JPH05327161A - 電子回路モジュール - Google Patents

電子回路モジュール

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Publication number
JPH05327161A
JPH05327161A JP4130880A JP13088092A JPH05327161A JP H05327161 A JPH05327161 A JP H05327161A JP 4130880 A JP4130880 A JP 4130880A JP 13088092 A JP13088092 A JP 13088092A JP H05327161 A JPH05327161 A JP H05327161A
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JP
Japan
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electronic circuit
circuit module
motherboard
simm
substrate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4130880A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsushi Wakabayashi
哲史 若林
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05327161A publication Critical patent/JPH05327161A/ja
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/366Assembling printed circuits with other printed circuits substantially perpendicularly to each other

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はプリント基板に電子部品を搭載して
なり、マザーボード上に実装される電子回路モジュール
に関し、電子回路モジュールをマーザーボード上に表面
実装することを目的とする。 【構成】 プリント基板22の端面部にコンタクトパッ
ド24a、24bを設ける。コンタクトパッド24a、
24bを設けた端面に支持部25を設ける。マザーボー
ド27にはプリント基板22を実装した際に支持部25
と整合する位置にモジュール固定孔29を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子回路モジュールに係
り、特にプリント基板に電子部品を搭載してなり、マザ
ーボード上に実装される電子回路モジュールに関する。
【0002】近年、パーソナルコンピュータやワークス
テーション等では、主メモリに用いるダイナミックラン
ダムアクセスメモリ(DRAM)の容量増加が要求され
ている。このため、DRAM等の電子部品をプリント基
板に搭載してなる電子回路モジュールを、マザーボード
上に複数実装してメモリの増設を行う構成が広く利用さ
れている。このような電子回路モジュールは、マザーボ
ード上に高密度に実装できる構成であることが要求され
る。
【0003】
【従来の技術】従来、メモリの増設等のためにマザーボ
ード上に実装する電子回路モジュールとして、SIMM
(Single In−Line Memory Mo
dule)が広く用いられている。図14及び図15
は、SIMMの構成を表す図を示し、マザーボードへの
実装形態の違う2つの種類を示している。
【0004】図14はエッジコネクトタイプのSIMM
の構成を表す図を示し、同図(A)はその正面図、同図
(B)はその側面図を示す。SIMM1は、プリント基
板2に、複数のメモリ素子3やバイパスコンデンサ5等
の電子部品を搭載して構成される。また、プリント基板
2の一方の端部には、SIMMと外部機器とを電気的に
接続するためのコンタクトパッド4が設けられている。
【0005】このようなSIMM1は、同図中、二点鎖
線で示すソケット6を用いてマザーボードに実装する。
ソケット6はソケットリード7を備えており、上記のエ
ッジコネクトタイプのSIMM1をソケット6に嵌める
ことによりコンタクトパッド4とソケットリード7が電
気的に接続される。
【0006】従って、ソケットリード7をマザーボード
の実装用スルーホールに挿入してはんだ付けを行うこと
により、SIMM1をマザーボード上に実装することが
できる。
【0007】図15はリード付きタイプのSIMMの構
成を表す図を示し、同図(A)はその正面図、同図
(B)はその側面図を示す。また、同図において図12
