JP4707343B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、蓄電池を電源として放電灯を点灯させる照明装置に関するものである。
蓄電池を電源として放電灯を点灯させる照明装置の代表例として、非常灯や誘導灯などの非常用照明装置が挙げられる。これらは、通常は商用電源によって放電灯を点灯させるとともに蓄電池を充電し、商用電源が停電した時には蓄電池によって放電灯を点灯させるものである。
非常用照明装置の基本的な構成例を図15に示す。商用電源1には放電灯点灯用の安定器2と非常用ユニット3の切替回路8を介して放電灯Laが接続されている。非常用ユニット3は降圧回路4、停電検出回路5、充電回路6を備え、非停電時には商用電源1を降圧した直流電圧により蓄電池BTが充電されている。停電時にはスイッチ素子SがONとなり、蓄電池BTを電源として非常用インバータ7が発振動作すると共に、切替回路8が安定器2から非常用インバータ7の側に切り替わって、放電灯Laが非常点灯するように構成されている。この図15の構成では、安定器2は銅鉄型の安定器でも良い。
図16の例は、図15における非常用ユニット3が安定器2の機能を兼ね備えている例である。商用電源1には停電検出回路5、降圧回路4、充電回路6を介して蓄電池BTが接続されており、非停電時には商用電源1を降圧した直流電圧にて蓄電池BTが充電されると共に、降圧回路4の出力がスイッチ素子Sを介して常用/非常インバータ9に供給され、インバータ9の発振出力により放電灯Laが常用点灯している。停電時には、スイッチ素子Sが降圧回路4の出力から蓄電池BTの側に切り替わり、インバータ9は蓄電池BTからの電源供給により発振動作する。このとき、常用点灯時に比べて光出力が低減されるように、インバータ9の光出力が調節される。
いずれの例も、非常用ユニットの内部に搭載される非常用点灯装置にはインバータが使われ、図17に示すようなプッシュプル方式のインバータを用いることが多い。これは、蓄電池の低電圧から放電灯点灯に必要な高電圧を容易に得られるとともに、蓄電池の放電に伴う電圧変動に対しても安定した発振動作を得られるためである。
従来、このプッシュプルインバータのスイッチング素子Q1,Q2には、バイポーラトランジスタが用いられてきた。電流定格の大きな素子を比較的安価に入手できるとともに、電流駆動型素子であるため、昇圧トランスに設けた帰還巻線の電圧交番によって素子を交互にスイッチングさせることが容易であり、簡単な回路構成で済むので低コストの装置を提供できることが主な理由である。
しかし、プッシュプルインバータは、負荷変動に対して高い定電流性を持つため、放電灯の始動過程や寿命末期ランプなどの高インピーダンス負荷時には、インバータの入力電流が増大することになる。従って、入力電流が最大となるポイントに合わせたトランジスタのベース電流設計が必要となってくる。具体的には、素子の飽和電圧VCE(sat)がベース電流不足によって上昇しないように、一般的に放電灯が始動しにくいとされる低温時のhFEを考慮した設計をするだけではなく、寿命末期ランプ点灯時における素子の温度上昇を抑制するための設計が必要である。
ところが、ベース電流が多過ぎると、今度は軽負荷時にベース電流が過剰となるオーバードライブ状態となり、インバータが異常発振を起こす可能性がある。図17に示したプッシュプルインバータは自励式のため、放電灯点灯時のインバータ動作周波数は主にトランスT1の二次巻線インダクタンスとバラストコンデンサC2の容量で決定されるが、オーバードライブ状態になると、トランス巻線や配線の浮遊容量等の影響で、無負荷時等に意図しない共振ポイントへ移行して異常発振を起こす場合がある。
このような課題を解決するには、後述の図18に示すように、放電灯Laと並列に可飽和チョークL2を追加するなどの手段によって、寿命末期時の負荷インピーダンス上昇による入力電流増大を抑制する方法が有効である。負荷インピーダンスの上限を抑えることでベース電流の設計値を下げることができるので、軽負荷時のオーバードライブによる異常発振を回避することが可能となる。しかし、巻線部品である可飽和チョークが追加になることで、装置が大型化するとともにコストも非常に高くなってしまう。
