブ法な
どといった従来公知のプロセスに従って、所定の導体パ
ターン(図示略)が形成されている。
【0024】そして、プリント配線板3の表面S1 及び
裏面S2 の導体パターン上には、ICチップを始めとし
て、複数個かつ複数種の電子部品(いずれも図示略)が
あらかじめ表面実装されている。即ち、これらの電子部
品と電子部品搭載用基板2とによって、電子部品搭載用
装置である回路モジュール1が構成されている。
【0025】プリント配線板3の長辺のうちの1つに
は、クリップ端子4を装着するためのパッド群が形成さ
れている。前記パッド群はプリント配線板3の表面S1
及び裏面S2 の両方に存在している。1つのパッド群
は、矩形状をした10個のパッド5からなる。パッド5
のピッチは、クリップリードフレーム7におけるクリッ
プ端子4のピッチ(この実施例では2.00mm)に等しくな
っている。
【0026】図2(a),図2(b)には、本実施例に
おいて使用されるクリップリードフレーム7が示されて
いる。クリップリードフレーム7を構成する帯状のフレ
ーム部8は、多数本のクリップ端子4を一定のピッチで
支持している。前記各クリップ端子4は、一対のコンタ
クト11,12を備えるクリップ部9と、直線状をした
リード部10とからなる。クリップ部9とフレーム部8
とは、クリップ部9が開口する方向に沿って延びるリー
ド部10を介して連結されている。この実施例では、ク
リップ部9の幅は1.00mmに、リード部10の幅は
0.45mmになっている。また、クリップリードフレー
ム7用の金属材料として、鉄合金の一種であるコバール
(Ni:29.6, Co:16.3, Mn:0.35, Si:0.08, Fe:Re )が使
用されている。
【0027】図2(a)に示されるように、このプリン
ト配線板3に使用されるクリップ端子4のクリップ部9
は、フレーム部8から突出する金属片の先端を、左右に
押し広げることによって成形される。このクリップ端子
4の場合、リード部10はどちらのコンタクト11,1
2側にも偏心していない。このため、クリップ端子4を
側面から見ると、リード部10を基準としてほぼ対称に
なっている。
【0028】図1,図4(a),図4(b)に示される
ように、この実施例では、10本あるクリップ端子4の
リード部10のうち両端に位置している2本のリード部
10の先端は、プリント配線板3の表面S1 側に屈曲さ
れている。逆に、残りの8本のリード部10の先端は、
プリント配線板3の裏面S2 側に屈曲されている。屈曲
された先端は、いずれもリード部10の長手方向に対し
て垂直に近い角度θをなしている。
【0029】前記角度θは、75°〜90°の範囲内で
あることが好ましい。この範囲内であると、プリント配
線板3を安定して直立させることができ、かつ好適なは
んだフィレットを形成することができるからである。こ
の実施例では上記の事情を考慮して、角度θが85°に
設定されている。
【0030】図4(a)等に示されるように、クリップ
部9の一対のコンタクト11,12間には、プリント配
線板3の厚さよりも若干狭い間隔が保たれている。ま
た、一対のコンタクト11,12は、全体としてバネ性
を有している。従って、一対のコンタクト11,12
は、プリント配線板3の外縁部を挟持することが可能に
なっている。そして、各クリップ端子4のクリップ部9
は、個々のパッド5に装着された状態ではんだ付けされ
ている。
【0031】図1には、回路モジュール1を実装するた
めのマザーボード13が示されている。マザーボード1
3の所定の部分には、回路モジュール1のリード部10
の配列に対応するように、導体部としてのパッド14が
20個形成されている。即ち、10個あるパッド14の
うち8個が一直線上に形成され、両端の2個がそれらか
ら多少ずれた位置に形成されている。そして、これらの
パッド14上に前記各リード部10の先端がはんだ付け
されるようになっている。
【0032】以下、この回路モジュール1を製造する手
順を説明する。まず、プリント配線板3の表面S1 及び
裏面S2 に電子部品を表面実装する。次に、10本のク
リップ端子4を持つクリップリードフレーム7を1本用
意する。そして、自動挿入機を使用することによって、
図2(a),図2(b)に示されるように個々のパッド
5にクリップ部9を装着する。この時点ではまだクリッ
プ端子4とクリップリードフレーム7とが連結した状態
