JP3094735U - シリアルナンバー書込システム、シリアルナンバー書込装置 - Google Patents
シリアルナンバー書込システム、シリアルナンバー書込装置Info
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- JP3094735U JP3094735U JP2002008001U JP2002008001U JP3094735U JP 3094735 U JP3094735 U JP 3094735U JP 2002008001 U JP2002008001 U JP 2002008001U JP 2002008001 U JP2002008001 U JP 2002008001U JP 3094735 U JP3094735 U JP 3094735U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】周辺装置に書き込んだシリアルナンバーの履歴
を正確に残すことが可能なシリアルナンバー書込システ
ムおよびシリアルナンバー書込装置を提供する。 【解決手段】ホストコンピュータ20は、CSVファイ
ルCFの最新のレコードの日時が1つ前のレコードの日
時より新しくなければ、プリンタ10にUSBシリアル
ナンバーSNを送信せずに終了する。一方、最新のレコ
ードの日時の方が新しければ、プリンタ10にUSBシ
リアルナンバーSNを送信する。この後、最新のレコー
ドの日時が計時部12の日時より古ければ、USBシリ
アルナンバーSNと計時部12の日時をCSVファイル
CFに記録し、次のプリンタ10にUSBシリアルナン
バーSNを送信する。一方、最新のレコードの日時の方
が古くなければ、USBシリアルナンバーSNと計時部
12の日時をCSVファイルCFに記録し、次のプリン
タ10にUSBシリアルナンバーSNを送信せずに終了
する。
を正確に残すことが可能なシリアルナンバー書込システ
ムおよびシリアルナンバー書込装置を提供する。 【解決手段】ホストコンピュータ20は、CSVファイ
ルCFの最新のレコードの日時が1つ前のレコードの日
時より新しくなければ、プリンタ10にUSBシリアル
ナンバーSNを送信せずに終了する。一方、最新のレコ
ードの日時の方が新しければ、プリンタ10にUSBシ
リアルナンバーSNを送信する。この後、最新のレコー
ドの日時が計時部12の日時より古ければ、USBシリ
アルナンバーSNと計時部12の日時をCSVファイル
CFに記録し、次のプリンタ10にUSBシリアルナン
バーSNを送信する。一方、最新のレコードの日時の方
が古くなければ、USBシリアルナンバーSNと計時部
12の日時をCSVファイルCFに記録し、次のプリン
タ10にUSBシリアルナンバーSNを送信せずに終了
する。
Description
【0001】
本考案は、周辺装置に、固有のシリアルナンバーを書き込むシリアルナンバー
書込システム、およびシリアルナンバー書込装置に関するものである。
【0002】
プリンタを始めとする周辺装置をホストコンピュータと接続するために、US
B(Universal Serial Bus)等のインターフェースが利用されている。USBで
は、周辺装置を最大127台までホストコンピュータに接続することができる。
これは、周辺装置をホストコンピュータに接続したときに、ホストコンピュータ
が、周辺装置のメモリに記憶されたメーカ名や機種名等の装置情報を周辺装置か
ら取得し、取得した装置情報によってそれぞれの周辺装置を管理することにより
実現されている。また、USBでは、複数の同一機種のプリンタをホストコンピ
ュータに接続し、複数のプリンタから所望のプリンタを選択して印刷を行わせる
ことができる。これは、プリンタをホストコンピュータに接続したときに、ホス
トコンピュータが、プリンタのメモリに記憶された固有のUSBシリアルナンバ
ーをプリンタから取得し、取得したUSBシリアルナンバーによってそれぞれの
プリンタを認識することと、ユーザが、それぞれのプリンタごとにプリンタを動
作させるためのドライバソフトをインストールすることにより実現されている。
【0003】
上記のUSBシリアルナンバーは、プリンタの工場出荷時に、シリアルナンバ
ー書込装置としてのPC(Personal Computer)からなるホストコンピュータに
よりプリンタ1台1台に対して書き込んでいる。図10は、作業者がプリンタに
USBシリアルナンバーを書き込む書込作業の手順を示すフローチャートである
。図10において、最初に、プリンタをホストコンピュータに接続する(ステッ
プS51)。このとき、ホストコンピュータはUSBをサポートするためのオペ
レーティングシステムにより、プリンタが接続されたことを検出し、接続された
プリンタのメモリに記憶されているシリアルナンバーを取得する。ここで、ホス
トコンピュータと接続される前のプリンタのメモリには、あらかじめホストコン
ピュータでインストールしたドライバソフトに対応する初期シリアルナンバーが
記憶されている。このため、ホストコンピュータはこの初期シリアルナンバーに
よって、接続されたプリンタをドライバソフトがインストール済みのプリンタで
あると認識する。なお、シリアルナンバーは、例えば下記の特許文献1に記載さ
れているような記述方式でメモリに記憶される。
【0004】
次に、ホストコンピュータを操作してUSBシリアルナンバーをホストコンピ
ュータからプリンタへ送信し、プリンタのメモリに記憶されている初期シリアル
ナンバーを、送信したUSBシリアルナンバーに書き換える(ステップS52)
。シリアルナンバーを書き換えると、プリンタとホストコンピュータとを一旦切
断し(ステップS53)、書き換えたUSBシリアルナンバーをプリンタ側で有
効にするため、プリンタの電源をOFFした後再びONする(ステップS54)
。そして、有効にしたUSBシリアルナンバーをホストコンピュータに認識させ
るため、再びプリンタをホストコンピュータに接続する(ステップS55)。こ
れにより、ホストコンピュータはオペレーティングシステムにより、プリンタが
接続されたことを検出し、プリンタのメモリに記憶されているシリアルナンバー
を取得する。このとき、メモリのシリアルナンバーが初期シリアルナンバーから
USBシリアルナンバーに書き換わっているので、ホストコンピュータはこの書
き換わったUSBシリアルナンバーによって、接続されたプリンタをまだドライ
バソフトをインストールしていない新規のプリンタであると認識し、ドライバソ
フトのインストールを要求する。そこで、ホストコンピュータを操作して接続さ
れたプリンタに対しドライバソフトをインストールする(ステップS56)。
【0005】
ドライバソフトのインストールが完了すると、プリンタのメモリから取得した
シリアルナンバーがプリンタに送信したUSBシリアルナンバーに正常に書き換
わっているか否かを確認する(ステップS57)。確認が終わると、USBシリ
アルナンバーを書き込んだ履歴を残すため、プリンタに送信したUSBシリアル
ナンバーと、書き換えた日時とをホストコンピュータのハードディスクに記憶し
ている履歴用ファイルに記録する(ステップS58)。このとき、書き換えた日
時としては、ホストコンピュータには日時を管理する時計用ICからなる計時部
が備わっているので、ステップS57の確認後に計時部が管理する日時を記録す
る。なお、計時部が管理する日時は、例えば下記の特許文献2に記載されている