また、図18に示すように、スイッチング素子Q1,Q2の駆動を巻線帰還に依らず、他励式の制御回路10によって直接駆動する方法もある。動作周波数は制御回路10の出力信号によって決まるので、仮にオーバードライブ状態となっても自励式インバータのような異常発振を起こす可能性は低いが、ロジックICなどを用いた複雑な制御回路が必要であり、部品点数が多く、装置の小型化が困難であるとともに、コストも高くなってしまう。
なお、特許文献1にはプッシュプルインバータを構成する一対のMOSFETの制御回路に帰還巻線を接続した構成が示されているが、ゲートバイアスの付与については開示されていない。
特許第3197207号公報
非常灯や誘導灯は、非常点灯時の光出力や点灯時間が技術基準で定められているため、蓄電池として必要なエネルギー(電圧×容量)は自ずと決まってくる。近年、蓄電池の性能が向上し、単位容積当たりの容量が高くなってきているので、蓄電池のセル数を少なくすることで照明器具のコストダウンを図ってきた。例えば、40Wの蛍光灯を定格出力の50%で非常点灯させる非常用ユニットの場合、1980年頃は12V、1650mAhの蓄電池を使用していたが、1990年頃には8.4V、2500mAhで済むようになっており、蓄電池のセル数は10セルから7セルへ削減できている。しかし、電圧が下がることで蓄電池の放電電流(非常用インバータの入力電流)は電圧の逆数で増大しており、スイッチング素子におけるロスを低減するために、定格電流が大きく飽和電圧VCE(sat)の低い高価な素子を使う必要があった。また、入力電流の増大にあわせてベース電流も増やす必要があるので、インバータの効率は低下していた。
今後、蓄電池の性能が更に向上して高容量化が実現すると、上記の課題は更に顕著なものとなる。蓄電池のエネルギーは有限であるので、インバータの効率を向上させ、技術基準を遵守するための最低限の容量を搭載して、蓄電池のコストを抑制する必要がある。
本発明は、上記のような課題を解決し、セル数ダウンに伴って入力電流が増大しても、インバータのロスを低減して効率を向上させるとともに、装置の小型化とコストダウンを図ることが可能となる照明装置を提供することを目的とするものである。
本発明にあっては、上記の課題を解決するために、図10に示すように、電源たる蓄電池BTと、蓄電池BTの直流電圧VBTを高周波の交流電圧に変換して放電灯Laを点灯させるインバータとを備え、前記インバータは、1対のスイッチング素子Q1,Q2とトランスT1を有し、スイッチング素子Q1,Q2の一方の端子は蓄電池BTの負極へ共通に、他方の端子はトランスT1の1次巻線の両端に各々接続され、1次巻線はその中点が蓄電池BTの正極へ接続されるとともに、1次巻線の両端にはコンデンサC1が接続され、蓄電池BTとトランスT1の1次巻線との間にはインダクタL1が挿入され、トランスT1の2次巻線の両端にはバラストコンデンサC2と放電灯Laとが直列接続される照明装置において、前記スイッチング素子Q1,Q2は電圧駆動型の半導体素子であり、前記トランスT1の帰還巻線から得られる帰還電圧によって駆動され、前記スイッチング素子Q1,Q2を動作させる駆動電圧は、前記帰還電圧に前記トランスT1の1次巻線の中点電圧を抵抗分圧したバイアス電圧を重畳したものであることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、電圧駆動型のスイッチング素子を電流駆動型素子と同様に帰還巻線によって駆動することが可能となるので、制御回路等を用いることなく非常に簡素化された駆動回路を構成することができるとともに、電流駆動型素子を使用したインバータと比較して効率を改善することができる。また、請求項2,3の発明によれば、帰還電圧とバイアス電圧を最適化することによって、蓄電池の電圧変動に対してスイッチング素子のオン区間幅変動を抑えることができるので、非常灯や誘導灯などに搭載される非常用インバータへの幅広い応用展開が可能となる。
また、請求項の発明によれば、バイアス電圧を直流から脈流にすることで、スイッチング素子の交番付近におけるオン電圧上昇を低減することが可能となり、インバータの効率が改善される。
請求項の発明によれば、トランスの巻線の巻き位置を最適化することにより、放電灯の寿命末期時などにおいても、スイッチング素子を駆動する帰還巻線の電圧波形が歪んだり、過電圧が重畳したりすることを抑制できるため、負荷変動に対しても正常負荷時と同様に正弦波によってスイッチング素子を駆動することが可能となる。
