JPS5969371A - 自動ワインダ−における管糸供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動ワインダーにおける管糸の供給装置に関す
る。

一般に積紡機上りの管糸は精紡磯のスピンドルから一斉
に取外されて一端集積された後、ワインダーに必要本数
づつ供給される。

この供給過程において管糸の糸層表面を傷付けることな
く、しかも簡易な手段で確実に管糸供給を行うための装
置として、本出願人は先に例えば特開昭５７−１４１３
６２号公報に示す如きものを提案した。これは円盤状の
キャリアに植立したペグに管糸を挿着して直立させ、該
キャリアをコンベアで移送した後、回転する円板上に移
載して捲取位置へ運ぶものである。

この方式は所明の目的を有効に達成し得たが、該方式に
対し更に次の如き要求が付加されるに到った。即ち、そ
れは上記捲取位置において管糸の糸端をより確実に捲取
ユニットのサクションパイプへ導くことである。

つまり従来は上記糸端をエアーで上方に吹上げ該吹上げ
られた糸端を待機していたサクションパイプで吸引把持
するものとしていたが、この糸端を吹上げるノズルが他
の部材に邪魔されて適正位置をとることができず、為に
上記糸端の確実な吹上げに支障をきたすことがあった。

上記問題即ちノズルの適正な位置確保は上記キャリアの
適正捲取位置確保の問題、即ちキャリア交換の度に次の
キャリアを迅速かつ確実に捲取位置に運ぶという要求を
も同時に満足させる中で達成されねはならず、有効な対
策が望まれていた。

本発明は上記要望に応えるべく提案されたもので、以下
、その実姉例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に係る装置の側面図で、（Ｕ）は紙面前
後方向に一定間隔を置いて多数配置された捲取ユニット
、（１）および（２）は該ユニット（Ｕ）にそってその
下方を紙面前後に走行するベルトコンベア、（３）は両
コンベア（１）（２）間に配設された管紙供給排出装置
である。

管糸供給コンベア（１）は管糸（４）を第２図に示す状
態で移送する。中空で円盤状のキアリア（５）は中心に
段部（６）を介してペグ（７）を植立してあり、管糸（
４）はその本管（８）の下端を該ベグ（７）に挿着して
段部（６）上に直立姿勢で載置され、ペグ（７）先端部
にはキャリア（５）内の中空部と本管（８）の中心孔（
９）とを連通ずる通孔（１０）が設けられ、管糸（４）
はその糸端（Ｙ）が口出しされて上記中心孔（９）内に
垂下されている。

管糸供給コンベア（１）ト管糸排出コンベア（２）とは
互いに上下の断差を設けて配設され、管糸供給給排出装
置は（３）はその間を斜めに連絡する形で設けられてい
て、管糸（４）は管糸供給コンベア（１）より管糸供給
排出装置（３）内の捲取位置（１１）へ運ばれてワイン
ダ（Ｕ）で図示しないパッケージに捲取られ、空の木管
（８）となって排出され管糸排出コンベア（２）で搬送
される。

管糸供給排出装置（３）の詳細は第３図および第４図に
示される。両コンベア（１）（２）間には前記キャリア
（５）の曲折した通路（１２）を形成する第１および第
２のガイド板（１３）（１４）がユニット機台に固定さ
れ、搬入側通路（１２ａ）の下面はフリー回転する円板
（１５）とされ、搬出側通路（１２ｂ）の下面は上記第
１ガイド板（１３）が曲折された底板（１６）とされて
いる。管糸供給コンベア（１）、円板（１５）底板（１
６）および管糸排出コンベア（２）は互いに連続する略
同一の平面を形成し、円板（１５）の一部は管糸供給コ
ンベア（１）と接触して輔（１７）を中心とする矢印（
ａ）方向の回転力を付与されている。管糸供給コンベア
（１）には更に第３のガイド板（１８）が設けられ、該
供給コンベア（１）により矢印（ｂ）方向に移送されて
来るキャリア（５）の一部を上記搬入側通路（１２ａ）
内に案内すると共に余剰のキャリア（５）を通過させる
。

第１のガイド板（１３）には先端にフリーローラ（１９
）を有する第１ストッパ（２０）が軸（２１）で軸支さ
れ、スプリング（２２）で矢印（Ｃ）方向に回転付勢さ
れると共にピン（２３）に当接して該回転を静止されて
いる。

