JPH1035961A - 巻出装置 - Google Patents

巻出装置

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JPH1035961A
JPH1035961A JP19034596A JP19034596A JPH1035961A JP H1035961 A JPH1035961 A JP H1035961A JP 19034596 A JP19034596 A JP 19034596A JP 19034596 A JP19034596 A JP 19034596A JP H1035961 A JPH1035961 A JP H1035961A
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JP
Japan
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core
moving
rail
unwinding device
empty
Prior art date
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Withdrawn
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JP19034596A
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English (en)
Inventor
Junichi Yamamoto
順一 山本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1035961A publication Critical patent/JPH1035961A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原反交換による稼働時間の損失を可及的に少
なくすることができる巻出装置を提供する。 【解決手段】 コア受台に水平に載置されたコアの両端
を、対向するコアチャックで挾持する方式の巻出装置に
おいて、前記コア受台3から巻出しを終えた空コア6を
間接的に脱離させるための油圧シリンダ29と、持ち上
げられた該空コア6を自重で転動走行させるための移動
用レール21と、該移動用レール上でかつ前記コア受台
より適宜の距離離れた位置に前記空コアを停止保持する
アブソーバ24及びコアホルダ21とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状物用スリ
ッタの巻出装置、詳しくは巻出装置の空コア移動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばプラスチックのフィルムやシート
など(以下シート状物と呼ぶ)は、一般に押出成形機に
よって広巾に成形してコアに巻き取り、このコアに巻き
取られた広巾の原反を巻出装置に回転自在に取り付け、
ここから巻き出したシート状物をスリッタによって複数
条の狭巾のシート状物に切断し、切断された帯状のシー
ト状物をそれぞれ対応する巻取コアで巻き取って製造し
ている。
【0003】図6は従来の巻出装置の一例の正面図、図
7は図6のA−A断面図で、これらの図において、1は
巻出装置、2は巻出装置本体、3は巻出装置本体2に固
設されたコア受台、3aはコア受台3に設けられた円弧
溝、4は先端にテーパーヘッドを備え軸方向に進退動す
る回転自在なコアチャック、5は原反(シート状物の巻
巾4〜8m,巻径800〜1000mm)、6は原反5
のコア(径400〜500mm)、7はコア6に巻き取
られた原反5のシート状物、8は巻出装置1と原反5及
びコア6のストックヤードの間に架設されたクレーン、
9はクレーン8のレール、10はスリッタの引取ローラ
である。
【0004】原反5はストックヤードからクレーン8に
よってコア6の両端部を吊られて巻出装置1まで運ばれ
てコア受台3の円弧溝3aに嵌めて載置される(図6の
状態)。次いで、コアチャック4がコア6側に突出して
コア6の両端を挾持する。このときコアチャック4のテ
ーパーヘッドはコア6の両端部のテーパー孔と嵌合し、
同時にコア6を僅かに持ち上げてコア6をコア受台3よ
り離す。
【0005】シート状物7は引取ローラ10を経て図示
省略のスリッタに送られ、狭巾に切断されてそれぞれ狭
巾のコアに巻き取られる。
【0006】巻出装置1に取り付けた原反5のシート7
が全部巻き出されたら新しい原反5と交換するが、この
ためには先ず、コアチャック4の保持を解いてコア6を
コア受台3の上に降ろし、クレーン8を待機位置から移
動させて空のコア6の両端部を吊って持ち上げ、空のコ
ア6のストックヤードに運んで降ろした後、原反5のス
トックヤードから新しい原反5を吊り上げて再び巻出装
置1の位置に運び、コア受台3に載置して待機位置に戻
る。原反5は前述と同様にコアチャック4によって挾持
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例では、巻
出しが終わった空のコアと新しい原反との交換時に、ク
レーンを待機位置から移動して巻出装置から空のコアを
外してストックヤードに移すためと、新しい原反をスト
ックヤードから巻出装置に運んで取り付けて待機位置に
戻るために、ストックヤードと巻出装置の間を2度往復
することになり、時間がかかるという問題点があった。
コア受台を水平方向に進退可能にした提案(実開平1−
78642号公報)もあるが、上述の課題は依然として
解決されていない。
【0008】そこで、本発明の目的は、原反交換による
稼働時間の損失を可及的に少なくすることができる巻出
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題に対し本発明
は、コア受台に水平に載置されたコアの両端を、対向す
るコアチャックで挾持する方式の巻出装置において、前
記コア受台から巻出しを終えた空コアを脱離させるため