図1に本発明の最良の形態を示す。プッシュプルインバータのスイッチング素子Q1,Q2として、従来使用してきた電流駆動型素子であるパイポーラトランジスタに代わり、電圧駆動型のFETを使用する例である。蓄電池BTの+端子にはインダクタL1の一端が接続されている。インダクタL1の他端は発振トランスT1の1次巻線のセンタータップに接続されている。発振トランスT1の1次巻線の両端にはコンデンサC1が並列接続されると共に、一次巻線の各端にはそれぞれMOSFETよりなるスイッチング素子Q1,Q2のドレイン端子が接続されている。各スイッチング素子Q1,Q2のソース端子は、蓄電池BTの−端子に接続されている。発振トランスT1の2次巻線にはコンデンサC2を介して放電灯Laが接続されている。また、放電灯Laの一方のフィラメントにはコンデンサC3を介して発振トランスT1の予熱巻線が接続されている。スイッチング素子Q1,Q2の各ゲート端子は、発振トランスT1の帰還巻線の各一端に接続されると共に、第1のゲートバイアス用の分圧抵抗R1,R3の接続点と、第2のゲートバイアス用の分圧抵抗R2,R4の接続点にそれぞれ接続されている。分圧抵抗R1,R3の直列回路と電圧抵抗R2,R4の直列回路は並列に接続されて、制御用のスイッチ素子Q3を介して蓄電池BTの+端子と−端子の間に接続されている。
上述の図17では、バイポーラトランジスタのスイッチング素子Q1,Q2を交互にスイッチングさせるために、トランスT1の1次側に設けた帰還巻線の電圧交番を利用しているが、この電圧はベース電流をスイッチング素子Q1,Q2のどちらへ流すかを選択するためのものであり、ベース電流は抵抗R1,R2を介して電池から供給されている。これに対し、図1のFETの場合は、帰還巻線の電圧交番を利用することで交互にスイッチングさせることは同じだが、この電圧交番が直接FETを駆動する点が、従来のバイポーラトランジスタの回路とは異なる点である。
次に、具体的な動作について説明する。トランスT1の帰還巻線には、1次巻線との巻数比に応じた振幅Vaの略正弦波が得られるが、この波形をそのままスイッチング素子Q1、Q2に印加すると、図2に示すように同時OFF区間が発生してしまい、プッシュプルインバータは正常に発振しない。
そこで、図3に示すように、スイッチング素子Q1、Q2ともに+側へバイアス電圧VbをかけてOFF区間よりもON区間を長くすることで、スイッチング素子Q1,Q2が同時ONする区間を作り出す。バイアス電圧Vbは、図1に示すように電池電圧VBTを抵抗R1〜R4によって分圧し、スイッチング素子Q1,Q2のゲートへ印加することで得られるが、このとき分圧比はFETのゲート閾値電圧VTHよりもバイアス電圧Vbが高くなるように設定することで、同時ON区間を設けることが可能となる。
FETは電圧駆動型素子のため、図1におけるゲート抵抗R1〜R4は、図17におけるベース抵抗R1、R2と比べると、1桁以上高い抵抗値にすることが可能となる。これにより、スイッチング素子のドライブ回路における消費電流が低減されるので、結果としてインバータの効率を向上させることが可能となる。例えば、図17においてスイッチング素子Q1,Q2のコレクタ電流を2.5A、hFEを100で計算すると、ベース電流は25mA以上が必要である。これに対して、図1におけるゲート抵抗電流は一般的に1mA以下で十分である。蓄電池の放電電流から見れば僅か1%程度の電流低減であるが、蓄電池は有限なエネルギーであるので、1%の効率改善効果は大きく、スイッチング素子のドライブ電流を削減することにより非常用インバータの効率が改善され、非常点灯時間を長くすることが可能となる。
また、従来の技術で説明したように、バイポーラトランジスタの場合は、過負荷時のベース電流不足によるスイッチング素子の異常発熱と、軽負荷時のベース電流過剰による異常発振の双方を回避するために、例えば可飽和チョークによる対策等が必要であった。これに対し、スイッチング素子にFETを使用すると、素子の最大定格を超えない範囲であれば、ゲート電圧過剰によってオーバードライブになることは無いため、閾値電圧VTHを超えるゲート電圧を確実に印加することで、異常発熱と異常発振の双方の現象を同時に解決することが可能となる。結果として、可飽和チョーク等の温度上昇対策部品が不要となり、インバータ装置の大幅な小型化とコストダウンを図ることが可能となる。
