JPH10337812A - 繊維強化プラスチック成形品 - Google Patents
繊維強化プラスチック成形品Info
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- JPH10337812A JPH10337812A JP9148341A JP14834197A JPH10337812A JP H10337812 A JPH10337812 A JP H10337812A JP 9148341 A JP9148341 A JP 9148341A JP 14834197 A JP14834197 A JP 14834197A JP H10337812 A JPH10337812 A JP H10337812A
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Abstract
強化プラスチック成形品であって、強度及び振動減衰性
のいずれにも優れた繊維強化プラスチック成形品を提供
する 【解決手段】 強化繊維にエポキシ樹脂を含浸したプリ
プレグシートの片面にアイオノマーフィルムを貼り付け
てなる複合シートを4枚(23A〜23D)作成し、こ
れらをマンドレル21に被せた66ナイロンチューブ2
2上に順次に巻き付けて積層し、マンドレル21を引き
抜いて、中空パイプ状のレイアップ24とし、このレイ
アップ24を金型により加熱圧成形して断面円形パイプ
の成型品とする。
Description
ム、ゴルフクラブシャフト、釣竿ロッド等のスポーツ用
品や、ロボットアーム等の産業用品等に使用される繊維
強化プラスチック成形品に関する。
されている繊維強化プラスチック成形品には、軽量であ
ること、高強度を有すること、及び、高い振動減衰性を
有すること等の性能が要求される。
の耐久性に影響し、強度が高いと成形品の耐久性が向上
する。一方、振動減衰性は、成形品がテニスラケットで
ある場合、打球感や打球時に人体に加わる衝撃に大きく
影響し、振動減衰性が優れていると、打球感がマイルド
になると共に、テニスエルボーといった人体への損傷を
抑制することができる。また、成形品がロボットアーム
である場合は、振動減衰性が優れていると、ロボットの
動きの静止にかかる時間を短縮でき、作業効率を短縮す
ることができる。
維強化プラスチック成形品においても、従来からその強
度や制振性(振動減衰性)を向上させるために、マトリ
クス樹脂の改質について多くの提案がなされている。
ゴム状性質をもつ硬化剤の使用、エラストマー的性質を
持つ化合物の添加、アスファルト物質、グリコール類等
の可塑剤の添加、エポキシ化合物へのゴム弾性を示す分
子基の導入等により強靭化を図る試みがある〈越智 光
一,『高分子』 38(3),200(1989)、堀
内 伸,『機能材料』 15(7)22(199
5)〉。また、強靭化をはかる為に、フェノール性水酸
基含有アラミド−ポリブタジエン−アクリロニトリルブ
ロック共重合体、エポキシ樹脂、硬化剤及び無機または
有機繊維からなる繊維強化複合エポキシ樹脂組成物が提
案されている(特開平4−328116号公報)。しか
しながら、これらの提案による成形品は、強度・剛性は
かなり優れているものの振動減衰性については好ましい
結果が得られていない。
は、振動減衰性を向上させるために、ブチルゴムを主成
分とする制振性樹脂フィルムを層状に埋め込んだエポキ
シ樹脂含浸炭素繊維プリプレグを用いたラケットが提案
されている。しかるに、かかる提案によるラケットで
は、制振性樹脂フィルムとエポキシ樹脂含浸炭素繊維層
との接着性が悪いために、成形品の強度・剛性が大きく
低下してしまう。
リクス樹脂に用いている繊維強化プラスチック成形品の
性能向上のために種々の提案がなされているが、強度及
び振動減衰性の両者ついて満足できる成形品が得られて
いないのが実情である。
てものであり、マトリクス樹脂がエポキシ樹脂からなる