にあるため、リード部10の先端は皆同じ方向を向いて
いる。
【0033】次に、クリップ端子4が装着されたプリン
ト配線板3の一辺をはんだ槽にディップすることによっ
て、各クリップ部9と各パッド5とをはんだ付けする。
次に、樹脂封止を行うことによって、プリント配線板3
におけるはんだ付け部分を完全に樹脂で被覆する。
【0034】次に、リードフォーミング・切断治具を用
いて、まずフレーム部8を2か所(図2(b) の点線の位
置)で切断する。その結果、図3(a),図3(b)に
示されるように、両端に位置する2本のクリップ端子4
とそれらの間に位置する8本のクリップ端子4とが切り
離される。次に、前記治具を用いたリードフォーミング
工程によって、各リード部10の先端をリード部10の
長手方向に対して85°屈曲させる。このとき、両端に
位置している2本のクリップ端子4については、リード
部10の先端がプリント配線板3の表面S1 側に屈曲さ
れる。逆に、残りの8本のクリップ端子4については、
リード部10の先端がプリント配線板3の裏面S2 側に
屈曲される。
【0035】最後に、前記治具を用いてリード部10と
フレーム部8とを切断することによって、クリップ端子
4からフレーム部8を除去する。以上のような手順を経
ることによって、図1,図4(a),図4(b)に示さ
れるような回路モジュール1が得られる。そして、前記
回路モジュール1は、例えばパッド14へのクリームは
んだの印刷、クリームはんだ等の粘着力による仮固定及
びリフローソルダリングを経て、マザーボード13上に
はんだ付けされる。
【0036】さて、本実施例の回路モジュール1用の電
子部品搭載用基板2の作用効果について説明する。この
実施例では、リード部10の先端をプリント配線板3の
表面S1 側及び裏面S2 側の二方向に屈曲させた構成を
採用している。このため、マザーボード13上に回路モ
ジュール1を搭載すると、各リード部10の先端が各パ
ッド14上に接した状態となる。つまり、個々のリード
部10が、ちょうどプリント配線板3を直立した状態に
支持するための脚の役割を果たすようになる。従って、
この実施例の構成によると、マザーボード13側との導
通に関与する端子であるクリップ端子4のリード部10
のみによって、回路モジュール1自らを直立させること
ができる。以上のようなことから、支持用突起や支持用
リードを必要としていた従来装置とは異なり、外形寸法
の大型化を回避することができる。
【0037】また、この構成によると、支持用突起に対
応する凹部や、支持用リードに対応するパッド等をマザ
ーボード13側に形成しておく必要がない。従って、マ
ザーボード13側の配線自由度を低下させることがな
く、配線の高密度化を達成するうえで極めて好都合であ
る。しかも、マザーボード13の穴あけ加工が不要であ
ることから、コスト高を招くこともない。
【0038】本実施例によると、プリント配線板3の樹
脂封止を行っているため、回路モジュール1側のはんだ
付け部分の再溶解を確実に防止することができる。よっ
て、回路モジュール1と他のSMD(Surface mount de
vice)とを、一括リフローソルダリングによって同時に
マザーボード13上にはんだ付けすることができる。従
って、表面実装工程の時間短縮化を図ることができる。
また、回路モジュール1が直立した状態に支持されるた
め、マザーボード13上への表面実装後にはんだ付け状
態を目視検査することができるという利点がある。さら
に、この構成であると強制冷却時に回路モジュール1の
両面に空気が流れることとなるため、放熱効果が高まる
という利点もある。
【0039】そして、この回路モジュール1では、10
本あるクリップ端子4のリード部10のうち両端に位置
している2本のリード部10の先端を表面S1 側に屈曲
させ、残りの8本のリード部10の先端を裏面S2 側に
屈曲させた構成を採っている。このような構成である
と、リードフォーミング・切断加工を実施するうえで好
都合である。 〔実施例2〕次に、実施例2における表面実装型回路モ
ジュール20用の電子部品搭載用基板21を図5〜図8
に基づいて詳細に説明する。
【0040】この実施例の回路モジュール20の基本構
成は、実施例1の回路モジュール1の基本構成にほぼ等
しくなっている。このため、共通する部材等については
同じ番号を付す代わりに詳細な説明を省略する。
【0041】図5,図8(a),図8(b)に示される
