JP2006236711A - 照明器具 - Google Patents

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Yoshihide Imaoka
善秀 今岡
Ryusuke Kodera
隆介 小寺
Nobumichi Nishihama
伸通 西浜
Mitsuhiko Nakatsuji
光彦 中辻
Toshio Matsubara
敏夫 松原
Mikio Sakurai
幹雄 桜井
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Abstract

【課題】器具本体などの経年劣化を検知して耐用寿命を過ぎたまま使用され続けるのを防ぐ。
【解決手段】安定器3の端子部31とランプソケット2とを接続する電線5の間に時間の経過とともに導電率が変化する抵抗器50が挿入されている。抵抗器50は、電線5の心線に比べて非常に細い導体からなり対になる電線5の心線同士を接続する一対の導線51と、導線51並びに電線5の一部を収納し内部に導線51の腐食を加速させる物質が封入されたハウジング52とで構成される。すなわち、導線51の経年劣化によって抵抗器50の導電率がフィラメントの断線と同じ状態となることで照明器具の耐用寿命が経過したことを検知できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、照明器具に関するものである。
一般の照明器具は、通常、光源たるランプ(蛍光灯などの放電灯や白熱灯)が装着されるランプソケットと、外部の電源(例えば、商用交流電源)からランプソケットを介してランプに供給する電力を調整してランプを安定点灯させる安定器と、ランプソケット並びに安定器を支持する器具本体と、反射や拡散あるいは屈折等によりランプの光を制御する光制御部材(反射板やグローブなど)とで構成されている。ここで、ランプについては、不点灯や始動性あるいは光量の低下といった明白な現象により、使用者が経年劣化(寿命末期)を容易に知ることができて交換されることになる。一方、照明器具についても耐用寿命が存在し、金属部品の疲労や酸化、合成樹脂成形品の劣化、変色、破損、あるいは安定器を構成する部品の劣化、絶縁抵抗の低下等の現象として現れる。しかしながら、ランプが正常に点灯している場合、一般的に使用者は照明器具の耐用寿命に気付かずに使用し続けることが多く、照明器具が耐用寿命を超えて使用された場合には本来の適正な性能が得られないという問題がある。
ところで、蛍光灯用の電子安定器(放電灯点灯装置)については、その累積動作時間を計時することでコンデンサやトランジスタといった電子部品の経年劣化を予測し、累積動作時間が予め決められた時間に達した時点で使用者に報知することで電子部品の耐用寿命による故障を未然に防止しようとするものが既に提案されている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。
特開2004−259533号公報 特開2001−185374号公報
上述のように安定器の耐用寿命、特に安定器を構成する回路部品の耐用寿命を検知して使用者に報知することは従来から行われているが、安定器以外の器具本体やランプソケットあるいは光制御部材の耐用寿命については何ら対策が採られていないのが実情である。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、器具本体などの経年劣化を検知して耐用寿命を過ぎたまま使用され続けるのを防ぐことができる照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、光源たるランプが装着されるランプソケットと、外部の電源からランプソケットを介してランプに供給する電力を調整してランプを安定点灯させる安定器と、ランプソケット並びに安定器を支持する器具本体と、反射や拡散あるいは屈折等によりランプの光を制御する光制御部材と、ランプソケット、安定器、器具本体、光制御部材の少なくとも何れか一つの構成部材の経年劣化を検知する検知手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記検知手段は、構成部材の電気的特性の変化に基づいて経年劣化を検知することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記検知手段は、外部電源から安定器又は安定器からランプソケットへの給電路に挿入されて時間の経過とともに導電率が変化する抵抗器を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記検知手段は、経年劣化によって絶縁抵抗が変化する部材の当該絶縁抵抗に基づいて経年劣化を検知することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記検知手段は、安定器への通電中における温度を検出することで経年劣化を検知することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