なお、図1では、プッシュプルインバータのON/OFFを、ゲート抵抗R1,R2と蓄電池BTの+端子の間に挿入したスイッチ素子Q3によって制御する例を開示しているが、図4に示すように、スイッチング素子Q1,Q2のゲートを直接制御するようにスイッチ素子Q3を挿入しても、同様の効果を得ることができる。図4では、スイッチ素子Q3のオン時には、ダイオードD1,D2を介して各FETのゲート端子とソース端子が略同電位に維持されるため、外来ノイズ等が重畳されてもインバータのOFF状態を確実に保持することができる。
また、図1、図4では、蓄電池BTからの放電電流に生じるリップル電流を抑えるためのチョークコイルL1を蓄電池の+端子側に挿入しているが、蓄電池BTの−端子側に挿入しても同等の動作をするため、チョークコイルL1は蓄電池BTの+側、−側どちらに挿入しても構わない。
また、図1、図4は、スイッチング素子Q1,Q2としてFETを用いた事例で説明したが、電圧駆動型素子であればFETに限定されるものではなく、例えばIGBTのような素子でも同様の効果を得られる。IGBTは、電圧駆動型素子であるFETの低駆動電力性と、電流駆動型素子であるバイポーラトランジスタの低オン抵抗性とを兼ね備えた素子であり、大電流を駆動する半導体素子としては理想的なスイッチング素子の1つと言える。
近年、熱陰極蛍光灯の分野では、異なる定格電力の負荷を点灯させることが可能な照明器具が増えており、非常用照明分野でも徐々に一般的になりつつある。プッシュプルインバータを使用した非常用ユニットの場合は、インバータの持つ高い定電流性のため、光出力が一般的に低くなる低インピーダンス負荷にあわせて非常用ユニットを共通設計しようとすると、インピーダンスが最も高い負荷を接続したときに蓄電池の放電電流が増大することになり、蓄電池のセル数を削減した場合と同様の課題が生じる。つまり、異なる定格電力の負荷を点灯させることが可能な非常用ユニットにおいては、本発明は非常に効果的であり、インピーダンスが高い負荷を接続して放電電流が増加しても、高いインバータ効率を得ることができ、法令によって定められている放電灯の有効点灯時間を確保することができる。
また、蓄電池性能の向上により、ニカド電池の容量は20年前の約2倍が得られるようになっているほか、非常用照明分野においてもニッケル水素電池が実用化されている。今後は、環境負荷に配慮した高容量のニッケル水素電池が主流となり、蓄電池容量は更に向上して放電電流が増加すると予想されるので、非常用インバータの効率を大幅に改善することが可能な本発明は、非常に有効な技術であると言える。
上述のように、プッシュプルインバータのスイッチング素子として電圧駆動型素子を使用することにより、蓄電池の放電電流が低減されてインバータ効率が改善され、非常点灯時間を長くすることが可能であることを説明した。ところが、蓄電池の電圧は、満充電状態から放電されるにつれて徐々に低下するため、回路設計時には蓄電池の電圧変動を考慮する必要がある。
以下、前述の図3を満充電状態におけるゲート電圧波形と仮定して説明する。蓄電池電圧VBTの低下に伴い、インバータの1次側の共振電圧が低下するため、帰還巻線電圧の振幅Vaも低下する。同時に、VBTの抵抗分圧であるバイアス電圧Vbも低下する。しかし、スイッチング素子Q1,Q2のゲート閾値電圧VTHは変わらないので、ON区間は徐々に狭くなってゆく。VBTが更に低下するとゲート電圧波形は図5のようになり(Va’<Va,Vb’<Vb)、同時OFF区間が発生して遂にはプッシュプルインバータが正常発振しなくなる。
このような現象を回避するには、実使用時の電圧変動を考慮した最低蓄電池電圧にあわせてバイアス電圧Vbを設定すれば良いのであるが、単にバイアス電圧Vbを高くすると今度は図6に示すように(Vb1>Vb)、満充電状態における同時ON区間が広がってしまう。同時ON区間はプッシュプルインバータには必要不可欠なものだが、インバータの2次側にエネルギーを供給しない区間であるため、必要以上に広くなるとインバータの効率を低下させる要因となるので、適度な長さに設定する必要がある。
そこで、図7に示すように、バイアス電圧Vbを高めに設定する(Vb1>Vb)と同時に、帰還巻線電圧の振幅Va1を大きくする(Va1>Va)ことでゲート電圧波形の立ち上がり及び立ち下がりの勾配(dV/dt)を急峻にする。こうすることで、ゲート電圧波形の立ち下がり時における素子のOFFタイミングが早まり、蓄電池電圧VBTが高い状態における同時ON区間の増大を防ぐことができるので、インバータ効率を向上させることが可能となる。振幅Va1は、実使用時の最高蓄電池電圧時にスイッチング素子の耐圧(FETの場合はVGSS)を超えない範囲に設定すれば良い。
