JP2002117992A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2002117992A JP2000311186A JP2000311186A JP2002117992A JP 2002117992 A JP2002117992 A JP 2002117992A JP 2000311186 A JP2000311186 A JP 2000311186A JP 2000311186 A JP2000311186 A JP 2000311186A JP 2002117992 A JP2002117992 A JP 2002117992A
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宏光 水川
Kazuhiro Nishimoto
和弘 西本
Katsunobu Hamamoto
勝信 濱本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源電圧の低下を確実に検出して回路素子にス
トレスが加わるのを防止した放電灯点灯装置を提供す
る。 【解決手段】交流電源1の交流電圧は整流回路2によっ
て整流され、直流平滑回路3によって直流電圧に変換さ
れた後、インバータ回路4によって高周波の交流電圧に
変換されて放電灯Laに供給される。電圧検出回路7は
整流回路2の出力電圧を分圧し、さらに平滑して得た検
出電圧Vkをインバータ制御回路5に出力しており、イ
ンバータ制御回路5では検出電圧Vkが所定のしきい値
電圧を下回ると回路の保護動作を行う。ここで、電圧検
出回路7の出力端子間にはツェナダイオードZD1が接
続され、検出電圧Vkをツェナー電圧以下に制限してお
り、停電時などに検出電圧Vkがしきい値電圧を下回る
までに要する時間を短くして、回路の保護動作を行うま
での時間を短縮している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯を高周波点
灯させる放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の放電灯点灯装置としては、図7
に示すように、交流電源1の交流電圧を整流する整流回
路2と、整流回路2の整流出力を平滑して略一定の直流
電圧を出力する直流平滑回路3と、直流平滑回路3の出
力電圧を高周波の交流電圧に変換して負荷である放電灯
Laに供給するインバータ回路4と、インバータ回路4
の出力を制御するインバータ制御回路5とを備えたもの
があった。
【0003】直流平滑回路3は、例えば従来周知の回路
構成を有する昇圧チョッパ回路からなり、少なくとも1
つの平滑用コンデンサC11を備え、平滑用コンデンサ
C11の両端電圧がインバータ回路4に供給される。
【0004】インバータ回路4はハーフブリッジ型のイ
ンバータ回路であって、平滑用コンデンサC11の両端
間にFETよりなる2個のスイッチング素子Q1,Q2
のドレイン−ソース間を直列接続し、一方のスイッチン
グ素子Q2のドレイン−ソース間にカップリングコンデ
ンサC13及びインダクタL11の直列回路を介して放
電灯Laの両フィラメントの電源側端子を接続し、放電
灯Laの両フィラメントの非電源側端子間にコンデンサ
C12を接続してある。
【0005】ここに、負荷である放電灯Laと共振用の
インダクタL11及びコンデンサC12とで共振部が構
成され、放電灯Laに印加されるランプ電圧VLaは、イ
ンダクタL11とコンデンサC12との共振作用によっ
て決定される。図8はインバータ回路4の発振周波数f
とランプ電圧VLaとの関係を示しており、図8中のイは
無負荷時(消灯時)の特性曲線であり、図8中のロは点
灯時の特性曲線である。
【0006】インバータ制御回路5は、スイッチング素
子Q1,Q2のゲートに制御信号をそれぞれ出力してお
り、スイッチング素子Q1,Q2を交互にオン/オフさ
せている。ここで、インバータ制御回路5の動作電源
は、整流回路2の整流出力を平滑する制御電源回路6か
ら供給されている。制御電源回路6は少なくとも1つの
平滑用コンデンサC15を有しており、整流回路2の整
流出力を抵抗などを介して平滑用コンデンサC15に印
加し、平滑用コンデンサC15の両端電圧Vccをインバ
ータ制御回路5に供給する。而して、制御電源回路6
は、交流電源1の投入後にインバータ制御回路5への電
力供給を開始し、交流電源1の遮断後には電力供給を停
止する。
【0007】ここで、インバータ制御回路5の始動点灯
時における動作について簡単に説明する。交流電源1が
投入されてから所定時間が経過するまでの間、インバー
タ制御回路5はインバータ回路4の発振周波数fをfph
として、放電灯Laに印加されるランプ電圧VLaを、放
電灯Laの始動開始に必要な電圧V11よりも低い電圧
V12に抑えている。この時、コンデンサC12に流れ
る共振電流が放電灯Laのフィラメントを介して流れ、
放電灯Laの両フィラメントが先行予熱される。
【0008】フィラメントの先行予熱が終了すると、イ
ンバータ制御回路5はインバータ回路4の発振周波数を
fstとし、放電灯Laの始動開始に必要な電圧V11を
放電灯Laに印加して、放電灯Laを始動させる。