第１ストッパ（２０）は上記ピン（２３）への当接状態
において、前記通路（１２）の第１の曲折部即ちボビン
待機位置（２４）の出口を前記キャリア（５）の段部（
６）の外径より狭くする凸部（２５）を有しており、管
糸供給コンベア（１）より搬入側通路（１２ａ）内に案
内されたキャリア（５）を上記待機位置（２４）にて停
止させ、常に搬入側通路（１２ａ）内に２個のキャリア
（５）を確保するようにしてある。

第２のガイド板（１４）には第２ストッパ（２６）およ
びバルーンガイド（２７）が夫々軸（２８）（２９）で
軸支されおり、また軸（３０）で互いに連動すべく連係
されている。第２ストッパ（２６）は通路（１２）の第
２の曲折部即ち前記したボビン捲取位置（１１）におい
てキャリア（５）の段部（６）を抱えて保持できる凹部
（３１）を有し、また他側は上記軸（２８）を中心とす
る弧状のローラ支承縁（３２）となっている。

先端部に偏平な曲板（３３）を有するバルーンガイド（
２７）は図示しないスプリングで矢印（Ｃ）方向に回転
付勢されており、またその内側縁が常に上記第２ストッ
パ（２６）に支持した軸（３０）に当接して該回転を制
御されている。

上記回捲取位置（１１）は円板（１５）上にあり、キャ
リア（５）が該捲取位置（１１）内に位置しているとき
そのベク（７）中心に当る円板（１５）の部分には複数
の弧状の通孔（３４）が軸（１７）を中心とする円を描
く如く明けてあり、該通孔（３４）の更に下位の上記ベ
グ（７）中心位置には圧縮エアーを該通孔（３４）に向
けて噴出するノズル（３５）か設けてある。

また該ノズル（３５）とエアーを送出するエアーホース
（３６）との間にはレバー（３７）により開閉制御され
ろバルブ（３８）が設けられ、上記ホース（３６）より
送られたエアーは軸（３９）の回転によるレバーの（３
７）の旋回によってバルブ（３８）内を通り、ノズル（
３５）から円板（１５）の通孔（３４）を介してキャリ
ア（５）内の中空部へ入り、更にベグ（７）の通孔（１
０）を通って本管（８）の中心孔（９）内に流入して該
中心孔（９）内に垂下している糸端（Ｙ）を上方へ吹上
げる。

吹上けられた糸端（Ｙ）は捲取ユニット（Ｕ）に固定の
糸ガイド（４０）内を通り、上方で待機しているサクシ
ョンパイプ（４１）で吸引把持されて図外のパッケージ
側糸端と結び合され捲散られる。

管糸供給排出装置（３）の動作について第３図および第
４図で説明すると、まず通常の捲取状態を示す第３図に
おいてキャリア（５）は捲取位置（１１）に１個、搬入
側通路（１２ａ）内には２個が夫々位置する。

このとき捲取位置（１１）内の１番目のキャリア（５ａ
）はその段部（６）を第２ストッパ（２６）の門部（３
１）内で支持されて停止しており、また待機位置（２４
）にある２番目のキャリア（５ｂ）はその段部（６）を
第１ストッパ（２０）の凸部（２５）に当接させて円板
（１５）による送りを阻止されている。

またバルーンガイド（２７）の曲板（３３）は上記１番
目のキャリア（５ａ）と２番目のキャリア（５ｂ）との
間に介在して１番目のキャリア（５ａ）における管板（
４）の糸解部に伴う糸バルーンが２番目のキャリア（５
ｂ）における管糸（４）に影響を与えないようにしてい
る。

この状態から１番目のキャリア（５ａ）における管糸（
４）の解舒が完了すると、これを捲取ユニツト（Ｕ）側
で感知して図示しないソレノイドを作動させ軸（２８）
を一定角度だけ回動させる。

これにより第２ストッパ（２６）はその凹部（３１）内
に１番目のキャリア（５ａ）を保持したまま第４図の如
く左に回動し、該１番目のキャリア（５ａ）を搬出側通
路（１２ｂ）より前糸排出コンベア（２）上へと排出す
る。

第２ストッパ（２６）の上記回動に伴い、その軸（３０
）がバルーンガイド（２７）の内側面を押圧しつつ移動
してこれを右方向に旋回させ、更に第２ストッパ（２６
）のローラ支承縁（３２）が第１ストツパ（２０）のフ
リーローラ（１９）に当接して該ストッパ（２０）の凸
部（２５）を左方に退避させる。