なお、ゲート電圧波形は、理想的には方形波とすることが望ましい。従って、VTH付近の勾配(dV/dt)はできるだけ急峻な方が良いが、スイッチング素子の耐圧を超えてゲート電圧を印加することはできない。また、VTHは理想的には実使用時の最低蓄電池電圧より低い方が望ましいが、VTHが低く電流定格の大きな素子はコストが高くなる傾向がある。このような場合は、図8に示すように、ゲート電圧が素子の耐圧を超えないよう、ピーク電圧を抑制する素子(例えばツェナーダイオードZD1,ZD2など)を追加すれば良い。こうすることで、図9に示すように、ゲート電圧波形を方形波に近づけることができ、蓄電池電圧が高い状態における同時ONロスを低減できるとともに、蓄電池電圧が低い状態においてもOFF直前まで確実にゲート電圧を印加することができるので、ゲート電圧不足によるON抵抗上昇を最小限に抑えられ、インバータの効率低下を抑制することが可能となる。
実施例1において、蓄電池の電圧が変動してもON区間の変化を抑え、スイッチングロスの増大を抑える例を説明した。しかし、実際のスイッチング素子では、直流バイアス成分Vbによってゲート入力容量(Ciss)に蓄積された電荷が、図1、図4におけるスイッチング素子Q1の場合は抵抗R3、スイッチング素子Q2の場合は抵抗R4によって放電され、スイッチング素子Q1、Q2それぞれのVTH以下になるまではON状態を継続してしまう。このとき、同時ON区間において蓄電池から供給される電力は負荷側に供給されないため、インバータの効率が低下する要因となる。
この現象は、仮に蓄電池電圧の変動範囲を狭くしても発生する。スイッチング素子の閾値電圧VTHにはばらつきが存在するので、抵抗R1〜R4はVTHが最小の素子に合わせた設定をする必要があるが、素子の個体ばらつきが大きいと、VTHが最大の素子を使用した際に蓄電池電圧が上昇した時と同様に同時ON区間が増大し、インバータ効率を低下させてしまう。
そこで、素子のVTHのばらつきや蓄電池電圧変動に依存せずに略一定の同時ON区間を得るため、図10のような構成とする。具体的には、ゲート抵抗R1,R2の高圧側を、チョークコイルL1と蓄電池BTの間ではなく、チョークコイルL1とトランスT1の間へ接続する。
具体的な動作を説明する。図11は、蓄電池BTの−端子側を基準電圧として、ゲート抵抗R1,R2の高圧側(以下、C点と称する)を見た波形と、スイッチング素子Q1,Q2のゲート電圧波形およびスイッチング動作を示している。プッシュプルインバータの1次側は電圧共振波形となるので、C点の動作波形は、スイッチング素子Q1、Q2の交番時にはほぼ0Vまで低下することになる。従って、実施例1で説明した図ではゲート電圧波形に一定電圧の直流がバイアスされていたが、本実施例ではスイッチング素子Q1,Q2の交番にあわせて脈流が重畳され、図11に示すようにゲート電圧波形は上下非対称となる(Va2≠Va3)。このような波形が得られることで、交番付近におけるスイッチング素子Q1,Q2のゲートには直流バイアスが重畳されず、帰還巻線の電圧のみを印加することができる。
従って、ゲート入力容量に蓄積された電荷によるON状態の維持区間(OFF遅れ)を低減でき、適切な同時ON区間をもったスイッチング動作を実現することが可能となる。また、蓄電池電圧VBTが変動しても、帰還巻線電圧自体は変動してしまうが、交番付近における直流バイアス重畳が無いため、同時ON区間を略一定に保つことができる。これにより、蓄電池の電圧変動だけではなく、異なる蓄電池電圧に対してもゲート抵抗の分圧比を変えることなく対応することが可能となり、設計共通化によるコストダウンを図ることも可能となる。
なお、図10ではゲート抵抗R1,R2の高圧側をチョークコイルL1とトランスT1の間に接続したが、インダクタL1を蓄電池BTの−端子側に挿入し、ゲート抵抗R3,R4の低圧側をチョークコイルL1とスイッチング素子Q1,Q2のソース端子の間に接続しても、同様の効果が得られる。また、本実施例ではゲート入力容量の蓄積電荷に対するON区間の改善について説明したが、閾値電圧VTHのばらつきに対しても、図10の構成にて、スイッチング素子Q1,Q2の交番付近の波形を図11と同等に改善できるため、同様の効果を得ることができる。この実施例2が請求項1の発明に対応しており、他の実施例は発明の前提となる構成または付加的な構成として説明している。