【0009】放電灯Laが始動すると、インバータ制御
回路5はインバータ回路4の発振周波数をfsとして、
ランプ電圧VLaを放電灯Laの定格電圧と略等しい電圧
V13に変化させ、放電灯Laを安定点灯させる。
【0010】ところで、この放電灯点灯装置では、放電
灯Laを安定点灯させるために、放電灯Laへの供給電
力を安定させると共に、インバータ制御回路5への供給
電力を安定させることが要求される。このためには交流
電源1からの供給電力を安定させることが要求される
が、この放電灯点灯装置を搭載した照明器具以外にも様
々な電気機器が使用されており、電力設備の電力容量な
どの要因で瞬間的な電圧降下や停電が発生する場合があ
る。
【0011】ここで、放電灯Laの定常点灯時に交流電
源1が瞬時停電した場合について、図9(a)〜(d)
の波形図を参照して説明する。放電灯Laが点灯中の時
刻t10において、交流電源1が瞬時停電した場合、直
流平滑回路3の出力電圧VC11は図9(a)に示すよ
うに徐々に低下する。また、制御電源回路6の出力電圧
Vccも図9(d)に示すように徐々に低下する。制御電
源回路6の電源容量(すなわち平滑用コンデンサC15
の静電容量)に対するインバータ制御回路5の消費電力
の比率に比べて、直流平滑回路3の電源容量(すなわち
平滑用コンデンサC11の静電容量)に対する放電灯L
aの消費電力の比率は比較的大きいので、停電発生時に
は直流平滑回路3の出力電圧VC11が制御電源回路6
の出力電圧Vccに比べて急激に低下する。すなわち制御
電源回路6の出力電圧Vccは直流平滑回路3の出力電圧
VC11に比べて緩やかに低下するので、停電発生後も
インバータ制御回路5は制御動作を継続し、定常点灯時
のスイッチング周波数fsでスイッチング素子Q1,Q
2をオン/オフさせている。
【0012】しかしながら、直流平滑回路3の出力電圧
VC11の急激な低下によって、図9(b)(c)に示
すように、ランプ電流ILaが減少すると共に、ランプ電
圧VLaが増加し、時刻t11において放電灯Laの立ち
消えする。放電灯Laの立ち消え後も、インバータ制御
回路5はスイッチング素子Q1,Q2を定常点灯時のス
イッチング周波数fsでオン/オフさせているため、放
電灯Laに印加されるランプ電圧VLaはさらに増加す
る。
【0013】その後、時刻t12において交流電源1が
復電した場合、インバータ制御回路5はスイッチング素
子Q1,Q2を点灯時のスイッチング周波数fsで動作
させているため、放電灯Laを始動させるのに必要な電
圧V11は得られず、放電灯Laは不点状態のままとな
り、しかもスイッチング素子Q1,Q2は進相領域でス
イッチング動作を行うため、スイッチング素子Q1,Q
2に進相電流が流れて、スイッチング素子Q1,Q2に
過大なストレスが加わることになる。
【0014】このような不具合を解消するために、従来
の放電灯点灯装置では交流電源1の交流電圧を検出する
電圧検出回路7を設けており、電圧検出回路7の検出電
圧Vkに応じてインバータ制御回路5が回路の保護動作
を行っている。電圧検出回路7は、整流回路DBの直流
出力端子間に接続された抵抗R1〜R4の直列回路と、
抵抗R4に並列接続された平滑用コンデンサC1とで構
成され、整流回路DBの整流出力を抵抗R1〜R4の分
圧回路で分圧し、平滑用コンデンサC1で平滑した検出
電圧Vkをインバータ制御回路5に出力する。
【0015】インバータ制御回路5は、電圧検出回路7
から入力された検出電圧Vkと、所定のしきい値電圧V
thとの高低を比較しており、交流電源1の電圧降下や停
電などによって検出電圧Vkがしきい値電圧Vthよりも
低下すると、インバータ回路4の動作を停止させるか、
又は、インバータ回路4の出力電圧を低下させる。その
後、交流電源1から所定の電源電圧が供給され、電圧検
出回路7の検出電圧Vkがしきい値電圧Vth以上になる
と、インバータ制御回路5はインバータ回路4の発振周
波数fを予熱時のスイッチング周波数fph、又は、始動
電圧V11を発生させる際のスイッチング周波数fstと
して、動作を再開させる。このように、インバータ制御
回路5は、電圧検出回路7の検出電圧Vkから交流電源
1の交流電圧を検出しており、電圧降下時にはインバー
タ回路4の動作を停止させるか又は出力を低下させ、電
圧復帰時にインバータ回路4を周波数fst又はfphで動
作させているので、放電灯Laが不点状態となったり、
スイッチング素子Q1,Q2にストレスが加わるのを防
止することができる。尚、インバータ制御回路5が、交
流電源1の電圧降下時に、インバータ回路4の動作を停
止させるか、又は、その出力電圧を低下させる動作をリ
セット動作と言う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、定格
電圧の異なる複数の交流電源で使用可能な放電灯点灯装
置が商品化されており、定格電圧が例えば120Vから
277Vまでの交流電源に対応した放電灯点灯装置も提
供されている。我が国では、定格電圧が100Vと20
0Vの交流電源が主に用いられており、特殊な電源とし
て定格電圧が242Vのものも用いられている。
【0017】ここで、上述の放電灯点灯装置を100V
系の交流電源と200V系の交流電源とに対応させた場
