JP3943918B2 - 親巻ロールの自動搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は製紙設備において、リール装置で巻き取られた親巻ロールをワインダ装置のアンワインダまで自動搬送する親巻ロールの自動搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の製紙設備において、リール装置からワインダ装置へ親巻ロールを搬送する装置の概要について、図4乃至図6に基づいて説明する。
図4は従来の代表的な一例として、親巻ロール搬送装置の全貌を概略的に示す説明図、図5はリール装置と搬送レール間の移送に工夫を加えた従来の他の例の説明図、図6は図5の他の例において搬送レールとアンワインダ間の移送に工夫を加えた説明図である。
【0003】
図4において、50はリール装置を示し、同リール装置50で上部に設置されたストレージレール52に持ち込まれたリールスプール51が、スプール受渡し装置53によってリールレール54上に運び込まれる。
【0004】
同リールスプール51はリールレール54上の所定位置に保持され、リールドラム55と接触して回転され、上流の抄紙機56で連続的に製造されたウエブ状の紙(本明細書中においては、ウエブという)57を巻き取り、これにより親巻ロール58が形成される。
【0005】
巻き取りが進み、親巻ロール58の巻径が所定の巻径に達すると、図示省略の切断装置が作動してウエブ57を切断し、巻き取り位置でのリールスプール51の支持が解除され、親巻ロール58はリールレール54の傾斜に沿って同リールレール54の先端まで移動する。
【0006】
次いでこの親巻ロール58は、図示省略のクレーン等の移送手段によりリールレール54から受け取られて下流の搬送レール59上に移載され、更に下流のワインダ装置60に向かって傾斜した同搬送レール59上を移動する。
【0007】
同搬送レール59の下流に達した親巻ロール58は、図示省略のクレーン等の移送手段によりワインダ装置60のアンワインダ61にセットされて巻き戻され、巻き戻しの途中位置でスリッタ62によって所定の巾寸法に切断され、巻き取りドラム上に製品ロール、即ち、シッピングロール63が製造される。
【0008】
この巻き戻しによりウエブを巻き戻されてアンワインダ61上で空になったリールスプール51は、図示省略の移送手段により、図中に2点鎖線を用いて概念的に表示するように、リール装置50のストレージレール52に返送されて再使用に供せられる。
【0009】
また、この種装置の他の例として、最近、例えば特許公報第2793960号に示すような巻取紙の搬送装置が提案されている。
これは前記従来の代表的な一例として図4に示したものが、リールレール54から搬送レール59の間、及び同搬送レール59からアンワインダ61間における親巻ロール58の移送手段としてクレーン等を用いていたのに代えて、図5に示す様にアーム64及びこれを回転作動するシリンダ65等で構成される移送手段、そして図6に示す様に上方に突出した屈曲部を有するアーム67及びこれを作動するシリンダ68等で構成される移送手段を有するものである。
【0010】
すなわち、リールレール54から搬送レール59へ親巻ロール58を移送する際には、前記の様にリール装置50のリールレール54の下流端に転送アーム64を回転自在に設け、これにシリンダ65を連結しているので、このシリンダ65が伸張してアーム64を垂直に立ち上げ、ここにリール装置50で製造された親巻ロール58が転送して来て同アーム64に衝突して停止する。
【0011】
次いで、シリンダ65が収縮して転送アーム64が搬送方向に回転し、搬送レール59との間に架け渡され、親巻ロール58を搬送レール59に移送するようになっている。
【0012】
そして搬送レール59からアンワインダ61へ親巻ロール58を移送する際には、搬送レール59上でストッパ66による親巻ロール58の保持が解除され、同ストッパ66から転動して来る親巻ロール58を上方に突出しているアーム67の屈曲部に衝突させて停止し、次いでシリンダ68が収縮してアーム67が降下し、親巻ロール58がアンワインダ61の凹部に送り込まれることによりこの間での移送が完了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
