JPH1045333A - 綾巻きパッケージを形成する繊維機械の糸巻返し部 - Google Patents

綾巻きパッケージを形成する繊維機械の糸巻返し部

Info

Publication number
JPH1045333A
JPH1045333A JP9114689A JP11468997A JPH1045333A JP H1045333 A JPH1045333 A JP H1045333A JP 9114689 A JP9114689 A JP 9114689A JP 11468997 A JP11468997 A JP 11468997A JP H1045333 A JPH1045333 A JP H1045333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
thread
tube
yarn end
bell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9114689A
Other languages
English (en)
Inventor
Herbert Rueskens
リュスケンス ヘルベルト
Leo Tholen
トーレン レオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
Original Assignee
Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE1996117469 external-priority patent/DE19617469A1/de
Priority claimed from DE1996117525 external-priority patent/DE19617525A1/de
Application filed by Bee Shiyuraafuhorusuto & Co filed Critical Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
Publication of JPH1045333A publication Critical patent/JPH1045333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/02Arrangements for removing spent cores or receptacles and replacing by supply packages at paying-out stations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/08Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements
    • B65H67/081Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements acting after interruption of the winding process, e.g. yarn breakage, yarn cut or package replacement
    • B65H67/083Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements acting after interruption of the winding process, e.g. yarn breakage, yarn cut or package replacement handling the yarn-end of the new supply package
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 績コップからの糸端部の迅速かつ確実な引取
りを保証すると共に、グリッパ管への糸端部の信頼性の
良い引渡しをも保証する。 【解決手段】 糸巻返し部1の繰出し位置Iの範囲に、
供給コップの糸端部57をハンドリングするための糸端
部引取り・引渡し装置14が配置されており、糸走行路
IIに糸制御装置18が配置されており、下糸40を形
成する糸端部57が、糸端部引取り・引渡し装置14に
よって糸制御装置18に挿入可能であり、糸端部剥離過
程と糸端部挿入過程とが必要に応じて問題なく繰返し可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、綾巻きパッケージ
を形成する繊維機械の糸巻返し部であって、巻返したい
紡績コップの糸端部を引き取るための装置が設けられて
おり、該装置が、紡績コップの糸端部をニューマチック
的に剥離させて、吸込空気で負荷されるグリッパ管に引
き渡すための装置を有しており、該グリッパ管が糸端部
をスプライシング装置に導入するようになっている形式
のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の糸巻返し部は、たとえ
ばドイツ連邦共和国特許出願公開第3812643号明
細書および同第4241992号明細書に基づき公知で
ある。
【0003】ドイツ連邦共和国特許出願公開第3812
643号明細書に開示されている装置は、紡績コップを
繰出し位置で取り囲むカバーと、このカバーの上方に配
置された糸バルーニングガイド装置とを有しており、こ
の糸バルーニングガイドは空気吹込ノズルを備えてい
る。この空気吹込ノズルは糸端部を、準備位置に停留さ
れた、吸込空気で負荷される引渡し管に搬送する。この
引渡し管は上方から糸バルーニングガイド装置の真上に
旋回させられる。この引渡し管は吸い込まれた糸端部を
引き続きスプライシング装置へ引き渡す。
【0004】この公知の装置には特に次のような欠点が
認められる。すなわち、引渡し管が糸端部を引き取るた
めに直接に糸走行路に位置決めされており、このことは
特に糸切れ過程との関連において不都合となる。
【0005】ドイツ連邦共和国特許出願公開第4241
992号明細書に開示されている装置では、待機位置に
位置決めされた繰出しボビンの上方に糸捕捉トランペッ
トガイドが装備されている。この糸捕捉トランペットガ
イドは、側方の吸込開口を備えた管状の接続部分に移行
している。糸捕捉トランペットガイドと接続部分とは、
コップ搬送方向に向いたスリット状の開口を有してお
り、この開口を通じて糸端部の通過が可能となる。接続
部分に設けられた側方の吸込開口には、旋回可能に支承
されたグリッパ管がドッキング可能である。
【0006】この公知の装置では、巻き返したい繰出し
ボビンの糸端部を既に早めに準備することが可能にな
り、この場合、紡績コップが巻返し位置に引き込まれる
やいなや、直ちに巻返しプロセスを開始することができ
る。
