JPH1044567A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH1044567A
JPH1044567A JP8206286A JP20628696A JPH1044567A JP H1044567 A JPH1044567 A JP H1044567A JP 8206286 A JP8206286 A JP 8206286A JP 20628696 A JP20628696 A JP 20628696A JP H1044567 A JPH1044567 A JP H1044567A
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隆志 堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ装置の異常終了時に、従来より小さ
な容量のコンデンサで必要な情報を精度よく保存し得る
手段を有するプリンタ装置を提供する。 【解決手段】 書込/読み出し可能な不揮発性メモリー
を有し、印刷処理を中断して終了させる異常終了の際に
該異常終了直前の状態に復帰させることが必要な要保存
情報を不揮発性メモリーに退避させて印刷処理の再開時
に上記退避させた情報を必要に応じて復帰させるリカバ
リー手段を有するプリンタ装置であって、前記リカバリ
ー手段4を、a.前記要保存情報のうち全体として積算
的に増加する特定情報を示す積算データについて、その
上位桁が変化した際その変化を保存情報として前記不揮
発性メモリーに書込む保存情報書込手段41と、b.印
刷処理中に異常終了した場合に、前記積算データの下位
桁を無視して当該下位桁と前記上位桁との間の中位桁を
前記不揮発性メモリーに書込む中位桁書込手段43とを
含むよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書込/読み出し可
能な不揮発性メモリーを有し、異常終了の際に要保存情
報を不揮発性メモリーに退避させて印刷処理の再開時に
退避させた情報を必要に応じて復帰させるリカバリー手
段を有するプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにおいては、処理
中に電源遮断が通常手順(プログラムによる場合も含
む)による電源スイッチオフ以外の原因でホストコンピ
ュータまたは周辺装置が動作中に異常終了する場合があ
る。このような異常終了の原因の一つに停電等を原因と
する電源遮断の発生や誤操作による電源スイッチオフ等
の電源異常によるものがある。
【0003】大・中・小型コンピュータ装置では、異常
終了が生じると遮断直前のRAM上の処理データやパラ
メータ等の設定データやシステムによるカウンタ値等が
消失することとなり、処理直前の状態に復帰させること
ができなくなるので、コンピュータ装置の規模や使用目
的に応じて退避させるデータの範囲や量は異なるが、大
容量コンデンサ,バッテリー等の緊急予備電源(コンピ
ュータ装置の規模によってはさらに予備発電装置を有す
る場合もある)を備え、一定時間通電状態を維持させて
RAM上のデータ消失を防ぐと共に処理中のデータやパ
ラメータ等の設定データやシステムによるカウンタ値等
を磁気ディスク等に退避させ、電源回復時にこれらを復
帰させて処理を継続する、いわゆる電源異常に対するリ
カバリー措置が講じられている。
【0004】一方、パーソナルコンピュータシステムで
は、上述したコンピュータ装置と同様の電源異常の発生
に加えて、電源保護が上述したコンピュータ装置に比べ
て簡易であることや、例えば、コンセントが足に絡んで
抜けてしまうというような事を原因とする電源異常が発
生する場合があることなどから、上述したコンピュータ
装置に比べ電源異常の発生するチャンスが多いが、コス
トおよび物理的なサイズの制約により備えられる緊急予
備電源の種類や大きさ(容量)が制限されるので、リカ
バリー措置も制約され、パラメータ等の設定データやシ
ステムによるカウンタ値等の退避を限度とするものが多
い。
【0005】ここで、パーソナルコンピュータシステム
の周辺機器、特に、プリンタ装置にあってはホストコン
ピュータ側と電源ケーブルを接続して電源を得る場合
や、ホストコンピュータ側とは電源を別にし(例えば、
家庭用電源にアダプタ付電源ケーブルを接続して)電源
供給を得る場合があるので、ホスト側の電源異常や誤っ
た処理手順によるホスト側メインスイッチオフによる印
字処理の中断に加え、印字処理中にプリンタ側の停電や
コンセントが抜かれるなどのプリンタ装置自体の電源異
常により印字処理の中断(異常終了)が生ずる場合があ
る。
【0006】このような印字処理の中断に対する措置と
して、従来、プリンタ装置に大容量コンデンサを備え、
100msec程度の間5Vの電圧を保持させてこの間
にプリンタ装置として必要な情報(パラメータやカウン
タ値等)を書込/読み出し可能な不揮発性メモリーの一
部であるEEPROM(ElectricallyEr
asable Programmable Read−
Only Memory)に記憶させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】パーソナルコンピュー