前記した様に、従来、親巻ロール58をリール装置50から搬送レール59を経てワインダ装置60へ搬送する際には、各装置の接合部でクレーン等の移送手段で吊り下げ移送を行うか、又は揺動するアーム64、67により移送等を行うものであった。
【0014】
しかしながら、リール装置50から送り出される親巻ロール58は、数10tonから100tonを超える場合があり、その重量が大きいので、クレーン等の移送手段で吊り下げ移送を行う手法では、親巻ロール58が空中で静止するまでの動作確認が難しく多大な時間と労力を要すると言う問題が有る。
【0015】
また、アーム64、67により移送を行う手法では、アーム64、67を揺動運動により受け渡す為、親巻ロール58が前後に回転し、外層の巻取り紙(ウエブ)に弛みを生じさせるとか、アーム64、67の揺動運動に伴う下降速度に応じた衝撃荷重が発生する等の不具合がある。
【0016】
本発明はこの様な従来の手法における問題点を解消し、多大な時間と労力を要する吊り下げ移送は止め、各装置間の移送に工夫を加えて巻取り紙に弛みを生じさせず、且つ、衝撃荷重を最小限に押える様に揺動を伴わない移送を行う親巻ロールの自動搬送設備を提供することを課題とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した課題を解決すべくなされたもので、その第1の手段として、リール装置でウエブを巻き取って形成された親巻ロールを下流のワインダ装置のアンワインダに搬送する親巻ロールの自動搬送装置において、リール装置のリールレールとワインダ装置のアンワインダレールに先端及び後端を接続し、同リール装置からワインダ装置へ向かって傾斜する勾配を持った搬送レールを設け、同搬送レールには前記親巻ロールの搬送を停止するため、親巻ロールの搬送方向で所定間隔をおいて複数のストッパを配設すると共に、前記アンワインダレールには前記親巻ロールを受け止める緩衝装置を設け、前記ストッパは、前記搬送レールの側面に回転可能に枢支されたストッパアームと、同ストッパアームの先端側に一端を枢支されて前記ストッパアームの衝撃を緩和するダンパと、同ダンパの他端に一端を枢支連結し他端を固定位置に枢支した支持柱と、同支持柱を前記固定位置まわりに揺動して前記ストッパアームを親巻ロール停止位置と解除位置に切換可能に支持するシリンダを有して構成された親巻ロールの自動搬送装置を提供するものである。
【0018】
すなわち、同第1の手段によれば、リール装置のリールレールからワインダ装置のアンワインダレールに至る搬送レールは、ワインダ装置へ向かって傾斜する勾配を持つと共に複数のストッパを配設しており、且つ、同搬送レールが接続するアンワインダレールには前記親巻ロールを受け止める緩衝装置を設けているので、リール装置で形成された親巻ロールは、前記ストッパにより進行、停止を制御されて搬送レールの傾斜に沿ってアンワインダレールまで自動的に移送され、同移送過程で上下方向の衝撃荷重が発生することもなく、またアンワインダにおいても衝撃は確実に吸収され、親巻ロールの安定した移送により同移送に要する時間も短縮され、作業の効率化とコストの低減を図る様にしたものである。
【0020】
しかも同第1の手段によれば、前記リール装置のリールレールからワインダ装置のアンワインダレールに至る搬送レールに設けたストッパは、ストッパアーム、ダンパ、支持柱、及びシリンダを前記の様に枢支連結して構成し、ダンパ効果とストッパ効果を併せ持たせているので、搬送レールの傾斜に沿って自動的に移送される親巻ロールは同ストッパと衝突してもその衝撃を吸収されてその位置に停止され、親巻ロール外層のウエブに弛みが生じることもなく、安全かつ安定した搬送を行うものである。
【0021】
更にまた、本発明は第の手段として、前記第1の手段において、前記アンワインダレールは、終端部が親巻ロールの搬送面から上方に突起する突起部を有し、かつ同突起部の根部を前記搬送面より窪んだ凹形状に形成すると共に、前記緩衝装置は、前記親巻ロールのリールスプールに当接する一端とショックアブソーバに連絡する他端を有して前記突起部に回転自在に設けた当て板で形成した親巻ロールの自動搬送装置を提供するものである。