【0007】しかし、この公知の装置では、繰出し位置
に位置する紡績コップにおいて糸切れが生じると、問題
が生じることが判っている。なぜならば、糸切れを排除
するためにはグリッパ管の使用が必要となるからであ
る。しかしグリッパ管はこの場合既に、待機位置に停留
されたコップの糸端部を捕捉しているので、不都合が生
じてしまう。
【0008】さらにドイツ連邦共和国特許出願公開第4
422596号明細書には、自動綾巻きワインダの糸巻
返し部に装備された装置が記載されている。この公知の
装置では、コップから引き出された下糸の存在がセンサ
素子によって検出される。糸グリップ部材によって捕捉
された糸はこの場合、センサに動的な糸信号を発生さ
せ、この信号が下糸の存在を表示する。下糸が存在して
いると、クリアラ切断に基づき導入された糸端部結合過
程が継続され、それに対して対応する信号が存在しない
場合には糸端部結合過程が中断されて、コップ交換過程
が開始される。
【0009】この公知の装置では、糸端部結合過程のた
めに必要となる糸グリップ部材の制御も、コップ交換過
程と関連して使用される操作部材の制御も機械的に、つ
まり共通の駆動装置によって負荷されるカムディスクユ
ニットを介して行われる。
【0010】一般に各切換過程時に360゜の回転を実
施するカムディスクは、たいてい予め規定された回転方
向に合わせて設計されているので、この公知の装置で
は、動的な糸信号が存在しない場合に糸端部結合過程を
停止し、かつカムディスクユニットを直接にゼロ位置へ
戻すことが大きな問題となる。
【0011】さらにドイツ連邦共和国特許出願第195
39762.2号明細書に基づき公知の自動綾巻きワイ
ンダの糸巻返し部は、それぞれ糸結合装置のための専用
の駆動装置と、コップ交換装置のための専用の駆動装置
とを有している。コップ交換装置のための駆動装置は、
糸巻返し部コンピュータによって規定されて制御可能な
ステップモータにより形成される。このステップモータ
は伝動装置を介して、種々のハンドリング装置を操作
し、かつ紡績コップを収容する円形マガジンを切り換え
ていくためのカムディスクユニットを駆動する。すなわ
ち、コップ交換装置のための専用のステップモータの使
用により、糸結合装置のためのカムディスクユニット
と、コップ交換装置のためのカムディスクユニットとを
機械的に分離させることができるので、各ハンドリング
装置の十分に独立した作動、たとえば別個の前進および
後進が可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の糸巻返し部を改良して、紡績コップから
の糸端部の迅速かつ確実な引取りを保証すると共に、グ
リッパ管への糸端部の信頼性の良い引渡しをも保証する
ことのできる、単純でかつ信頼性の良い糸巻返し部を提
供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の第1の構成では、糸巻返し部の繰出し位置の
範囲に、供給コップの糸端部をハンドリングするための
糸端部引取り・引渡し装置が配置されており、糸走行路
に糸制御装置が配置されており、下糸を形成する前記糸
端部が、前記糸端部引取り・引渡し装置によって前記糸
制御装置に挿入可能であり、糸端部剥離過程と糸端部挿
入過程とが、必要に応じて問題なく繰返し可能であるよ
うにした。
【0014】さらに上記課題を解決するために本発明の
第2の構成では、糸巻返し部の繰出し位置の範囲に、旋
回管を介して鐘形吸込装置に接続可能な糸端部引取り装
置が配置されており、前記鐘形吸込装置が、吸込空気で
負荷される前記グリッパ管をドッキングするための側方
の接続開口を有しているようにした。
【0015】
【発明の効果】本発明の第1の構成は特に、供給コップ
で引き取られた下糸の整然とした引渡しを監視する糸制
御装置を、グリップ管への糸端部引渡しがこの糸制御装
置によって妨げられることなしに、グリップ管の下方で
直接に規則的な糸走行路に位置決めすることができると
いう利点を有している。糸制御装置はこの場合、簡単に
糸巻返し部ケーシングに定置に固定されている。
【0016】さらに、請求項2に記載の有利な構成に基
づき、つまりコップ交換装置の各ユニットのために独立
した専用の駆動装置を使用することに基づき、旋回管を
繰り返し相前後して種々の作業位置に位置決めすること
が可能となるので、必要に応じて糸端部剥離・引渡し過
程もしくは糸制御装置への糸端部挿入過程を問題なくか
つ極めて迅速に繰り返すことが可能となる。
【0017】請求項3に記載の有利な構成に基づき、旋
回管の位置を当該糸巻返し部において実際に与えられた
目下の条件(つまり糸が捕捉されているのか、または捕
捉されていないのか)に直接に適合させることができる
ことが保証される。作動位置に位置決めされた旋回管に
おいて、たとえば糸制御装置の対応する信号が不在であ
る場合には、下糸の不在に基づき失敗するにちがいない
糸端部結合の試みが先に開始されることなしに、旋回管
は直接に糸端部引渡し位置へ戻し旋回させられる(請求
項4)。
【0018】本発明のさらに別の有利な構成では、旋回
管を位置決めするための駆動装置が、減速伝動装置を介
してカムディスクユニットを駆動する可逆式の駆動ユニ
ットから成っている。使用される可逆式の電動モータに
より、カムディスクユニットを少なくとも制限された範
囲で逆回転させることが可能となるので、必要に応じて
カムディスクユニットの、ゼロ位置への迅速な逆回転が
可能となり、ひいては糸端部引渡し位置における旋回管
の直接的な位置決めが可能となり、カムディスクユニッ
トがまず完全な1回転を実施する必要はなくなる。
【0019】可逆式の駆動ユニットとしては、請求項6
に記載されているようにステップモータが選択されると
有利である。このようなステップモータには、一方では
極めて廉価であるという利点があると同時に、他方では
このような駆動ユニットを用いると規定の回転角度を正
確に維持することができるという利点がある。さらに、
このようなモータが使用されると、付加的な始動クラッ
チもしくはセーフティクラッチ等を不要にすることがで
きる。
【0020】対応するカムディスク伝動装置と相まっ
て、ステップモータは、コップ交換過程と関連して必要
となる種々のハンドリング装置の規定の制御を実施する
ために比較的廉価でかつ信頼性の良い構成を提供する。
このことは特に、繰返し動作が考慮されなければならな
い場合に有効となる(請求項7)。
【0021】糸端部結合過程においてもコップ交換過程
においても使用されるグリッパ管に関して本発明のさら
に別の有利な構成では、グリッパ管を制御するためのカ
ムディスクが、グリッパ管を、その旋回運動の始端範囲
に位置する中間位置から、必要に応じて糸端部引取り位
置へ問題なく戻し旋回させることができるように形成さ
れている。これにより、旋回管の戻し旋回時でもカムデ
