JPH1046599A - 柱脚固定用レベル調整体 - Google Patents
柱脚固定用レベル調整体Info
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- JPH1046599A JPH1046599A JP8224599A JP22459996A JPH1046599A JP H1046599 A JPH1046599 A JP H1046599A JP 8224599 A JP8224599 A JP 8224599A JP 22459996 A JP22459996 A JP 22459996A JP H1046599 A JPH1046599 A JP H1046599A
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- foundation concrete
- level
- adjusting body
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Abstract
困難、破壊しやすく、注入モルタルの充填を妨げる等の
課題があった。 【解決手段】 基礎コンクリート105の表面に埋設す
る第1の部品1と、この第1の部品にねじ込み係合して
前記基礎コンクリートの表面からの高さを調整する第2
の部品2とからなるものである。
Description
鉄骨柱等の柱脚を固定するために使用する柱脚固定用レ
ベル調整体に関するものである。
構造力学上ピン構造と考えられ、曲げ抵抗モーメントの
負担はしないと解釈されており、柱脚部にモーメントを
負担させるためには固定方式にしなければならなかっ
た。
内にまたはフーチン内に柱脚を埋め込むか、柱脚部根巻
きを行って、柱脚部に曲げ抵抗モーメントを負担できる
構造としなければならない。
度コンクリートを打ち止めした後、鉄骨柱の建方を行っ
て、その後で再度コンクリートを打設するという手間が
かかる方法であった。
ボルト形式でありながら固定度を増す方法が考えられ、
柱脚固定構造として採用されるようになった。
り、まず、図10(a)に示すように、主要部材である
アンカーボルト101をテンプレート102、アンカー
フレーム103等で所定の位置に設置してアンカーボル
ト支持枠体120を構成し、この枠体120に、図10
(b)に示すように、配筋104、型枠を施こして基礎
コンクリート105の打設を行う。
りに予じめ柱脚106の下端に溶接固定したベースプレ
ート107を、その周縁部に設けたアンカーボルト挿通
穴107a(図11)によってアンカーボルト101に
嵌め、このアンカーボルト101にナット(図10)又
は座金108(図11)を嵌めてナット109で締付け
固定する。
の周囲に離間して桟木等で注入枠110を設け、図10
(c)に示すように、注入具111からグラウト材とし
てモルタル112をベースプレート107と注入枠11
0との開口に注入する。即ち、このモルタル112は開
口を通って、基礎コンクリート105とベースプレート
107の隙間113に充填され、基礎コンクリート10
5とベースプレート107とを密着、固定させる。
リート105とベースプレート107の隙間113の中
央部に、モルタル沈降による、あるいはエアだまりによ
るモルタルとベースプレートの不接触を避け、柱脚のレ
ベルを調整するため、通常マンジュウと称されるレベル
調整体114として一塊のモルタルを配置する。
トが接するため、なめらか、かつ平らでなければならな
い。そこで、一般に現場管理者が、測量器で高さの測量
をしながら左官工が一塊のモルタル上面を調整すること
が現状である。
込む際、梁の許容寸法誤差が3mm以下(建築学会基
準)であるため、中間を開き加減にして梁を入れる。そ
の際、アンカーボルトを多少緩め、レベル調整体である
マンジュウ上で柱を斜めに倒すためマンジュウ全体が強
固でありかつその上部が球面状であることが望ましい。
しかし従来のモルタルの塊であるいわゆるマンジュウで
は所望の形状にするには手間がかかり難しく、かつ壊れ
易い。
ル調整体は以上のように構成されているので、次のよう
な課題があった。
14の上面が斜めに仕上がる可能性があり、左官工はレ
ベル調整体の上面の何点かを測り、上面を調整しなけれ
ばならない。
がると、ベースプレートとの接触は一点となり、モルタ
ルの塊であるレベル調整体は容易に崩れてしまう。ま
た、周辺からの注入モルタルも充分に隙間に入り込まな
くなる。
めになされたもので、全体が強固でかつ上面が球面形状
で、更に高さ調整の容易な柱脚固定用レベル調整体を得
ることを目的とする。
る柱脚固定用レベル調整体は、基礎コンクリートの表面
に埋設する第1の部品と、この第1の部品にねじ込み係
合して前記基礎コンクリートの表面からの高さを調整す
る第2の部品とからなるものである。
ル調整体は、第2の部品の球面部に注入穴を開けるもの
である。
ル調整体は、基礎コンクリートに埋設するアンカーボル
トを位置決めしたアンカーボルト支持枠体の中央に設け
た吊り下げ具と、この吊り下げ具に取り付けて基礎コン
クリートの表面に埋設する第1の部品と、この第1の部
品にねじ込み係合して前記基礎コンクリートの表面から
の高さを調整する第2の部品とからなるものである。
ついて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるレ
ベル調整体10を示す正面図、図2は図1のA−A線に
沿う横断面図である。図において、1は基礎コンクリー
ト105の表面に埋設する第1の部品であり、下半部1
aは基礎コンクリート105への埋設を強固にするため
に拡径しており、上半部1bの筒部内面には雌ねじ1c
が形成されている。
の部品であり、球面部2bの外周面には上記雌ねじ1c
と螺合する雄ねじ2aが形成されている。また、球面部
には注入モルタルが流入するように注入穴2cが開けら
れている。
る。アンカーボルト支持枠体120に対する基礎コンク
リート105の打設時、図3に示すようにレベル調整体
10を支柱5で支持して基礎コンクリート105の表面
に第1の部品1を埋設する。次いで、図4のように、第
1の部品1に第2の部品2をねじ係合し、このねじ込み
量によってレベル(高さ)を10〜50mmの範囲内で
調整する。
を行った後、図5に示すように予じめ柱脚106の下端
に溶接固定したベースプレート107を、その周縁部に
設けたアンカーボルト挿通穴107aにアンカーボルト
101を通してレベル調整体10上に載置し、このアン
カーボルト101に座金108を嵌めてナット109で
締付け固定する。
の周囲に開口を形成するよう注入枠110を設け、この
開口からベースプレート107と基礎コンクリート10
5の間の隙間にモルタルを注入する。
