JPH0521183A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH0521183A
JPH0521183A JP15703091A JP15703091A JPH0521183A JP H0521183 A JPH0521183 A JP H0521183A JP 15703091 A JP15703091 A JP 15703091A JP 15703091 A JP15703091 A JP 15703091A JP H0521183 A JPH0521183 A JP H0521183A
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JP
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discharge lamp
power supply
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JP15703091A
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Katsumi Sato
勝己 佐藤
Naokage Kishimoto
直景 岸本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交流電源Eの電圧が瞬時に停電または降圧し
た場合でも、安定に点灯動作させることのできる放電灯
点灯装置を提供すること。 【構成】 高周波にて点灯される放電灯Laの寿命末期
を検出して保護する寿命末期検出回路部20を有する放電
灯点灯装置において、交流電源Eの定格電圧の範囲の下
限値未満の電圧で、かつ、電源リセット回路30の動作開
始する電圧以上の範囲では、寿命末期検出回路部20の検
出を実質的に停止する手段を付加した構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯を高周波点灯さ
せる放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、交流電源の電圧を整流平滑して直
流電圧を得、高周波電圧に変換して放電灯を点灯する放
電灯点灯装置がよく用いられている。また、一般的に放
電灯の寿命として内部に封入したガスの劣化に起因する
ものと、電極の劣化、断線に起因するものとがあること
がよく知られている。例えば、放電灯等の電極に塗布さ
れている熱電子が放出され易くなる陰極酸化物が使用中
に徐々に飛散して寿命末期に至った場合には、放電灯に
は一方向のランプ電流しか流れなくなる(以下、エミレ
ス状態と称す)ので、放電灯を含む閉回路に直流分を含
む電流が流れることになり、トランス類若しくはスイッ
チング要素であるトランジスタ等の発熱または、異常発
振現象の原因となることが多く種々の対応策が取られて
いる。このような現象による悪影響を回避するために従
来より種々の手段が提案されている。
【0003】図9に示すものは、上記問題を回避するた
めの放電灯点灯装置の一従来例である。以下、その構成
について説明する。交流電源Eの両端には、ダイオード
をブリッジ構成して成る整流回路DBが接続され、この
整流回路DBの両端には、脈流電圧を平滑する平滑コン
デンサC0 が接続され、平滑コンデンサC0 の両端間に
は、インバータ回路部1が接続されている。この出力端
間には放電灯Laが接続され、出力端間に発生する高周
波電圧を受けて放電灯Laが点灯する。この放電灯La
の両端には寿命末期検出回路部2が接続され、その出力
はアンド回路AND1の一方の入力端子に接続されている。
交流電源Eの両端には、電源検出回路部が接続され、そ
の出力はアンド回路AND1の他方の入力端子に接続されて
いる。
【0004】ここで、インバータ回路部1は、スイッチ
ング要素であるトランジスタを含み、このトランジスタ
のオンオフするスイッチング作用により直流電圧を受け
て高周波電圧を出力するように構成されている。放電灯
Laは、低圧水銀蒸気圧放電灯である蛍光灯や高圧放電
灯である水銀灯等が用いられている。寿命末期検出回路
部2は、エミレス状態になった場合に放電灯のランプ電
圧が上昇する点に着目し、所定電圧以上ランプ電圧が上
昇すると、交流電源Eの定格電圧の範囲内(その下限を
第1の電圧レベルとする)で寿命末期の検出信号を出力