ィスクユニットの完全な回転は不要となる(請求項
8)。
【0022】請求項9に記載の本発明の第2の構成には
特に次のような利点がある。すなわち、有利には繰出し
ボビンの巻き管先端部の範囲に準備された糸端部を巻き
管先端部からニューマチック的に簡単に剥離させて、糸
端部引取り装置の範囲に生ぜしめられる空気流によって
旋回管を介して直接に、鐘形吸込装置に準備された、負
圧で負荷されるグリッパ管へ引き渡すことができる。グ
リッパ管はこの場合、有利には糸走行路外に位置決めさ
れているので、糸は巻返しプロセスの間、グリッパ管に
よって決して妨げられない。
【0023】このような構成の別の利点は、糸処理装置
もしくは糸制御装置を、糸引渡しを妨げることなしに、
下糸の糸走行路の範囲に固定的に位置決めすることがで
きる点に認められる。なぜならば、比較的短いグリッパ
管が、引渡し位置で捕捉された下糸を、張設された糸弦
として、少なくともほぼ水平な方向で糸処理装置もしく
は糸制御装置に導入するからである。グリッパ管はこの
場合、繰出しボビン供給部の形式、たとえば円形マガジ
ン、循環する皿形の搬送テーブル等とは無関係に全ての
機械タイプに対して同じであるので有利である。供給さ
れた紡績コップの長さも、グリッパ管の長さには影響を
与えない。
【0024】本発明の有利な構成では、糸端部引取り装
置が、請求項10に記載されているように鐘形ブロー装
置として形成されているので、ブローノズル装置を介し
て加えられるブロー空気流が、巻き管先端部の範囲に格
納された糸端部に直接に作用する。しかし本発明の別の
改良形では、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第
3812643号明細書に基づき公知であるような、コ
ップの下に同心的に配置されたブローノズルを用いて、
巻き管内部に格納された糸端部を糸端部引取り装置へ吹
き込むか、または吸い込むための装置を設けることもで
きる。付加的に、さらにコップベースまたはその上の範
囲にブローノズルを配置することもできる。これによ
り、糸切れ後に、場合によってはそれどころか継続した
コップ移動過程(Kopsreise)の後にグリッパ
管への糸端部の供給を行うこともできる。
【0025】請求項11に記載されているような、さら
に別の有利な構成では、鐘形ブロー装置の作業高さが調
節可能である。こうして、たとえばロット交換時に新し
いコップサイズにフレキシブルに反応することが可能と
なる。すなわち、鐘形ブロー装置の作業高さは、使用さ
れるコップサイズに合わせてその都度最適に調整するこ
とができる。このことは糸端部引取り・引渡し装置の効
率に極めて有利に作用する。
【0026】請求項12に記載されているように、鐘形
ブロー装置は2つの主要構成要素から成っている。内側
に位置する基体は、たとえば長孔ガイドを介して、糸巻
返し部に設けられた対応する保持装置に摺動可能に支承
されている。したがって、この基体は種々異なる作業高
さに問題なく調節することができる。この基体にはスリ
ーブが摺動可能に案内されている。このスリーブは特殊
な操作装置を介して作動位置へ容易に降下させることが
できる。この作動位置では、請求項13に記載されてい
るようにスリーブが繰出しボビンの巻き円錐体を少なく
とも部分的に取り囲んでいる。
【0027】請求項14に記載されているように、鐘形
ブロー装置の基体は同時に糸引出し加速器(Faden
abzugsbeschleuniger)としても形
成されている、つまり基体は、引出し時の糸のバルーニ
ング作用を阻止する内輪郭を有しているので、本発明に
よる装置は高い糸引出し速度を可能にする。
【0028】請求項15に記載のブローノズル装置は、
巻き円錐体に向けられた圧縮空気流を保証する。このよ
うな圧縮空気流は巻き管先端部から糸端部を信頼性良く
剥離させて、旋回管と鐘形吸込装置とを介してニューマ
チック的にグリッパ管へ搬送する。グリッパ管内に形成
された負圧は、剥離された糸端部の搬送を有効に助成す
る。
【0029】鐘形ブロー装置はその作業位置に関して調
節可能であるのに対して、グリッパ管がドッキングする
鐘形吸込装置の組込み位置は不動に規定されているの
で、一貫したニューマチック式の糸ガイドを得るために
は、請求項16に記載されているように旋回管の長さ
が、鐘形ブロー装置の各組込み高さに適合可能であると
有利である。
【0030】したがって本発明のさらに別の有利な構成
(請求項17)では、旋回管がテレスコープ管として形
成されている。この場合、内側管は制限された量で運動
可能にブローノズルの基体に結合されており、それに対
して外側管は、その組込み位置に関して鐘形吸込装置に
適合された旋回駆動装置に接続されている。
【0031】鐘形吸込装置は一貫して延びるスリット状
の糸通過開口を有している。この糸通過開口に基づき、
旋回管がその作動位置へ戻し旋回させられると同時にグ
リッパ管が中間位置へ戻し旋回させられる際に、糸を規
則的な糸走行路の範囲へ移動させることが可能となる
(請求項18)。
【0032】請求項19に記載されているように、糸は
旋回管の、その作動位置への戻し旋回時もしくはグリッ
パ管の、その中間位置への旋回時に、糸制御・切断装置
へ自動的に挿入される。この糸制御・切断装置は、請求
項20に記載されているように下糸センサと残留糸鋏と
を有していると有利である。
【0033】この下糸センサは下糸の引渡し成功を監視
する。すなわち、下糸センサが糸を検出しないと、上糸
引取り過程の開始がまず放棄され、その代わりに、下糸
を引き取るための新たな試みが開始される。
【0034】原則的に各コップ交換過程の開始時に作動
させられる残留糸鋏は、スプライシング動作が失敗した
場合に引きずり糸(Schleppfaden)が形成
されることを阻止する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【0036】図1には、全体を符号1で示した、綾巻き
パッケージを形成する繊維機械の糸巻返し部が示されて
いる。自動綾巻きワインダとして知られているこのよう
な繊維機械は、相並んで配置された多数の糸巻返し部1
を有している。この糸巻返し部1では紡績コップ2が巻
き返されて、大容積の綾巻きパッケージ3を形成する。
紡績コップ2はこの場合、繊維機械の底部範囲に配置さ
れた搬送装置4を介して個々の糸巻返し部に搬送され
る。
【0037】図1に示したように、このような搬送装置
4は種々異なる多数の搬送区間を有している。これらの
搬送区間に沿って、皿形の搬送テーブル5に立て置きさ
れた紡績コップ2が搬送される。図面には単にボビン供
給区間6、リバーシング区間7、空管排出区間8および
個々の糸巻返し部1に通じた横方向搬送区間9しか図示
されていない。よく知られているように、紡績コップ2
は横方向搬送区間9を介して繰出し位置Iの範囲へ進入
