JPH1035365A - 自動車のルーフレール取付部構造 - Google Patents

自動車のルーフレール取付部構造

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JPH1035365A
JPH1035365A JP19484496A JP19484496A JPH1035365A JP H1035365 A JPH1035365 A JP H1035365A JP 19484496 A JP19484496 A JP 19484496A JP 19484496 A JP19484496 A JP 19484496A JP H1035365 A JPH1035365 A JP H1035365A
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JP
Japan
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support plate
roof
flange
bolt
roof rail
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JP19484496A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Inada
義則 稲田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ルーフレールの支持剛性の向上と、該溝部の
底部を構成するルーフパネルの側縁フランジとルーフサ
イドレールの接合フランジとの結合剛性の向上とを図
る。 【解決手段】 支持プレート7をルーフサイドレール1
の上側の接合フランジ1aの下面に配置して、張り出し
部12を延出部14の下面に重合し、支持プレート7に
上向きに固設したボルト8を車室側から溝部6の底部5
を貫通して上方に突出配置させ、このボルト8にルーフ
レール9の脚部10を締結固定してあるため、ルーフレ
ール9の倒れ荷重が支持プレート7に剥離方向に作用す
ることがない。また、支持プレート7は後付けが可能な
ので、配設部分においても接合フランジ1aと側縁フラ
ンジ4aとをスポットピッチを変えることなくスポット
溶接することができ、ルーフサイドレール1の接合フラ
ンジ1aとルーフパネル4の側縁フランジ4aとの結合
剛性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のルーフレ
ール取付部構造に関し、とりわけ、ルーフ側部にルーフ
パネルとルーフサイドレールの結合部を底部として車両
前後方向に形成した溝部にルーフレールの脚部を取り付
けるタイプのルーフレールの取付部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜6は、従来の自動車のルーフレー
ルの取付部構造を示すもので、1はルーフサイドレール
で、該ルーフサイドレール1はインナパネル2とアウタ
パネル3とを上下の接合フランジ1a、1bで重合して
スポット溶接により接合して閉断面に形成してあると共
に、上側の接合フランジ1aを車両センター側に向けて
略水平に曲折成形してある。
【0003】また、ルーフパネル4の側縁フランジ4a
は前記接合フランジ1a上に重合してスポット溶接によ
り一体に結合して、これら接合フランジ1aと側縁フラ
ンジ4aとの結合部を底部5とする溝部6をルーフ側部
に車両前後方向に亘って形成してある。
【0004】7はボルト8を上向きに固設した支持プレ
ートで、該支持プレート7は前記ルーフパネル4の側縁
フランジ4a上に予めスポット溶接により接合され、前
述の側縁フランジ4aと接合フランジ1aとの結合にと
もなって溝部6の底部5上に配置されている。
【0005】そして、このボルト8にルーフレール9の
脚部10を通してナット11により締結固定することに
より、該ルーフレール10の脚部9を支持プレート7を
介して溝部6の底部5上に取り付けてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構造では、
ルーフレール9を支える支持プレート7はルーフパネル
4の側縁フランジ4a上に溶接固定されているにすぎな
いため、ルーフレール9に脚部10の倒れ方向に作用す
る外部入力が、これら支持プレート7と側縁フランジ4
aとの接合部分に剥離方向に作用して強度的に不利にな