ように、電子部品搭載用基板21を構成しているプリン
ト配線板3の長辺のうちの1つには、パッド群が形成さ
れている。パッド群はプリント配線板3の表面S1 及び
裏面S2 の両方に存在している。1つのパッド群は、矩
形状をした20個のパッド5からなる。パッド5のピッ
チは、クリップリードフレーム22におけるクリップ端
子23のピッチ(この実施例では2.00mm)のちょうど半
分の値になっている。
【0042】図6(a),図6(b)には、本実施例に
おいて使用されるクリップリードフレーム22が示され
ている。クリップリードフレーム22は、実施例1のも
のと同様に、クリップ部24及びリード部10を持つク
リップ端子23と、フレーム部8とを備えている。クリ
ップ部24とフレーム部8とは、直線状をしたリード部
10を介して連結されている。本実施例の場合、クリッ
プ端子23のリード部10が一方のコンタクト12側に
偏心した位置に設けられている。即ち、クリップ端子2
3の側面形状は、リード部10を基準として非対称にな
っている。
【0043】上記のようなクリップ部24は、フレーム
部8から突出する幅の等しい金属片の先端を4か所で折
り曲げることによって成形される。このため、クリップ
部24及びリード部10の幅はともに等しく、0.45
mmになっている。
【0044】図5に示されるように、プリント配線板3
の表面S1 側に形成された各パッド5の付近には、
「1」,「2」,「3」…「20」というように数字が
シルクスクリーン印刷されている。
【0045】奇数が付されたパッド5に装着されたクリ
ップ端子23の場合、リード部10の先端がプリント配
線板3の表面S1 側に屈曲されている。また、前記奇数
が付されたパッド5に対しては、表面S1 側にコンタク
ト12が向くように、クリップ部24が装着されてい
る。偶数が付されたパッド5に装着されたクリップ端子
23の場合、リード部10の先端がプリント配線板3の
裏面S2 側に屈曲されている。また、前記偶数が付され
たパッド5に対しては、表面S1 側にコンタクト11が
向くように、クリップ部24が装着されている。そし
て、屈曲されたリード部10の先端は、いずれもリード
部10の長手方向に対して垂直に近い角度θ=85°を
なしている。
【0046】以上のようなことから、この実施例の回路
モジュール20では、先端が表面S1 側に屈曲されてい
るリード部10と、先端が裏面S2 側に屈曲されている
リード部10とが交互にかつ同じ数ずつ配置された状態
になっている。
【0047】図5に示されるように、マザーボード13
の所定の部分には、回路モジュール20のリード部10
の配列に対応するように、20個のパッド14が千鳥状
に配列されている。
【0048】以下、この回路モジュール20を製造する
手順を説明する。まず、プリント配線板3の表面S1 及
び裏面S2 に電子部品を表面実装する。なお、プリント
配線板3の表面S1 側において各パッド5に対応する位
置には、すでに数字がシルクスクリーン印刷されてい
る。次に、10本のクリップ端子23を持つクリップリ
ードフレーム22を二本用意する。そして、自動挿入機
を用いて、そのうちの一本が有する各クリップ部24を
奇数が付されたパッド5に装着する。このとき、表面S
1 側にあるパッド5側にコンタクト12を向けるように
する。同様に、残りの一本が有する各クリップ部24を
偶数が付されたパッド5に装着する。このとき、表面S
1 側にあるパッド5にコンタクト11が向くようにす
る。
【0049】この工程を経ると、図6(a),図6
(b)に示されるように、全てのパッド5にクリップ端
子23が装着された状態となる。この時点ではまだクリ
ップ端子23とクリップリードフレーム22とが連結し
た状態にあるため、リード部10の先端は皆同じ方向を
向いている。次に、クリップ端子23が装着されたプリ
ント配線板3の一辺をはんだ槽にディップすることによ
って、各クリップ部24と各パッド5とをはんだ付けす
る。
【0050】次に、リードフォーミング・切断治具を用
いたリードフォーミング工程によって、各リード部10
の先端をリード部10の長手方向に対して85°屈曲さ
せる。図7(a),図7(b)に示されるように、表面
S1 側のクリップリードフレーム22については、表面
S1 側にリード部10の先端側を屈曲させる。逆に、裏
面S2 側のクリップリードフレーム22については、裏