し、この場所で皿形の搬送テーブル5は位置決め手段2
7によって停止され、それぞれ前側の、紡績コップ2′
として示した繰出しボビンが巻き返される。
【0038】各糸巻返し部は、紡績コップ2′の糸端部
を、パッケージフレーム10に保持された綾巻きパッケ
ージ3の糸端部に結合することを可能にする一連のハン
ドリングエレメントを有している。これに関連して重要
な装置は、綾巻きパッケージ3の表面から上糸を引き取
るための、旋回可能に支承された吸込ノズル11と、吸
込空気で負荷されるグリッパ管13と、スプライシング
装置12である。吸込ノズル11は上糸をスプライシン
グ装置12に挿入し、グリッパ管13は紡績コップ2′
からの糸端部57、つまりいわゆる下糸40をスプライ
シング装置12に位置決めする。紡績コップ2で準備さ
れた糸端部57をハンドリングするための特別な糸端部
引取り・引渡し装置は符号14で示されている。
【0039】図1には、横方向搬送区間9を介して糸巻
返し部1の範囲へ搬送された3つの紡績コップ2が示さ
れている。この場合、紡績コップ2′は搬送テーブルの
位置決め手段27によって繰出し位置Iに位置固定され
ている。この紡績コップ2′の上方には、糸端部引取り
・引渡し装置14が位置決めされている。この糸端部引
取り・引渡し装置14は主として鐘形ブロー装置15
と、旋回管16と、鐘形吸込装置17とから成ってい
る。鐘形吸込装置17に設けられた糸通過開口35の手
前には、規則的な糸走行路IIの範囲で糸制御・切断装
置18が配置されている。
【0040】鐘形ブロー装置15は主として基体を有し
ており、この基体は保持装置を介して作業高さに関して
調節可能に糸巻返し部ケーシング21に位置固定可能で
ある。この基体にはスリーブが被せられ、このスリーブ
は移動可能に基体に取り付けられていて、操作装置を介
して矢印23の方向で下方に向かって引き出すことがで
きる。鐘形ブロー装置のスリーブを鉛直方向に移動させ
るための操作装置としては、たとえばニューマチックシ
リンダまたはカムディスク制御式の作動レバーを設ける
ことができる。この場合、対応するカムディスクはステ
ップモータを介して負荷されると有利である。鐘形ブロ
ー装置の基体は、その内輪郭が糸引出し加速器を形成す
るように構成されている。さらに基体は枢着結合部、た
とえばボールジョイント結合部25を介して、旋回管1
6に結合されている。さらに、鐘形ブロー装置15はブ
ローノズル装置を有しており、このブローノズル装置は
対応するニューマチック管路を介して圧縮空気源に接続
されている。
【0041】旋回管16はテレスコープ管として形成さ
れていると有利である。この旋回管16はカムディスク
制御式の旋回装置32を介して、図2に示した出発位置
もしくは作動位置(BS)から、図1に示した糸端部引
渡し位置(FUS)へ変位可能である。糸端部引渡し位
置では、旋回管16が鐘形ブロー装置15を鐘形吸込装
置17に接続している。下方に向かって開いている鐘形
吸込装置17は側方の接続開口33を有しており、この
接続開口33には、負圧源34に接続された、旋回可能
に支承されたグリッパ管13がドッキング可能である。
鐘形吸込装置17はさらに、コップ搬送方向Rに向けら
れたスリット状の糸通過開口35を有している。
【0042】図2に示したように、全体を符号19で示
したコップ交換装置の各ハンドリング装置の駆動は、糸
巻返し部コンピュータ36によって制御されるステップ
モータ29によって行われる。このステップモータ29
は伝動装置30を介してカムディスクユニット31を負
荷する。このカムディスクユニット31には制御レバー
20,22が接触しており、これらの制御レバー20,
22は別のレバーリンク機構24,26を介してコップ
交換装置19のハンドリング装置、つまり搬送テーブル
用の位置決め手段27と旋回管16とを制御する。
【0043】糸巻返し部コンピュータ36を介して制御
されるステップモータ29は、支承プレート37または
これに類するものを介して糸巻返し部ケーシング21に
固定されている。このステップモータ29のピニオン3
9は、全体を符号30で示した伝動装置の入力車と噛み
合っている。この伝動装置30の出力車は、カムディス
クユニット31に接続された歯車41と噛み合ってい
る。このことから明らかなように、伝動装置30に基づ
き、通常240〜500rpmであるステップモータの
回転数の著しい減速が行われる。回転数が比較的低く、
かつ伝達すべきトルクが比較的小さいことに基づき、伝
動装置はカプセル封入されていない状態で維持すること
ができ、また各歯車はプラスチックから製造されている
と有利である。
【0044】図3には、横方向搬送区間9を介して糸巻
返し部1の範囲に搬送された3つの紡績コップ2が示さ
れている。この場合、紡績コップ2′は位置決め手段2
7によって繰出し位置Iに位置固定される。この紡績コ
ップ2′の上方には、糸端部引取り・引渡し装置14が
位置決めされている。この糸端部引取り・引渡し装置1
4は既に前で説明したように、主として鐘形ブロー装置
15と、旋回管16と、鐘形吸込装置17とから成って
いる。さらに鐘形吸込装置17の糸通過開口35の手前
には、糸制御・切断装置18が配置されている。
【0045】特に図6に示した実施例から判るように、
鐘形ブロー装置15は基体44を有しており、この基体
44は保持装置45を介してその作業高さHに関して調
節可能に糸巻返し部ケーシング21に位置固定可能であ
る。この基体44にはスリーブ46が被せられ、このス
リーブ46は移動可能に基体44に取り付けられてい
て、操作装置47を介して下方に向かって引き出され得
る。
【0046】基体44は、その内輪郭が糸引出し加速器
38を形成するように構成されている。さらに、この基
体は枢着結合部、たとえばボールジョイント結合部25
またはフレキシブルなホース28を介して旋回管16に
結合されている。
【0047】スリーブ46はブローノズル装置48を有
している。このブローノズル装置48は、対応するニュ
ーマチック管路49を介して圧縮空気源51に接続され
ている。ニューマチック管路49には方向切換弁50ま
たはこれに類するものが接続されている。操作装置47
は、たとえばニューマチックシリンダ52またはカム操
作式の作動レバー(図示しない)として形成されてい
る。
【0048】図6に示した実施例の場合のようにテレス
コープ管53として形成されていてよい旋回管16は、
有利にはカムディスク制御式の旋回装置32を介して、
図3もしくは図5に示した出発位置もしくは作動位置か
ら、図4および図6に示した糸端部引渡し位置へ変位可
能である。図4および図6に示した糸端部引渡し位置で
は、旋回管16が鐘形ブロー装置15を鐘形吸込装置1
7に接続している。
【0049】装置の機能:搬送装置4を介して紡績コッ
プ2が連続的に糸巻返し部1の範囲に搬送され、この場
