JPH06290882A - 放電灯点灯装置および照明装置 - Google Patents

放電灯点灯装置および照明装置

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JPH06290882A
JPH06290882A JP7239593A JP7239593A JPH06290882A JP H06290882 A JPH06290882 A JP H06290882A JP 7239593 A JP7239593 A JP 7239593A JP 7239593 A JP7239593 A JP 7239593A JP H06290882 A JPH06290882 A JP H06290882A
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JP
Japan
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discharge lamp
preheating
circuit section
current
filament
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JP7239593A
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Inventor
Yoshiaki Hara
美昭 原
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータ回路を1つだけ備えた放電灯点灯
装置において、予熱電流と点灯電流をそれぞれに応じて
最適なものに可変制御できるようにする。 【構成】 この発明の放電灯点灯装置は、制御回路部に
よってタイマ回路部の動作時と動作後とで他励式インバ
ータ回路部の発振周波数を変化させ、これと並行してタ
イマ回路部の動作時には予熱回路部が放電灯フィラメン
トの接続端子間を短絡させるように動作させ、タイマ回
路部の動作後には予熱回路部による放電灯フィラメント
の接続端子間の短絡を開放するように動作させることに
より、予熱時と点灯時とでインバータ回路部が放電灯に
供給すべくその接続端子に出力する高周波電流の周波数
を可変制御し、予熱時にも最適な電流値の高周波電流を
放電灯に供給すべく接続端子に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は放電灯点灯装置および
照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱陰極放電灯点灯装置として従来、図2
に示す構成のものが知られている。この従来の放電灯点
灯装置はコンデンサC11〜C14と、抵抗R11〜R
16と、ダイオードD11〜D15と、トランジスタQ
11〜Q15から構成され、機能的に分けると、予熱時
間を規定するためのタイマ回路部1と、放電灯に対して
予熱電流、また点灯電流を供給するためのインバータ回
路部2と、放電灯のフィラメントに予熱電流を流す制御
を行なう予熱回路部3から構成されている。
【0003】タイマ回路部1にはコンデンサC21,C
22と、ツェナーダイオードZDと、抵抗R23〜R2
6と、トランジスタQ23,Q24が含まれ、端子板C
N1に設けられている電源接続端子a21,b21に直
流電源が接続され、その電源の投入がなされた直後はト
ランジスタQ23,Q24がオフしていて予熱回路部3
のトランジスタQ25をオンするが、コンデンサC2
1,C22によって規定される時定数(これは約1〜3
秒に設定されている)が経過してツェナーダイオードZ
Dの降伏電圧を超える電圧がコンデンサC24と抵抗R
23との接続点に立つようになると、トランジスタQ2
3がオンし、これに伴ってトランジスタQ24もオン
し、この結果として予熱回路部3のトランジスタQ25
をオフする動作をなす。
【0004】インバータ回路部2はLC共振回路を構成
するコイルL21およびコンデンサ22と、スイッチン
グトランジスタQ21,Q22と、抵抗R21,R22
と、スイッチングトランジスタQ21,Q22の高周波
出力を昇圧するトランスTと、バラストとしてのコンデ
ンサ23を含み、電源投入された後はLC共振回路の回
路定数で決定される周波数でスイッチングトランジスタ