するように構成されている。電源検出回路部は、交流電
圧が所定値以下に低下した場合に、寿命末期検出回路部
2を不動作にするものであり、交流電源Eの両端に分圧
抵抗R1,R2の直列回路が接続され、その分圧抵抗R
1,R2の接続点から順方向のダイオードD1 を介してコ
ンパレータComp1の一方の+端子に接続され、そのコン
パレータComp1の他方の−端子と回路アース点との間に
は基準電圧(第2の電圧レベル)源が接続されている。
そして、前記コンパレータComp1の+端子と平滑コンデ
ンサC0の負極側(以下、回路アース点と称す)との間
にはコンデンサC2と抵抗R3 との並列回路が接続され
て構成されている。
【0005】次に、上記回路構成の動作状態を説明す
る。まず交流電源Eが印加されると、整流回路DBによ
り交流電圧が脈流の直流電圧に変換され、さらに平滑コ
ンデンサC0 により脈流分の少ない直流電圧になる。こ
の直流電圧を受けてインバータ回路部1により高周波電
圧が出力され、放電灯Laが高周波点灯する。
【0006】(交流電源Eの瞬時停電時における寿命末
期保護動作) ・放電灯Laを長期間点灯していると、すでに説明した
ようなエミレス現象が発生する。この現象の特徴の一つ
にランプ電圧が上昇する現象があるので、ランプ電圧を
検出することで、ランプ寿命末期の保護を行っている。
すなわち、ランプ電圧が所定値以上に上昇した場合に寿
命末期検出回路部2がこれを検出して、インバータ回路
部1の発振状態を制限するように、インバータ回路部1
の制御回路に検出信号を出力している。 ・今、交流電源Eが瞬時停電した場合を想定すると、交
流電圧の瞬間的な低下に対し放電灯Laのインピーダン
スが負特性を示すものなので、ランプ電流が瞬間的に低
下する。このランプ電流の瞬間的な低下に伴って、ラン
プ電圧は瞬間的に上昇することになる。 ・瞬間的なランプ電圧の上昇は、正常な放電灯Laの状
態で点灯している場合でも、所定値以上に上昇すれば寿
命末期検出回路部2の動作により出力の制限作用が発生
することになる。例えば、掃除機、エアコン、冷蔵庫等
の電気機器が動作して瞬時停電、瞬時降圧の現象が発生
した場合には、その都度放電灯Laが点灯したり消灯し
たりすることにより使用上の問題となる。 ・そこで、第9図に示す従来例にあっては、交流電源E
の電圧が所定値以下に低下した場合には、コンパレータ
Comp1の−端子の基準電圧の方が高くなりコンパレータ
Comp1出力はHレベルからLレベルに変化するように構
成されている。従って、アンド回路AND1の一方の入力端
に印加される電圧がLレベルとなることにより、寿命末
期検出回路部2のH,Lレベルの検出出力に関係なく、
インバータ回路部1は発振状態を継続することができ
る。
【0007】(交流電源Eの瞬時停電時におけるインバ
ータ回路部1の影響) ・一方、インバータ回路部1の直流電圧を高周波電圧に
変換する作用は、その作用を行う制御回路部が正常に動
作することで安定に出力が得られることは言うまでもな
いことである。しかしながら、瞬時に交流電源Eの電圧
がなくなると、時間的な遅れがあるとしても、いずれ制
御回路部の制御電源電圧も低下してゼロになるのであ
る。この場合、インバータ回路部1の入力端間に接続さ
れる平滑コンデンサCO の両端電圧が駆動電源電圧より
極めて早く低下する場合には問題とはならないのである
が、一般的に駆動電源電圧の方が早く低下するために、
不安定な制御の状態でインバータ回路部1が駆動される
ことになり異常発振が発生する等の問題があった。 ・そこで、このような問題の発生を防止するために、駆
動電源電圧が所定値以下に低下した場合には、インバー
タ回路部1の動作を停止させる電源リセット回路部が必
要となる。従って、第9図に示すように交流電源Eの電
圧低下を検出した場合には、寿命末期検出回路部2の検
出出力がインバータ回路部1に伝達されないようなアン
ド回路AND1の構成と、その他に、駆動電源の電圧低下を
検出した場合にはインバータ回路部1の動作を停止させ
る電源リセット回路部とが必要となるので、回路構成が
複雑かつ高価になるという問題があった。
【0008】また、上記寿命末期検出回路部1の検出出
力を実質的に停止させる電源検出回路部と電源リセット
回路部とを兼用する構成が考えられる。この場合には、
交流電源Eが瞬時低下または降下しても寿命末期検出回
路部2の動作による放電灯Laの消灯現象はなくなる
