JPH06290883A - 熱陰極放電灯点灯回路およびそれを備えた照明装置 - Google Patents

熱陰極放電灯点灯回路およびそれを備えた照明装置

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JPH06290883A
JPH06290883A JP7240193A JP7240193A JPH06290883A JP H06290883 A JPH06290883 A JP H06290883A JP 7240193 A JP7240193 A JP 7240193A JP 7240193 A JP7240193 A JP 7240193A JP H06290883 A JPH06290883 A JP H06290883A
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discharge lamp
circuit
lighting
preheating
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Yukio Yoshikawa
幸夫 吉川
Katsuaki Nakano
勝昭 中野
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路構成を小型化し、点灯始動時間を短くす
る。 【構成】 この発明の熱陰極放電灯点灯回路は、熱陰極
放電灯に対して放電点灯用の電力を供給するために、直
流入力を高周波電流に変換して出力端子に出力する高周
波インバータと、点灯開始指令信号を受けて動作し、前
記熱陰極放電灯に直流予熱電流を供給するために所定電
圧の直流電流を前記高周波インバータと同じ出力端子に
出力する直流予熱回路と、前記高周波インバータの出力
端子側と反対の接続端子に接続され、予熱指令信号を受
けて前記放電灯の両フィラメント電極間を短絡させ、そ
れ以外の時には開放する動作を行なう予熱・点灯切替ス
イッチング手段と、前記予熱・点灯切替スイッチング手
段による短絡動作と同期して前記高周波インバータの高
周波電流の一部をバイパスするバイパス手段とを備えた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は熱陰極放電灯点灯回路
およびそれを備えた照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱陰極放電灯を高周波電圧で点灯
すると共に熱陰極放電灯のフィラメントを直流予熱する
ようにした熱陰極放電灯点灯回路、またそれを備えた照
明装置として特開平3−285294号公報に記載され
ているものが知られている。
【0003】この従来の熱陰極放電灯点灯回路またそれ
を備えた照明装置では、放電灯の始動の際にはフィラメ
ント予熱回路のスイッチを閉成しておき、これによって
直流電源装置からスイッチ、限流抵抗、インダクタ装
置、フィラメント、高周波発生装置の出力部を介して直
流電流が流れ、放電灯のフィラメントを熱電子が十分放
出されるようになる約850°という高温まで予熱し、
この後、フィラメント間の短絡を開放すると共に、高周
波電圧を放電灯のフィラメントに印加することによって
放電灯内で二次放電を開始させることにより放電点灯す
るようにしている。
【0004】そして放電灯の点灯後は直流予熱回路のス
イッチを開放してフィラメント予熱を停止するが、スイ
ッチ開放時にインダクタ装置がパルス状の大きな電圧を
発生する。しかしながら、このパルス状の電圧はフィラ
メント、高周波発生装置の出力部、エネルギ放出用の素
子を介して放出されるので、前述のスイッチに高いパル
ス状の電圧が印加されることはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのように従
来の熱陰極放電灯点灯回路、またそれを備えた照明装置
はフィラメント予熱として定電流予熱を行なっているの
で、フィラメント温度の上昇を速くするためには放電灯
定格電流の数倍の定電流を印加する必要があり、それだ
け予熱電流回路の電流定格を高くしなければならず、回
路部品を大型化する必要があり、回路全体が大型化する
問題点があった。
【0006】また定電流予熱方式の場合、放電灯点灯回
路に電源を投入すれば、フィラメントが約850度に上
昇するまでほぼ一定の高周波電流をフィラメントに供給
するようにしているため、フィラメントの電気物理的な
特性から温度上昇に伴って抵抗値が上昇し、それだけ入
力電力が上がるようになるため温度上昇カーブが高温に
なるにしたがって鈍るようになり、所定の予熱温度に達
するまでに時間がかかり、それだけ放電灯の点灯開始ま
でに時間がかかる問題点があった。
【0007】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、直流予熱方式でありながらも回路の
大型化を防止することができ、また定電流予熱方式であ
りながらも放電灯の点灯開始時間を短くすることができ
る熱陰極放電灯点灯回路およびそれを備えた照明装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の熱陰極
