JP2000340378A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2000340378A
JP2000340378A JP14672699A JP14672699A JP2000340378A JP 2000340378 A JP2000340378 A JP 2000340378A JP 14672699 A JP14672699 A JP 14672699A JP 14672699 A JP14672699 A JP 14672699A JP 2000340378 A JP2000340378 A JP 2000340378A
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JP
Japan
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life
electronic ballast
circuit
discharge lamp
voltage
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Nobukazu Miki
伸和 三木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子安定器の寿命による諸問題を防止可能な放
電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】寿命制御回路33は、積算回路30と寿命
判別回路31と寿命報知回路32により構成され、放電
灯を点灯制御する電子安定器の近傍に配置される。寿命
判別回路31のコンパレータCPは、積算回路30のコ
ンデンサCXに充電される電圧源VAからの高周波の脈
流電圧を基準電圧Vrefと比較し、コンデンサCXの
充電電圧が基準電圧以下に低下したと判別したときは、
寿命報知回路32の発光ダイオードLEDを点灯させ
て、電子安定器が寿命であることを報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯を点灯制御
する電子安定器の使用時間を積算し、その結果に応じた
制御を行う放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電灯点灯装置に使用され、従来より市
場に供給されている電子安定器には、抵抗、コンデン
サ、半導体素子、プリント基板、インダクタ等の電子部
品の組み合わせで構成されている。しかし、上記電子部
品には半永久的に使用できる部品と、仕様に定義された
寿命を持つ部品とが存在し、特に電子回路として組み合
わせて設計する際には注意が必要である。
【0003】つまり、電子安定器を数年間使用した後で
は、寿命を持つ部品は時間の経過に伴い劣化していき、
個々の部品に寿命の差が発生する。そのため、電子安定
器の初期導入時(使用開始時)と比べて出力特性や入力
特性が変化することがあり、電子安定器を数年使用した
後には、最適な照度設計(読書:300lx〜750l
x、コンピュータ:1000lx)から外れてしまい、
目が疲れたりグレアなどが発生したりする場合がある。
また、電子安定器の部品の寿命をコントロールできない
場合、ランプの消灯や点滅現象などの偶発的な挙動が発
生することがある。
【0004】関連する技術の発明として、特開平6−2
23982号には、蛍光ランプと一体型の電子安定器の
発明であり、タイマー回路のコンデンサが温度依存性を
有し、かつ蛍光ランプの寿命特性と同等の寿命からなる
蛍光ランプ点灯装置の発明が開示されている。本従来例
では、蛍光ランプが光束減退したとき、蛍光ランプ点灯
装置内のタイマー回路の電解コンデンサの容量も同様に
減退するため、タイマー時間が減少し、蛍光ランプの予
熱電流が不足することにより蛍光ランプの点灯を不可能
としている。
【0005】また、他の従来例として特開平10−11
6693号に,放電ランプが点灯しない場合や寿命末期
に異常放電したとき、半導体部品などの構成部品を破壊
してインバータ動作を強制的に停止する放電ランプ点灯
装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例は、ランプの寿命に関して述べられており、電子安定
器自体の寿命に関するものではない。よって、電子安定
器の長期間の使用による出入力特性の変化で上記したよ
うな目の疲れやグレアなどの発生、ランプの消灯や点滅
現象などの発生のような電子安定器の寿命による諸問題
を防ぐことはできない。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は電子安定器の寿命による諸問題を防止
可能な放電灯点灯装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、電子部品を含み、放電灯を点灯
制御する電子安定器と、前記電子安定器の使用時間を積
算する積算手段と、前記積算手段の出力を受けて前記電
子安定器が寿命であるか否かを判別し、寿命であるとき
に寿命信号を出力する寿命判別手段と、前記寿命判別手
段からの寿命信号を受けて所定の制御を行う制御手段と
を備えたことを特徴とする。よって、電子安定器の寿命
による目の疲れや放電灯の点滅などの諸問題の防止が可
能となる。
【0009】また、請求項2の発明では、請求項1記載
の発明において、前記積算手段は、前記電子安定器に入
力電圧が印加されている時間、又は入力電流が流れてい
る時間、又は入力電力が印加されている時間を積算する
ことを特徴とする。よって、電子安定器の使用時間の積
算が可能となる。
【0010】また、請求項3の発明では、請求項1の発
明において、前記積算手段は、前記電子安定器から電圧
が出力されている時間、又は電流が出力されている時
間、又は電力が出力されている時間を積算することを特
徴とする。よって、電子安定器の使用時間の積算が可能
となる。
【0011】また、請求項4の発明では、請求項1の発
明において、前記積算手段は、前記電子安定器を構成し
ている主回路に電圧が印加されている時間、又は前記電
子安定器を構成している制御回路に電圧が印加されてい
る時間、又は前記電子安定器とは別回路に電圧が印加さ
れている時間を積算することを特徴とする。よって、電
子安定器の使用時間の積算が可能となる。
