JPH103993A - 放電灯点灯装置 - Google Patents
放電灯点灯装置Info
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Abstract
装置を提供する。 【解決手段】無負荷検出回路5はコンデンサC5 の充電
電圧VC5と基準電圧V ref2とを比較して、充電電圧VC5
が基準電圧Vref2以下になると、無負荷状態を検出し、
制御回路3に無負荷検出信号を出力する。寿命検出回路
4はコンデンサC6 の充電電圧VC6と基準電圧Vref1と
を比較して、充電電圧VC6が基準電圧V ref1を越える
と、放電灯の寿命末期状態を検出し、制御回路3に寿命
検出信号を出力すると同時に、補助充電回路6のトラン
ジスタQ3 をオンする。この時、制御電源VCCからトラ
ンジスタQ3 を介してコンデンサC5 に充電電流が流
れ、コンデンサC5 の充電電圧VC5は基準電圧Vref2以
下になることがないので、無負荷検出回路5が無負荷検
出信号を出力することがない。
Description
関するものである。
命末期状態を検出する回路を備えた放電灯点灯装置があ
った。この放電灯点灯装置は、図4に示すように、交流
電源ACを直流電圧VDCに変換して出力する直流電源1
と、直流電圧VDCを高周波電圧に変換して放電灯負荷に
供給するインバータ回路2と、インバータ回路2の発振
を制御する制御回路3と、放電灯の寿命を検出して制御
回路3に寿命検出信号を出力する寿命検出回路4と、フ
ィラメントの断線等の無負荷状態を検出して制御回路3
に無負荷検出信号を出力する無負荷検出回路5とを備え
ている。
ACの交流電圧を整流した後、コンデンサC1 が平滑し
て、直流電圧VDCを出力する。インバータ回路2はFE
Tからなるスイッチング素子Q1 ,Q2 を備え、コンデ
ンサC1 の両端間にスイッング素子Q1 ,Q2 の直列回
路が接続される。スイッチング素子Q2 の両端間には、
直流カット用のコンデンサC2 とインダクタL 1 とを介
してトランスTr1 の1次巻線n1 が接続される。一
方、トランスTr 1 の2次巻線n2 の両端間には、直流
カット用コンデンサC3 を介して、放電灯La1 の一端
側のフィラメント電極F1 と、コンデンサC4 及び抵抗
R2 からなる並列回路と、放電灯La2 の一端側のフィ
ラメント電極F4 とが直列に接続されている。さらに、
放電灯La1 ,La2 の他端側のフィラメント電極
F2 ,F 3 はトランスTr1 の2次側の巻線に直列に接
続されている。
灯La1 のフィラメント電極F1 との接続点は抵抗R1
を介して直流電源1の高電位側に接続され、トランスT
r1の2次巻線n1 と放電灯La2 のフィラメント電極
F4 との接続点はインピーダンス素子たる抵抗R3 と、
ダイオードD1 と、充電要素たるコンデンサC5 及び放
電用インピーダンス素子たる抵抗R4 からなる並列回路
とを介して直流電源1の低電位側に接続される。トラン
スTr1 の2次側には検出用巻線n3 が設けられ、検出
用巻線n3 の両端間には、ダイオードD2 とコンデンサ
C6 及び抵抗R 5 からなる並列回路が接続される。この
時、インダクタL1 及びコンデンサC4からなる共振回
路によって、放電灯La1 ,La2 に高周波電圧が発生
し、放電灯La1 ,La2 が始動点灯される。尚、放電
灯La1 ,La2 の点灯中はインダクタL1 が電流安定
要素として働く。
説明する。放電灯La1 ,La2 のフィラメント電極が
断線する等の無負荷状態が発生していない場合、直流電
源1から抵抗R1 →放電灯La1 のフィラメント電極F
1 →抵抗R2 →放電灯La2のフィラメント電極F4 →
抵抗R3 →ダイオードD1 の経路でコンデンサC5 に直
流電流が流れて、コンデンサC5 は充電され、コンデン
サC5 の充電電圧VC5は無負荷検出回路5に入力され
る。例えば、放電灯La1 ,La2 のいずれか一方が装
着されていない場合、或いは、フィラメント電極が断線
した場合、コンデンサC5 に直流電流が流れず、コンデ
