JPH10337524A - 厚膜パターン形成方法 - Google Patents
厚膜パターン形成方法Info
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- H05K3/10—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
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- Liquid Crystal (AREA)
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- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
し、工程短縮によるコスト低減を図る。 【解決手段】 基板1上に複数種類の厚膜材料ペースト
を一括塗布して複数の層11,12を形成した後で、ま
たはフィルム基材上に複数種類の厚膜材料ペーストを一
括塗布して形成した複数の層を基板に一括転写した後
で、それらの層のうちの少なくとも1つ以上の層をパタ
ーニングしてから一括焼成する。或いは、フィルム基材
上に複数種類の厚膜材料ペーストを一括塗布して形成し
た複数の層を形成し、それらの層のうちの少なくとも1
つ以上の層をパターニングした後で、フィルム基材上の
複数の層を基板に一括転写してから一括焼成する。複数
のパターン形成層を同時に塗布して形成することで工程
が短縮される。
Description
レイパネル(PDP)、フィールドエミッションディス
プレイ(FED)、液晶表示装置(LCD)、蛍光表示
装置、混成集積回路等の製造過程において基板上に厚膜
パターンを形成する方法に係り、特にPDPの障壁の形
成方法に好適な厚膜パターン形成方法に関するものであ
る。
しては、ガラスやセラミックスなどの基板上に導体或い
は絶縁体用のペーストをスクリーン印刷によりパターン
状に塗布した後、焼成工程を経て基板に密着した厚膜パ
ターンを形成する方法が知られている。この方法では例
えば線幅100μm、高さ100μmの細線を形成する
には重ね刷りを複数回繰り返す必要がある。また、別の
方法としては、基板上にスクリーン印刷の多数回ベタ印
刷でパターン形成層を形成した後、そのパターン形成層
上に感光性レジストでサンドブラスト用マスクを形成
し、次いで研磨材を噴射してパターン形成層のパターニ
ングを行う所謂サンドブラスト法が知られている。
ーン印刷による多数回のパターン印刷で厚膜パターンを
形成する方法は、生産性が悪い上に、スクリーン版の伸
び等の理由により、重ね刷りするごとに印刷位置が微妙
にずれ、このためパターンの形状が悪くなるという問題
点や、ペーストの持つ流動性のため、すそが広がってし
まい、高アスペクト比の厚膜パターンが形成できないと
いう問題もある。さらには、開放系であるがために異物
の混入防止等の条件管理が難しいという問題もある。
ターンを形成する方法においても、パターン形成層をス
クリーン印刷で形成すると、重ね刷りの工程が長くかか
る上に、開放系であるがために条件管理が難しいという
問題がある。そこで、ダイコーター等を用いてパターン
形成層を1回で形成することが考えられるが、実際には
各種パターンを重ねて形成する場合が殆どであるので、
その形成すべきパターン層ごとに塗布と乾燥を繰り返し
てからパターニングを行う必要がある。したがって、設
備コストがかかり、それら装置のためのスペースが増加
するという問題が発生する。
されたものであり、その目的とするところは、基板上に
各種パターンを重ねて形成するに際し、工程短縮による
コスト低減を図った厚膜パターン形成方法を提供するこ
とにある。
め、本発明に係る第1の厚膜パターン形成方法は、同時
多層塗布装置を使用して基板上に複数種類の厚膜材料ペ
ーストを一括塗布することにより複数の層を積層状態で
形成した後、それらの層のうちの少なくとも1つ以上の
層をパターニングしてから一括焼成するようにしたもの
である。
第2の厚膜パターン形成方法は、同時多層塗布装置を使
用してフィルム基材上に複数種類の厚膜材料ペーストを
一括塗布することにより複数の層を積層状態で形成し、
次いでフィルム基材上の複数の層を基板に一括転写した
後、それらの層のうちの少なくとも1つ以上の層をパタ
ーニングしてから一括焼成するようにしたものである。
に係る第3の厚膜パターン形成方法は、同時多層塗布装
置を使用してフィルム基材上に複数種類の厚膜材料ペー
ストを一括塗布することにより複数の層を積層状態で形
成し、次いでそれらの層のうちの少なくとも1つ以上の