記検知手段は、経年劣化によって温度が上昇する電気部品と、該電気部品の温度を測定する測温体とを有することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5の発明において、前記検知手段は、前記光制御部材の特定部位に設けられ且つ経年劣化によって放熱性能が変化する放熱部材と、該特定部位の温度を測定する測温体とを有することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記検知手段は、構成部材の色の変化に基づいて経年劣化を検知することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1の発明において、前記検知手段は、構成部材の強度変化に基づいて経年劣化を検知することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1の発明において、前記検知手段は、構成部材の変形に基づいて経年劣化を検知することを特徴とする。
本発明によれば、検知手段によってランプソケット、安定器、器具本体、光制御部材の少なくとも何れか一つの構成部材の経年劣化を検知しているので、照明器具が耐用寿命を過ぎたまま使用され続けるのを防ぐことができる。
以下、直管形の蛍光ランプを光源とする天井直付け型の照明器具に本発明の技術思想を適用した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。但し、これに限定する主旨ではなく、他の形状の蛍光ランプや蛍光ランプ以外の放電灯若しくは白熱灯などを光源とする照明器具全般に本発明の技術思想が適用可能である。
(実施形態1)
本実施形態は、図1に示すように器具本体1、一対のランプソケット2、電子安定器3、反射板4を備えている。器具本体1は、金属製の板材を加工することで長手方向に沿った一面が開口する長尺の矩形箱状に形成されている。ランプソケット2は、直管形の蛍光ランプFLの口金が着脱自在に装着される受金と、電線5を介して安定器3と接続される端子部と、絶縁性を有する合成樹脂成形品からなり受金及び端子部を内部に収納したソケット本体20とで構成され、ソケット本体20の内部で端子部と受金が電気的に接続されている。ランプソケット2はソケット台6によって器具本体1の内部に固定される。ソケット台6は帯板状の金属板を略コ字型に折り曲げてなり、中央部に形成された切り欠き部6aをソケット本体20の端部に形成された取付溝21に挿入係止することでソケット本体20に取り付けられ、ねじ止め等の適宜の方法で器具本体1の内壁に取着されることでランプソケット2が開口から受金を突出させる形で器具本体1の内部に固定される。
安定器3は、蛍光ランプFLの始動及び点灯中ともに半導体素子による交流−交流(商用周波−高周波)変換を行って蛍光ランプFLを適正に点灯させる機能を有した蛍光灯電子安定器(JIS C 8117参照)であって、半導体素子などの電子部品が実装されたプリント配線板(図示せず)と、プリント配線板を収納する金属製のケース30と、ケース30の長手方向両端部に設けられ、電線5又は給電線7が接続される端子部31,32とを具備する。一方の端子部31は電線5を介してランプソケット2の端子部と接続され、他方の端子部32は給電線7を介して端子台8に接続される。また端子台8は、器具本体1の長手方向に対向する側面の挿通孔10を通して器具本体1内に引き込まれる電源線9が接続され、電源線9と給電線7を内部で導通させて商用交流電源を安定器3に供給している。尚、安定器3と端子台8は何れも器具本体1内に収納固定される。
反射板4は、器具本体1の開口を塞ぐ帯状の主部40と、主部40の長手方向に沿った両端縁から斜め下方へ突出する一対の翼部41とが金属製の板材を加工することで一体に形成されて構成される。主部40の長手方向両端には各々ランプソケット2が挿通される切り欠き40aが設けられている。尚、反射板4はねじ止め等の適宜の方法で器具本体1に固定される。
ここで本実施形態においては、安定器3の端子部31とランプソケット2とを接続する電線5の間に時間の経過とともに導電率が変化する抵抗器50が挿入されている。この抵抗器50は、図2(a)に示すように電線5の心線に比べて非常に細い導体からなり対になる電線5の心線同士を接続する一対の導線51と、導線51並びに電線5の一部を収納し内部に導線51の腐食を加速させる物質、例えば、水分や塩酸又は硫化水素など腐食性ガスあるいは酸性の洗剤などが封入されたハウジング52とで構成され、ランプソケット2や安定器3などとともに器具本体1内に収納固定される。尚、導線51は、初期の抵抗値が蛍光ランプFLのフィラメントの抵抗値(約10Ω程度)よりも十分に小さい値(例えば、1Ω以下)であり、その製品(照明器具)の仕様として規定された耐用寿命(例えば、10年)が経過した時点の抵抗値がフィラメントの抵抗値よりも十分に大きい値(例えば、100Ω程度)に変化するような材料・材質で形成される。