合、交流電源1の定格電圧を100Vとした時の電圧検
出回路7の検出電圧Vk1は、定格電圧を200Vとし
た時の検出電圧Vk2の約1/2の電圧値となる。図1
0は停電発生時における電圧検出回路7の検出電圧を示
しており、図10のハは定格電圧が100Vの交流電源
1を用いた場合の検出電圧Vk1を示し、図10のニは
定格電圧が200Vの交流電源1を用いた場合の検出電
圧Vk2を示している。時刻t21で停電が発生した場
合、検出電圧Vk1,Vk2は両方共に低下するが、定
格電圧が100Vの場合の検出電圧Vk1は、定格電圧
が200Vの場合の検出電圧Vk2の約1/2の電圧値
となるため、時刻t22で検出電圧Vk1がしきい値電
圧Vthを下回ってから、時刻t23で検出電圧Vk2が
しきい値電圧Vthを下回るまでに時間遅れΔT2が発生
してしまう。すなわち、定格電圧が200Vの交流電源
1を用いた場合にインバータ制御回路5が停電発生を検
出するのに要する時間は、定格電圧が100Vの交流電
源1を用いた場合に比べて時間ΔT2だけ長くなり、こ
の間にスイッチング素子Q1,Q2が進相領域でスイッ
チング動作を行い、スイッチング素子Q1,Q2にスト
レスが加わる虞があった。
【0018】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、電源電圧の低下を確
実に検出して回路素子にストレスが加わるのを防止した
放電灯点灯装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、交流電源を整流、平滑して略
一定の直流電圧を出力する直流電源部と、直流電源部の
出力電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯に供給す
るインバータ回路部と、インバータ回路部の動作を制御
する制御回路部と、交流電源から電源供給され制御回路
部の動作電源を生成する制御電源部と、少なくとも1つ
の平滑用コンデンサを有し、交流電源の電源電圧を分圧
して平滑用コンデンサで平滑することにより電源電圧の
ピーク値に応じた大きさの直流の検出電圧を発生する電
圧検出部と、電圧検出部の検出電圧が所定のしきい値電
圧を下回ると制御電源部の動作をリセットするリセット
回路部とを備え、電圧検出部の検出電圧が所定のクラン
プ電圧を越えると、検出電圧をクランプ電圧まで低下さ
せる第1の検出電圧低下手段を設けたことを特徴とし、
電圧検出部の検出電圧が所定のクランプ電圧を越える
と、第1の検出電圧低下手段が検出電圧をクランプ電圧
まで低下させているので、交流電源の電源電圧が低下し
た際に、電圧検出部の検出電圧がしきい値電圧を下回る
までに要する時間を短くして、リセット回路部が制御電
源部の動作をリセットするまでに要する時間を短縮で
き、従来の放電灯点灯装置のようにインバータ回路部の
構成部品に過大なストレスが加わったり、放電灯の立ち
消えが発生するのを防止できる。
【0020】請求項2の発明では、交流電源を整流、平
滑して略一定の直流電圧を出力する直流電源部と、直流
電源部の出力電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯
に供給するインバータ回路部と、インバータ回路部の動
作を制御する制御回路部と、交流電源から電源供給され
制御回路部の動作電源を生成する制御電源部と、少なく
とも1つの平滑用コンデンサを有し、交流電源の電源電
圧を分圧して平滑用コンデンサで平滑することにより電
源電圧のピーク値に応じた大きさの直流の検出電圧を発
生する電圧検出部と、電圧検出部の検出電圧が所定のし
きい値電圧を下回ると制御電源部の動作をリセットする
リセット回路部とを備え、電圧検出部の検出電圧を所定
電圧だけ低下させる第2の検出電圧低下手段を設けたこ
とを特徴とし、第2の検出電圧低下手段が電圧検出部の
検出電圧を所定電圧だけ低下させているので、交流電源
の電源電圧が低下した際に、電圧検出部の検出電圧がし
きい値電圧を下回るまでに要する時間を短くして、リセ
ット回路部が制御電源部の動作をリセットするまでに要
する時間を短縮でき、従来の放電灯点灯装置のようにイ
ンバータ回路部の構成部品に過大なストレスが加わった
り、放電灯の立ち消えが発生するのを防止できる。
【0021】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、第1の検出電圧低下手段は、電圧検出部の出力端
子間に並列接続され、電圧検出部の出力電圧を所定のク
ランプ電圧以下に制限する第1の定電圧素子からなるこ
とを特徴とし、第1の定電圧素子は電圧検出部の検出電
圧を所定のクランプ電圧以下に制限しているので、電圧
検出部の検出電圧を低下させることができ、請求項1の
発明と同様、交流電源の電源電圧が低下した際に、電圧
検出部の検出電圧がしきい値電圧を下回るまでに要する
時間を短くして、リセット回路部が制御電源部の動作を
リセットするまでに要する時間を短縮できる。
【0022】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、電圧検出部に印加される電圧を一定電圧降圧する
第2の定電圧素子を電圧検出部と直列に接続したことを