Q21,Q22をスイッチング動作させて電流増幅を行
ない、トランスTを介して端子板CN2の放電灯接続端
子a22,b22に所定電圧の高周波電流を出力し、こ
こに接続される放電灯LAのフィラメントに点灯電流も
しくは予熱電流を供給する。
【0005】そして予熱回路部3は放電灯LAのフィラ
メントのインバータ回路部2と接続されている側と反対
の側が接続される放電灯接続端子板CN2上の接続端子
a23,b23に接続される、ダイオードD22〜D2
5によって組まれたブリッジ整流回路と、このブリッジ
整流回路を動作させるトランジスタQ25を含み、タイ
マ回路部1の出力によってトランジスタQ25がオンさ
れる時には放電灯LAのフィラメントを短絡させてイン
バータ回路部2からの高周波電流を予熱電流としてフィ
ラメントに流し、トランジスタQ25がオフされる時に
は短絡を開放して予熱電流を遮断し、放電灯LA内でフ
ィラメント間に放電を起こさせて放電点灯を開始させ
る。
【0006】したがって、この従来の放電灯点灯装置で
は、直流電源の投入直後の一定時間の間はインバータ回
路部2からの高周波電流がフィラメントの予熱電流とし
て放電灯に供給され、フィラメントが熱電子を活発に放
出するようになるまで赤熱され、この後、予熱回路部3
による放電灯LAのフィラメント間の短絡を開放するこ
とによってインバータ回路部2からの高周波電流で放電
灯LA内でフィラメント間で放電が開始され、放電点灯
ができるのである。
【0007】ところが、このような従来の放電灯点灯装
置では、放電灯のフィラメントに流す予熱電流がインバ
ータ回路部のバラストコンデンサのインピーダンスによ
って決定されるが、このバラストのインピーダンスは放
電灯点灯電流側の設定として決定されるために、フィラ
メントの予熱電流は点灯電流によって決定されることに
なり、最適な予熱電流を設定することができない問題点
があった。
【0008】また従来の放電灯点灯装置として図3に示
す構成のものも知られている。この放電灯点灯装置は、
放電灯点灯用インバータとは別に予熱用インバータを備
えたものであり、コンデンサC31〜C34と、抵抗R
31〜R43と、ツェナーダイオードZDと、トランジ
スタQ31〜Q40から構成され、機能的に分けると、
予熱時間を規定するタイマ回路部1と、放電灯LAに対
する点灯電流を生成する点灯用インバータ回路部2′
と、放電灯LAに対する予熱電流を生成する予熱用イン
バータ回路部3′とから構成されている。
【0009】タイマ回路部1にはコンデンサC31と、
ツェナーダイオードZDと、抵抗R31と、トランジス
タQ31が含まれ、電源接続端子a31,b31に直流
電源Eが接続され、その電源の投入がなされた直後はト
ランジスタQ31がオフしていて予熱用インバータ回路
部3′のトランジスタQ35,Q36がオンして予熱用
インバータ回路部3′を起動し、逆に、トランジスタQ
31がオフしていることによって点灯用インバータ回路
部2′のトランジスタQ32がオンし、これに続くトラ
ンジスタQ33,Q34がオフし、点灯用インバータ回
路部2′への直流電力の入力を遮断して点灯用インバー
タ回路部2′の動作を停止させる。
【0010】続いて、コンデンサC31によって規定さ
れる時定数(これは約1〜3秒に設定されている)が経
過してツェナーダイオードZDの降伏電圧を超える電圧
がコンデンサC31と抵抗R31との接続点に立つよう
になると、トランジスタQ31がオンし、これによって
予熱用インバータ回路部3′のトランジスタQ35がオ
フし、これに続くトランジスタQ36もオフし、予熱用
インバータ回路部3′への直流電力の入力を遮断して予
熱用インバータ回路部3′を停止させ、逆に、トランジ
スタQ31がオンすることによって点灯用インバータ回
路部2′のトランジスタQ32をオフし、これに続くト
ランジスタQ33,Q34をオンすることによって点灯
用インバータ回路部2′を起動する。
【0011】点灯用インバータ回路部2′はこの回路の
起動、停止を切替えるための回路要素として抵抗R32
〜R34とトランジスタQ32〜Q33を備え、LC共
振回路を構成するコイルL31およびコンデンサ32
と、スイッチングトランジスタQ37,Q38と、抵抗
R36,R37と、スイッチングトランジスタQ37,
Q38の高周波出力を昇圧するトランスT1と、バラス
トとしてのコンデンサ33から構成され、電源流通、遮