【0012】また、請求項5の発明では、請求項4の発
明において、前記積算手段は、前記主回路及び制御回路
及び別回路を構成する回路要素から得られる代用特性と
して、電圧又は電流又は電力又は熱による相対的変化率
や絶対的変化値や積分値を検出することを特徴とする。
よって、電子安定器の使用時間の積算を正確に行うこと
ができる。
【0013】また、請求項6の発明では、請求項1記載
の発明において、前記積算手段は、前記電子安定器の電
源投入回数、あるいは前記放電灯を交換した回数、ある
いは遠隔操作器により前記電子安定器に外部信号を与え
た回数を積算することを特徴とする。よって、電子安定
器の使用時間の積算が可能となる。
【0014】また、請求項7の発明では、請求項1記載
の発明において、前記寿命判別手段は、前記積算手段に
より積算された値を前記電子安定器の寿命を決定する絶
対値と比較し、その比較結果に応じて寿命信号を出力す
ることを特徴とする。よって、電子安定器の寿命の判別
が可能となる。
【0015】また、請求項8の発明では、請求項1記載
の発明において、前記寿命判別手段は、前記積算手段に
より積算された値を相対的に比較し、その比較結果に応
じて寿命信号を出力することを特徴とする。よって、電
子安定器の寿命の判別が可能となる。
【0016】また、請求項9の発明では、請求項1記載
の発明において、前記制御手段は、前記放電灯を点滅さ
せたり、調光させたりして報知することを特徴とする。
よって、電子安定器が寿命であることを知ることができ
る。
【0017】また、請求項10の発明では、請求項1記
載の発明において、前記制御手段は、前記電子安定器の
電源を遮断することを特徴とする。よって、電子安定器
が寿命となったときにより安全側に制御できる。
【0018】また、請求項11の発明では、請求項1記
載の発明において、前記制御手段は、前記電子安定器の
発振を停止させたり、回路の一部を破壊したりして報知
することを特徴とする。よって、電子安定器が寿命であ
ることを知ることができる。
【0019】また、請求項12の発明では、請求項1記
載の発明において、前記制御手段は、表示手段で段階的
に表示したり、音声を発生したりして報知することを特
徴とする。よって、電子安定器が寿命であることを知る
ことができる。
【0020】また、請求項13の発明では、請求項1記
載の発明において、前記制御手段は、前記電子安定器を
構成する制御回路の電源を立ち上げないようにすること
を特徴とする。よって、電子安定器が寿命となったとき
により安全側に制御できる。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図2は放電灯点灯
用の電子安定器の概念図を示している。図2において、
電子安定器10は、交流電源ACからのヒューズFを介
しての出力を整流する整流回路1と、整流回路1からの
整流出力を平滑する平滑回路2と、平滑回路2により平
滑された直流電圧をチャージする大型の電解コンデンサ
Cと、平滑回路2を制御する制御回路5と、電解コンデ
ンサCからの直流電圧を高周波の交流電圧に変換し、ラ
ンプ負荷4に出力するインバータ回路3と、インバータ
回路3を制御するインバータ制御回路6と、ランプ負荷
4の状態を検出しインバータ制御回路6を制御する検出
制御回路7とを備えている。
【0022】このとき、上記した平滑回路2は昇圧チョ
ッパ動作、降圧チョッパ動作、昇降圧チョッパ動作等を
行い、インバータ回路3は自励式、他励式、自励他制
式、ハーフブリッジ、フルブリッジ、プッッシュプル、
一石式等である。また、平滑回路2を制御する制御回路
5は、出力電圧VDC制御、周波数制御、制御電源、交
流電源電圧VAC検出、電流I比較検出等を行い、イン
バータ回路3を制御するインバータ制御回路6は、予熱
制御、始動制御、周波数制御、Duty制御、間欠発
振、発振停止、制御電源、調光制御等を行い、検出制御
回路7は、ランプ電圧Vla、ランプ電流Ilaの検
出、フィラメント検出、出力電圧VDC検出などからラ
ンプ負荷4の無負荷状態、寿命末期、2管モード、2次
短絡を検出し、インバータ制御回路6を介してインバー
タ回路3の発振を停止させる等を行う。
【0023】次に図2に表した概念図を更に具体化した
ものを図3に示す。尚、図3において図2と同じものに
は同じ符号を付している。整流回路1は交流電源ACか
らの交流出力を全波整流するダイオードブリッジDBを
備えており、平滑回路2は一般的な昇圧チョッパ回路で
あり、整流回路1からの全波整流出力をスイッチング素
子Q1のスイッチング動作を通じて昇圧した直流電圧に
変換し、電解コンデンサC6,C7により構成された電
解コンデンサCに出力する。このとき、制御回路5は昇
圧チョッパ回路を制御する昇圧チョッパ制御回路であ
り、昇圧チョッパ回路の出力を検出しスイッチング素子
Q1の動作を制御する。
【0024】また、インバータ回路3は一般的な自励式
直列ハーフブリッジ回路であり、電解コンデンサCから
の出力電圧をスイッチング素子Q3,Q4のスイッチン
グ動作により高周波の交流電圧に変換し、トランスT2
を介してランプ負荷4である放電灯4A,4Bに供給
し、放電灯4A,4Bが点灯する。ここで、スイッチン
グ素子Q3,Q4にはトランスT1の2次巻線n2、n
3に交互に電流が流れることで交互にスイッチング動作
するようになっている。尚、本回路では図2におけるイ
ンバータ制御回路6,検出制御回路7の無い構成となっ
ている。
【0025】このように構成された電子安定器の電子部
品である電解コンデンサC6またはC7のドライアップ
によりオープン方向になると、上記した昇圧チョッパ回
路である平滑回路2の出力電圧が平滑されないようにな
る。その結果、整流回路1の出力端の脈流波形電圧を電
源として、インバータ回路3が動作する。そのため、ラ
ンプ負荷4のランプ電圧(電流)が100〜120Hz
の周期で脈流となり、視環境が低下する。
【0026】本実施形態では、図3の基本回路に加え
て、上記電子安定器にその使用時間を積算する積算手段
と、積算手段からの出力を受けて電子安定器が寿命であ
るか否かを判別し、寿命であると判別したときに寿命信
号を出力する寿命判別手段と、その寿命信号を受けて所
定の制御を制御手段とからなる寿命制御回路33を追加
したことにより、電子安定器が寿命であることを明示し
交換時期を知らせるものである。
【0027】図1にその寿命制御回路33の構成を示