ンサC5 に充電された電荷は抵抗R4 を介して放電す
る。したがって、無負荷検出回路5は、コンデンサC5
の充電電圧V C5が所定の電圧値以下になることから無負
荷状態を検出し、制御回路3に無負荷検出信号を出力す
る。そして、制御回路3が無負荷検出信号に基づいてス
イッチング素子Q1 ,Q2 の発振動作を停止させる。
する。コンデンサC6 はトランスTr1 の検出用巻線n
3 に流れる電流によって充電され、その充電電圧VC6が
寿命検出回路4に入力される。寿命検出回路4は充電電
圧VC6が所定の電圧値を超えた場合、放電灯La1 ,L
a2 が半波点灯する寿命末期状態を検出して、寿命検出
信号を制御回路3に出力する。制御回路3は寿命検出信
号に基づいてスイッチング素子Q1 ,Q2 を周期的に停
止させる(以下、間欠発振動作と言う)。
示す。放電灯La1 ,La2 の正常時(図5のT1 )
は、制御回路3がインバータ回路2を発振動作させる。
放電灯La1 ,La2 が装着されていない場合やフィラ
メント電極が断線した場合等の無負荷状態(図5の
T3 )では、コンデンサC5 の充電電圧VC5が所定の電
圧値以下となり、無負荷検出回路5が無負荷状態を検出
して、制御回路3がインバータ回路2の発振を停止させ
る。また、フィラメント電極が断線していなくても、放
電灯La1 ,La2 の寿命末期時(図5のT2 )は、コ
ンデンサC6 の充電電圧VC6が所定の電圧値を超えるの
で、寿命検出回路4が寿命末期状態を検出し、制御回路
3がインバータ回路2を間欠発振動作させる。
a2 を予熱始動させる間、放電灯La1 ,La2 が正常
であってもコンデンサC6 に高電圧が発生して、寿命検
出回路4が誤検出する恐れがあるので、予熱始動期間中
は寿命検出回路4の検出動作を停止させ、予熱期間(図
5のT4 )及び始動期間(図5のT5 )が終了した後に
寿命検出回路4は検出動作を行っている。
装置では、図6に示すように、放電灯La1 ,La2 が
半波点灯する寿命末期状態になると、寿命検出回路4が
寿命検出信号を出力し、制御回路3はこの寿命検出信号
に基づいてインバータ回路2を間欠発振動作させてお
り、発振停止期間中はインバータ回路2は発振動作を停
止する。この時、放電灯La1 のフィラメント電極F1
に直列接続された直流カット用コンデンサC 3 の両端間
に高い直流電圧が印加される場合があり、放電灯L
a1 ,La2 の管電圧が高い程、直流カット用コンデン
サC3 に印加される電圧値は高くなる。直流カット用コ
ンデンサC3 の両端間の電圧VC3が直流電源1の直流電
圧VDCよりも高く、且つ、放電灯La1 に接続されてい
る側が高電位になると(図6の時刻t1 )、直流電源1
から放電灯La1 のフィラメント電極F1 →抵抗R2 →
放電灯La2 のフィラメント電極F4 を介してコンデン
サC5 へ直流電流が流れなくなる。したがって、コンデ
ンサC5 に充電された電荷は抵抗R4 を介して放電し、
コンデンサC5 の電圧VC5は除々に低下して所定の電圧
値V1 以下になると(図6の時刻t2 )、無負荷検出回
路5が誤って無負荷状態を検出し、制御回路3がインバ
ータ回路2の発振動作を停止させる。
電された電荷が放電灯La1 のフィラメント電極F
1 と、抵抗R2 と、放電灯La2 のフィラメント電極F
4 と、トランスTr1 の2次巻線n2 とを介して放電
し、直流カット用コンデンサC3 の電圧VC3が直流電圧
VDCよりも低くなると、直流電源1から抵抗R1 →放電
灯La1 のフィラメント電極F1 →抵抗R2 →放電灯L
a2 のフィラメント電極F4→抵抗R3 →ダイオードD
1 の経路でコンデンサC5 に再び電流が流れ、コンデン
サC5 が充電される。そして、コンデンサC5 の充電電
圧VC5が所定の電圧値V1 を超えると、無負荷検出回路
5は無負荷検出信号を停止し、制御回路3がインバータ
回路2の発振動作を再開させる。インバータ回路2が発
振を再開すると、放電灯La1 ,La2 は寿命末期状態
にあるので、寿命検出回路4は寿命検出信号を出力し、
制御回路3は寿命検出信号に基づいてインバータ回路2