実施例2において、プッシュプルインバータの交番付近での直流バイアスをほぼ0にすることで、素子の閾値電圧VTHのばらつきや蓄電池BTの電圧変動に依存せずに略一定の同時ON区間を得るための構成を説明した。これにより、同時ONによるロスを低減することが可能となったが、直流バイアスがほぼ0となる交番付近では帰還巻線電圧がほぼそのまま印加されるため、新たな課題が発生する。
帰還巻線電圧はインバータの1次側の共振電圧波形と相似であるので、例えば寿命末期ランプなど放電灯のインピーダンス変化によって共振電圧波形に歪みが生じてしまうと、帰還巻線電圧も歪んでしまう。この歪みによって、交番付近のスイッチング素子Q1、Q2のゲート電圧が低下すると、ゲート電圧不足からON電圧が上昇し、素子の発熱が増加して温度が上昇する。また、インバータが過負荷状態となると蓄電池からの放電電流が増加するので、同様に素子の発熱が増加する。結果、インバータの効率が低下するばかりでなく、素子の異常発熱に至る可能性もある。
そこで、交番付近におけるゲート電圧波形が帰還巻線電圧の歪み等の影響を受けにくくするため、図12のような構成とする。具体的には、並列接続されたスイッチング素子Q1,Q2のうち、一方の素子がONしている時に他方の素子のゲート電圧が略0Vになるよう、トランスの帰還巻線と1次巻線との間にダイオードD5,D6を挿入する。図12では、スイッチング素子Q2がONした時にはスイッチング素子Q1のゲート電圧をダイオードD5と抵抗R5によって引き抜き、スイッチング素子Q1がONした時にはスイッチング素子Q2のゲート電圧をダイオードD6と抵抗R6によって引き抜く構成としている。
具体的な動作を説明する。図12において、ゲート抵抗R1,R2は蓄電池BTの+端子側に接続されているため、ゲート電圧波形は図1の基本構成例と同様、振幅Vaの帰還巻線電圧に直流バイアス成分Vbが重畳されたものとなり、スイッチング素子Q1とQ2の同時ON区間は蓄電池の電圧変動によって大きく変動しようとする。しかし、スイッチング素子Q2がONしている区間はスイッチング素子Q2のドレイン電圧が0Vであるため、スイッチング素子Q1のゲートに印加されている直流バイアス成分Vbは、ダイオードD5と抵抗R5を介してスイッチング素子Q1によって放電されていることになる。逆にスイッチング素子Q1がONしている区間はスイッチング素子Q1のドレイン電圧が0Vであるため、スイッチング素子Q2のゲートに印加される直流バイアス成分VbがダイオードD6と抵抗R6を介して放電される。
つまり、この動作の繰り返しによって、スイッチング素子Q1、Q2には交番直前まで直流バイアス成分が重畳されるとともに、交番付近では直流バイアス成分を強制的に引き抜くことができ、方形波に近い理想的なゲート電圧波形を印加することが可能となる。且つ、共振電圧波形に歪みが生じた場合においても、帰還巻線電圧の歪みによるゲート電圧低下分を直流バイアス成分で補うことができるため、非常に安定した動作を行うことが可能となる。
なお、図12ではスイッチング素子Q2のゲート電荷引き抜き用にダイオードD5と抵抗R5を、スイッチング素子Q1のゲート電荷引き抜き用にダイオードD6と抵抗R6を接続しているが、抵抗R5およびR6はダイオードD5,D6の電流制限用であるので、直流バイアス引き抜き時の電流値がダイオード素子の定格範囲内であれば、抵抗R5、R6は使用せず、ダイオードD5、D6を介して直接ゲート端子を他方のスイッチング素子のドレイン端子へ接続しても良い。
また、スイッチング素子Q1又はQ2のいずれか一方のみ直流バイアスのカットを行う構成であっても、同様の効果を得ることができる。この場合、図14に示すように、スイッチング素子Q1またはQ2のいずれか一方のゲート抵抗を削除して共用化させる構成を併用すれば、部品点数を大幅に削減できるため、装置の小型化とコストダウンを図ることができる。図12と比較すると、ゲート電圧波形が非対称となり、スイッチング素子Q1とQ2とでON区間が若干異なってしまうが、蓄電池電圧の変動に対する基本的な性能は同等であるので、装置の小型化を要求される場合には非常に有効な手段である。