タシステムにおいては、一般的に、前述したように物理
的なサイズの制約に加えて価格的な制約があるが、この
ことはシステムを構成する周辺機器にも当然に及ぶの
で、電源異常を原因とする印刷処理の異常終了に対処す
るためにプリンタ装置に大容量の予備電源を備えること
は望ましくないという設計上、販売上の要請がある。
【0008】そこで、理想的には、プリンタ装置にEE
PROMのような書込/読み出し可能な不揮発性メモリ
ーを備え、常時、パラメータやカウンタ値等の必要情報
を保存させておき、電源終了状態の回復後それらの保存
情報を読み出して異常状態発生直前のパラメータやカウ
ンタ値等の必要情報を復帰させて処理を行えるよう構成
することが望ましいが、EEPROMの書込回数は現時
点では10万回程度が限度のため、頻繁に書込を行うと
すぐに寿命がきてしまうので、前述したように、従来技
術では、電源がオフ(通常手順による電源オフおよび電
源異常による遮断を含む)になった場合にのみ、100
msec程度の間5Vの電圧を保持させて、書込むよう
に構成している。
【0009】しかしながら、この書込に必要な時間5V
の電圧を保持するためにはプリンタ装置に大容量コンデ
ンサを備えなければならず、また、印刷性能の高度化、
高速化に伴い保存したい情報が増加する傾向にあるが、
この場合には従来より大きな容量のコンデンサを要する
こととなり、いずれも、上述したプリンタ装置の設計上
の要請に反するという問題点があった。
【0010】また、特に、インク残量あるいはトナー残
量をカウントするカウンタ値のように全体として積算的
に増加する情報に関しては、異常終了時に情報が消滅し
てしまうと、そのたび毎にその値に誤差が生じることに
なるので、電圧保持時間を最小限にして且つより精度の
高い情報を保持することができる手段が要望されてい
る。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであり、プリンタ装置の異常終了時に、従来より小さ
な容量のコンデンサで必要な情報を精度よく保存し得る
手段を有するプリンタ装置を提供することを課題とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、書込/読み出し可能な不揮発性メモ
リーを有し、印刷処理を中断して終了させる異常終了の
際に該異常終了直前の状態に復帰させることが必要な要
保存情報を不揮発性メモリーに退避させて印刷処理の再
開時に上記退避させた情報を必要に応じて復帰させるリ
カバリー手段を有するプリンタ装置であって、前記リカ
バリー手段が、a.前記要保存情報のうち全体として積
算的に増加する特定情報を示す積算データについて、そ
の上位桁が変化した際その変化を保存情報として前記不
揮発性メモリーに書込む保存情報書込手段と、b.印刷
処理中に異常終了した場合に、前記積算データの下位桁
を無視して当該下位桁と前記上位桁との間の中位桁のみ
を前記不揮発性メモリーに書込む中位桁書込手段と、を
有することを特徴とするプリンタ装置にある。
【0013】かかる第1の態様では、印字処理中は全体
として積算的に増加(変化)するインクのドット数のカ
ウンタ値のような特定情報を示す積算データについて
は、上位桁は変化がある毎に変化した値をEEPROM
に書込んで前回の値を更新し、異常終了の場合には中位
桁のみを書込むだけでよいようにリカバリー手段を構成
しているので、従来、異常終了時に必要であった全情報
の退避の必要がない。従って、異常終了による電源遮断
後の電圧保持時間が少なくてすみ、電圧保持のためのコ
ンデンサ容量が少なくて済むのでプリンタ設計上の大き
な利点となるとともにサイズ的、コスト的にも有利であ
り、且つ保存される積算データは非常に誤差の少ない精
度の高いものである。
【0014】また、本発明の第2の態様は、第1の態様
において、前記リカバリー手段が、前記保存情報書込手
段が前記上位桁の変化を書込終了する前に異常終了した
際に、前記不揮発性メモリーに書込失敗フラグを書込む
フラグ書込手段をさらに有することを特徴とするプリン
タ装置にある。
【0015】かかる第2の態様では、積算データの上位
桁の変更を書込む途中で異常終了があった場合、書込の
失敗を知らせる書込失敗フラグを書込むことにより再開
時に上位桁の補正ができ、万が一の場合にも積算データ
に大きな誤差がでない。
【0016】また、本発明の第3の態様は、第2の態様
において、前記リカバリー手段が、異常終了した後の再
開の際に前記不揮発性メモリーに前記書込失敗フラグが
ある場合には、当該不揮発性メモリーに保存された前記
積算データのうち前記上位桁が1繰り上がるように復帰
することを特徴とするプリンタ装置にある。
【0017】かかる第3の態様では、異常終了後の再開
時に書込失敗フラグがあった場合には、積算データの上
位桁が1繰り上がるように復帰することで上位桁の補正
を行うので、万が一の場合にも積算データに大きな誤差
がでない。
【0018】また、本発明の第4の態様は、第1〜3の
何れかの態様において、前記リカバリー手段は、異常終
了した後の再開の際に前記不揮発性メモリーに保存され
た前記積算データのうち前記無視した下位桁を、当該下