を間欠発振動作させている。
4の寿命検出信号に基づいてインバータ回路2を間欠発
振動作させている状態で、無負荷検出回路5が無負荷状
態を検出し、制御回路3がインバータ回路2の発振を一
旦停止させた後に、無負荷検出回路5が無負荷状態では
ないことを検出し、制御回路3がインバータ回路2の発
振を再開しているので、間欠発振動作時の発振停止期間
(図6のT6 )が本来設定された期間よりも非常に短く
なる。したがって、インバータ回路2の構成部品に加わ
るストレスが大きくなり、その温度上昇が大きくなるた
めに、放電灯点灯装置の信頼性が低下するという問題点
があった。
信号に対して無負荷検出回路5の無負荷検出信号を優先
させたために発生しているので、寿命検出信号に対して
無負荷検出信号を優先させないようにすれば、この問題
点を解消できる。しかしながら、この場合には以下のよ
うな問題点が発生する。すなわち、寿命末期状態におい
て間欠発振動作時の発振停止期間を長く設定した場合、
寿命末期状態になった放電灯La1 ,La2 を正常な放
電灯と交換しても、発振停止期間が終了するまで放電灯
La1 ,La2 は点灯しない。従って、放電灯La1 ,
La2 を交換したにも関わらず、放電灯La1 ,La2
が暫くの間点灯しないため、ユーザに不安感や不快感を
与えるという問題点もあった。
であり、請求項1乃至4の発明の目的は、信頼性の高
い、安定した動作を行う放電灯点灯装置を提供すること
にある。
記目的を達成するために、直流電源と、直流電源の直流
電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、インバ
ータ回路の出力端に直流カット用コンデンサを介して接
続される放電灯と、直流カット用コンデンサと放電灯の
フィラメント電極との接続点に直流電源を供給して直流
電源からフィラメント電極を介して流れる直流電流によ
って充電される充電要素を備え充電要素の充電電圧が所
定の電圧値以下となることから無負荷状態を検出する無
負荷検出回路と、放電灯が半波点灯する寿命末期状態を
検出してインバータ回路の動作を周期的に停止させる寿
命検出回路とを備え、寿命検出回路が放電灯の寿命末期
状態を検出した場合、直流カット用コンデンサの両端間
の電圧が直流電源の直流電圧よりも高い期間、充電要素
の充電電圧が所定の電圧値以下とならないように充電要
素を充電する補助充電回路を設けているので、寿命検出
回路が放電灯の寿命末期状態を検出した際に、無負荷検
出回路の検出動作を強制的に停止させることにより、無
負荷検出回路が誤って無負荷検出信号を出力するのを防
止することができる。
いて、寿命検出回路が放電灯の寿命末期状態を検出した
時に、直流カット用コンデンサの両端間の電圧が直流電
圧以下になるまでの時間よりも、充電要素の充電電圧が
所定の電圧値以下となるまでの時間が長くなるように設
定しているので、請求項1の発明と同様に、寿命末期状
態検出時において、無負荷検出回路が誤って無負荷検出
信号を出力するのを防止することができる。
いて、充電要素は放電用インピーダンス素子が並列に接
続されたコンデンサからなり、直流電源の両端間に、イ
ンピーダンス素子と、放電灯のフィラメント電極と、コ
ンデンサ及び放電用インピーダンス素子からなる並列回
路とを接続し、コンデンサが直流電源の両端間に流れる
直流電流によって充電され、無負荷検出回路がコンデン
サの充電電圧を所定の電圧値と比較することによって無
負荷状態を検出しているので、簡単な回路構成で実現す
ることができる。
いて、直流カット用コンデンサの両端間或いは直流カッ
ト用コンデンサと直流電源との間に、直流カット用コン
デンサの放電用のスイッチ素子を設けているので、寿命
末期検出時にスイッチ素子を介して直流カット用コンデ
ンサの電圧を放電させることにより、直流カット用コン
デンサの両端間の電圧が直流電源の直流電圧よりも高く
なるのを防止できる。
して説明する。 (実施形態1)本実施形態の放電灯点灯装置の基本的な
構成は、図4に示した従来の放電灯点灯装置と同様であ
るので、その説明は省略し、図4の放電灯点灯装置と異
なる点について説明する。