と同一の部分には、同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0008】SIMM11のコンタクトパッド4には、
クリップリード8がはんだ付けされている。このため、
SIMM11は、マザーボードの実装用スルーホールに
直接クリップリードを挿入してはんだ付けを行うことに
より実装することができる。
【0009】このため、SIMM1及び11はマザーボ
ードに対して垂直な向きで実装され、マザーボード上に
多数のSIMM1、11を実装することができる。従っ
て、マザーボード上の、部品実装が可能な面積が増加
し、実装できるメモリ素子3の数が増えるため、メモリ
容量が増加する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
子回路モジュール(SIMM1、11)は、マザーボー
ドに実装する際に、ソケットリード7またはクリップリ
ード8を、マザーボードのスルーホールに挿入する必要
があり、表面実装(SMT)化が難しい構成であった。
【0011】一方、近年では高密度実装による機器の小
型、軽量化の要望から、メモリ素子3を始め、プリント
基板2やマザーボードに実装する電子部品のSMT化が
進んでいる。
【0012】このように、マザーボード上の複数の電子
部品が一方でSMT化する中で、電子回路モジュールだ
けがSMT化されないため、異なる実装工程が混在する
ことになる。このため、組み立て工程は複雑になり、生
産性が悪化するとともに、マザーボード全体の信頼性が
低下する。
【0013】また、この電子回路モジュールを実装する
ためには、マザーボードに電子回路モジュール実装用の
スルーホールを設ける必要があるため、マザーボードへ
の高密度実装が妨げられる。という問題点があった。
【0014】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、マーザーボード上に表面実装することができる
電子回路モジュールを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、1つの端
面部にマザーボードと接続されるコンタクトパッドを有
する基板に、複数の電子部品を搭載してなる電子回路モ
ジュールにおいて、前記コンタクトパッドが前記マザー
ボード側となるように、前記基板をマザーボード上で垂
直に支持する垂直支持手段を備えることにより解決でき
る。
【0016】更に、前記垂直支持手段を、前記基板を前
記マザーボード上で垂直に支持した際に該マザーボード
と対向する側面に一体に設けられ、前記マザーボードの
所定の位置に設けられたモジュール固定孔に嵌合される
支持部とすることにより、容易に実施することができ
る。
【0017】また、前記支持部の付け根に、該支持部の
分割除去用切り込みを設けることにより、従来のソケッ
トを用いて実装する電子回路モジュールとしても使うこ
とができる。
【0018】
【作用】上記の構成によれば、前記電子回路モジュール
は、前記垂直支持手段によりマザーボード上に垂直に支
持される。このとき、前記基板のコンタクトパッドは前
記マザーボード側となり、該マザーボードの所定の位置
に設けられているコンタクトパッドに対してほぼ接する
位置となる。従って、前記電子回路モジュールは、前記
マザーボードに対して垂直な状態で表面実装することが
できる。
【0019】また、前記垂直支持手段を前記基板の側面
に一体に設ける構成は、該垂直支持手段を前記基板の外
形加工と一緒に形成し、前記垂直支持手段を形成するた
めの特別な工程を不要とする。一方、前記マザーボード
のモジュール固定孔は、前記マザーボードの信号用スル
ーホールの形成と一緒に形成され、これも特別な工程を
必要としない。
【0020】更に、前記支持部の付け根に設けた前記分
割除去用切り込みは、前記支持部を容易に、前記基板か
ら分割除去できるように作用する。
【0021】
【実施例】図1は本発明に係る電子回路モジュールの第
1実施例の構成を表す図を示す。同図中21は電子回路
モジュールに相当するSIMMで、同図(A)はその正
面図、同図(B)は側面図を示す。また、同図(C)は
SIMM21を後述のマザーボードに実装した状態の正
面図を示し、同図(D)は、その側面図を示す。
【0022】各図において、22はSIMMを構成する
基板で、2層または4層の多層配線を施したガラスエポ
キシ製のプリント基板(ガラエポ基板)である。プリン
ト基板22の一方の面には複数のメモリ素子23が搭載
され、他方の面にはコンデンサ26等が搭載されてい
る。コンデンサ26は、メモリ素子23の電源からノイ
ズを除去するためのバイパスコンデンサである。
【0023】メモリ素子23は、プラスチックパッケー
ジ内に半導体素子を封入してなる電子部品で、通常プラ
スチックパッケージとしてはSOJ(Small Ou
tline J−leaded)パッケージまたは、T
SOP(Thin Small Outline Pa
ckage)を用いている。
【0024】プリント基板22の1つの端面部の両面に