の持上手段と、持ち上げられた該空コアを自重で転動走
行させるための移動用レールと、該移動用レール上でか
つ前記コア受台より適宜の距離離れた位置に前記空コア
を停止保持する手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、前記移動用レールの一端は、コア受
台の下方へ延び、他端は支柱に回転自在に支持されると
共に上方へ延びるストッパを有し、同ストッパに対向し
た位置に進退可能なコアホルダ移動装置を有することを
特徴とする。
【0011】また、前記コアホルダ移動装置は、支柱に
回転可能に支持された歯車と一体構造となっており、移
動用レールと一体の歯車と噛み合うことにより同レール
の回転方向とは逆方向へ回転可能となっていることを特
徴とする。
【0012】また、前記コアホルダ移動装置は、移動用
レールに取り付けられた昇降駆動手段により昇降するこ
とを特徴とする。
【0013】また、前記移動用レールは、コア受台側か
ら下方へ傾斜状態で固定された勾配レールであって、コ
ア受台側にコアを持ち上げるベルクランクを有し、反コ
ア受台側に上方へ延びるストッパを有することを特徴と
する。
【0014】[作用]空のコアと新しい原反との交換時
には、先ず、コア受台上の空のコアをコア受台の近くで
かつ適宜離れた位置に一時的に移しておき、ストックヤ
ードから新しい原反をクレーンで吊って巻出装置に運ん
で空いているコア受台に置く。次いで、クレーンは近く
に移しておいた空のコアを吊ってストックヤードに運ん
で降ろす。
【0015】空のコアをコア受台から取り出して移動さ
せるためには、空のコアを下から持ち上げてコア受台の
溝部から離脱させ、傾斜したレールの上を自重で転動走
行させる。空のコアの走行の停止はアブソーバに衝突さ
せて行い、停止した空のコアの遊動の拘束はホルダで押
さえるか又は溝に嵌めて行い、また空のコアの持ち上げ
はレール又はレールと連結するアームを油圧シリンダま
たは直動モータで持ち上げて行う。
【0016】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]図1は本発明の巻出装置の第1実施例の
側面図、図2は図1のB矢視図、図3は作用説明図であ
る。
【0017】これらの図において、2は巻出装置本体、
3は巻出装置本体2に固設されたコア受台、3aはコア
受台3に設けられた円弧溝、5は原反、6は原反5のコ
アで従来例と同様である。
【0018】20は左右対称の空コア移動装置で、一端
に直角に曲がる鉤部21aと他端に突起21bを有する
左右一対の移動用レール21と、該移動用レール21の
角部に固設された回転軸22と、該回転軸22と同軸に
移動用レール21に固設された歯車23と、同移動用レ
ール21の鉤部21aに設けられたアブソーバ(ストッ
パ)24と、を備える。
【0019】更に、空コア移動装置20は、前記コア6
を押さえるコアホルダ25と、該コアホルダ25に固設
され前記歯車23と噛合する歯車26と、該歯車26と
同軸にコアホルダ25に固設された回転軸27と、回転
軸22及び27を回転自在に支承する支柱28と、一端
を移動用レール21に他端を巻出装置本体2側(床側)
に連結された移動用レール21の回転駆動用の油圧シリ
ンダ29と、左右2個の移動用レール21の差動運動を
防ぐための捩れ防止部材30と、を備える。
【0020】前記コアホルダ25の水平部は側方に曲が
り、垂直部は移動用レール21の側面に沿って上方に伸
び、先端にはコア6の円周と等しい円弧部25aを備え
ている。
【0021】上記構成の空コア移動装置20の作用を説
明する。原反5の交換時には、油圧シリンダ29を伸ば
して移動用レール21を持ち上げると、移動用レール2
1は反時計方向(図1)に回転し、移動用レール21の
歯車23と噛合する歯車26及びこれと一体のコアホル
ダ25は時計方向に回転し、図3に示す状態となり、空
のコア6はコア受台3の円弧溝3aから離脱して重力に
よって移動用レール21の上面を転がって左側端のアブ
ソーバ24に衝突して止まる。
【0022】次いで、油圧シリンダ29を縮めて移動用
レール21を元の位置に戻すと、空のコア6は、図1に
2点鎖線で示すように、アブソーバ24とコアホルダ2
5の先端の円弧部25aによって保持される。移動用レ
ール21とコアホルダ25の回転角は歯車23と26の
歯数によって変えることができ、また移動用レール21
の突起21bは空のコアがこぼれ落ちないための安全ス
トッパである。
【0023】次いで、図示省略のストックヤードから新
しい原反5をクレーン8で吊って巻出装置1に運んで空
いているコア受台3上に降ろし、クレーン8は移動用レ
ール21上にある空のコア6を吊ってストックヤードに
戻り、一方コア受台3上の原反5のコア6はコアチャッ
ク4に挾持され、このときコア6は僅かに持ち上げられ
て回転自在となる。
【0024】[第2実施例]図4は第2実施例の側面図
で、第1実施例と同じか又は類似の構成部材には同じ番
号を用いて説明を省略する。
【0025】図4において、40は空コア移動装置、4
1は第1実施例の移動用レール21から歯車23を除い
たものと同じ移動用レール、41cは移動用レールの角
部近傍に設けられたコア受台3の溝3aと同様の円弧溝
であり、コア6が嵌まったときにコア6の外周部がアブ
ソーバ24と当接する位置に形成されている。
【0026】上記の空コア移動装置40の作用を説明す
る。原反5の交換時には、油圧シリンダ29によって移
動用アーム41を2点鎖線で示す位置に回転させると、
空のコア6はコア受台3の円弧溝3aから離脱して重力
によって移動用レール41の上面を転がって左側端のア
ブソーバ24に衝突し、円弧溝41cに嵌まって止ま
る。
【0027】次いで、移動用レール41を元の位置に戻
すが、空のコア6は図中の2点鎖線で示す位置にそのま
ま止まっている。以下の作用は第1実施例の場合と同様
である。尚、移動用レール41にブラケット42を介し
て油圧シリンダ43を取り付け、この油圧シリンダ43