すように、コンデンサC6 の充電電圧VC6から蛍光灯の
ような放電灯La1 ,La2 が半波点灯する寿命末期状
態を検出して制御回路3に寿命検出信号を出力する寿命
検出回路4と、充電要素たるコンデンサC5 の充電電圧
VC5からフィラメント電極の断線等の無負荷状態を検出
して制御回路3に無負荷検出信号を出力する無負荷検出
回路5と、寿命検出回路4が寿命検出信号を出力する
間、コンデンサC5 を充電する補助充電回路6とを備え
ており、放電灯La1 ,La2 交換時の不具合を防止す
るために、寿命検出回路4に対して無負荷検出回路5の
動作を優先させている。
C1 と基準電圧Vref1とから構成されている。コンパレ
ータIC1 の非反転入力端子には基準電圧Vref1が入力
されており、その反転入力端子にはコンデンサC6 の充
電電圧VC6が入力されている。トランスTr1 の検出用
巻線n3 が、ダイオードD2 を介して抵抗R5 及びコン
デンサC6 からなる並列回路に接続されており、コンデ
ンサC6 は検出用巻線n3 を流れる電流によって充電さ
れる。コンパレータIC1 はコンデンサC6 の充電電圧
VC6と基準電圧Vref1とを比較し、充電電圧VC6が基準
電圧Vref1を上回ると、放電灯La1 ,La2 が寿命末
期状態であると判断し、ローレベルの寿命検出信号を制
御回路3に出力し、制御回路3は寿命検出信号に基づい
てインバータ回路2を間欠発振動作させている。
C2 と基準電圧Vref2とから構成されている。コンパレ
ータIC2 の反転入力端子には基準電圧Vref2が入力さ
れ、その非反転入力端子にはコンデンサC5 の充電電圧
VC5が入力されている。トランスTr1 の2次巻線n2
が接続された放電灯La2 のフィラメント電極F4 は抵
抗R3 及びダイオードD1 を介してコンデンサC5 及び
抵抗R4 からなる並列回路に接続されており、直流電源
1から放電灯La1 ,La2 のフィラメント電極F1 ,
F4 を介して流れる直流電流によってコンデンサC5 は
充電される。コンパレータIC2 は充電電圧VC5と基準
電圧Vref2とを比較して、充電電圧VC5が基準電圧V
ref2を下回ると無負荷状態を検出して、制御回路3にロ
ーレベルの無負荷検出信号を出力し、制御回路3は無負
荷検出信号に基づいてインバータ回路2の発振動作を停
止させる。
からなり、トランジスタQ3 のベースは抵抗R6 を介し
てコンパレータIC1 の出力端子に、エミッタは制御電
源V CCに、コレクタはコンパレータIC2 の非反転入力
端子に接続されている。ここで、放電灯La1 ,La2
が寿命末期状態となり、寿命検出回路4が寿命末期状態
を検出すると、寿命検出回路4のコンパレータIC1 の
出力がローレベルになる。この時、補助充電回路6では
トランジスタQ3 がオンして、制御電源VCCからトラン
ジスタQ3 を介してコンデンサC5 に充電電流が流れ、
コンデンサC5の充電電圧VC5が基準電圧Vref2以下に
ならないようにしている。而して、寿命検出回路4が寿
命検出信号を出力する間、無負荷検出回路5が動作しな
いようになっている。また、無負荷状態が発生するとコ
ンデンサC6 が充電されず、その充電電圧VC6が基準電
圧Vref1以下となるので、コンパレータIC1 の出力は
ハイレベルとなり、トランジスタQ3 がオフして、無負
荷検出回路5は無負荷状態の検出動作を行うことができ
る。
a1 ,La2 の寿命末期状態を検出すると、その寿命検
出信号によってコンデンサC5 を強制的に充電して、コ
ンデンサC5 の充電電圧VC5を基準電圧Vref2以上とす
ることにより、無負荷検出回路5の検出動作を停止させ
ている。従って、寿命末期状態において、無負荷検出回
路5の誤検出により、間欠発振動作時の発振停止期間が
短くなることがないので、インバータ回路2の構成部品
にストレスを与えたり、高い温度上昇が発生することが
なく、安定した回路動作を行うことが可能となる。
デンサを使用したが、コンデンサ以外の充電要素を用い
てもよい。また、寿命検出回路4と無負荷検出回路5及