ように、ユーザによる使用時にはプリンタの消耗品や交換部品の寿命予測をする
ために利用することができる。また、履歴用ファイルとしては、例えば下記の特
許文献3に記載されているCSV(Comma Separated Value)形式のファイルを
用いる。これにより、履歴用ファイルを種々のアプリケーションプログラムで利
用することができる。USBシリアルナンバーと書き換えた日時とを記録すると
、プリンタとホストコンピュータとを切断する(ステップS59)。この後、次
のプリンタにUSBシリアルナンバーを書き込むため、再びステップS51から
ステップS59の手順で作業を行う。
【0006】
上記のようにプリンタに書き込んだUSBシリアルナンバーの履歴を履歴用フ
ァイルに残しておくと、この履歴用ファイルを利用することで、プリンタの生産
台数の管理を行うことができ、また、市場においてプリンタに不具合が発生した
ときに、USBシリアルナンバーからそのプリンタの生産日を特定することがで
き、不具合対策を迅速に行うことが可能となる。なお、履歴用ファイルは、下記
の特許文献4に記載されているように、製品製造変更システムや不良履歴管理シ
ステムに利用することもできる。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−141830号公報(第4頁、第2図)
【特許文献2】
特許第2968791号公報(第3−4頁)
【特許文献3】
特開2002−15266号公報(第2頁)
【特許文献4】
特開平8−222887号公報(第4−6頁)
【0008】
ところで、工場では、シリアルナンバー書込装置としてのホストコンピュータ
を別のホストコンピュータに交換することがある。その交換の際、履歴用ファイ
ルを交換前のホストコンピュータから取り出して交換後のホストコンピュータに
記憶しておけば、交換後のホストコンピュータによってプリンタにUSBシリア
ルナンバーを書き込んでも、履歴を履歴用ファイルに継続して残すことができる
。しかし、ホストコンピュータを交換すると、交換前のホストコンピュータの計
時部の日時に対して交換後のホストコンピュータの計時部の日時が遅れているこ
とがある。このように計時部の日時が遅れている状態で、複数のプリンタにUS
Bシリアルナンバーを書き込むと、交換後に履歴用ファイルに記録した日時が交
換前に記録した日時と重なってしまうというように、履歴用ファイルの日時に異
常が生じ、書き込んだUSBシリアルナンバーの履歴を正確に残せなくなる。こ
のため、履歴を正確に残していない履歴用ファイルを利用しても、プリンタの生
産台数の管理を正しく行うことができなくなり、また、市場においてプリンタに
不具合が発生したときに、USBシリアルナンバーからそのプリンタの生産日を
特定することができず、不具合対策を迅速に行えなくなる。また、同じホストコ
ンピュータを用いる場合でも、何らかの原因で計時部の日時が遅れると同様の問
題が生じる。
【0009】
本考案は、上記のような問題点を解決するものであって、その課題とするとこ
ろは、周辺装置に書き込んだシリアルナンバーの履歴を正確に残すことが可能な
シリアルナンバー書込システム、およびシリアルナンバー書込装置を提供するこ
とにある。
【0010】
本考案では、シリアルナンバー書込システムを、周辺装置と、周辺装置に固有
のシリアルナンバーを書き込むシリアルナンバー書込装置とから構成する。周辺
装置は、書込装置から送信されてきたシリアルナンバーを記憶する記憶部を備え
ている。書込装置は、日時を管理する計時部と、周辺装置に送信したシリアルナ
ンバーと送信した後の計時部の日時とを含むレコードを送信した順番に記録して
履歴を残すファイルと、制御部とを備えている。制御部は、シリアルナンバーの
書き込みを開始すると、ファイルに記録した最新のレコードの日時が1つ前のレ
コードの日時より新しいか否かを判定する。判定の結果、最新のレコードの日時
の方が新しくなければ、シリアルナンバーの書き込みを行うことなく終了する。
一方、判定の結果最新のレコードの日時の方が新しければ、接続される周辺装置
にシリアルナンバーを送信し、送信した後、ファイルに記録した最新のレコード
の日時が現在の計時部の日時より古いか否かを判定する。この判定の結果、最新
のレコードの日時の方が古ければ、送信したシリアルナンバーと現在の計時部の
日時とを1つのレコードとしてファイルに記録した後、次に接続される周辺装置
にシリアルナンバーを送信する。一方、判定の結果、最新のレコードの日時の方
が古くなければ、送信したシリアルナンバーと現在の計時部の日時とを1つのレ
コードとしてファイルに記録した後、次の周辺装置に対するシリアルナンバーの
書き込みを行うことなく終了する。
【0011】
このようにすると、書込装置は、ファイルに記録された最新のレコードの日時
が1つ前のレコードの日時より新しくなければ、シリアルナンバーの書き込みを
行うことなく終了するので、前回の書込作業時に、計時部の日時が異常であった
ためファイルの最新レコードの日時も異常であるということを作業者に認識させ
て、最新レコードの日時を修正させることができる。また、書込装置は、ファイ
ルに記録された最新のレコードの日時が計時部の日時より古くなければ、周辺装
置に送信したシリアルナンバーとその時の計時部の日時とをファイルに記録した
後、次の周辺装置に対するシリアルナンバーの書き込みを行うことなく終了する
ので、計時部の日時とファイルに記録した日時とが異常であるということを作業
者に認識させて、これらの日時を修正させることができる。以上の結果、書込装
置を交換したような場合に、交換前の書込装置の計時部の日時に対して交換後の
書込装置の計時部の日時が遅れていても、遅れている計時部の日時とこの計時部
の日時を記録したファイルの日時とを作業者に即座に修正させることができるの
で、ファイルの日時を常に正常な状態に維持し、周辺装置に書き込んだシリアル
ナンバーの履歴を正確に残すことが可能となる。このため、履歴を正確に残して
いるファイルを利用すると、周辺装置の生産台数の管理を正しく行うことができ
るようになり、また、市場において周辺装置に不具合が発生したときに、シリア
ルナンバーからその周辺装置の生産日を特定することができ、不具合対策を迅速
に行うことが可能となる。
【0012】
また、本考案では、シリアルナンバー書込装置の制御部は、ファイルに記録し
た最新のレコードの日時が現在の計時部の日時より古くないと判定すると、送信
したシリアルナンバーと現在の計時部の日時とを1つのレコードとしてファイル
に記録した後、ファイルに記録した日時が異常であることを表示部に表示して、
次の周辺装置に対するシリアルナンバーの書き込みを行うことなく終了する。
【0013】
このようにファイルに記録した日時が異常であることを表示部に表示すると、
計時部の日時とファイルに記録した日時とが異常であることを作業者に一層明確
に認識させて、これらの日時を確実に修正させることができる。
【0014】
また、本考案では、シリアルナンバー書込装置の制御部は、接続される周辺装
置にシリアルナンバーを送信した後、周辺装置から記憶部に記憶されているシリ
アルナンバーを取得して、取得したシリアルナンバーと周辺装置に送信したシリ
アルナンバーとを照合し、この照合の結果を送信したシリアルナンバーと現在の
計時部の日時とに加えて1つのレコードとしてファイルに記録するとともに、表
示部に表示する。
【0015】
このようにすると、シリアルナンバーの書込作業中は表示部に表示された照合