が、電源リセット回路部の動作によるインバータ回路部
1の動作停止により、放電灯Laの停止あるいは点滅が
発生するという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例において
は、寿命末期検出回路部の検出出力を実質的に停止させ
る電源検出回路部と、駆動電源電圧が所定値以下に低下
した場合にインバータ回路部の動作を停止させる電源リ
セット回路部とが必要となり、回路構成が複雑かつ高価
になるという問題があった。
【0010】本発明は、このような課題を解決しようと
するものであり、その目的とするところは、交流電源の
電圧が瞬時に停電または降圧した場合でも、インバータ
回路部を安定に動作させることのできる放電灯点灯装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、定格電圧の範
囲の下限を第1の電圧レベルとする交流電源と、この交
流電源に接続され直流電圧を出力する整流回路と、この
直流出力電圧に接続されスイッチング要素を含み高周波
電圧を出力するインバータ回路部と、前記高周波出力電
圧を受けて点灯する放電灯と、この放電灯の寿命末期の
状態を検出しインバータ回路部の出力電圧を実質的に停
止させる寿命末期検出回路部と、前記交流電源の第1の
電圧レベルより低い第2の電圧レベルになった場合に前
記インバータ回路部を初期状態としインバータ回路部の
出力電圧を実質的に停止させる電源リセット回路部とを
具備して成る放電灯点灯装置において、前記交流電源の
電圧が第1の電圧レベル未満でかつ第2の電圧レベル以
上の範囲では前記寿命末期検出回路部の検出を実質的に
停止したことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明では、交流電源の電圧が第1の電圧レベ
ル未満でかつ第2の電圧レベル以上の範囲では前記寿命
末期検出回路部の検出を実質的に停止するので、交流電
源Eの電圧が瞬時に停電または降圧した場合でも、イン
バータ回路部を安定に動作させることができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示している。
交流電源Eの両端には整流回路DBが接続され、この整
流回路DBの両端には平滑コンデンサC0 が接続されて
いる。この平滑コンデンサC0 の両端に制御回路部11を
含むインバータ回路部が接続され、直流電圧を受けて出
力端に高周波電圧を発生している。この出力端間には放
電灯Laが接続され高周波電圧を受け放電灯Laが点灯
する。この放電灯Laには寿命末期検出回路部20が接続
され放電灯Laの寿命状態を検出し、出力信号が制御回
路部11に入力されている。前記平滑コンデンサC0 の両
端に制御回路用電源回路が接続され、インバータ回路部
の制御回路11の駆動電源Vccを得ている。この駆動電源
Vccを入力信号として電源リセット回路30が構成され、
その出力信号が制御回路部11に入力されている。
【0014】ここで、インバータ回路部は、インバータ
部10と制御回路部11とから構成される。インバータ部10
は、平滑コンデンサC0 の両端にスイッチング要素であ
るトランジスタQ1 ,Q2 との直列回路が接続され、そ
れぞれのトランジスタQ1 ,Q2 と逆並列にダイオード
D11,D12が接続され、トランジスタQ1 の両端には、
コンデンサC11とインダクタL1 とを介して放電灯La
が接続され、放電灯Laの非電源側フィラメント端子間
にはコンデンサC12が接続され構成されている。制御回
路部11は、寿命末期検出回路部20、電源リセット回路30
からのそれぞれの検出信号に応じてインバータ部10の発
振状態を制御している。寿命末期検出回路部20は、トラ
ンジスタQ1 ,Q2 の接続点からインダクタL1 を介し
て接続される放電灯Laの電源側端子の一端A点と、平
滑コンデンサC0 の負極側(以下、回路アース点と称
す)との間に接続されている。そして、A点と回路アー
ス点との間には、コンデンサC14と抵抗R12と抵抗R13
との直列回路が接続され、コンパレータComp11 の一方
の+端子には、分圧抵抗R12,R13の接続点から順方向
のダイオードD13が接続され、そのコンパレータComp1
1 の他方の−端子と回路アース点との間には、交流電源
Eの電圧が第1の電圧レベル(定格電圧の範囲の下限)
の場合でもエミレス状態の発生を検出できる基準電圧源