び補助充電回路6以外の回路構成は従来の放電灯点灯装
置と同様であるので、その説明は省略する。 (実施形態2)本実施形態の放電灯点灯装置は、実施形
態1の放電灯点灯装置と同様の回路構成であるが、本実
施形態では、放電灯La1 ,La2 の寿命末期時に発生
する直流カット用コンデンサC3 の電圧VC3が直流電圧
VDC以下になるまでの時間T1よりも、コンデンサC5
の充電電圧VC5が抵抗R4 を介して放電して、基準電圧
Vref2以下になるまでの時間T2 の方が長くなるように
(T1 <T2 )、コンデンサC5 及び抵抗R4 によって
定まる時定数を設定している。
て、寿命検出回路4がインバータ回路2を間欠発振動作
させており、直流カット用コンデンサC3 の電圧VC3が
直流電源1の直流電圧VDCよりも高くなる場合がある。
この時、上述したように、コンデンサC5 に一旦充電電
流が流れなくなり、直流カット用コンデンサC3 に充電
された電荷が放電して、直流カット用コンデンサC3 の
電圧VC3が直流電圧V DCよりも低くなった後に、再び、
コンデンサC5 に充電電流が流れるようになる。ところ
で、時間T1 よりも時間T2 が長くなるように設定して
いるので、コンデンサC5 に再び電流が流れる迄の間
に、コンデンサC5 の充電電圧VC5が所定の基準電圧V
ref2以下となることがないので、無負荷検出回路5が動
作することがない。したがって、放電灯La1 ,La2
の寿命末期状態において、無負荷検出回路5が誤って無
負荷状態を検出することが無く、インバータ回路2が間
欠発振動作する際に発振停止期間が短くなることがな
い。よって、インバータ回路2の構成部品にストレスを
与えることがなく、高い温度上昇も発生しないので、安
定した回路動作を行うことが可能となる。
1と同様であるので、その説明は省略する。 (実施形態3)本実施形態では、実施形態1の放電灯点
灯装置において、図2に示すように、直流カット用コン
デンサC3 が接続された放電灯La1 のフィラメント電
極F1と直流電源1の高電位側の出力端との間にダイオ
ードD3 を挿入し、トランスTr1 の2次巻線n2 が接
続された放電灯La2 のフィラメント電極F4 と直流電
源1の低電位側との間にダイオードD4 を挿入してい
る。
する寿命末期時において、直流カット用コンデンサC3
の電圧VC3が、直流電源1の直流電圧VDCよりも高くな
った場合、直流カット用コンデンサC3 に蓄えられた電
荷が、ダイオードD3 と直流電源1及びダイオードD4
を介して放電し、直流カット用コンデンサC3 の電圧V
C3は直流電源VDCに等しくなる。したがって、実施形態
2と同様に、直流カット用コンデンサC3 の放電時間が
コンデンサC5 の放電時間に比べて著しく短くなるた
め、直流カット用コンデンサC3 の電圧VC3が直流電圧
VDC以下となってコンデンサC5 に再び電流が流れる迄
の間に、コンデンサC5 の電圧が所定の基準電圧Vref2
以下となることがなく、この間に無負荷検出回路5が動
作することがない。よって、実施形態1,2と同様に無
負荷検出回路5の誤検出による不具合を防止することが
できる。
は、実施形態1又は2と同様であるので、その説明は省
略する。 (実施形態4)本実施形態では、実施形態1の放電灯点
灯装置において、図3に示すように、放電灯La1 のフ
ィラメント電極F1 に接続された直流カット用コンデン
サC3と並列にリレー接点からなるスイッチ素子SW1
を接続している。
が放電灯La1 ,La2 の寿命末期状態を検出すると、
制御回路3に寿命検出信号を出力するとともに、スイッ
チ素子SW1 をオンして、直流カット用コンデンサC3
の電圧を放電させている。したがって、放電灯La1 ,
La2 の寿命末期状態において、直流カット用コンデン
サC3 の電圧VC3が直流電源1の直流電圧VDCよりも大
きくなることがなく、無負荷検出回路5が誤動作するこ
とがないので、実施形態1乃至3と同様に、無負荷検出
回路5の誤検出による不具合を防止することができる。
定する趣旨のものではなく、サイリスタ等のスイッチ素
子を用いても良いことは言うまでもない。また、本実施