ってしまう。
【0007】また、溝部6の底部5を構成するルーフサ
イドレール1の接合フランジ1aとルーフパネル4の側
縁フランジ4aとの結合部において、支持プレート7が
側縁フランジ4aに先付けされているので、該支持プレ
ート7の配設部分ではこれら接合フランジ4aと側縁フ
ランジ1aとのスポット溶接が4枚パネル打ちとなって
しまうことから、この支持プレート7を外れた前後部で
接合フランジ1aと側縁フランジ4aとを3枚パネル打
ちとしてスポット溶接するようにしており、このため支
持プレート7を配置した部分の接合フランジ1aと側縁
フランジ4aとの結合力が他の部分に比べて弱くなって
しまう。
【0008】そこで、本発明はルーフレールの支持剛性
を高めることができると共に、ルーフパネルの側縁フラ
ンジとルーフサイドレールの接合フランジとの結合剛性
を高めることができる自動車のルーフレール取付部の構
造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、ル
ーフサイドレールの上側の接合フランジを車両センター
側に向けて略水平に曲折成形して、ルーフパネルの側縁
フランジを前記ルーフサイドレールの接合フランジ上に
重合して結合すると共に、ルーフに該結合部を底部とす
る溝部を車両前後方向に亘って形成して、該溝部の底部
上にルーフレールの脚部をボルト締結した構造におい
て、支持プレートに前記ボルトを上向きに固設すると共
に、支持プレートにボルト軸部よりも車両センター側に
延びる張り出し部を形成する一方、前記接合フランジの
車両センター側にこの支持プレートの張り出し部に対応
した延出部を形成し、支持プレートを前記接合フランジ
の下面に配置して該支持プレートの張り出し部を接合フ
ランジの延出部の下面に重合し、前記ボルトを車室側か
ら溝部の底部を貫通して上方に突出配置して、該ボルト
を介してルーフレールの脚部を該溝部の底部上に固定し
たことを特徴としている。
【0010】請求項2にあっては、請求項1に記載の支
持プレートは、ボルトを立設したボルト配設部を頂点と
して前後一対の張り出し部を車両センター側に向けて前
後方向に斜状に延設して平面略くの字形に形成したこと
を特徴としている。
【0011】請求項3にあっては、請求項1に記載の支
持プレートは、ボルトを立設して前後に離間配置したボ
ルト配設部と、これらボルト配設部を車両センター側で
連設する張り出し部とで平面略くの字形に形成したこと
を特徴としている。
【0012】請求項4にあっては、請求項1〜3に記載
の支持プレートの張り出し部の側縁に係合フランジを上
方に向けて形成し、該係合フランジを接合フランジの延
出部の側縁に係合させたことを特徴としている。
【0013】請求項5にあっては、請求項4に記載の接
合フランジの延出部の側縁の前後部に斜状の面取り部を
形成してある一方、支持プレートの張り出し部の側縁の
前後部に、前記接合フランジの延出部の面取り部に対応
した斜辺を形成して、支持プレートの係合フランジを該
斜辺に上向きに形成したことを特徴としている。
【0014】請求項6にあっては、請求項1〜5に記載
の支持プレートの張り出し部を予め接合フランジの延出
部に接合したことを特徴としている。
【0015】請求項7にあっては、請求項1〜5に記載
の支持プレートを接合フランジに止着手段により仮止め
したことを特徴としている。
【0016】
【発明の効果】請求項1によれば、支持プレートを接合
フランジの下面に配置して該支持プレートの車両センタ
ー側の張り出し部を接合フランジの延出部の下面に重合
し、この支持プレートに上向きに固設したボルトを車室
側から溝部の底部を貫通して上方に突出配置させ、この
ボルトにルーフレールの脚部を締結固定して、支持プレ
ートとルーフレールの脚部とで側縁フランジおよび接合
フランジのパネル合わせ部分を挟み込んで、これら支持
プレートとルーフレールの脚部を結合してあるため、ル
ーフレールに作用する外部入力が脚部の倒れ方向に作用
する場合でも、支持プレートは前記パネル合わせ部分の
圧接方向に作用して、該支持プレートの剥離方向に作用
することがなく、側縁フランジおよび接合フランジのパ
ネル合わせ部分と支持プレートとで一体となってこの倒
れ荷重に十分対抗できて、ルーフレールの支持剛性を高
めることができる。
【0017】特にルーフレールの脚部の外倒れ方向の入
力に対しては、支持プレートの張り出し部と接合フラン
ジの延出部とでこの外倒れ荷重に対して大きな抗力が得
