JP2009084023A - 繊維機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い生産性を備える繊維機械を提供する。
【解決手段】自動ワインダ1は、給糸ボビン5から解舒され巻取管7に巻き取られる紡績糸Yに対して糸継を行う糸継装置20と、糸継装置20よりも上流側の紡績糸Yとしての下糸Y2を吸引して該下糸Y2を糸継装置20に案内する下糸案内装置64と、を有し、紡績糸Yを巻取管7に巻き取ってパッケージ6を形成する巻取ユニット2を複数で備える。複数の巻取ユニット2に、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを検知する下糸検知センサ66を設ける。自動ワインダ1は、下糸案内装置64が下糸Y2を糸継装置20に案内するに際し、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知したら、下糸Y2を糸継装置20に案内するように下糸案内装置64を制御する下糸案内動作制御部91を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、繊維機械に関する。
この種の技術として特許文献1は、繰り出しボビンから巻き上げボビンに糸を巻き上げるための方法とこの方法を実施するための装置を開示する。この装置は、「繰り出しボビン2の糸端部を捕まえるための糸供給装置として、いわゆるグリッパ管26が使用」(本特許文献1の段落番号0020、図1参照)される。そして、「グリッパ管26はその位置26’に旋回せしめられ、同様にその保持した糸3を糸端部接続装置20内に挿入する」(本特許文献1の段落番号0038)。糸切れなどによって生ぜしめられる糸中断後、「下糸は、位置26’に旋回せしめられた掴み管の吸込み開口によって位置27’において捕まえられる。下糸センサ5は、信号ライン5aを介して下糸の存在を制御装置9」(本特許文献1の段落番号0027)に知らせるようになっている。
特開平08-231127号公報
しかし、上記特許文献1の構成では、グリッパ管26が下糸を捕まえているか否かは糸センサ5で間接的に監視するに過ぎず、グリッパ管26が下糸を実際に捕まえているか否かを確実には検出できない。従って、実際にはグリッパ管26が下糸を捕まえていない場合でも、例えば糸センサ5に風綿が付着している場合などでは誤って「捕まえている」と判断し、グリッパ管26が下糸を捕まえていないにも関わらず、糸端部接続装置20に向かって旋回動作をしてしまう場合も考えられ、斯かる場合は、生産性の著しい低下を招く。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、高い生産性を備える繊維機械を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下のように構成される、繊維機械が提供される。即ち、前記繊維機械は、給糸ボビンから解舒され巻取管に巻き取られる紡績糸に対して糸継を行う糸継装置と、前記糸継装置よりも上流側の紡績糸としての下糸を吸引して該下糸を前記糸継装置に案内する下糸案内手段と、を有し、前記紡績糸を前記巻取管に巻き取ってパッケージを形成する糸巻取装置を複数で備える。前記複数の糸巻取装置に、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引したことを検知する下糸検知手段を設ける。前記繊維機械は、前記下糸案内手段が前記下糸を前記糸継装置に案内するに際し、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引したことを前記下糸検知手段が検知したら、前記下糸を前記糸継装置に案内するように前記下糸案内手段を制御する下糸案内動作制御手段を備える。以上の構成によれば、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引していないにも関わらず上記の案内を開始してしまうのが回避されるので、前記下糸案内手段の無駄な動作が抑制され、もって、前記繊維機械の生産性が改善される。また、上記の案内を開始する頃合を見ることができるので、マージンを見込んで多めに前記下糸を吸引しておく必要がなくなる。
上記の繊維機械は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記下糸案内動作制御手段は、前記下糸案内手段が前記下糸を前記糸継装置に案内するに際し、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引したことを前記下糸検知手段が検知した時点から所定時間が経過し又は所定の条件が満足されたら、前記下糸を前記糸継装置に案内するように前記下糸案内手段を制御する。以上の制御によれば、例えば、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引したことを前記下糸検知手段が検知した時点から他の部材の所定の動作が完了するのを待ち、それから前記下糸案内手段が前記下糸を前記糸継装置に案内し始める、といった多様な制御が実現される。
上記の繊維機械は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記下糸案内手段は、管状に形成されると共に一端が負圧源に接続され、前記下糸検知手段は、前記負圧源に対して近設される。以上の構成によれば、前記下糸検知手段が前記下糸を検知したときには、前記下糸案内手段の延在長さ程度又はそれ以上の前記下糸が前記下糸案内手段により吸引されているに等しいから、十分な長さの前記下糸が前記下糸案内手段により吸引されたと言うことができ、従って、前記下糸案内手段が前記下糸を前記糸継装置に案内し終える前に該下糸を失い難くなる。
上記の繊維機械は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記複数の糸巻取装置に、前記糸継装置よりも下流側の紡績糸としての上糸を吸引して該上糸を前記糸継装置に案内する上糸案内手段と、前記上糸案内手段が前記上糸を吸引したことを検知する上糸検知手段と、を設ける。前記繊維機械は、前記上糸案内手段が前記上糸を前記糸継装置に案内するに際し、前記上糸案内手段が前記上糸を吸引したことを前記上糸検知手段が検知したら、前記上糸を前記糸継装置に案内するように前記上糸案内手段を制御する上糸案内動作制御手段を備える。以上の構成によれば、前記上糸案内手段が前記上糸を吸引していないにも関わらず上記の案内を開始してしまうのが回避されるので、前記上糸案内手段の無駄な動作が抑制され、もって、前記繊維機械の生産性が改善される。