位桁の中間値にして復帰することを特徴とするプリンタ
装置にある。
【0019】かかる第4の態様では、異常終了時には無
視されて更新されない積算データの下位桁の値を復帰時
に補正するので、復帰時に常に中間値に変更すること
で、積算される誤差は最終的には非常に小さくなる。
【0020】また、本発明の第5の態様は、第1〜4の
何れかの態様において、前記保存情報書込手段が、前記
要保存情報のうち前記特定情報以外の非特定情報につい
ては、変化のあるたびに該変化した情報を保存情報とし
て前記不揮発性メモリーに書込むことを特徴とするプリ
ンタ装置にある。
【0021】かかる第5の態様では、プリンタ装置が通
常動作中に、保存が必要な情報(要保存情報)のうち設
定パラメータ値やある種のカウンタ値のような時折変化
する非継続的変化情報は変化のある毎にEEPROMに
書込んで前回の値を更新するので、異常終了時に書込す
ることなく常に最新の情報を保持できる。
【0022】また、本発明の第6の態様は、第1〜5の
何れかの態様において、前記中位桁書込手段により書込
まれる中位桁のデータが、1.5〜2バイトであること
を特徴とするプリンタ装置にある。
【0023】かかる第6の態様では、異常終了時に書込
む中位桁のデータを1.5〜2バイトとすることによ
り、復帰されるデータの精度が高く保持したまま異常終
了時に電圧を保持するためのコンデンサ容量を小さくす
ることができる。
【0024】また、本発明の第7の態様は、第1〜6の
何れかの態様において、前記保存情報書込手段が、正常
終了の際に前記要保存情報のうち少なくとも前記全体と
して積算的に増加する特定情報を保存情報として前記不
揮発性メモリーに書込むことを特徴とするプリンタ装置
にある。
【0025】かかる第7の態様では、正常終了時に最新
の情報を保持しておくことにより、例えば、一定時間毎
に更新することなく、正常終了時および異常終了時の書
込だけで最新の情報を精度よく保持することができる。
【0026】また、本発明の第8の態様は、第1〜7の
何れかの態様のプリンタ装置の構成を有し、前記要保存
情報中の前記積算データが、印字機構の駆動中に打出し
たドット数のカウンタ値を含むことを特徴とするインク
ジェットプリンタ装置にある。
【0027】かかる第8の態様では、インクドット数カ
ウンタ値の異常終了による誤差をほとんどなくすことが
できるので、インクの残量の検出の精度が非常に向上す
る。
【0028】また、本発明の第9の態様は、第1〜7の
何れかの態様のプリンタ装置の構成を有し、前記要保存
情報中の前記積算データが、印字機構の駆動中に消費し
たトナー量のカウンタ値を含むことを特徴とするレーザ
ープリンタ装置にある。
【0029】かかる第9の態様では、消費したトナーの
カウンタ値の異常終了による誤差をほとんどなくすこと
ができるので、トナー残量の検出の精度が非常に向上す
る。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明のプリンタ装置の一
実施の形態を示す図であり、プリンタ装置100は図示
しないホストコンピュータからケーブル200を介して
送出される出力フォーマット,文字種,ライン制御情報
等の出力制御情報および出力データを受信する。
【0031】プリンタ装置100はインターフェイス
1,CPU2,ROM3,リカバリー手段4,EEPR
OM5,RAM6,印字機構7、および図示しないが緊
急予備電源としてのコンデンサおよびプリンタ装置に家
庭用電源または事業用電源から電力を供給するためのア
ダプタ付電源ケーブルを有している。
【0032】インターフェイス1はホストコンピュータ
からケーブル3を介して送出される出力制御情報および
出力データを受信してそれらをプリンタ装置100の仕
様に対応させてCPU2に送り出す。
【0033】CPU2は、受信した出力制御情報をRA
M6の出力制御ブロック(図示せず)に格納すると共に
受信データをRAM6のバッファエリア(図示せず)に
格納する。
【0034】また、CPU2は、後述するようにリカバ
リー手段4により、要保存情報のうち全体として積算的
に増加する特定情報を示す積算データについて、その上
位桁が変化した際その変化を保存情報としてEEPRO
M5に書込み(具体的には、各々の必要情報の書込位置
はEEPROM5内で割り当てられているので、変化し
た上位桁だけまたは全体を変更する)、この上位桁の書
込終了前に異常終了した場合には、EEPROM5に書
込失敗フラグを書込み(図5参照)、また、印刷処理中
に異常終了した場合には、前記積算データの下位桁を無
視して当該下位桁と前記上位桁との間の中位桁のみをE
EPROM5に書込む。
【0035】ここで、積算データは、上述した上位桁、
中位桁および下位桁で構成され、これらの範囲は予め定
められたものである。下位桁は、通常、無視しても差し
支えない範囲の桁数であり、中位桁は、下位桁に連続す
る上位の桁で且つ異常時に書込むのに最低限の書込時間
の確保で書込める範囲のものであり、上位桁は、この中
位桁に連続する最上位の範囲の桁である。
【0036】さらに、CPU2はプリンタ装置100が
異常状態から正常状態に復帰されて処理を再開する場合
