JP2003165654A - ウエブの巻き取り巻き戻し装置及びこれを備えた製紙設備 - Google Patents
ウエブの巻き取り巻き戻し装置及びこれを備えた製紙設備Info
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Abstract
備えた製紙設備において、一系列の抄紙機に対し複数系
列のワインダを配設し、各ワインダに対し親巻きロール
を自動的に移送し、かつリールスプールを自動回収する
ことにより、生産性の向上を達成する様にしたものを提
供することを課題とする。 【解決手段】 リール装置から搬送経路を経てワインダ
へ至る基本的な経路に対して、並行に他のワインダ、他
の搬送経路、他の搬出経路を設け、両系統間に親巻きロ
ール移送手段と残紙ロール移送手段を配置して親巻きロ
ールを複数の搬送経路に自動的に分散可能とすると共に
残紙ロールを基本的な経路に自動的に集約することによ
り、リール装置における巻き取り作業を円滑、かつ効率
的に遂行させ、生産性の向上を図った。
Description
て、抄紙機で連続的に製造されたウエブを、リールスプ
ールに巻き取って親巻きロールを形成し、これをワイン
ダに搬送して最終製品に巻き戻す様にしたウエブの巻き
取り巻き戻し装置及び同装置を備えた製紙設備に関す
る。
及び図10に基づいて説明する。図9は一般的な製紙設
備におけるウエブの巻き取り巻き戻し装置を概略的に示
す概要図、図10はワインダの運転速度の変動を示す説
明図である。
ブ状の紙(本明細書中においては、ウエブという)51
が連続的に製造され、同ウエブ51は図中に鎖線で囲っ
て示すリール装置53において、巻芯であるリールスプ
ール54に所定長さが巻き取られて、親巻きロール55
が形成される。
径に形成された親巻きロール55は、リールレール74
上を図中に鎖線で囲って示すワインダ57方向に移動
し、これに代わって待機している新しいリールスプール
54が供給され、これをシリンダ77でリールドラム7
6に押付け、リールドラム76の駆動により、後続のウ
エブ51が巻き取られる構成になっている。
は、リール装置53の上段に設けられたリールスプール
ストレージレール71上に待機している新しいリールス
プール54を受け渡しアーム72上に一旦受取り、これ
を受け取りアーム73上に渡し、同受け取りアーム73
からリールレール74上に載置することにより行われ
る。
向に低くなるように傾斜して設けてあり、前記所定の径
に形成された親巻きロール55は、リールレール74に
連続して設けられた搬送レール56に自重によって自動
的に移動する。
され、前記リールレール74と同様に傾斜する搬送レー
ル56上を順次ワインダ57に向けて移動するが、途
中、適当な間隔を置いて複数の位置にストッパ58が配
設されており、同ストッパ58によって親巻きロール5
5を受け止め、同搬送レール56上に順次送り出される
親巻きロール55が追突するのを防止するようになって
いる。
に切り換えるエアシリンダ59に接続されており、同エ
アシリンダ59を収縮させることにより親巻きロール5
5との係止がはずれ(ストッパ58の作動位置から休止
位置への切換え)、親巻きロール55は次のストッパ5
8の位置まで移動する。なお、途中、仕立位置Pにおい
て、親巻きロール55の仕立てが行われる。
は、親巻きロール55はそのテール端の“しわ”、“破
れ”または“汚れ”などの損紙部を切断し、これをパル
パ60内に落下させるが、ここでパルパ60内に落下さ
れた損紙部は再び原料としてパルプ化される。
51のテール端に、ウエブの巾方向に亘って図示省略し
た紙継ぎ用の両面粘着テープを接着して前記「仕立て作
業」が終了する。
ール56の傾斜により順次ワインダ57の方へ移動し、
同ワインダ57の上流端に配置されたアンワインダ62
にセットされる。
インダ62に支持された親巻きロール55からウエブ5
1を巻き戻しして最終製品としてのシッピングロール6
5を製造するが、親巻きロール55とシッピングロール
65は巻き径が異なり、また、ロール幅(ウエブ幅、紙
幅)が異なるために、同ワインダ57において親巻きロ
ール55は次位のものと紙継ぎが行われ、また、スリッ
タ63で規定の紙巾に切断されて製品巻き取りロールで
あるシッピングロール65が形成される。
相当する間隔を置いて軸方向(いわゆる機械の幅方向:
クロスマシンディレクション)に複数の切断刃を設置し
てウエブをスリットするが、紙継ぎ作業について説明す
ると、同紙継ぎ作業においては、アンワインダ62上で
巻き戻している親巻ロール55の残りの巻き数、即ちそ
の直径が所定の値以下になると、スプールアンローダ6
6が作動し、この親巻ロール55を巻き戻し作業を継続
しながら上方に配置されたスプール返還レール67の位