面S2 側にリード部10の先端側を屈曲させる。
【0051】次に、前記治具を用いてリード部10とフ
レーム部8とを切断することによって、クリップ端子2
3からフレーム部8を除去する。最後に、プリント配線
板3におけるはんだ付け部分を樹脂で完全に封止する。
以上のような手順を経ることによって、図1,図8
(a),図8(b)に示されるような回路モジュール2
0が得られる。そして、前記回路モジュール20は、例
えばパッド14へのクリームはんだの印刷、クリームは
んだ等の粘着力による仮固定及びリフローソルダリング
を経て、マザーボード13上にはんだ付けされる。
【0052】以上のような実施例2の構成であっても実
施例1と同様の作用効果を奏することができる。特にこ
の実施例によると、先端を二方向に屈曲させたリード部
10が同数であるため、回路モジュール20が表面S1
側にも裏面S2 側にも倒れにくくなっている。従って、
回路モジュール20を安定した状態で自ら直立させるこ
とが可能になる。ゆえにマザーボード13上への表面実
装を行う際でも、クリームはんだ等の粘着力のみによっ
て、パッド14上に確実に回路モジュール20を仮固定
することができる。このため、一括リフローソルダリン
グを行ううえで極めて有利である。勿論、表面S1 側及
び裏面S2 側の部品の重量がバランスしていないときで
も、この構成であれば回路モジュール20を確実に直立
させることができる。
【0053】また、この実施例では隣接するリード部1
0の先端の屈曲方向が異なるため、両リード部10の間
にスペースを確保することができる。このため、マザー
ボード13側のパッド14間に、ある程度の距離を確保
することができる。ゆえに、はんだブリッジができにく
くなるなど、はんだ付け等を行う際に好都合になる。従
って、多ピン狭ピッチ化を実現するうえで極めて有利で
ある。
【0054】さらに、この実施例ではパッド5に数字を
付しているため、コンタクト11,12を装着すべき向
きやリード部10の先端を屈曲させる方向を、奇数・偶
数の違いによって正しく認識することができる。よっ
て、組立て間違いが少なくなる。また、この回路モジュ
ール20の製造には、クリップ端子23のピッチが等し
い二本のクリップリードフレーム22が使用されてい
る。このため、例えば切り離された状態のクリップ端子
23を個々に装着する場合に比較して、クリップ部24
の装着作業が容易である。
【0055】また、クリップ端子23はフレーム部8に
一定のピッチで支持されており、しかも同じ方向にコン
タクト11,12を向けた状態で支持されている。従っ
て、クリップ端子23の装着ミスも起こりにくい。 〔実施例3〕次に、実施例3における表面実装型回路モ
ジュール25用の電子部品搭載用基板26を図9,図1
0に基づいて詳細に説明する。
【0056】この実施例の回路モジュール25の基本構
成は、実施例2の回路モジュール20の基本構成にほぼ
等しくなっている。このため、共通する部材等について
は同じ番号を付す代わりに詳細な説明を省略する。
【0057】この回路モジュール25の製造にあたって
は、実施例2において使用されたクリップリードフレー
ム22とは若干異なるクリップリードフレーム27が使
用される。クリップリードフレーム27のフレーム部8
には、多数本のクリップ端子28が一定のピッチで支持
されている。前記各クリップ端子28は、一対のコンタ
クト11,12を備えるクリップ部24と、1か所に屈
曲部位30を持つリード部29とからなる。クリップ部
24とフレーム部8とは、前記リード部29を介して連
結されている。
【0058】ただし、実施例2のときとは異なり、図1
0(b)に示されるように、リード部29の長手方向と
クリップ部24が開口する方向とがほぼ垂直な関係にあ
る。前記リードフレーム27では、クリップ部24の幅
が1.50mmに、リード部29の幅が0.50mmに、屈
曲部位30の角度θが約45°になっている。なお、こ
こでいう角度θとは、当該屈曲部位30を成形するとき
の折り曲げ角度θを意味している。
【0059】図9,図10(a)には、上記のクリップ
リードフレーム27を使用した回路モジュール25が示
されている。この回路モジュール25においても、基本
的には実施例2の回路モジュール20のときと同じ法則
に従ってクリップ端子28を配置している。即ち、先端
が表面S1 側に屈曲されているリード部29と、先端が