上記の繊維機械は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記複数の糸巻取装置に、前記給糸ボビンを交換する給糸ボビン交換手段を設ける。前記繊維機械は、前記下糸案内手段が前記下糸を案内するに際し、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引したことを前記下糸検知手段が所定時間内に検知しなければ、前記給糸ボビンを交換するように前記給糸ボビン交換手段を制御するボビン交換制御手段を備える。以上の構成によれば、前記紡績糸がないか又は何らかの原因で前記紡績糸を解舒できない前記給糸ボビンが早期に交換されることとなるので、前記繊維機械の生産性が更に改善される。
上記の繊維機械は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記繊維機械は、前記複数の糸巻取装置の列設方向に沿って走行し、前記複数の糸巻取装置のうち何れか一の糸巻取装置からの要求に応じて該糸巻取装置へ至り、この糸巻取装置が備える前記の下糸案内手段で吸引捕捉される前記下糸を引き取った後、この下糸を、当該糸巻取装置に装着された前記巻取管に装着する玉揚装置と、前記下糸案内手段が前記下糸を前記玉揚装置に引き渡すに際し、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引したことを前記下糸検知手段が検知したら、前記下糸を前記玉揚装置に引き渡すように前記下糸案内手段を制御する下糸引渡動作制御手段と、を備える。以上の構成によれば、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引捕捉していないにも関わらず上記の引渡しを開始してしまうのが回避されるので、前記下糸案内手段の無駄な動作が抑制され、もって、前記繊維機械の生産性が改善される。
以下、本発明の実施の形態を説明する。先ず、本実施形態に係る自動ワインダ1(繊維機械の一例)の構成を説明する。
図1及び図2において、自動ワインダ1は、多数列設された巻取ユニット2と、この多数の巻取ユニット2の列設方向(図1の紙面厚み方向)に沿って走行自在である玉揚装置3とから構成される。
巻取ユニット2は、多数の給糸ボビン5からの紡績糸Yを糸継ぎしながら順番に巻き取り、所定の糸量を有する大きなパッケージ6を形成するものである。トレイ11に支持された給糸ボビン5から解舒される紡績糸Yは、クレードル12に保持され、綾振ドラム13に連れ回りするパッケージ6に巻き上げられる。
給糸ボビン5からパッケージ6迄の糸道に、下から上へと順に(上流側から下流側へと順に)、給糸ボビン5からの紡績糸Yの解舒を補助する解舒補助装置15、紡績糸Yに所定のテンションを付与するゲート式のテンション付与装置16(下糸の保持手段兼用)、糸継装置20、スラブ等の糸欠陥を検出するためのスラブキャッチャー又はヤーンクリアラー19、紡績糸Yにワックスを塗布するためのワキシング装置17、綾振ドラム13を配設して巻取ユニット2が構成される。この巻取ユニット2は、更に、給糸ボビン5を交換する給糸ボビン交換装置70(給糸ボビン交換手段)を備える。スラブキャッチャー又はヤーンクリアラー19の下方に、スラブキャッチャー又はヤーンクリアラー19が糸欠陥を検出した際又は満管の玉揚時に、糸欠陥検出信号又は満巻信号により、給糸ボビン5とパッケージ6との間で繋がった紡績糸Yを切断するカッター19aが付設されている。テンション付与装置16としては、紡績糸Yとの摩擦によりテンションを付与する接触式のもの、例えば、一対の櫛刃を噛み合わせるゲート式又は一対のディスク間に糸を挟んでテンションを付与するディスク式が採用される。このテンション付与装置16は、電気信号により付与テンションが調整可能である。例えばゲート式の場合、糸切断時に一対の櫛刃を完全に噛み合わせた状態(開放状態の逆の状態)にすると、糸を保持することができる。ディスク式の場合、糸切断時にディスク間の押圧力を高めて糸を保持することができる。糸継装置20は、給糸ボビン5側の紡績糸Yとしての下糸Y2と、パッケージ6側の紡績糸Yとしての上糸Y1と、を糸継するものであって、後述する駆動モータ46により駆動される。この糸継装置20としては、両糸端の重ね合わせ部分に旋回空気流を作用させてつなぐ空気式のもの(エアサプライアー)を使用することが好ましいが、糸端同士を結ぶもの(ノッター)を使用することもできる。
糸継装置20の上方には、上糸Y1を吸引して上糸Y1を糸継装置20に案内する上糸案内装置60(上糸案内手段)が設けられる。この上糸案内装置60は、管状に形成されると共に一端61aが略示の負圧源80に接続される。詳しくは、この上糸案内装置60は、基端側(負圧源80側)の上糸連絡パイプ61と、先端側のサクションマウス21と、から構成される。この上糸連絡パイプ61は負圧源80に固定支持され、サクションマウス21は上糸連絡パイプ61の先端まわりに回転自在に接続される。このサクションマウス21の先端には上糸Y1を吸引するための上糸口21aが形成される。この上糸案内装置60に対して、該上糸案内装置60が上糸Y1を吸引したことを検知する上糸検知センサ63が設けられる。詳しくは上糸検知センサ63は、負圧源80に対して近設される。換言すれば、上糸検知センサ63は、上糸連絡パイプ61の基端側に設けられる。この上糸検知センサ63は、上糸案内装置60が上糸Y1を吸引したことを検知すると、後述する上糸案内動作制御部90に当該検知に関する信号を送信するように構成される。
上記のサクションマウス21は、後述する駆動モータ45によって駆動され、上記の上糸口21aが糸継装置20より下方に位置する下向き待機位置e(本図において実線で示される状態)と、上記の上糸口21aがパッケージ6と綾振ドラム13との接触位置近傍に位置する上向き糸捕捉位置f(本図において二点鎖線で略示される状態)と、をとり得る。サクションマウス21の上糸連絡パイプ61との連絡部21bの内部には、サクションマウス21の回転と連動する図示しない回転式のシャッターが設けられている。基本的に、サクションマウス21が待機位置eに出るときは、前記シャッターは閉じた状態にあり、捕捉位置fにあるときは、最大限に開いた状態にある。従って、基本的にサクションマウス21が位置eにあるときは、上糸Y1に吸引作用は働かず、位置fにあるときは、上糸Y1に最大限に働き、位置eからfの間のいづれかにあるときは、上糸Y1に位置に応じた大きさの吸引作用が働く。なお、上糸Y1の糸継装置20への案内は、サクションマウス21が位置eの少し手前側にあるときにおこなわれる。