は、複数のコンタクトパッド24a、24bが設けられ
ている。これらのコンタクトパッド24a、24bは、
SIMM21と外部機器を電気的に接続する接点となる
端子であり、銅(Cu)箔のエッチングパターン上には
んだメッキ、若しくははんだコート、または金(Au)
メッキが施されている。
【0025】また、プリント基板22は、コンタクトパ
ッド24a、24bを有する辺の両端に2つの支持部2
5を有している。支持部25は、打ち抜き等によりプリ
ント基板22の外形加工を行う際に一体で成形した突起
である。
【0026】同図(C)(D)において27はSIMM
21が実装されるマザーボードで、SIMM21の搭載
位置と整合すべき位置にモジュール固定孔29を有して
いる。このため、支持部25をモジュール固定孔29に
挿入することにより、SIMM21はマザーボード上に
垂直に保持された状態で位置決めされる。
【0027】マザーボード27上には、この状態におけ
るコンタクトパッド24a、24bの位置と整合すべき
位置にフットプリント28a、28bが設けられてい
る。ただし、フットプリント28a、28bは、マザー
ボードに外部機器等を接続するための端子で、コンタク
トパッド24a、24bと同様に、Cu箔上にはんだメ
ッキ、若しくははんだコート、または金(Au)メッキ
が施されてなる構成である。
【0028】従って、一般のSMT部品と同様に、フッ
トプリント28a、28bにはんだクリームを塗布して
リフロはんだ付けを行うことにより、コンタクトパッド
24a、24bとフットプリント28a、28bとをは
んだ30により接合することができる。
【0029】図2は本実施例の要部の構成を表す図を示
す。以下、同図に基づいて本実施例の支持部25の寸法
について説明する。尚、同図において図1と同一の部分
にていては同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0030】同図(A)は、マザーボード27に実装さ
れたSIMM21の正面図を示す。同図に示すように本
実施例の支持部25の長さ“L”は、マザーボード27
の板厚“■”とほぼ等しい長さである。このためSIM
M21をマザーボード27に実装した状態で、支持手段
25がマザーボード27の反対側の部品に影響をあたえ
ることがない。
【0031】また、同図(B)は、マザーボード27に
実装されたSIMM21の底面図を示す。同図中“T”
はプリント基板22の板厚で、支持部25の厚さに相当
する。同様に“W”は支持手段25の幅を示し、“D”
はモジュール固定孔29の直径を示す。
【0032】一般に、ガラスエポキシ製の基板の穴空け
加工は、ドリリングにより行われるため、モジュール固
定孔29の形状は、断面が円形であることが望ましい。
そこで、本実施例の支持部25は、その断面をほぼ正方
形として(T=W)、その寸法をモジュール固定孔29
の直径Dに対して、D≒√2×T≒√2×Wが成り立つ
関係にしている。
【0033】このため、支持部25及びモジュール固定
孔29は容易に設けることができ、これらを嵌め合わせ
ることにより、SIMM21をマザーボード27上でし
っかりと保持することができる。
【0034】このように、SIMM21は、コンタクト
パッド24a、24bをフットプリント28a、28b
にほぼ接触させた状態で垂直に保持されるため、従来の
表面実装の工程を使ってSMT化することができる。
【0035】図3は本発明に係る電子回路モジュールの
第2実施例の正面図を示す。SIMM31は上記のSI
MM21と類似の構成を有し、プリント基板32が上記
のプリント基板22より長く、支持部25を3つ備えて
いる点が異なっている。
【0036】このように、SIMMが大規模化した場
合、支持部25の数をふやせば、マザーボード上での保
持力が増して安定した保持力が得られる。従って、SI
MMの大規模化に伴う重量増加等にかかわらず、表面実
装が可能となる。
【0037】図4及び図5は本発明に係る電子回路モジ
ュールの第3及び第4実施例の構成を表す図を示す。こ
れらの実施例のSIMMは、上記の第1実施例のSIM
Mと類似の構成を有し、支持部25の付け根に分割除去
用切り込みを有し、支持部25を分割除去して、エッジ
コネクトタイプのSIMMとしても使えることを特徴と
している。
【0038】以下これらの図に基づいて、その構成を説
明する。尚、各図において図1と同一の部分には同一の
符号を付して、その説明を省略する。図4(A)に示す
ようにSIMM41においては、プリント基板42の支
持部25の付け根にあたる部位に分割除去用切り込みと
して、ミシン目43と、円弧状の切欠き部44が設けら
れている。
【0039】このミシン目46はプリント基板42の下
辺46より上にオフセットした位置に設けられている。
また、切欠き部44はこの下辺46と、支持部25の内
側辺45とを共に切欠くように設けられている。
【0040】このため、図4(B)に示すように、支持