繊維強化プラスチック成形品であって、強度及び振動減
衰性のいずれにも優れた繊維強化プラスチック成形品を
提供することを課題としている。
ラブ等の繊維強化プラスチック成形品は、樹脂含浸した
強化繊維層を積層して中空パイプ状に成形したものが主
流である。このような中空成形品では、その耐衝撃性及
び振動減衰性について、単純な曲げモードだけでなく捻
りを含めたモードが重要となる。例えば、テニスラケッ
トフレームの場合、面外方向の曲げ、すなわち、ラケッ
トフェイス面に対する垂直方向の曲げに対して、その変
形に追従するためには、中空フレームに捻りが発生す
る。また、ゴルフクラブシャフトの場合も、その変形は
単純な曲げのみではなく、捻りが複合されたもとのな
る。そして、このような捻りが生じると、中空成形品の
内部では、図8に示すように、捻り方向の力1に対し
て、上下に重なる樹脂含浸強化繊維層間に剪断力2が発
生する。すなわち、中空成形品の耐衝撃強度及び振動減
衰性には積層された樹脂含浸強化繊維層間に発生する剪
断力が大きく影響を与えている。
樹脂含浸強化繊維層間で発生する剪断力に着眼し、積層
された樹脂含浸強化繊維層間における剪断方向のズレを
少なくし、かつ、剪断力を効果的に吸収できるように、
成形品の材質及び積層構造について鋭意研究を重ね、本
発明を完成させた。
クス樹脂がエポキシ樹脂からなる繊維強化プラスチック
の成形品であって、上下に重なるエポキシ樹脂含浸強化
繊維層間の少なくとも一部にアイオノマーフィルムを介
在させていることを特徴とする繊維強化プラスチック成
形品を提供している。
レン−メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架
橋してなるフィルム、例えば、三井・デュポンケミカル
株式会社製、ハイミラン(商品名)が好適に使用される
(請求項2)。このアイオノマーフィルムはエポキシ基
との反応性が高くエポキシ樹脂に対して優れた接着性を
示すとともに、それ自体は弾力性が大きく、また、強靭
で、耐衝撃性に優れている。
Zn等のイオンを挙げることができ、特に、アイオノマ
ーフィルムのエポキシ樹脂への接着性をより良好にでき
る点から、Znイオンが好適である。また、アイオノマ
ーフィルムの厚みは特に限定されないが、30〜100
μmの範囲にするのが好適である。
成形品においては、エポキシ樹脂含浸強化繊維層間に介
在するアイオノマーフィルムがエポキシ樹脂含浸強化繊
維層のエポキシ樹脂と強固に接着して、上下に重なるエ
ポキシ樹脂含浸強化繊維層間の剪断方向のズレが少なく
なり、しかも、アイオノマーフィルムの弾力性によりエ
ポキシ樹脂含浸強化繊維層間で発生する剪断力に伴う振
動を効果的に吸収することができる。よって、成形品の
耐衝撃強度及び振動減衰性を大きく改善することができ
る。
度は0〜60℃の範囲にあるのが好ましい(請求項
3)。一般にアイオノマーはガラス転移温度付近で損失
係数(tanδ)が大きくなる。よって、ガラス転移温
度が0〜60℃のアイオノマーフィルムを用いると、実
使用時の温度(一般的にテニスラケット、ゴルフクラ
ブ、ロボットアーム等を実際に使用する屋外または屋内
の環境温度:約5〜35℃)において、アイオノマーフ
ィルムによる振動吸収性がより顕著に現れる。
含浸したプリプレグシートの片面にアイオノマーフィル
ムを貼り付けて複合シートとし、該複合シートを中空パ
イプ状に巻き重ね、上記エポキシ樹脂を硬化することに
より中空パイプに成形したものであるのが好ましい(請
求項4)。このようにすると、複合シートを巻き重ねる
だけで、アイオノマーフィルムに対してアイオノマーフ
ィルムが直接接触することなく、下層のエポキシ樹脂含
浸強化繊維層と上層のエポキシ樹脂含浸強化繊維層との
間にアイオノマーフィルムを介在させることができ、よ
って、アイオノマーフィルムとエポキシ樹脂とが効率良
く反応し、成形品の耐衝撃強度及び振動減衰性がより向