特徴とし、第2の定電圧素子が電圧検出部に印加される
電圧を一定電圧降圧させることにより、電圧検出部の検
出電圧を所定電圧だけ低下させることができ、交流電源
の電源電圧が低下した際に、電圧検出部の検出電圧がし
きい値電圧を下回るまでに要する時間をさらに短くし
て、リセット回路部が制御電源部の動作をリセットする
までに要する時間を短縮できる。
【0023】請求項5の発明では、請求項2の発明にお
いて、第2の検出電圧低下手段は、電圧検出部と直列に
接続され、電圧検出部に印加される電圧を一定電圧降圧
する第2の定電圧素子からなることを特徴とし、第2の
定電圧素子が電圧検出部に印加される電圧を一定電圧降
圧させることにより、電圧検出部の検出電圧を所定電圧
だけ低下させることができ、交流電源の電源電圧が低下
した際に、電圧検出部の検出電圧がしきい値電圧を下回
るまでに要する時間を短くして、リセット回路部が制御
電源部の動作をリセットするまでに要する時間を短縮で
きる。
【0024】請求項6の発明では、請求項1、3又は4
の発明において、定格電圧の異なる2つの交流電源を用
い、一方の交流電源の定格電圧が印加された時の電圧検
出部の検出電圧と、他方の交流電源の定格電圧が印加さ
れた時の電圧検出部の検出電圧とが略同じ電圧になるよ
うに、検出電圧降下手段が電圧検出部の検出電圧を低下
させることを特徴とし、交流電源の定格電圧が大きくな
った場合でも、検出電圧降下手段が電圧検出部の検出電
圧を略同じ電圧にしているため、交流電源の電源電圧が
低下した際に、検出電圧がしきい値電圧よりも低くなる
までの時間を略同じ時間とすることができ、電圧降下の
検出に要する時間が長くなることによって、従来の放電
灯点灯装置のようにインバータ回路部の構成部品に過大
なストレスが加わったり、放電灯の立ち消えが発生する
のを防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0026】(実施形態1)本発明の実施形態1を図1
を参照して説明する。本実施形態の放電灯点灯装置は、
交流電源1の交流電圧を整流する整流回路2と、整流回
路2の整流出力を平滑して略一定の直流電圧VC11を
生成する直流平滑回路3と、直流平滑回路3の出力電圧
を高周波の交流電圧に変換して負荷である放電灯Laに
供給するインバータ回路(インバータ回路部)4と、イ
ンバータ回路4の出力を制御するインバータ制御回路
(制御回路部)5とを備えている。
【0027】直流平滑回路3は、例えば従来周知の回路
構成を有する昇圧チョッパ回路からなり、少なくとも1
つの平滑用コンデンサC11を備え、平滑用コンデンサ
C11の両端電圧がインバータ回路4に供給される。こ
こに、整流回路2と直流平滑回路3とで、交流電源を整
流、平滑して略一定の直流電圧を発生する直流電源部が
構成される。
【0028】インバータ回路4はハーフブリッジ型のイ
ンバータ回路であって、平滑用コンデンサC11の両端
間にFETよりなる2個のスイッチング素子Q1,Q2
のドレイン−ソース間を直列接続し、一方のスイッチン
グ素子Q2のドレイン−ソース間にカップリングコンデ
ンサC13及びインダクタL11の直列回路を介して放
電灯Laの両フィラメントの電源側端子を接続し、放電
灯Laの両フィラメントの非電源側端子間にコンデンサ
C12を接続してある。ここに、負荷である放電灯La
と共振用のインダクタL11及びコンデンサC12とで
共振部が構成され、放電灯Laに印加されるランプ電圧
VLaは、インダクタL11とコンデンサC12との共振
作用によって決定される。
【0029】インバータ制御回路5は、スイッチング素
子Q1,Q2のゲートに制御信号をそれぞれ出力してお
り、スイッチング素子Q1,Q2を交互にオン/オフさ
せている。インバータ制御回路5の動作電源は、整流回
路2の整流出力を平滑する制御電源回路(制御電源部)
6から供給されている。制御電源回路6は少なくとも1
つの平滑用コンデンサC15を有しており、整流回路2
の整流出力を抵抗などを介して平滑用コンデンサC15
に印加し、平滑用コンデンサC15の両端電圧Vccをイ
ンバータ制御回路5に供給する。而して、制御電源回路
6は、交流電源1の投入後にインバータ制御回路5への
電力供給を開始し、交流電源1の遮断後には電力供給を
停止する。
【0030】また、本実施形態の放電灯点灯装置は、交
流電源1の交流電圧を検出する電圧検出回路(電圧検出
部)7を備えており、電圧検出回路7の検出電圧Vkが
所定のしきい値電圧Vthよりも低下すると、リセット回
路部としてのインバータ制御回路5がインバータ回路4
の動作を停止させるか又はインバータ回路4の出力電圧
を低下させるリセット動作を行う。
【0031】電圧検出回路7は、整流回路DBの直流出
力端子間に接続された抵抗R1〜R4の直列回路と、抵
抗R4に並列接続された平滑用コンデンサC1と、平滑
用コンデンサC1の高電位側端にカソードが接続される
と共に平滑用コンデンサC1の低電位側端にアノードが
接続されたツェナダイオードZD1とで構成され、整流
回路DBの整流出力を抵抗R1〜R4の分圧回路で分圧
し、さらに平滑用コンデンサC1で平滑した電圧Vkを
インバータ制御回路5に出力する。ここに、電圧検出回