す。図1において、高周波の脈流電圧が印加される電圧
源VAとアースとの間に抵抗R12とコンデンサCXが
直列に接続されており、抵抗R12とコンデンサCXと
の接続点とアースとの間には放電抵抗である抵抗R11
が接続されている。また、コンパレータCPの正極入力
端子には、抵抗R12とコンデンサCXとの間に電圧が
入力され、負極入力端子には、所定の基準電圧Vref
が入力されている。そして、コンパレータCPの出力端
子はコンデンサCcの高電位側に接続されるとともに、
トランジスタQ7のベースに接続される。このトランジ
スタQ7はエミッタがアースに接続され、コレクタが抵
抗R13を介して電圧源VBに接続されるとともに、抵
抗R14、発光ダイオードLED1を介してアースに接
続される。
【0028】ここで、抵抗R11、R12、コンデンサ
CXにより積算手段なる積算回路30が構成され、コン
パレータCP、基準電圧Vrefにより寿命判別手段な
る寿命判別回路31が構成され、コンデンサCc、抵抗
R13、R14、トランジスタQ7、発光ダイオードL
EDにより制御手段なる寿命報知回路32が構成され
る。
【0029】積算回路30において、コンデンサCXは
寿命部品であり、図4のcapに示されるように、時間
経過につれてその容量が減退する。ここで、コンデンサ
CXにチャージされる電圧を脈流とすることで、コンデ
ンサCXの容量の減退により平滑度が低下し、コンデン
サCXの両端電圧が低下する。このコンデンサCXの両
端電圧より時間経過が分かり、電子安定器の使用開始と
ともにコンデンサCXを用いることで、電子安定器の使
用時間を検出できる。つまり、電子安定器10を構成す
る電解コンデンサCやインバータ回路3などの主回路
や、インバータ制御回路6などの制御回路や、電子安定
器10とは別に設けられる別回路から得られる代用特性
として、コンデンサCXの両端電圧の絶対的な変化値を
検出して、電子安定器10の使用時間を積算している。
ここで、電流や電力や熱などの絶対的な変化値を検出す
るようにしてもよく、後述するように相対的な変化率や
積分値を検出するようにしてもよい。
【0030】ここで、コンデンサCXはフィルムコンデ
ンサを使用しており、その耐用寿命は次の式で表され
る。
【0031】耐用寿命=フィルム寿命×(試験電圧/耐
圧)P×2(p1-p2)/p3 このとき、pは電圧加速係数、p1は使用許可温度、p
2は周囲温度、p3は温度加速係数を示している。
【0032】また、図5に示すようにコンデンサの寿命
は周囲温度に関係がある。よって、電子安定器の使用時
間を確実に積算するために、コンデンサCXを電子安定
器10から安定した輻射をうける位置に配置する必要が
ある。よって、図3で示したトランスT2の近辺にコン
デンサCXを実装配置している。ランプ負荷4の通常点
灯時、トランスT2は85℃程度である。
【0033】寿命判別回路31では、コンデンサCXの
両端電圧Vcxと基準電圧VrefをコンパレータCP
で比較する。電子安定器10の使用時間が所定の寿命時
間内であるときは、コンデンサCXの両端電圧Vcxは
基準電圧Vref以上であり、コンパレータCPの出力
はHレベルであるが、所定の寿命時間を経過すると、コ
ンデンサCXの両端電圧Vcxは上記したように基準電
圧Vref以下になり、コンパレータCPの出力はLレ
ベルとなる。このとき、基準電圧Vrefは、電子安定
器10の寿命を決定する絶対値である。また、コンパレ
ータCPのLレベル出力は寿命信号に相当する。
【0034】また、寿命報知回路32では、コンパレー
タCPの出力がHレベルであるときは、トランジスタQ
7がオンするため、発光ダイオードLEDはオフである
が、寿命時間を経過し、コンパレータCPの出力がLレ
ベルとなったとき、トランジスタQ7はオフとなるた
め、発光ダイオードLEDが点灯する。これにより、電
子安定器10が寿命であることを知ることができる。こ
のとき、ブザーなどの音声を発生して知らせるようにし
てもよい。
【0035】上述したように、電子安定器の使用時間の
積算手段に、フィルムコンデンサを使用した例を挙げた
が、電解コンデンサ(耐用寿命:10℃軽減、寿命2
倍)やOSコンデンサ(耐用寿命:20℃軽減、寿命1
0倍)を使用すると、更に寿命となる電圧の感度を上げ
ることができる。
【0036】また、上記した電子安定器の回路では、ハ
ーフブリッジインバータ、プッシュプルインバータ、一
石式インバータ、一石兼用インバータ、2石兼用インバ
ータ、チャージポンプ型インバータのどれでも適用でき
るものであり、回路方式に制限はない。
【0037】次に、図1で示した積算手段である積算回
路30と寿命判別手段である寿命判別回路31の他の例
を図6に示す。図6において、高周波の脈流電圧が印加
される電圧源VJとアースとの間に抵抗R42と並列接
続されたコンデンサCX12と抵抗R40との直列回路
が接続され、また、高周波の脈流電圧が印加される電圧
源VKとアースとの間に抵抗R43と並列接続されたコ
ンデンサCX11と抵抗R41との直列回路が接続され
る。そして、抵抗R40とコンデンサCX12との接続
点に現れる電圧がコンパレータCP5の正極入力端子に
入力され、抵抗R41とコンデンサCX11との接続点
に現れる電圧がコンパレータCP5の負極入力端子に入
力され、その比較結果がコンパレータCP5の出力端子
より、寿命信号として出力される。
【0038】図1で示した例では寿命部品であるコンデ
ンサCXの両端電圧を一定の基準電圧と比較する構成、
すなわち寿命を決定する絶対値と比較する構成であった
が、図6に示す例では、コンデンサCX11、CX12
は寿命部品としてそれぞれフィルムコンデンサ、電解コ
ンデンサを用い、それらの両端電圧どうしを比較する構
成、すなわち積算手段により積算された値を相対的に比
較する構成としている。
【0039】このとき、期間が経過するにつれて、コン
デンサCX11の容量変化率とコンデンサCX12の容
量変化率には差が生じ、この差より経過した時間を知る
ことができ、電子安定器の使用時間がわかる。
【0040】ここで、コンデンサCX11,コンデンサ
CX12の実装位置をかえることで、コンデンサCX1
1,CX12の他の部品から受ける輻射熱が変化し、各
コンデンサCX11,CX12の時間経過による容量変
化率がかわる。よって、相対値差を近づけたり離したり