層をパターニングした後、フィルム基材上の複数の層を
基板に一括転写してから一括焼成するようにしたもので
ある。
的なものとして、ここではPDPを例に挙げて説明す
る。
板にそれぞれ規則的に配列した一対の電極を設け、その
間にNe、Xe等を主体とするガスを封入した構造にな
っている。そして、これらの電極間に電圧を印加し、電
極周辺の微小なセル内で放電を発生させることにより、
各セルを発光させて表示を行うようにしている。情報表
示をするためには、規則的に並んだセルを選択的に放電
発光させる。このPDPには、電極が放電空間に露出し
ている直流型(DC型)と絶縁層で覆われている交流型
(AC型)の2タイプがあり、双方とも表示機能や駆動
方法の違いによって、さらにリフレッシュ駆動方式とメ
モリー駆動方式とに分類される。
る。この図は前面板と背面板を離した状態で示したもの
で、図示のように2枚のガラス基板1,2が互いに平行
に且つ対向して配設されており、両者は背面板となるガ
ラス基板2上に互いに平行に設けられた障壁3により一
定の間隔に保持されるようになっている。この障壁3と
しては、高輝度化するために白色にしたものやコントラ
ストを向上するために黒色にしたものがあるが、両者の
長所をいかすため白色障壁の前面板側に黒色障壁を形成
した構造とすることが特に好ましいと言われている。前
面板となるガラス基板1の背面側には透明電極である維
持電極4と金属電極であるバス電極5とで構成される複
合電極が互いに平行に形成され、これを覆って誘電体層
6が形成されており、さらにその上に保護層7(MgO
層)が形成されている。また、背面板となるガラス基板
2の前面側には前記複合電極と直交するように障壁3の
間に位置してアドレス電極8が互いに平行に形成されて
おり、その上に誘電体層9が形成され、さらに障壁3の
壁面とセル底面を覆うようにして蛍光体10が設けられ
ている。このAC型PDPは面放電型であって、前面板
上の複合電極間に交流電圧を印加し、空間に漏れた電界
で放電させる構造である。この場合、交流をかけている
ために電界の向きは周波数に対応して変化する。そして
この放電により生じる紫外線により蛍光体10を発光さ
せ、前面板を透過する光を観察者が視認するようになっ
ている。
製造時においてガラス基板上にアドレス電極、誘電体
層、障壁等を厚膜パターンで形成する。本発明は、それ
ぞれの層について1層ずつ塗布、乾燥、パターニング、
焼成という工程を繰り返す代わりに、複数の層を一括で
形成するものである。このAC型PDPの背面板の場合
についていくつかの例を挙げる。
構造の場合である。この場合、基板上に白色障壁層と黒
色障壁層をスロットダイコーター、カーテンコーター等
のコーティング装置を用いて同時に積層形成する。ここ
で言う基板とはもちろん電極等の他の構成要素が予め形
成されたガラス基板も含まれる。もしくは、フィルム基
材上に同様にスロットダイコーター、カーテンコータ
ー、スライドコーター等のコーティング装置を用い、た
だし黒色障壁層がフィルム基材側となるように同時に積
層形成し、基板上に熱圧着ラミネート法等により転写す
る。次いで、耐サンドブラスト性のマスクを介して白色
障壁層及び黒色障壁層を一括でサンドブラスト法により
パターニングしたり、上層となる黒色障壁層を感光性の
材料により形成しておいて、この上層をフォトリソ法に
よりパターニングした後、サンドブラスト法により下層
をパターニングすればよい。最後に、耐サンドブラスト
性マスクが焼成除去できない場合は剥離除去した後、焼
成する。
の下に形成する誘電体層との同時形成の場合がある。障
壁層は前記のような2層の積層構造であっても、単層で
あっても構わない。この場合も、まず基板上もしくはフ
ィルム基材上に誘電体層と障壁層を前記と同様なコーテ
ィング方法で積層形成する。次いで、パターニングする
必要がある障壁層のみをサンドブラスト法等によりパタ
ーニングする。ただし、その際に、障壁層の下部の誘電
体層までパターニングしないように、サンドブラストレ
ートを異ならせておくことが好ましい。例えば、誘電体
層形成材料中のバインダー樹脂や可塑剤等の有機成分の
量を障壁中の有機成分の量よりも多くすることにより、
誘電体層を柔軟にして耐サンドブラスト性を向上させる
ことができる。
時形成する場合がある。この場合、下地層はパターニン
グの必要がなく、電極のみをパターニングしなくてはい
けない。この場合も上記の誘電体層と障壁層の同時形成
の場合と同様に基板上もしくはフィルム基材上に下地層
と電極層を同時積層形成し、サンドブラスト法により電
極層のみをパターニングすることができる。或いは、感