放電灯点灯回路は、熱陰極放電灯に対して放電点灯用の
電力を供給するために、直流入力を高周波電流に変換し
て出力端子に出力する高周波インバータと、点灯開始指
令信号を受けて動作し、熱陰極放電灯に直流予熱電流を
供給するために所定電圧の直流電流を高周波インバータ
と同じ出力端子に出力する直流予熱回路と、放電灯に対
して高周波インバータの出力端子側と反対の接続端子に
接続され、予熱指令信号を受けて放電灯の両フィラメン
ト電極間を短絡させ、それ以外の時には開放する動作を
行なう予熱・点灯切替スイッチング手段と、予熱・点灯
切替スイッチング手段による短絡動作と同期して高周波
インバータの高周波電流の一部をバイパスするバイパス
手段とを備えたものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の熱陰極放電
灯点灯回路において、バイパス手段として、出力端子と
接続端子との同極端子間それぞれにコンデンサを介挿し
たものである。
【0010】請求項3の発明の照明装置は、請求項1の
熱陰極放電灯点灯回路を備え、出力端子と接続端子の間
に熱陰極放電灯を接続し、高周波インバータの直流入力
側に直流電源を接続し、直流予熱回路に与える点灯開始
指令信号と予熱・点灯切替スイッチング手段に与える予
熱指令信号を生成する制御装置を接続したものである。
【0011】請求項4の発明の照明装置は、請求項2の
熱陰極放電灯点灯回路を備え、出力端子と接続端子の間
に熱陰極放電灯を接続し、高周波インバータの直流入力
側に直流電源を接続し、直流予熱回路に与える点灯開始
指令信号と予熱・点灯切替スイッチング手段に与える予
熱指令信号を生成する制御装置を接続したものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明の熱陰極放電灯点灯回路では、
出力端子と接続端子との間に放電灯を接続した場合に
は、メイン電源投入によって高周波インバータが高周波
電流を出力端子に出力を開始し、また予熱・点灯切替ス
イッチング手段が放電灯の両フィラメント電極間を短絡
させ、バイパス手段が高周波インバータの高周波電流の
一部をバイパスすることにより、放電灯のフィラメント
に高周波電流の一部電流によってフィラメントを予備的
に予熱しておく。
【0013】そこで、点灯開始指令信号を受ければ、直
流予熱回路が動作を開始し、出力端子から放電灯のフィ
ラメントに対して前述の高周波予備予熱電流と直流電流
とを重畳した形の本予熱電流を印加するようになり、点
灯開始指令信号の入力後短い時間のうちに、しかも従来
のような直流電流だけで予熱する場合よりも小さな直流
電流によって二次放電可能な温度まで予熱する。そして
この予熱が完了し、予熱・点灯切替スイッチング手段が
接続端子間の短絡を開放すれば、これと同期してバイパ
ス手段が高周波インバータの出力の一部のバイパスを停
止し、通常の電圧の高周波電流を放電灯に出力端子から
印加するようになり、放電灯の点灯を開始する。
【0014】また調光モード時にも、予熱・点灯切替ス
イッチング手段とこれと同期して動作するバイパス手段
の動作、停止の切替により高周波インバータの高周波電
流を放電灯に全部印加する点灯動作と、接続端子間を短
絡すると共にバイパス手段によって高周波電流の一部を
バイパスし、残りの高周波電流をフィラメントに印加す
る高周波予熱動作とを繰り返すことによって調光動作す
る。
【0015】したがって、請求項1の熱陰極放電灯点灯
回路では、直流予熱回路を大型化する必要がなく、また
放電灯点灯の始動タイミングを速くすることができるよ
うになる。
【0016】請求項2の発明では、上記の熱陰極放電灯
点灯回路において、高周波電流のバイパス手段として出
力端子と接続端子との同極端子間それぞれにコンデンサ
を介挿することにより、予備予熱時や調光時モードでの
予熱時にはこのコンデンサによって高周波電流の一部を
予熱・点灯切替スイッチング手段側にバイパスすること
によって高周波インバータの高周波出力全部が予熱電流
としてフィラメントに流れないようにしてフィラメント
が必要以上に高温とならないように維持することがで
き、点灯時や調光モードでの点灯時には高周波インバー
タの高周波出力を全部点灯用電流として放電灯に印加す
ることができるようになる。
【0017】請求項3の発明の照明装置では、請求項1
の熱陰極放電灯点灯回路に対して、出力端子と接続端子
の間に熱陰極放電灯を接続し、高周波インバータの直流
入力側に直流電源を接続し、直流予熱回路に与える点灯
開始指令信号と予熱・点灯切替スイッチング手段に与え
る予熱指令信号を生成する制御装置を接続しているの
で、制御装置の制御信号によって放電灯のフィラメント
に対して予備予熱、点灯開始時の本予熱、調光モードで
の予熱それぞれの動作において必要な高周波電流や直流
電流を放電灯のフィラメントに印加し、また点灯用高周
波電流を放電灯に印加することができ、直流電流回路を
小型のものにして、速いタイミングで放電灯を始動する
ことができるようになる。
【0018】請求項4の発明の照明装置では、請求項2