路7の出力端子間に並列接続された第1の定電圧素子と
してのツェナダイオードZD1により、検出電圧Vkが
所定のクランプ電圧(ツェナー電圧)を越えると、検出
電圧Vkをクランプ電圧まで低下させる第1の検出電圧
低下手段が構成される。
【0032】インバータ制御回路5は、電圧検出回路7
から入力された検出電圧Vkと、所定のしきい値電圧V
thとの高低を比較しており、交流電源電圧の電圧降下や
停電などによって検出電圧Vkがしきい値電圧Vthより
も低下すると、インバータ回路4の動作を停止させる
か、又は、インバータ回路4の出力電圧を低下させる。
その後、交流電源1から所定の電源電圧が供給され、電
圧検出回路7の検出電圧Vkがしきい値電圧Vth以上に
なると、インバータ制御回路5はインバータ回路4の発
振周波数fを予熱時のスイッチング周波数fph、又は、
始動電圧V11を発生させる際のスイッチング周波数f
stとして、動作を再開させており、放電灯Laが不点状
態となったり、スイッチング素子Q1,Q2が進相領域
でスイッチング動作して、スイッチング素子Q1,Q2
にストレスが加わるのを防止している。
【0033】ところで、本実施形態の放電灯点灯装置
は、定格電圧の異なる複数の交流電源1に対応してお
り、定格電圧の異なる交流電源1を用いたとしても、直
流平滑回路3が交流電源1の交流電圧を略一定の直流電
圧に変換し、インバータ回路4が直流平滑回路3の直流
電圧を交流電圧に変換して放電灯に供給している。しか
しながら、定格電圧の異なる交流電源1を用いた場合、
抵抗R1〜R4の分圧回路で分圧した電圧が変化し、平
滑用コンデンサC1の両端電圧が変化してしまう虞があ
るが、本実施形態では平滑用コンデンサC1の両端電圧
をツェナダイオードZD1のツェナー電圧(クランプ電
圧)以下に制限しているので、電圧検出回路7の検出電
圧Vkが変化するのを防止することができる。ここで、
ツェナダイオードZD1のツェナー電圧、すなわち電圧
検出回路7の検出電圧Vkの最大値は、定格電圧が最も
低い交流電源1を用いた場合に、その交流電源1の定格
電圧を抵抗R1〜R4で分圧し、平滑用コンデンサC1
で平滑した電圧と略同じ電圧に設定されている。
【0034】而して、交流電源1の定格電圧が大きくな
った場合でも、電圧検出回路7の検出電圧Vkの最大値
が略一定の電圧値に保たれるため、交流電源1の電源電
圧が瞬時に低下した場合に、検出電圧Vkがしきい値電
圧Vthよりも低くなるまでの時間を略同じ時間とするこ
とができ、電圧降下の検出に要する時間が長くなること
によって、その間にスイッチング素子Q1,Q2が進相
領域で動作し、スイッチング素子Q1,Q2にストレス
が加わるのを防止できる。
【0035】(実施形態2)本発明の実施形態2を図2
乃至図5を参照して説明する。本実施形態では、実施形
態1の放電灯点灯装置において、平滑用コンデンサC1
と逆並列にツェナダイオードZD1を接続する代わり
に、整流回路2の高電位側の直流出力端にツェナダイオ
ードZD2のカソードを接続すると共に、ツェナダイオ
ードZD2のアノードと整流回路2の低電位側の直流出
力端との間に抵抗R1〜R4の直列回路を接続し、抵抗
R4と並列に平滑用コンデンサC1を接続している。こ
こに、抵抗R1〜R4の分圧回路と直列に接続された第
2の定電圧素子としてのツェナダイオードZD2から、
電圧検出回路7の検出電圧Vk1を所定電圧だけ低下さ
せる第2の検出電圧低下手段が構成される。尚、ツェナ
ダイオードZD2以外の構成は、実施形態1の放電灯点
灯装置と同様であるので、同一の構成要素には同一の符
号を付して、その説明を省略する。
【0036】また本回路では、整流回路2の直流出力端
子間に接続されたインダクタL12及びスイッチング素
子Q3の直列回路と、スイッチング素子Q3に並列接続
されたダイオードD11及び平滑用コンデンサC11の
直列回路とで構成される昇圧チョッパ回路と、スイッチ
ング素子Q3のオン/オフを制御するチョッパ制御回路
部3aとで直流平滑回路3を構成している。
【0037】本回路では、抵抗R1〜R4の直列回路と
直列にツェナダイオードZD2を接続しており、抵抗R
1〜R4の直列回路に印加される電圧を一定電圧(ツェ
ナダイオードZD2のツェナー電圧)だけ降圧すること
によって、抵抗R1〜R4の直列回路で分圧された電圧
を低下させている。ここで、抵抗R1〜R4の直列回路
と直列にツェナダイオードZD2を接続した本実施形態
の電圧検出回路7と、ツェナダイオードZD2を接続し
ていない従来の電圧検出回路7について、図3(a)
(b)に示すように抵抗R4と並列に平滑用コンデンサ
C1を接続していない状態で抵抗R4の両端電圧を説明
する。図3(a)に示すようにツェナダイオードZD2
を接続していない従来の電圧検出回路7では、抵抗R1
〜R4の直列回路に印加される電圧V1は、正弦波の絶
対値をとったような電圧波形となるが(図4(a)参
照)、図3(b)に示すようにツェナダイオードZD2
を接続した電圧検出回路7では、抵抗R1〜R4の直列
回路に印加される電圧V2は、上述した電圧V1の内、
ツェナダイオードZD2のツェナー電圧Vzよりも低い
部分をカットしたような電圧波形となり、電圧V2の最
大値は電圧V1の最大値Vmaxに比べて、ツェナー電圧