なお、図14ではゲート抵抗とダイオードの双方とも片側の素子にしか接続されていないが、ダイオードD5,D6はスイッチング素子Q1,Q2の双方に接続してゲート抵抗のみ片側に接続しても良い。この場合、抵抗R1,R3を削除しても、抵抗R2,R4を削除しても効果は同等である。逆に、ゲート抵抗はスイッチング素子Q1、Q2の双方に直接接続してダイオードのみ片側に接続しても良い。この場合も、ダイオードD5,抵抗R5を削除しても、ダイオードD6,抵抗R6を削除しても効果は同等である。
本発明においては、図15における非常用インバータを想定して説明したが、蓄電池を電源として放電灯を点灯させるプッシュプルインバータであれば本発明の効果を得られるため、例えば図16に示すように常用インバータと非常用インバータとを兼用しても良い。図15は主に熱陰極蛍光灯を光源とする非常灯や誘導灯に、図16は主に冷陰極蛍光灯を光源とする誘導灯に使われることが多いが、これらの照明装置において非常用ユニットの効率を向上させて蓄電池のセル数を削減することが可能となり、小型で安価な照明装置を提供することが可能となる。
従来のプッシュプルインバータでは、スイッチング素子Q1,Q2に電流駆動型素子を用いていたが、放電灯が寿命末期となってインピーダンスが上昇すると、スイッチング素子Q1,Q2はベース電流が不足してアンダードライブとなりやすく、スイッチング素子Q1,Q2のオン電圧が高くなって温度が著しく上昇する恐れがあった。このような異常温度上昇を防ぐため、図19に示すようにトランスT1の2次側に放電灯Laと並列にチョークコイルL2を挿入するなど、インバータの負荷インピーダンスの上昇を抑える対策が必要であった。
また、電流駆動型素子はオーバードライブになるとOFFしにくい素子のため、インバータが起動してから安定発振するまでの過渡期の発振が継続してしまう場合がある。そのため、図19に示すように、1次巻線P1,P2のインダクタンスとコンデンサC1との共振回路で安定発振するよう、1次巻線P1,P2と帰還巻線Bとの結合を落として浮遊容量Csを抑え、インバータ起動時に過渡時の発振が継続しにくいようドライブ回路を工夫するなど、設計が困難であった。具体的には、トランスT1の巻線を図20や図21に示すように、1次巻線P1,P2と帰還巻線Bとが重ならないように巻くことで巻線間の距離を確保し、浮遊容量Csが小さくなるような巻き方をしていた。
これに対して、スイッチング素子Q1,Q2に電圧駆動型素子を用いる場合は、実施例1〜3で説明したように、帰還巻線Bから得られる正弦波電圧によってスイッチング素子Q1,Q2を駆動するため、閾値に対して十分高い電圧で駆動させることにより、オーバードライブやアンダードライブに至ることは無くなり、ドライブ回路の設計は比較的容易にできる。
しかし、放電灯が脱着されたり寿命末期状態になるなどして、負荷インピーダンスが急激な変化を起こすと、トランスT1の2次側にキック電圧等が発生して波形が乱れ、正弦波が得られなくなる。この電圧は、2次巻線Sから帰還巻線Bへと重畳するが、スイッチング素子Q1,Q2が電流駆動型素子の場合は、帰還巻線Bはスイッチング素子Q1,Q2の極性を反転させるだけの機能しか持たないので、スイッチング素子Q1,Q2が逆バイアスとなる負の電位が同時に重畳しなければ、スイッチング素子Q1,Q2はスイッチングを継続することができた。しかし、スイッチング素子Q1,Q2が電圧駆動型素子の場合は、図25のようにスイッチング素子Q1,Q2が同時OFFする区間が発生しやすく、駆動電圧不足でスイッチング素子Q1,Q2でのロスが増加したり、場合によっては同時OFFによってスイッチング素子Q1,Q2に過電圧が印加されて素子が破壊する恐れがある。
そこで、トランスT1の巻き方を、図23や図24に示すように帰還巻線Bと1次巻線P1,P2が近接する巻き方にする。このような巻き方にすることで、図22において、帰還巻線BとトランスT1の2次側巻線(S,F)との結合係数M2よりも、1次巻線P1,P2との結合係数M1をより大きくすることができ、帰還巻線Bへ重畳しにくくすることが可能となる。2次側波形の乱れや過電圧を1次巻線P1,P2によってシールドされるとともに、1次巻線P1,P2との結合が強くなることで、負荷変動に対しても帰還巻線Bには正弦波を得られるので、スイッチング素子Q1,Q2を正弦波駆動することが可能となる。また、スイッチング素子Q1,Q2が駆動電圧不足となって電流駆動型素子のようなアンダードライブになることも無くなるので、放電灯Laと並列に挿入するチョークコイルL2等も不要となり、インバータ回路のコストダウンを図ることが可能となる。