の熱陰極放電灯点灯回路に対して、出力端子と接続端子
の間に熱陰極放電灯を接続し、高周波インバータの直流
入力側に直流電源を接続し、直流予熱回路に与える点灯
開始指令信号と予熱・点灯切替スイッチング手段に与え
る予熱指令信号を生成する制御装置を接続しているの
で、制御装置の制御信号によって放電灯のフィラメント
に対して予備予熱、点灯開始時の本予熱、調光モードで
の予熱それぞれの動作において必要な高周波電流や直流
電流を放電灯のフィラメントに印加し、また点灯用高周
波電流を放電灯に印加することができ、直流電流回路を
小型のものにして、速いタイミングで放電灯を始動する
ことができるようになる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1は請求項1および2の発明の熱陰極放電灯点
灯回路(図中A部分)と、この熱陰極放電灯点灯回路を
備えた請求項3および4の発明の照明装置の共通の実施
例の回路構成を示している。この実施例の照明装置は、
熱陰極放電灯点灯回路Aの部分に、適宜の直流電源1か
らの一定電圧の直流を一定電圧の高周波電流に変換して
出力する高周波インバータ2と、直流電源1からの直流
を所定の予熱電圧の直流に変換して出力する直流予熱回
路3と、熱陰極放電灯の点灯時の予熱・点灯切替制御を
行なうと共に、放電灯の明るさの調整(つまり、調光)
のためにも予熱・点灯切替制御を行なうスイッチング手
段としての調光回路4と、この調光回路4に対してスイ
ッチングパルスのデューティ制御を行なう調光制御回路
5を備えている。高周波インバータ2の出力は出力端子
6に印加し、また直流予熱回路3の直流出力も出力端子
6に印加するように接続され、また調光回路4のスイッ
チング回路SWは接続端子7に接続されている。なお図
1において、これらの出力端子6と接続端子7は共通の
端子板に並設されている。
【0020】出力端子6と接続端子7の同極間それぞれ
には、高周波電流の一部をパイパスするためのバイパス
手段としてコンデンサCが介挿されている。
【0021】照明装置はさらに、高周波インバータ2の
出力端子6と調光回路4の接続端子7との間に接続され
る放電灯8と、この放電灯8の明るさを検出する調光用
センサ9と、前述の熱陰極放電灯点灯回路Aの各部に制
御信号を与え、装置全体の制御を行なうCPUによって
構成される制御装置10と、メイン電源としての直流電
源1の投入、放電灯8の点灯指令、放電灯8の調光指令
を入力するための操作部11を備えている。
【0022】次に、上記構成の熱陰極放電灯点灯回路A
の動作、また放電灯装置の動作について説明する。図2
は熱陰極放電灯8の電極フィラメントに流れるフィラメ
ント電流If、放電点灯時のランプ電流Il、そしてフ
ィラメントの温度状態Tf、調光回路4のスイッチング
回路SWのタイミングチャートを示している。
【0023】タイミングt0の電源オフ状態から任意の
タイミングt1において、操作部11によってメイン電
源としての直流電源1の電源投入操作がなされると、直
流電源1から高周波インバータ2に直流を入力するよう
になる。
【0024】またCPU10から信号線e1を通して調
光回路4に対して予備予熱開始のために放電灯電極間を
短絡するためにスイッチング回路SWをオンにする予熱
切替信号を与える。
【0025】この結果、直流予熱回路3は未だ不動作状
態におかれるが、高周波インバータ2は所定電圧の高周
波電流を出力端子6に出力するようになる。ところが、
調光回路4のスイッチング回路SWがオンして放電灯8
のフィラメント間が接続端子7,7を介して短絡するた
め、出力端子6に出力される高周波電流の一部はコンデ
ンサCを通してスイッチング回路SW側に流れ、残りの
高周波電流が放電灯8のフィラメントを通ってスイッチ
ング回路SWに流れるようになる。したがって、放電灯
8のフィラメントには放電灯点灯時の定格の高周波電流
ではなく、それよりも低い高周波電流が予熱電流(これ
を、予備予熱電流と称する)i1として流れて発熱が始
まるが、この場合、予備予熱電流i1は通常の予熱温度
である約850°よりも低く、熱電子が活発には放出さ
れない約400〜500°に予熱する電流であるため、
熱陰極放電灯8の電極フィラメントが約400〜500
°の予備予熱温度Tf1に予熱され、点灯指令が入力さ
れるまでこの温度Tf1に維持されることになる。
【0026】次に、任意のタイミングt2において操作
部11において放電灯点灯操作がなされると、CPU1
0は直流予熱回路3と調光回路4とにそれぞれ信号線b
1,e1を通して点灯指令信号を与える。これを受け
て、直流予熱回路3は所定の電圧の直流を出力端子6に
出力するようになる。
【0027】ところがこの場合、調光回路4がスイッチ
ング回路SWをオン状態を維持するように制御してフィ
ラメントの予熱モードを継続させ、また高周波インバー
タ2も動作を継続して定格の高周波電流を出力している
ため、放電灯8のフィラメントには出力端子6において
直流予熱回路3からの直流Iと高周波インバータ2から
の高周波電流の一部i1とが重畳した形の電流i2(=
i1+I)が本予熱電流として流れ、それまで予備予熱