置まで持ち上げる。
していた新たな親巻きロール55がセットされる。上方
に持ち上げられた旧親巻きロール55の残りの巻き数
が、いよいよ少なくなると、一旦巻き取りドラム64の
運転を停止させた後、押付ロール68を作動させ、仕立
て作業で新親巻きロール55に接着されていた両面粘着
テープに旧親巻きロール55のウエブ51を圧着して紙
継ぎを行い、ナイフ69で旧親巻きロール55のウエブ
51を切断して、紙継ぎを終了する。
動を再開し、接着部を含む新親巻きロール55の先端部
を旧シッピングロール65に巻き取っ行く。そして旧シ
ッピングロール65が所定の径に達すると、この旧シッ
ピングロール65は系外に搬出され、新しいシッピング
ロールが製造されることになるが、この点については説
明を省略する。
た旧親巻きロール55は、リールスプール54上に僅か
に残紙を巻いた残紙ロール75となる。他方、前記スプ
ールアンローダ66の上端部位を含め、ワインダ57か
ら残紙ロール75を搬出する搬出経路を構成する位置
と、リール装置53におけるリールスプールストレージ
レール71との間には、リール装置53側へ下降するよ
うに傾斜してスプール返還レール67が配設されてお
り、順次リールスプール54をリールスプールストレー
ジレール71へ返還できるようになっている。
た前記残紙ロール75は、スプール返還レール67の途
中にある残紙処理位置Qでその残紙をすべてシュータ7
0からパルパ60内に落とし、新しいリールスプール5
4としてリール装置53に戻され、リールスプールスト
レージレール71に貯留される構成になっている。
のウエブの巻き取り巻き戻し装置においては、連続的に
製造される複数の親巻きロールから、順次シッピングロ
ールを製造することにより生産性を高める様にしている
が、この装置を含め製紙設備全般において、近年、更な
る生産性の向上が要求されており、抄紙機からワインダ
に至る高速化と作業の効率向上が望まれている。
様に、ワインダでは紙継ぎ操作やシッピングロールの交
換などのために操業を一時停止する必要があり、間欠運
転とならざるを得ずこれにより生産性の向上が阻まれて
いる。
ール装置に対し、ワインダを複数ライン設置して各ライ
ンに作業を割り振って製紙設備全体の生産量、具体的に
は抄紙機の生産速度、を上げる方法も採用されている
が、各ラインの各ワインダに親巻きロールを割り振り、
搬送する手段はクレーンやフォークリフト等で個々に搬
送しているため非効率的とならざるを得ないのが実情で
ある。
で、一系列の抄紙機に対し複数系列のワインダを配設
し、各ワインダに対し親巻きロールを自動的に移送し、
かつリールスプールを自動回収することにより、生産性
の向上を着実に達成するウエブの巻き取り巻き戻し装置
及びこれを備えた製紙設備を提供することを課題とする
ものである。
解決すべくなされたもので、その第1の手段として、リ
ール装置においてウエブを巻き取って形成された親巻き
ロールを搬送経路を経てワインダへ搬送し、同ワインダ
において巻き戻してシッピングロールを形成し、同巻き
戻しにより前記親巻きロールをウエブの一部が残存する
残紙ロールとして搬出経路を経て前記ワインダから搬出
し、同残紙ロールから残紙を除去したスプールを返還経
路を経て前記リール装置に戻す様にしたウエブの巻き取
り巻き戻し装置において、前記ワインダと並置して他の
ワインダを設けると共に、同他のワインダへ親巻きロー
ルの搬入を可能とした他の搬送経路と、同他のワインダ
から残紙ロールを搬出可能とした他の搬出経路を設け、
前記各搬送経路間で親巻きロールを移送する親巻きロー
ル移送手段と、前記各搬出経路間で残紙ロールを移送す
る残紙ロール移送手段をそれぞれ設けたウエブの巻き取
り巻き戻し装置を提供するものである。
装置から搬送経路を経てワインダへ至る基本的な経路に
加えて、このワインダと並行に他のワインダを配置し、
同他のワインダに対して親巻きロールを搬入する他の搬
送経路と、残紙ロールを搬出する他の搬出経路を設ける
と共に、前記基本的な経路における搬送経路と前記他の
搬送経路間、及び搬出経路と他の搬出経路間それぞれ
に、親巻きロール移送手段と残紙ロール移送手段を配置
しているので、親巻きロール移送手段を介して親巻きロ
ールを複数の搬送経路に自動的に分散可能とすることに
より、複数のワインダを効率的に並行して作動可能と
し、また、残紙ロール移送手段を介して複数のワインダ
で形成された残紙ロールを基本的な経路における搬出経
路、返還経路へ自動的に集約することによりリール装置
における巻き取り作業を円滑、かつ効率的に遂行させ、
生産性の向上を図る様にするものである。
1の手段において、前記搬送経路の直下にパルパを配置
し、同パルパの上方位置に前記残紙ロール移送手段を配