断用のトランジスタQ34がオンとなる起動状態では、
LC共振回路の回路定数で決定される周波数でスイッチ
ングトランジスタQ37,Q38をスイッチング動作さ
せて電流増幅を行ない、トランスT1を介して放電灯接
続端子a32,b32に所定電圧の高周波電流を出力
し、ここに接続される放電灯LAのフィラメントに点灯
電流を供給する。
【0012】そして予熱用インバータ回路部3′はこの
回路の起動、停止を切替えるための回路要素として抵抗
R38〜R42とトランジスタQ35,Q36を備え、
LC共振回路を構成するコイルL32およびコンデンサ
34と、スイッチングトランジスタQ39,Q30と、
抵抗R43,R44と、スイッチングトランジスタQ3
9,Q40の高周波出力を昇圧するトランスT2から構
成され、電源流通、遮断用のトランジスタQ36がオン
となる起動状態では、LC共振回路の回路定数で決定さ
れる周波数でスイッチングトランジスタQ39,Q40
をスイッチング動作させて電流増幅を行ない、トランス
T2を介して放電灯接続端子a32,b32;a33,
b33に所定電圧の高周波電流を出力し、ここに接続さ
れる放電灯LAのフィラメントに予熱電流を供給する。
【0013】したがって、この従来の点灯用インバータ
回路と予熱用インバータ回路とを並備した放電灯点灯装
置でも、直流電源Eの投入直後の一定時間の間は予熱用
インバータ回路部3′からの高周波電流がフィラメント
の予熱電流として放電灯に供給され、フィラメントが熱
電子を活発に放出するようになるまで赤熱され、この
後、点灯用インバータ回路部2′側に切替えられ、この
点灯用インバータ回路部2′からの高周波電流で放電灯
LA内でフィラメント間の放電が開始され、放電点灯が
できるのである。
【0014】ところがこのような点灯用インバータ回路
と予熱用インバータ回路とを並備した放電灯点灯装置で
は、複雑な回路構成のインバータ回路要素を2つ必要と
し、場所をとる昇圧トランスも2つ必要とし、回路構成
が複雑となると共に大きくなる問題点があり、コスト的
にも高くなる問題点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の放
電灯点灯装置およびそれを含む照明装置では、1つのイ
ンバータ回路を予熱用と点灯用に兼用するものにあって
は、放電灯のフィラメントに流す予熱電流がインバータ
回路部のバラストコンデンサのインピーダンスによって
決定されるが、このバラストのインピーダンスは放電灯
点灯電流側の設定として決定されるために、フィラメン
トの予熱電流は点灯電流によって決定されることにな
り、最適な予熱電流を設定することができない問題点が
あった。
【0016】また点灯用と予熱用とに別個にインバータ
回路を設けた放電灯点灯装置およびそれを含む照明装置
では、複雑な回路構成のインバータ回路要素を2つ必要
とし、場所をとる昇圧トランスも2つ必要とし、回路構
成が複雑となると共に大きくなる問題点があり、コスト
的にも高くなる問題点があった。
【0017】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、点灯用、予熱用を兼用する1つの他
励式のインバータ回路を備え、タイマ制御によって入力
電圧を制御することによって予熱時と点灯時とで高周波
出力電流の周波数を変更するようにし、予熱時にフィラ
メントに流す予熱電流を最適な電流値にすることができ
る放電灯点灯装置および照明装置を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の放電灯
点灯装置は、直流電源に対する電源接続端子と、電源接
続端子を通して直流電源から直流電力を受けて発振周波
数を他励制御によって制御して高周波電流をインバータ
回路側接続端子に出力する他励式インバータ回路部と、
インバータ回路側接続端子に片側の接続端子が接続され
る放電灯の他側の接続端子が接続されるべき予熱回路側
接続端子に接続され、放電灯接続時にそのフィラメント
を介して正負の接続端子間を短絡することにより当該フ
ィラメントに予熱電流を流す予熱回路部と、直流電源投
入後に予熱回路部を動作させて放電灯のフィラメントを
予熱する時間を規定するタイマ回路部と、タイマ回路部
の動作時と動作後とで他励式インバータ回路部の発振周
波数を変化させる制御回路部とを備えたものである。
【0019】請求項2の発明の照明装置は、直流電源