【0022】
すなわち、同第の手段によれば、前記搬送レールの下流端に接続したアンワインダレールは、根部を凹形状に窪ませて形成した突起部を有し、また、緩衝装置をショックアブソーバに連絡する当て板等で構成してこれにより前記親巻ロールを受け止めるので、搬送レールからアンワインダレールに移送された親巻ロールの衝撃は、緩衝装置で吸収されて最小化し、同親巻ロールは前記凹形状の窪みに確実に保持される様にしたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について、図1乃至図3に基づいて説明する。
図1は本実施の形態に係る親巻ロールの自動搬送装置の全貌を概略的に示す説明図、図2は図1の要部で、搬送レール上に親巻ロールを保持するストッパの詳細を示し、(a)はその立面図、(b)及び(c)はそれぞれ同ストッパの作用説明図、図3は図1の要部で、アンワインダ及び緩衝装置の詳細を示し、(a)はその立面図、(b)は(a)のA−A矢視図である。
【0024】
すなわち、本実施の形態において、50はリール装置を示し、同リール装置50では、抄紙機56で製造されるウエブ57から親巻ロール58を製造するが、この点については先に説明した従来技術と変更ないので同一部位に同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
【0025】
同リール装置50の出口部分を形成するリールレール54に先端を接続して搬送レール1が設けてあり、同搬送レール1の後端はワインダ装置60のアンワインダレール2に接続している。
【0026】
ここで搬送レール1はアンワインダレール2に向かって下降した勾配を保って配設されており、親巻ロール58のリールスプール51の軸端に取付けられた図示省略の軸受が、搬送レール1に適宜の連結機構で嵌合・係合して移動することにより、親巻ロール58は自重によって、アンワインダ61方向に移送される構成になっている。
【0027】
搬送レール1上には適当な間隔を保って複数のストッパ3が配設され、各ストッパ3は、図2に示すように搬送レール1の側面に設けたピン4にストッパアーム5が回転自在に取付けられ、その一方の先端はダンパ6にピン7によって回転自在に枢支連結されている。
【0028】
ダンパ6の下端は支持柱8の上端と前後方向(搬送レール1の長手方向)に揺動可能に枢支連結されており、支持柱8の下端はフレーム16に回転可能に枢支連結されている。
さらに支持柱8にはフレーム16に他端が固定されたシリンダ9の先端が枢支連結されている。
【0029】
図1の表示からも理解できる様に、複数のストッパ3が搬送レール1上で適当な間隔を保って配設されているので、それぞれのストッパ3において前記シリンダ9が伸縮してストッパ3を開閉することにより、親巻ロール58を一時停止したり次に移送したりすることが出来る。
【0030】
そして搬送レール1上を順次移送されて来た親巻ロール58は、ワインダ装置60のアンワインダ10にセットされることになるが、図3に示すように、アンワインダ10は架台11に固定された搬送レール1の終端部に接続してアンワインダレール2が固定されており、その導入部の高さ、巾は搬送レール1と略同一になっている。
【0031】
なお、アンワインダレール2の終端部(図中左側)は上方に突起した突起部で形成され、親巻ロール58のストッパ部位となる。
また、親巻ロール58がセットされる部分は、安定して保持するためにわずかに凹形状の窪みになっている。
【0032】
そしてアンワインダレール2の凹形状部には、緩衝装置12が設けられており、この緩衝装置12は、当て板13がピン14によって回転自在に取付けられ、更に当て板13の上流側先端は親巻ロール58のリールスプール51の軸端と当接する位置まで突出し、下流側端部には架台11の間でショックアブソーバ15が連結されて構成されている。
【0033】
前記の様に構成された本実施の形態において、ストッパ3の作動について補足すると、図2(b)においてシリンダ9が伸張すると支持柱8が略垂直になることによりダンパ6が上に押し上げられ、ストッパアーム5が回転し、その先端が搬送レール1の上面に突出する。
【0034】