設したウエブの巻き取り巻き戻し装置を提供するもので
ある。
1の手段の搬送経路はその直下位置にパルパを配置する
と共に、前記残紙ロール移送手段を同パルパの上方位置
に配しているので、残紙ロール移送手段で移送された残
紙ロールから除去した残紙は、その下方位置のパルパへ
直ちに収容することができ、一連の作業の自動化を助長
して生産性の向上を図る様にするものである。
1の手段において、前記搬送経路の直下にパルパを配置
し、親巻きロールの移送方向で前記パルパの前方又は後
方から同パルパを臨む位置に前記親巻ロール移送手段を
配設したウエブの巻き取り巻き戻し装置を提供するもの
である。
1の手段の搬送経路はその直下位置にパルパを配置する
と共に、前記他の搬送経路に連絡する前記親巻ロール移
送手段は同パルパを前方又は後方から臨む位置に配して
いるので、前記他の搬送経路へ移送される親巻きロール
は、この位置で仕立て作業を行い、損紙部を切断してパ
ルパへ収容することにより、一連の作業の自動化を助長
して生産性の向上を図る様にするものである。
1又は第3の手段において、前記親巻ロールの移送手段
は前記各搬送経路間を移動する台車で構成されたウエブ
の巻き取り巻き戻し装置を提供するものである。
インダへ親巻きロールを搬送する搬送経路と他のワイン
ダへ親巻きロールを搬送する他の搬送経路との間で、親
巻きロールを移送する親巻きロール移送手段は、前記各
搬送経路間を移動する台車により構成されているので、
同親巻きロールの移送を安全、確実に行い、一連の作業
の自動化を助長して生産性の向上に寄与するものであ
る。
1又は第2の手段において、前記残紙ロールの移送手段
は前記各搬出経路間を連絡するクレーン又は台車で構成
されたウエブの巻き取り巻き戻し装置を提供するもので
ある。
インダから残紙ロールを搬出する搬出経路と前記他のワ
インダから残紙ロールを搬出する他の搬出経路との間
で、残紙ロールを移送する残紙ロールの移送手段は、前
記各搬出経路間を連絡するクレーン又は台車により構成
されているので、同残紙ロール移送を安全、確実に行
い、一連の作業の自動化を助長して生産性の向上に寄与
するものである。
1の手段において、前記搬送経路の一部に、親巻きロー
ルを逆行方向に移送可能の送り装置を並置したウエブの
巻き取り巻き戻し装置を提供するものである。
ール装置からワインダへ至る親巻きロールの搬送経路に
は、これと並置して親巻きロールを通常の移送と逆方向
へ移送できる送り装置を設けているので、前記搬送経路
から他の搬送経路への親巻きロールの移送等に際して、
移送する親巻きロールの選択、調整の幅が広がり、一連
の作業の自動化を助長して生産性の向上に寄与するもの
である。
1の手段において、前記親巻ロールの移送手段の配設位
置に対応する前記搬送経路の一部を、同搬送経路を開閉
状に切換え可能の可動式補助レールで構成したウエブの
巻き取り巻き戻し装置を提供するものである。
ール装置からワインダへ至る親巻きロールの搬送経路及
び他のワインダへ至る他の搬送経路は、その一部が搬送
経路を開閉状に切換え可能の可動式補助レールで構成さ
れているので、親巻きロールがそれぞれの搬送経路を搬
送される際には可動式補助レールを閉位置とし、親巻き
ロールが親巻きロール移送手段で搬送経路から他の搬送
経路に移送される際には同可動式補助レールを開位置と
して移送を容易にすることにより、一連の作業の自動化
を助長して生産性の向上に寄与するものである。
1の手段において、前記搬送経路の直下にパルパを配置
し、同パルパの上方位置に残紙処理ステーションを配設
すると共に、残紙処理位置近傍に残紙ロールストレージ
ステーションを配設したウエブの巻き取り巻き戻し装置
を提供するものである。
1の手段の搬送経路はその直下位置にパルパを配置する
と共に、同パルパに関連付けて、その上方位置には残紙
処理ステーションを、そしてまた、これに近接して残紙
ロールストレージステーションを配したことにより、残
紙処理作業と残紙ロールの処理を容易化すると共に一連
の作業の自動化を助長して生産性の向上に寄与するもの
である。
1乃至第8の手段の何れかにおけるウエブの巻き取り巻
き戻し装置を備えて構成した製紙設備を提供するもので
ある。
備は前記第1乃至第8の手段の何れかのウエブの巻き取
り巻き戻し装置を備えているので、同ウエブの巻き取り
巻き戻しに際してその作業が効率的に進行し、一貫した
生産ラインにおいて一連の作業の自動化を助長して生産
性の向上に大きく寄与するものである。
図1及び図2に基づいて説明する。図1は本実施の形態
に係るウエブの巻き取り巻き戻し装置を概略的に示し、
(a)は基本経路に並行させた他の経路の立面図で、後
述する図2のB−B矢視図、(b)は前記基本経路の立
面図で、後述する図2のC−C矢視図、図2は図1の平