裏面S2 側に屈曲されているリード部29とを交互にか
つ同じ数ずつ配置している。
【0060】従って、以上のような回路モジュール25
であっても実施例2と同様の作用効果を奏することがで
きる。特にこの構成であると、リード部29の屈曲部位
30よりも先端側になる部分が、マザーボード13側の
パッド14上に接した状態となるという特徴がある。ま
た、リードフォーミング工程を省略できる分だけ製造工
程が簡略化するという利点がある。 〔実施例4〕次に、図11に基づき実施例4について説
明する。この実施例では、上述した実施例2と全く同じ
構成の回路モジュール20を、異なる材料を用いて作製
している。
【0061】図11(a),図11(b)には、実施例
4において使用されるクリップリードフレーム31が示
されている。この実施例では、クリップリードフレーム
31用の金属材料として、鉄合金の一種であるコバール
(Ni:29.6, Co:16.3, Mn:0.35, Si:0.08, Fe:Re )が使
用されている。このクリップリードフレーム31は、ク
リップ部24及びリード部32を持つクリップ端子33
と、フレーム部8とを備えている。クリップ部24とフ
レーム部8とは、前記クリップ部24が開口する方向に
沿って延びるリード部32を介して連結されている。ク
リップ部24は一対のコンタクト11,12を備えてい
る。クリップ端子33のリード部32は、一方のコンタ
クト12側に偏心した位置に設けられている。即ち、ク
リップ端子33の側面形状は、リード部32を基準とし
て非対称になっている。
【0062】このクリップ端子33の場合、リード部3
2が2か所で屈曲されている。このため、第1の屈曲部
位F1 と第2の屈曲部位F2 の間に、段部34が形成さ
れている。前記段部34は、リード部32の長手方向に
対して直角に近い角度θをなしている。前記リード部3
2は、図11(a),図11(b)における点線の位置
で切断されるようになっている。
【0063】前記の角度θは、75°〜90°の範囲内
であることが好ましい。この範囲内であると、プリント
配線板3を安定して直立させることができ、かつ好適な
はんだフィレットを形成することができるからである。
この実施例では上記の事情を考慮して、角度θが85°
に設定されている。
【0064】また、クリップ部24の幅は、リード部3
2の幅とほぼ等しいことが望ましい。そのようなクリッ
プ部24を用いた場合、プリント配線板3側のパッド5
の幅も狭くすることができ、多ピン狭ピッチ化を達成す
るうえで好都合だからである。この実施例では上記の事
情を考慮して、クリップ部24及びリード部32の幅を
0.45mmに設定している。
【0065】段部34の長さは少なくとも1.0mm以
上、さらには1.5mm〜5.0mm、特には2.0mm〜
3.0mmであることが好ましい。段部34が短すぎる
と、はんだ付けしたときに接合強度を充分に確保できな
くなるおそれがあるからである。一方、段部34が長す
ぎると、クリップリードフレーム32をリール状に巻い
たとき、全体的に肉厚になるからである。なお、リード
切断位置は容易に変更するとができるため、段部34の
長さにより決定する。この実施例では上記の事情を考慮
して、段部34の長さを2.5mmに設定している。
【0066】クリップ部24の底面から第1の屈曲部位
F1 までの長さは少なくとも1.0mm以上、さらには
1.5mm〜8.0mm、特には2.0mm〜4.0mmほど確
保されていることが好ましい。この長さが短すぎると、
はんだ付けしにくくなるおそれがある。一方、この長さ
が長すぎると、クリップ端子33を装着したときに回路
モジュール20の重心が高くなり、直立させたときに不
安定になってしまう。ゆえに、段部34を長くしないと
安定性が得られなくなってしまう。この実施例では上記
の事情を考慮して、クリップ部24の底面から第1の屈
曲部位F1 までの長さを3.0mmに設定している。
【0067】上記のように構成された回路モジュール2
0の場合、各リード部32の段部34がマザーボード1
3側の各パッド14上に接した状態となる。その結果、
回路モジュール20自らを直立させることが可能にな
る。また、リード部32にあらかじめ段部34が形成さ
れていることから、クリップ部24の装着後におけるリ
ードフォーミング工程を省略することができる。そし
て、その分だけ製造工程を簡略化することができる。従