の結果によって、書込作業終了後はファイルに記録された照合の結果によって、
周辺装置にシリアルナンバーが正常に書き込めたか否かを作業者に容易に確認さ
せることができる。
【0016】
また、本考案では、シリアルナンバー書込装置の制御部は、ファイルに記録し
た最新のレコードの日時が1つ前のレコードの日時より新しいと判定すると、そ
の時の計時部の日時がファイルに記録した最新のレコードの日時より新しいか否
かを判定し、この判定の結果計時部の日時の方が新しければ、接続される周辺装
置にシリアルナンバーを送信し、判定の結果計時部の日時の方が新しくなければ
、シリアルナンバーの書き込みを行うことなく終了する。
【0017】
このようにすると、周辺装置にシリアルナンバーを送信する前に、書込装置の
計時部の日時が異常であるということを作業者に認識させて、計時部の日時を修
正させることができるので、異常な計時部の日時がファイルに記録されず、作業
者がファイルの日時を修正する手間を省くことができる。
【0018】
また、本考案では、シリアルナンバー書込装置の制御部は、ファイルに記録し
た最新のレコードの日時が1つ前のレコードの日時より新しいと判定した後、そ
の時の計時部の日時がファイルに記録した最新のレコードの日時より新しくない
と判定すると、計時部の日時が異常であることを表示部に表示して、シリアルナ
ンバーの書き込みを行うことなく終了する。
【0019】
このように計時部の日時が異常であることを表示部に表示すると、周辺装置に
シリアルナンバーを送信する前に、計時部の日時が異常であるということを作業
者に一層明確に認識させて、この日時を確実に修正させることができる。
【0020】
さらに、本考案のシリアルナンバー書込システムは、典型的には、プリンタと
、プリンタに固有のUSBシリアルナンバーを書き込むホストコンピュータとか
ら構成される。この場合、ホストコンピュータは、プリンタに書き込んだ固有の
USBシリアルナンバーの履歴を残すためのファイルとして、CSV(Comma Se
parated Value)形式のファイルを用いる。
【0021】
このようにすると、CSV形式のファイルはファイル構成が単純であるので、
ホストコンピュータは、プリンタに送信したシリアルナンバーと、送信した後の
計時部の日時と、シリアルナンバーの照合の結果とをファイルに容易に記録する
ことができる。また、膨大な数のプリンタに対してシリアルナンバーの書き込み
を行い、その都度シリアルナンバーに関する上記の3つの情報をファイルに記録
しても、ファイルの容量を小さくすることができる。
【0022】
図1は、本考案の実施形態にかかるシリアルナンバー書込システムを示したブ
ロック図である。図1において、シリアルナンバー書込システムは、周辺装置で
あるインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタと記す)10と、工場の生産
ラインに設置されるシリアルナンバー書込装置としてのPC(Personal Compute
r)からなるホストコンピュータ20とから構成される。まず、プリンタ10に
おいて、1はプリンタ10の動作を制御する制御部であって、CPUやASIC
(Application Specific Integrated Circuit)などから構成される。2は記憶
部であって、ROMやRAM、および不揮発性メモリなどから構成される。この
記憶部2には、ホストコンピュータ20にインストール済みのドライバソフトに
対応する初期シリアルナンバーがあらかじめ記憶されていて、この初期シリアル
ナンバーは、後述するように、ホストコンピュータ20から送信されてくる固有
のUSB(Universal Serial Bus)シリアルナンバーに書き換えられる。3はイ
ンクカートリッジからインクを吐出させて用紙に印字を行う印字部、4はインク
カートリッジを保持したインクキャリアを搬送するためのキャリアモータ、5は
用紙を搬送するためのフィードモータ、6はLEDランプや電源キーやその他の
キーからなる操作部である。7はホストコンピュータ20と相互にUSB通信を
行うためのインターフェースであって、USBコントローラ用ICから構成され
る。このインターフェース7によってプリンタ10は、USBシリアルナンバー
をホストコンピュータ20から受信し、記憶部2に記憶しているシリアルナンバ
ーをホストコンピュータ20へ送信する。
【0023】
次に、ホストコンピュータ20において、11はホストコンピュータ20の各
部を制御する制御部であって、CPUなどから構成される。12は日時を管理す
る計時部であって、時計用ICから構成される。図2は、計時部12が管理する
日時の一例を示す図である。なお、計時部12の日時は、ホストコンピュータ2
0のオペレーティングシステムによって、後述する表示部14に表示される。図
1において、13は記憶部であって、ROMやRAMなどのメモリおよびハード
ディスクから構成される。この記憶部13には、プリンタ10に送信するための
固有のUSBシリアルナンバーSNが記憶されているとともに、プリンタ10に
USBシリアルナンバーSNを送信した後、送信したUSBシリアルナンバーS
Nの履歴を残すためのCSV(Comma Separated Value)形式のファイル(以下
、CSVファイルと記す)CFが記憶されている。
【0024】
図3は、上記のCSVファイルCFの記録内容を示す図である。なお、図3で
はCSVファイルCFの記録内容を表計算用のアプリケーションプログラムによ
って表示した状態を示している。図3(a)において、R1〜R100はCSV
ファイルCFに記録されている複数のレコードであって、それぞれのレコードR
1〜R100には、プリンタ10に送信したUSBシリアルナンバーSNと、送
信した後の計時部12の日時と、後述するようにプリンタ10から取得したシリ
アルナンバーとプリンタ10に送信したUSBシリアルナンバーSNとを照合し
た結果が含まれている。なお、照合の結果は、取得したシリアルナンバーと送信
したUSBシリアルナンバーSNとが一致していれば「OK」と記録され、一致
していなければ「NG」と記録されている。また、複数のレコードR1〜R10
0は、USBシリアルナンバーSNを送信した順番に上から下へ記録されている
。例えば、図3(a)ではR100が最新のレコードであり、R99が最新の1
つ前のレコードである。
【0025】
図1において、14はCRTディスプレイまたは液晶ディスプレイなどから構
成される表示部、15はマウスやキーボードなどから構成される操作部である。
16はプリンタ10と相互にUSB通信を行うためのインターフェースであって
、USBコントローラ用ICから構成される。このインターフェース16によっ
てホストコンピュータ20は、USBシリアルナンバーSNをプリンタ10へ送
信し、記憶部2に記憶されているシリアルナンバーをプリンタ10から受信する
。30はプリンタ10とホストコンピュータ20とを接続するUSBケーブルで
ある。
【0026】
図4〜図7は、上記構成のシリアルナンバー書込システムにおけるシリアルナ
ンバーの書込状態を説明する図である。図4(a)において、最初に、プリンタ
10は、記憶部2に初期シリアルナンバーとして0を記憶している。USBシリ
アルナンバーSNの書き込みを開始すると、ホストコンピュータ20は、CSV
ファイルCFに記録した最新のレコードの日時が1つ前のレコードの日時より新