合、符号2′で示したそれぞれ前側の紡績コップは位置
決め手段27によって繰出し位置Iに位置固定される。
繰出し位置Iの範囲では図示したように、紡績コップ
2′の上方に糸端部引取り・引渡し装置14が配置され
ている。この糸端部引取り・引渡し装置14はこの時点
では出発位置をとっている。前で既に説明したように、
鐘形ブロー装置15の作業高さHは保持装置45を介し
て、繰り出したい紡績コップ2′の長さに合わせて正確
に調節可能である。
【0050】引き続き(図4)、操作装置47を介して
鐘形ブロー装置15のスリーブ46が紡績コップ2′の
巻き円錐体54に被さるように降下させられて、方向切
換弁50を介してブローノズル装置48が負荷される。
このときに鐘形ブロー装置15の範囲に生じるブロー空
気流55は、たとえば巻き管先端部56に準備された糸
端部57をニューマチック的に剥離させて、この糸端部
57を、糸端部引渡し位置FUSに旋回させられた旋回
管16を介して鐘形吸込装置17へ搬送する。
【0051】鐘形吸込装置17に設けられた側方の接続
開口33には、この時点でグリッパ管13がドッキング
されている。このグリッパ管13は負圧源34に接続さ
れている。すなわち、下糸40を形成する、剥離された
糸端部57は、鐘形ブロー装置15と旋回管16と鐘形
吸込装置17とを介してグリッパ管13に吸い込まれ
る。
【0052】次のステップで、旋回管16は図5に示し
た出発位置もしくは作動位置BSに戻し旋回させられ
る。それと同時に、グリッパ管13は図示の中間位置へ
移動する。下糸40はこのとき、鐘形吸込装置17に設
けられたスリット状の糸通過開口35を通って、この糸
通過開口35の手前に位置決めされた糸制御・切断装置
18に挿入される。糸制御・切断装置18は下糸センサ
43と残留糸鋏42とから成っている。
【0053】下糸センサ43により、下糸40が存在し
ないことが検知されると、上糸引取り過程の開始が抑制
され、まず、下糸40をスプライシング装置12に挿入
する新たな試みが少なくとも1回だけ開始される。この
試みも失敗すると、コップ交換過程が発動される。すな
わち、紡績コップ2′が繰出し位置Iから放出されて、
待機位置に位置決めされた紡績コップ2と交換され、こ
れによりこの紡績コップが紡績コップ2′となる。
【0054】残留糸鋏42は各コップ交換過程において
自動的に作動させられる。このことは、たしかに全ての
切断の80〜90%が空打ちとなることを意味するが、
しかしこうして、コップ交換時に下糸が糸巻返し部に絡
まり、引き続き引きずり糸(Schleppfade
n)として繊維機械に引き通されて、この場所で故障を
招くことが確実に回避される。
【0055】下糸センサ43により、下糸40が存在し
ていないことが検知されると、上糸引取り過程の開始、
つまり糸端部結合の試みの開始が抑制され、まず、糸端
部引取り・引渡し装置14によって下糸40を引き取る
ための新たな試みが少なくとも1回だけ開始される。す
なわち、鐘形ブロー装置15が再び紡績コップ2′の巻
き円錐体54に被さるように降下させられ、ステップモ
ータ29もしくは後置されたカムディスク伝動装置を介
して旋回管16が再び糸端部引渡し位置FUSへ旋回さ
せられる。引き続き、鐘形ブロー装置15に設けられた
ブローノズル装置48を介して再び、紡績コップ2′か
ら糸端部57を剥離させることが試みられる。下糸40
は旋回管16を介して鐘形吸込装置17に引き渡され、
ひいては糸端部引取り位置に位置決めされたグリッパ管
13に引き渡される。グリッパ管13は引き続き再び中
間位置ZSへ旋回して、このときに作動位置BSへ旋回
した旋回管16と協働して下糸40を糸制御・切断装置
18に挿入する。グリッパ管13はこのとき、有利には
可逆式の電動モータ、たとえばステップモータによって
駆動されるカムディスク伝動装置(図示しない)を介し
て負荷される。
【0056】本発明の別の実施例では、グリッパ管13
のために別個の専用の駆動装置を設けることもできる。
【0057】新たな試みまたは調節可能な数のさらに別
の試みも失敗した場合、コップ交換過程が発動される。
すなわち、紡績コップ2′は繰出し位置Iから放出され
て、待機位置に位置決めされた紡績コップ2と交換され
る。これによってこの紡績コップが紡績コップ2′とな
る。
【0058】本発明による装置は全体的に、紡績コップ
2′からの糸端部の迅速かつ確実な引取りを保証すると
同時に、旋回可能に支承されたグリッパ管13への糸端
部の信頼性の良い引渡しをも保証する、複雑でなくかつ
信頼性の良い装置を成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動綾巻きワインダの糸巻返し部の側面図であ
る。
【図2】糸巻返し部ケーシングの下側の部分を示す側面
図である。
【図3】本発明による糸端部引取り・引渡し装置を出発
位置で示す側面図である。
【図4】図3に示した糸端部引取り・引渡し装置を、グ
リッパ管への糸端部の引渡し過程で示す側面図である。
【図5】図3に示した糸端部引取り・引渡し装置を、糸
制御・切断装置への糸端部の挿入過程で示す側面図であ
る。
【図6】旋回管の別の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 糸巻返し部、 2,2′ 紡績コップ、 3 綾巻
きパッケージ、 4搬送装置、 5 搬送テーブル、
6 ボビン供給区間、 7 リバーシング区間、 8
空管排出区間、 9 横方向搬送区間、 10 パッケ
ージフレーム、 11 吸込ノズル、 12 スプライ
シング装置、 13 グリッパ管、14 糸端部引取り
・引渡し装置、 15 鐘形ブロー装置、 16 旋回
管、17 鐘形吸込装置、 18 糸制御・切断装置、
19 コップ交換装置、20 制御レバー、 21
糸巻返し部ケーシング、 22 制御レバー、23 矢
印、 24 レバーリンク機構、 25 ボールジョイ
ント結合部、26 レバーリンク機構、 27 位置決
め手段、 28 ホース、 29 ステップモータ、
30 伝動装置、 31 カムディスクユニット、 3
2 旋回装置、 33 接続開口、 34 負圧源、
35 糸通過開口、 36 糸巻返し部コンピュータ、
37 支承プレート、 38 糸引出し加速器、 3
9 ピニオン、 40 下糸、 41 歯車、 42
残留糸鋏、 43 下糸センサ、 44 基体、 45
保持装置、 46 スリーブ、 47 操作装置、
48 ブローノズル装置、 49 ニューマチック管
路、 50 方向切換弁、 51 圧縮空気源、 52
ニューマチックシリンダ、 53 テレスコープ管、
54 巻き円錐体、 55 ブロー空気流、 56
巻き管先端部、 57 糸端部、 I 繰出し位置、
II 糸走行路、 BS 作動位置、FUS 糸端部引
渡し位置、 ZS 中間位置、 H 作業高さ、 R
コップ搬送方向