Vzだけ低下し、電圧検出回路7の検出電圧Vkが所定
電圧だけ低下する。
【0038】したがって、交流電源1の電源電圧が低下
すればするほど、抵抗R1〜R4の直列回路に印加され
る電圧V2が低下し、電圧V2を抵抗R1〜R4で分圧
し、平滑用コンデンサC1で平滑した検出電圧Vkが従
来の電圧検出回路7に比べて低下する。例えば定格電圧
が200Vの交流電源1を用いた場合に抵抗R4の両端
電圧VR4の最大値が10Vとなるように抵抗R1〜R
4の定数を設定し、ツェナダイオードZD2のツェナー
電圧Vzを約30Vに設定したとする。ここで、交流電
源1の電源電圧が定格電圧の30%まで低下したとする
と、従来の電圧検出回路7では抵抗R4の両端電圧VR
4の最大値は、VR4=(200×21/ 2×0.3×1
0)/(200×21/2)=3(V)となる。一方、抵
抗R1〜R4と直列にツェナダイオードZD2を接続し
た電圧検出回路7では、ツェナダイオードZD2のツェ
ナー電圧Vz(=30V)だけ抵抗R1〜R4の直列回
路に印加される電圧が低下するため、交流電源1の電源
電圧が定格電圧の30%まで低下した時の、抵抗R4の
両端電圧VR4は、VR4=(200×21/2×0.3
−30)×10/(200×21/2−30)≒2.2
(V)となり、従来の電圧検出回路7に比べて検出電圧
Vkが低くなる。
【0039】ここで、図5は停電発生時における電圧検
出回路7の検出電圧Vkを示しており、図5のホは従来
の電圧検出回路7の検出電圧であり、図5のへは本実施
形態の電圧検出回路7の検出電圧である。したがって、
交流電源1の電源電圧が低下した際に、電圧検出回路7
の検出電圧Vkがしきい値電圧Vthまで低下するのに要
する時間(t2−t1)を、従来の電圧検出回路7の場
合の検出時間(t3−t1)に比べて時間ΔT1だけ短
縮することができ、電圧降下の検出に要する時間が長く
なることによって、スイッチング素子Q1,Q2が進相
領域で動作して、スイッチング素子Q1,Q2にストレ
スが加わるのを防止できる。
【0040】(実施形態3)本発明の実施形態3を図6
を参照して説明する。本実施形態では、実施形態1の放
電灯点灯装置において、整流回路2の高電位側の直流出
力端子と抵抗R1との間にツェナダイオードZD2を接
続している。尚、ツェナダイオードZD2以外の構成は
実施形態1の放電灯点灯装置と同様であるので、同一の
構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略す
る。
【0041】本回路では、電圧検出回路7の検出電圧V
kがツェナダイオードZD1のツェナー電圧以下にクラ
ンプされており、またツェナダイオードZD1のツェナ
ー電圧、すなわち電圧検出回路7の検出電圧Vkの最大
値を、定格電圧が最も低い交流電源1を用いた場合に、
その交流電源1の定格電圧を抵抗R1〜R4で分圧し、
平滑用コンデンサC1で平滑した電圧と略同じ電圧に設
定している。したがって、交流電源1の定格電圧が大き
くなった場合でも、電圧検出回路7の検出電圧Vkの最
大値が略一定の電圧値に保たれるため、交流電源1の電
源電圧が低下した際に、検出電圧Vkがしきい値電圧V
thよりも低くなるまでの時間を略同じ時間とすることが
でき、電圧降下の検出に要する時間が長くなることによ
って、スイッチング素子Q1,Q2が進相領域で動作し
て、スイッチング素子Q1,Q2にストレスが加わるの
を防止できる。
【0042】さらに、本回路では抵抗R1〜R4の直列
回路と直列にツェナダイオードZD2を接続しており、
抵抗R1〜R4の直列回路に加わる電圧がツェナダイオ
ードZD2のツェナー電圧Vzだけ低下するので、停電
発生時に電圧検出回路7の検出電圧Vkがしきい値電圧
Vthまで低下するのに要する時間を実施形態1の電圧検
出回路7に比べて短縮することができる。
【0043】すなわち、停電発生時に電圧検出回路7の
検出電圧Vkがしきい値電圧Vthまで低下するのに要す
る時間を実施形態1の電圧検出回路7と略同じ時間に設
定するのであれば、抵抗R4の抵抗値を大きくして、分
圧回路の分圧比を高くすることができるから、結果的に
リセット動作を行う際の検出電圧Vkを高い電圧値に設
定することができ、インバータ制御回路5が誤動作する
のを防止できる。
【0044】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、交流
電源を整流、平滑して略一定の直流電圧を出力する直流
電源部と、直流電源部の出力電圧を高周波の交流電圧に
変換して放電灯に供給するインバータ回路部と、インバ
ータ回路部の動作を制御する制御回路部と、交流電源か
ら電源供給され制御回路部の動作電源を生成する制御電
源部と、少なくとも1つの平滑用コンデンサを有し、交
流電源の電源電圧を分圧して平滑用コンデンサで平滑す
ることにより電源電圧のピーク値に応じた大きさの直流
の検出電圧を発生する電圧検出部と、電圧検出部の検出
電圧が所定のしきい値電圧を下回ると制御電源部の動作
をリセットするリセット回路部とを備え、電圧検出部の
検出電圧が所定のクランプ電圧を越えると、検出電圧を
クランプ電圧まで低下させる第1の検出電圧低下手段を