光性の電極材料を用いて下地層と同時コーティングし、
電極層のみをフォトリソ法によりパターニングすること
もできる。
の誘電体層を同時形成する場合がある。この場合は、下
層となる電極層がパターニングされるので、予めフィル
ム基材上に前記と同様な方法により誘電体層と電極層を
同時積層し、前記と同様にサンドブラスト法やフォトリ
ソ法により電極層をパターニングした後、基板に転写す
ることにより形成される。
着させるので、使用する厚膜材料ペーストは、導体、絶
縁体ともに、少なくともガラスフリットを含有する無機
成分とバインダー樹脂を含有する。
成材料としては、PbOを主成分とする低融点ガラスフ
リット、焼成時の形状を安定させるための耐火物フィラ
ー及びバインダー樹脂を混合したガラスペーストが使用
され、これに着色目的の顔料とさらに必要により溶剤、
添加剤等が添加される。
Oを50%以上含み、ガラスの分相を防止する効果を持
たせたり、軟化点を調整したり、熱膨張係数をガラス基
板に合わせたりするために、Al2 O3 、B2 O3 、S
iO2 、MgO、CaO、SrO、BaO等を含有する
ものが一般に用いられる。また、その軟化点が350〜
650℃で、熱膨張係数α300 が60×10-7/℃〜1
00×10-7/℃のものが好ましい。耐火物フィラーと
しては、500〜600℃程度の焼成温度で軟化しない
ものが広く使用でき、安価に入手できるものとして、ア
ルミナ、マグネシア、カルシア、コージュライト、シリ
カ、ムライト、ジルコン、ジルコニア等のセラミック粉
体が好適に用いられる。そして、障壁に遮光性を持たせ
るには暗色の顔料を添加する。この暗色の顔料としては
Co−Cr−Fe系、Co−Mn−Fe系、Co−Fe
−Mn−Al系、Co−Ni−Cr−Fe系、Co−N
i−Mn−Cr−Fe系、Co−Ni−Al−Cr−F
e系、Co−Mn−Al−Cr−Fe−Si系等の複合
酸化物、複合酸化物顔料(Cr,Co,Ni,Fe,M
n,Cu,Sb,As,Bi,Ti,Cd,Al,C
a,Si,Mg,Ba等の2種以上の金属の酸化物から
なる顔料)、チタンブラック、黒色酸化鉄(Fe
3 O4 )が用いられる。一方、障壁に光反射性を持たせ
るには明色の顔料を添加する。この明色の顔料としては
チタニア(TiO2 )等が用いられる。
〜80重量%が好ましい。多すぎると焼成による形状保
持性に難が生じる。また、脱バインダー性を損ない、緻
密性が悪化するため好ましくない。逆に少な過ぎると、
耐火物フィラーの間隙を充分に埋めることができず、緻
密性が悪化すると同時に焼成後の機械的強度が低下し、
パネル封着の際に欠けを生じる。
化し、炭化物が障壁中に残存しないことが必要であり、
エチルセルロース、メチルセルロース、ニトロセルロー
ス、セルロースアセテート、セルロースプロピオネー
ト、セルロースブチレート等のセルロース系樹脂、又は
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ノルマ
ルブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、
イソプロピルメタクリレート、2−エチルメチルメタク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート等の重
合体若しくは共重合体からなるアクリル系樹脂が好まし
く用いられる。また、感光性のバインダー樹脂を用いる
こともでき、分子中に重合性不飽和結合を有するプレポ
リマー、オリゴマー及び/又はモノマーを適宜混合して
用いることができる。例えば、不飽和ジカルボン酸と多
価アルコールの縮合物等の不飽和ポリエステル類、アク
リレート類、メタクリレート類等が用いられ、紫外線硬
化型の場合にはこれらに光開始剤を添加したものが用い
られる。これらのバインダー樹脂は、基板に直接形成す
る場合は0.5〜5.0重量%程度でよいが、一旦フィ
ルム基材上に形成してから基板に転写する場合は無機成
分に対して1.0〜20重量%程度加えるのが好まし
い。ただし、バインダー樹脂の添加率が高すぎると柔軟
性が増し、サンドブラストによる研削速度が遅くなるの
で、サンドブラスト法により形成する場合は、バインダ
ー樹脂が焼失する温度でかつガラスフリットが完全に融
着してしまわない温度にて仮焼成してからサンドブラス
ト処理するのが好ましい。
剤、消泡剤、酸化防止剤等が必要に応じて用いられる。
このうち可塑剤としてはフタル酸エステル類、セバチン
酸エステル類、リン酸エステル類、アジピン酸エステル
類、グリコール酸エステル類、クエン酸エステル類等が
一般的に用いられる。可塑剤の添加量は樹脂分に対して