VREF11が接続されている。そして、前記、コンパレー
タComp11の+端子と回路アース点との間にはコンデン
サC15と抵抗R14との並列回路が接続されている。制御
回路用電源回路は、整流回路DBの出力端に抵抗R11を
介してコンデンサC13と定電圧素子DZ1 との並列回路
が接続され、この定電圧素子DZ1 の電圧を制御回路部
11を駆動する駆動電源VCCとして出力するように構成さ
れている。電源リセット回路30は、前記駆動電源VCCを
入力信号としてこの電圧を常に監視し、この電圧が所定
電圧VR 以下に低下した場合には、インバータ回路部の
動作を停止させるような出力信号が発生するように構成
されている。
【0015】次に、動作状態を図2乃至図4に示す説明
図を用いて説明する。 ・交流電源Eが投入されると、整流回路DBと平滑コン
デンサC0 とにより直流電圧が平滑コンデンサC0 両端
に発生する。この直流電圧を受けて制御回路用電源回路
が動作し、制御回路部11に駆動電源VCCを供給する。制
御回路部11によりインバータ部10のトランジスタQ1 ,
Q2 が交互にオンオフ動作を開始する。この動作によ
り、トランジスタQ1 の両端間に接続される放電灯La
を含む振動回路に振動電流が流れ、放電灯Laに交流電
力が供給されて高周波点灯する。 ・今、交流電源Eの電圧が瞬時に低下した場合には、従
来例でも説明したように、駆動電源VCCも低下する。こ
の電圧がインバータ部10の異常発振等の異常モードの原
因となる直前に設定されている第2の電圧レベルVR に
達した場合には、電源リセット回路30の出力信号により
インバータ部10の高周波出力電圧を実質的に停止させ
る。一般的に、交流電源Eの定格電圧値(100%)に
対し、降下した電圧が70〜90%電圧値になる発生頻
度が高い。従って、この程度の電圧降下に対しては、誤
動作しないように十分に保護しておく必要があるため
に、第2の電圧レベルVR は通常60〜70%電圧値に
設定されている。
【0016】放電灯Laは、長期間使用すると、従来例
で説明したようにエミレス状態が発生する。図2に示す
ものは、正常点灯時とエミレス状態時の図1に示す各部
の電圧波形である。まず、A点と回路アース点との間に
発生した電圧は、コンデンサC14により直流分が除去さ
れる。そして、分圧抵抗R12,R13とにより脈流電圧を
分圧し、コンデンサC15により平滑された直流電圧を得
る。図2に示すVC 電圧のように検出された直流電圧
は、正常点灯時とエミレス状態時とでは異なる値となる
ので、交流電源Eの電圧が第1の電圧レベル(定格電圧
の範囲の下限)の場合でもエミレス状態の発生を検出で
きるように第1の基準電圧源VREF11が設定されてい
る。 ・ここで、放電灯Laが寿命末期になった場合に、図1
に示すC 点の電圧VC が上昇する理由について以下説明
を加える。図1に示す回路構成では、放電灯Laが予熱
状態から点灯状態に移行するまでの間、トランジスタQ
1,Q2 のオンオフするスイッチング周波数が図3に示
す共振特性に対応して設定されている。つまり、予熱時
には、放電灯Laが点灯しないコンデンサC12の電圧V
C12 となるように、スイッチング周波数が周波数fphに
設定され、十分な予熱が点灯に先行して行われる。そし
て、その後の点灯するまでの間は、予熱時の周波数fph
から共振周波数f0 に向かって徐々にスイッチング周波
数が低下していくように設定されている。周波数の低下
に伴い放電灯Laに印加される電圧が徐々に上昇し、つ
いには放電灯Laが点灯に至る。放電灯Laが点灯する
とインバータ部10の振動条件が変化するために図3の特
性とは異なるが、例えば、定格時のスイッチング周波数
は周波数fS に設定されている。ところが、放電灯La
が寿命末期になると、すでに従来例で説明したようにエ
ミレス状態になり、正常点灯時よりランプインピーダン
スが増加した状態となって、不点灯時の特性に近づくた
め、図3に示す電圧VC12 が増加し、検出電圧VC も増
加することになる。
【0017】次に、図4に示すものは、交流電源Eの定
格電圧の範囲の下限値である第1の電圧レベル未満でか
つ電源リセット回路30の動作する第2の電圧レベルVR
以上の範囲では、寿命末期検出回路部20の検出を実質的
に停止した手段を説明するための特性図である。要する
に、交流電源Eの瞬時停電、瞬時電圧降下が発生して
も、駆動電源VCCが第2の電圧レベルVR に達するまで