られるから、ルーフレールの外倒れを確実に防止するこ
とができる。
【0018】また、支持プレートはルーフサイドレール
の上側の接合フランジとルーフパネルの側縁フランジと
を結合した後に取り付けることができるため、該支持プ
レートの配設部分においてもこれら接合フランジと側縁
フランジとのスポット溶接をスポットピッチを変えるこ
となく3枚パネル打ちとして行うことができて、ルーフ
サイドレールの接合フランジとルーフパネルの側縁フラ
ンジとの結合剛性を高めることができる。
【0019】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、支持プレートをボルトを立設したボルト配設部を頂
点として車両センター側の前後一対の張り出し部を前後
方向に斜状に延設して平面略くの字形に形成してあるた
め、一本のボルトでルーフレールの脚部を締結固定して
あっても、この支持プレートの張り出し部によって前後
方向および車幅方向への該脚部の倒れ剛性を十分に確保
することができる。
【0020】また、該支持プレートは前述のように平面
略くの字形に形成してあるためボルト配設部を小さくで
きるので、例えば支持プレートをルーフサイドレールの
上側の接合フランジに先付けしてあっても、ルーフサイ
ドレールとルーフパネルとを接合する際、これらルーフ
サイドレールの接合フランジとルーフパネルの側縁フラ
ンジとのスポット溶接をスポットピッチを変えることな
く3枚パネル打ちとして行うことができて、ルーフパネ
ルの側縁フランジとルーフサイドレールの接合フランジ
との結合剛性を高めることができる。
【0021】請求項3によれば、請求項1の効果に加え
て、ルーフレールの脚部を支持プレートの前後に離間配
置したボルト配設部に立設した前後複数のボルトで締結
固定するから、該脚部の支持剛性を高められることは勿
論、支持プレートは平面略くの字形に形成してあるた
め、例えば該支持プレートをルーフサイドレールの上側
の接合フランジに先付けしてあっても、ルーフサイドレ
ールとルーフパネルとを接合する際、前後に離間配置し
たボルト配設部間でスポット溶接することができるの
で、これらルーフサイドレールの接合フランジとルーフ
パネルの側縁フランジとのスポット溶接をスポットピッ
チを変えることなく3枚パネル打ちとして行うことがで
きて、ルーフパネルの側縁フランジとルーフサイドレー
ルの接合フランジとの結合剛性を高めることができる。
【0022】請求項4によれば、請求項1〜3の効果に
加えて、支持プレートの張り出し部の側縁に係合フラン
ジを上方に向けて形成し、該係合フランジを接合フラン
ジの側縁に係合させてあるため、組み付け時に支持プレ
ートの位置決めを行えて、作業性を高めることができ
る。
【0023】請求項5によれば、請求項4の効果に加え
て、接合フランジの延出部の側縁の前後部に設けた斜状
の面取り部に、支持プレートの斜辺の係合フランジを係
合させてあるため、組み付け時に支持プレートの前後方
向と車幅方向の位置決めを同時に行えて、作業性をより
一層高めることができる。
【0024】請求項6によれば、請求項1〜5の効果に
加えて、ルーフレールに作用する外部入力が脚部の内倒
れ方向に作用する場合でも、支持プレートの張り出し部
と接合フランジの延出部とが接合されているため、内倒
れ荷重に対する抗力をさらに高めることができる。
【0025】この際、これら張り出し部と延出部との接
合部には剥離方向の入力がかかるが、両者は車両センタ
ー側に延設されて内倒れ荷重の入力点であるボルト配設
部から離間させることができるため、この接合部におけ
る剥離入力を小さくすることができる。
【0026】請求項7によれば、請求項1〜5の効果に
加えて、該支持プレートを接合フランジに仮止めしてあ
るため、ルーフレール取付時に車室側から支持プレート
を保持しておく必要がなく作業性をさらに高めることが
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳
述する。
【0028】図1、2において、1はルーフサイドレー
ルで、該ルーフサイドレール1はインナパネル2とアウ
タパネル3とを上下の接合フランジ1a、1bで重合し
てスポット溶接により接合して閉断面に形成してあると
共に、上側の接合フランジ1aを車両センター側に向け
て略水平に曲折成形してある。
【0029】また、ルーフパネル4の側縁フランジ4a
は前記接合フランジ1a上に重合してスポット溶接によ