上したものとなる。
は、アミン類、フェノール類、または炭素炭素二重結合
を有する化合物を前駆体とするエポキシ樹脂等が用いら
れる。特に、一分子中に2個以上のエポキシ基を有する
ものが好適である。アミン類を前駆体とするエポキシ樹
脂の具体例としては、テトラグリシジルジアミノジフェ
ニルメタン、トリグリシジル−P−アミノフェノール、
トリグリシジル−m−アミノフェノール、トリグリシジ
ルアミノクレゾールの各種異性体が挙げられる。フェノ
ール類を前駆体とするエポキシ樹脂の具体例としては、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、レゾルシノールノボラック型エポキ
シ樹脂等が挙げられる。炭素炭素二重結合を有する化合
物を前駆体とするエポキシ樹脂の具体例としては脂環式
エポキシ樹脂等が挙げられる。
る、所謂、エポキシ樹脂用潜在型硬化剤としては、アミ
ン類、酸無水物類、イミダゾール類等が好適である。ア
ミン類の具体例としては、4, 4´−ジアミノジフェニ
ルスルホン、3, 3´−ジアミノジフェニルスルホン、
ジシアンジアミド等が挙げられる。酸無水物類の具体例
としては、テトラヒドロ無水フタル酸等が挙げられる。
イミダゾール類としては2−n−ヘプタンデシルイミダ
ゾール等が挙げられる。また、これらアミン類、酸無水
物類、イミダゾール類以外にも、例えば、N, N−ジア
ルキル尿素誘導体、N, N−ジアルキル尿素誘導体、
N, N−ジアルキルチオ尿素誘導体、N−アミノエチル
ピペラジン、メラミン、グアナミン、三フッ化ホウ素錯
化合物、トリスジメチルアミノメチルフェノール等を使
用してもよい。これらの硬化剤は1種または2種以上を
組み合わせて用いてもよい。
系、フェノール系、メルカプタン系、ジメチルウレア
系、脂肪環系、イミダゾール系等が挙げられる。また、
コスト低減のために、通常、良く配合される充填剤とし
ては、例えば炭酸カルシウム、シリカ、タルク、マイ
カ、セライト、パーライト、アスベスト、アルミナ等を
挙げることができる。
よって変更することができ、特に限定されないが、成形
性及びアイオノマーフィルムとの反応性、アイオノマー
フィルムの融点等を考慮すると140〜160℃の範囲
にするのが好ましい。
ら一般に高性能強化繊維として知られている公知のもの
を使用することができ、例えば、カーボン繊維(炭素繊
維)、黒鉛繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、炭化ケイ
素繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、ガラス繊維、スチ
ール繊維、アモルファス金属繊維、有機繊維等が挙げ
ら、これらは1種または2種以上を組み合わせて用いる
ことができる。また、繊維の形状は連続繊維、長繊維、
短繊維、またはこれらが複合した形態のいずれであって
もよい。また、強化繊維の配置形態や繊維方向は特にに
限定されず、例えば、単一方向、ランダム方向、シート
状、マット状、織物(クロス)状、組み紐状のいずれで
もよい。
下の方法が好適である。 エポキシ樹脂を強化繊維に含浸させたプリプレグを積
層し、該積層体に圧力をかけながらエポキシ樹脂の硬化
を行う。この場合、プリプレグを積層していく段階でプ
リプレグの間にアイオノマーフィルムを介在させる。プ
リプレグとしては、ドラムワインディングによりエポキ
シ樹脂を含浸した連続繊維をドラムに一方向に巻き付け
て作製した一方向連続繊維プリプレグを使用するのが好
ましい。
イプ状とし、このパイプ状物にエポキシ樹脂を含浸し、
次いで、該エポキシ樹脂を含浸したパイプ物に圧力をか
けながらエポキシ樹脂の硬化を行う。この場合、スリー
ブ状の組み紐を積層していく段階で、スリーブ状の組み
紐の間にアイオノマーフィルムを介在させる。なお、エ
ポキシ樹脂の含浸が積層体全体に行きわたるように、下