で約400〜500°に維持されていたフィラメント
は、タイミングt3までの短い時間のうちに熱電子が活
発に放出されて放電点灯が可能となる約850°の温度
Tf2まで上昇する。
【0028】この後、あらかじめ設定されているタイミ
ングt3(このタイミングt3は、本予熱開始のタイミ
ングt2から1〜2秒後とするのが望ましいが、実機に
応じて最適な時間に設定されるものとする)に、CPU
10は直流予熱回路3と調光回路4に点灯指令信号を出
力する。これを受けて直流予熱回路3の動作を停止し、
また調光回路4はスイッチング回路SWをオフすること
によって熱陰極放電灯8の電極間の短絡を開放する。
【0029】このスイッチング回路SWの開放の結果、
それまでコンデンサCを介してスイッチング回路SW側
に流れていたために電圧が低くなっていたフィラメント
の高周波電流は、高周波インバータ2の定格の高周波電
流i3のまま全部、放電灯8の電極に印加されるように
なり、放電灯8内で二次放電が開始されて放電点灯が開
始されることになる。
【0030】次に、放電灯8の調光動作について説明す
る。放電灯8の調光は、調光回路4のスイッチング回路
SWのオン・オフの切替制御を高速で行ない、そのオン
時間とオフ時間の時間比を制御することによって行な
う。すなわち、任意のタイミングt4にスイッチング回
路SWをオンすることによって熱陰極放電灯8の両フィ
ラメント間が短絡し、放電灯8内での電極間の放電が停
止し、予備予熱時と同じ動作によって高周波インバータ
2からの高周波電流のうちコンデンサCによってバイパ
スされた残りの高周波電流がスイッチング回路SWを通
して高周波フィラメント電流i4(=i1:予備予熱電
流)として流れるようになる。そして次のタイミングt
5にスイッチング回路SWをオフすることによって、全
光点灯時と同じように、高周波インバータ2からの定格
の高周波電流がランプ電流i5(=i3:全光点灯電
流)として流れて放電灯8が点灯するようになる。
【0031】したがって、このスイッチング回路SWの
オン・オフの時間比τ1/τ2(=d:デューティ比)
を変化させることによって放電灯8の明るさを調整する
ことができるのである。
【0032】そこで、操作部11の調光つまみの操作に
よって放電灯8の明るさを変化させる信号がCPU10
に入力されると、CPU10は調光制御回路5に対して
信号線c1を通して明るさの増減指令信号を入力する。
これを受けて調光制御回路5は放電灯8から所定の明る
さが得られるようなオン・オフデューティ比dを演算
し、そのデューティ比dを実現するパルス信号を信号線
d1を通して調光回路4のスイッチング回路SWに与
え、これによっスイッチング回路SWがスイッチング動
作を所望のデューティ比で行ない、放電灯8を所望の明
るさに調光する。
【0033】こうして、この実施例の熱陰極放電灯点灯
回路Aを備えた照明装置は、メイン電源の投入時に熱陰
極放電灯8の電極フィラメントに予備予熱電流を流して
おき、放電灯点灯指令が入力されたときにこの予備予熱
状態から本予熱に移行するようにしているので、放電灯
点灯操作から放電灯8が点灯するまでの時間が、従来の
ように放電灯点灯操作があって初めて予熱を開始し、所
定の予熱温度になればスイッチング手段をオフして放電
点灯を開始させる場合に比べて短くできる。
【0034】また直流予熱回路3によって放電灯8のフ
ィラメントに直流予熱電流を印加する場合に、この直流
予熱電流Iだけでなく、高周波インバータ2からの高周
波電流の一部i1を重畳した形で印加するようにしてい
るので、従来の直流予熱電流だけでフィラメントの予熱
を行なう場合のように直流予熱電流を大きくする必要が
なく、それだけ直流予熱回路の回路素子として定格を低
いものを使用することができるようになり、回路構成を
小型化できる。
【0035】図3は請求項1および2の発明の熱陰極放
電灯点灯回路を含む請求項3および4の発明の照明装置
の具体的な回路構成を示している。この回路図におい
て、直流電源1の出力は+24Vであり、直流電源1の
投入後には各回路要素の+Vd端子に直流電圧+24V
が印加されるものとする。また各回路素子のGは共通の
グランドとする。
【0036】高周波インバータ2は、交互に高速でター
ンオン・オフするトランジスタQ1,Q2、共振回路を
構成するコイルL1およびコンデンサC1、抵抗R1〜
R3、昇圧トランスT1、直流カット用のコンデンサC
2から構成され、端子板上の出力端子6a,6bから出
力されるようになっている。
【0037】直流予熱回路3は、予熱切替信号b1によ
ってオン、オフ動作するトランジスタQ5と、このトラ
ンジスタQ5のオン、オフに従動して逆位相でオン、オ
フ動作するトランジスタQ4と、このトランジスタQ4
の動作と同位相でオン、オフして電源1からの直流の通
流を制御するトランジスタQ3と、抵抗R4〜R11
と、ダイオードD7と、インダクタ素子L2を備えてお
り、トランジスタQ3、限流抵抗R4,R5およびイン
ダクタ素子L2は直列回路を構成している。この直流予
熱回路3の直流出力は、高周波インバータ2の高周波出
力と同じく出力端子6a,6bに印加されるようになっ