面、及び側面を示し、(a)は図1(a)、(b)の平
面図、(b)は図1の側面図で、図2(a)のA−A矢
視図である。
抄紙機を示し、同抄紙機52で連続的に製造されるウエ
ブ状の紙、即ちウエブ51が直接的に供給される基本的
な経路(メインライン)を中心とし、これに並行して配
置された経路(サブライン)を加えて構成されている。
紙機52で連続的に製造されたウエブ51は、図中鎖線
で区画して示すリール装置1において、リールレール1
0上にセットされたリールスプール54に巻き取られ
て、親巻きロール55が製造される。
は、リールレール10に連続して設けられた図中鎖線で
区画して示す搬送装置2の搬送レール11に移送される
と同時にリールレール10上に待機している新しいリー
ルスプール54が供給され、ウエブ51が連続して巻き
取られる。
図中鎖線で区画して示すワインダ3へ親巻きロール55
を搬送する搬送経路の主要部を構成し、ワインダ3に向
かって下降するように傾斜しており、途中に所定間隔を
おいて複数配置されたストッパ58が図示省略の制御装
置により制御され、親巻きロール55の搬送を係止する
位置と解除する位置を切り換える、いわゆるストッパ5
8の選択的な開閉によって、親巻きロール55は順次ワ
インダ3に搬送される。
親巻ロール移送手段を構成する台車7が配設されてお
り、同台車7はその下面に設けられた走行輪によって支
持され、所定の制御指令によりこれを回転駆動し、軌道
6上を搬送方向と直角の方向に無線誘導されて走行する
構成になっている。
12は、前記搬送レール11と同一レベルに配置されて
同搬送レール11の一部を構成するものであり、台車7
が図1、図2で実線で表示した位置にあり、同台車レー
ル12上に配置したストッパ58が開になっている場合
(ストッパ作用のない場合)には、親巻きロール55は
搬送レール11の傾斜により上流側から台車レール12
上を移動してワインダ3方向に搬送される。
ッパ58が閉になると、搬送レール11の上流側から搬
送されてきた親巻きロール55は、このストッパ58で
止められて台車レール12の中央に停止する。
同搬送レール11の直下位置にはパルパ60が配置され
ており、親巻きロール55は同パルパ60の直近におい
て仕立て作業が行われた後、順次ワインダ3に送られて
アンワインダ62にセットされる。
ール55は、従来の装置として先に説明したと同様に紙
継ぎが行われ、スリッタ63を経て所定紙幅のシッピン
グロール65を製造し、残紙ロール75はワインダ3か
ら搬出されるべく搬出経路を構成するスプール返還レー
ル67上に移載されることになるが、前記の説明を援用
してここでは重複する説明を省略する。
メインラインに並行して配置したサブラインについて説
明すると、本実施の形態では図1(a)及び図2
(a)、(b)の表示からも理解される様に、製紙設備
の生産性を上げるために、メインラインにおけるワイン
ダ3に隣接並置した他のワインダとして、サブラインの
ワインダ3a(図中鎖線で区画して示す)が設けられて
おり、ワインダ3aに親巻きロール55を供給するため
の搬送装置4および親巻きロール55のストレージレー
ル5が設けてある。
して、メインラインの搬送装置2からサブラインの搬送
装置4に自動で往復して移送するために、これらと直交
方向に延びて軌道6が設けてある。
た残紙ロール75aを回収するため、搬送装置2および
4の上部に架渡されたスプール回収レール8上を所定の
制御指令により自動走行可能なスプールクレーン9が設
けられ、残紙ロール移送手段が構成されている。
ダ3aに供給するために、メインラインの搬送装置2の
所定の位置から離れているときは、その上流側のストッ
パ58が閉になり、この位置で次位の親巻きロール55
は待機する。
レール11aまたは親巻きロール55のストレージレー
ル5上に親巻きロール55を移載すると、台車7はメイ
ンラインの搬送装置2の所定の位置に復帰し、搬送レー
ル11の一部としての機能を果たす。
ングロール65aの製造も前記したメインラインでの製
造と同様に行われて、残紙ロール75aはワインダ3a
からの搬出経路を構成するスプール返還レール67a上
に移載される。
9に向って下降したスプール返還レール67a上を移動
して行くが、スプールクレーン9の直下に至ると、同ス
プールクレーン9のフック13が降下し残紙ロール75
aのリールスプール54の両端を保持し再び上昇して持
ち上げる。
収レール8上を移動して、メインラインのスプール返還
レール67の真上で停止し、残紙ロール75を同メイン
ラインのスプール返還レール67上に載置する。
のパルパ60に落下させ、リールスプール54はスプー
ル返還レール67上を順次、リール装置1のリールスト
レージレール29に向って移送される。