と、直流電源から直流電力を受けて発振周波数を他励制
御によって制御して高周波電流を放電灯のフィラメント
の片側に出力する他励式インバータ回路部と、放電灯の
フィラメントの他側に接続され、そのフィラメントを介
して正負極間を短絡することにより当該フィラメントに
予熱電流を流す予熱回路部と、直流電源投入後に予熱回
路部を動作させて放電灯のフィラメントを予熱する時間
を規定するタイマ回路部と、タイマ回路部の動作時と動
作後とで他励式インバータ回路部の発振周波数を変化さ
せる制御回路部とを備えたものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明の放電灯点灯装置では、制御回
路部によってタイマ回路部の動作時と動作後とで他励式
インバータ回路部の発振周波数を変化させ、またこれと
並行してタイマ回路部の動作時には予熱回路部が放電灯
フィラメントの接続端子間を短絡させるように動作さ
せ、タイマ回路部の動作後には予熱回路部による放電灯
フィラメントの接続端子間の短絡を開放するように動作
させることにより、予熱時と点灯時とでインバータ回路
部が放電灯に供給すべくその接続端子に出力する高周波
電流の周波数を可変制御して、予熱時にも最適な電流値
の高周波電流を放電灯に供給すべく接続端子に出力す
る。
【0021】請求項2の発明の照明装置では、制御回路
部によってタイマ回路部の動作時と動作後とで他励式イ
ンバータ回路部の発振周波数を変化させ、またこれと並
行してタイマ回路部の動作時には予熱回路部が放電灯フ
ィラメント間を短絡させるように動作させ、タイマ回路
部の動作後には予熱回路部による放電灯フィラメント間
の短絡を開放するように動作させることにより、予熱時
と点灯時とでインバータ回路部が放電灯に供給する高周
波電流の周波数を可変制御し、予熱時にも最適な電流値
の高周波電流を放電灯に供給する。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1は請求項1の発明の放電灯点灯装置を含む請
求項2の発明の照明装置の一実施例の回路図である。こ
の実施例の照明装置は、直流電源回路部Aと放電灯点灯
装置Bと放電灯回路部Cから構成される。
【0023】直流電源回路部Aは、所定電圧の直流電力
を生成して電源端子a1,b1を通して放電灯点灯装置
Bに入力する部分である。そして放電灯点灯装置Bの部
分はコンデンサC1〜C4と、抵抗R1〜R16と、ダ
イオードD1〜D7と、トランジスタQ1〜Q5と、I
CチップICから構成され、機能的に分けると、電源投
入時の予熱時間を規定するためのタイマ回路部1と、直
流電源を高周波電流に変換して出力する他励式インバー
タ回路部2と、放電灯LAのフィラメントの点灯、予熱
モードを切替える予熱回路部3と、他励式インバータ回
路部2の発振周波数を予熱時と点灯時とで切替える制御
を行なう制御回路部4から構成されている。
【0024】そしてこの放電灯点灯装置Bの出力が印加
される接続端子a2,b2と予熱回路部3に入力を与え
る接続端子a3,b3の間に放電灯回路部Cが接続さ
れ、放電灯LAに対する予熱電流と点灯電流が放電灯点
灯装置Bから入力され、また予熱、点灯モードの切替制
御が放電灯点灯装置Bから行なわれるようになってい
る。
【0025】放電灯点灯装置Bの回路構成をさらに詳し
く説明すると、タイマ回路部1は抵抗R1〜R4とコン
デンサC1とダイオードD1〜D3とトランジスタQ1
から構成され、他励式インバータ回路部2は抵抗R1
4,R15とコンデンサC4とスイッチングトランジス
タQ3,Q4と昇圧トランスTとバラストコンデンサC
5から構成され、この昇圧トランスTの出力が接続端子
a2,b2に印加され、放電灯回路部Cの放電灯LAに
供給されるようになっている。
【0026】放電灯点灯装置Bの予熱回路部3は放電灯
LAを挟んで接続端子a2,b2の反対側の接続端子a
3,b3に接続される、ダイオードD4〜D7のブリッ
ジ整流回路とトランジスタQ5とベース電圧を与えるた
めの抵抗R16から構成され、トランジスタQ5がオン
することによって接続端子a3,b3間が短絡されて放
電灯LAのフィラメントに予熱電流が流れ、トランジス
タQ5がオフすることによって接続端子a3,b3間の
短絡が開放されてフィラメント間に放電電流が流れるよ
うに予熱、点灯のモードを切替える働きをなす。そして