重量比で1/5以下が好ましいが、一旦フィルム基材上
に形成する場合には柔軟性が必要なため、無機成分に対
して5〜30重量%加えるのが好ましい。。ただし、可
塑剤の添加率が高過ぎると樹脂の柔軟性が増し、サンド
ブラストによる研削速度が遅くなるので、サンドブラス
ト法により形成する場合は、可塑剤が焼失する温度でか
つガラスフリットが完全に融着してしまわない温度にて
仮焼成してからサンドブラスト処理することが好まし
い。
は、用いるバインダー樹脂に対して良溶媒であることが
好ましく、テルピオネール、ブチルカルビトールアセテ
ート等が好適に使用される。溶剤の選定は、溶剤の揮発
性と、使用するバインダー樹脂の溶解性を主に考慮して
選定される。バインダー樹脂に対する溶剤の溶解性が低
いと、固形分比が同一でも塗工液の粘度が高くなってし
まい、塗布適性が悪化するという問題を生じる。溶剤の
含有率は、少な過ぎるとリブ材料ペーストの粘度が高く
なりすぎ、ペースト内の気泡を抜くことが困難となる、
レベリング不良により塗布面の平滑性が悪くなる、等の
問題が生じるため好ましくない。逆に多過ぎる場合に
は、分散粒子の沈降が早くなりリブ材料の組成を安定化
することが困難になる、乾燥に多大のエネルギーと時間
を要する、等の問題が生じるため好ましくなく、好適に
は20〜50重量%である。また、一旦フィルム基材上
に形成する場合には5〜40重量%が好ましい。
合には、前記の低融点ガラスフリットをバインダー樹脂
に分散させたガラスペーストが用いられる。一方、電極
を形成するのに用いられる電極用ペーストは、前記低融
点ガラスフリットからなる無機成分、導電性粉体及び熱
可塑性樹脂からなり、必要により増粘剤等の添加剤を含
有する。低融点ガラスフリットとしては、前記した材料
が用いられるが、特に平均粒子径が0.3〜5μmのも
のを使用するとよい。また、導電性粉体としては金、
銀、銅、ニッケル、アルミニウム等が用いられ、平均粒
径0.1〜5μmのものを使用するとよい。導電性粉体
100重量部に対し、低融点ガラスフリットは2〜20
重量部加えるのが好ましい。バインダー樹脂としては、
前記した材料がいずれも使用でき、電極形成用ペースト
中に3〜50重量%、さらには5〜30重量%加えられ
るのが好ましい。
本発明を応用した。
誘電体層を形成した基板を用意した。そして、図2に示
すように、スリット幅が500μmで塗工幅が1mのス
リットを2組有するスロットダイコーター20を使用
し、基板21における誘電体層の上から下記組成A,B
の障壁材料ペーストを一括塗布することにより2層のパ
ターン形成層22,23を積層状態で形成した。乾燥後
の厚みが上層(表面側;黒色)と下層(基板側;白色)
がそれぞれ50μmと120μmになるように吐出量、
塗布速度を調整した。
ィルムレジスト(東京応化工業製「BF−603」)を
ラミネートしてから、線幅80μm、ピッチ250μm
のラインパターンマスクを介して紫外線により露光を行
った。露光条件は365nmで測定した時に強度5mW
/cm2 、照射量400mJ/cm2 である。露光後、
炭酸ナトリウム0.2wt水溶液により液温30℃でス
プレー現像を行った。これにより線幅80μm、ピッチ
250μmのサンドブラスト用マスクが得られた。
サンドブラストマスクを介してサンドブラスト加工を行
って障壁形成層の不要部分を除去した。具体的には、研
磨材としてフジミインコーポレーテッド製「FO#80
0」を使用し、噴射量100g/min、噴射圧力2k
gf/cm2 、基板とノズルの距離120mm、ノズル
のスキャン速度100mm/secの条件でサンドブラ
スト加工を行った。サンドブラスト処理を終了した後、
サンドブラストマスクを水酸化ナトリウム1wt%水溶
液でスプレー剥離した。さらに、ピーク温度580℃、
保持時間15分の条件で焼成を行った。これにより、高
さ120μm、頂部幅50μm、底部幅100μmの2
段障壁がピッチ250μmで形成された。
障壁の間に蛍光面を形成して背面板を完成させ、別途作
製した前面板と合わせてパネル化したところ、コントラ
ストが良好で輝度効率の高いPDPが得られた。
可能なスロットダイコーターを使用し、図3に示すよう
に、50μm厚のPETフィルム24上に下記組成C,
Dの厚膜材料ペーストを一括塗布することにより2層の
パターン形成層25,26を積層し、障壁形成用シート
を形成した。乾燥後の厚みが上層(表面側;白色)と下
層(フィルム側;黒色)がそれぞれ150μmと50μ
mになるように吐出量、塗布速度を調整した。
基板に上記シートをその上層を誘電体層側に向かい合わ