することができ、コンパレータCP5の出力をよりフレ
キシブルに設定することができる。
【0041】次に、図1で示した寿命制御回路33の他
の例を図7に示す。図7に示す例は、電子安定器の使用
時間をパラメータとして、表示手段である発光ダイオー
ドを3段階で点灯させる方式を用いた寿命制御回路34
である。図7に示す寿命制御回路34において寿命部品
であるコンデンサCX1の容量変化が周囲温度と使用時
間に相関性があることを前提としており、コンデンサC
X1は、耐用寿命と時間の関係が明確な電解コンデンサ
としている。
【0042】この寿命制御回路34において、電圧源V
Cとアースの間に抵抗R15とコンデンサCX1が直列
に接続されている。抵抗R15とコンデンサCX1の接
続点の電圧はコンパレータCP1の正極入力端子とコン
パレータCP2の正極入力端子に入力され、コンパレー
タCP1、CP2の反転入力端子にはそれぞれ、所定の
基準電圧Vref1、Vref2が入力されている。こ
のとき、基準電圧Vref1>Vref2の関係が成り
立っている。
【0043】また、コンパレータCP1の出力端子は、
低電位側がアースされたコンデンサC11の高電位側に
接続されるとともに、トランジスタQ9のベースに接続
されており、トランジスタQ9のエミッタは発光ダイオ
ードLED1を介してアースに接続されている。また、
トランジスタQ9のコレクタは抵抗R17を介して電圧
源VEに接続されるとともに、抵抗R18と発光ダイオ
ードLED2とフォトカプラHPを構成するフォトトラ
ンジスタHP1の直列回路を介してアースに接続され
る。
【0044】また、コンパレータCP2の出力端子は、
低電位側がアースされたコンデンサC12の高電位側に
接続されるとともに、トランジスタQ8のベースに接続
されており、トランジスタQ8のエミッタはフォトトラ
ンジスタHP1とともにフォトカプラHPを構成するフ
ォトダイオードHP2を介してアースに接続されてい
る。また、トランジスタQ8のコレクタは抵抗R16を
介して電圧源VDに接続されるとともに、発光ダイオー
ドLED3を介してアースに接続されている。尚、寿命
制御回路34は、コンデンサCX1を備えた積算手段、
コンパレータCP1,CP2を備えた寿命判別手段、発
光ダイオードLED1,LED2,LED3を備えた制
御手段を有する構成となっている。
【0045】このように構成された寿命制御回路34の
動作を説明する。まず、コンデンサCX1の両端電圧V
cx1が基準電圧Vref1より大きい場合、すなわ
ち、Vcx1>Vref1>Vref2の場合は、コン
パレータCP1,CP2がいずれもH出力となり、トラ
ンジスタQ8,Q9がオンとなって、例えば青色の発光
ダイオードLED1が点灯する。
【0046】Vref1>Vcx1>Vref2の場合
は、コンパレータCP1がL出力、コンパレータCP2
がH出力となり、トランジスタQ9がオフ、トランジス
タQ8とフォトカプラHPがオンとなって、例えば黄色
の発光ダイオードLED2が点灯する。
【0047】Vref1>Vref2>Vcx1の場合
は、コンパレータCP1,CP2がいずれもL出力とな
り、トランジスタQ8,Q9とフォトカプラHPがいず
れもオフとなって、例えば赤色の発光ダイオードLED
3が点灯する。
【0048】よって、コンデンサCX1の容量低下によ
るコンデンサCX1の両端電圧Vcx1の低下につれ
て、発光ダイオードLED1点灯、発光ダイオードLE
D2点灯、発光ダイオードLED3点灯のように順に変
化する。時間経過とともに減少するコンデンサCX1の
容量変化が電子安定器の使用積算時間に対応しているた
め、コンデンサCX1の容量の変化に応じて発光ダイオ
ードを3段階で点灯させることで、電子安定器の使用時
間を示すことができる。このとき、電子安定器の使用開
始から例えば4万時間使用するまでの間は、発光ダイオ
ードLED1が点灯するように、4万時間使用から6万
時間使用までの間は、発光ダイオードLED2が点灯す
るように、6万時間使用以降は発光ダイオードLED3
が点灯するようにする。ここで、上記4万時間はJIS
で規定された器具の使用時間を、6万時間は設計寿命時
間を示している。このように、電子安定器の使用時間を
段階的に報知することで、市場に対してより詳細に電子
安定器の取り換え時期を明示することができる。
【0049】また、図7で示した回路では、コンデンサ
CX1の容量の変化に応じて、3種類の発光ダイオード
を段階的に点灯させるようにしたが、コンデンサCX1
の容量の変化に応じて図2のランプ負荷4を調光してそ
の照度を変化させることで、電子安定器の使用時間を使
用者に報知するようにしてもよい。
【0050】例えば図8に示すように、コンデンサCX
1の容量変化により分かる電子安定器の使用積算時間が
使用開始からA時間(JISで規定された器具の使用時
間である4万時間)までの場合は、ランプ負荷4を10
0%の照度で点灯させ、電子安定器の使用積算時間がA
時間を超えB時間(設計寿命時間である6万時間)経過
まではランプ負荷4を80%の照度で点灯させ、B時間
経過以降はランプ負荷4を60%の照度で点灯させるよ
うにランプ負荷4の調光度合いを変化させるようにす
る。図8において、横軸は電子安定器の使用積算時間
を、縦軸はランプ負荷4の調光度合いを示している。
【0051】尚、ランプ負荷4の調光度合いについて
は、市場での使用者が電子安定器の寿命がきていること
を認知できればよいため、上記した限りではなく、例え
ば電子安定器の使用積算時間が使用開始からA時間まで
はランプ負荷4を100%の照度で点灯させ、A時間使
用からB時間使用までの間は90%の照度で点灯させ、
B時間使用以降は80%の照度で点灯させるようにして
もよい。
【0052】また、電子安定器の使用積算時間が寿命時
間となったときに、ランプ負荷4を間欠発振して点滅さ
せて使用者に知らせるようにしてもよい。間欠発振の手
段として汎用ICのAN6768などを使用することで
簡単に実現できる。
【0053】更に、電子安定器の使用積算時間に応じ
て、ランプ負荷4の間欠発振間隔を変更して、使用者に
より分かりやすく報知するようにしてもよい。図9に使
用積算時間に応じて間欠発振間隔を変更する例を示す。
図示しているように、電子安定器の使用積算時間が使用
開始から上記したA時間までの間は、間欠時間なくラン
プ負荷4を通常点灯させるようにし、電子安定器の使用