の間は、寿命末期検出回路部20の検出電圧VC が第1の
基準電圧源VREF11 に到達しないように、検出電圧VC
の上昇を遅延させる手段を付加したものである。この例
では、抵抗R12,R13,R14とコンデンサC15との時定
数を適宜設定して構成している。
【0018】このように構成することにより、およそ1
00ms程度の瞬時的な電圧降下に対して、寿命末期検
出回路部20の誤動作を防止することができるので、従来
発生していた発振停止等の動作による放電灯Laの消灯
あるいは点滅といった不快な動作を防止し、さらに安定
な動作を継続できるという効果がある。
【0019】図5は本発明の第2の実施例を示してい
る。先の第1の実施例と異なる構成は、駆動電源VCCが
第2の電圧レベルVR に達するまでの間は、寿命末期検
出回路部20の検出信号を、制御回路部11に出力しないよ
うに検出信号を遅延させる手段を付加した点にあり、図
5に示すものは図1に示すものと異なる点を説明するた
めの要部構成図である。なお、同一構成には同一符号を
付して重複する説明を省略する。
【0020】ここで、付加された遅延手段は、Dフリッ
プフロップF/F1,F/F2とアンド回路AND11 ,AND12 から
構成されている。DフリップフロップF/F1,F/F2は、ク
ロック入力端子Cに立ち上がり信号が入る毎にD端子へ
の入力信号がQ出力端子に、その反転信号が反転Q出力
端子に出力されるものである。
【0021】以下、動作状態を図6に示す各部の動作波
形を用いて説明する。 ・まず、放電灯Laが正常に点灯している場合(図6に
示すvcc一定の期間)には、寿命末期検出回路部20の検
出出力信号はLレベルである。このLレベルの信号を受
けて、DフリップフロップF/F1のQ端子出力はLレベル
であり、DフリップフロップF/F2のD端子入力がLレベ
ルであるので、その反転Q端子出力はHレベルとなる。
このHレベル信号を受けて制御回路部11は正常に動作し
ている。そして、アンド回路AND12 の一方の入力端子に
Hレベルが入力されているので、他方のクロック信号OS
C がそのまま出力され、DフリップフロップF/F1,F/F2
のクロック入力端子Cにクロック信号OSC が入力されて
いる。 ・次に、交流電源Eの電圧が瞬時に停電若しくは降圧し
た場合(図6に示すvcc変化の期間)は、寿命末期検出
回路部20の検出出力信号は、既に説明した理由によりL
レベルからHレベルに変化する。DフリップフロップF/
F1のD端子入力はHレベルとなる。そして、次にクロッ
ク入力端子Cにクロック信号OSC の立ち上がり信号が入
力されると、DフリップフロップF/F1のQ端子出力はH
レベルとなる。このとき、DフリップフロップF/F2のD
端子入力もHレベルとなる。そして次に、クロック信号
OSC がLレベルからHレベルになった瞬間に、Dフリッ
プフロップF/F2の反転Q端子出力はHレベルからLレベ
ルに反転する。このLレベルの信号は、アンド回路AND1
2 の一方の入力端子に入力されるので、クロック信号OS
C が各DフリップフロップF/F1,F/F2に入力されなくな
り、そのままの状態が保持される。 ・このように構成することにより、寿命末期検出回路部
20の検出出力信号がLレベルからHレベルに変化して
も、DフリップフロップF/F2の反転Q端子出力がHレベ
ルからLレベルに変化するまでに、少なくともクロック
信号OSC の一周期分の遅れを生じさせることができる。
従って、この周期を適当に設定すれば、交流電源Eの電
圧の瞬時停電若しく瞬時降電圧が発生した場合に、駆動
電源VCCが第2の電圧レベルVR に達するまでの間は、
寿命末期検出回路部20の検出信号を、制御回路部11に出
力しないように検出信号を遅延させることができるので
ある。
【0022】なお、クロック信号OSC の周期は短くても
フリップフロップの段数を増加してもよい、要は、駆動
電源VCCが第2の電圧レベルVR に達するまでの間は、
寿命末期検出回路部20の検出信号を制御回路部11に出力
しないように検出信号を遅延させることができればよい
のである。また、寿命末期検出回路部20の検出手段とし
ては、ランプ電圧の変化をコンパレータによって検出す
る手段に限られるものではないことは言うまでもないこ
とである。
【0023】図7は本発明の第3の実施例を示してい
る。先の第1の実施例と異なる構成は、寿命末期検出回