ている。
【0038】調光回路4は大きく分けて、熱陰極放電灯
8の電極フィラメントに対して高周波インバータ2の反
対側の接続端子7a,7bに接続され、フィラメント電
流を整流するための整流部13と、図1に示したスイッ
チング回路SWに対応するスイッチング部14と、この
スイッチング部14のスイッチング動作を行なわせるス
イッチング駆動部15から構成されている。そして整流
部13はブリッジに組まれたダイオードD1〜D4から
構成され、スイッチング部14はスイッチングトランジ
スタQ6、抵抗R12、コンデンサC5およびダイオー
ドD5から構成されている。
【0039】調光回路4のスイッチング駆動部15は、
2段に接続され、逆位相で動作するトランジスタQ8,
Q7、ダイオードD6、抵抗R17,R18、またトラ
ンジスタQ7がオンしている時に動作するフォトカプラ
PC1、このフォトカプラPC1によって駆動されるト
ランジスタQ10、そして抵抗R13〜R16、さらに
スイッチングトランジスタQ6の動作電流を生成するた
めにトランスT1に設けられ、整流回路を構成するダイ
オード8とコンデンサC6から構成されている。そして
この調光回路4は、調光制御回路5からの制御信号d
1、CPU10からの制御信号e1によって予熱、点灯
切替動作するようになっている。
【0040】高周波インバータ2と直流予熱回路3の共
通の出力端子6a,6bと調光回路4側の接続端子7
a,7bの同極端子間にはバイパス手段としてコンデン
サC3,C4それぞれが介挿されている。このコンデン
サは直流に対して無限大の抵抗となり、高周波電流に対
してはフィラメントインピーダンスと並列なインピーダ
ンスとなり、高周波電流の一部をフィラメントに流さな
いで、このコンデンサ側を通してバイパスする働きをす
る。
【0041】なおその他の回路、調光制御回路5やメイ
ン制御装置としてのCPU10および操作部11は図1
と同じものである。
【0042】次に、上記構成の熱陰極放電灯点灯回路お
よびそれを備えた照明装置の動作について説明する。高
周波インバータ2にはメイン電源1が投入されることに
よって+Vdの直流電圧が入力されるようになって動作
を開始し、スイッチングトランジスタQ1,Q2の高速
で交互のスイッチング動作と、トランスT1とコンデン
サC1による共振動作によって約40〜50kHzの一
定周波数の高周波電流に変換し、さらにトランスT1に
よって昇圧を行ない、コンデンサC2により出力端子6
a,6bに所定の高周波電流として出力する。
【0043】調光回路4の整流部13では、トランジス
タQ6がオンしてフィラメント電流が流れている状態
で、放電灯8の電極フィラメントを通して流れる高周波
電力を整流し平滑化してスイッチングトランジスタQ6
に与える。反対に、このトランジスタQ6がオフしてい
る状態ではフィラメント電流が流れない。したがって、
スイッチング部14によるトランジスタQ6のオン・オ
フ制御によってフィラメント電流の通流・遮断を繰り返
し、熱陰極放電灯8の放電・停止を数kHz(=1/T
2(周期))の高速で繰り返すことにより放電灯8の調
光を行なうことができる。しかもこの場合、トランジス
タQ6のオン時間を長くすれば放電停止時間が長くな
り、光度を暗くすることができ、逆にオフ時間を長くす
れば放電時間が長くなり、光度を明るくすることができ
る。
【0044】そこで、スイッチングトランジスタQ6に
対するスイッチング駆動部15に対して調光制御回路5
からオン・オフデューティ比を調整した信号d1を与え
ることにより放電灯8の調光を行なうことができること
になる。そこでこの調光制御回路5は操作部11による
明るさ調整つまみの操作に応じて調光基準を発生し、放
電灯8の明るさをセンシングする調光用センサ9からの
フィードバック信号f1との比較によって放電灯8の明
るさの増減度を演算し、それに見合うデューティ比dの
スイッチング信号d1を生成してスイッチング駆動部1
5に出力するのである。
【0045】図4は回路各部の信号波形を示すタイミン
グチャートであり、タイミングt0の電源オフ状態か
ら、任意のタイミングt1に操作部11を操作してメイ
ン電源が投入されると、各電源端子に+Vd(この実施
例では+24V)の直流電圧が印加されることになる。
これと共に、CPU10は予熱切替信号b1として
“H”信号を直流予熱回路3に出力し、同時に予熱・点
灯切替信号e1として“H”信号を調光回路4に直接出
力する。
【0046】これを受けて直流予熱回路3ではトランジ
スタQ5がオンし、トランジスタQ5がオン―トランジ
スタQ4がオフ―トランジスタQ3がオフとなる一連の
動作をして直流予熱回路3を不動作状態にする。この結
果、高周波インバータ2からの高周波電流のみが出力端
子6a,6bに出力されることになる。
【0047】また調光回路4では、予備予熱のためにC
PU10から予熱・点灯切替信号e1として“H”入力
を受けるとトランジスタQ8がオンし、トランジスタQ
8がオン―トランジスタQ7がオフ―フォトカプラPC
1がオフ―トランジスタQ10がオフ―トランジスタQ
6がオンとなる一連の動作をして、スイッチングトラン