積算時間が上記したA時間からB時間の間は10時間点
灯、10秒休止を繰り返し、電子安定器の使用積算時間
がB時間以降は、2秒点灯、10秒休止を繰り返すよう
にする。尚、図9において、横軸は時間を示しており、
縦軸は電圧波形を示している。
【0054】ところで、図3で示した例えばトランスT
1、T2などのトランスは寿命時間がたち劣化すると温
度が上昇する傾向にある。そこで、図10に示すように
トランス39の近傍にPTCサーミスタ40を配置す
る。このPTCサーミスタ40にはアースとの間に他の
トランス45が接続されるとともに、ダイオード46と
コンデンサCX20が直列に接続されている。このPT
Cサーミスタ40は正の温度特性を有しており、トラン
ス39が発熱すると抵抗値が上昇し、コンデンサCX2
0の両端電圧Vcx20が低下する。つまり、コンデン
サCX20の両端電圧の低下により、トランス39の劣
化、すなわち電子安定器の寿命時間を知ることができ
る。ここで、コンデンサCX20は積算手段であり、例
えばコンデンサCX20の両端電圧が所定電圧より小さ
くなると電子安定器の発振を停止したり、回路を遮断、
回路の一部を破壊したりするなどの制御を行うようにす
る。 (実施形態2)次に、実施形態2について説明する。本
実施形態では、図11に示すように図2で示した放電灯
点灯装置の入力段にヒューズFと直列にリレースイッチ
11を具備し、更に寿命検出回路12を設けている。図
11において図2と同じものには同じ符号を付しその説
明を省略する。寿命検出回路12において、VFは脈流
の電圧源であり、電圧源VFとアースとの間に抵抗R2
1と寿命部品のコンデンサCX2が直列に接続されてい
る。抵抗R21とコンデンサCX2の接続点の電圧がコ
ンパレータCP3の正極入力端子に入力され、負極入力
端子に入力された基準電圧Vref3と比較される。
【0055】コンパレータCP3の出力端子は、低電位
側がアースに接続されたコンデンサC13の高電位側に
接続されるとともに、トランジスタQ10のベースに接
続されている。このトランジスタQ10のコレクタ、エ
ミッタと抵抗R22の直列回路が電圧源VGとアースと
の間に接続され、トランジスタQ10のコレクタとアー
スとの間に抵抗R23とコイルL10が接続されてい
る。ここで、コイルL10は通電されることにより、上
記したリレースイッチ11の接点が切り替わる。
【0056】すなわち、寿命検出回路12は、コンデン
サCX2を備えた電子安定器の使用時間を積算する積算
手段、コンパレータCP3を備えた寿命判別手段、コイ
ル10を備えた制御手段を有する構成となっている。ま
た、基準電圧Vref3は電位安定器10の寿命を決定
する絶対値である。
【0057】このように構成された寿命検出回路12の
動作を説明する。コンデンサCX2は、上記したように
時間経過とともにその容量が低下する。コンデンサCX
2には電圧源VFから脈流の電圧が蓄電されるため、そ
の容量の低下で平滑度が低下し、両端電圧Vcx2が低
下する。その両端電圧Vcx2がコンパレータCP3の
基準電圧Vref3以下となった場合、コンパレータC
P3の出力はL出力となり、トランジスタQ10がオフ
して、コイルL10に電流が流れる。そのため、リレー
スイッチ11の接点がオフして、電子安定器10への供
給電源が遮断される。よって、寿命時間を過ぎた電子安
定器10をより安全方向に制御することができる。
【0058】(実施形態3)次に、実施形態3について
説明する。本実施形態では、図12に示すように、図2
で示した電子安定器10の平滑回路2と電解コンデンサ
Cとインバータ回路3を一つにまとめた兼用形インバー
タ回路3Aとし、制御回路6Aにより兼用形インバータ
回路3Aのインバータ動作を制御する他励方式としてい
る。また、電子安定器10Aの寿命を検出する寿命検出
回路13が設けられており、電子安定器10Aが寿命時
間に達したとき、制御回路6Aに設けられた兼用形イン
バータ回路3Aの発振動作を制御している制御ICの電
源を遮断するよう構成される。図12において、図2と
同じものには同じ符号を付しその説明を省略する。
【0059】この寿命検出回路13は、高周波脈流の電
圧源VHとアースの間に抵抗R30と寿命部品なるコン
デンサCX3の直列回路が接続されており、抵抗R30
とコンデンサCX3の接続点に現れる電圧が、コンパレ
ータCP4の正極入力端子に入力され、負極入力端子に
入力される基準電圧Vref4と比較され、その比較結
果が制御回路6Aに出力される。
【0060】制御回路6Aは、兼用形インバータ回路3
Aのインバータ動作を制御する制御IC(IR215
5)15を備えている。また、電圧源VIとアース間に
抵抗R31とコンデンサC20が直列に接続されてお
り、抵抗R31とコンデンサC20の接続点がIC電源
として制御IC15の1番ピンに接続される。
【0061】尚、寿命検出回路13において、抵抗R3
0とコンデンサCX3により積算手段が構成され、コン
パレータCP4と基準電圧Vref4により寿命判別手
段が構成される。
【0062】このように構成された回路の動作を説明す
る。コンデンサCX3は、上記したように時間経過とと
もにその容量が低下する。コンデンサCX3には電圧源
VHから脈流の電圧が蓄電されるため、その容量の低下
で平滑度が低下し、両端電圧Vcx3が低下する。電子
安定器10Aの寿命時間となり、コンデンサCX3の両
端電圧Vcx3がコンパレータCP4の基準電圧Vre
f4以下となると、コンパレータCP4の出力はL出力
となり、制御ICの1番ピンに接続されたIC電源を短
絡して、すなわち制御回路の電源を立ち上げないように
して、インバータ動作を停止させる。このとき、コンパ
レータCP4のL出力は寿命信号に相当し、制御回路6
Aの抵抗R31とコンデンサC20は制御手段に相当す
る。
【0063】また、制御IC15の電源を遮断する以外
に、メインスイッチを直接ドライブするICや、インバ
ータ回路の起動回路をカットしてインバータ回路を起動
させないようにするようにしてもよい。
【0064】上記したように本実施形態によると、寿命
時間を過ぎた電子安定器をより安全方向に制御すること
ができる。
【0065】(実施形態4)次に、本発明の実施形態4
を図13を用いて説明する。図13において図2と同じ
ものには同じ符号を付しその説明を省略する。図13に