側のスリーブ状の組み紐と上側のスリーブ状の組み紐の
間の全領域にアイオノマーフィルムを存在させず、エポ
キシ樹脂が通過する経路を設けておくのが好ましい。
グを用い、フィラメントワインディング法により樹脂含
浸した強化繊維を巻き付けた後、圧力をかけながらエポ
キシ樹脂の硬化を行う。この場合、強化繊維を巻き付け
ていく途中でシート状またはテープ状に裁断したアイオ
ノマーフィルムをラッピングして強化繊維層間にアイオ
ノマーフィルムを介在させる。
も、成形は、金型内で可撓性チューブの外周面上に層間
にアイオノマーフィルムを介在させた樹脂含浸強化繊維
層の積層物を巻き付け、該積層物に可撓性チューブによ
り圧力を加えながら加熱成形する、所謂、内圧法や、層
間にアイオノマーフィルムを介在させた樹脂含浸強化繊
維層の積層物の外周に加圧用テープを巻き付け、該積層
物に加圧用テープにより圧力を加えながら加熱成形す
る、所謂、外圧法を用いることができる。内圧法におい
ては、余剰の樹脂を金型パーティングラインに流し、外
圧法においては、余剰の樹脂を加圧用テープの隙間から
流す必要があるため、かかる余剰樹脂の流れを阻害する
ようなアイオノマーフィルムの配置は避ける必要があ
る。すなわち、、積層物の最外周をアイオノマーフィル
ムで完全に包み込んでしまったり、上層と下層のアイオ
ノマーフィルム同士が接触するようにアイオノマーフィ
ルムを配置することを避けるのが好ましい。
アイオノマーフィルムを用いない場合に、その振動の変
位が最も大きくなる箇所の繊維層間に介在させるのが好
ましい。
すすみ、全体重量が250〜270gのラケットが出現
しており、このような軽量のラケットは反発性が悪いた
めに、バランスをトップヘビーにすることで飛ひ性能を
維持している。すなわち、繊維強化プラスチック層はラ
ケットのフェイス部分、とりわけトップ部分(図9参
照)に多くなるような重量配分にしている。しかしなが
ら、かかる軽量ラケットの振動減衰性の悪いことがプレ
ーヤーから聞かれており、これについて研究した結果、
フェイス部分の重量を大きくするために、グリップ側の
繊維量をフェイス側の繊維量よりも少なくしており、こ
のために、面外方向の2次振動モードの腹の部分での変
位が大きくなっていることが分かった。
面外方向の一次振動モードと2次振動モードを示し、上
記2次振動モードの腹の部分とは、図10(B)中のR
1(ガット面を時計面と見て頂点Pを12時とした時の
3時の位置付近)とR2(グリップGとスロート部との
境界付近)の部分である。従って、このようなラケット
においては、かかる2次振動モードの腹の部分R1、R
2の繊維層間にアイオノマーフィルムを介在させると、
振動減衰性を大幅に改善することができる。
フクラブシャフトの場合、通常のシャフト(全体重量:
56〜90g)よりも歪みが大きくなる。この場合、特
に、応力が集中する部分にアイオノマーフィルムを挿入
すると、曲げ強度が高くなりクラブシャフトの耐久性を
大きく向上できる。以下、実施例及び比較例により本発
明を更に詳しく説明する。 (実施例1)東レ(株)製のエポキシ樹脂含浸カーボン
ファイバープリプレグ(T800:P2053−12
2)を用いて、以下の工程により、全長600mmで外
径(φ)18.4mmの断面円形パイプを作製した。
エポキシ樹脂含浸カーボンファイバープリプレグシート
に、長さ200mm×幅59mmで、引張強度(JIS
K−6760)が245kg/cm2 、破断点伸び
(JIS K−6760)が560%、曲げ弾性率(J
IS K−7106)が1480kg/cm2 、ガラス
転移温度が40℃のZnイオンタイプのアイオノマーフ
ィルム(三井デュポン(株)製、ハイミラン 1652
(商品名))を貼り着けた複合シートを作成した。
たエポキシ樹脂含浸カーボンファイバープリプレグシー
トに長さ600mm×幅60mmにアイオノマーフィル
ム(三井デュポン(株)製、ハイミラン 1652(商