ば、ねじ係合する2つの部品によりレベル調整体10を
構成したので、レベル調整が正しく容易にできる。ま
た、第2の部品の球面部2bに注入穴2cを設けている
ことにより、モルタル注入時にモルタルが球面部2bの
内部に充填され、強度が向上する。しかも、この注入穴
2cにより、指またはシノ等で微調整が可能である。
面に埋設するレベル調整体10の支持構成を示すもの
で、図7はレベル調整体の支持状態を示す正面図であ
り、図8(a)は図7のテンプレートの拡大斜視図であ
り、図8(b)は 図7の要部の拡大図であり、かつ図
9は基礎コンクリート表面に埋設したレベル調整体上に
ベースプレートを載置した状態を示す正面図である。図
6において、アンカーボルト支持枠体120のテンプレ
ート102の中央にネジ3で吊り下げ具4を取り付け、
この吊り下げ具4にレベル調整体10を支持し、この支
持した状態で図7〜図9に示すように基礎コンクリート
105の表面に埋設する。
ば、レベル調整体10を確実にアンカーボルト支持枠体
120の中央部に固定できる。また、特別な支持支柱を
必要としないため、配筋を妨げることなく、コストダウ
ンを図ることができる。しかも埋設時の上下のレベル調
整が簡単にできるものである。
クリートの表面に埋設する第1の部品と、この第1の部
品にねじ込み係合して前記基礎コンクリートの表面から
の高さを調整する第2の部品とで構成したので、レベル
調整が簡単かつ容易にできる。
の球面部に注入穴を開けて構成したので、モルタル注入
時にモルタルが筒体内部に充填し、強度が向上する。ま
た、この穴により、指またはシノ等で微調整が可能であ
るとの効果がある。更にまた、レベル調整体を鋼、鋳
鋼、プラスチック、セラミック、アルミニウム等で成型
することにより、上面を球面状に仕上げることが簡単に
できる。上部の鉄骨建方時に柱間に梁を落とし込む際、
梁の許容寸法誤差が3mm以下(建築学会基準)である
ため、中間を開き加減にして梁を入れる。その際、アン
カーボルトを多少緩め、レベル調整体であるマンジュウ
上で柱を斜めに倒すためマンジュウ全体が強固でありか
つその上部が球面状であることが望ましい。
リートに埋設するアンカーボルトを位置決めしたアンカ
ーボルト支持枠体の中央に設けた吊り下げ具と、この吊
り下げ具に取付けて基礎コンクリートの表面に埋設する
第1の部品と、この第1の部品にねじ込み係合して前記
基礎コンクリートの表面からの高さを調整する第2の部
品とで構成したので、レベル調整体を確実にアンカーボ
ルトの中央に位置させて基礎コンクリートの表面に埋設
することができる。また、レベル調整体を支持する支柱
がないため、部品点数の削減によってコストダウンな
り、配筋をじゃますることがなく、作業性が向上する。
さらに、基礎コンクリート打設におけるレベル調整体の
位置ずれがなく、上下のレベル調整操作が簡単にできる
等の効果がある。
を分解して示す説明図である。
体を支持する構成図である。
体の説明図である。
体上にベースプレートを載置した状態を示す正面図であ
る。
ート表面に埋設するレベル調整体の支持を示す構成図で
ある。
る。
体上にベースプレートを載置した状態を示す正面図であ
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 基礎コンクリートの表面に埋設する第1
の部品と、この第1の部品にねじ込み係合して前記基礎
コンクリートの表面からの高さを調整する第2の部品と
からなる柱脚固定用レベル調整体。 - 【請求項2】 第2の部品の球面部に注入穴を開けたこ
とを特徴とする請求項1記載の柱脚固定用レベル調整
体。 - 【請求項3】 基礎コンクリートに埋設するアンカーボ
ルトを位置決めしたアンカーボルト支持枠体の中央に設
けた吊り下げ具と、この吊り下げ具に取り付けて基礎コ
ンクリートの表面に埋設する第1の部品と、この第1の
部品にねじ込み係合して前記基礎コンクリートの表面か
らの高さを調整する第2の部品とからなる柱脚固定用レ
ベル調整体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8224599A JPH1046599A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 柱脚固定用レベル調整体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8224599A JPH1046599A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 柱脚固定用レベル調整体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1046599A true JPH1046599A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16816257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8224599A Pending JPH1046599A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 柱脚固定用レベル調整体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1046599A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100453123C (zh) * | 2007-02-01 | 2009-01-21 | 厦门大学 | 一种羟基磷灰石与氧化铝复合涂层的制备方法 |
US12018448B2 (en) | 2019-07-04 | 2024-06-25 | Vestas Wind Systems A/S | Method of forming a wind turbine foundation |
-
1996
- 1996-08-08 JP JP8224599A patent/JPH1046599A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100453123C (zh) * | 2007-02-01 | 2009-01-21 | 厦门大学 | 一种羟基磷灰石与氧化铝复合涂层的制备方法 |
US12018448B2 (en) | 2019-07-04 | 2024-06-25 | Vestas Wind Systems A/S | Method of forming a wind turbine foundation |
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