しいか否かを判定する。ここでは、図3(a)に示すように、最新のレコードR
100の日時が「2002年11月15日 17:00」であり、1つ前のレコ
ードR99の日時が「2002年11月15日 16:55」である。この場合
、ホストコンピュータ20は、最新のレコードの日時が1つ前のレコードの日時
より新しいと判定して、プリンタ10が接続されるのを待つ。
【0027】
そして、図4(b)に示すように、作業者がケーブル30によりプリンタ10
をホストコンピュータ20と接続すると、ホストコンピュータ20はUSBをサ
ポートするためのオペレーティングシステムにより、接続されたプリンタ10の
記憶部2に記憶されている初期シリアルナンバーの0を取得し、接続されたプリ
ンタ10をドライバソフトがインストール済みのプリンタであると認識する。プ
リンタ10を認識すると、ホストコンピュータ20はUSBシリアルナンバーS
Nをプリンタ10へ送信する。ここでは、送信するUSBシリアルナンバーSN
を101とする。プリンタ10はホストコンピュータ20からUSBシリアルナ
ンバーSNが送信されてくると、図4(c)に示すように、記憶部2に記憶して
いるシリアルナンバーを初期シリアルナンバーの0から送信されてきたUSBシ
リアルナンバーSNの101に書き換える。
【0028】
シリアルナンバーを書き換えると、プリンタ10は記憶部2のシリアルナンバ
ーをホストコンピュータ20へ送信する。詳しくは、記憶部2のシリアルナンバ
ーの送信を要求するコマンドをホストコンピュータ20から受信した後に、記憶
部2のシリアルナンバーをホストコンピュータ20へ送信する。これにより、ホ
ストコンピュータ20は、図4(d)に示すように、記憶部2のシリアルナンバ
ーをプリンタ10から取得する。そして引き続き、取得したシリアルナンバーと
プリンタ10に送信したUSBシリアルナンバーSNとを照合する。ここでは、
プリンタ10の記憶部2のシリアルナンバーが0から101に書き換わっている
ので、プリンタ10から取得したシリアルナンバーは101であり、また、プリ
ンタ10に送信したUSBシリアルナンバーSNも101であるので、ホストコ
ンピュータ20は、取得したシリアルナンバーが送信したUSBシリアルナンバ
ーSNと一致していると判断する。一方、プリンタ10の記憶部2のシリアルナ
ンバーが書き換えられずに0のままである場合は、プリンタ10から取得したシ
リアルナンバーは0であり、プリンタ10に送信したUSBシリアルナンバーS
Nは101であるので、ホストコンピュータ20は、取得したシリアルナンバー
が送信したUSBシリアルナンバーSNと一致していないと判断する。
【0029】
シリアルナンバーを照合すると、続いて、ホストコンピュータ20は、図4(
e)に示すように、CSVファイルCFに記録した最新のレコードの日時が現在
の計時部12の日時より古いか否かを判定する。ここでは、図3(a)に示すよ
うに、最新のレコードR100の日時が「2002年11月15日 17:00
」であり、図2(a)に示すように、現在の計時部12の日時が「2002年1
1月14日 9:00」である。なおこのとき、実際の日時は「2002年11
月16日 9:00」であり、計時部12の日時は実際の日時よりも2日遅れて
いる。この場合、ホストコンピュータ20は、最新のレコードの日時が現在の計
時部12の日時より古くないと判定する。そして、図5(f)に示すように、プ
リンタ10に送信したUSBシリアルナンバーSNと、現在の計時部12の日時
とに加えて、プリンタ10から取得したシリアルナンバーとプリンタ10に送信
したUSBシリアルナンバーSNとの照合の結果を1つのレコードR101とし
てCSVファイルCFに記録する。ここでは、図3(b)に示すように、USB
シリアルナンバーSNとして101を記録し、現在の計時部12の日時として、
「2002年11月14日 9:00」と記録する。また、照合の結果としては
、前述したようにホストコンピュータ20は、取得したシリアルナンバーが送信
したUSBシリアルナンバーSNと一致していると判断したので、「OK」と記
録する。一方、照合の結果、ホストコンピュータ20が、取得したシリアルナン
バーが送信したUSBシリアルナンバーSNと一致していないと判断した場合は
、「NG」と記録する。
【0030】
CSVファイルCFに新しいレコードR101を記録すると、ホストコンピュ
ータ20はシリアルナンバーの照合の結果を表示部14に表示する。ここでは、
照合の結果、前述したようにホストコンピュータ20は、取得したシリアルナン
バーが送信したUSBシリアルナンバーSNと一致していると判断したので、図
5(g)に示すように、「○」を表示部14に表示する。一方、照合の結果、ホ
ストコンピュータ20が、取得したシリアルナンバーが送信したUSBシリアル
ナンバーSNと一致していないと判断した場合は、図5(h)に示すように、「
×」を表示部14に表示する。なお、「×」が表示部14に表示されると、作業
者は、プリンタ10にUSBシリアルナンバーが正常に書き込まれなかったと判
断して、ホストコンピュータ20とプリンタ10とを切断した後、プリンタ10
を生産ラインから除去する。シリアルナンバーの照合の結果を表示した後所定時
間が経過すると、ホストコンピュータ20はこの表示を消して、図5(i)に示
すように、CSVファイルCFに記録した日時が異常であることを示す表示であ
る「CSVエラー」を表示部14に表示する。そして、これを表示した後所定時
間が経過すると、ホストコンピュータ20は次のプリンタ10に対するUSBシ
リアルナンバーSNの書き込みを行うことなく終了する。
【0031】
このようにホストコンピュータ20が終了すると、作業者は操作部15を操作
して、計時部12の日時が正確かどうか確認した後に、図5(j)に示すように
、計時部12の日時とCSVファイルCFの最新のレコードの日時とを実際の日
時に修正する。ここでは、前述したように計時部12の日時が実際の日時より2
日遅れているので、図2(a)に示す計時部12の日時「2002年11月14
日 9:00」を、図2(b)に示すように「2002年11月16日 9:0
0」と修正する。また、図3(b)に示すCSVファイルCFの最新のレコード
R101の日時「2002年11月14日 9:00」を、図3(c)に示すよ
うに「2002年11月16日 9:00」と修正する。上記のように日時を修
正すると、作業者は、図6(k)に示すように、プリンタ10とホストコンピュ
ータ20とを切断する。
【0032】
この後、作業者は、図6(l)に示す次のプリンタ10aに対してUSBシリ
アルナンバーSNの書き込みを行うために、ホストコンピュータ20によって書
き込みを再開する。図6(l)において、次のプリンタ10aに対する書き込み
を開始すると、ホストコンピュータ20は、CSVファイルCFに記録した最新
のレコードの日時が1つ前のレコードの日時より新しいか否かを判定する。ここ
では、図3(c)に示すように、最新のレコードR101の日時は前述したよう
に修正された日時の「2002年11月16日 9:00」であり、1つ前のレ
コードR100の日時が「2002年11月15日 17:00」であるので、
ホストコンピュータ20は、最新のレコードの日時が1つ前のレコードの日時よ
り新しいと判定して、プリンタ10aが接続されるのを待つ。一方、最新のレコ
ードR101の日時が修正されず、図3(b)に示すように、異常な日時「20