糸継装置20の下方には、下糸Y2を吸引捕捉して下糸Y2を糸継装置20に案内する下糸案内装置64(下糸案内手段)が設けられる。この下糸案内装置64は、管状に形成されると共に上記の負圧源80に接続される。詳しくは、この下糸案内装置64は、基端側(負圧源80側)の下糸連絡パイプ65と、先端側の中継パイプ22と、から構成される。この下糸連絡パイプ65は負圧源80に固定支持され、中継パイプ22は下糸連絡パイプ65の先端まわりに回転自在に接続される。この中継パイプ22の先端には、下糸Y2を吸引捕捉するための吸引捕捉口22aが形成されると共に、この吸引捕捉口22aを開放状態と閉鎖状態との間で切り替えるのに供されるクランプ装置22bが設けられる。吸引捕捉口22aが開放していると、下糸Y2に吸引作用が働き、吸引捕捉口22aが閉鎖すると、下糸Y2に吸引作用が働かなくなる。この下糸案内装置64に対して、該下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを検知する下糸検知センサ66が設けられる。詳しくは下糸検知センサ66は、負圧源80に対して近設される。換言すれば、下糸検知センサ66は、下糸連絡パイプ65の基端側に設けられる。この下糸検知センサ66は、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを検知すると、後述する下糸案内動作制御部91・ボビン交換制御部92・下糸引渡動作制御部93に当該検知に関する信号を送信するように構成される。
本実施形態において上記の負圧源80は、複数の巻取ユニット2に共通する装置とされる。
上記の中継パイプ22は、後述するステッピングモータ49により上下方向に旋回駆動され、下糸Y2を吸引して捕捉する下方終端位置aと、糸継装置20の下方で下向き状態とされる待機位置bと、糸継装置20の上方で上向き状態とされる玉揚待機位置cと、下糸Y2を糸継装置20に導入するための導入位置dと、をとり得る。前記のクランプ装置22bは、下方終端位置a又は導入位置dにおいて図示しないストッパに当接することで上記の閉鎖状態から開放状態へと切り替わるように構成される。即ち、クランプ装置22bは、下方終端位置a又は導入位置dに位置するときは吸引捕捉口22aを開放状態とせしめ、一方、下方終端位置a又は導入位置dの何れでもない位置に位置するときは吸引捕捉口22aを閉鎖状態とせしめる。この吸引捕捉口22aが閉鎖状態とされているときは、該吸引捕捉口22aに吸引された下糸Y2はクランプ装置22bにより把持され、この把持は、吸引捕捉口22aが開放状態となったときに終了する。
上述した上糸検知センサ63や下糸検知センサ66としては、例えば非接触式のものや接触式のものなどが挙げられる。非接触式センサとしては例えば光電センサが挙げられる。接触式センサとしては例えば図6に示されるように、上糸Y1に対して接触する揺動部材67と該揺動部材67の揺動を検出する近設センサ68との組み合わせから成る構成などが挙げられる。図6は、図1のA-A線矢視断面図である。後者の場合、上糸検知センサ63(又は下糸検知センサ66、以下同様)は、以下のように作動する。即ち、上糸検知センサ63が上糸Y1を検知していない非検知状態において揺動部材67は上糸連絡パイプ61の流路断面の略半分を閉塞する。この状態で、上糸検知センサ63が上糸Y1を吸引し、吸引された上糸Y1が上糸検知センサ63に到達すると、上糸Y1が揺動部材67に当接して本図において半時計回りに押し退け、半時計回りに揺動した揺動部材67の該揺動は、上糸連絡パイプ61から適宜に離れた位置に設けられる近設センサ68により検出される。なお、本図に示される一例では、上糸連絡パイプ61内において上糸Y1が近設センサ68に近接する方向へ付勢されるようになっており、この付勢は、図1に示される負圧源80内の空気の流れを適宜に設定することにより実現される。
給糸ボビン交換装置70は、給糸ボビン5を交換するためのものである。この給糸ボビン交換装置70は、例えば特開2007-22774に開示される構成を備えるものが挙げられる。即ち、給糸ボビン交換装置70は、後述するステッピングモータ71により駆動されるボビンコンベア72を備え、このボビンコンベア72は、満巻きの給糸ボビン5を搬送する略示の満ボビン供給コンベア73と、紡績糸Yが解舒された給糸ボビン5を搬送する略示の空ボビン返送コンベア74と、の間に跨るように配される。この構成で、給糸ボビン交換装置70が給糸ボビン5を交換するときは、ステッピングモータ71によりボビンコンベア72を図示する方向へ走行させることで、紡績糸Yが解舒された給糸ボビン5を空ボビン返送コンベア74上に排出すると共に、満ボビン供給コンベア73により搬送されてきた満巻きの給糸ボビン5を解舒補助装置15に対して同軸状となるように搬送し、そして停止させる。なお、図1には図示しないが、給糸ボビン交換装置70は、ボビンコンベア72上に複数の給糸ボビン5を同時に有し、給糸ボビン5の交換が短時間で円滑に為されるように構成される。
綾振ドラム13は駆動モータ47により巻取方向又はこれと逆方向に回転可能である。この綾振ドラム13の表面には綾振り溝が形成されており、この綾振り溝に沿って巻き上げられる紡績糸Yが綾振り動作を行う。なお、この綾振ドラム13に代わり単なる駆動ドラムを使用し、別途の綾振り装置を設ける構成でもよい。綾振ドラム13と共に連れ回りするパッケージ6は、クレードル12に保持されている。このクレードル12はアーム12aの操作により、図1の紙面厚み方向に開閉自在であり、満管の開放又は新たな巻取管7の装着が可能になっている。パッケージ6を保持するクレードル12は、クレードルリフタ26により、綾振ドラム13から所定間隔だけ浮上させることができる。また、浮上してフリーになったパッケージ6の回転を阻止するパッケージブレーキ27がクレードル12の先端に設けられている。
クレードル12から開放されたパッケージ6は、パッケージガイド28を経てベルトコンベア等の搬送装置29に排出される。搬送装置29は、巻取ユニット2の後方に、巻取ユニット2の列設方向に沿って設けられている。パッケージガイド28は、クレードル12と連動可能に連結されており、クレードル12が上昇すると、パッケージガイド28が排出方向に傾く。また、各巻取ユニット2のクレードル12の上方には、巻取管貯留装置4が配設されており、後述する玉揚装置3により、巻取管貯留装置4から受け取られた巻取管7がクレードル12に装着される。
玉揚装置3は、巻取ユニット1の下糸Y2を捕捉し、クレードル12間にセットされた巻取管7に下糸Y2を装着する糸拾いレバー31と、この糸拾いレバー31と連動して巻取管7に下糸Y2を装着するとともに、バンチ巻を施すための糸寄せレバー32と、クレードル12のアーム12aを開閉操作するオープナー34と、巻取管貯留装置4の巻取管7を把持し、クレードル12まで運ぶチャッカー35と、を備えて構成される。