トランジスタQ5のオン、オフはタイマ回路部1のトラ
ンジスタQ1のオン、オフと逆位相で動作する。
【0027】放電灯点灯装置Bの制御回路部4はトラン
ジスタQ2を介して並列に配置された抵抗R6,R7
と、抵抗R8〜R13と、コンデンサC2,C3と、タ
イマ回路部1からの信号に応じてインバータ回路部2の
発振周波数を可変制御するICチップICから構成され
ている。このICチップICは、5ピンに接続されてい
るコンデンサC3と6ピンに接続されている抵抗R6,
R7の合成抵抗の定数によってインバータ回路部2のス
イッチング周波数を決定する働きをし、抵抗R6,R7
の合成抵抗が小さくなると周波数が高くなり、合成抵抗
が大きくなると周波数が小さくなる。そして抵抗R6,
R7の合成抵抗は抵抗R6に接続されているトランジス
タQ2がオン、オフすることによって変化し、Q2がオ
ンすれば合成抵抗は小さくなり、Q2がオフすれば合成
抵抗は大きくなる。
【0028】次に、上記構成の放電灯点灯装置および照
明装置の動作について説明する。点灯スイッチ(図示せ
ず)の操作によって直流電源回路部Aが投入されて電源
端子a1,b1間に電圧が印加されると、インバータ回
路部2に直流電源電圧が印加され、同時にタイマ回路部
1のコンデンサC1が充電され始めるが、このコンデン
サC1が充電されるまでは(これはコンデンサC1の時
定数で決定される時間であり、通常、1〜3秒程度に設
定される)トランジスタQ1がオフであり、トランジス
タQ1がオフ―トランジスタQ2がオン―トランジスタ
Q5がオンとなる一連の動作によって予熱回路部3が接
続端子a3,b3間を短絡して予熱モードになる。この
結果、インバータ回路部2から接続端子a2,b2を介
して放電灯LAに与えられる高周波電流はフィラメント
を予熱する電流として流れるようになる。
【0029】そしてこの場合、制御回路部4のトランジ
スタQ2がオンとなり、抵抗R6,R7の合成抵抗とし
てこれらが並列接続された形になって低い抵抗値とな
り、ICチップICがインバータ回路部2のスイッチン
グトランジスタQ4に印加するスイッチング信号の周波
数が高くなり、インバータ回路部2は高い周波数で発振
して予熱電流として高い周波数の高周波電流(約200
mA)を放電灯LAに供給することになる。
【0030】この後、タイマ回路部1のコンデンサC1
が持つ時定数の遅れの後、充電が完了するとトランジス
タQ1がオンとなり、トランジスタQ1がオン―トラン
ジスタQ2がオフ―トランジスタQ5がオフとなる一連
の動作によって予熱回路部3が接続端子a3,b3間の
短絡を開放して点灯モードに入る。この結果、インバー
タ回路部2から接続端子a2,b2を介して放電灯LA
に与えられる高周波電流は放電灯LA内でフィラメント
間の放電を開始して放電点灯が始まる。
【0031】そしてこの場合、制御回路部4のトランジ
スタQ2がオフとなり、抵抗R6,R7の合成抵抗はR
7単独の抵抗値となり、R6,R7が並列接続となる予
熱モード時の合成抵抗よりも高い抵抗値となり、ICチ
ップICがインバータ回路部2のスイッチングトランジ
スタQ4に印加するスイッチング信号の周波数が低くな
り、インバータ回路部2は低い周波数で発振して点灯電
流として低い周波数の高周波電流(約100mA)を放
電灯LAに供給することになる。
【0032】こうして、1つのインバータ回路部を予熱
用と点灯用とに兼用する形式の放電灯点灯装置を備えた
照明装置にあって、予熱モード時と点灯モード時で自動
的にインバータ回路部の発振周波数を変化させ、それぞ
れのモードにあった最適な周波数の高周波電流を放電灯
LAのフィラメントに予熱電流又は点灯電流として供給
することができ、短い予熱時間で確実な点灯ができるよ
うになる。
【0033】なお、上記の実施例では回路定数をコンデ
ンサが決定する時定数によって変化させる構成とした
が、これに限定されることはなく、インバータ回路部の
スイッチング周波数の可変制御のために全体を論理回路
によって構成することも可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明の放電灯点灯装置によれ
ば、制御回路部によってタイマ回路部の動作時と動作後
とで他励式インバータ回路部の発振周波数を変化させ、
またこれと並行してタイマ回路部の動作時には予熱回路
部が放電灯フィラメントの接続端子間を短絡させるよう