に、リカバリー手段4によりEEPROM5に保存され
ていた情報を読み出して、全体として積算的に増加する
積算データの下位桁をその中間値に更新し、さらに、E
EPROM5に書込失敗フラグがあった場合には上位桁
を当該上位桁が1繰り上がるように更新する。
【0037】また、CPU2は、後述するリカバリー手
段4により、電源が正常にオフされた際には前記要保存
情報のうち少なくとも前記全体として積算的に増加する
特定情報をEEPROM5に書き込む。
【0038】さらに、CPU2は、要保存情報のうち前
記全体として積算的に増加する特定情報以外の情報につ
いて変化があった場合に、その変化があった情報をEE
PROM5に書込む。なお、この情報については、場合
によっては正常保存のときにのみEEPROM5に書込
むようにしてもよいし、さらに所定時間間隔毎にEEP
ROM5に書込むようにしてもよい。
【0039】また、CPU2は印刷制御情報に基づいて
印字機構7を制御してデータの印刷を実現させる。さら
にまた、CPU2は前述の出力制御情報に基づく出力制
御や、受信データの圧縮および圧縮された中間コードの
格納,および中間コードを所定ブロックサイズ毎に取り
出してビットマップイメージに展開して出力バッファに
転送する等の処理を行うと共に、その他プリンタ装置1
00の動作全体を制御する。
【0040】また、CPU2は、異常終了が発生した
際、その異常終了を検出した信号を割り込みの形で受け
付けることにより、本発明のリカバリー処理も含めて最
低限必要な処理を実行する。
【0041】ROM3にはリカバリー手段4が格納され
ている。また、ROM3には出力制御情報に基づく出力
制御や、受信データに基づくビットマップイメージの展
開等のための手段,およびその他の印刷制御用プログラ
ムが格納されている。
【0042】リカバリー手段4は、プリンタ装置100
の印刷処理中に、電源異常により、処理が中断される異
常終了状態の発生に備えて、該異常終了直前の状態に復
帰させることが必要な情報(以下、要保存情報)のうち
少なくとも全体として積算的に増加する積算データを保
存情報としてEEPROM5に退避させ、印刷処理の再
開時に退避させた保存情報を復帰させる手段であって、
図2のブロック図に示すように保存情報書込手段41,
フラグ書込手段42,中位桁書込手段43,および保存
情報復帰手段44を含んでいる。
【0043】保存情報書込手段41は、図3(a)のフ
ローチャートに示すように、印刷処理中に、要保存情報
のうち全体として積算的に増加する特定情報を示す積算
データについては、その上位桁が変化した際にその変化
毎に上位桁またはデータ全体を更新する。また、保存情
報書込手段41は、要保存情報のうち全体として積算的
に増加する特定情報以外の情報(非特定情報)について
は、変化のあるたびに該変化した非特定情報を保存情報
としてEEPROM5に書込む。さらに、保存情報保存
手段41は、電源が正常にオフされた際には前記要保存
情報のうち少なくとも前記全体として積算的に増加する
特定情報を保存情報としてEEPROM5に書込む。
【0044】フラグ書込手段42は、図3(a)のフロ
ーチャートに示すように、印刷処理中に積算データの上
位桁が変化して該上位桁を書込終了する前に異常終了し
た場合にEEPROM5に書込失敗フラグ(図5参照)
の書込を行う。なお、書込失敗フラグの書込は、EEP
RROM5の所定の場所に行えばよいが、異常終了時に
無視する積算データの下位桁の何れかに書き込んでもよ
い。なお、無視した下位桁は後述するように、再開の際
には例えば中間値として復帰されるので、書込フラグが
書込まれても問題はない。
【0045】中位桁書込手段43は、図3(b)のフロ
ーチャートに示すように、印刷処理中に異常終了した場
合に、要保存情報のうち全体として積算的に増加する特
定情報を示す積算データの中位桁のみを更新する。この
場合、積算データ全体を更新する時間だけ電圧を保持で
きないが、中位桁のみ更新する時間だけは必要な電圧を
保持できるように設定しているため、中位桁のみ書込
む。
【0046】保存情報復帰手段44はプリンタ装置10
0に起きた異常終了状態が回復され正常動作が可能にな
ったとき、EEPROM5に保存していた保存情報およ
び書込失敗フラグを読み出して、所定の処理を施した
後、RAM6の所定アドレスに書込む。
【0047】EEPROM5は書込/読み出し可能な不
揮発性メモリーの例であり、上述した保存情報書込手段
41および中位桁書込手段43により書込まれた保存情
報を保存し、また、フラグ書込手段42により書込まれ
た書込失敗フラグを格納する。さらに、保存情報復帰手
段44により上記格納・保存している書込失敗フラグお
よび保存情報の読み出しを行うことができる。なお、保
存情報を書込むための書込/読み出し可能な不揮発性メ
モリーとして、フロッピーディスクや磁気ディスク等を
用いることもできるが、書込時間がEEPROMに比べ
長いことや、駆動電力が大きく緊急予備電源としてコン
デンサだけでは不十分であることからプリンタ装置の物
理的、価格的制約上不都合があるなどの理由により、E
EPROMを用いることが望ましい。
【0048】RAM6は、ホストコンピュータから受信