って、比較的簡単に回路モジュール20を製造すること
が可能になる。
【0068】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ることはなく、次のように変更することが可能である。
例えば、 (1) 樹脂封止を省略してもよい。このようにすると
回路モジュール1,20,25の構成がより簡単にな
る。この場合、はんだゴテやレーザー等によって個別に
はんだ付けすることが好ましい。
【0069】(2) プリント配線板3は樹脂基板を主
体材料とするものに限定されることなく、セラミックス
基板や金属基板等を主体材料とするものでもよい。例え
ばアルミナや窒化アルミニウム等のセラミックスからな
る基板であると、電気的特性、放熱性、信頼性及び長期
安定性等に優れたものとなる。りん青銅やアルミニウム
等からなる金属基板であると、電磁シールド性や放熱性
等に優れたものとなる。勿論、実施例1〜4のような樹
脂基板であると、コスト性や生産性等に優れたものとな
る。
【0070】なお、本発明のようにクリップ端子4,2
3…を用いた回路モジュール1,20,25の製造方法
であると、次のような利点がある。即ち、セラミックス
基板や金属基板等を主体材料として選択した場合でも、
樹脂基板のときと同じく、比較的容易に外部接続端子
(リード部)を設けることができるからである。クリッ
プ端子4,23…であると、孔あけ加工等を行わなくて
よいこと、基板形成工程後に装着できること等の特徴が
あるからである。
【0071】(3) 実施例4のクリップリードフレー
ム31に代えて、例えば図12(a)〜(c)に示され
るクリップリードフレーム35,36,37を使用して
もよい。これらのものでも実施例4と同等の作用効果を
奏することができる。また、クリップリードフレーム3
1,35,36,37用の金属材料として、実施例1等
において使用したコバール以外のものを選択することが
可能である。このような金属材料としては、例えば42
アロイ(Ni:42, Fe:Re)や50アロイ(Ni:50,Fe:Re)
等のような鉄合金が使用可能である。また、鉄合金のみ
に限定されることはなく、例えば錫、ニッケル、リン、
亜鉛、クロム等を少量含む銅合金や無酸素銅等を使用す
ることも勿論可能である。
【0072】そして、鉄合金を選択した場合には、銅合
金を選択したときよりも比較的安価に回路モジュール
1,20,25を得ることができる。また、機械的強度
にも優れたものとすることができる。一方、電気伝導度
が高い銅合金を選択した場合には、電気的特性に優れた
回路モジュール1,20,25を得ることができる。
【0073】(4) 図13(a)〜(c)に示される
回路モジュール38,39,40のような構成を採って
もよい。これらのものは、先端が表面S1 側を向いてい
るリード部10と、先端が裏面S2 側を向いているリー
ド部10との配置の仕方・本数がそれぞれ異なってい
る。
【0074】(5) リード部10の先端の長さは必ず
しも全て同一でなくてもよい。例えば、図13(d)に
示される回路モジュール41のように、両端に位置する
リード部10の先端を他のものよりも長くすれば、直立
させたときの安定性をいっそう向上させることができ
る。
【0075】(6) 回路モジュール1,20,25…
をより安定して直立させるためには、例えばプリント配
線板3の表面S1 及び裏面S2 の部品重量をバランスさ
せておくことが好ましい。また、大きな部品や重量のあ
る部品を、できるだけパッド群の付近に配置しておくこ
とが好ましい。つまり、直立させたときに重心を低くす
ることができるからである。
【0076】(7) 実施例4のクリップリードフレー
ム31において、クリップ端子33の装着後に切断され
る位置にハーフエッチ部を設けておくことがよい。この
構成にすると、リード部32とフレーム部8とを簡単に
かつ一定の場所で切り離すことができる。
【0077】(8) 回路モジュール20等を近接して
配置したい場合、例えば図13(e)に示されるよう
に、マザーボード13側のパッド14をくさび状にする
ことが好適である。この構成を採るとパッド群同士を近
づけることができるので、パッド14を矩形状にしたと
きに比べ、実装面積を小さくすることができる。よっ
て、高密度実装を達成するうえで好都合となる。
【0078】(9) クリップ端子はプリント配線板3