形態では、スイッチ素子SW1 を直流カット用コンデン
サC3 と並列に接続しているが、スイッチ素子SW1 を
直流カット用コンデンサC3 と直流電源1との間に配置
してもよい。
形態1,2又は3と同様であるので、その説明は省略す
る。
電源と、直流電源の直流電圧を高周波電圧に変換するイ
ンバータ回路と、インバータ回路の出力端に直流カット
用コンデンサを介して接続される放電灯と、直流カット
用コンデンサと放電灯のフィラメント電極との接続点に
直流電源を供給して直流電源からフィラメント電極を介
して流れる直流電流によって充電される充電要素を備え
充電要素の充電電圧が所定の電圧値以下となることから
無負荷状態を検出する無負荷検出回路と、放電灯が半波
点灯する寿命末期状態を検出してインバータ回路の動作
を周期的に停止させる寿命検出回路とを備え、寿命検出
回路が放電灯の寿命末期状態を検出した場合、直流カッ
ト用コンデンサの両端間の電圧が直流電源の直流電圧よ
りも高い期間、充電要素の充電電圧が所定の電圧値以下
とならないように充電要素を充電する補助充電回路を設
けており、寿命検出回路が放電灯の寿命末期状態を検出
した際に、無負荷検出回路の検出動作を強制的に停止さ
せることにより、無負荷検出回路が誤って無負荷検出信
号を出力するのを防止することができるので、インバー
タ回路の構成部品に発生するストレスや温度上昇を低減
できるとともに放電灯交換時の不具合を防止でき、信頼
性が高く安定した回路動作を行う放電灯点灯装置を提供
できるという効果がある。
の寿命末期状態を検出した時に、直流カット用コンデン
サの両端間の電圧が直流電圧以下になるまでの時間より
も、充電要素の充電電圧が所定の電圧値以下となるまで
の時間が長くなるように設定しており、請求項1の発明
と同様に、寿命末期状態検出時において、無負荷検出回
路が誤って無負荷検出信号を出力するのを防止できるの
で、インバータ回路の構成部品に発生するストレスや温
度上昇を低減できるとともに放電灯交換時の不具合を防
止でき、信頼性が高く安定した回路動作を行う放電灯点
灯装置を提供できるという効果がある。
ピーダンス素子が並列に接続されたコンデンサからな
り、直流電源の両端間に、インピーダンス素子と、放電
灯のフィラメント電極と、コンデンサ及び放電用インピ
ーダンス素子からなる並列回路とを接続し、コンデンサ
が直流電源の両端間に流れる直流電流によって充電さ
れ、無負荷検出回路がコンデンサの充電電圧を所定の電
圧値と比較することによって無負荷状態を検出してお
り、簡単な回路構成で実現できるという効果がある。
サの両端間或いは直流カット用コンデンサと直流電源と
の間に、直流カット用コンデンサの放電用のスイッチ素
子を設けており、寿命末期検出時にスイッチ素子を介し
て直流カット用コンデンサの電圧を放電させることによ
り、直流カット用コンデンサの両端間の電圧が直流電源
の直流電圧よりも高くなるのを防止できるので、無負荷
検出回路が誤動作することがなく、信頼性が高く安定し
た回路動作を行う放電灯点灯装置を提供できるという効
果がある。
省略せる回路図である。
る回路図である。
る回路図である。
Claims (4)
- 【請求項1】直流電源と、前記直流電源の直流電圧を高
周波電圧に変換するインバータ回路と、前記インバータ
回路の出力端に直流カット用コンデンサを介して接続さ
れる放電灯と、前記直流カット用コンデンサと前記放電
灯のフィラメント電極との接続点に前記直流電源を供給
して前記直流電源から前記フィラメント電極を介して流
れる直流電流によって充電される充電要素を備え前記充
電要素の充電電圧が所定の電圧値以下となることから無
負荷状態を検出する無負荷検出回路と、前記放電灯が半
波点灯する寿命末期状態を検出して前記インバータ回路
の動作を周期的に停止させる寿命検出回路とを備え、前
記寿命検出回路が前記放電灯の寿命末期状態を検出した
場合、前記直流カット用コンデンサの両端間の電圧が前
記直流電源の直流電圧よりも高い期間、前記充電要素の
充電電圧が前記所定の電圧値以下とならないように前記
充電要素を充電する補助充電回路を設けて成ることを特