した出力制御情報および受信データと印刷条件等の印刷
制御情報および他必要情報を格納するメモリーであり、
また、格納された受信データを圧縮した中間コードの格
納エリアおよび中間コードをビットマップイメージデー
タとして展開するための作業用メモリーとしても用いら
れ、実際に出力される印字イメージや画像イメージがビ
ットマップイメージで展開される。
【0049】印字機構7は、RAM6に展開されたイメ
ージデータを出力制御情報に基づいてCPU2の制御の
下に出力する。
【0050】また、プリンタ装置100は図示しない
が、電源の遮断があった場合に積算データの中位桁およ
び書込失敗フラグの書込に必要な一定時間は所定電圧を
維持するだけの容量を有したコンデンサを備えている。
【0051】本発明では上述したように積算データの上
位桁については変化があったときに更新し、更新する際
に異常終了したときのみ書込失敗フラグを書込み、一
方、異常終了のときには積算データの上位桁および下位
桁は無視して中位桁のみを書込する構成としたことによ
り、異常終了時には中位桁および書込失敗フラグのみの
書込でよい。従って、異常終了時に書込むに必要な時間
が短縮されるので、前述した従来技術おいて異常終了時
に備えるためのコンデンサの容量に比べ小さな容量のコ
ンデンサを備えればよい。また、このような構成では、
上位桁は常に変化があるごとに更新され、下位桁として
無視し得る範囲を選択すれば、異常終了時に中位桁が必
ず更新されることから、復帰された積算データは非常に
精度の高いものである。また、無視した下位桁について
は中間値として復帰することによりさらに精度が高いデ
ータとして復帰できる。
【0052】図2はリカバリー手段4の構成を示すブロ
ック図であり、図3はCPU2により実行制御されるリ
カバリー手段4のフローチャートの例である。なお、図
2に示されている印刷処理ブロック30は出力データの
印刷を行うための準備処理および実際の印刷処理動作を
含む。以下、リカバリー時のCPU2の動作について図
2および図3をもとに説明する。
【0053】図3(a)はリカバリー手段4による積算
データの上位桁の更新および書込失敗フラグの書込フロ
ーであり、CPU2は、図3(a)のステップS1〜S
6で保存情報書込手段41の実行制御を行い、ステップ
S5〜S8でフラグ書込手段42の実行制御を行う。
【0054】ステップS1ではEEPROM5に書込を
要する情報(設定パラメータやカウンタ値等の要保存情
報)が前回の情報と異なっているか否かを調べ、要保存
情報のうち1つでも異なっている場合にはステップS2
に移行する。この場合、「前回の情報」はEEPROM
5に書込まれている情報をその都度取り出してもよい
し、電源立ち上げ時にEEPROM5に書込まれている
情報を読み出してRAM6上に格納しておいたものでも
よい。なお、RAM6上に格納しておく場合には、後述
するステップS3およびS5での変化情報のEEPRO
M5への書込時にRAM6上のデータも同時に更新する
必要がある。
【0055】ステップS2では、その変化した要保存情
報を調べて全体として積算的に増加する特定情報である
か否かを判定し、特定情報でない場合(非特定情報の場
合)にはステップS3に移行し、特定情報の場合にはス
テップS4に移行する。ここで、要保存情報が特定情報
か否かの判定を容易にするためには、要保存情報が特定
情報か非特定情報かを示す情報(テーブル)をROM3
かEEPROM5に予め登録しておくことが望ましい。
【0056】なお、特定情報の例としてはインクの残量
を知るためのドット数カウンタ値や、インクの廃液量を
知るための廃液カウンタ値や、トナーの使用量を知るた
めのトナー使用量カウンタ値等の特定のカウンタ値があ
る(実施例参照)。
【0057】ステップS3では、変化情報をEEPRO
M5の所定アドレスに書込み、その後、ステップS1に
戻る。
【0058】ステップS4では、特定情報を示す積算デ
ータの所定の上位桁が変化しているか否かを調べ、上位
桁が変化していない場合にはステップS1に戻り、上位
桁が変化している場合にはステップS5に移行する。
【0059】ステップS5では積算データの変化した上
位桁の書込を開始し、ステップS6に移行する。ここで
の書込は上位桁のみでもよいが、積算データ全体を書込
んでもよい。ステップS6では上位桁書込が終了したか
否かを調べ、終了した場合にはステップS1に戻り、終
了しない場合には、ステップS7に移行する。
【0060】ステップS7では、異常終了が発生したか
否かを判定し、異常終了していない場合にはステップS
6に戻り、異常終了の場合にはステップS8に移行し、
ステップS8で書込失敗フラグをEEPROM5に書込
む。
【0061】ステップS8では通常電源は遮断されてい
るが、前述したようにコンデンサにより異常状態フラグ
の書込に必要な時間は、必要な電圧が保持されるのでフ
ラグ書込手段42により書込失敗フラグをEEPROM
5に書込むことができる。
【0062】なお、書込失敗フラグは、上位桁の書込失
敗を示すものであればいかなるものでもよい(図5参
照)。
【0063】図3(b)はリカバリー手段4による積算
データの中位桁の更新フローであり、CPU2は、図3