この状態で親巻ロール58がリールレール54から移動して来ると、そのリールスプール51の軸端がストッパアーム5の先端突出部に衝突して停止すると同時にダンパ6により衝撃荷重が緩和されて静止する。
【0035】
そして図2(c)にそれぞれ動きの方向に矢印を付して示すように、シリンダ9が収縮すると支持柱8が揺動してダンパ6の先端が降下し、搬送レール1の上面に突出していたストッパアーム5が搬送レール1の上面より下がり、ストッパ機能が解除されて、親巻ロール58は次のストッパ3まで自動的に移動する。
【0036】
また、緩衝装置12の作動について補足すると、図3において親巻ロール58は順次、各ストッパ3を経て搬送レール1の終端に至り、アンワインダ10のアンワインダレール2上に移動し、そのリールスプール51の軸端と緩衝装置12の当て板13の一端が衝突すると同時に、ショックアブソーバ15の作用により衝撃力は緩和され、同親巻ロール58はアンワインダレール2の凹部に静置される。
【0037】
この様に本実施の形態によれば、大きな重量の親巻ロール58はリール装置50のリールレール54から、アンワインダ10まで連続した略同一勾配の直線レール(搬送レール1)上を移動することになり、上下方向の衝撃荷重が発生せず、親巻ロール58及びその搬送経路を形成する搬送設備にダメージを与えることがない。
【0038】
また、勾配を有する搬送レール1上を移動するため、その位置エネルギー差に基づく衝撃は、ストッパ3のダンパ6およびアンワインダ10の緩衝装置12で吸収し、その衝撃は最小になる。
【0039】
したがって、ストッパ3等における前後方向の揺動運動も最小になり、これに伴なう親巻ロール58における外層の巻取り紙(ウエブ)の弛みも生じない。
さらに、親巻ロール58はストッパ3の開閉により自動的に搬送するため、搬送に要する時間が短縮され、作業の効率化とコストの低減に大いに寄与する等々の効果を奏する。
【0040】
以上、本発明を図示の実施の形態について説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】
以上、本出願の請求項1に記載の発明によれば、リール装置でウエブを巻き取って形成された親巻ロールを下流のワインダ装置のアンワインダに搬送する親巻ロールの自動搬送装置において、リール装置のリールレールとワインダ装置のアンワインダレールに先端及び後端を接続し、同リール装置からワインダ装置へ向かって傾斜する勾配を持った搬送レールを設け、同搬送レールには前記親巻ロールの搬送を停止するため、親巻ロールの搬送方向で所定間隔をおいて複数のストッパを配設すると共に、前記アンワインダレールには前記親巻ロールを受け止める緩衝装置を設け、前記ストッパは、前記搬送レールの側面に回転可能に枢支されたストッパアームと、同ストッパアームの先端側に一端を枢支されて前記ストッパアームの衝撃を緩和するダンパと、同ダンパの他端に一端を枢支連結し他端を固定位置に枢支した支持柱と、同支持柱を前記固定位置まわりに揺動して前記ストッパアームを親巻ロール停止位置と解除位置に切換可能に支持するシリンダを有して構成されて親巻ロールの自動搬送装置を構成しているので、リール装置で形成された親巻ロールは、前記ストッパにより進行、停止を制御されて搬送レールの傾斜に沿ってアンワインダレールまで自動的に移送され、同移送過程で上下方向の衝撃荷重が発生することもなく、またアンワインダにおいても衝撃は確実に吸収され、親巻ロールの安定した移送により同移送に要する時間も短縮され、作業の効率化とコストの低減を達成し、安定性、信頼性の高い好適な親巻ロールの自動搬送装置を得ることが出来たものである。
【0042】
しかも同請求項1に記載の発明によれば、前記ストッパは、前記搬送レールの側面に回転可能に枢支されたストッパアームと、同ストッパアームの先端側に一端を枢支されて前記ストッパアームの衝撃を緩和するダンパと、同ダンパの他端に一端を枢支連結し他端を固定位置に枢支した支持柱と、同支持柱を前記固定位置まわりに揺動して前記ストッパアームを親巻ロール停止位置と解除位置に切換可能に支持するシリンダを有して構成されて親巻ロールの自動搬送装置を構成しているので、前記ダンパによるダンパ効果及びこれと併存するストッパ効果により、搬送レールの傾斜に沿って自動的に移送される親巻ロールは、同ストッパと衝突してもその衝撃を吸収されてその位置に停止され、親巻ロール外層のウエブに弛みが生じることもなく、安全かつ安定した搬送を行うことができ、安定性、信頼性に富んだ好適な親巻ロールの自動搬送装置を得ることが出来たものである。