部25は、ミシン目43の部分で、プリント基板42か
ら容易に分割除去することができる。また、ミシン目4
3は下辺46より上にオフセットしているため、支持部
25を分割除去した場合、その分割ラインが下辺46よ
り下まではみ出すことがない。
【0041】従って、同図(C)に示すように、本実施
例のSIMM41は支持部25を分割除去することによ
り、容易にエッジコネクトタイプとしても使用すること
ができ、従来通りソケットに実装して使用することがで
きる。尚、ミシン目43を設けても、支持部25の支持
強度は十分に維持でき、表面実装用として用いても問題
はない。
【0042】図5に示すSIMM51の場合は、上記の
第4実施例の場合のミシン目43に代えて、分割除去用
切り込みとして支持部25の付け根部分にVカット53
を設けている。このため、本実施例のSIMM51も、
Vカット53の部位で支持部25を容易にプリント基板
52から分割除去することができ、エッジコネクトタイ
プのSIMMとして使用することができる。
【0043】このように、第3及び第4実施例のSIM
M41、51は、上記の第1実施例の場合と同様に、表
面実装タイプとして使える一方、エッジコネクトタイプ
としても使うことができ、マザーボードへの実装形態の
自由度が増す。
【0044】図6は本発明に係る電子回路モジュールの
第5実施例の構成を表す図を示す。同図中61は、本実
施例のSIMMで、ほぼ上記の第1実施例の場合と同様
な構成を有しており、支持部を別体とした点を特徴とす
る。尚、同図において図1と同一の部分には同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0045】プリント基板62は、コンタクトパッド2
4a、24bを有する端面部の両端に、後述する支持部
64により挟持される切欠き部63を有している。この
支持部64は、金属製の板材からなり、表面実装用の実
装部と、複数の板ばねよりなる挟持部65とで構成され
る。また、この挟持部65を構成する板ばねは、プリン
ト基板62の切欠き部63を挟むことができるように交
互にオフセットしている。
【0046】一方、マザーボード66にはコンタクトパ
ッド24a、24bに対応したフットプリント28a、
28bと、支持部64をはんだ付けするためのプリント
フットがあり、支持部64はマザーボード上の所定の位
置に、はんだ付けにより固定される。
【0047】このため、切欠き部63を挟持部65に嵌
合させると、プリント基板62はマザーボード66上で
垂直に保持される。尚、支持部64の高さと切欠き部6
3の高さはほぼ等しいため、プリント基板62を支持部
65を介してマザーボード66上で保持した場合、コン
タクトパッド24a、24bはフットプリント28a、
28bと接する高さになる。
【0048】このように、本実施例の構成によれば、上
記の第1実施例の場合と同様な効果を有すると共に、マ
ザーボード66に、SIMM61保持用のモジュール固
定孔を設ける必要がない。従って、マザーボード66の
製造工程が短縮でき、且つ配線パターンの設計の自由度
が向上する。
【0049】図7は本発明に係る電子回路モジュールの
第6実施例の構成を表す図を示す。同図(A)は本実施
例のSIMMの正面図を示し、図中B−B断面を同図
(B)に示す。尚、同図において図1と同一の部分に
は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0050】71は本実施例のSIMMで、上記第1の
実施例のSIMM21と類似の構成を有し、コンタクト
パッド73にスルーホール74を有する点で異なる。こ
のスルーホール74はコンタクトパッド73の端部を半
円状に切欠くように設けてあり、プリント基板72の両
面に設けたコンタクトパッド73を導通している。
【0051】また、プリント基板72が多層配線板であ
る場合、スルーホール74を各層間を接続するスルーホ
ールとして用いることもできる。このため、プリント基
板72の各層間を接続するために配線パターン中に設け
られるスルーホールの数を減らすことができ、プリント
基板72の配線の高密度化が可能になる。
【0052】一方、スルーホール74は、コンタクトパ
ッド73の幅に納まる大きさとし、本実施例におけるス
ルーホールの直径は、100mil(2、54mm)ピ
ッチで形成した、幅1.5〜2.0mmのコンタクトパ
ッドの幅とほぼ等しい。
【0053】このため、SIMM71をマザーボード2
7に、はんだ付けにより表面実装すると、同図(B)に
示すように、スルーホール74とフットプリント75の
間にはんだ30が充填され、接合面積が増して強固な接
合が得られる。
【0054】図8は本発明に係る電子回路モジュールの
第7実施例の構成を表す図を示す。尚、同図において図
1と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略
する。また、同図(A)はSIMM81をマザーボード