り一体に結合し、これら接合フランジ1aと側縁フラン
ジ4aとの結合部を底部5とする溝部6をルーフ側部に
車両前後方向に亘って形成してある。
【0030】7はボルト8を上向きに固設した支持プレ
ートで、該支持プレート7には車両センター側に延びる
張り出し部12を形成してある。
【0031】本実施形態では、前記支持プレート7をボ
ルト8を立設したボルト配設部13を頂点として前後一
対の張り出し部12を前後方向に斜状に延設して平面略
くの字形に形成してある。
【0032】また、前記接合フランジ1aには車両セン
ター側にこの張り出し部12に対応した延出部14を形
成してあり、前記支持プレート7を該接合フランジ1a
の下面に配置して支持プレート7の張り出し部12を接
合フランジ1aの延出部14の下面に重合し、前記ボル
ト8を車室側から溝部6の底部5を貫通して上方に突出
配置してある。
【0033】そして、ルーフレール9の脚部10を上方
からこのボルト8に通してルーフ側部の溝部6の底部5
に当接させ、ナット11により該ルーフレール9の脚部
10を該底部5上に締結固定してある。
【0034】ここで、前記接合フランジ1aの車両セン
ター側に設けた延出部14はその側縁の前後部に斜状の
面取り部15を形成して平面略台形状に形成してある一
方、張り出し部12の車両センター側の側縁には前記面
取り部15に対応した斜辺を形成して、該斜辺に係合フ
ランジ16を上向きに曲折成形し、これら面取り部15
と係合フランジ16とを係合させて支持プレート7を接
合フランジ1aの下面に配置する際の位置決めをしてい
る。
【0035】前記支持プレート7はルーフサイドレール
1の接合フランジ1aとルーフパネル4の側縁フランジ
4aとを接合した後に接合フランジ1aの下面に取り付
けられ、これら支持プレート7と接合フランジ1aは止
着手段としてのボルト・ナット17により仮止め固定さ
れている。
【0036】前述のルーフ側部の溝部6はルーフパネル
4上から両側部へ流下する雨水や洗車水を捕捉して前後
方向へ排水ガイドするルーフドリップとして機能するも
ので、ルーフレール9の脚部10を配設した部分を除い
て図3に示すようにルーフモール18で隠蔽して外観の
向上を図っている。
【0037】以上の実施形態の構造によれば、支持プレ
ート7を接合フランジ1aの下面に配置して該支持プレ
ート7の車両センター側の張り出し部12を接合フラン
ジ1aの延出部14の下面に重合し、この支持プレート
7に上向きに固設したボルト8を車室側から溝部6の底
部5を貫通して上方に突出配置させ、このボルト8にル
ーフレール9の脚部10を締結固定して、支持プレート
7とルーフレール9の脚部10とで側縁フランジ4aお
よび接合フランジ1aのパネル合わせ部分を挟み込ん
で、これら支持プレート7とルーフレール9の脚部10
を結合してあるため、ルーフレール9に作用する外部入
力が脚部10の倒れ方向に作用する場合でも、支持プレ
ート7は前記パネル合わせ部分の圧接方向に作用して、
該支持プレート7の剥離方向に作用することがなく、側
縁フランジ4aおよび接合フランジ1aのパネル合わせ
部分と支持プレート7とで一体となってこの倒れ荷重に
十分対抗できて、ルーフレール9の支持剛性を高めるこ
とができる。
【0038】特にルーフレール9の脚部10の外倒れ方
向の入力に対しては、支持プレート7の張り出し部12
と接合フランジ1aの延出部14とでこの外倒れ荷重に
対して大きな抗力が得られるから、ルーフレール9の外
倒れを確実に防止することができる。
【0039】また、支持プレート7はルーフサイドレー
ル1の上側の接合フランジ1aとルーフパネル4の側縁
フランジ4aとを結合した後に取り付けることができる
ため、該支持プレート7の配設部分においてもこれら接
合フランジ1aと側縁フランジ4aとのスポット溶接を
スポットピッチを変えることなく3枚パネル打ちとして
行うことができて、ルーフサイドレール1とルーフパネ
ル4との結合剛性を高めることができる。
【0040】そして、支持プレート7はボルト8を立設
したボルト配設部13を頂点として、張り出し部12を
前後に向けて斜状に延設した平面略くの字形に形成して
あるため、一本のボルト8でルーフレール9の脚部10
を締結固定してあっても、この支持プレート7の張り出
し部12によって脚部10の前後方向および車幅方向の
倒れ剛性を十分に確保することができる。
【0041】また、接合フランジ1aの延出部14の側
縁の前後部に設けた斜状の面取り部15に、支持プレー