品名))を貼り着けた複合シート、長さ600mm×幅
62mmにしたエポキシ樹脂含浸カーボンファイバープ
リプレグシートに長さ600mm×幅62mmにアイオ
ノマーフィルム(三井デュポン(株)製、ハイミラン
1652(商品名))を貼り着けた複合シート、及び長
さ600mm×幅63mmにしたエポキシ樹脂含浸カー
ボンファイバープリプレグシートに長さ600mm×幅
63mmにアイオノマーフィルム(三井デュポン(株)
製、ハイミラン 1652(商品名))を貼り着けた複
合シートを作成した。
ぞれについてプリプレグシート側に該プリプレグシート
との間で繊維方向が±24 ゜となるように、複合シー
トと同一寸法の(長さ×幅)のポキシ樹脂含浸カーボン
ファイバープリプレグシートを更に重ね合わせた。
5mmのマンドレル21に66ナイロンチューブ22を
被せ、この66ナイロンチューブ22の上に上記4枚の
複合シート23A〜23Dを順次巻き付けた後、図1
(B)に示すようにマンドレル21を引き抜いて、レイ
アップ24を作成した。なお、各複合シートの巻き付け
においてオーバ−ラップ量は7mmとし、図1(C)に
示すように、複合シートのオーバ−ラップ部分25が巻
き付け層間で重ならないようにした。これは、次の成形
工程で、加圧力がレイアップ24にできるだけ均一にか
かるようにするために、レイアップ24に極端に厚みの
大きい部分が形成されないようにするためである。
配置し、150℃で40分間加熱して成型し、断面円形
パイプを作製した。この時、66ナイロンチューブには
7kgf/cm2 の空気圧を加えた。
て、Naイオンタイプの引張強度(JIS K−676
0)が305kg/cm2 、破断点伸び(JIS K−
6760)が430%、曲げ弾性率(JIS K−71
06)が2040kg/cm2 、ガラス転移温度が0℃
のアイオノマーフィルム(三井デュポン(株)製、ハイ
ミラン 1601(商品名))を用いた以外、実施例1
と同様の構造(エポキシ樹脂含浸カーボンファイバープ
リプレグシート、アイオノマーフィルム、複合シート等
の寸法、積層構成等が同一)の断面円形パイプを作製し
た。
におけるアイオノマーフィルムの長さを600mmにし
た以外は実施例1と同様にして、断面円形パイプを作成
した。
付けることなく、繊維方向が±24 ゜となるよう2枚
のプリプレグシートを重ね合わせた4枚の複合シートを
用いて実施例1と同様の工程により断面円形パイプを作
成した。4枚の複合シートは、それぞれ、長さ600m
m×幅63mmのシート2枚を重ねたもの、長さ600
mm×幅62mmのシート2枚を重ねたもの、長さ60
0mm×幅60mmのシート2枚を重ねたもの、長さ6
00mm×幅59mmのシート2枚を重ねたものとし
た。
ノマーフィルム(三井デュポン(株)製、ハイミラン1
652)を配置し、他は比較例1と同様にして断面円形
パイプを作成した。
りに、エマルジヨン状のブチルゴム系制振塗料(ダイセ
ルル工業(株)製 アングレン)からなる塗布層であっ
て、アイオノマーフィルムと同一寸法にしたものを用い
て、実施例1と同様にして複合シートを4枚作成し、該
4枚の複合シートを用いて実施例1と同様の工程により
断面円形パイプを作成した。
3の断面円形パイプの重量を測定し、それぞれについて
強度及び振動減衰性について評価した。
K7055に準じて治具10により支持長さ(スパン)
を300mmとし、断面円形パイプ11の全長の中央が
スパンの中央に合うように置き、中央点Pの上方より加
圧具25により荷重を加え、テストスピード50mm/
分で3点曲げ試験を行うことにより測定した。
ー)は、図3に示すように、断面円形パイプの中央を切
り出し、該切り出したパイプ12を治具10により支持
長さ(スパン)185mmで支持し、支持長さ(スパ
ン)中央にロードセル32を取り付けた重り32を自由
落下させ、各時間での荷重値と初期加速度から、破壊に