のピストンロッド先端に取り付けられたコアホルダ44
で、空のコア6をアブソーバ24とで挾持するようにし
ても良い。
【0028】[第3実施例]図5は第3実施例の側面図
で、第1実施例と同じか又は類似の構成部材には同じ番
号を用いて説明を省略する。
【0029】図5において、60は空コア移動装置、6
1は床面に対して勾配を有し、図示省略の支台に固設さ
れた勾配レール、62は勾配レール61の先端部に固設
されたピン63に回転自在に支承されたベルクランク、
62aはベルクランク62の先端に形成された突起部、
69は一端をベルクランク62の一方のアーム先端に、
他端を勾配レール61に連結したベルクランク駆動用油
圧シリンダである。油圧シリンダ69が伸びてベルクラ
ンク62が反時計方向に回転すると、ベルクランク62
の一方のアーム(突起62aのあるアーム)の上面は移
動用レール61の上面と一致するようになっている。
【0030】上記の空コア移動装置60の作用を説明す
る。原反5の交換時には、油圧シリンダ69を伸ばして
ベルクランク62を図中の2点鎖線で示す位置に回転さ
せると、空のコア6はコア受台3の円弧溝3aから離脱
して重力によって勾配レール61の上面を転がって左側
端のアブソーバ24に衝突して円弧溝61cで止まり、
停止位置は勾配レール61の勾配とアブソーバ24によ
って一定位置に規制される。
【0031】次いで、油圧シリンダ69を縮めてベルク
ランク62を元の位置に戻す。以下の作用は第1実施例
の場合と同様である。尚、第2実施例と同様にコアホル
ダ44を設けることもできる。
【0032】また、本発明は上記各実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各実施例中の油
圧シリンダ29,43及び69を直動モータに代える等
各種変更が可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明の巻出装置によって次の効果が得
られる。 (1)原反交換時に、搬送装置で新しい原反をストックエ
リアから巻出装置に運ぶが、この間に空のコアを巻出装
置から外すことができ、また搬送装置が戻る時に空のコ
アをストックエリアまで運ぶので、巻出装置側の巻出動
作を制限することがなく、原反交換による稼働時間の損
失を少なくすることができる。 (2)コアホルダを設けた場合には、停止位置で空のコア
をアブソーバとコアホルダで挾むので、位置決めが正確
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る巻出装置の側面図で
ある。
【図2】同じく図1のB矢視図である。
【図3】同じく作用説明図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る巻出装置の側面図で
ある。
【図5】本発明の第3実施例に係る巻出装置の側面図で
ある。
【図6】従来の巻出装置の側面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【符号の説明】
3 コア受台 4 コアチャック 5 原反 6 コア 21 移動用レール 29 油圧シリンダ(持上装置) 41 移動用レール 61 移動用レール 69 油圧シリンダ(持上装置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア受台に水平に載置されたコアの両端
    を、対向するコアチャックで挾持する方式の巻出装置に
    おいて、前記コア受台から巻出しを終えた空コアを脱離
    させるための持上手段と、持ち上げられた該空コアを自
    重で転動走行させるための移動用レールと、該移動用レ
    ール上でかつ前記コア受台より適宜の距離離れた位置に
    前記空コアを停止保持する手段とを備えたことを特徴と
    する巻出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、同移動用レールの一
    端は、コア受台の下方へ延び、他端は支柱に回転自在に
    支持されると共に上方へ延びるストッパを有し、同スト
    ッパに対向した位置に進退可能なコアホルダ移動装置を
    有することを特徴とする巻出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、同コアホルダ移動装
    置は、支柱に回転可能に支持された歯車と一体構造とな
    っており、移動用レールと一体の歯車と噛み合うことに
    より同レールの回転方向とは逆方向へ回転可能となって
    いることを特徴とする巻出装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、同コアホルダ移動装
    置は、移動用レールに取り付けられた昇降駆動手段によ
    り昇降することを特徴とする巻出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、同移動用レールは、
    コア受台側から下方へ傾斜状態で固定された勾配レール
    であって、コア受台側にコアを持ち上げるベルクランク
    を有し、反コア受台側に上方へ延びるストッパを有する
    ことを特徴とする巻出装置。
JP19034596A 1996-07-19 1996-07-19 巻出装置 Withdrawn JPH1035961A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008526655A (ja) * 2005-01-18 2008-07-24 フューチュラ エス ピー エー 巻き出し装置内でリールを交換する装置及び方法
CN111498552A (zh) * 2020-05-29 2020-08-07 珠海创盛条码设备有限公司 一种全自动上料分切腹卷标签机

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Effective date: 20031007