の端面を挟み込むタイプのものに限られることはなく、
例えば直線状をしたクリップ部(厳密には単にはんだ付
けされる部分)を持つものであってもよい。
【0079】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施例及び別例によって把握
される技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1において、両端に位置する二本のリー
ド部の先端をその他のリード部の先端と反対の方向に屈
曲させたこと。この構成であると、比較的容易に作製す
ることができる。
【0080】(2) 請求項4〜6のクリップリードフ
レームを用いて請求項3の表面実装型の電子部品搭載用
基板を作製すること。この方法であると、比較的容易に
かつ間違いなく作製することができる。
【0081】なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。 「クリップ端子: プリント配線板の外縁部を挟持し
得る一対のコンタクトを持つクリップ部とリード部とか
らなりかつ側面形状が非対称な金属部材をいうばかりで
なく、例えば側面形状が対称な金属部材や、コンタクト
を1つのみ備える金属部材等をも意味する。」
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載の表面実装型の電子部品搭載用基板によれば、外形寸
法の大型化やマザーボード側の配線自由度の低下を伴う
ことなく、表面実装型の電子部品搭載用装置を直立させ
ることができる。請求項2に記載の発明によれば、安定
した状態で電子部品搭載用装置を直立させることができ
る。請求項3に記載の発明によれば、多ピン狭ピッチ化
を確実に達成することができる。
【0083】また、請求項4〜6に記載のクリップリー
ドフレームによれば、上記の表面実装型の電子部品搭載
用基板を比較的簡単に製造することができる。請求項6
に記載の発明によれば、多ピン狭ピッチ化を確実に達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の電子部品搭載用基板を使用した回路
モジュール、及びそれを実装するためのマザーボードを
示す部分概略斜視図である。
【図2】回路モジュールの製造工程において、(a)は
プリント配線板にクリップ部を装着した状態を示す部分
概略側断面図、(b)はその部分概略正面図である。
【図3】同じく、(a)はフレーム部を2か所で切断し
かつリードフォーミングを行った状態を示す部分概略側
断面図、(b)はその部分概略正面図である。
【図4】同じく、(a)はリード部をフレーム部から切
断した状態を示す部分概略側断面図、(b)はその部分
概略正面図である。
【図5】実施例2の電子部品搭載用基板を使用した回路
モジュール、及びそれを実装するためのマザーボードを
示す部分概略斜視図である。
【図6】回路モジュールの製造工程において、(a)は
プリント配線板にクリップ部を装着した状態を示す部分
概略側断面図、(b)はその部分概略正面図である。
【図7】同じく、(a)はリードフォーミングを行った
状態を示す部分概略側断面図、(b)はその部分概略正
面図である。
【図8】同じく、(a)はリード部をフレーム部から切
断した状態を示す部分概略側断面図、(b)はその部分
概略正面図である。
【図9】実施例3の電子部品搭載用基板を使用した回路
モジュール、及びそれを実装するためのマザーボードを
示す部分概略斜視図である。
【図10】同じく、(a)は回路モジュールの部分概略
側断面図、(b)はクリップリードフレームの部分概略
側断面図である。
【図11】(a)は実施例4の回路モジュールの製造工
程においてプリント配線板にクリップ端子を装着した状
態を示す部分概略側断面図、(b)はその部分概略正面
図である。
【図12】(a)〜(c)は、それぞれ別例のクリップ
リードフレームを示す部分概略側断面図及び部分概略正
面図である。
【図13】(a)〜(d)は別例の回路モジュールを示
す概略図、(e)は別例における複数の回路モジュール
の配置方法を示す概略図である。
【図14】(a)は従来における問題点を説明するため
の表面実装型パッケージの概略正面図、(b)はその概
略底面図である。
【図15】(a)は従来における問題点を説明するため
の別の表面実装型パッケージの概略正面図、(b)はそ