ジスタQ6によって放電灯8のフィラメント間を接続端
子7a,7bを介して短絡し、整流部13を動作可能と
する。
【0048】そこで任意のメイン電源投入のタイミング
t1において、熱陰極放電灯8の電極フィラメント間に
高周波インバータ2から図2に示した予備予熱用の高周
波フィラメント電流i1が流れるようになる。そしてこ
の場合、出力端子6a,6bに出力される高周波電流の
一部ibはコンデンサC3,C4を通して調光回路4の
整流部13に流れ、残りの高周波電流iaが放電灯8の
フィラメントを通って整流部13に流れるようになるの
で、放電灯8のフィラメントには放電灯点灯時の定格の
高周波電流i(=ia+ib)ではなく、それよりも低
い予備予熱電流i1(=ia)となる。そしてこの予備
予熱電流i1は、通常の予熱温度である約850°より
も低く、熱電子が活発には放出できない約400〜50
0°の温度に予熱する電流であるため、熱陰極放電灯8
の電極フィラメントが約400〜500°の予備予熱温
度Tf1に予熱され、点灯指令が入力されるまでこの温
度Tf1に維持されることになる。
【0049】こうしてメイン電源1の投入と同時に熱陰
極放電灯8のフィラメントの予備予熱が開始された後、
任意のタイミングt2において操作部11の操作で点灯
指令がCPU10に入力されると、CPU10から直流
予熱回路3に対して予熱切替信号b1として“L”信号
が出力され、これを受けた直流予熱回路3では、トラン
ジスタQ5がまず反転してオフとなり、トランジスタQ
5がオフ―トランジスタQ4がオン―トランジスタQ3
がオンとなる一連の動作によって直流予熱回路3が動作
状態になり、直流電源電圧+Vdを抵抗R4,R5によ
って降圧した電圧の直流Iが予熱電流として出力端子6
aに出力されるようになる。
【0050】そしてこの点灯始動時には、CPU10か
ら調光回路4に予熱・点灯切替信号e1として“H”信
号が引き続き出力され、トランジスタQ8がオン状態を
維持し、予備予熱時から引き続きスイッチングトランジ
スタQ6はオンして予熱モードを維持している。したが
って、出力端子6a,6bには直流予熱回路3からの直
流予熱電流Iと高周波インバータ2からの高周波電流i
の一部ia(高周波電流iの残り電流ibはコンデンサ
C3,C4を通してバイパスされるため)とが重畳した
形の電流i2(=I+ia=I+i1)が印加され、こ
れが放電灯8にフィラメント電流として供給されてフィ
ラメントを本予熱するようになり、短い時間のうちにフ
ィラメントを二次放電が開始するのに十分な温度である
約850°まで赤熱するようになる。
【0051】次に、CPU10は本予熱時間としてあら
かじめ設定されている時間、例えば1〜2秒が経過した
タイミングt3で、予熱切替信号b1として“H”信号
を直流予熱回路3のトランジスタQ5のベースに対して
出力し、また調光制御回路5に対してコントロール信号
c1として予熱完了を示す“H”信号を出力し、同時に
調光回路4のトランジスタQ8のベースに対して“L”
信号を予熱・点灯切替信号e1として出力する。
【0052】予熱切替信号b1として“H”信号を受け
て直流予熱回路3のトランジスタQ5はオンして、予備
予熱の場合と同じようにトランジスタQ5がオン―トラ
ンジスタQ4がオフ―トランジスタQ3がオフとなる一
連の動作により予熱回路3が不動作状態に戻され、直流
予熱電流の出力が停止され、出力端子6a,6bには高
周波インバータ2からの高周波電流だけが出力されるこ
とになる。
【0053】一方、調光回路4のスイッチング駆動部1
5のトランジスタQ8は予熱・点灯切替信号e1が
“L”となることによってオフとなり、この結果として
トランジスタQ7に対して作用しなくなる。
【0054】ところがこの状態で、調光制御回路5から
は制御信号d1として“H”信号がスイッチング駆動部
15の抵抗R17とダイオードD6の中点に印加され、
これによってトランジスタQ7のベースにターンオン電
圧が印加されることになり、トランジスタQ7がオン
し、トランジスタQ7がオン―フォトカプラPC1がオ
ン―トランジスタQ10がオン―トランジスタQ6がオ
フとなる一連の動作が起こり、スイッチング部14のト
ランジスタQ6がオフすることになる。
【0055】スイッチングトランジスタQ6がオフとな
ってスイッチング部14が開放されると、それまでコン
デンサC3,C4を介してスイッチング部14側に流れ
ていたために電圧が低くなっていたフィラメントの高周
波電流は、高周波インバータ2の定格の高周波電流i
(=i3)のまま全部、放電灯8の電極に印加されるよ
うになり、放電灯8内で二次放電が開始されて放電点灯
が開始されることになる。
【0056】次に調光動作について説明すると、任意の
タイミングt4で操作部11から放電灯8を暗くするよ
うな操作信号が入力されると、CPU10はこれを制御
信号電圧のmaxとminの間の対応する電圧に調整し
たコントロール信号c1として調光制御回路5に対して
出力する。
【0057】そこで調光制御回路5に内蔵されているI
Cがコントロール信号の電圧に見合う明るさにするため
にスイッチングトランジスタQ6のオン時間τ1とオフ