設けたことを特徴とし、電圧検出部の検出電圧が所定の
クランプ電圧を越えると、第1の検出電圧低下手段が検
出電圧をクランプ電圧まで低下させているので、交流電
源の電源電圧が低下した際に、電圧検出部の検出電圧が
しきい値電圧を下回るまでに要する時間を短くして、リ
セット回路部が制御電源部の動作をリセットするまでに
要する時間を短縮でき、従来の放電灯点灯装置のように
インバータ回路部の構成部品に過大なストレスが加わっ
たり、放電灯の立ち消えが発生するのを防止できるとい
う効果がある。
【0045】請求項2の発明は、交流電源を整流、平滑
して略一定の直流電圧を出力する直流電源部と、直流電
源部の出力電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯に
供給するインバータ回路部と、インバータ回路部の動作
を制御する制御回路部と、交流電源から電源供給され制
御回路部の動作電源を生成する制御電源部と、少なくと
も1つの平滑用コンデンサを有し、交流電源の電源電圧
を分圧して平滑用コンデンサで平滑することにより電源
電圧のピーク値に応じた大きさの直流の検出電圧を発生
する電圧検出部と、電圧検出部の検出電圧が所定のしき
い値電圧を下回ると制御電源部の動作をリセットするリ
セット回路部とを備え、電圧検出部の検出電圧を所定電
圧だけ低下させる第2の検出電圧低下手段を設けたこと
を特徴とし、第2の検出電圧低下手段が電圧検出部の検
出電圧を所定電圧だけ低下させているので、交流電源の
電源電圧が低下した際に、電圧検出部の検出電圧がしき
い値電圧を下回るまでに要する時間を短くして、リセッ
ト回路部が制御電源部の動作をリセットするまでに要す
る時間を短縮でき、従来の放電灯点灯装置のようにイン
バータ回路部の構成部品に過大なストレスが加わった
り、放電灯の立ち消えが発生するのを防止できるという
効果がある。
【0046】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、第1の検出電圧低下手段は、電圧検出部の出力端子
間に並列接続され、電圧検出部の出力電圧を所定のクラ
ンプ電圧以下に制限する第1の定電圧素子からなること
を特徴とし、第1の定電圧素子は電圧検出部の検出電圧
を所定のクランプ電圧以下に制限しているので、電圧検
出部の検出電圧を低下させることができ、請求項1の発
明と同様、交流電源の電源電圧が低下した際に、電圧検
出部の検出電圧がしきい値電圧を下回るまでに要する時
間を短くして、リセット回路部が制御電源部の動作をリ
セットするまでに要する時間を短縮できるという効果が
ある。
【0047】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、電圧検出部に印加される電圧を一定電圧降圧する第
2の定電圧素子を電圧検出部と直列に接続したことを特
徴とし、第2の定電圧素子が電圧検出部に印加される電
圧を一定電圧降圧させることにより、電圧検出部の検出
電圧を所定電圧だけ低下させることができ、交流電源の
電源電圧が低下した際に、電圧検出部の検出電圧がしき
い値電圧を下回るまでに要する時間をさらに短くして、
リセット回路部が制御電源部の動作をリセットするまで
に要する時間を短縮できるという効果がある。
【0048】請求項5の発明は、請求項2の発明におい
て、第2の検出電圧低下手段は、電圧検出部と直列に接
続され、電圧検出部に印加される電圧を一定電圧降圧す
る第2の定電圧素子からなることを特徴とし、第2の定
電圧素子が電圧検出部に印加される電圧を一定電圧降圧
させることにより、電圧検出部の検出電圧を所定電圧だ
け低下させることができ、交流電源の電源電圧が低下し
た際に、電圧検出部の検出電圧がしきい値電圧を下回る
までに要する時間を短くして、リセット回路部が制御電
源部の動作をリセットするまでに要する時間を短縮でき
るという効果がある。
【0049】請求項6の発明は、請求項1、3又は4の
発明において、定格電圧の異なる2つの交流電源を用
い、一方の交流電源の定格電圧が印加された時の電圧検
出部の検出電圧と、他方の交流電源の定格電圧が印加さ
れた時の電圧検出部の検出電圧とが略同じ電圧になるよ
うに、検出電圧降下手段が電圧検出部の検出電圧を低下
させることを特徴とし、交流電源の定格電圧が大きくな
った場合でも、検出電圧降下手段が電圧検出部の検出電
圧を略同じ電圧にしているため、交流電源の電源電圧が
低下した際に、検出電圧がしきい値電圧よりも低くなる
までの時間を略同じ時間とすることができ、電圧降下の
検出に要する時間が長くなることによって、従来の放電
灯点灯装置のようにインバータ回路部の構成部品に過大
なストレスが加わったり、放電灯の立ち消えが発生する
のを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の放電灯点灯装置の回路図である。
【図2】実施形態2の放電灯点灯装置の回路図である。
【図3】(a)は従来の放電灯点灯装置の要部回路図で
あり、(b)は実施形態2の放電灯点灯装置の要部回路
図である。
【図4】(a)は従来の放電灯点灯装置を構成する電圧
検出回路の検出電圧を示す図であり、(b)は実施形態
2の放電灯点灯装置を構成する電圧検出回路の検出電圧
を示す図である。