27に実装した状態の正面図を示し、同図(B)は同図
(A)におけるB−B断面の側面図を示す。
【0055】本実施例のSIMM81は、上記の第1実
施例のSIMM21と類似の構成を有し、支持部25の
付け根の部位にスペーサ83を有する点で異なる。スペ
ーサ83は、SIMM81を支持部25を介してマザー
ボード27に実装した際、コンタクトパッド24a、2
4bをフットプリント28a、28bから所定の間隔だ
け離すために設けてある。
【0056】このため、同図(B)に示すようにSIM
M81をはんだ付けすると、コンタクトパッド24a、
24bとフットプリント28a、28bとは所定の間隔
をあけた状態ではんだ付けがされる。従って、プリント
基板82及びマザーボード27の熱膨張や反りによる応
力が、はんだ接合界面に集中せず、接合部の信頼性が向
上する。
【0057】このように、上記の各実施例のSIMM
は、SMT化が可能であり、マザーボードとSIMMと
のはんだ付けは、リフローはんだ付けで行うことにな
る。しかし、SIMMに搭載されているメモリ素子等
が、同様にSMT化されているため、SIMMを、マザ
ーボードにリフローはんだ付けするために加熱すると、
メモリ素子等をはんだ付けしていたはんだが溶融し、部
品ずれや部品脱落の原因となる。
【0058】図9〜図13は、これらの不良が発生する
のを防止するための実施例であり、それぞれ、上記の第
1の実施例のSIMM21に、部品のずれ脱落防止機構
を備えた構成である。尚、図9〜図13においては図1
と同一の部分には、同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0059】図9は本発明に係る電子回路モジュールの
第8実施例の構成を表す図を示す。同図中91は、本実
施例のSIMMで、メモリ素子23を下から保持する位
置に、保持部92を備える構成である。
【0060】この保持部92はガラエポ製の板を、プリ
ント基板22の所定の位置に耐熱性のエポキシ系接着剤
で接着して構成する。このため、同図(A)に示すよう
に、メモリ素子23をプリント基板22に実装すると、
保持部92がメモリ素子23を下から保持した状態とな
る。
【0061】従って、SIMM91をマザーボードには
んだ付けする際に、メモリ素子23とプリント基板22
を接合するはんだが加熱されて溶融しても、メモリ素子
23がずれたり、脱落したりすることがない。
【0062】図10は、本発明に係るモジュールの第9
実施例の構成を表す図を示す。本実施例のSIMM10
1は、上記第8実施例のSIMM91と類似の構成を有
し、保持部の形状のみが異なる。
【0063】この保持部102は、メモリ素子23の外
形に応じた窪みを有している。このため、SIMM10
1は、上記のSIMM91の場合に比べて、メモリ素子
23をしっかりと保持することができ、リフローはんだ
付けによる部品ずれが少ない。
【0064】図11は本発明に係る電子回路モジュール
の第10実施例の構成を表す図を示す。同図(A)はS
IMM111の正面図、同図(B)は、その底面図を示
す。各図に示すように、本実施例のSIMM111は、
板ばね状の保持部113を使用して、リフローはんだ付
けの際の部品ずれ等を防止する構成である。
【0065】プリント基板112は、保持部113の両
端部を挿入するための開口部116を備えている。この
保持部113は板ばね材で構成され、その両端には、開
口部116に挿入して掛止するための掛止部114を備
えている。更に、保持部113はメモリ素子23の位置
に整合する部位に、押圧部115を備えている。
【0066】このため、プリント基板112にメモリ素
子23をはんだ付けした後、保持部113を、開口部1
16を介してプリント基板112に装着すると、押圧部
115がメモリ素子23を押圧して保持する。従って、
上記第8、第9実施例の場合と同様に、メモリ素子23
の位置ずれや脱落を防止することができる。
【0067】また、本実施例の保持部113は、SIM
M111をマザーボードにはんだ付けした後プリント基
板112から取り外して、再度使うことができるため、
上記第8、第9実施例の場合に比べて低コストで実施す
ることができる。
【0068】図12は、本発明に係るモジュールの第1
1実施例の構成を表す図で、上記の第10実施例の場合
と異なる板ばね状の保持部を使用する例の底面図を示し
ている。
【0069】保持部123は、その両端に掛止部124
を備え、メモリ素子23が実装される位置に整合する位
置に、押圧部125を備えている。この掛止部124
は、プリント基板22の両端に掛止部124を掛けるこ
とにより掛止する構成であるため、プリント基板側には
何の加工もする必要がない。
【0070】このため、本実施例のSIMM121は、
上記の第10実施例の場合と同様な効果を有するととも
に、プリント基板の開口部加工コスト分だけ安価に実施
することができるという効果を有している。
【0071】図13は、本発明に係るモジュールの第1