おいて、図2と異なる点は、整流回路1の出力に抵抗R
50と抵抗R51の直列回路が接続されており、この抵
抗R51の両端にコンデンサC30が接続され、コンデ
ンサC30の電圧が立ち上がった回数がカウンタ20で
カウントされる点である。また、交流電源ACと整流回
路1との間にはヒューズFと直列に電源スイッチ21が
設けられている。
【0066】ところで、朝、昼、夕、晩などに電子安定
器10Bの電源をオン、オフするものとして、1日4回
電源が入力される。通常照明器具に求められる寿命を1
0年とし、余裕率を1.5倍と考えると、本電子安定器
10Bの電源入力回数が16425回となったときに電
子安定器10Bの寿命時間であると考えられる。
【0067】図14は、上記した時間経過に対するコン
デンサC30の電圧状態を示しており、コンデンサC3
0の電圧がチャージされる毎に、電源スイッチ21が1
回投入されたとしてカウンタ20によりカウントされ
る。そして、電源投入回数の積分値である積算値が上記
した16425回となると電子安定器10Bの寿命時間
であるとして、カウンタ20より寿命信号が出力され、
上記したように発光ダイオードなどにより報知される。
ここで、カウンタ20は、積算手段と寿命判別手段を兼
用している。尚、図14において横軸は時間tを縦軸は
電圧Vを示している。
【0068】また、遠隔操作器であるリモコンにより電
子安定器10Bの電源をオン、オフする場合を考えて、
リモコンの受光部に入力信号回数をカウントするカウン
タを設け、その入力信号の回数が上記した16425回
を超えたときに、電子安定器の寿命を示す寿命信号を出
力するようにしてもよい。
【0069】また、電源投入回数、リモコンの使用回数
のカウント数として16425回としたが、市場や対象
とする放電灯点灯装置に数々の種類が有るので、カウン
ト数は自由に変更できるものとする。
【0070】(実施形態5)次に、本発明の実施形態5
を説明する。本実施形態の基本構成は図2と同じであ
り、異なる点はランプ負荷4の交換回数を判別する交換
回数判別回路50が新たに設けられている。図15にそ
の交換回数判別回路50の構成を示す。
【0071】図15において、51はランプ負荷である
放電ランプであり、DC電源VMとアースとの間に抵抗
R60と、放電ランプ51のフィラメントF1と、抵抗
R61と、フィラメントF2と、抵抗R62と、抵抗R
63に並列接続されたコンデンサC40の直列回路が接
続されている。コンパレータCP6の負極入力端子はコ
ンデンサC40の高電位側が接続されており、正極入力
端子は電源VNと基準電圧Vref5の接続点の電圧が
入力され、コンパレータCP6の出力はカウンタ22で
カウントされる。
【0072】通常のランプ負荷4の点灯時は、DC電源
VMからランプ負荷4のフィラメントF1,F2を介し
た抵抗にてコンデンサC40がチャージされ、コンデン
サC40の両端電圧Vc40は基準電圧Vref5より
大きく、コンパレータCP6の出力はL出力となる。ま
た、電源をオンしている段階で、放電ランプ51を交換
すると両端電圧Vc40は0となるため、基準電圧Vr
ef5より小さくなり、コンパレータCP6の出力はH
出力となる。このH出力となった回数がカウンタ22に
よりカウントされる。
【0073】ところで、照明器具を1日10時間点灯す
るとして、10年の寿命までの時間は36500時間と
なり、ランプの平均寿命が9000時間のもの(FPL
36)では10年間に4〜5回程度変更されると考えら
れる。そこで、コンパレータCP6の出力がH出力とな
る回数が、カウンタ22により5回を超えてカウントさ
れた場合は、カウンタ22は電子安定器が寿命であると
判断する寿命信号を出力し、例えば上記したように発光
ダイオードを点灯して電子安定器の寿命を報知する制御
を行う。尚、カウンタ22は積算手段と寿命判別手段を
兼用している。
【0074】また、ここでは放電ランプ51の交換回数
を5回としたが、ランプの品種により平均寿命が違い
(FHF32はランプ寿命12000時間)、また対象
とする電子安定器に数々の種類が有るので、交換回数に
ついては自由に変更できるものとしてフレキシブルに対
応した設計が可能となる。
【0075】また、放電ランプ51のランプソケットに
機械スイッチを具備し、所定の回数以上ランプ交換され
た場合に電子安定器の寿命信号を出力するようにしても
よい。
【0076】(実施形態6)本発明の実施形態6を図1
6を用いて説明する。図16において図2と同じものに
は同じ符号を付しその説明を省略する。図16におい
て、図2と異なる点は、平滑回路2の入力側段に交流電
源ACがオンされている時間を積算する回路を追加した
点である。すなわち、平滑回路2の入力端に抵抗R60
と抵抗R61の直列回路が接続されており、この抵抗R
61の両端にコンデンサC31と発振器25とカウンタ
26が並列に接続されている。
【0077】これにより、電子安定器10Cに入力電圧
が印加された時間に対して、発振器25のクロック数を
カウンタ26で積算し、その積算時間が電子安定器10
Cの所定の寿命時間を超えたときに寿命を示す寿命信号
を出力し、例えば発光ダイオードを点灯する等して報知
するよう制御する。図17には、時間に対する発振器2
5の電位の変化を示しており、交流電源ACがオンされ
たときにその電位が現れる。ここで、カウンタ26は積
算手段と寿命判別手段を兼用している。
【0078】本実施形態によれば、交流電源ACの投入
回数をカウントする図13の実施形態に比べて、電子安
定器の使用時間を更に正確に示すことができる。また、
本実施形態では、電源がオンされている時間、すなわち
電子安定器10Cへの電圧が入力されている時間をカウ
ントしているが、電子安定器10Cへの入力電流や入力
電力をカウントするようにしてもよい。また、整流回路
1、平滑回路2、インバータ回路3を備えた主回路に電
圧が印加されている時間を積算したが、平滑回路2やイ
ンバータ回路3を制御する制御回路5やインバータ制御
回路6などの電子安定器10Cを構成する制御回路や、
電子安定器10Cとは別に設けられた別回路に電圧が印
加されている時間を積算するようにしてもよい。
【0079】(実施形態7)次に、本発明の実施形態7
を図18を用いて説明する。図18において図2と同じ
ものには同じ符号を付しその説明を省略する。図18に
おいて、図2と異なる点は、インバータ回路3の出力側