02年11月14日 9:00」のままであれば、1つ前のレコードR100の
日時が「2002年11月15日 17:00」であるので、ホストコンピュー
タ20は、最新のレコードの日時が1つ前のレコードの日時より新しくないと判
定し、プリンタ10aに対するUSBシリアルナンバーSNの書き込みを行うこ
となく終了する。なお、このように終了した場合、作業者は最新のレコードR1
01の日時を修正した後、再びホストコンピュータ20によって次のプリンタ1
0aに対する書き込みを開始する。
【0033】
そして、図6(m)に示すように、作業者がケーブル30によりプリンタ10
aをホストコンピュータ20と接続すると、ホストコンピュータ20はUSBシ
リアルナンバーSNをプリンタ10へ送信する。ここでは、送信するUSBシリ
アルナンバーSNを102とする。これにより、プリンタ10aは、図6(n)
に示すように、記憶部2のシリアルナンバーを0から102に書き換える。そし
てこの後、ホストコンピュータ20は、図6(o)に示すように、記憶部2のシ
リアルナンバーをプリンタ10aから取得し、取得したシリアルナンバーとプリ
ンタ10aに送信したUSBシリアルナンバーSNとを照合する。シリアルナン
バーを照合すると、ホストコンピュータ20は、図7(p)に示すように、CS
VファイルCFに記録した最新のレコードの日時が現在の計時部12の日時より
古いか否かを判定する。ここでは、最新のレコードR101の日時は、図3(c
)に示すように修正された日時の「2002年11月16日 9:00」であり
、現在の計時部12の日時は、図2(b)に示すように実際の日時に修正されて
、この日時から所定時間経過した日時となっているので、ホストコンピュータ2
0は、最新のレコードの日時が現在の計時部12の日時より古いと判定する。そ
して、図7(q)に示すように、プリンタ10aに送信したUSBシリアルナン
バーSNと、現在の計時部12の日時とに加えて、プリンタ10aから取得した
シリアルナンバーとプリンタ10aに送信したUSBシリアルナンバーSNとの
照合の結果を1つのレコードとしてCSVファイルCFに記録する。
【0034】
CSVファイルCFに新しいレコードを記録すると、ホストコンピュータ20
はシリアルナンバーの照合の結果を表示部14に表示する。このとき、プリンタ
10aから取得したシリアルナンバーがプリンタ10aに送信したUSBシリア
ルナンバーSNと一致していれば、図7(r)に示すように、「○」を表示部1
4に表示し、一致していなければ、図7(s)に示すように、「×」を表示部1
4に表示する。そして、シリアルナンバーの照合の結果を表示した後所定時間が
経過すると、ホストコンピュータ20はこの表示を消して、作業者によって現在
接続されているプリンタ10aが切断され、次のプリンタ10が接続されるのを
待つ。このとき、表示部14には、図7(t)に示すように何も表示されていな
い。
【0035】
そして、作業者が、図7(u)に示すようにプリンタ10aとホストコンピュ
ータ20とを切断した後、次のプリンタ10をホストコンピュータ20に接続す
ると、ホストコンピュータ20は次のプリンタ10にUSBシリアルナンバーS
Nを送信し(図6(m)の状態)、これ以降は、図6(n)〜図7(u)で説明
した手順と同様の手順が行われる。その後は、作業者が新たなプリンタ10をホ
ストコンピュータ20に接続する度に、図6(m)〜図7(u)の手順と同様の
手順が繰り返されて行く。なお、プリンタ10に書き込むUSBシリアルナンバ
ーSNは、上述したように連続した番号であってもよいし、ランダムな番号であ
ってもよい。
【0036】
図8は、上記構成のシリアルナンバー書込システムにおけるシリアルナンバー
の書込手順を示すフローチャートである。図8において、左側はホストコンピュ
ータ20が制御部11により実行する手順であり、右側はプリンタ10が制御部
1により実行する手順である。USBシリアルナンバーSNの書き込みを開始す
ると、ホストコンピュータ20は、CSVファイルCFに記録した最新のレコー
ドの日時が1つ前のレコードの日時より新しいか否かを判定する(ステップS1
)。判定の結果、最新のレコードの日時が1つ前のレコードの日時より新しくな
いと判定すると(ステップS1:NO)、前回の書込作業時に計時部12の日時
が異常であったため最新のレコードの日時は異常であると判断して、プリンタ1
0に対するUSBシリアルナンバーSNの書き込みを行うことなく終了する。こ
のように終了した場合、作業者は操作部15を操作して、CSVファイルCFの
最新のレコードの日時を1つ前のレコードの日時より新しくなるように修正する
。このようにすると、再びUSBシリアルナンバーSNの書き込みを開始したと
きに、ホストコンピュータ20は、ステップS1において、最新のレコードの日
時は1つ前のレコードの日時より新しいと判定し(ステップS1:YES)、最
新のレコードの日時は正常であると判断する。
【0037】
ステップS1において、最新のレコードの日時は1つ前のレコードの日時より
新しいと判定すると(ステップS1:YES)、次に、ホストコンピュータ20
はプリンタ10が接続されたか否かを判定する(ステップS2)。ここで、作業
者がプリンタ10をホストコンピュータ20に接続すると、ホストコンピュータ
20はプリンタ10がホストコンピュータ20に接続されたと判定し(ステップ
S2:YES)、USBシリアルナンバーSNをプリンタ10へ送信する(ステ
ップS3)。これにより、プリンタ10はUSBシリアルナンバーSNを受信し
て(ステップS31)、記憶部2に記憶されている初期シリアルナンバーを受信
したUSBシリアルナンバーSNに書き換える(ステップS32)。そして、プ
リンタ10は記憶部2のシリアルナンバーをホストコンピュータ20へ送信する
(ステップS33)。これにより、ホストコンピュータ20は記憶部2のシリア
ルナンバーをプリンタ10から取得する(ステップS4)。
【0038】
シリアルナンバーをプリンタ10から取得すると、ホストコンピュータ20は
取得したシリアルナンバーとプリンタ10に送信したUSBシリアルナンバーS
Nとを照合する(ステップS5)。このとき、取得したシリアルナンバーが送信
したUSBシリアルナンバーSNと一致しているか否かを判断する。シリアルナ
ンバーを照合すると、CSVファイルCFに記録した最新のレコードの日時が現
在の計時部12の日時より古いか否かを判定する(ステップS6)。判定の結果
、最新のレコードの日時が現在の計時部12の日時より古いと判定すると(ステ
ップS6:YES)、計時部12の日時は正常であると判断する。そして、プリ
ンタ10に送信したUSBシリアルナンバーSNと、現在の計時部12の日時と
、シリアルナンバーの照合の結果とを1つのレコードとしてCSVファイルCF
に記録し(ステップS7)、シリアルナンバーの照合の結果を表示部14に表示
する(ステップS8)。このとき、プリンタ10から取得したシリアルナンバー
がプリンタ10に送信したUSBシリアルナンバーSNと一致していれば、「○
」を表示部14に表示し(例えば、図7(r)の状態)、一致していなければ、
「×」を表示部14に表示する(例えば、図7(s)の状態)。
【0039】
シリアルナンバーの照合の結果を表示した後、ホストコンピュータ20はプリ
ンタ10が切断されたか否かを判定する(ステップS9)。ここで、作業者がプ
リンタ10をホストコンピュータ20から切断すると、ホストコンピュータ20