(b)のステップS11〜S13で中位書込手段43の
実行制御を行う。
【0064】ステップS11では異常終了か否かを判定
し、異常終了の場合にはステップS12に移行して特定
情報を示す積算データの所定の中位桁のみをEEPRO
M5に書込む。
【0065】ステップS12では通常電源は遮断されて
いるが、前述したようにコンデンサにより異常状態フラ
グの書込に必要な時間は、必要な電圧が保持されるので
中位桁書込手段42により中位桁をEEPROM5に書
込むことができる。
【0066】図4はリカバリー手段4による書込失敗フ
ラグおよび保存情報の読み出しおよび保存情報の復帰フ
ローの一例である。
【0067】ステップS21では印刷処理が再び開始さ
れた場合に、CPU2は保存データ復帰手段44の実行
制御を行い、EEPROM5に保存していた保存情報を
読み出す。
【0068】ステップS22ではEEPROM5に書込
失敗フラグがあったか否かを調べ、書込失敗フラグがな
かった場合にはステップS23に移行し、書込失敗フラ
グがあった場合にはステップS24に移行する。
【0069】ステップS23では読み出した保存情報を
それぞれRAM6の所定アドレスに書込むが、特定情報
を示す積算データの所定の下位桁のみを中間値に変更し
て復帰させる。ここで、中間値とは当該下位桁が示す最
小値と最大値との中間の値をいう。このように中間値の
変更するのは、異常終了の際に無視した下位桁による誤
差を最小限にするために平均的な値に書き換える意味で
あるので、必ずしも正確な中央の値である必要はなく、
中間の所定の値であれば差し支えない。
【0070】ステップS24も同様に読み出した保存情
報をそれぞれRAM6の所定アドレスに書込むが、特定
情報を示す積算データの所定の下位桁のみを中間値に変
更すると同時に、この積算データの上位桁を1繰り上げ
るように変更して復帰させる。このように上位桁を1繰
り上げるのは、積算データの上位桁が変化した場合に図
3(a)のステップS5で行われるべき上位桁の書込の
失敗を補完するためであり、このような上位桁の変化は
必ず1繰り上がる変化である。
【0071】図5は異常状態フラグの例を示す図であ
り、図5は書込失敗フラグを0.5バイト(4ビット)
とした例であり、最高位ビット(bit3)をそれが’
1’のとき書込失敗が起きたことを意味するフラグとし
た例である。なお、書込失敗フラグを1バイト以上とす
ることも考えられるが、この書込失敗フラグは上述した
ように特定情報を示す積算情報の上位桁の変化を書込む
途中で異常終了が生じたことを示すだけのものであるか
ら、コンデンサの必要容量等を勘案すると4ビットで十
分である。
【0072】なお、積算データの上位桁の変化を保存す
るのに要する時間は、特に上位桁のみを書込む場合に
は、例えば、上位桁が1バイトとすると約10msec
と非常に短い時間であるから、この間に異常終了が生じ
て書込に失敗するケースは非常に希であるから、この書
込失敗フラグの書込をしないで、その分異常終了時に書
込む中間桁の桁数を増やすようにしてもよい。
【0073】
【実施例】
<インクジェットプリンタ装置への適用例>一実施例と
して本発明をインクジェットプリンタ装置に適用した例
について以下、説明する。この例では、異常終了時の印
字機構の状態を知るために必要な情報を要保存情報とし
た例であり、リカバリー手段の構成ブロック、保存情報
および書込失敗フラグの書込フローについては発明の実
施の形態の項での説明および図2および図3がそのまま
当てはまるので説明を省略する。なお、以下の説明では
図1〜図5に共通する構成部分については同じ記号を用
いて説明する。
【0074】インクジェットプリンタ装置の構成につい
ても図1とほぼ同様であるが、印字機構の構成がインク
ジェット特有の構成(例えば、インクを噴射するための
ノズルを有する点、シリアルにプリントするための紙送
り機構を有する点、インク供給機構およびインク残量を
検出するためのドットカウンタを有する点、等)を有し
ている点を付記する。
【0075】リカバリー手段のフローチャートについて
も保存状態書込手段41およびフラグ書込手段42につ
いては図3(a)と同様であり説明を省略する。保存情
報復帰手段44についても、図4に示すフロート同様で
あり説明を省略する。
【0076】本実施例のインクジェットプリンタ装置は
インクの残量を知るために打出したドットの数(正確に
はノズルから噴射されたインクの滴数)をカウントして
いる。そこで、印字機構7の動作中にはこのドット数の
カウントが行われることになるが、EEPROM5に書
込む前に電源がオフになるとカウンタ値に誤差が出てイ
ンク残量の検出が正しく行われなくなり、例えば、検出
結果ではインクの残量があるはずであったが実際にはイ
ンクの残量がゼロであるというような事態が発生する可
能性があり、このような事態の発生は印刷処理そのもの
への影響も大きく、また、インクの噴射を行うヘッドの
保全に好ましくない影響を与えることとなる。
【0077】さらに、従来方式のように異常処理があっ
た場合にのみ要保存情報をEEPROM5に書込むとし
た場合には、インクのドット数のカウントのためは4バ
イト×4色(3原色+黒)=16バイトが必要となり、