段にランプ負荷4へのランプ電圧が出力されている時
間、すなわち電子安定器10Dから電圧が出力されてい
る時間を積算する回路を追加したものである。これは、
実質的なランプ点灯時間を積算する機能を有しており、
電子安定器10Dの使用時間をより正確に示すことがで
きる。
【0080】その回路構成として、インバータ回路3と
ランプ負荷4との間にトランスTが設けられ、このトラ
ンスTに磁気的に結合されたコイルL15の一端がアー
スに接続され、他端が抵抗R70を介してダイオードD
10のアノードに接続され、ダイオードD10のカソー
ドがツェナダイオードZD10のカソードに接続され
る。このツェナダイオードのアノードは抵抗R71を介
してアースされ、ツェナダイオードZD10と抵抗R1
0との接続点の電位がカウンタ28に入力される。
【0081】このように構成された回路において、イン
バータ回路3よりランプ電圧が出力された時間、すなわ
ち電子安定器10Dよりランプ電圧が出力された時間に
対し、ツェナダイオードZD10と抵抗R71との接続
点に現れる電圧が図19に示すように略60kHzで変
化し、この発振器のクロック数をカウンタ28で積算す
る。その積算時間が予め設定した電子安定器10Dの寿
命を越えたとき寿命信号を出力し、例えば発光ダイオー
ドを点灯するなどして使用者に報知する。ここで、カウ
ンタ28は積算手段と寿命判別手段と兼用している。ま
た、図19において横軸は時間t、縦軸はツェナーダイ
オードZD10と抵抗R71の接続点に現れる電圧V、
すなわち発振器電位を示している。
【0082】また、本実施形態では、電子安定器10D
からの出力電圧をカウントしているが、電子安定器10
Dからの出力電流(ランプ電流)や出力電力(ランプ電
力)をカウントするようにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】上記したように、請求項1の発明は、電
子部品を含み、放電灯を点灯制御する電子安定器と、前
記電子安定器の使用時間を積算する積算手段と、前記積
算手段の出力を受けて前記電子安定器が寿命であるか否
かを判別し、寿命であるときに寿命信号を出力する寿命
判別手段と、前記寿命判別手段からの寿命信号を受けて
所定の制御を行う制御手段とを備えたため、電子安定器
の寿命による目の疲れや放電灯の点滅などの諸問題の防
止が可能となる。
【0084】また、請求項2の発明では、請求項1記載
の発明において、前記積算手段は、前記電子安定器に入
力電圧が印加されている時間、又は入力電流が流れてい
る時間、又は入力電力が印加されている時間を積算する
ため、電子安定器の使用時間の積算が可能となる。
【0085】また、請求項3の発明では、請求項1の発
明において、前記積算手段は、前記電子安定器から電圧
が出力されている時間、又は電流が出力されている時
間、又は電力が出力されている時間を積算するため、電
子安定器の使用時間の積算が可能となる。
【0086】また、請求項4の発明では、請求項1の発
明において、前記積算手段は、前記電子安定器を構成し
ている主回路に電圧が印加されている時間、又は前記電
子安定器を構成している制御回路に電圧が印加されてい
る時間、又は前記電子安定器とは別回路に電圧が印加さ
れている時間を積算するため、電子安定器の使用時間の
積算が可能となる。
【0087】また、請求項5の発明では、請求項4の発
明において、前記積算手段は、前記主回路及び制御回路
及び別回路を構成する回路要素から得られる代用特性と
して、電圧又は電流又は電力又は熱による相対的変化率
や絶対的変化値や積分値を検出するため、電子安定器の
使用時間の積算を正確に行うことができる。
【0088】また、請求項6の発明では、請求項1記載
の発明において、前記積算手段は、前記電子安定器の電
源投入回数、あるいは前記放電灯を交換した回数、ある
いは遠隔操作器により前記電子安定器に外部信号を与え
た回数を積算するため、電子安定器の使用時間の積算が
可能となる。
【0089】また、請求項7の発明では、請求項1記載
の発明において、前記寿命判別手段は、前記積算手段に
より積算された値を前記電子安定器の寿命を決定する絶
対値と比較し、その比較結果に応じて寿命信号を出力す
るため、電子安定器の寿命の判別が可能となる。
【0090】また、請求項8の発明では、請求項1記載
の発明において、前記寿命判別手段は、前記積算手段に
より積算された値を相対的に比較し、その比較結果に応
じて寿命信号を出力するため、電子安定器の寿命の判別
が可能となる。
【0091】また、請求項9の発明では、請求項1記載
の発明において、前記制御手段は、前記放電灯を点滅さ
せたり、調光させたりして報知するため、電子安定器が
寿命であることを知ることができる。
【0092】また、請求項10の発明では、請求項1記
載の発明において、前記制御手段は、前記電子安定器の
電源を遮断するため、電子安定器が寿命となったときに
より安全側に制御できる。
【0093】また、請求項11の発明では、請求項1記
載の発明において、前記制御手段は、前記電子安定器の
発振を停止させたり、回路の一部を破壊したりして報知
するため、電子安定器が寿命であることを知ることがで
きる。
【0094】また、請求項12の発明では、請求項1記
載の発明において、前記制御手段は、表示手段で段階的
に表示したり、音声を発生したりして報知することを特
徴とするため、電子安定器が寿命であることを知ること
ができる。
【0095】また、請求項13の発明では、請求項1記
載の発明において、前記制御手段は、前記電子安定器を
構成する制御回路の電源を立ち上げないようにするた
め、電子安定器が寿命となったときにより安全側に制御
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に対応する電子安定器の寿
命を知らせる寿命制御回路の構成を示す回路図である。
【図2】同上の電子安定器の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】同上の電子安定器の構成を示す回路図である。
【図4】コンデンサの時間経過に対する特性の変化を示
す関係図である。
【図5】コンデンサの環境温度に対する寿命時間の変化
を示す関係図である。図である。
【図6】本発明の実施形態1に対応する電子安定器の使
用時間の積算手段と寿命判別手段を示す回路図である。