はプリンタ10がホストコンピュータ20から切断されたと判定し(ステップS
9:YES)、ステップS2へ移行する。そして、ステップS2において、次の
プリンタ10が接続されたか否かを判定し、以降の処理を実行して行く。なお、
プリンタ10は、ホストコンピュータ20から切断されると、USBシリアルナ
ンバーSNの書き込みが終了したので処理を終了する。
【0040】
一方、ステップS6の判定の結果、最新のレコードの日時が現在の計時部12
の日時より古くないと判定すると(ステップS6:NO)、計時部12の日時は
異常であると判断する。そして、プリンタ10に送信したUSBシリアルナンバ
ーSNと、現在の計時部12の日時と、シリアルナンバーの照合の結果を1つの
レコードとしてCSVファイルCFに記録し(ステップS10)、シリアルナン
バーの照合の結果を表示部14に表示する(ステップS11)。このとき、プリ
ンタ10から取得したシリアルナンバーがプリンタ10に送信したUSBシリア
ルナンバーSNと一致していれば、「○」を表示部14に表示し(例えば、図7
(r)の状態)、一致していなければ、「×」を表示部14に表示する(例えば
、図7(s)の状態)。そして、シリアルナンバーの照合の結果を表示した後所
定時間が経過すると、ホストコンピュータ20はこの表示を消して、CSVファ
イルCFに記録した日時が異常であることを示す「CSVエラー」を表示部14
に表示し(図5(i)の状態)、これを表示した後所定時間が経過すると、次の
プリンタ10に対するUSBシリアルナンバーSNの書き込みを行うことなく終
了する。
【0041】
このように終了した場合、作業者は操作部15を操作して、計時部12の日時
とCSVファイルCFの最新のレコードの日時とを確認し、これらの日時を実際
の日時に修正する。このようにすると、接続されているプリンタ10とホストコ
ンピュータ20とを切断した後、次のプリンタ10に対してUSBシリアルナン
バーSNの書き込みを開始したときに、ホストコンピュータ20は、ステップS
1において、最新のレコードの日時は1つ前のレコードの日時より新しいと判定
し(ステップS1:YES)、最新のレコードの日時は正常であると判断する。
【0042】
そして、ステップS2において、次のプリンタ10が接続されたと判定し(ス
テップS2:YES)、前述したようにステップS3〜ステップS5の処理を行
った後、ステップS6に移行すると、ホストコンピュータ20は、計時部12の
日時が実際の日時に修正されているので、最新のレコードの日時が現在の計時部
12の日時より古いと判定し(ステップS6:YES)、計時部12の日時は正
常であると判断する。このように判定すると、ホストコンピュータ20は、前述
したようにステップS7〜ステップS9の処理を行い、ステップS9からステッ
プS2へ移行すると、次のプリンタ10が接続されたか否かを判定し、以降の処
理を実行して行く。
【0043】
以上の書込手順によると、ホストコンピュータ20は、CSVファイルCFの
最新のレコードの日時が1つ前のレコードの日時より新しくなければ(ステップ
S1:NO)、プリンタ10に対してUSBシリアルナンバーSNの書き込みを
行うことなく終了するので、前回の書込作業時に、計時部12の日時が異常であ
ったためCSVファイルCFの最新レコードの日時も異常であるということを作
業者に認識させて、最新レコードの日時を修正させることができる。また、ホス
トコンピュータ20は、CSVファイルCFの最新のレコードの日時が計時部1
2の日時より古くなければ(ステップS6:NO)、プリンタ10に送信したU
SBシリアルナンバーSNと、その時の計時部12の日時と、シリアルナンバー
の照合の結果とをCSVファイルCFに記録した(ステップS10)後、次のプ
リンタ10に対するシリアルナンバーの書き込みを行うことなく終了するので、
計時部12の日時とCSVファイルCFに記録した日時とが異常であるというこ
とを作業者に認識させて、これらの日時を修正させることができる。特に、「C
SVエラー」を表示部14に表示する(ステップS12)ことで、計時部12の
日時とCSVファイルCFに記録した日時とが異常であることを作業者に一層明
確に認識させて、これらの日時を確実に修正させることができる。以上の結果、
ホストコンピュータ20を交換して、交換前のホストコンピュータ20の計時部
12の日時に対して交換後のホストコンピュータ20の計時部12の日時が遅れ
ていても、遅れている計時部12の日時とこの計時部12の日時を記録したCS
VファイルCFの日時とを作業者に即座に修正させることができるので、CSV
ファイルCFの日時を常に正常な状態に維持し、プリンタ10に書き込んだUS
BシリアルナンバーSNの履歴を正確に残すことが可能となる。このため、履歴
を正確に残しているCSVファイルCFを利用すると、プリンタ10の生産台数
の管理を行うことができるようになり、また、市場においてプリンタ10に不具
合が発生したときに、USBシリアルナンバーSNからそのプリンタ10の生産
日を特定することができ、不具合対策を迅速に行うことが可能となる。
【0044】
また、プリンタ10から取得したシリアルナンバーと、プリンタ10に送信し
たUSBシリアルナンバーSNとを照合し、この照合の結果をCSVファイルC
Fに記録するとともに表示部14に表示することで、USBシリアルナンバーS
Nの書込作業中は表示部14に表示された照合の結果によって、書込作業終了後
はCSVファイルCFに記録された照合の結果によって、プリンタ10にUSB
シリアルナンバーSNが正常に書き込めたか否かを作業者に容易に確認させるこ
とができる。
【0045】
上記に加えて、CSV形式のファイル(CSVファイルCF)にUSBシリア
ルナンバーSNの履歴を残すことで、CSV形式のファイルはファイル構成が単
純であるので、ホストコンピュータ20は、プリンタ10に送信したUSBシリ
アルナンバーSNと、計時部12の日時と、シリアルナンバーの照合の結果とを
CSVファイルCFに容易に記録することができる。また、膨大な数のプリンタ
10に対してUSBシリアルナンバーSNの書き込みを行い、その都度上記3つ
の情報をCSVファイルCFに記録しても、CSVファイルCFの容量を小さく
することができる。
【0046】
本考案は、上述した実施形態の他にも種々の形態を採用することができる。た
とえば、図8の実施形態においては、ホストコンピュータ20は、プリンタ10
と接続される前に、CSVファイルCFに記録した最新のレコードの日時が異常
であるかどうかのみを判断しているが、これに加えて、計時部12の日時が異常
であるかどうかを判断してもよい。図9は、この実施形態におけるシリアルナン
バーの書込手順を示すフローチャートである。図中、図8と同一ステップには同
一符号を付してある。図9において、ホストコンピュータ20は、CSVファイ
ルCFの最新のレコードの日時が1つ前のレコードの日時より新しいと判定する
と(ステップS1:YES)、次に、この時の計時部12の日時がCSVファイ
ルCFの最新のレコードの日時より新しいか否かを判定する(ステップS1a)
。判定の結果、計時部12の日時は最新のレコードの日時より新しくないと判定
すると(ステップS1a:NO)、計時部12の日時は異常であると判断して、
計時部12の日時が異常であることを示す表示である「計時部エラー」を表示部
14に表示する(ステップS1b)。そして、これを表示した後所定時間が経過