図2、及び図3の制御ブロック図に示されるように、自動ワインダ1全体の制御構成としては、各巻取ユニット2はそれぞれユニットコントローラ41を有し、玉揚装置3は玉揚コントローラ42を有し、ユニットコントローラ41の多数と玉揚コントローラ42とが共に通信ネットワークを介して機台コントローラ43に接続されている。以上の構成により、ユニットコントローラ41から発信された玉揚要求信号(要求信号)を機台コントローラ43を介して玉揚コントローラ42に送信することができる。なお、機台コントローラ43は、機台の端部にあって、機台全体を統括制御するものであり、機台コントローラ43から通信ネットワークを介してユニットコントローラ41及び玉揚コントローラ42に各種設定値を送信できる。
図3において、巻取ユニット2のユニットコントローラ41には、中継パイプ22を旋回駆動させるステッピングモータ49と、サクションマウス21を旋回駆動させる駆動モータ45と、糸継装置20を作動させる駆動モータ46と、綾振ドラム13を回転駆動する駆動モータ47とが接続されている。ユニットコントローラ41は、上糸案内動作制御部90(上糸案内動作制御手段)と、下糸案内動作制御部91(下糸案内動作制御手段)と、ボビン交換制御部92(ボビン交換制御手段)と、下糸引渡動作制御部93(下糸引渡動作制御手段)と、を有する。上糸案内動作制御部90は、上糸案内装置60が上糸Y1を糸継装置20に案内するに際し、上糸案内装置60が上糸Y1を吸引したことを上糸検知センサ63が検知したら、上糸Y1を糸継装置20に案内するように上糸案内装置60を制御する。この上糸案内動作制御部90は、上糸検知センサ63と駆動モータ45に接続される。下糸案内動作制御部91は、下糸案内装置64が下糸Y2を糸継装置20に案内するに際し、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知したら、下糸Y2を糸継装置20に案内するように下糸案内装置64を制御する。この下糸案内動作制御部91は、ステッピングモータ49と下糸検知センサ66に接続される。ボビン交換制御部92は、下糸案内装置64が下糸Y2を糸継装置20に案内するに際し、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が所定時間ΔT(例えば、5秒)内に検知しなければ、給糸ボビン5を交換するように給糸ボビン交換装置70を制御する。ボビン交換制御部92は、ステッピングモータ71と下糸検知センサ66に接続される。下糸引渡動作制御部93は、下糸案内装置64が下糸Y2を玉揚装置3に引き渡すに際し、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知したら、下糸Y2を玉揚装置3に引き渡すように下糸案内装置64を制御する。この下糸引渡動作制御部93は、ステッピングモータ49と下糸検知センサ66に接続される。また、ユニットコントローラ41は、スラブキャッチャー又はヤーンクリアラー19から糸欠陥信号を受信してカッター19aに糸切断信号を発信し、クレードルリフタ26の昇降制御を行い、パッケージブレーキ27のオンオフ制御を行う。
玉揚装置3の玉揚コントローラ42には、糸拾いレバー31、糸寄せレバー32、オープナー34及びチャッカー35を所定の順番に作動させるカム機構51のカムを回転駆動する駆動モータ52、玉揚装置3を巻取ユニット2の列設方向に沿って走行させる車輪53を回転駆動する駆動モータ54とが接続されている。
次に、糸継時の動作について説明する。糸継時には、サクションマウス21が下向き待機位置eから矢印に沿って上向き糸捕捉位置fまで上方に旋回移動し、綾振ドラム13の巻取方向とは逆方向の回転により巻き戻されたパッケージ6の糸端(上糸Y1)を吸引捕捉する。このサクションマウス21の動作と略同時に、中継パイプ22が待機位置bから下方終端位置aまで旋回移動し、クランプ装置22bが開き、吸引捕捉口22aからの吸引により、テンション付与装置16で保持されている下糸Y2が吸引捕捉される。
次に、サクションマウス21が上向き糸捕捉位置fから下向き待機位置eに向かって下向きに旋回移動するとともに、中継パイプ22が導入位置dに旋回移動すると、下糸Y2及び上糸Y1の両方が糸継装置20に案内され、下糸Y2及び上糸Y1が糸継装置20で糸継される。このとき、上糸案内動作制御部90は、上糸案内装置60が上糸Y1を吸引したことを上糸検知センサ63が検知したら、上糸Y1を糸継装置20に案内するように上糸案内装置60を制御する。言い換えれば、上糸案内動作制御部90は、上糸検知センサ63による上糸Y1の検知に関する信号を受信するまで、上向き糸捕捉位置fの位置におけるサクションマウス21の上糸Y1に対する吸引を継続させるように駆動モータ45を制御する(即ち、駆動モータ45の停止状態を継続する。)。同様に、下糸案内動作制御部91は、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知したら、中継パイプ22を旋回させてクランプ装置22bを閉じて下糸案内装置64の下糸Y2に対する吸引を直ちに中止し、下糸Y2を糸継装置20に案内するように下糸案内装置64を制御する。言い換えれば、下糸案内動作制御部91は、下糸検知センサ66による下糸Y2の検知に関する信号を受信するまで、下方終端位置aの位置における中継パイプ22の下糸Y2に対する吸引を継続させるようにステッピングモータ49を制御する(即ち、ステッピングモータ49の停止状態を継続する。)。
次に、ボビンチェンジ時の動作について説明する。即ち、ボビン交換制御部92は、中継パイプ22が下方終端位置aの位置に旋回移動したときから所定時間ΔT内に、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引した旨の信号を下糸検知センサ66から受信しなければ、給糸ボビン5を交換するように給糸ボビン交換装置70を制御する。給糸ボビン交換装置70により満巻きの給糸ボビン5が新たに巻取ユニット2に供給されると、給糸ボビン5の糸端が吹き上げられて解舒補助装置15を経由して糸ガイド23に達し、下方終端位置aの位置にある中継パイプ22の吸引捕捉口22aに吸引捕捉される。そして、上述の糸継時の動作へと移行する。
次に、満巻時の動作について説明する。巻取ユニット2のパッケージ6が満管になると、該巻取ユニット2は、後述する所定の動作を行って、下糸Y2を捕捉する中継パイプ22を玉揚待機位置cまで移動させた後に、玉揚装置3に対して玉揚を要求する玉揚要求信号を発信する。玉揚要求信号は、巻取ユニット2のユニット番号を含む。また、巻取ユニット2は、作業者に判るように図略の玉揚要求ランプを点灯させる。図2に示すように、上記玉揚要求信号はユニットコントローラ41から機台コントローラ43を介して玉揚コントローラ42に送られ、玉揚装置3は、玉揚要求信号を発する巻取ユニット2に向かって走行し、その巻取ユニット2の真上に停止する。そして、図3に示すように、玉揚装置3と巻取ユニット2とは、通信手段56a・56bを介して通信し、玉揚装置3と巻取ユニット2とが共同して玉揚げに必要な動作を行う。この通信手段56a・56bには、例えば赤外線の投受光を行うものが用いられる。