【0043】
更にまた、請求項に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の発明において、前記アンワインダレールは、終端部が親巻ロールの搬送面から上方に突起する突起部を有し、かつ同突起部の根部を前記搬送面より窪んだ凹形状に形成すると共に、前記緩衝装置は、前記親巻ロールのリールスプールに当接する一端とショックアブソーバに連絡する他端を有して前記突起部に回転自在に設けた当て板で形成して親巻ロールの自動搬送装置を構成しているので、搬送レールからアンワインダレールに移送された親巻ロールの衝撃は、緩衝装置で吸収されて最小化し、同親巻ロールは前記凹形状の窪みに確実に保持され、安定性、信頼性に富んだ好適な親巻ロールの自動搬送装置を得ることが出来たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る親巻ロールの自動搬送装置の全貌を概略的に示す説明図である。
【図2】図1の要部で、搬送レール上に親巻ロールを保持するストッパの詳細を示し、(a)はその立面図、(b)及び(c)はそれぞれ同ストッパの作用説明図である。
【図3】図1の要部で、アンワインダ及び緩衝装置の詳細を示し、(a)はその立面図、(b)は(a)のA−A矢視図である。
【図4】従来の代表的な一例として、親巻ロール搬送装置の全貌を概略的に示す説明図である。
【図5】リール装置と搬送レール間の移送に工夫を加えた従来の他の例の説明図である。
【図6】図5の他の例において搬送レールとアンワインダ間の移送に工夫を加えた説明図である。
【符号の説明】
1 搬送レール
2 アンワインダレール
3 ストッパ
4 ピン
5 ストッパアーム
6 ダンパ
7 ピン
8 支持柱
9 シリンダ
10 アンワインダ
11 架台
12 緩衝装置
13 当て板
14 ピン
15 ショックアブソーバ
16 フレーム
50 リール装置
51 リールスプール
52 ストレージレール
53 スプール受渡し装置
54 リールレール
55 リールドラム
56 抄紙機
57 ウエブ
58 親巻ロール
59 搬送レール
60 ワインダ装置
61 アンワインダ
62 スリッタ
63 シッピングロール
64 アーム
65 シリンダ
66 ストッパ
67 アーム
68 シリンダ

Claims (2)

  1. リール装置でウエブを巻き取って形成された親巻ロールを下流のワインダ装置のアンワインダに搬送する親巻ロールの自動搬送装置において、リール装置のリールレールとワインダ装置のアンワインダレールに先端及び後端を接続し、同リール装置からワインダ装置へ向かって傾斜する勾配を持った搬送レールを設け、同搬送レールには前記親巻ロールの搬送を停止するため、親巻ロールの搬送方向で所定間隔をおいて複数のストッパを配設すると共に、前記アンワインダレールには前記親巻ロールを受け止める緩衝装置を設け、前記ストッパは、前記搬送レールの側面に回転可能に枢支されたストッパアームと、同ストッパアームの先端側に一端を枢支されて前記ストッパアームの衝撃を緩和するダンパと、同ダンパの他端に一端を枢支連結し他端を固定位置に枢支した支持柱と、同支持柱を前記固定位置まわりに揺動して前記ストッパアームを親巻ロール停止位置と解除位置に切換可能に支持するシリンダを有して構成されたことを特徴とする親巻ロールの自動搬送装置。
  2. 前記アンワインダレールは、終端部が親巻ロールの搬送面から上方に突起する突起部を有し、かつ同突起部の根部を前記搬送面より窪んだ凹形状に形成すると共に、前記緩衝装置は、前記親巻ロールのリールスプールに当接する一端とショックアブソーバに連絡する他端を有して前記突起部に回転自在に設けた当て板で形成したことを特徴とする請求項1に記載の親巻ロールの自動搬送装置。
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