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綾巻きパッケージを形成する繊維機械の
    糸巻返し部であって、巻返したい紡績コップの糸端部を
    引き取るための装置が設けられており、該装置が、紡績
    コップの糸端部をニューマチック的に剥離させて、吸込
    空気で負荷されるグリッパ管に引き渡すための装置を有
    しており、該グリッパ管が糸端部をスプライシング装置
    に導入するようになっている形式のものにおいて、 糸巻返し部(1)の繰出し位置(I)の範囲に、供給コ
    ップの糸端部(57)をハンドリングするための糸端部
    引取り・引渡し装置(14)が配置されており、糸走行
    路(II)に糸制御装置(18)が配置されており、下
    糸(40)を形成する前記糸端部(57)が、前記糸端
    部引取り・引渡し装置(14)によって前記糸制御装置
    (18)に挿入可能であり、糸端部剥離過程と糸端部挿
    入過程とが、必要に応じて問題なく繰返し可能であるこ
    とを特徴とする、綾巻きパッケージを形成する繊維機械
    の糸巻返し部。
  2. 【請求項2】 糸巻返し部(1)の繰出し位置(I)の
    範囲に糸端部引取り・引渡し装置(14)が配置されて
    おり、該糸端部引取り・引渡し装置(14)が、規則的
    な糸走行路(II)外に位置決めされた鐘形吸込装置
    (17)を有しており、該鐘形吸込装置(17)に、吸
    込空気で負荷されるグリッパ管(13)がドッキング可
    能であり、 前記糸端部引取り・引渡し装置(14)が、糸端部剥離
    手段(15)を有しており、該糸端部剥離手段(15)
    が、旋回管(16)を介して前記鐘形吸込装置(17)
    に接続可能であり、前記旋回管(16)が、駆動装置
    (29)によって規定されて作動位置(BS)と糸端部
    引渡し位置(FUS)との間で移動可能であり、前記作
    動位置(BS)で前記旋回管(16)が糸走行路(I
    I)の範囲に位置決めされており、前記糸端部引渡し位
    置(FUS)で前記旋回管(16)が前記鐘形吸込装置
    (17)に接続されており、 糸走行路(II)の範囲に糸制御装置(18)が配置さ
    れている、請求項1記載の糸巻返し部。
  3. 【請求項3】 前記旋回管(16)を負荷する駆動装置
    (29)と、前記糸制御装置(18)とが、糸巻返し部
    コンピュータ(36)を介して機能接続されている、請
    求項2記載の糸巻返し部。
  4. 【請求項4】 作動位置(BS)に位置決めされた前記
    旋回管(16)が、前記糸制御装置(18)の対応する
    信号に関連して直接に糸端部引渡し位置(FUS)へ戻
    し旋回可能である、請求項1から3までのいずれか1項
    記載の糸巻返し部。
  5. 【請求項5】 前記旋回管(16)を作動位置(BS)
    もしくは糸端部引渡し位置(FUS)に規定して位置決
    めするための駆動装置が、可逆式の駆動ユニット(2
    9)とカムディスク伝動装置(31)とを有している、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の糸巻返し部。
  6. 【請求項6】 前記駆動ユニット(29)がステップモ
    ータとして形成されている、請求項5記載の糸巻返し
    部。
  7. 【請求項7】 前記ステップモータ(29)もしくは所
    属のカムディスク伝動装置(31)によって、コップ交
    換過程との関連で必要となる全てのハンドリング装置
    (皿形の搬送テーブルのための位置決め手段27、旋回
    管16等)の規定された負荷が実施可能である、請求項
    6記載の糸巻返し部。
  8. 【請求項8】 前記グリッパ管(13)が、紡績コップ
    (2′)で引き取られた糸端部(57)を前記糸制御装
    置(18)に挿入するために中間位置(ZS)に位置決
    め可能であって、対応する糸制御信号が存在していない
    と、前記グリッパ管(13)が、前記中間位置(ZS)
    から直接に糸端部引渡し位置(FUS)へ戻し旋回可能
    である、請求項1または2記載の糸巻返し部。
  9. 【請求項9】 綾巻きパッケージを形成する繊維機械の
    糸巻返し部であって、巻返したい紡績コップの糸端部を
    引き取るための装置が設けられており、該装置が、紡績
    コップの糸端部をニューマチック的に剥離させて、吸込
    空気で負荷されるグリッパ管に引き渡すための装置を有
    しており、該グリッパ管が糸端部をスプライシング装置
    に導入するようになっている形式のものにおいて、 糸巻返し部(1)の繰出し位置(I)の範囲に、旋回管
    (16)を介して鐘形吸込装置(17)に接続可能な糸
    端部引取り装置(15)が配置されており、前記鐘形吸
    込装置(17)が、吸込空気で負荷される前記グリッパ
    管(13)をドッキングするための側方の接続開口(3
    3)を有していることを特徴とする、綾巻きパッケージ
    を形成する繊維機械の糸巻返し部。
  10. 【請求項10】 前記糸端部引取り装置(15)が鐘形
    ブロー装置として形成されている、請求項9記載の糸巻
    返し部。
  11. 【請求項11】 前記鐘形ブロー装置(15)の作業高
    さ(H)が調節可能である、請求項9または10記載の
    糸巻返し部。
  12. 【請求項12】 前記鐘形ブロー装置(15)が、作業
    高さ(H)に関して調節可能に支承された基体(44)
    と、該基体(44)に対して相対的に移動可能に配置さ
    れたスリーブ(46)とから成っている、請求項9から
    11までのいずれか1項記載の糸巻返し部。
  13. 【請求項13】 前記スリーブ(46)が、操作装置
    (47)を介して移動可能に配置されていて、降下され
    た前記スリーブ(46)が、繰出し位置(I)に位置決
    めされた紡績コップ(2′)の巻き円錐体(54)を少
    なくとも部分的に取り囲んでいる、請求項12記載の糸
    巻返し部。
  14. 【請求項14】 前記鐘形ブロー装置(15)の基体
    (44)が、糸引出し加速器(38)として形成されて
    いる、請求項12記載の糸巻返し部。
  15. 【請求項15】 前記スリーブ(46)が、圧縮空気で
    負荷されるブローノズル装置(48)を有している、請
    求項12または13記載の糸巻返し部。
  16. 【請求項16】 前記旋回管(16)が、その長さ
    (L)に関して可変に形成されている、請求項9記載の
    糸巻返し部。
  17. 【請求項17】 前記旋回管(16)が、テレスコープ