の概略底面図である。
【符号の説明】
1,20,25,38,39,40,41…電子部品搭
載用装置としての回路モジュール、2,21,26…電
子部品搭載用基板、3…プリント配線板、4,23,2
8,33…クリップ端子、5…パッド、7,22,2
7,31,35,36,37…クリップリードフレー
ム、8…フレーム部、9,24…クリップ部、10,2
9,32…リード部、13…マザーボード、14…電極
部としてのパッド、34…段部、S1 …(プリント配線
板の)表面、S2 …(プリント配線板の)裏面、F1 …
(第1の)屈曲部位、F2 …(第2の)屈曲部位、θ…
角度。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線板の一辺に配列された複数個
    のパッドにクリップ端子のクリップ部を装着してなり、
    前記クリップ端子のリード部の先端をマザーボード上の
    電極部にはんだ付けすることによって、前記マザーボー
    ド側との導通が図られる表面実装型の電子部品搭載用基
    板において、 前記複数のリード部のうち少なくとも1つのリード部の
    先端を前記プリント配線板の表面側に屈曲させるととも
    に、残りのリード部の先端を前記プリント配線板の裏面
    側に屈曲させた表面実装型の電子部品搭載用基板。
  2. 【請求項2】先端が前記プリント配線板の表面側に屈曲
    されているリード部の数と、先端が前記プリント配線板
    の裏面側に屈曲されているリード部の数とを、ほぼ等し
    くした請求項1に記載の表面実装型の電子部品搭載用基
    板。
  3. 【請求項3】先端が前記プリント配線板の表面側に屈曲
    されているリード部と、先端が前記プリント配線板の裏
    面側に屈曲されているリード部とを、交互に配置した請
    求項2に記載の表面実装型の電子部品搭載用基板。
  4. 【請求項4】クリップ部とリード部とを備えた複数本の
    クリップ端子がフレーム部によって支持されているクリ
    ップリードフレームにおいて、 前記クリップ部が開口する方向に沿って前記リード部を
    延設するとともに、同リード部を少なくとも2か所で屈
    曲することによって、両屈曲部位間に、リード部の長手
    方向に対して直角に近い角度をなす段部を形成したクリ
    ップリードフレーム。
  5. 【請求項5】前記リード部の長手方向に対して前記段部
    がなす角度は75°〜90°である請求項4に記載のク
    リップリードフレーム。
  6. 【請求項6】前記クリップ部の幅は前記リード部の幅と
    ほぼ等しい請求項5に記載のクリップリードフレーム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6984885B1 (en) 2000-02-10 2006-01-10 Renesas Technology Corp. Semiconductor device having densely stacked semiconductor chips
JP2010087503A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Kingbright Electronics Co Ltd 改良型立ち基板の組立構造
JP2012068178A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Hitachi Automotive Systems Ltd 加速度および角速度検出装置

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US6984885B1 (en) 2000-02-10 2006-01-10 Renesas Technology Corp. Semiconductor device having densely stacked semiconductor chips
JP2010087503A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Kingbright Electronics Co Ltd 改良型立ち基板の組立構造
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