【図5】停電発生時における電圧検出回路の検出電圧の
波形図である。
【図6】実施形態3の放電灯点灯装置の回路図である。
【図7】従来の放電灯点灯装置の回路図である。
【図8】同上の発振周波数とランプ電圧との関係を示す
図である。
【図9】(a)〜(d)は同上の各部の波形図である。
【図10】同上を構成する電圧検出回路の検出電圧の波
形図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 3 直流平滑回路 4 インバータ回路 5 インバータ制御回路 7 電圧検出回路 La 放電灯 Vk 検出電圧 ZD1 ツェナダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱本 勝信 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 BA03 BA05 BB01 BC01 CB08 DB03 DD04 EA04 GA02 GB12 GC04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源を整流、平滑して略一定の直流電
    圧を出力する直流電源部と、直流電源部の出力電圧を高
    周波の交流電圧に変換して放電灯に供給するインバータ
    回路部と、インバータ回路部の動作を制御する制御回路
    部と、交流電源から電源供給され制御回路部の動作電源
    を生成する制御電源部と、少なくとも1つの平滑用コン
    デンサを有し、交流電源の電源電圧を分圧して前記平滑
    用コンデンサで平滑することにより電源電圧のピーク値
    に応じた大きさの直流の検出電圧を発生する電圧検出部
    と、電圧検出部の検出電圧が所定のしきい値電圧を下回
    ると制御電源部の動作をリセットするリセット回路部と
    を備え、電圧検出部の検出電圧が所定のクランプ電圧を
    越えると、検出電圧をクランプ電圧まで低下させる第1
    の検出電圧低下手段を設けたことを特徴とする放電灯点
    灯装置。
  2. 【請求項2】交流電源を整流、平滑して略一定の直流電
    圧を出力する直流電源部と、直流電源部の出力電圧を高
    周波の交流電圧に変換して放電灯に供給するインバータ
    回路部と、インバータ回路部の動作を制御する制御回路
    部と、交流電源から電源供給され制御回路部の動作電源
    を生成する制御電源部と、少なくとも1つの平滑用コン
    デンサを有し、交流電源の電源電圧を分圧して前記平滑
    用コンデンサで平滑することにより電源電圧のピーク値
    に応じた大きさの直流の検出電圧を発生する電圧検出部
    と、電圧検出部の検出電圧が所定のしきい値電圧を下回
    ると制御電源部の動作をリセットするリセット回路部と
    を備え、電圧検出部の検出電圧を所定電圧だけ低下させ
    る第2の検出電圧低下手段を設けたことを特徴とする放
    電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】前記第1の検出電圧低下手段は、前記電圧
    検出部の出力端子間に並列接続され、前記電圧検出部の
    出力電圧を所定のクランプ電圧以下に制限する第1の定
    電圧素子からなることを特徴とする請求項1記載の放電
    灯点灯装置。
  4. 【請求項4】前記電圧検出部に印加される電圧を一定電
    圧降圧する第2の定電圧素子を前記電圧検出部と直列に
    接続したことを特徴とする請求項3記載の放電灯点灯装
    置。
  5. 【請求項5】前記第2の検出電圧低下手段は、前記電圧
    検出部と直列に接続され、前記電圧検出部に印加される
    電圧を一定電圧降圧する第2の定電圧素子からなること
    を特徴とする請求項2記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】定格電圧の異なる2つの交流電源を用い、
    一方の交流電源の定格電圧が印加された時の前記電圧検
    出部の検出電圧と、他方の交流電源の定格電圧が印加さ
    れた時の前記電圧検出部の検出電圧とが略同じ電圧にな
    るように、前記検出電圧降下手段が電圧検出部の検出電
    圧を低下させることを特徴とする請求項1、3又は4記
    載の放電灯点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0521183A (ja) * 1991-06-27 1993-01-29 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置
JPH06181097A (ja) * 1992-12-15 1994-06-28 Matsushita Electric Works Ltd 非常灯
JPH08180989A (ja) * 1994-12-22 1996-07-12 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置

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