せ加熱圧着してラミネートした。具体的には、オートカ
ットラミネーター(旭化成「ACL−9100」)を使
用し、基板を80℃に加熱した状態でラミネートロール
温度100℃にて転写した。このように2層の障壁形成
層を基板上に一括転写した後、280〜290℃で仮焼
成して可塑剤を除去した。
スト用マスクの形成工程、サンドブラスト加工によるパ
ターニング工程、それに続く焼成工程を行った。このよ
うにして2段障壁を形成した後、障壁の間に蛍光面を形
成して背面板を完成させ、別途作製した前面板と合わせ
てパネル化したところ、コントラストが良好で輝度効率
の高いPDPが得られた。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
では、基板上に複数種類の厚膜材料ペーストを一括塗布
して複数の層を形成した後で、また第2の厚膜パターン
形成方法では、フィルム基材上に複数種類の厚膜材料ペ
ーストを一括塗布して形成した複数の層を基板に一括転
写した後で、それぞれそれらの層のうちの少なくとも1
つ以上の層をパターニングしてから一括焼成するように
したことにより、複数のパターン形成層を同時に塗布す
ることで工程を短縮してコスト低減を図ることができ
る。
では、フィルム基材上に複数種類の厚膜材料ペーストを
一括塗布して複数の層を形成し、それらの層のうちの少
なくとも1つ以上の層をパターニングした後で、フィル
ム基材上の複数の層を基板に一括転写してから一括焼成
するようにしたことにより、この方法によっても複数の
パターン形成層を同時に塗布することで工程を短縮して
コスト低減を図ることができる。
をその前面板と背面板を離間した状態で示す構造図であ
る。
膜材料ペーストを一括塗布する様子を示す説明図であ
る。
の厚膜材料ペーストを一括塗布する様子を示す説明図で
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 同時多層塗布装置を使用して基板上に複
数種類の厚膜材料ペーストを一括塗布することにより複
数の層を積層状態で形成した後、それらの層のうちの少
なくとも1つ以上の層をパターニングしてから一括焼成
することを特徴とする厚膜パターン形成方法。 - 【請求項2】 同時多層塗布装置を使用してフィルム基
材上に複数種類の厚膜材料ペーストを一括塗布すること
により複数の層を積層状態で形成し、次いでフィルム基
材上の複数の層を基板に一括転写した後、それらの層の
うちの少なくとも1つ以上の層をパターニングしてから
一括焼成することを特徴とする厚膜パターン形成方法。 - 【請求項3】 同時多層塗布装置を使用してフィルム基
材上に複数種類の厚膜材料ペーストを一括塗布すること
により複数の層を積層状態で形成し、次いでそれらの層
のうちの少なくとも1つ以上の層をパターニングした
後、フィルム基材上の複数の層を基板に一括転写してか
ら一括焼成することを特徴とする厚膜パターン形成方
法。 - 【請求項4】 同時多層塗布装置としてスロットダイコ
ーターを用いる請求項1〜3の何れかに記載の厚膜パタ
ーン形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9571998A JPH10337524A (ja) | 1997-04-09 | 1998-04-08 | 厚膜パターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9092597 | 1997-04-09 | ||
JP9-90925 | 1997-04-09 | ||
JP9571998A JPH10337524A (ja) | 1997-04-09 | 1998-04-08 | 厚膜パターン形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337524A true JPH10337524A (ja) | 1998-12-22 |
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ID=26432327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9571998A Pending JPH10337524A (ja) | 1997-04-09 | 1998-04-08 | 厚膜パターン形成方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10337524A (ja) |
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