徴とする放電灯点灯装置。 - 【請求項2】前記寿命検出回路が前記放電灯の寿命末期
状態を検出した時に、前記直流カット用コンデンサの両
端間の電圧が前記直流電圧以下になるまでの時間より
も、前記充電要素の前記充電電圧が前記所定の電圧値以
下となるまでの時間が長くなるように設定したことを特
徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項3】前記充電要素は放電用インピーダンス素子
が並列に接続されたコンデンサからなり、前記直流電源
の両端間に、インピーダンス素子と、前記放電灯のフィ
ラメント電極と、前記コンデンサ及び前記放電用インピ
ーダンス素子からなる並列回路とを接続し、前記コンデ
ンサが前記直流電源の両端間に流れる直流電流によって
充電され、前記無負荷検出回路が前記コンデンサの充電
電圧を前記所定の電圧値と比較することによって無負荷
状態を検出することを特徴とする請求項1記載の放電灯
点灯装置。 - 【請求項4】前記直流カット用コンデンサの両端間或い
は前記直流カット用コンデンサと前記直流電源との間
に、前記直流カット用コンデンサの放電用のスイッチ素
子を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の放電灯
点灯装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15439496A JP3755194B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 放電灯点灯装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15439496A JP3755194B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 放電灯点灯装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH103993A true JPH103993A (ja) | 1998-01-06 |
JP3755194B2 JP3755194B2 (ja) | 2006-03-15 |
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---|---|---|---|
JP15439496A Expired - Fee Related JP3755194B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 放電灯点灯装置 |
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JP (1) | JP3755194B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008108639A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電灯点灯装置、及び照明器具 |
JP2010072906A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Panasonic Corp | 入力装置 |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP15439496A patent/JP3755194B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008108639A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電灯点灯装置、及び照明器具 |
JP2010072906A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Panasonic Corp | 入力装置 |
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