上記の自動ワインダ1による、玉揚時の巻取管7への糸装着手順は図4及び図5の通りである。図4は、巻取ユニット2が玉揚要求信号を発する迄に行う手順を示し、図5は巻取ユニット2と玉揚装置3とが共同して行う手順を示す。
先ず、図4(a)に示すように、綾振ドラム13の回転数に対応するパルスの累積値から測定される糸長が所定の長さになるとパッケージ6は満管であり、カッター19aを作動させて糸を切断する。すると、上糸Y1はパッケージ6に巻き取られ、糸継装置20より下流の下糸Y2は垂れ下がるが、糸道を屈曲させるゲート式のテンション付与装置16は下糸を保持する。そのため、テンション付与装置16と解舒補助装置15との間の下糸Y2の糸道は保持される。糸切断に伴って、綾振ドラム13を急減速させる。
綾振ドラム13の減速開始と略同時に、図4(b)に示すように、クレードルリフタ26とパッケージブレーキ27を作動させ、パッケージ6を綾振ドラム13から少し浮いた状態としてパッケージ6の回転を停止させる。その後、クレードルリフタ26は解除され、パッケージ6が綾振ドラム13に接触した状態に戻る。また、クレードルリフタ26の作動と略同時に、中継パイプ22が待機位置bから下方終端位置aに旋回移動する。中継パイプ22の吸引捕捉口22aに設けられたクランプ装置22bがストッパーである糸ガイド23に当たって開き、テンション付与装置16と給糸ボビン5との間において吸引捕捉口22aから下糸Y2が吸引捕捉される。
このとき、前述と同様、ボビン交換制御部92は、中継パイプ22が下方終端位置aの位置に旋回移動したときから所定時間ΔT内に、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引した旨の信号を下糸検知センサ66から受信しなければ、給糸ボビン5を交換するように給糸ボビン交換装置70を制御する。給糸ボビン交換装置70により満巻きの給糸ボビン5が新たに巻取ユニット2に供給されると、給糸ボビン5の糸端が吹き上げられて解舒補助装置15を経由して糸ガイド23に達し、下方終端位置aの位置にある中継パイプ22の吸引捕捉口22aに吸引捕捉される。
次に、図4(c)に示すように、中継パイプ22は、下糸Y2を玉揚装置3に引き渡すため、下糸Y2を捕捉したまま、その吸引捕捉口22aが糸継装置20よりパッケージ6側(上方)にある上向き姿勢となって玉揚待機位置cまで旋回移動する。このとき、下糸引渡動作制御部93は、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知したら、下糸Y2を玉揚装置3に引き渡すように下糸案内装置64を制御する。言い換えれば、下糸引渡動作制御部93は、下糸検知センサ66による下糸Y2の検知に関する信号を受信するまで、上記の引渡しを開始することなく、下方終端位置aの位置における中継パイプ22の下糸Y2に対する吸引を継続させるようにステッピングモータ49を制御する(即ち、ステッピングモータ49の停止状態を維持する)。なお、中継パイプ22は、糸継装置20への導入位置dの手前の玉揚待機位置cで一時停止するため、クランプ装置22bは下糸Y2を把持したままである。この状態で巻取ユニット2のユニットコントローラ41から玉揚要求信号が機台コントローラ43を介して玉揚装置3の玉揚コントローラ42に出力される。
玉揚コントローラ42に対して玉揚要求信号が出力されると、図5(a)に示すように、玉揚要求信号を受信した玉揚装置3が当該巻取ユニット2の真上で停止し、糸拾いレバー31を下に延ばしながら巻取ユニット2の側に揺動させ、先端のカッター兼保持部31aを中継パイプ22で捕捉された下糸Y2に差し込み、下糸Y2を切断すると同時に保持することにより、中継パイプ22から糸拾いレバー31へと下糸Y2を捕捉しなおす。巻取ユニット2は中継パイプ22が下糸Y2を糸継装置20より上方の玉揚待機位置cになってから、玉揚要求信号を発して玉揚装置3を呼ぶため、たまたま玉揚装置3が近くにあって直ぐに到達することがあっても中継パイプ22の旋回動作と糸拾いレバー31とが干渉することがない。
糸拾いレバー31の下糸捕捉と略同時に、図5(b)に示すように、玉揚装置3の糸拾いレバー31が下糸Y2を捕捉したタイミングが通信手段56a・56bを介して玉揚コントローラ42からユニットコントローラ41に送信され、ユニットコントローラ41の制御により、巻取ユニット2の中継パイプ22は導入位置dまで旋回移動し、クランプ装置22bが開いて切断後の残りの糸端を吸引する。糸拾いレバー31の作動と並行して、オープナー34がクレードル12のアーム12aを開きつつ持ち上げる。パッケージガイド28も連係して傾斜し、クレードル12から外れたパッケージ6がパッケージガイド28を経て搬送装置29上に排出される。
パッケージ6が搬送装置29上に排出されると、図5(c)に示すように、クレードル12は開いたまま綾振ドラム13に向かって下降し、巻取管7が装着できる位置となる。なお、下降途中に一旦閉じた後、下降端で再度開くようにクレードル12を下降させてもよい。そして、チャッカー35が巻取管貯留装置4から受け取った巻取管7を把持し、綾振ドラム13の上まで運ぶ。クレードル12のボビンホルダの間に巻取管7がセットされる。次に、糸拾いレバー31が上昇し、上昇過程で下糸Y2を糸寄せレバー32に掛け、糸拾いレバー31のカッター兼保持部31aと糸寄せレバー32との間で、下糸Y2が開いたクレードル12と巻取管7との間を横切るようにする。次に、オープナー34がクレードル12を閉じると、下糸Y2は巻取管7の端に挟まれて装着される。次に、一瞬だけパッケージブレーキ27を作動させ、巻取管7とボビンホルダのズレを矯正する。なお、これらの一連の動作は、巻取管7が綾振ドラム13に接する状態で行われる。
巻取管7への糸掛け(糸付け)が終わると、図5(d)に示すように、玉揚装置3は通信手段56a・56bを介して巻取ユニット2に信号を送り、綾振ドラム13を低速回転させ、巻取管7の端にバンチ巻を形成し、次いで、綾振ドラム13を高速回転させて給糸ボビン5の巻き上げを再開する。なお、中継パイプ22は、図5(b)で導入位置dまで旋回移動した後、図5(d)で巻き上げを再開するまでに、下向き状態である待機位置bへの復帰が完了している。