ージレール29の先端からリール装置1のスプールアン
ローダ66aによって順次リールレール10上に降下さ
れて、次の親巻きロール55製造のために使用される。
ンラインで製造される親巻きロール55を自動的に適宜
サブラインの搬送装置4に移送し、ワインダ3aで所期
の巻き戻しを行い、かつ、スプールクレーン9によって
残紙ロール75をメインラインに回収して処理すること
により、ウエブの巻き取り巻き戻し工程を通じて大巾省
力化が図られ、かつ生産性の向上に大いに寄与すること
ができる。
とサブラインの複数ラインとなるが、大型で高額な設備
となるパルパ60はサブラインには設けず、メインライ
ンに集約して仕立て作業及び残紙の処理を行うので、大
幅なコストの低下に寄与することができる。
はスプールクレーン9を採用した例について述べたが、
メインラインのスプール返還レール67、及びサブライ
ンのスプール返還レール67aそれぞれの一部を分割し
て、親巻ロール移送手段と略同じ構成の台車を用いても
これと同様な作用を期待できる。
列としメインラインと併せて複数ラインを形成するもの
を示しているが、同サブラインは1系列に限定されるも
のではなく、サブライン自体が複数系列並置されてよい
ことは勿論である。
3に基づいて説明する。図3は本実施の形態に係るウエ
ブの巻き取り巻き戻し装置を概略的に示し、(a)は基
本経路に並行させた他の経路の立面図、(b)は前記基
本経路の立面図である。
とサブラインとなる他の搬送経路との間を関連付ける親
巻きロール移送手段を構成する台車と、パルパとの配
置、配列関係に工夫を加えたものであり、リール装置1
で巻き取られて製造される親巻きロール55をワインダ
3等へ自動的に搬送し、リールスプール54を回収する
システム構成は、図1及び図2で説明した前記実施の第
1形態と同様であるので、共通事項については前記の説
明を援用し、重複する説明は省略して本実施の形態に特
有の事項を重点的に説明する。
ンラインの搬送装置2からサブラインのワインダ3aに
親巻きロール55を移送する台車7を、パルパ60に隣
接して、その後方(上流)または前方(下流)からパル
パ60を臨む位置に設けたものである。
親巻きロール移送手段の配置、配列により、本実施の形
態によれば親巻きロール55の仕立て作業をパルパ60
の直近で行うことができ、親巻きロール55のテール端
を直接パルパ60に落下せしめることが容易にできる。
イン内に設けられたパルパ60の直近の前方または後方
に台車7を配設することにより、効率的に親巻きロール
55の仕立て作業を行うことが可能となり、また、仕立
て後の親巻きロール55をサブラインに移送することに
より、サブラインでの仕立て作業や損紙の処理作業が不
要となるため、作業効率の向上に寄与するとともに、サ
ブラインに仕立装置を別途設けなくてよいので更なるコ
ストの低下に寄与することができる。
4及び図5に基づいて説明する。図4は本実施の形態に
係るウエブの巻き取り巻き戻し装置を概略的に示し、
(a)は基本経路に並行させた他の経路の立面図、
(b)は前記基本経路の立面図、図5は図4の要部に当
たる送り装置を詳細に示し、(a)はその部分立面図、
(b)は(a)の側面図で、(a)のD−D矢視図であ
る。
の一部に、親巻きロールを定常の搬送方向と逆行して移
送可能とした送り装置を並置したものであり、その余の
構成等については前記実施の第1形態と同様であるの
で、これら共通事項については前記の説明を援用し、重
複する説明は省略して本実施の形態に特有の事項を重点
的に説明する。
されるように、同送り装置14は搬送装置2における搬
送レール11の側面で、かつ台車7の側方位置からその
下流に亘って配置されている。
すように、送り装置14は搬送レール11を支持するフ
レーム15に固定されており、案内板16のガイド溝1
7に沿って左右方向(紙巾方向)に摺動可能に押え支柱
18が取付けられており、この押え支柱18に連結され
たシリンダ19によって、左右方向に移動するようにな
っている。
18を内側へ押し込んだとき、同押え支柱18の先端部
がリールスプール54の軸端の略センターに当たるよう
に調整してある。
1に沿って、摺動可能に取付けられており、送りガイド
20の直下には、送り装置14の両端に配設されたスプ
ロケット22間をチェーン23が巻回している。
して、チェーン23と連結されており、図示省略したス
プロケット22の駆動モータを正逆転方向に駆動するこ
とにより、押え支柱18は搬送レールの長手方向に移動
する構成になっている。
流位置のパルパ60直近で仕立て作業を行い、親巻きロ
ール55のテール端の損紙を直接パルパ内に落下させ、
仕立て作業を終了した後の親巻きロール55を、送り装
置14によって上流側の台車7上に移動し、サブライン