これだけの情報を書込むためには32〜80msecの
間5Vの電圧を維持する事が必要となる。従って、電源
が遮断された場合の要保存情報をインクのドット数のカ
ウンタ値を含むたのカウンタ値および設定パラメータの
値とすると5Vの電圧を維持する時間は100msec
以上となる。
【0078】しかしながら、本実施例では保存情報書込
手段41で要保存情報のうち設定パラメータ値やある種
のカウンタ値のような時折変化する非特定情報は変化の
ある毎に印刷処理中にEEPROM5に書込んで前回の
値を更新し、全体として積算的に増加して印字処理中は
継続的に値が増加(変化)するインクのドット数のカウ
ンタ値のような特定情報については、この特定情報を示
す積算データの所定の上位桁が変化したときに変化した
値をEEPROM5に書込んで前回の値を更新し、この
書込の際に異常終了して書込に失敗した場合には異常状
態フラグ書込手段42により書込失敗フラグを書込き、
また、異常終了した場合には、特定情報を示す積算デー
タの所定の中位桁のみをEEPROM5に書込んで前回
の値を更新するようにリカバリー手段を構成しているの
で、要保存情報の通常の書込はプリンタ装置100の通
常電源により行うことができ、異常終了の際には積算デ
ータの中位桁および書込失敗フラグのみの書込に必要な
コンデンサによる5Vの電圧維持時間内にすればよい。
【0079】図6に示すように、例えば、黒インクのド
ット数カウンタ値を示す4バイトのデータDがあった場
合、上位の1バイト分を上位桁D1、中位の1.5バイ
ト分を中位桁D2、下位の1.5バイト分を下位桁D3
とする。ここで、7%印字で1頁当たりの印刷に60万
ドットのインクを使用するとすると、下位の1.5バイ
トの下位桁D3は、1頁の0.08%に相当するので、
十分に無視できる値である。また、以上終了後、印刷再
開の場合には平均的な中間値として復帰されるので、誤
差はさらに小さくなり、無視できる。また、上位桁が変
化する(1繰り上がる)のは、同条件として27頁毎で
あるが、これは保存情報書込手段41により変化のある
毎に書込まれるので問題はない。また、この上位桁の書
込の途中で異常終了が発生して書込が失敗してもフラグ
書込手段42により異常終了時に書込失敗フラグが書込
まれ、印刷再開時に上位桁に1を繰り上げて復帰するの
で、万が一の場合でも大きな誤差は発生しない。また、
中間桁は、異常終了毎に書き換えられるので、常に正確
な値として保存されている。
【0080】ここで、上位桁がこのように1バイトとす
るとその書込に必要な時間は約10msec程度となる
ので、この間に異常終了することはほとんど予期する必
要がないとも判断できる。この場合には、同一のコンデ
ンサの容量で中間桁を2バイトとして書込むことができ
るので、この場合には無視する下位桁による誤差をさら
に小さくすることができる。
【0081】何れにしても異常終了時の書込を2バイト
としてもその復帰された積算データの精度は異常終了時
にデータ全体を書込むようにする従来の処理と同等であ
る。したがって、コンデンサの容量は従来より少なくて
よく、サイズ、コストの低下に寄与する。また、要保存
情報数が増してもコンデンサの容量を増加する必要はな
い。
【0082】なお、上述した書込失敗フラグの書込は、
EEPROM5の所定の位置に行えばよいが、本実施例
では、図6(b)に示すように、異常終了の際に無視す
る下位桁D3の上位4ビットの桁D4に書込むようにし
ている。この場合、例えば、異常終了の際に、上位桁の
書込失敗があった場合には桁D4に’1’を書込み、上
位桁の書込失敗がない場合には’0’を書込むようにす
る。
【0083】<レーザープリンタ装置への適用例>応用
例として本発明をレーザープリンタ装置のトナー残量の
検出に適用することができる。この例では、異常終了時
の印字機構の状態を知るために必要な情報を要保存情報
とした例であり、プリンタ装置の構成図、リカバリー手
段の構成ブロック、フローチャート、保存情報および書
込失敗フラグの書込フロー、および書込失敗フラグなど
本応用例の要素は、インクのドット数カウンタ値に代え
てトナーの消費量のカウンタ値を要保存情報の一つとし
た点以外は前述した実施例と同様であり、説明を省略す
る。なお、本実施例でもEEPROM5は通常プリンタ
本体に搭載されるが、EEPROM5がトナーカートリ
ッジに搭載されていても問題ないことはいうまでもな
い。また、主にカラーレーザプリンタに用いられる定着
オイルの使用量等についても適用可能である。
【0084】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の
変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
リンタ装置が通常動作中に、保存が必要な情報(要保存
情報)のうち全体として積算的に増加するインクのドッ
ト数のカウンタ値のような特定情報を示し積算データに
ついては、その上位桁は変化がある毎に変化した値をE
EPROMに書込んで前回の値を更新し、異常終了の場
合には中位桁のみを書込むだけでよいようにリカバリー
手段を構成しているので、従来、異常終了時に必要であ
った情報全体の退避を行うことなく、精度よく情報を復