ト7の斜辺の係合フランジ16を係合させてあるため、
組み付け時の支持プレート7の前後方向と車幅方向の位
置決めを同時に行えて、作業性をより一層高めることが
できる。
【0042】さらに、該支持プレート7を接合フランジ
1aに仮止めしてあるため、ルーフレール9の取付時に
車室側から支持プレート7を保持しておく必要がなく作
業性をさらに高めることができる。
【0043】図4は、本発明の第2実施形態を示すもの
で、本実施形態では前記支持プレート7をボルト8を立
設して前後に離間配置したボルト配設部13と、これら
ボルト配設部13、13を車両センター側で連設する張
り出し部12とで平面略くの字形に形成してある。
【0044】また、張り出し部12の車両センター側の
前後部の側縁には接合フランジ1aの延出部14の面取
り部15に対応した斜辺を形成して、該斜辺に係合フラ
ンジ16を上向きに曲折成形してある。
【0045】従って、この実施形態の構造によれば、ル
ーフレール9の脚部10を支持プレート7の前後に離間
配置したボルト配設部13に立設した前後複数のボルト
8で締結固定するから、該脚部10の支持剛性を高める
ことができる。
【0046】前記実施形態では支持プレート7の接合フ
ランジ1aへの仮止めの止着手段としてボルト・ナット
17を用いているが、この他、ビス止めやクリップ固定
等の手段を用いることもできる。
【0047】延出部14はルーフサイドレール1のイン
ナパネル2に形成してあるが、アウタパネル3にも形成
して多重パネル構造としてもよいことは勿論である。
【0048】また、前記実施形態では、支持プレート7
をルーフサイドレール1の接合フランジ1aの下面に後
付けする例を示したが、該支持プレート7を接合フラン
ジ1aの下面に予めスポット溶接等により接合して、ル
ーフパネル4をルーフサイドレール1に後付けするよう
にしてもよい。
【0049】例えば、図1,4のWで示すように支持プ
レート7の張り出し部12と接合フランジ1aの延出部
14とをスポット溶接によって接合した場合、支持プレ
ート7は接合フランジ1aにサブアッセンブリされるた
め、ルーフパネル4はルーフサイドレール1に後付けさ
れることになるが、支持プレート7に上向きに固設され
て接合フランジ1aを貫通して上方に突出したボルト8
をロケートピンとして用いてルーフパネル4の位置決め
が行えるため、ルーフパネル4の取付作業性を向上する
ことができる。
【0050】また、このように支持プレート7をルーフ
サイドレール1の上側の接合フランジ1aにスポット溶
接により先付けしてあっても、該支持プレート7は平面
略くの字形に形成してあって、ルーフサイドレール1と
ルーフパネル4とを接合する際、支持プレート7のくの
字形に開いた部分でこれらルーフサイドレール1の接合
フランジ1aとルーフパネル4の側縁フランジ4aとを
直接スポット溶接することができるから、スポットピッ
チを変えることなく3枚パネル打ちとして行うことがで
きて、ルーフパネル1の接合フランジ1aとルーフサイ
ドレール4の側縁フランジ4aとの結合剛性を高めるこ
とができる。
【0051】そして、ルーフレール9に作用する外部入
力が脚部10の内倒れ方向に作用する場合でも、支持プ
レート7の張り出し部12と接合フランジ1aの延出部
14とが接合されているため、内倒れ荷重に対する抗力
をさらに高めることができる。
【0052】この際、これら張り出し部12と延出部1
4との接合部には剥離方向の入力がかかるが、両者は車
両センター側に延設されて内倒れ荷重の入力点であるボ
ルト配設部13から離間させることができるため、この
接合部における剥離入力を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】同実施形態の要部を示す断面図。
【図3】同実施形態の溝部の一般部分を示す断面図。
【図4】本発明の第2実施形態を示す分解斜視図。
【図5】従来の構造を示す分解斜視図。
【図6】従来の構造の要部を示す断面図。
【符号の説明】
1 ルーフサイドレール 1a 接合フランジ 4 ルーフパネル 4a 側縁フランジ 5 底部 6 溝部 7 支持プレート 8 ボルト 9 ルーフレール 10 脚部 12 張り出し部 13 ボルト配設部 14 延出部 15 面取り部 16 係合フランジ 17 ボルト・ナット(止着手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフサイドレールの上側の接合フラン