従って２番目のギヤリア（５ｂ）は上記凸部（２５）よ
り解放されると共に円板（１５）で送られ、第２ストツ
パ（２６）のローラ支承縁（３２）で停止されろ。

次に前記ソレノイドの励磁が解かれて第２ストツパ（２
６）か元の位置に復帰するとバルーンガイド（２７）お
よび第１ストツパ（２０）も第３図に示。

す元の位置へ復帰し、上記ローラ支承縁（３２）で停止
されていた２番目のキャリア（５ｂ）は第２ストツパ（
２６）の凹部（３１）内即ち捲取位置（１１）へと送り
込まれる。と同時に第１図に示す軸（３９）が図示しな
い駆動装置により回動してバルブ（３８）を開放し、ノ
ズル（３５）から圧縮毛アーを円板（１５）の通孔（３
４）およびペグ（７）の通孔（１０）を辿して噴出し、
管光（４）の糸端（Ｙ）を吹上けてサクションバイブ（
４１）に押持させ、捲取りを開始する。

このとき搬入側通路（１２ａ）にあった３番目のキャリ
ア（５ｃ）は上記２番目のキャリア（５ｂ）に代わって
待機位置（２４）に入り第１ストツパ（２０）の凸部（
２５）で停止させられ、更に管光供給コンベア（１）上
を次々と移送されて来るギヤリア（５）の１個が上記搬
入通路（１２ａ）へと案内導入される。

上記した管糸供給排出装置（３）においてキャリア（５
）の捲取位置（１１）は管糸供給コンベア（１）により
常に消極回転される円板（１５）の上にあり、従って待
機位置（２４）から上記捲取位置（１１）へのキヤリア
（５）の移送は迅速かつ確実に行われ、従ってノズル（
３５）からのエアー噴出と上記移送とのタイミングは狂
うことなく、管糸（４）の糸端（Ｙ）は上記エアーによ
り確実に吹上げられる。

また該エアーは円板（１５）に設けられた通孔（３４）
を介してノズル（３５）からベグ（７）の通孔（１０）
へと画線的に噴出されるので、上記光３瑞（Ｙ）の吹上
げは更に確実となる。

以上説明したように本発明によれば、キャリアの捲取位
置への移送に支障をきたすことなくエアーを噴出するノ
ズルを上記捲取位置の中心直下に配置し得て上記キャリ
アにおける管糸の糸端を確実に吹上げ、捲取ユニットに
引渡すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る青光供給装置の訓面図第２図は管
糸をキャリアに挿着した状態を示す斜視図、第３図およ
び第４図は管糸供給排出装置の平面図である。 （１）・・・管糸供給コンベア　（４）・・・管糸（５
）・・・キャリア　　　　　（７）・・・ベグ（８）・
・・本管　　　　　　　（１０）・・・通孔（１１）・
・・巻取位置　　　　（１５）・・・円板（２６）・・
・第２ストッパ　　（３４）・・・通孔（３５）・・・
ノズル （Ｕ）・・捲取ユニット 特許出願人 村田機械株式会社 手続補正書 昭和５７年１１月９日 特許庁長官　　若杉和夫殿 （特許庁審査官　　　　殿） １事件の表示 昭和５７年特許願第１８０４６６号 ２発明の名称 自動ワインダーにおける管糸供給装置 ３補正をする者 事件との関係　　特許　出願人 住所〒６０１　京都市南区吉祥院南落合町３番地名称（
６２９）村田機械株式会社 　　　　　　　代表者　村田純一 ４拒絶理由通知の日付 自発補正 ５補正の対称 願書および明細書 ６補正の内容

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多数並設された巻取ユニットの下方に該ユニットに沿っ
   て走行する背糸供給用コンベアを設けると共に、該コン
   ベアと捲取位置との間に同転する円板を配設し、精紡上
   りの背糸はキャリアに稙立したペグ上に挿着されて上記
   コンベアで移走された後上記円盤上に移送されて捲取位
   置へ運ばれるものとし、該捲取位置には運ばれて来た上
   記キャリアを停止されるストッパと上記円板の下位より
   エアーを噴出させるノズルとを配置し、かつ、上記キャ
   リア及び円板には上記エアーを上記管糸の本管内に運通
   させる通孔を夫々設けたことを特徴とする自動ワインダ
   ーにおける管糸供給装置。