次に、玉揚装置3を使った初期糸付時の動作について説明する。この初期糸付けは、クレードル12にパッケージ6がない状態で、最初の給糸ボビン5を巻取位置に供給して行われる動作である。巻取ユニット2の巻取位置に給糸ボビン5が供給される。このとき、給糸ボビン5の糸端は芯管内に垂れ下がった状態とされる。中継パイプ22が待機位置bから下方終端位置aに少しだけ旋回移動し、クランプ装置22bがストッパー(糸ガイド23)に当たって開き、吸引捕捉口22aが開放状態になる。この状態で、給糸ボビン5の糸端が上方に向かって吹き上げられ、中継パイプ22に糸端が捕捉される。この後、中継パイプ22が玉揚待機位置cまで旋回する。このとき、下糸引渡動作制御部93は、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知したら、下糸Y2を玉揚装置3に引き渡すように下糸案内装置64を制御する。言い換えれば、下糸引渡動作制御部93は、下糸検知センサ66による下糸Y2の検知に関する信号を受信するまで、上記の引渡し(前記下糸を上記の玉揚装置に引渡すこと)を開始することなく、下方終端位置aの位置における中継パイプ22の下糸Y2に対する吸引を継続させるようにステッピングモータ49を制御する(即ち、ステッピングモータ49の停止状態を継続する。)。なお、中継パイプ22は、糸継装置20への導入位置dの手前の玉揚待機位置cで一時停止するため、クランプ装置22bは下糸Y2を把持したままである。この状態で巻取ユニット2のユニットコントローラ41から玉揚要求信号が機台コントローラ43を介して玉揚装置3の玉揚コントローラ42に出力される。
玉揚要求信号を受信した玉揚装置3が当該巻取ユニット2の真上で停止し、糸拾いレバー31を下方に延ばして、中継パイプ22に捕捉されている下糸Y2を取りに行く。糸拾いレバー31先端のカッター兼保持部31aが中継パイプ22から下糸Y2を受け取ると、中継パイプ22は導入位置dまで旋回し、クランプ装置22bが開いて切断後の残りの糸端を吸引する。糸拾いレバー31の動作と並行して、クレードル12のアーム12aを開きつつ持ち上げるというパッケージ6の排出動作が行われるが、初期糸付時はクレードル12に保持されるパッケージ6がないため、実際にはパッケージ6は排出されない。次に、クレードル12が開いたまま下降し、巻取管7が装着できる位置になる。そして、チャッカー35が巻取管貯留装置4から受け取った巻取管7を把持し、綾振ドラム13の上まで運ぶ。クレードル12のボビンホルダの間に巻取管7がセットされる。次に、糸拾いレバー31が上昇し、上昇過程で下糸Y2を糸寄せレバー32に掛け、糸拾いレバー31のカッター兼保持部31aと糸寄せレバー32との間で、開放状態にあるクレードル12と巻取管7との間を下糸Y2が横切るようにする。次に、オープナー34がクレードル12を閉じると、下糸Y2は巻取管7の端に挟まれて装着される。次に、一瞬だけパッケージブレーキ27を作動させ、巻取管7とボビンホルダのズレを矯正する。なお、これらの一連の動作は、巻取管7が綾振ドラム13に接する状態で行われる。
巻取管7への糸掛け(糸付け)が終わると、玉揚装置3は通信手段56a・56bを介して巻取ユニット2に信号を送り、綾振ドラム13を低速回転させ、巻取管7の端にバンチ巻を形成し、次いで、綾振ドラム13を高速回転させて給糸ボビン5の巻き上げを再開する。なお、中継パイプ22は、導入位置dまで旋回移動した後、巻き上げを再開するまでに、下向き状態である待機位置bへの復帰が完了している。このように、玉揚時と同様の動作により、初期糸付け動作を行うことができる。
以上説明したように上記実施形態において自動ワインダ1は、以下のように構成される。即ち、自動ワインダ1は、給糸ボビン5から解舒され巻取管7に巻き取られる紡績糸Yに対して糸継を行う糸継装置20と、前記糸継装置20よりも上流側の紡績糸Yとしての下糸Y2を吸引して該下糸Y2を前記糸継装置20に案内する下糸案内装置64と、を有し、前記紡績糸Yを前記巻取管7に巻き取ってパッケージ6を形成する巻取ユニット2を複数で備える。前記複数の巻取ユニット2に、前記下糸案内装置64が前記下糸Y2を吸引したことを検知する下糸検知センサ66を設ける。前記自動ワインダ1は、前記下糸案内装置64が前記下糸Y2を前記糸継装置20に案内するに際し、前記下糸案内装置64が前記下糸Y2を吸引したことを前記下糸検知センサ66が検知したら、前記下糸Y2を前記糸継装置20に案内するように前記下糸案内装置64を制御する下糸案内動作制御部91を備える。以上の構成によれば、前記下糸案内装置64が前記下糸Y2を吸引していないにも関わらず上記の案内を開始してしまうのが回避されるので、前記下糸案内装置64の無駄な動作が抑制され、もって、前記自動ワインダ1の生産性が改善される。また、上記の案内を開始する頃合を見ることができるので、マージンを見込んで多めに前記下糸Y2を吸引しておく必要がなくなる。
上記の自動ワインダ1は、更に、以下のように構成される。即ち、前記下糸案内装置64は、管状に形成されると共に一端65aが負圧源80に接続され、前記下糸検知センサ66は、前記負圧源80に対して近設される。以上の構成によれば、前記下糸検知センサ66が前記下糸Y2を検知したときには、前記下糸案内装置64の延在長さ程度又はそれ以上の前記下糸Y2が前記下糸案内装置64により吸引されているに等しいから、十分な長さの前記下糸Y2が前記下糸案内装置64により吸引されたと言うことができ、従って、前記下糸案内装置64が前記下糸Y2を前記糸継装置20に案内し終える前に該下糸Y2を失い難くなる。
上記の自動ワインダ1は、更に、以下のように構成される。即ち、前記複数の巻取ユニット2に、前記糸継装置20よりも下流側の紡績糸Yとしての上糸Y1を吸引して該上糸Y1を前記糸継装置20に案内する上糸案内装置60と、前記上糸案内装置60が前記上糸Y1を吸引したことを検知する上糸検知センサ63と、を設ける。前記自動ワインダ1は、前記上糸案内装置60が前記上糸Y1を前記糸継装置20に案内するに際し、前記上糸案内装置60が前記上糸Y1を吸引したことを前記上糸検知センサ63が検知したら、前記上糸Y1を前記糸継装置20に案内するように前記上糸案内装置60を制御する上糸案内動作制御部90を備える。以上の構成によれば、前記上糸案内装置60が前記上糸Y1を吸引していないにも関わらず上記の案内を開始してしまうのが回避されるので、前記上糸案内装置60の無駄な動作が抑制され、もって、前記自動ワインダ1の生産性が改善される。
上述のように、巻取ユニット2が下糸検知センサ66と上糸検知センサ63を同時に備えることで、以下のような優れた効果を奏する。即ち、上記実施形態において糸継装置20は、(a)上糸案内装置60が上糸Y1を吸引したことを上糸検知センサ63が検知したという条件と、(b)下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知したという条件と、の両方の条件(a)(b)を満足したことを前提に糸継動作することとなるので、糸継動作の確実性が向上する。ここで、「糸継動作の確実性が向上する」とは、言い換えれば、「実際には糸継しないのに糸継装置20が糸継動作のために必要な動作を行ってしまうという問題を排除できる」ことをいう。