【図7】同上の電子安定器の寿命を知らせる他の寿命制
御回路の構成を示す回路図である。
【図8】同上の電子安定器の使用時間と放電灯の調光度
合いの関係を示す関係図である。
【図9】同上の電子安定器の使用時間と放電灯の点灯周
期の関係を示す関係図である。
【図10】同上の電子安定器の使用時間の他の積算手段
を示す回路図である。
【図11】本発明の実施形態2に対応する電子安定器と
寿命検出回路の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施形態3に対応する電子安定器と
寿命検出回路の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施形態4に対応する電子安定器と
その使用時間の積算手段と寿命判別手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図14】本発明の実施形態4に対応する電子安定器の
使用時間とコンデンサの電位との関係を示す関係図であ
る。
【図15】本発明の実施形態5に対応する電子安定器の
使用時間の積算手段と寿命判別手段の構成を示す回路図
である。
【図16】本発明の実施形態6に対応する電子安定器と
その使用時間の積算手段と寿命判別手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図17】本発明の実施形態6に対応する電子安定器の
使用時間と発振器電位との関係を示す関係図である。
【図18】本発明の実施形態7に対応する電子安定器と
その使用時間の積算手段と寿命判別手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図19】本発明の実施形態7に対応する電子安定器の
使用時間と発振器電位の関係を示す関係図である。
【符号の説明】
30 積算回路 31 寿命判別回路 32 寿命報知回路 33 寿命制御回路 CX コンデンサ CP コンパレータ LED 発光ダイオード VA 電圧源 Vref 基準電圧

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を含み、放電灯を点灯制御する
    電子安定器と、前記電子安定器の使用時間を積算する積
    算手段と、前記積算手段の出力を受けて前記電子安定器
    が寿命であるか否かを判別し、寿命であるときに寿命信
    号を出力する寿命判別手段と、前記寿命判別手段からの
    寿命信号を受けて所定の制御を行う制御手段とを備えた
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記積算手段は、前記電子安定器に入力
    電圧が印加されている時間、又は入力電流が流れている
    時間、又は入力電力が印加されている時間を積算するこ
    とを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記積算手段は、前記電子安定器から電
    圧が出力されている時間、又は電流が出力されている時
    間、又は電力が出力されている時間を積算することを特
    徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記積算手段は、前記電子安定器を構成
    している主回路に電圧が印加されている時間、又は前記
    電子安定器を構成している制御回路に電圧が印加されて
    いる時間、又は前記電子安定器とは別回路に電圧が印加
    されている時間を積算することを特徴とする請求項1記
    載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記積算手段は、前記主回路及び制御回
    路及び別回路を構成する回路要素から得られる代用特性
    として、電圧又は電流又は電力又は熱による相対的変化
    率や絶対的変化値や積分値を検出することを特徴とする
    請求項4記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記積算手段は、前記電子安定器の電源
    投入回数、あるいは前記放電灯を交換した回数、あるい
    は遠隔操作器により前記電子安定器に外部信号を与えた
    回数を積算することを特徴とする請求項1記載の放電灯
    点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記寿命判別手段は、前記積算手段によ
    り積算された値を前記電子安定器の寿命を決定する絶対
    値と比較し、その比較結果に応じて寿命信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 前記寿命判別手段は、前記積算手段によ
    り積算された値を相対的に比較し、その比較結果に応じ
    て寿命信号を出力することを特徴とする請求項1記載の
    放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記放電灯を点滅させ
    たり、調光させたりして報知することを特徴とする請求
    項1記載の放電灯点灯装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記電子安定器の電
    源を遮断することを特徴とする請求項1記載の放電灯点
    灯装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記電子安定器の発
    振を停止させたり、回路の一部を破壊したりして報知す
    ることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、表示手段で段階的に
    表示したり、音声を発生したりして報知することを特徴
    とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記電子安定器を構
    成する制御回路の電源を立ち上げないようにすることを
    特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
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