なお、本発明の効果を得るには、図23,図24いずれの巻き方でも同等の効果が得られるが、図23のように予熱巻線Fと1次巻線P1,P2が重ならないように巻くことで、トランスT1の巻き太りを抑えることができ、トランスの小型化を図ることが可能となる。
本発明の照明装置は、非常灯や誘導灯などの非常用照明装置として利用できる。
本発明の基本構成例の回路図である。 無バイアス時の動作説明のための波形図である。 ゲートバイアス時の動作説明のための波形図である。 本発明の他の基本構成例の回路図である。 蓄電池の電圧低下時の動作説明のための波形図である。 ゲートバイアス電圧が高いときの動作説明のための波形図である。 ゲートバイアス電圧と帰還電圧振幅が共に高いときの動作説明のための波形図である。 本発明の実施例1の回路図である。 本発明の実施例1の動作説明のための波形図である。 本発明の実施例2の回路図である。 本発明の実施例2の動作説明のための波形図である。 本発明の実施例3の回路図である。 本発明の実施例3の動作説明のための波形図である。 本発明の実施例3の一変形例の回路図である。 従来例1を示すブロック回路図である。 従来例2を示すブロック回路図である。 従来例1又は2に用いるインバータの回路図である。 従来例1又は2に用いる他のインバータの回路図である。 従来例3の回路図である。 従来例3のトランスの構造の一例を示す概略断面図である。 従来例3のトランスの構造の他の一例を示す概略断面図である。 本発明の実施例4の回路図である。 本発明の実施例4のトランスの構造の一例を示す概略断面図である。 本発明の実施例4のトランスの構造の他の一例を示す概略断面図である。 本発明の実施例4の動作説明のための波形図である。
符号の説明
BT 蓄電池
Q1 スイッチング素子
Q2 スイッチング素子
L1 インダクタ
C1 コンデンサ(共振用)
C2 コンデンサ(バラスト用)
T1 トランス
La 放電灯

Claims (5)

  1. 電源たる蓄電池と、蓄電池の直流電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯を点灯させるインバータとを備え、前記インバータは、1対のスイッチング素子とトランスを有し、スイッチング素子の一方の端子は蓄電池の負極へ共通に、他方の端子はトランスの1次巻線の両端に各々接続され、1次巻線はその中点が蓄電池の正極へ接続されるとともに、1次巻線の両端にはコンデンサが接続され、蓄電池とトランスの1次巻線との間にはインダクタが挿入され、トランスの2次巻線の両端にはバラストコンデンサと放電灯とが直列接続される照明装置において、前記スイッチング素子は電圧駆動型の半導体素子であり、前記トランスの帰還巻線から得られる帰還電圧によって駆動され、前記スイッチング素子を動作させる駆動電圧は、前記帰還電圧に前記トランスの1次巻線の中点電圧を抵抗分圧したバイアス電圧を重畳したものであることを特徴とする照明装置。
  2. 前記バイアス電圧および前記帰還電圧は、前記蓄電池の電圧変動範囲の下限値において、前記駆動電圧のピーク値が前記スイッチング素子の導通する閾値以上の電圧となるように設定することを特徴とする請求項記載の照明装置。
  3. 前記バイアス電圧および前記帰還電圧は、前記蓄電池の電圧変動範囲の上限値において、前記駆動電圧のピーク値が前記スイッチング素子の制御端子の最大定格を超えない電圧とすることを特徴とする請求項又はに記載の照明装置。
  4. 前記トランスは1次巻線と2次巻線、帰還巻線および前記放電灯のフィラメントを予熱する予熱巻線が巻かれるコアを有し、前記トランスの帰還巻線は、巻き位置が1次巻線の巻き位置の一部と重なるように1次巻線の外周へ巻き、かつ1次巻線は2次巻線および前記放電灯のフィラメントを予熱する予熱巻線よりも外周側に巻くことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の照明装置。
  5. 1次巻線の巻き位置は、予熱巻線の巻き位置と重ならないように巻くことを特徴とする請求項記載の照明装置。
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