時間τ2との比、つまりデューティ比d(=τ1/τ
2)を演算し、そのデューティ比のスイッチングパルス
信号をスイッチング駆動部15に信号d1として出力
し、最終的にスイッチングトランジスタQ6をこのデュ
ーティ比dでオン・オフ動作させ、放電灯8を所望の明
るさに調光する。すなわち、図4において操作部11の
操作によって調光用のコントロール信号の電圧をmin
側に低下させて放電灯8を暗くしようとする場合には、
スイッチングトランジスタQ6のオン時間τ1が長くな
るようなデューティ比dのパルス信号を調光制御回路5
から調光回路4のスイッチング駆動部15に信号d1と
して与え、逆に放電灯8を明るくするためには、スイッ
チングトランジスタQ6のオン時間が短くなるようなデ
ューティ比のパルス信号d1を調光制御回路5で生成し
て調光回路4へ出力するのである。
【0058】こうして、この実施例の熱陰極放電灯点灯
回路Aを備えた照明装置では、メイン電源1の投入時に
熱陰極放電灯8の電極フィラメントに高周波の予備予熱
電流を流しておき、放電灯点灯指令が入力された時に
は、高周波の予備予熱電流と直流予熱回路3からの直流
予熱電流を重畳してフィラメントに流して本予熱を行な
うようにしているので、放電灯点灯操作から放電灯8が
点灯するまでの時間を、従来のように放電灯点灯操作が
あって初めて予熱を開始し、所定の予熱温度になればス
イッチング手段をオフして放電点灯を開始させる場合に
比べて短くできる。
【0059】しかもこの実施例の場合には、本予熱電流
として直流予熱回路3からの直流予熱電流と高周波イン
バータ2からの高周波電流の一部とを重畳させた形の電
流を用いるようにしているので、直流予熱電流単独で本
予熱を行なう場合に比べて直流電圧を小さく設定するこ
とができ、それだけ直流予熱回路3の回路素子として耐
圧の小さなものを使用することができるようになり、回
路全体を小型化できることになる。
【0060】なお上記実施例で用いた電流、電圧などの
数値は特に限定されることはない。また上記実施例では
バイパス手段としてコンデンサを高周波インバータの出
力端子とスイッチング手段の接続端子との間に介挿させ
た例を示したが、特にこの構成に限定されることはな
く、予備予熱時および調光モードでの予熱時にだけ選択
的にバイパス動作するトランジスタその他のスイッチン
グ素子、さらには論理素子を利用することもできる。
【0061】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明の熱陰極放
電灯点灯回路によれば、出力端子と接続端子との間に放
電灯を接続した場合には、メイン電源投入によって高周
波インバータが高周波電流を出力端子に出力を開始し、
また予熱・点灯切替スイッチング手段が放電灯の両フィ
ラメント電極間を短絡させ、バイパス手段が高周波イン
バータの高周波電流の一部をバイパスすることにより、
放電灯のフィラメントに高周波電流の一部が予熱電流と
して印加され、通常の点灯用の高周波電流よりも低い高
周波電流によってフィラメントを予備的に予熱しておく
ことができ、しかも点灯開始指令信号を受ければ直流予
熱回路が動作を開始し、出力端子から放電灯のフィラメ
ントに対して前述の高周波予備予熱電流と直流電流とを
重畳した形の本予熱電流を印加することができて、点灯
開始指令信号の入力後短い時間のうちに、しかも従来の
ような直流電流だけで予熱する場合よりも小さな直流電
流によって二次放電可能な温度まで予熱することがで
き、さらにこの予熱が完了し、予熱・点灯切替スイッチ
ング手段が接続端子間の短絡を開放すれば、これと同期
してバイパス手段が高周波インバータの出力の一部のバ
イパスを停止し、通常の高周波電流を放電灯に出力端子
から印加して放電灯の点灯を開始することができ、放電
灯の点灯始動時間を短くすることができると共に、回路
構成も小型化できる。
【0062】請求項2の発明の熱陰極放電灯点灯回路に
よれば、上記の熱陰極放電灯点灯回路において、高周波
電流のバイパス手段として出力端子と接続端子との同極
端子間それぞれにコンデンサを介挿することにより、予
備予熱時や調光時モードでの予熱時にはこのコンデンサ
によって高周波電流の一部を予熱・点灯切替スイッチン
グ手段側にバイパスすることによって高周波インバータ
の高周波出力全部が予熱電流としてフィラメントに流れ
ないようにして、フィラメントが必要以上に高温となら
ないように維持することができ、点灯時や調光モードで
の点灯時には高周波インバータの高周波出力を全部点灯
用電流として放電灯に印加することができ、請求項1の
熱陰極放電灯点灯回路と同じく放電灯の点灯始動時間を
短くすることができると共に、回路構成も小型化でき
る。
【0063】請求項3の発明の照明装置によれば、請求
項1の熱陰極放電灯点灯回路に対して、出力端子と接続
端子の間に熱陰極放電灯を接続し、高周波インバータの
直流入力側に直流電源を接続し、直流予熱回路に与える
点灯開始指令信号と予熱・点灯切替スイッチング手段に
与える予熱指令信号を生成する制御装置を接続している
ので、制御装置の制御信号によって放電灯のフィラメン
トに対して予備予熱、点灯開始時の本予熱、調光モード