    管(53)として形成されており、しかも第1の管部分
    が旋回駆動装置(32)に結合されており、第2の管部
    分が前記鐘形ブロー装置(15)に結合されている、請
    求項16記載の糸巻返し部。
  18. 【請求項18】 鐘形吸込装置(17)が、前記グリッ
    プ管(13)に捕捉された下糸(40)を通過させるた
    めの、一貫して延びるスリット状の糸通過開口(35)
    を有している、請求項9記載の糸巻返し部。
  19. 【請求項19】 スリット状の糸通過開口(35)の手
    前の範囲に、糸制御・切断装置(18)が位置決めされ
    ている、請求項9記載の糸巻返し部。
  20. 【請求項20】 前記糸制御・切断装置(18)が、下
    糸センサ(43)と残留糸鋏(42)とを有している、
    請求項19記載の糸巻返し部。
JP9114689A 1996-05-02 1997-05-02 綾巻きパッケージを形成する繊維機械の糸巻返し部 Pending JPH1045333A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE1996117469 DE19617469A1 (de) 1996-05-02 1996-05-02 Spulstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine
DE19617525.9 1996-05-02
DE1996117525 DE19617525A1 (de) 1996-05-02 1996-05-02 Spulstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine
DE19617469.4 1996-05-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1045333A true JPH1045333A (ja) 1998-02-17

Family

ID=26025286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9114689A Pending JPH1045333A (ja) 1996-05-02 1997-05-02 綾巻きパッケージを形成する繊維機械の糸巻返し部

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5871168A (ja)
EP (1) EP0805118B1 (ja)
JP (1) JPH1045333A (ja)
DE (1) DE59705490D1 (ja)
IN (1) IN191469B (ja)
TR (1) TR199700337A2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19824909A1 (de) * 1998-06-04 1999-12-09 Schlafhorst & Co W Fadenhandhabungsvorrichtung für textile Packungen
DE19854817A1 (de) * 1998-11-27 2000-05-31 Schlafhorst & Co W Einzelspindler zum Umspulen von Kopsen zu Kreuzspulen
DE10007950A1 (de) * 2000-02-22 2001-08-23 Schlafhorst & Co W Vorrichtung zur Inbetriebnahme einer Arbeitsstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine
ITMI20012421A1 (it) * 2001-11-16 2003-05-16 Savio Macchine Tessili Spa Dispositivo e procedimento per depurare il filo della bobina di alimentazione ad una roccatice automatica dai suoi tratti terminali difettos
DE10257804A1 (de) * 2002-12-11 2004-07-01 Saurer Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zur Inbetriebnahme einer Arbeitsstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine
DE102006026548A1 (de) * 2006-06-08 2007-12-13 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Betreiben einer Arbeitstelle einer Kreutzspulen herstellenden Textilmaschine
JP2009242027A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Murata Mach Ltd ボビンの口出し装置
JP5471923B2 (ja) * 2010-07-15 2014-04-16 村田機械株式会社 糸巻取装置
ITUA20162101A1 (it) * 2016-03-30 2017-09-30 Savio Macch Tessili Spa Apparecchiatura per catturare il bandolo di una spola
DE102016108423A1 (de) * 2016-05-06 2017-11-09 Rieter Ingolstadt Gmbh Verfahren zum Handhaben eines Fadenendes und Spulstelle
CN107601163B (zh) * 2017-09-22 2019-12-13 福州永乐食品有限公司 一种能够提高自动化程度的络筒
CN108516156B (zh) * 2018-03-27 2021-05-25 南通利安健智能科技有限公司 吸料机构
IT201800005658A1 (it) * 2018-05-24 2019-11-24 Unità di roccatura munita di dispositivo antiriccio perfezionato e metodo di captazione di un bandolo di filo di una spola a seguito di taglio, in un’unità di roccatura