帰できる。従って、異常終了による電源遮断後の電圧保
持時間が少なくてすみ、電圧保持のためのコンデンサ容
量が少なくて済むのでプリンタ設計上の大きな利点とな
る。また、サイズ的、コスト的にも寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタ装置の望ましい実施の形態の
一例を示す図である。
【図2】リカバリー手段の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】CPUにより実行制御されるリカバリー手段の
フローチャートの例である。
【図4】CPUにより実行制御されるリカバリー手段の
フローチャートの例である。
【図5】書込失敗フラグの例を示す図である。
【図6】積算データの一例のインクドット数カウンタ値
を示すデータの例を示す図である。
【符号の説明】 2 CPU 4 リカバリー手段 5 EEPROM(書込/読み出し可能な不揮発性メ
モリー) 41 保存情報書込手段 42 異常状態フラグ書込手段 43 中位桁書込手段 44 保存情報復帰手段 100 プリンタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/12 G06F 1/00 341M

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込/読み出し可能な不揮発性メモリー
    を有し、印刷処理を中断して終了させる異常終了の際に
    該異常終了直前の状態に復帰させることが必要な要保存
    情報を不揮発性メモリーに退避させて印刷処理の再開時
    に上記退避させた情報を必要に応じて復帰させるリカバ
    リー手段を有するプリンタ装置であって、 前記リカバリー手段が、 a.前記要保存情報のうち全体として積算的に増加する
    特定情報を示す積算データについて、その上位桁が変化
    した際その変化を保存情報として前記不揮発性メモリー
    に書込む保存情報書込手段と、 b.印刷処理中に異常終了した場合に、前記積算データ
    の下位桁を無視して当該下位桁と前記上位桁との間の中
    位桁のみを前記不揮発性メモリーに書込む中位桁書込手
    段と、を有することを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記リカバリー手段
    が、 前記保存情報書込手段が前記上位桁の変化を書込終了す
    る前に異常終了した際に、前記不揮発性メモリーに書込
    失敗フラグを書込むフラグ書込手段、をさらに有するこ
    とを特徴とするプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記リカバリー手段
    は、異常終了した後の再開の際に前記不揮発性メモリー
    に前記書込失敗フラグがある場合には、当該不揮発性メ
    モリーに保存された前記積算データのうち前記上位桁が
    1繰り上がるように復帰することを特徴とするプリンタ
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記リ
    カバリー手段は、異常終了した後の再開の際に前記不揮
    発性メモリーに保存された前記積算データのうち前記無
    視した下位桁を、当該下位桁の中間値にして復帰するこ
    とを特徴とするプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記保
    存情報書込手段が、前記要保存情報のうち前記特定情報
    以外の非特定情報については、変化のあるたびに該変化
    した情報を保存情報として前記不揮発性メモリーに書込
    むことを特徴とするプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記中
    位桁書込手段により書込まれる中位桁のデータが、1.
    5〜2バイトであることを特徴とするプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記保
    存情報書込手段が、正常終了の際に前記要保存情報のう
    ち少なくとも前記全体として積算的に増加する特定情報
    を保存情報として前記不揮発性メモリーに書込むことを
    特徴とするプリンタ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載のプリンタ
    装置の構成を有し、前記要保存情報中の前記積算データ
    が、印字機構の駆動中に打出したドット数のカウンタ値
    を含むことを特徴とするインクジェットプリンタ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7の何れかに記載のプリンタ
    装置の構成を有し、前記要保存情報中の前記積算データ
    が、印字機構の駆動中に消費したトナー量のカウンタ値
    を含むことを特徴とするレーザープリンタ装置。
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