2実施例の構成を表す図を示す。本実施例は、プリント
基板の両面にメモリ素子23を実装して、板ばね状の保
持部で位置ずれ等の防止を行う場合の例を示している。
また、同図(A)はその正面図を、同図(B)はその底
面図を示す。
【0072】各図に示すように、保持部133a、13
3bは、両端に掛止部134a、134bを有し、メモ
リ素子23の実装される位置に整合する部位に、押圧部
135を備えている。
【0073】プリント基板132は、両面に複数のメモ
リ素子23がはんだ付けされており、これらのメモリ素
子23と並列して、その両端部に開口部136a、13
6b(一方の端部は図示せず)を備えている。
【0074】このため、保持部134aの両端を、開口
部136aに挿入してプリント基板132に掛止して、
一方の面のメモリ素子23を保持することができ、同様
に、保持部134bを開口部136bに挿入して、プリ
ント基板132の他方の面のメモリ素子23を保持する
ことができる。
【0075】尚、上記の各実施例において、電子回路モ
ジュールをSIMMに限定して説明したがこれに限るも
のではなく、マザーボードに実装して使用する電子回路
モジュールであれば良い。また、同様にプリント基板と
しては、ガラスエポキシ製の基板に限定しているが、こ
れに限るものではなく、例えばアルミコア多層プリント
基板、セラミックコア多層プリント基板、セラミック基
板等でも良い。
【0076】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、電子回路モジュールはマザーボードに垂直な状態で
支持され、コンタクトパッドがフットプリントとほぼ接
する位置となる。このため、電子回路モジュールをマザ
ーボードに表面実装することができる。
【0077】従って、部品実装用のスルーホールを、マ
ザーボードに設ける必要が無く、マザーボードの高密度
配線化が可能となる。また、従来、電子回路モジュール
のために混在している実装方法を表面実装に統一するこ
とができ、生産製が向上し、且つ低コスト化ができる。
【0078】また、請求項2記載の発明によれば、電子
回路モジュールのプリント基板の外形加工の際に、同時
に支持部を設けることができ、マザーボードのスルーホ
ール加工の際に、同時にモジュール固定孔を設けること
ができる。このように、特別な加工をせずに、電子回路
モジュールの表面実装を低コストで実施することができ
る。
【0079】請求項3記載の発明によれば、支持部を容
易に分割除去することができ、従来同様に、ソケットを
用いたエッジコネクトタイプの電子回路モジュールとし
ても使用することができ、電子回路モジュールの実装の
自由度が向上する。
【0080】請求項4記載の発明によれば、支持部をマ
ザーボードに表面実装するため、マザーボードにモジュ
ール固定孔を設ける必要が無く、マザーボードの低コス
ト化と、一層の高密度化が可能となる。
【0081】請求項5記載の発明によれば、反円弧状の
スルーホールは、多層配線プリント基板の層間接続用の
スルーホールとして使用できるため、配線パターン中に
おけるスルーホールを減らすことができる。また、この
スルーホールは、フットプリントとはんだ材等を介して
接合するため、スルーホールがない場合に比べて接合面
積が増して強い接合強度が得られる。
【0082】請求項6記載の発明によれば、スペーサの
ためにコンタクトパッドとフットプリントの間に所定の
間隔が生じる。このため、はんだ等の接合材がこの間隔
に充填され、プリント基板やマザーボードの熱膨張や反
り等により発生する応力が接合界面に集中するのを防
ぎ、接合部の信頼性が向上する。
【0083】請求項7記載の発明によれば、電子回路モ
ジュールに搭載される電子部品は、部品の保持部により
保持されている。このため、電子回路モジュールをマザ
ーボードにリフローはんだ付けする際に加熱されること
により、予めはんだ付けしておいた電子部品のはんだが
溶融しても、電子部品が位置ずれを起こしたり、脱落す
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子回路モジュールの第1実施例
の構成を表す図である。
【図2】本発明に係る電子回路モジュールの第1実施例
の要部を表す図である。
【図3】本発明に係る電子回路モジュールの第2実施例
の正面図である。
【図4】本発明に係る電子回路モジュールの第3実施例
の構成を表す図である。
【図5】本発明に係る電子回路モジュールの第4実施例
の構成を表す斜視図である。
【図6】本発明に係る電子回路モジュールの第5実施例
の構成を表す斜視図である。
【図7】本発明に係る電子回路モジュールの第6実施例
の構成を表す図である。
【図8】本発明に係る電子回路モジュールの第7実施例
の構成を表す図である。
【図9】本発明に係る電子回路モジュールの第8実施例
の構成を表す図である。
【図10】本発明に係る電子回路モジュールの第9実施
例の構成を表す図である。