而して、導線51の腐食が進行して抵抗器50の導電率が経年的に低下するから、安定器3から見ると蛍光ランプFLのフィラメントが断線したときと同じ状態になる。ここで、安定器3にはフィラメントを含む閉回路に微小な電流を流すことでフィラメントの断線を検出する断線検出手段が設けられており、上述のように抵抗器50によってフィラメントの断線と同じ状態になれば、断線検出手段が断線を検出して予め決められた処置(例えば、安定器3の停止など)が行われることになる。すなわち、本実施形態においては、導線51の経年劣化によって抵抗器50の導電率がフィラメントの断線と同じ状態となることで照明器具の耐用寿命が経過したことを検知できる。尚、使用者は蛍光ランプFLを交換しても点灯しないことで照明器具が耐用寿命に到達したことを知ることができ、照明器具が耐用寿命を過ぎたまま使用され続けるのを防ぐことができる。但し、別途光や音で耐用寿命に達したことを報知する手段を照明器具に設けても構わない。
尚、図3(a)に示すように導電性を有する液体又はゲル状の物質53をハウジング52内に充填し、図3(b)に示すように時間の経過とともに物質53が蒸発することで抵抗値が上昇(導電率が低下)するようにした抵抗器50を用いてもよい。この種の物質53としては、例えば、錫−アンチモン系酸化物水分散液、インジウム−錫系酸化物分散液に銅粉や鉄粉を混合したものなどがある。あるいは、このような物質53を充填する代わりに導線51を部分的にハウジング52の外に露出させるだけでも構わない。
(実施形態2)
本実施形態は、抵抗器50を備えていない点を除き、図4に示すように実施形態1と基本構成が共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図4及び図5に示すように、反射板4の主部40に薄い板状の絶縁体60が鋲61を用いて固定され、絶縁体60の両端部に突設されている棒状の一対の測定端子62が主部40に貫設された孔40bを通して器具本体1内に突出させてある。これら一対の測定端子62には各々リード線63の一端が接続され、安定器3に設けられた測定用端子部33に各リード線63の他端が接続されている。絶縁体60は蛍光ランプFLから放射される紫外線によって絶縁抵抗が経年劣化しやすい合成樹脂、例えば、耐候処理がされていない熱可塑性樹脂(ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネートなど)からなる。すなわち、絶縁体60は初期の絶縁抵抗が1000MΩ以上であるが、紫外線照射によってクラックが発生し、さらに空気中の埃や水分がクラックに入り込むことで絶縁抵抗が経年劣化して、例えば1MΩ以下にまで低下してしまう。ここで図示は省略するが、安定器3には測定用端子部33からリード線63を介して絶縁体60の絶縁抵抗を測定する測定回路が設けられており、絶縁抵抗が所定の基準値(例えば、1MΩ)以下となって絶縁体60が絶縁不良になったら、断線検出手段が断線を検出した場合と同様に予め決められた処置(例えば、安定器3の停止など)が行われる。したがって、実施形態1と同様に使用者は蛍光ランプFLを交換しても点灯しないことで照明器具が耐用寿命に到達したことを知ることができ、照明器具が耐用寿命を過ぎたまま使用され続けるのを防ぐことができる。尚、絶縁体60が絶縁不良になるまでの経過時間は、絶縁体60の材料や材質、厚みや大きさによって設定でき、また、照明器具の構成部品のうちで最も劣化しやすい部品、例えば、ランプソケット2のソケット本体20と同じ材料で絶縁体60を形成すれば、耐用寿命をより正確に検知することができる。
ところで、図6(a)に示すように板ばねからなる2つの導体64,65を対向させ、突起状の接点部64aが設けられた導体64を撓ませた状態で支持する絶縁体60’を導体64,65間に介在させ、図6(b)に示すように経年劣化によって絶縁体60’が破損や変形すると接点部64aが導体65と接触して絶縁抵抗が略ゼロとなる構成を採用してもよい。この場合、絶縁体60’を形成する合成樹脂材料としては、図6(c)に示すように強度が急激に低下するポリプロピレンのような熱可塑性樹脂を用いることが望ましい。
(実施形態3)
本実施形態は、抵抗器50を備えていない点を除き、図4に示すように実施形態1と基本構成が共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、器具本体1の側面の温度(雰囲気温度)と、安定器3のケース30表面の温度(安定器温度)とを測定し、その差分が所定の閾値を超えたときに商用交流電源から安定器3への給電を停止する機能を有した検知部70が、端子台8と安定器3の端子部32を接続する給電線7に挿入されている。