の搬送装置4に移送することができる。
直近位置で仕立て作業を効率良く行い、仕立て後の親巻
きロール55を台車7上に移載しサブラインに移送する
ことを可能とするもので、作業の自動化効率アップに有
効である。
6乃至図8に基づいて説明する。図6は本実施の形態に
係るウエブの巻き取り巻き戻し装置を概略的に示す平面
図、図7は図6の立面を示し、(a)は基本経路に並行
させた他の経路の立面図で、図6のE−E矢視図、
(b)は前記基本経路の立面図で、図6のF−F矢視
図、図8は図6、図7の要部に当たる可動式補助レール
を詳細に示し、(a)、(b)はそれぞれ経路の閉状態
と開状態を示す部分立面図である。
に対してサブラインとなる他の搬送経路を複数経路設け
た場合特に有益となるように、各搬送経路の一部に工夫
を加え、抄紙機の更なる高速化に対応する様にしたもの
であり、リール装置1で巻き取られて製造される親巻き
ロール55をワインダ3等へ自動的に搬送し、リールス
プール54を回収するシステム構成は、図1及び図2で
説明した前記実施の第1形態と同様であるので、共通事
項については前記の説明を援用し、重複する説明は省略
して本実施の形態に特有の事項を重点的に説明する。
並置されたサブラインのワインダであり、同ワインダ3
a〜3cにはそれぞれに対応して上流側に搬送装置4a
〜4cおよび親巻きロールストレージレール5a〜5c
が設けてあり、且つ、メインラインの親巻きロール55
を各サブラインの搬送装置4a〜4cに移送するため
に、各搬送装置2および4a〜4cを横断して、台車7
の軌道6が確保されている。
は、台車7が横断して走行する部位において、同台車7
が横断するに十分な範囲に亘って搬送レール11、11
a〜11cの一部に可動式補助レール24を設けて構成
している。
可動式補助レール24は、台車7上端の台車レール12
と略同一形状であり、可動式補助レール24の一方の端
部にはアーム25が固定されている。
1(搬送レール11a〜11cも同様)に固定されたブ
ラケット26に回転自在に連結しており、アーム25に
連結された図示省略のシリンダによって水平方向に回動
し、同搬送レール11の一部を形成する位置とこれを解
除して台車7の横断を許容する位置への移動、即ち搬送
レール11で形成する搬送経路が開閉される構成になっ
ている。
送経路の開閉に際しては、図示省略の制御装置により、
可動式補助レール24は台車7が通過する直前に開き、
通過直後に閉るように制御されている。
等の親巻きロール移送手段とは別に、残紙ロール移送手
段について述べれば、各サブラインのワインダ3a〜3
cで発生する残紙ロール75a〜75cを回収するため
のスプールクレーン9が走行するためのスプール回収レ
ール8が各搬送装置4a〜4cの上部を横断して設けて
ある。
プールクレーン9によって回収される残紙ロール75a
〜75cは、メインラインのスプール返還レール67上
の残紙ロールストレージステーション27に一時貯蔵さ
れる。
て、順次、残紙をシュータ70からパルパ60に落と
し、リールスプール54をメインラインのリール装置1
に返送する。
助レール24を設けることにより、各ラインの搬送レー
ル11が途切れて不通になる時間を最小にでき、どのラ
インにおいても実質的に親巻きロール55の各ワインダ
3および3a〜3cへの供給が十分な余裕をもって行え
るようになる。
る場合にも対応できるシステムであり、かつ、また、残
紙ロールストレージステーション27と残紙処理ステー
ション28を分離して設けることにより、迅速に残紙ロ
ール55が回収でき、サブラインの増加に対応できるも
のである。
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
よれば、リール装置においてウエブを巻き取って形成さ
れた親巻きロールを搬送経路を経てワインダへ搬送し、
同ワインダにおいて巻き戻してシッピングロールを形成
し、同巻き戻しにより前記親巻きロールをウエブの一部
が残存する残紙ロールとして搬出経路を経て前記ワイン
ダから搬出し、同残紙ロールから残紙を除去したスプー
ルを返還経路を経て前記リール装置に戻す様にしたウエ
ブの巻き取り巻き戻し装置において、前記ワインダと並
置して他のワインダを設けると共に、同他のワインダへ
親巻きロールの搬入を可能とした他の搬送経路と、同他
のワインダから残紙ロールを搬出可能とした他の搬出経
路を設け、前記各搬送経路間で親巻きロールを移送する
親巻きロール移送手段と、前記各搬出経路間で残紙ロー
ルを移送する残紙ロール移送手段をそれぞれ設けてウエ
ブの巻き取り巻き戻し装置を構成しているので、親巻き
ロール移送手段を介して親巻きロールを複数の搬送経路
に自動的に分散可能とすることにより、複数のワインダ
を効率的に並行して作動可能とし、また、残紙ロール移