【図11】本発明に係る電子回路モジュールの第10実
施例の構成を表す図である。
【図12】本発明に係る電子回路モジュールの第11実
施例の構成を表す図である。
【図13】本発明に係る電子回路モジュールの第12実
施例の構成を表す図である。
【図14】従来の電子回路モジュールの一例の構成を表
す図である。
【図15】従来の電子回路モジュールの他の例の構成を
表す図である。
【符号の説明】
21、31、41、51、61、71、81、91、1
01、111、121、131 SIMM 22、32、42、52、62、72、82、112、
132 プリント基板 24a、24b、73 コンタクトパッド 25、64 支持部 27、66 マザーボード 28a、28b、75 フットプリント 29 モジュール固定孔 43 ミシン目 53 Vカット 74 スルーホール 83 スペーサ 92、102、113、123、133a、133b
保持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの端面部にマザーボード(27、6
    6)と接続するコンタクトパッド(24a、24b、7
    3)を有する基板(22、32、42、52、62、7
    2、82、112、132)に、複数の電子部品(2
    3、26)を搭載してなる電子回路モジュールにおい
    て、 前記コンタクトパッド(24a、24b、73)が前記
    マザーボード(27、66)側となるように、前記基板
    (22、32、42、52、62、72、82、11
    2、132)を該マザーボード(27、66)上で垂直
    に支持する垂直支持手段(25、64)を備えることを
    特徴とする電子回路モジュール。
  2. 【請求項2】 前記垂直支持手段は、前記基板(22、
    32、42、52、72、82、112、132)を前
    記マザーボード(27)上で垂直に支持した際に、該マ
    ザーボードと対向する側面に設けられ、前記マザーボー
    ド(27)の所定に位置に設けられたモジュール固定孔
    (29)に嵌合される支持部(25)であることを特徴
    とする請求項1記載の電子回路モジュール。
  3. 【請求項3】 前記支持部(25)の付け根に、該支持
    部(25)の分割除去用切り込み(43、53)を設け
    たことを特徴とする請求項2記載の電子回路モジュール
  4. 【請求項4】 前記垂直支持手段は、前記マザーボード
    (66)上に実装される実装部と、前記基板(62)を
    挟持する挟持部(65)により構成される支持部(6
    4)であることを特徴とする請求項1記載の電子回路モ
    ジュール。
  5. 【請求項5】 前記基板(22、32、42、52、6
    2、72、82、112、132)のコンタクトパッド
    (24a、24b、73)は、基板端面部に半円弧状の
    スルーホール(74)を備えることを特徴とする請求項
    1乃至4のうちいずれか一項記載の電子回路モジュー
    ル。
  6. 【請求項6】 前記基板(22、32、42、52、6
    2、72、82、112、132)のコンタクトパッド
    (24a、24b、73)と前記マザーボード(27、
    66)のフットプリント(28a、28b、75)との
    間が所定の間隔になるように、前記マザーボード(2
    7、66)と対向する前記基板(22、32、42、5
    2、62、72、82、112、132)の側面に、ス
    ペーサ(83)を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    4のうちいずれか一項記載の電子回路モジュール。
  7. 【請求項7】 前記電子部品(23)を前記基板(2
    2、112、132)上で保持する保持部(92、10
    2、113、123、133a、133b)を備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項記載
    の電子回路モジュール。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999051071A1 (de) * 1998-03-31 1999-10-07 Tyco Electronics Logistics Ag Smd-fähige hybridschaltung
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JP2011520275A (ja) * 2008-05-05 2011-07-14 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 中間回路基板を介した多極プラグインコネクタの接続

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