検知部70は、熱伝導度が低い材料からなるハウジング71と、ハウジング71から導出された熱電対72a,72bと、ハウジング71内に収納され、熱電対72a,72bの電位差が所定の閾値以下の間は接点がオンとなり、閾値を超えたときに接点がオフとなるスイッチ要素(図示せず)とを具備している。すなわち、安定器3を構成する電子部品が経年劣化して寿命末期に近付くと発熱量が増加するから、ケース30の表面温度と雰囲気温度との差分が閾値を超えたら耐用寿命が過ぎたと判断してスイッチ要素をオフし、安定器3を強制的に停止させるのである。しかも、経年劣化以外の原因で異常な温度上昇が生じた場合にも検知部70が安定器3を強制的に停止するため、寿命末期だけでなく、その他の原因による異常な温度上昇も併せて検知することができる。尚、温度を測定する箇所は安定器3に限定するものではない。例えば、電源線9を介した給電を入切する電源スイッチ11が器具本体1の側面に取り付けられている場合、電源スイッチ11の接点が経年劣化して接触抵抗が増大すると発熱量が増えて温度が上昇するから、この温度上昇を熱電対72aで測定すれば電源スイッチ11の耐用寿命を検知することができる。あるいは、ソケット本体20の表面温度を測定すれば、蛍光ランプFLの口金やフィラメントの異常発熱や、安定器3の故障等による異常発熱を検知することができる。さらに、端子台8の表面温度を測定すれば、端子板等の導電部材の腐食による異常発熱を検知することができる。
ところで、熱電対72a,72bとスイッチ要素の代わりに、バイメタルからなる接点部を有し温度上昇によってバイメタルが熱動することで接点をオフするようにした所謂サーマルプロテクタを検知部70に用いてもよい。また、実施形態1で説明した抵抗器50を、例えば端子台8と検知部70との間の給電線7に挿入し、抵抗器50の表面温度を測定することで寿命末期を検知するようにしてもよい。
(実施形態4)
本実施形態の基本構成は実施形態3と共通である。よって、実施形態3と共通の構成要素には同一の符号を付して適宜図示並びに説明は省略する。
本実施形態では、図8に示すように反射板4の一方の翼部41の背面(蛍光ランプFLと対向しない面)の一部に放熱シート73を貼着し、翼部41の前面(蛍光ランプFLと対向する面)における放熱シート73の投影範囲内の温度と、投影範囲外の温度とを熱電対72a,72bで測定している。
放熱シート73は接着剤が塗布されたシートにゲル状の水溶性高分子基材が塗布されてなり、水溶性高分子基材に含まれる水分が熱を吸収・発散することで放熱を促進するものである。つまり、通常は放熱シート73の放熱効果によって熱電対72a,72bで測定される温度差が所定値(例えば、10℃)以上となるが、長期間の使用によって放熱シート73の放熱効果がなくなると温度差が略ゼロ、あるいは逆転することになるから、検知部70において熱電対72a,72bの電位差を測定することで寿命末期が検知できるものである。
(実施形態5)
本実施形態は、抵抗器50を備えていない点を除き、図9に示すように実施形態1と基本構成が共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
反射板4の一方の翼部41前面に矩形板状の被測定片42が突設されている。この被測定片42は、耐侯処理がされていない合成樹脂成形品からなり、蛍光ランプFLから放射される紫外線が長期間照射されることで表面の色が変化(変色)するものである。そして、被測定片42の色変化を測定する色差計測装置80が翼部41に取り付けられている。この色差計測装置80は従来周知のものであって、例えば、CIELUV表色系における色度として被測定片42の色を測定し、初期の色度と経年変化後の色度との差(色差)が所定の限度値を超えたときに寿命末期と判断して信号を出力し、この信号を受けた安定器3が動作を停止するのである。尚、被測定片42は紫外線によって変色しやすい塗装がされた板金、あるいは塗装がされておらず、酸化やさびやすい板金で構成してもよい。
ここで、被測定片42や色差計測装置80を翼部41の前面に設けると蛍光ランプFLの光が遮られて配光特性に影響を及ぼすので、図10に示すように翼部41の背面に被測定片42及び色差計測装置80を配置し、翼部41に貫設した窓孔41aを通して被測定片42の表面に蛍光ランプFLの紫外線を照射する構成とすることが望ましい。あるいは、図11に示すように翼部41の一部に光透過性を有する材料(例えば、アクリル樹脂など)からなる被測定部42’を埋設し、翼部41の背面に配置した色差計測装置80で紫外線照射による被測定部42’の変色を測定する構成としてもよい。
(実施形態6)
本実施形態は、抵抗器50を備えていない点を除き、図12に示すように実施形態1と基本構成が共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
反射板4の主部40の中央部分には矩形の窓孔40cが貫設され、図13(a)に示すように主部40の背面に窓孔40cを塞ぐようにして検知部材90が配置されている。検知部材90は紫外線により劣化しやすい合成樹脂材料によって平面視略凹字状に形成され、中央の凹所90aにはコイルばね91が圧縮状態で収納される。また検知部材90の両端部には一対の接点ばね92が鋲93で固定され、各接点ばね92の先端に設けられた接点92a同士が弾接させてある。なお、一方の接点ばね92は給電線7により端子台8と接続され、他方の接点ばね92は給電線7により安定器3の端子部32と接続されている。そして、このように構成された検知部材90は、凹所90aの底壁90bで窓孔40cを塞ぐように主部40の背面に配置され、一方の端部において鋲94により主部40に固定される。