すると、ホストコンピュータ20はプリンタ10に対するUSBシリアルナンバ
ーSNの書き込みを行うことなく終了する。このように終了した場合、作業者は
、計時部12の日時を確認した後、操作部15を操作して、この日時を実際の日
時に修正する。このようにすると、再びUSBシリアルナンバーSNの書き込み
を開始したときに、ホストコンピュータ20は、ステップS1において、計時部
12の日時は最新のレコードの日時より新しいと判定し(ステップS1a:YE
S)、計時部12の日時は正常であると判断する。
【0047】
ステップS1aの判定の結果、計時部12の日時は最新のレコードの日時より
新しいと判定すると(ステップS1a:YES)、ホストコンピュータ20はプ
リンタ10が接続されたか否かを判定する(ステップS2)。ここで、作業者が
プリンタ10をホストコンピュータ20に接続すると、ホストコンピュータ20
はプリンタ10がホストコンピュータ20に接続されたと判定し(ステップS2
:YES)、USBシリアルナンバーSNをプリンタ10へ送信する(ステップ
S3)。以降は、図8において説明した手順と同様の手順を実行して行く。この
ような手順によると、プリンタ10にUSBシリアルナンバーSNを送信する前
に、計時部12の日時が異常であるということを作業者に認識させて、計時部1
2の日時を修正させることができる。特に、「計時部エラー」を表示部14に表
示することで、計時部12の日時が異常であることを作業者に一層明確に認識さ
せて、計時部12の日時を確実に修正させることができる。このため、異常な計
時部12の日時がCSVファイルCFに記録されず、作業者がCSVファイルC
Fの日時を修正する手間を省くことができる。
【0048】
上記実施形態においては、プリンタ10に書き込んだUSBシリアルナンバー
SNの履歴を残すファイルとして、CSV形式のファイルを用いた場合を例に挙
げているが、本考案はこれのみに限定するものではなく、種々の表計算用のアプ
リケーションプログラムでサポートされる形式のファイルを用いてもよい。
【0049】
また、上記実施形態においては、プリンタ10とホストコンピュータ20とを
接続するインターフェースをUSBとし、USBシリアルナンバーSNをプリン
タ10に書き込む場合を例に挙げているが、本考案はこれのみに限定するもので
はない。これ以外にも、プリンタ10とホストコンピュータ20とをIEEE1
394のようなインターフェースで接続し、このインターフェースで規定された
固有のシリアルナンバーをプリンタ10に書き込むようにしてもよい。
【0050】
さらに、上記実施形態においては、周辺装置としてインクジェットプリンタを
例に挙げたが、本考案はこれ以外にも、レーザプリンタ、スキャナー、光ディス
クドライブ、ハードディスクドライブ、モデムなどにも適用することが可能であ
る。つまり、ホストコンピュータがそれぞれの周辺装置を認識するための固有の
シリアルナンバーを書き込む必要のある周辺装置であればよい。
【0051】
本考案によれば、書込装置の計時部の日時が遅れていても、遅れている計時部
の日時とこの計時部の日時を記録したファイルの日時とを作業者に即座に修正さ
せることができるので、ファイルの日時を常に正常な状態に維持し、周辺装置に
書き込んだシリアルナンバーの履歴を正確に残すことが可能となる。この結果、
周辺装置の生産台数の管理を正しく行うことができるようになり、また、市場に
おいて周辺装置に不具合が発生したときでも、シリアルナンバーからその周辺装
置の生産日を特定することができ、不具合対策を迅速に行うことが可能となる。
【図1】本考案にかかるシリアルナンバー書込システム
のブロック図である。
のブロック図である。
【図2】同システムの計時部が管理する日時の一例を示
す図である。
す図である。
【図3】同システムのCSVファイルの記録内容を示す
図である。
図である。
【図4】同システムのシリアルナンバー書込状態を説明
する図である。
する図である。
【図5】同システムのシリアルナンバー書込状態を説明
する図である。
する図である。
【図6】同システムのシリアルナンバー書込状態を説明
する図である。
する図である。
【図7】同システムのシリアルナンバー書込状態を説明
する図である。
する図である。
【図8】同システムのシリアルナンバー書込手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図9】他の実施形態によるフローチャートである。
【図10】従来のシリアルナンバー書込作業の手順を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
2 記憶部
10 プリンタ
11 制御部
12 計時部
14 表示部
20 ホストコンピュータ
CF CSVファイル
R1〜R101 レコード
SN USBシリアルナンバー
Claims (9)
- 【請求項1】プリンタと、プリンタに固有のUSBシリ
アルナンバーを書き込むホストコンピュータとから構成
されるシリアルナンバー書込システムであって、 前記プリンタは、前記ホストコンピュータから送信され
てきた前記USBシリアルナンバーを記憶する記憶部を
備え、 前記ホストコンピュータは、日時を管理する計時部と、
前記プリンタに送信した前記USBシリアルナンバーと
送信した後の前記計時部の日時とを含むレコードを送信
した順番に記録して履歴を残すCSV形式のファイル
と、以下の(a)〜(f)の処理を行う制御部とを備え
たことを特徴とするシリアルナンバー書込システム。 (a)前記USBシリアルナンバーの書き込みを開始す
ると、前記ファイルに記録した最新のレコードの日時が
1つ前のレコードの日時より新しいか否かを判定する。 (b)前記(a)での判定の結果、最新のレコードの日
時の方が新しくなければ、前記USBシリアルナンバー
の書き込みを行うことなく終了する。 (c)前記(a)での判定の結果、最新のレコードの日
時の方が新しければ、接続されるプリンタに前記USB
シリアルナンバーを送信する。 (d)前記USBシリアルナンバーを送信した後、プリ
ンタから前記記憶部に記憶されているシリアルナンバー
を取得して、取得したシリアルナンバーと送信した前記
USBシリアルナンバーとを照合し、前記ファイルに記
録した最新のレコードの日時が現在の前記計時部の日時
より古いか否かを判定する。 (e)前記(d)での判定の結果、最新のレコードの日
時の方が古ければ、送信した前記USBシリアルナンバ
ーと現在の前記計時部の日時とに加えて前記照合の結果
を1つのレコードとして前記ファイルに記録し、前記照
合の結果を表示部に表示した後、次に接続されるプリン
タにUSBシリアルナンバーを送信する。(f)前記
(d)での判定の結果、最新のレコードの日時の方が古
くなければ、送信した前記USBシリアルナンバーと現
在の前記計時部の日時とに加えて前記照合の結果を1つ
のレコードとして前記ファイルに記録し、前記照合の結
果を表示部に表示した後、前記ファイルに記録した日時
が異常であることを表示部に表示して、次のプリンタに
対するUSBシリアルナンバーの書き込みを行うことな
く終了する。 - 【請求項2】請求項1に記載のシリアルナンバー書込シ
ステムにおいて、 前記ホストコンピュータの制御部は、前記(c)の処理
において前記ファイルに記録した最新のレコードの日時
が1つ前のレコードの日時より新しいと判定すると、そ
の時の前記計時部の日時が前記ファイルに記録した最新