での予熱それぞれの動作において必要な高周波電流や直
流電流を放電灯のフィラメントに印加し、また点灯用高
周波電流を放電灯のフィラメントに印加することがで
き、直流予熱回路を小型のものにして、速いタイミング
で放電灯を始動することができる。
【0064】請求項4の発明の照明装置によれば、請求
項2の熱陰極放電灯点灯回路に対して、出力端子と接続
端子の間に熱陰極放電灯を接続し、高周波インバータの
直流入力側に直流電源を接続し、直流予熱回路に与える
点灯開始指令信号と予熱・点灯切替スイッチング手段に
与える予熱指令信号を生成する制御装置を接続している
ので、請求項3の照明装置と同じく制御装置の制御信号
によって放電灯のフィラメントに対して予備予熱、点灯
開始時の本予熱、調光モードでの予熱それぞれの動作に
おいて必要な高周波電流や直流電流を放電灯のフィラメ
ントに印加し、また点灯用高周波電流を放電灯のフィラ
メントに印加することができ、直流電流回路を小型のも
のにして、速いタイミングで放電灯を始動することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2の発明の熱陰極放電灯点灯回
路の共通の実施例を備えた請求項3および4の発明の照
明装置の共通の実施例の一例の回路ブロック図。
【図2】上記照明装置の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図3】請求項1および2の発明の熱陰極放電灯点灯回
路の共通の実施例を備えた請求項3および4の発明の照
明装置の共通の実施例の他例の回路ブロック図。
【図4】上記照明装置の動作を示すタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1 直流電源 2 高周波インバータ 3 直流予熱回路 4 調光回路 5 調光制御回路 6 出力端子 7 入力端子 8 放電灯 9 調光センサ 10 CPU 11 操作部 13 整流部 14 スイッチング部 15 スイッチング駆動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱陰極放電灯に対して放電点灯用の電力
    を供給するために、直流入力を高周波電流に変換して出
    力端子に出力する高周波インバータと、 点灯開始指令信号を受けて動作し、前記熱陰極放電灯に
    直流予熱電流を供給するために所定電圧の直流電流を前
    記高周波インバータと同じ出力端子に出力する直流予熱
    回路と、 放電灯に対して前記高周波インバータの出力端子側と反
    対の接続端子に接続され、予熱指令信号を受けて前記放
    電灯の両フィラメント電極間を短絡させ、それ以外の時
    には開放する動作を行なう予熱・点灯切替スイッチング
    手段と、 前記予熱・点灯切替スイッチング手段による短絡動作と
    同期して前記高周波インバータの高周波電流の一部をバ
    イパスするバイパス手段とを備えて成る熱陰極放電灯点
    灯回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱陰極放電灯点灯回路
    において、バイパス手段として、前記出力端子と接続端
    子との同極端子間それぞれにコンデンサを介挿したこと
    を特徴とする熱陰極放電灯点灯回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の熱陰極放電灯点灯回路
    に備え、前記出力端子と接続端子の間に熱陰極放電灯を
    接続し、前記高周波インバータの直流入力側に直流電源
    を接続し、前記直流予熱回路に与える点灯開始指令信号
    と前記予熱・点灯切替スイッチング手段に与える予熱指
    令信号を生成する制御装置を接続して成ることを特徴と
    する照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の熱陰極放電灯点灯回路
    を備え、前記出力端子と接続端子の間に熱陰極放電灯を
    接続し、前記高周波インバータの直流入力側に直流電源
    を接続し、前記直流予熱回路に与える点灯開始指令信号
    と前記予熱・点灯切替スイッチング手段に与える予熱指
    令信号を生成する制御装置を接続して成ることを特徴と
    する照明装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006310239A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Tozai Denko Co Ltd 調光用放電灯点灯装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006310239A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Tozai Denko Co Ltd 調光用放電灯点灯装置

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