送手段を介して複数のワインダで形成された残紙ロール
を基本的な経路における搬出経路、返還経路へ自動的に
集約することによりリール装置における巻き取り作業を
円滑、かつ効率的に遂行させ、抄紙機の高速化に対応可
能であり、かつ生産性の向上を着実に達成する好適なウ
エブの巻き取り巻き戻し装置を得ることが出来たもので
ある。
記請求項1に記載の発明において、前記搬送経路の直下
にパルパを配置し、同パルパの上方位置に前記残紙ロー
ル移送手段を配設してウエブの巻き取り巻き戻し装置を
構成しているので、残紙ロール移送手段で移送された残
紙ロールから除去した残紙は、その下方位置のパルパへ
直ちに収容することができ、一連の作業の自動化を助長
し、抄紙機の高速化に対応可能であり、かつ生産性の向
上を着実に達成する好適なウエブの巻き取り巻き戻し装
置を得ることが出来たものである。
記請求項1に記載の発明において、前記搬送経路の直下
にパルパを配置し、親巻きロールの移送方向で前記パル
パの前方又は後方から同パルパを臨む位置に前記親巻ロ
ール移送手段を配設してウエブの巻き取り巻き戻し装置
を構成しているので、前記他の搬送経路へ移送される親
巻きロールは、この位置で仕立て作業を行い、損紙部を
切断してパルパへ収容することにより、一連の作業の自
動化を助長し、抄紙機の高速化に対応可能であり、かつ
生産性の向上を着実に達成する好適なウエブの巻き取り
巻き戻し装置を得ることが出来たものである。
記請求項1又は3に記載の発明において、前記親巻ロー
ルの移送手段は前記各搬送経路間を移動する台車で構成
されてウエブの巻き取り巻き戻し装置を構成しているの
で、同台車により親巻きロールの移送を安全、確実に行
い、一連の作業の自動化を助長し、抄紙機の高速化に対
応可能であり、かつ生産性の向上を着実に達成する好適
なウエブの巻き取り巻き戻し装置を得ることが出来たも
のである。
記請求項1又は2に記載の発明において、前記残紙ロー
ルの移送手段は前記各搬出経路間を連絡するクレーン又
は台車で構成されてウエブの巻き取り巻き戻し装置を構
成しているので、同クレーン又は台車により残紙ロール
移送を安全、確実に行い、一連の作業の自動化を助長
し、抄紙機の高速化に対応可能であり、かつ生産性の向
上を着実に達成する好適なウエブの巻き取り巻き戻し装
置を得ることが出来たものである。
記請求項1に記載の発明において、前記搬送経路の一部
に、親巻きロールを逆行方向に移送可能の送り装置を並
置してウエブの巻き取り巻き戻し装置を構成しているの
で、前記搬送経路から他の搬送経路への親巻きロールの
移送等に際して、移送する親巻きロールの選択、調整の
幅が広がり、一連の作業の自動化を助長し、抄紙機の高
速化に対応可能であり、かつ生産性の向上を着実に達成
する好適なウエブの巻き取り巻き戻し装置を得ることが
出来たものである。
記請求項1に記載の発明において、前記親巻ロールの移
送手段の配設位置に対応する前記搬送経路の一部を、同
搬送経路を開閉状に切換え可能の可動式補助レールで構
成してウエブの巻き取り巻き戻し装置を構成しているの
で、親巻きロールがそれぞれの搬送経路を搬送される際
には可動式補助レールを閉位置とし、親巻きロールが親
巻きロール移送手段で搬送経路から他の搬送経路に移送
される際には同可動式補助レールを開位置として移送を
容易にすることにより、一連の作業の自動化を助長し、
抄紙機の高速化に対応可能であり、かつ生産性の向上を
着実に達成する好適なウエブの巻き取り巻き戻し装置を
得ることが出来たものである。
記請求項1に記載の発明において、前記搬送経路の直下
にパルパを配置し、同パルパの上方位置に残紙処理ステ
ーションを配設すると共に、残紙処理位置近傍に残紙ロ
ールストレージステーションを配設してウエブの巻き取
り巻き戻し装置を構成しているので、前記残紙処理ステ
ーション、残紙ロールストレージステーションの設置に
より、残紙処理作業と残紙ロールの処理を容易化すると
共に一連の作業の自動化を助長し、抄紙機の高速化に対
応可能であり、かつ生産性の向上を着実に達成する好適
なウエブの巻き取り巻き戻し装置を得ることが出来たも
のである。
ば、前記請求項1乃至8の何れかに記載のウエブの巻き
取り巻き戻し装置を備えて製紙設備を構成しているの
で、前記それぞれの請求項に応じて分説したように、好
適なウエブの巻き取り巻き戻し装置の貢献により、一貫
した生産ラインにおいて一連の作業の自動化を助長し、
生産性の向上に大きく寄与する製紙設備を得ることが出
来たものである。
り巻き戻し装置を概略的に示し、(a)は基本経路に並
行させた他の経路の立面図で、後述する図2のB−B矢
視図、(b)は前記基本経路の立面図で、後述する図2
のC−C矢視図である。
(a)、(b)の平面図、(b)は図1の側面図で、図