に動作させ、タイマ回路部の動作後には予熱回路部によ
る放電灯フィラメントの接続端子間の短絡を開放するよ
うに動作させるようにしているので、予熱時と点灯時と
でインバータ回路部が放電灯に供給すべくその接続端子
に出力する高周波電流の周波数を可変制御し、予熱時に
も最適な電流値の高周波電流を放電灯接続端子に出力す
ることができ、1つのインバータ回路だけを備える簡単
な回路構成でありながら、放電灯に供給すべき予熱電流
と点灯電流として共に最適なものを生成して出力するこ
とができる。
【0035】請求項2の発明の照明装置によれば、制御
回路部によってタイマ回路部の動作時と動作後とで他励
式インバータ回路部の発振周波数を変化させ、またこれ
と並行してタイマ回路部の動作時には予熱回路部が放電
灯フィラメント間を短絡させるように動作させ、タイマ
回路部の動作後には予熱回路部による放電灯フィラメン
ト間の短絡を開放するように動作させるようにしている
ので、予熱時と点灯時とでインバータ回路部が放電灯に
供給する高周波電流の周波数を可変制御し、予熱時にも
最適な電流値の高周波電流を放電灯に供給することがで
き、1つのインバータ回路だけを備える簡単な回路構成
でありながら予熱電流も点灯電流と異なった最適なもの
を生成して放電灯に供給することができ、短い予熱時間
で確実に点灯できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の放電灯点灯装置を含む請求項
2の発明の照明装置の回路図。
【図2】従来例の回路図。
【図3】他の従来例の回路図。
【符号の説明】
1 タイマ回路部 2 インバータ回路部 3 予熱回路部 4 制御回路部 A 直流電源回路部 B 放電灯点灯装置 C 放電灯接続回路部 IC ICチップ LA 放電灯 Q1〜Q5 トランジスタ C1〜C5 コンデンサ R1〜R16 抵抗 D1〜D7 ダイオード E 直流電源 a1,b1 電源端子 a2,b2 接続端子 a3,b3 接続端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に対する電源接続端子と、 前記電源接続端子を通して直流電源から直流電力を受け
    て発振周波数を他励制御によって制御して高周波電流を
    インバータ回路側接続端子に出力する他励式インバータ
    回路部と、 前記インバータ回路側接続端子に片側の接続端子が接続
    される放電灯の他側の接続端子が接続されるべき予熱回
    路側接続端子に接続され、放電灯接続時にそのフィラメ
    ントを介して正負の接続端子間を短絡することにより当
    該フィラメントに予熱電流を流す予熱回路部と、 前記直流電源投入後に前記予熱回路部を動作させて前記
    放電灯のフィラメントを予熱する時間を規定するタイマ
    回路部と、 前記タイマ回路部の動作時と動作後とで前記他励式イン
    バータ回路部の発振周波数を変化させる制御回路部とを
    備えて成る放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 直流電源と、 前記直流電源から直流電力を受けて発振周波数を他励制
    御によって制御して高周波電流を放電灯のフィラメント
    の片側に出力する他励式インバータ回路部と、 前記放電灯のフィラメントの他側に接続され、そのフィ
    ラメントを介して正負極間を短絡することにより当該フ
    ィラメントに予熱電流を流す予熱回路部と、 前記直流電源投入後に前記予熱回路部を動作させて前記
    放電灯のフィラメントを予熱する時間を規定するタイマ
    回路部と、 前記タイマ回路部の動作時と動作後とで前記他励式イン
    バータ回路部の発振周波数を変化させる制御回路部とを
    備えて成る照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005063956A (ja) * 2003-07-31 2005-03-10 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
JP4707343B2 (ja) * 2003-07-31 2011-06-22 パナソニック電工株式会社 照明装置

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