路部20のダイオードD13とコンパレータComp11の+側端
子との間に、逆方向のダイオードD14と抵抗R15との並
列回路が接続されている点である。 ・なお、同一構成には同一符号を付して重複する説明を
省略する。 ・第3の実施例を図8に示す動作波形を用いて説明す
る。先の第1の実施例では、コンデンサC15の充電時定
数を長く設定するために、コンデンサC15の容量を大き
く設定していたが、このように構成すると、放電に要す
る時間も長くなるという欠点があった。これは、段調光
機能を有する場合に特に悪影響を及ぼすものである。す
なわち、一般的に調光モードに設定して交流電源Eを投
入すると、始動及び先行予熱した後にすぐに放電灯La
を調光点灯するものが望まれ、一旦全点灯した後に調光
点灯する場合はチラツキ感があり不快である。そのため
に、放電灯Laの点灯状態への移行を即座に検出判別し
て放電灯Laの点灯状態を制御する必要がある。 そこ
で、寿命末期検出回路部20を点灯判別手段に兼用して調
光時に対応することが考えられた。つまり、図8に示す
ように放電灯Laが点灯するまでは、寿命末期検出回路
部20の検出電圧VCが徐々に上昇し、放電灯が点灯した
場合にはダイオードD14を介して急速にコンデンサC15
の電荷を放出することにより、検出電圧VC の電圧は急
速に低下するので、放電灯Laの点灯をすみやかに点灯
判別をすることができるのである。加えて、瞬時停電時
等に対しても充電時間を十分に考慮して設定されている
ので、先の実施例に示す効果も当然有している。
【0024】
【発明の効果】本発明のように、交流電源の定格電圧の
範囲の下限値である第1の電圧レベル未満でかつ電源リ
セット回路の動作する第2の電圧レベルVR 以上の範囲
では、寿命末期検出回路の検出を実質的に停止するよう
に構成したので、交流電源の電圧が瞬時に停電または降
圧した場合でも、インバータ回路部を安定に動作させる
ことができるという顕著な効果を奏するものである。し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路構成図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例を説明する動作説明図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施例を説明する動作説明図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施例を説明する動作説明図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施例を示す要部の回路構成図
である。
【図6】本発明の第2の実施例を説明する動作説明図で
ある。
【図7】本発明の第3の実施例を示す要部の回路構成図
である。
【図8】本発明の第3の実施例を説明する動作説明図で
ある。
【図9】本発明の従来例を示す回路構成図である。
【符号の説明】
E 交流電源 DB 整流回路 10, 11 インバータ回路部 La 放電灯 20 寿命末期検出回路部 30 電源リセット回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 定格電圧の範囲の下限を第1の電圧レベ
    ルとする交流電源と、この交流電源に接続され直流電圧
    を出力する整流回路と、この直流出力電圧に接続されス
    イッチング要素を含み高周波電圧を出力するインバータ
    回路部と、前記高周波出力電圧を受けて点灯する放電灯
    と、この放電灯の寿命末期の状態を検出しインバータ回
    路部の出力電圧を実質的に停止させる寿命末期検出回路
    部と、前記交流電源の第1の電圧レベルより低い第2の
    電圧レベルになった場合に前記インバータ回路部を初期
    状態としインバータ回路部の出力電圧を実質的に停止さ
    せる電源リセット回路部とを具備して成る放電灯点灯装
    置において、前記交流電源の電圧が第1の電圧レベル未
    満でかつ第2の電圧レベル以上の範囲では前記寿命末期
    検出回路部の検出を実質的に停止したことを特徴とする
    放電灯点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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