2(a)のA−A矢視図である。
取り巻き戻し装置を概略的に示し、(a)は基本経路に
並行させた他の経路の立面図、(b)は前記基本経路の
立面図である。
り巻き戻し装置を概略的に示し、(a)は基本経路に並
行させた他の経路の立面図、(b)は前記基本経路の立
面図である。
(a)はその部分立面図、(b)は(a)の側面図で、
(a)のD−D矢視図である。
り巻き戻し装置を概略的に示す平面図である。
に並行させた他の経路の立面図で、図6のE−E矢視
図、(b)は前記基本経路の立面図で、図6のF−F矢
視図である。
詳細に示し、(a)、(b)はそれぞれ経路の閉状態と
開状態を示す部分立面図である。
取り巻き戻し装置を概略的に示す概要図である。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 リール装置においてウエブを巻き取って
形成された親巻きロールを搬送経路を経てワインダへ搬
送し、同ワインダにおいて巻き戻してシッピングロール
を形成し、同巻き戻しにより前記親巻きロールをウエブ
の一部が残存する残紙ロールとして搬出経路を経て前記
ワインダから搬出し、同残紙ロールから残紙を除去した
スプールを返還経路を経て前記リール装置に戻す様にし
たウエブの巻き取り巻き戻し装置において、前記ワイン
ダと並置して他のワインダを設けると共に、同他のワイ
ンダへ親巻きロールの搬入を可能とした他の搬送経路
と、同他のワインダから残紙ロールを搬出可能とした他
の搬出経路を設け、前記各搬送経路間で親巻きロールを
移送する親巻きロール移送手段と、前記各搬出経路間で
残紙ロールを移送する残紙ロール移送手段をそれぞれ設
けたことを特徴とするウエブの巻き取り巻き戻し装置。 - 【請求項2】 前記搬送経路の直下にパルパを配置し、
同パルパの上方位置に前記残紙ロール移送手段を配設し
たことを特徴とする請求項1に記載のウエブの巻き取り
巻き戻し装置。 - 【請求項3】 前記搬送経路の直下にパルパを配置し、
親巻きロールの移送方向で前記パルパの前方又は後方か
ら同パルパを臨む位置に前記親巻ロール移送手段を配設
したことを特徴とする請求項1に記載のウエブの巻き取
り巻き戻し装置。 - 【請求項4】 前記親巻ロールの移送手段は前記各搬送
経路間を移動する台車で構成されたことを特徴とする請
求項1又は3に記載のウエブの巻き取り巻き戻し装置。 - 【請求項5】 前記残紙ロールの移送手段は前記各搬出
経路間を連絡するクレーン又は台車で構成されたことを
特徴とする請求項1又は2に記載のウエブの巻き取り巻
き戻し装置。 - 【請求項6】 前記搬送経路の一部に、親巻きロールを
逆行方向に移送可能の送り装置を並置したことを特徴と
する請求項1に記載のウエブの巻き取り巻き戻し装置。 - 【請求項7】 前記親巻ロールの移送手段の配設位置に
対応する前記搬送経路の一部を、同搬送経路を開閉状に
切換え可能の可動式補助レールで構成したことを特徴と
する請求項1に記載のウエブの巻き取り巻き戻し装置。 - 【請求項8】 前記搬送経路の直下にパルパを配置し、
同パルパの上方位置に残紙処理ステーションを配設する
と共に、残紙処理位置近傍に残紙ロールストレージステ
ーションを配設したことを特徴とする請求項1に記載の
ウエブの巻き取り巻き戻し装置。 - 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかに記載のウエブ
の巻き取り巻き戻し装置を備えて構成したことを特徴と
する製紙設備。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE112007002471T5 (de) | 2006-10-27 | 2009-09-10 | Metso Paper, Inc. | Faserbahn-Fertigungslinie und Rollenschneideranordnung |
AT510782B1 (de) * | 2007-10-15 | 2012-09-15 | Metso Paper Inc | Produktions- und/oder handhabungslinie für eine faserbahn und verfahren im zusammenhang mit einer handhabungs- und/oder produktionslinie für eine faserbahn |
-
2001
- 2001-11-29 JP JP2001365410A patent/JP3943915B2/ja not_active Expired - Fee Related
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