のレコードの日時より新しいか否かを判定し、この判定
の結果前記計時部の日時の方が新しければ、接続される
プリンタに前記USBシリアルナンバーを送信し、判定
の結果前記計時部の日時の方が新しくなければ、前記計
時部の日時が異常であることを表示部に表示して、プリ
ンタに対する前記USBシリアルナンバーの書き込みを
行うことなく終了することを特徴とするシリアルナンバ
ー書込システム。 - 【請求項3】周辺装置と、周辺装置に固有のシリアルナ
ンバーを書き込むシリアルナンバー書込装置とから構成
されるシリアルナンバー書込システムであって、 前記周辺装置は、前記書込装置から送信されてきた前記
シリアルナンバーを記憶する記憶部を備え、 前記書込装置は、日時を管理する計時部と、前記周辺装
置に送信した前記シリアルナンバーと送信した後の前記
計時部の日時とを含むレコードを送信した順番に記録し
て履歴を残すファイルと、以下の(a)〜(f)の処理
を行う制御部とを備えたことを特徴とするシリアルナン
バー書込システム。 (a)前記シリアルナンバーの書き込みを開始すると、
前記ファイルに記録した最新のレコードの日時が1つ前
のレコードの日時より新しいか否かを判定する。 (b)前記(a)での判定の結果、最新のレコードの日
時の方が新しくなければ、前記シリアルナンバーの書き
込みを行うことなく終了する。 (c)前記(a)での判定の結果、最新のレコードの日
時の方が新しければ、接続される周辺装置に前記シリア
ルナンバーを送信する。 (d)前記シリアルナンバーを送信した後、前記ファイ
ルに記録した最新のレコードの日時が現在の前記計時部
の日時より古いか否かを判定する。 (e)前記(d)での判定の結果、最新のレコードの日
時の方が古ければ、送信した前記シリアルナンバーと現
在の前記計時部の日時とを1つのレコードとして前記フ
ァイルに記録した後、次に接続される周辺装置にシリア
ルナンバーを送信する。 (f)前記(d)での判定の結果、最新のレコードの日
時の方が古くなければ、送信した前記シリアルナンバー
と現在の前記計時部の日時とを1つのレコードとして前
記ファイルに記録した後、次の周辺装置に対するシリア
ルナンバーの書き込みを行うことなく終了する。 - 【請求項4】請求項3に記載のシリアルナンバー書込シ
ステムにおいて、前記書込装置の制御部は、前記(f)
の処理において前記ファイルに記録した最新のレコード
の日時が現在の前記計時部の日時より古くないと判定す
ると、送信した前記シリアルナンバーと現在の前記計時
部の日時とを1つのレコードとして前記ファイルに記録
した後、前記ファイルに記録した日時が異常であること
を表示部に表示して、次の周辺装置に対するシリアルナ
ンバーの書き込みを行うことなく終了することを特徴と
するシリアルナンバー書込システム。 - 【請求項5】請求項3または請求項4に記載のシリアル
ナンバー書込システムにおいて、 前記書込装置の制御部は、接続される周辺装置に前記シ
リアルナンバーを送信した後、前記周辺装置から前記記
憶部に記憶されているシリアルナンバーを取得して、取
得したシリアルナンバーと前記周辺装置に送信した前記
シリアルナンバーとを照合し、この照合の結果を送信し
た前記シリアルナンバーと現在の前記計時部の日時とに
加えて1つのレコードとして前記ファイルに記録すると
ともに、表示部に表示することを特徴とするシリアルナ
ンバー書込システム。 - 【請求項6】請求項3ないし請求項5のいずれかに記載
のシリアルナンバー書込システムにおいて、 前記書込装置の制御部は、前記ファイルに記録した最新
のレコードの日時が1つ前のレコードの日時より新しい
と判定すると、その時の前記計時部の日時が前記ファイ
ルに記録した最新のレコードの日時より新しいか否かを
判定し、この判定の結果前記計時部の日時の方が新しけ
れば、接続される周辺装置に前記シリアルナンバーを送
信し、判定の結果前記計時部の日時の方が新しくなけれ
ば、前記シリアルナンバーの書き込みを行うことなく終
了することを特徴とするシリアルナンバー書込システ
ム。 - 【請求項7】請求項6に記載のシリアルナンバー書込シ
ステムにおいて、 前記書込装置の制御部は、前記ファイルに記録した最新
のレコードの日時が1つ前のレコードの日時より新しい
と判定した後、その時の前記計時部の日時が前記ファイ
ルに記録した最新のレコードの日時より新しくないと判
定すると、前記計時部の日時が異常であることを表示部
に表示して、前記シリアルナンバーの書き込みを行うこ
となく終了することを特徴とするシリアルナンバー書込
システム。 - 【請求項8】周辺装置に固有のシリアルナンバーを送信
して、この固有のシリアルナンバーを周辺装置に備わる
記憶部に書き込むシリアルナンバー書込装置において、 日時を管理する計時部と、前記周辺装置に送信した前記
USBシリアルナンバーと送信した後の前記計時部の日
時とを含むレコードを送信した順番に記録して履歴を残
すファイルと、以下の(a)〜(f)の処理を行う制御
部とを備えたことを特徴とするシリアルナンバー書込装
置。 (a)前記シリアルナンバーの書き込みを開始すると、
前記ファイルに記録した最新のレコードの日時が1つ前
のレコードの日時より新しいか否かを判定する。 (b)前記(a)での判定の結果、最新のレコードの日
時の方が新しくなければ、前記シリアルナンバーの書き
込みを行うことなく終了する。 (c)前記(a)での判定の結果、最新のレコードの日
時の方が新しければ、接続される周辺装置に前記シリア
ルナンバーを送信する。 (d)前記シリアルナンバーを送信した後、周辺装置か
ら前記記憶部に記憶されているシリアルナンバーを取得
して、取得したシリアルナンバーと送信した前記シリア
ルナンバーとを照合し、前記ファイルに記録した最新の
レコードの日時が現在の前記計時部の日時より古いか否
かを判定する。 (e)前記(d)での判定の結果、最新のレコードの日
時の方が古ければ、送信した前記シリアルナンバーと現
在の前記計時部の日時とに加えて前記照合の結果を1つ
のレコードとして前記ファイルに記録し、前記照合の結
果を表示部に表示した後、次に接続される周辺装置にシ
リアルナンバーを送信する。 (f)前記(d)での判定の結果、最新のレコードの日
時の方が古くなければ、送信した前記シリアルナンバー
と現在の前記計時部の日時とに加えて前記照合の結果を
1つのレコードとして前記ファイルに記録し、前記照合
の結果を表示部に表示した後、前記ファイルに記録した
日時が異常であることを表示部に表示して、次の周辺装
置に対するシリアルナンバーの書き込みを行うことなく
終了する。 - 【請求項9】請求項8に記載のシリアルナンバー書込装
置において、 前記制御部は、前記(c)の処理において前記ファイル
に記録した最新のレコードの日時が1つ前のレコードの
日時より新しいと判定すると、その時の前記計時部の日
時が前記ファイルに記録した最新のレコードの日時より
新しいか否かを判定し、この判定の結果前記計時部の日
時の方が新しければ、接続される周辺装置に前記シリア
ルナンバーを送信し、判定の結果前記計時部の日時の方
が新しくなければ、前記計時部の日時が異常であること
を表示部に表示して、前記シリアルナンバーの書き込み
を行うことなく終了することを特徴とするシリアルナン
バー書込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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