要する最大荷重と破壊に要した衝撃エネルギーを算出し
た。
41に断面円形パイプ11の中央を固定し、加振器41
により種々の周波数の振動をパイプに与えて、パイプの
端から20mmの部分に貼り付けたアルミ箔42の振動
をレーザ変位形43で測定し、該レーザ変位形43によ
り測定値をDFC(Doppler Frequenn
cy Tracker)を介してFFT(Fast F
ourier Transfer Analizer)
に導入し、1次振動モードの減衰率を測定した。
るエポキシ樹脂含浸カーボンファイバープリプレグシー
ト間に介在させた実施例1〜3の断面円形パイプは、比
較例の断面円形パイプに比して曲げ強度及び耐衝撃性
(衝撃最大荷重、衝撃エネルギー)が明らかに向上して
いた。また、比較例1、2の断面円形パイプに比して振
動減衰性が大きく向上していた。なお、エマルジヨン状
のブチルゴム系制振塗料の塗布層を上下に重なるエポキ
シ樹脂含浸カーボンファイバープリプレグシート間に介
在させた比較例3の断面円形パイプは極めて良好な振動
減衰性を示すが、曲げ強度及び耐衝撃性(衝撃最大荷
重、衝撃エネルギー)が著しく劣悪なものであった。以
上の結果から、アイオノマーフィルムを上下に重なるエ
ポキシ樹脂含浸カーボンファイバープリプレグシート間
に介在させて成形することにより、成形品の強度及び振
動減衰性の両方を向上できることが分かった。
の8枚の東レ(株)製のエポキシ樹脂含浸カーボンファ
イバープリプレグ(T800:P2053−122)5
1A〜51Hを用い、これらを図5(A)に示すよう
に、マンドレル21に被せた66ナイロンチューブ22
上に繊維方向が軸芯に対して0゜、0゜、30゜、30
゜、45゜、45゜、45゜、45゜となるように、か
つ、30゜と45゜のプリプレグについては、隣接する
プリプレグ間で互いに繊維方向が交差するように積層し
て巻き付けた後、図5(B)に示すようにマンドレル2
1を引き抜いて、レイアップ52を作成した。なお、エ
ポキシ樹脂含浸カーボンファイバープリプレグを積層す
る前に内側から1枚目、3枚目、5枚目、7枚目のプリ
プレグには、予め、その外側面に長さ1680mm×幅
70mmにしたZnイオンタイプのアイオノマーフィル
ム(三井デュポン(株)製、ハイミラン 1652(商
品名))をアイオノマーフィルム50を貼り付けてから
積層した。
レーム用金型53に上記レイアップ52を配置し、66
ナイロンチューブに7kgf/cm2 の空気圧を加え、
150℃で40分間加熱して成型し、テニスラケットロ
ーフレームを作製した。なお、ヨーク部分54は芯材と
して発泡ポリウレタンを使用し、この芯材にプリプレグ
を被せたものを使用した。作製したローフレームのフェ
イス面積は110in2 、重量は190g、バランスは
360mmであった。
させず、他は実施例4と同様にして、重量194g、バ
ランス358mmのテニスラケットローフレームを作成
した。以上作製した実施例4、比較例4のテニスラケッ
トローフレームの振動減衰率を、図7に示す方法で測定
した。
ラケットフレーム70を紐71でつるし、インパクトハ
ンマー72でフレームを打撃し、該インパクトハンマー
72に取り付けたフォースピックアップ(図示せず)に
振動入力(力F)を計測する一方、グリップエンドより
4cmの部分にフレーム面に対して垂直に固定した加速
度ピックアップ73により振動応答(加速度α)を計測
し、これら計測値(α/F)をアンプ74、75を介し
て周波数解析装置(ヒューレットパッカード製ダイナミ
ックシグナルアナライザー HP3562A)76によ
り周波数解析し、周波数領域での伝達関数をもとめて面
外1次固有振動数と面外2次固有振動数を求めた。
いて下記式(1)(2)により算出した。
n は共振点の周波数、T0 はTn /√2のところの幅、
Tn は共振点のピーク値である。
衰率(%)は0.649、2次振動減衰率(%)は1.