    ジを車両センター側に向けて略水平に曲折成形して、ル
    ーフパネルの側縁フランジを前記ルーフサイドレールの
    接合フランジ上に重合して結合すると共に、ルーフに該
    結合部を底部とする溝部を車両前後方向に亘って形成し
    て、該溝部の底部上にルーフレールの脚部をボルト締結
    した構造において、支持プレートに前記ボルトを上向き
    に固設すると共に、該支持プレートにボルト軸部よりも
    車両センター側に延びる張り出し部を形成する一方、前
    記接合フランジの車両センター側にこの支持プレートの
    張り出し部に対応した延出部を形成し、支持プレートを
    前記接合フランジの下面に配置して支持プレートの張り
    出し部を接合フランジの延出部の下面に重合し、前記ボ
    ルトを車室側から溝部の底部を貫通して上方に突出配置
    して、該ボルトを介してルーフレールの脚部を該溝部の
    底部上に固定したことを特徴とする自動車のルーフレー
    ル取付部構造。
  2. 【請求項2】 支持プレートは、ボルトを立設したボル
    ト配設部を頂点として前後一対の張り出し部を車両セン
    ター側に向けて前後方向に斜状に延設して平面略くの字
    形に形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車
    のルーフレール取付部構造。
  3. 【請求項3】 支持プレートは、ボルトを立設して前後
    に離間配置したボルト配設部と、これらボルト配設部を
    車両センター側で連設する張り出し部とで平面略くの字
    形に形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車
    のルーフレール取付部構造。
  4. 【請求項4】 支持プレートの張り出し部の側縁に係合
    フランジを上方に向けて形成し、該係合フランジを接合
    フランジの延出部の側縁に係合させたことを特徴とする
    請求項1〜3の何れかに記載の自動車のルーフレール取
    付部構造。
  5. 【請求項5】 接合フランジの延出部の側縁の前後部に
    斜状の面取り部を形成してある一方、支持プレートの張
    り出し部の側縁の前後部に前記接合フランジの延出部の
    面取り部に対応した斜辺を形成して、支持プレートの係
    合フランジを該斜辺に上向きに形成したことを特徴とす
    る請求項4に記載の自動車のルーフレール取付部構造。
  6. 【請求項6】 支持プレートの張り出し部を予め接合フ
    ランジの延出部に接合したことを特徴とする請求項1〜
    5の何れかに記載の自動車のルーフレール取付部構造。
  7. 【請求項7】 支持プレートを接合フランジに止着手段
    により仮止めしたことを特徴とする請求項1〜5の何れ
    かに記載の自動車のルーフレール取付部構造。
JP19484496A 1996-07-24 1996-07-24 自動車のルーフレール取付部構造 Pending JPH1035365A (ja)

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JP (1) JPH1035365A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7043469B2 (en) 2001-10-18 2006-05-09 International Business Machines Corporation Method and system for slow materialization of scrollable cursor result sets
JP2008126976A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Toyota Motor Corp ルーフレール取付構造

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JP2008126976A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Toyota Motor Corp ルーフレール取付構造

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