而して、蛍光ランプFLから放射される紫外線が窓孔40cを通して検知部材90の底壁90bに照射されるため、底壁90bの部位が経年劣化して強度が低下し、やがて、図13(b)に示すようにコイルばね91のばね力によって破壊され、主部40に固定されていない検知部材90の他方の端部がコイルばね91に押されて移動することで接点ばね92の接点92aが離間してしまい、端子台8から安定器3に至る給電路(給電線7)が途中で遮断されることにより安定器3が停止するのである。従って、安定器3が停止すること、並びに窓孔40cが検知部材90の底壁90bで塞がれなくなることによって照明器具が耐用寿命に達したことを使用者に知らせることができる。
ところで、合成樹脂製の検知部材90の代わりに、図14(a)に示すように弾性が低い板材からなる導電板101に薄板状の形状記憶合金102を貼り合わせるともに導電板101の両端にそれぞれ給電線7を介して端子台8と安定器3の端子部32とを接続してなる検知部材100を、一端部を鋲110で固定するようにして主部40の背面に配置し、蛍光ランプFLの点灯・消灯に伴う温度変化によって形状記憶合金が変形を繰り返すと、やがて導電板101が金属疲労により破断され、端子台8から安定器3に至る給電路(給電線7)を途中で遮断して安定器3を停止するようにしても構わない。あるいは、図14(b)に示すように薄板状の形状記憶合金111の一端部を鋲112で主部40に固定し、形状記憶合金111の他端部でカウンタ120のトリガスイッチ121を押操作する構成とし、カウンタ120のカウント数に基づいて照明器具の耐用寿命を検知するようにしても構わない。
実施形態1を示す分解斜視図である。 同上における抵抗器の断面図である。 (a)(b)は同上における他の構成の抵抗器の断面図である。 実施形態2を示す分解斜視図である。 同上における要部の断面図である。 (a)〜(c)は同上における他の構成の要部の説明図である。 実施形態3を示す分解斜視図である。 実施形態4を示し、(a)は斜視図、(b)は要部断面図である。 実施形態5を示す斜視図である。 同上における他の構成の要部の断面図である。 同上におけるさらに他の構成の要部の断面図である。 実施形態6を示す斜視図である。 (a)(b)は同上における要部の説明図である。 (a)(b)は同上における他の構成の要部の説明図である。
符号の説明
1 器具本体
2 ランプソケット
3 安定器
4 反射板
5 電線
50 抵抗器

Claims (10)

  1. 光源たるランプが装着されるランプソケットと、外部の電源からランプソケットを介してランプに供給する電力を調整してランプを安定点灯させる安定器と、ランプソケット並びに安定器を支持する器具本体と、反射や拡散あるいは屈折等によりランプの光を制御する光制御部材と、ランプソケット、安定器、器具本体、光制御部材の少なくとも何れか一つの構成部材の経年劣化を検知する検知手段とを備えたことを特徴とする照明器具。
  2. 前記検知手段は、構成部材の電気的特性の変化に基づいて経年劣化を検知することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記検知手段は、外部電源から安定器又は安定器からランプソケットへの給電路に挿入されて時間の経過とともに導電率が変化する抵抗器を有することを特徴とする請求項2記載の照明器具。
  4. 前記検知手段は、経年劣化によって絶縁抵抗が変化する部材の当該絶縁抵抗に基づいて経年劣化を検知することを特徴とする請求項2記載の照明器具。
  5. 前記検知手段は、安定器への通電中における温度を検出することで経年劣化を検知することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  6. 前記検知手段は、経年劣化によって温度が上昇する電気部品と、該電気部品の温度を測定する測温体とを有することを特徴とする請求項5記載の照明器具。
  7. 前記検知手段は、前記光制御部材の特定部位に設けられ且つ経年劣化によって放熱性能が変化する放熱部材と、該特定部位の温度を測定する測温体とを有することを特徴とする請求項5記載の照明器具。
  8. 前記検知手段は、構成部材の色の変化に基づいて経年劣化を検知することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  9. 前記検知手段は、構成部材の強度変化に基づいて経年劣化を検知することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  10. 前記検知手段は、構成部材の変形に基づいて経年劣化を検知することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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