409であった。一方、比較例4のラケットフレームの
1次振動減衰率(%)は0.237、2次振動減衰率
(%)は0.438であった。
上下に重なるエポキシ樹脂含浸カーボンファイバープリ
プレグシート間にアイオノマーフィルムを介在させて成
形することによりラケットフレームの振動減衰性が著し
く向上することを確認できた。
明によれば、マトリクス樹脂がエポキシ樹脂からなる繊
維強化プラスチックの成形品において、上下に重なるエ
ポキシ樹脂含浸強化繊維層間の少なくとも一部にアイオ
ノマーフィルムを介在させたことにより、上下に重なる
エポキシ樹脂含浸強化繊維層間の結合力が高まり剪断方
向のズレが生じにくくなると共に、アイオノマーフィル
ムがもつ弾力性により上下に重なるエポキシ樹脂含浸強
化繊維層間で発生する剪断力に伴う振動を効果的に吸収
することができる。よって、成形品の耐衝撃強度及び振
動減衰性の両者を大きく改善することができ、高性能の
繊維強化プラスチック成形品を得ることができる。特
に、強化繊維にエポキシ樹脂を含浸したプリプレグシー
トの片面にアイオノマーフィルムを貼り付けて複合シー
トとし、該複合シートを中空パイプ状に巻き重ね、上記
エポキシ樹脂を硬化してなる中空パイプ成型品とするこ
とにより、イオノマーフィルムとエポキシ樹脂とが効率
良く反応し、成形品の耐衝撃強度及び振動減衰性がより
向上することとなる。
化プラスチック成形品(断面円形パイプ)のレイアップ
の作成まで製造工程を示す断面図である。
定方法を示す図である。
撃最大荷重と衝撃エネルギー)の測定方法を示す図であ
る。
測定方法を示す図である。
化プラスチック成形品(テニスラケットローフレーム)
のレイアップの作成までの製造工程を示す断面図であ
る。
ローフレーム形状に成形する成形工程を示す斜視図であ
る。
減衰率の測定方法を示す図、(B)ラケットの振動入力
と振動応力を周波数解析して得られた周波数と伝達関数
との関係を示す図である。
り方向の力と上下に重なる樹脂含浸強化繊維層間に発生
する剪断力との関係を示す模式図である。
面外方向の一次振動モードと2次振動モードを示した図
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 マトリクス樹脂がエポキシ樹脂からなる
繊維強化プラスチックの成形品であって、上下に重なる
エポキシ樹脂含浸強化繊維層間の少なくとも一部にアイ
オノマーフィルムを介在させていることを特徴とする繊
維強化プラスチック成形品。 - 【請求項2】 上記アイオノマーフィルムがエチレン−
メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋した
ものである請求項1に記載の繊維強化プラスチック成形
品。 - 【請求項3】 上記アイオノマーフィルムのガラス転移
温度が0〜60℃の範囲にある請求項1または2に記載
の繊維強化プラスチック成形品。 - 【請求項4】 強化繊維にエポキシ樹脂を含浸したプリ
プレグシートの片面にアイオノマーフィルムを貼り付け
て複合シートとし、該複合シートを中空パイプ状に巻き
重ね、上記エポキシ樹脂を硬化することにより中空パイ
プに成形したものである請求項1〜3のいずれか一項に
記載の繊維強化プラスチック成形品。
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