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH569656A5 (ja) * 1973-02-02 1975-11-28 Heberlein Hispano Sa
JPS5623172A (en) * 1979-07-27 1981-03-04 Murata Mach Ltd Controller for thread connection in automatic winder
JPS5969371A (ja) * 1982-10-13 1984-04-19 Murata Mach Ltd 自動ワインダ−における管糸供給装置
IT1219923B (it) * 1987-04-15 1990-05-24 Murata Machinery Ltd Dispositivo per impedire la diffusione di lanugine in una roccatrice
DE3843553A1 (de) * 1988-12-23 1990-07-05 Schlafhorst & Co W Garnlieferaggregat eines spulautomaten
EP0427990B1 (de) * 1989-11-14 1994-12-21 W. SCHLAFHORST AG & CO. Vorrichtung zum automatischen Durchführen des eine feste Schrittfolge aufweisenden Fadenverbindens sowie Kopswechsels an einer Spulstelle einer Spulmaschine
DE4032617A1 (de) * 1990-10-15 1992-04-16 Schlafhorst & Co W Vorrichtung zum automatischen durchfuehren des eine feste schrittfolge aufweisenden fadenverbindens sowie kopswechsels an einer spulstelle einer spulmaschine
DE4139892C2 (de) * 1991-12-04 2001-04-19 Schlafhorst & Co W Verfahren zur Herstellung einer Fadenverbindung an einer Spulstelle einer Spulmaschine
DE4241992A1 (de) * 1992-12-12 1994-06-16 Schlafhorst & Co W Verfahren und Vorrichtung zum Ansaugen eines Fadenanfangs einer Ablaufspule
DE4243773A1 (de) * 1992-12-23 1994-06-30 Schlafhorst & Co W Abspulstelle eines Spulautomaten
US5590845A (en) * 1993-09-24 1997-01-07 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Yarn end finding apparatus and method
DE4422596A1 (de) * 1994-06-28 1996-01-04 Schlafhorst & Co W Automatischer Kopswechsel an einer Spulstelle
DE19539762B4 (de) * 1995-10-26 2004-07-15 Saurer Gmbh & Co. Kg Kreuzspulen herstellende Textilmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
EP0805118B1 (de) 2001-11-28
EP0805118A1 (de) 1997-11-05
US5871168A (en) 1999-02-16
DE59705490D1 (de) 2002-01-10
TR199700337A2 (xx) 1997-11-21
IN191469B (ja) 2003-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02193875A (ja) 自動巻取機の糸供給装置
JP4210586B2 (ja) 綾巻きパッケージを製作する紡績機の作業位置の運転開始法及び運転開始装置
JP5471924B2 (ja) 糸巻取装置
JPH1045333A (ja) 綾巻きパッケージを形成する繊維機械の糸巻返し部
JPS6332888B2 (ja)
JP2710822B2 (ja) 合糸ワインダー
US5484116A (en) Method and apparatus for moving individual yarn ends into a yarn end joining device
JP5471923B2 (ja) 糸巻取装置
JP4181235B2 (ja) 綾巻パッケージを製造する繊維機械
JPS5931263A (ja) 糸端部を検索して把持する方法と装置
JPH026640A (ja) 紡績運転を迅速に再開する方法と装置
JPH0881837A (ja) あや巻き管糸を製作する繊維機械のサービス装置
JP2014043348A (ja) 巻取り機の作業部において上糸と下糸とを糸継ぎする方法並びに巻取り機の作業部
JPH03223073A (ja) ワインダの巻成部における糸結合並びにコツプ交換を自動的に行うための装置
JPH02145833A (ja) 織機用糸通し装置
KR100307331B1 (ko) 권취팩키지의불필요한실제거방법및그장치
EP1236668B1 (en) Yarn setting method to winding tube in automatic winder and automatic winder
CN107963512B (zh) 纱线卷取装置以及卷装的旋转停止方法
JP3720911B2 (ja) 糸端探索装置
JPH03138265A (ja) コツプの表面からバツクワインデイング糸を剥離するための装置
JPH06510824A (ja) 糸保存供給装置
US5526634A (en) Robot device for piled-package type double twister
JPS6290340A (ja) オ−プンエンド紡績機用の自動紡績開始装置
US5363637A (en) Method of threading in a false twisting machine and an apparatus for carrying out the same
JPH08175763A (ja) ワインダの口出しシステム及び口出し装置