上記の自動ワインダ1は、更に、以下のように構成される。即ち、前記複数の巻取ユニット2に、前記給糸ボビン5を交換する給糸ボビン交換装置70を設ける。前記自動ワインダ1は、前記下糸案内装置64が前記下糸Y2を案内するに際し、前記下糸案内装置64が前記下糸Y2を吸引したことを前記下糸検知センサ66が所定時間ΔT内に検知しなければ、前記給糸ボビン5を交換するように前記給糸ボビン交換装置70を制御するボビン交換制御部92を備える。以上の構成によれば、前記紡績糸Yがないか又は何らかの原因で前記紡績糸Yを解舒できない前記給糸ボビン5が早期に交換されることとなるので、前記自動ワインダ1の生産性が更に改善される。
上記の自動ワインダ1は、更に、以下のように構成される。即ち、前記自動ワインダ1は、前記複数の巻取ユニット2の列設方向に沿って走行し、前記複数の巻取ユニット2のうち何れか一の巻取ユニット2からの要求に応じて該巻取ユニット2へ至り、この巻取ユニット2が備える前記の下糸案内装置64で吸引捕捉される前記下糸Y2を引き取った後、この下糸Y2を、当該巻取ユニット2に装着された前記巻取管7に装着する玉揚装置3と、前記下糸案内装置64が前記下糸Y2を前記玉揚装置3に引き渡すに際し、前記下糸案内装置64が前記下糸Y2を吸引したことを前記下糸検知センサ66が検知したら、前記下糸Y2を前記玉揚装置3に引き渡すように前記下糸案内装置64を制御する下糸引渡動作制御部93と、を備える。以上の構成によれば、前記下糸案内装置64が前記下糸Y2を吸引捕捉していないにも関わらず上記の引渡しを開始してしまうのが回避されるので、前記下糸案内装置64の無駄な動作が抑制され、もって、前記自動ワインダ1の生産性が改善される。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の実施形態は以下のように変更して実施することができる。
◆ 上記実施形態において、下糸案内動作制御部91は、(i)下糸案内装置64が下糸Y2を糸継装置20に案内するに際し、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知したら、下糸Y2を糸継装置20に案内するように下糸案内装置64を制御するものとした。しかし、これに代えて、下糸案内動作制御部91は、以下のように下糸案内装置64を制御してもよい。即ち、下糸案内動作制御部91は、下糸案内装置64が下糸Y2を糸継装置20に案内するに際し、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知した時点から所定時間が経過するか、又は、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知した時点から所定の条件が満足されたら、前記下糸Y2を前記糸継装置20に案内するように前記下糸案内装置64を制御する。このような制御を採用すれば、例えば、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知した時点から他の部材の所定の動作が完了するのを待ち、それから下糸案内装置64が下糸Y2を糸継装置20に案内し始める、といった多様な制御が実現される。ここで、上記「所定の条件」として、例えば、上糸案内装置60が上糸Y1を吸引したことを上糸検知センサ63が検知したか否か、が挙げられる。即ち、下糸案内動作制御部91は、下糸案内装置64が下糸Y2を糸継装置20に案内するに際し、下糸案内装置64が下糸Y2を吸引したことを下糸検知センサ66が検知し、更に、上糸案内装置60が上糸Y1を吸引したことを上糸検知センサ63が検知したら、前記下糸Y2を前記糸継装置20に案内するように下糸案内装置64を制御することとしてもよい。加えて、上糸案内動作制御部90による制御も下糸案内動作制御部91による上述した制御と同様の制御とすることで、上糸Y1と下糸Y2を糸継装置20で糸継するに際し、上糸案内装置60による上糸Y1の糸継装置20への案内と、下糸案内装置64による下糸Y2の糸継装置20への案内と、が同時に行われる動作が実現される。
◆ 上記実施形態において給糸ボビン交換装置70は、複数の巻取ユニット2に対して共通の満ボビン供給コンベア73と、紡績糸Yが解舒された給糸ボビン5を搬送する空ボビン返送コンベア74と、の間に跨るように配されるボビンコンベア72を備える構成とした。しかしこれに代えて給糸ボビン交換装置70は、例えば特開2004-323219号公報に示されるように、以下のように構成してもよい。即ち、図7に示されるように、マガジン式のボビン収納装置201と、給糸ボビン5を保持する保持装置202と、ボビン収納装置201から保持装置202への給糸ボビン5の落下をガイドするボビンシュート203と、を備える。ボビン収納装置201には給糸ボビン5を収容するための収納孔204が複数形成されると共に、このボビン収納装置201からの給糸ボビン5の脱落を防止する制止板205が固設される。制止板205には給糸ボビン5の保持装置202への落下を許容する図略の通過孔が形成され、この構成で、以下のように作動する。保持装置202によって保持されている給糸ボビン5を該保持装置202の揺動などによって排出した後、ボビン収納装置201を回転させ、収納孔204内に収容されている給糸ボビン5を、制止板205に形成される図略の通過孔と、ボビンシュート203と、を介して保持装置202に供給する。
◆ 上記の給糸ボビン交換装置70は、例えば特開2001-278546号公報に示されるように、更に、以下のように構成してもよい。即ち、図8に示されるように、満ボビン供給コンベア73に対して一部を重複させつつ該満ボビン供給コンベア73の下側に配されるワンウェイクラッチ形式の回転円盤301と、トレイ搬送通路302を形成する一対のガイド板303・304と、回転円盤301によって満ボビン供給コンベア73からトレイ搬送通路302に取り込まれた給糸ボビン5を一つずつ巻取位置Aに移動させると共に巻取の完了した給糸ボビン5を空ボビン返送コンベア74に排出するイジェクトレバー305と、を備える。巻取位置Aは、トレイ搬送通路302の途中に設けられ、この巻取位置Aの上流側がトレイ供給通路に相当し、同じく下流側がトレイ排出通路に相当する。イジェクトレバー305は、軸306を中心に回転し、給糸ボビン5のトレイに当接するための凹部307と、この凹部307に一方側で連続する円弧状端面308と、前記凹部307に他方側で連続するトレイ排出用の湾曲状のキッカー309と、を有する。以上の構成で、給糸ボビン交換装置70は、以下のように作動する。即ち、給糸ボビン5の載ったトレイが満ボビン供給コンベア73で搬送されてきて回転円盤301の上方へさしかかったときに、上記のトレイ供給通路に空きがある場合は、給糸ボビン5の載ったトレイがトレイ供給通路に取り込まれる。一方、給糸ボビン5の載ったトレイが満ボビン供給コンベア73で搬送されてきて回転円盤301の上方へさしかかったときに、上記のトレイ供給通路に空きがない場合は、既にトレイ供給通路内に存在している他のトレイの干渉により、給糸ボビン5の載ったトレイはトレイ供給通路に取り込まれず、継続して、満ボビン供給コンベア73で搬送されることになる。回転円盤301は、図示しないカム機構及びワンウェイクラッチを介して常時、反時計回りに回転されており、上記のトレイ供給通路に取り込まれたトレイは、回転円盤301の該回転により、符号Eで示す待機位置Eへ送り込まれる。図8に示される状態は、巻取位置Aにある給糸ボビン5の巻き取りが終了したものである。この状態で、イジェクトレバー305は本図時計回りに一定角度だけ回転され、該イジェクトレバー305の凹部307内に保持されていた巻取位置Aにおける給糸ボビン5のトレイは、凹部307に連続するキッカー309によって空ボビン返送コンベア74側へ押し出されて排出される。このとき、トレイ供給通路内の給糸ボビン5のトレイは、円弧状端面308によって移動を規制された状態から解放され、回転円盤301の回転により巻取位置A側へ移送される。次いでイジェクトレバー305は、本図反時計回りに回転され、その途中において、巻取位置A側へ移送された給糸ボビン5のトレイを本図に示されるように確実に巻取位置Aへ供給する。
◆ また、上記実施形態に係る巻取ユニット2は、以下のように構成してもよい。即ち、巻取ユニット2は、上述した解舒補助装置15とテンション付与装置16との間において、これらの装置間における紡績糸Yの有無を検出するためのヤーンフィーラを備える。
◆ また、上記実施形態において、各巻取ユニット2のユニットコントローラ41は、夫々、上糸案内動作制御部90、下糸案内動作制御部91、ボビン交換制御部92、下糸引渡動作制御部93を有するが、これに代えて、機台コントローラ43が、上糸案内動作制御部90、下糸案内動作制御部91、ボビン交換制御部92、下糸引渡動作制御部93を有する構成も可能である。
自動ワインダにおける巻取ユニットの機器構成を示す側面図 自動ワインダ全体の機器構成を示す正面図 自動ワインダ全体の制御構成を示すブロック図 巻取ユニットが玉揚要求信号を発する迄に行う手順を示す図 巻取ユニットと玉揚装置とが共同して行う手順を示す図 図1のA-A線矢視断面図 給糸ボビン交換装置の変形例を示す図 給糸ボビン交換装置の変形例を示す図
符号の説明
1 自動ワインダ(繊維機械)
2 巻取ユニット(糸巻取装置)
3 玉揚装置
5 給糸ボビン
7 巻取管
20 糸継装置
64 下糸案内装置(下糸案内手段)
66 下糸検知センサ(下糸検知手段)
91 下糸案内動作制御部(下糸案内動作制御手段)
Y 紡績糸
Y1 上糸
Y2 下糸

Claims (6)

  1. 給糸ボビンから解舒され巻取管に巻き取られる紡績糸に対して糸継を行う糸継装置と、前記糸継装置よりも上流側の紡績糸としての下糸を吸引して該下糸を前記糸継装置に案内する下糸案内手段と、を有し、前記紡績糸を前記巻取管に巻き取ってパッケージを形成する糸巻取装置を複数で備える繊維機械において、
    前記複数の糸巻取装置に、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引したことを検知する下糸検知手段を設け、
    前記下糸案内手段が前記下糸を前記糸継装置に案内するに際し、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引したことを前記下糸検知手段が検知したら、前記下糸を前記糸継装置に案内するように前記下糸案内手段を制御する下糸案内動作制御手段を備える、
    ことを特徴とする繊維機械
  2. 請求項1に記載の繊維機械において、
    前記下糸案内動作制御手段は、
    前記下糸案内手段が前記下糸を前記糸継装置に案内するに際し、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引したことを前記下糸検知手段が検知した時点から所定時間が経過し又は所定の条件が満足されたら、前記下糸を前記糸継装置に案内するように前記下糸案内手段を制御する、
    ことを特徴とする繊維機械
  3. 請求項1又は2に記載の繊維機械において、
    前記下糸案内手段は、管状に形成されると共に一端が負圧源に接続され、
    前記下糸検知手段は、前記負圧源に対して近設される、
    ことを特徴とする繊維機械
  4. 請求項1〜3の何れか一に記載の繊維機械において、
    前記複数の糸巻取装置に、前記糸継装置よりも下流側の紡績糸としての上糸を吸引して該上糸を前記糸継装置に案内する上糸案内手段と、前記上糸案内手段が前記上糸を吸引したことを検知する上糸検知手段と、を設け、
    前記上糸案内手段が前記上糸を前記糸継装置に案内するに際し、前記上糸案内手段が前記上糸を吸引したことを前記上糸検知手段が検知したら、前記上糸を前記糸継装置に案内するように前記上糸案内手段を制御する上糸案内動作制御手段を備える、
    ことを特徴とする繊維機械
  5. 請求項1〜4の何れか一に記載の繊維機械において、
    前記複数の糸巻取装置に、前記給糸ボビンを交換する給糸ボビン交換手段を設け、
    前記下糸案内手段が前記下糸を案内するに際し、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引したことを前記下糸検知手段が所定時間内に検知しなければ、前記給糸ボビンを交換するように前記給糸ボビン交換手段を制御するボビン交換制御手段を備える、
    ことを特徴とする繊維機械
  6. 請求項1〜5の何れか一に記載の繊維機械において、
    前記複数の糸巻取装置の列設方向に沿って走行し、前記複数の糸巻取装置のうち何れか一の糸巻取装置からの要求に応じて該糸巻取装置へ至り、この糸巻取装置が備える前記の下糸案内手段で吸引捕捉される前記下糸を引き取った後、この下糸を、当該糸巻取装置に装着された前記巻取管に装着する玉揚装置と、
    前記下糸案内手段が前記下糸を前記玉揚装置に引き渡すに際し、前記下糸案内手段が前記下糸を吸引したことを前記下糸検知手段が検知したら、前記下糸を前記玉揚装置に引き渡すように前記下糸案内手段を制御する下糸引渡動作制御手段と、
    を備えることを特徴とする繊維機械
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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